JP2658965B2 - 外部ミラー形イオンレーザ発振器 - Google Patents

外部ミラー形イオンレーザ発振器

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JP2658965B2
JP2658965B2 JP9229095A JP9229095A JP2658965B2 JP 2658965 B2 JP2658965 B2 JP 2658965B2 JP 9229095 A JP9229095 A JP 9229095A JP 9229095 A JP9229095 A JP 9229095A JP 2658965 B2 JP2658965 B2 JP 2658965B2
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JP
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prism
optical axis
type ion
laser oscillator
total reflection
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康 青木
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は外部ミラー形イオンレー
ザ発振器に関し、特に単一波長発振と全波長発振の切替
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の外部ミラー形イオンレーザ発振器
での単一波長発振の構成の一例を図4に縦断面として示
す。
【0003】図4に示した単一波長発振は、レーザ管2
の中心を通る光軸4上に出力ミラー1を配置し、波長を
選択する三角プリズム6はロスを少なくする為に光軸4
に対しブリュースタ角で入射する様に配置されていた。
プリュースタ角は石英を材料とした場合約34°であ
る。ブリュースタ角にて入射した光はプリズム面A9と
プリズム面B10で二度屈折した後全反射ミラー3に入
射し同経路を反射する。レーザ発振を得る為には入射し
た光軸を再び戻らねばならないため全反射ミラー3は入
射角に対し直角に配置しなければならない。よって全反
射ミラー3はレーザ管2の中心からは外れて配置され
る。一方図5に示した全波長発振は波長分離用の三角プ
リズム6は不要となるため、図5に示した様に出力ミラ
ー1と全反射ミラー3はレーザ管2の中心に対し直角に
配置される。
【0004】図4と図5からも明らかな様に二つの発振
方法の間では、三角プリズム6,全反射ミラー3の位置
関係が異なるため、その発振方法の切替には次の様な方
法をとっていた。単一波長発振の場合には通常、三角プ
リズム6と全反射ミラー3は単一波長発振用ミラー支持
部品12にマウントされている。これを全波長発振に切
替える場合は、単一波長発振用ミラー支持部品12を取
り外し、別に準備された全反射ミラー3だけがマウント
された全波長発振用ミラー支持部品13に交換してい
た。
【0005】この説明と図4と図5ではミラー,プリズ
ム,支持部品とそれぞれの固定用のネジ部品は図面の簡
略化のために省略してある。
【0006】また、波長可変方法の別の従来例として特
開昭62−123788号公報に開示された構成があ
り、その一実施例を図6に示す。
【0007】同公報には不安定共振器の外側に、波長選
択面と反斜面を有するプリズムを配置し、プリズムの角
度を変えることによりレーザ媒質の発振波長を選択する
方法が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この従来の外部ミラー
形イオンレーザ発振器では、単一波長発振と全波長発振
の切替に、ミラー支持部品を取り外して、もう一方のミ
ラー支持部品を取り付けるという方法をとっていたた
め、ミラー支持部品の交換作業が煩雑で困難であるとい
う問題と、部品点数が増えるためにコスト高になるとい
った問題があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の外部ミラー形イ
オンレーザ発振器は、光共振器を構成するレーザ管と出
力ミラーと全反射ミラーと、共振器内に配置され、一つ
の面に全反射ミラー用のコーティングを有し、他の二つ
の面で波長選択用のプリズムとして機能するプリズム
と、レーザの光軸の入射面を切替えるための機構とを備
えている。
【0010】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
【0011】図1は本発明の単一波長発振の一実施例の
縦断面図である。
【0012】図7は本実施例に採用されるミラー支持部
品7の斜視図である。
【0013】レーザ管2をはさんで、出力ミラー1とミ
ラー支持部品7にマウントされた四角プリズム5と全反
射ミラー3が配置されている。
【0014】このときの光軸4に対する四角プリズム5
と全反射ミラー3のなす角度は従来技術の図4と同一で
ある。
【0015】ミラー支持部品7は板状の金属が、四角プ
リズム5と全反射ミラー3を先述の角度にて固定できる
様、切削加工され、四角プリズム5と全反射ミラー3が
固定ネジや板バネ等で固定されている。ただし本図では
図面の簡略化より固定ネジや板バネ等を省略している。
【0016】ミラー支持部品7は光軸4よりも数mmズ
レた位置にありかつ光軸4に平行な回転軸8を中心に3
60°回転可能に配設されている。このとき図1の状態
で固定し、以下で説明する図2の状態の少なくとも2ケ
所で固定できる機構を有している(本図面省略)。
【0017】図2は本発明の全波長発振の一実施例の縦
断面図である。
【0018】図3は本発明に用いる四角プリズム5の縦
断面図である。
【0019】四角プリズム5は従来技術の図4と同じ角
度と機能を有するプリズム面A9とプリズム面B10と
全反射ミラー用のコーティングを施した全反射ミラー用
コーティング面11からなる。全反射ミラー用コーティ
ング面11は図1の状態で実装する場合、光軸4に対し
垂直な面として設計する。
【0020】図1の単一波長発振から、図2の全波長発
振に切り替える場合は、ミラー支持部品7を180°回
転させる事により容易に切替ができる。
【0021】実施例2)ミラー支持部品7を図1,2に
おける上下にスライドし固定する事によって、二つの発
振方法を切替える方法も実施例1と同じ効果が有る。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、単一波長
発振に用いるプリズムを四角形とし、本来のプリズムと
して機能する二面の他の一面に全反射ミラー用コーティ
ングを施こし、光軸の入射面を切替える機構を設けるこ
とによって、レーザの単一波長発振と全波長発振の切替
を容易とし、部品点数の削減により安価な外部ミラー形
イオンレーザ発振器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単一波長発振の場合の一実施例の縦断
面図。
【図2】本発明の全波長発振の場合の一実施例の縦断面
図。
【図3】四角プリズムの縦断面図。
【図4】従来の単一波長発振の場合の縦断面図。
【図5】従来の全波長発振の場合の縦断面図。
【図6】特開昭62−123788号公報の一実施例の
縦断面図。
【図7】ミラー支持部品の斜視図。
【符号の説明】
1 出力ミラー 2 レーザ管 3 全反射ミラー 4 光軸 5 四角プリズム 6 三角プリズム 7 ミラー支持部品 8 回転軸 9 プリズム面A 10 プリズム面B 11 全反射ミラー用コーティング面 12 単一波長発振用ミラー支持部品 13 全波長発振用ミラー支持部品

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ管と、前記レーザ管と光共振器を
    構成する出力ミラーと全反射ミラーと波長選択用のプリ
    ズムとを有して構成される外部ミラー形イオンレーザ発
    振器において、前記プリズムの波長選択に用いる2つの
    透過面以外の1つの面に全反射ミラー用のコーティング
    が施こされていることを特徴とする外部ミラー形イオン
    レーザ発振器。
  2. 【請求項2】 前記プリズムの支持部品を光軸に平行な
    軸で回転させることによって光軸上の前記プリズムの透
    過面が前記プリズムの全反射ミラー用コーティング面と
    前記プリズムの波長選択用プリズム面に切替わることを
    特徴とする請求項1記載の外部ミラー形イオンレーザ発
    振器。
  3. 【請求項3】 前記プリズムの支持部品を光軸に垂直な
    軸で回転させることによって光軸上の前記プリズムの透
    過面が前記プリズムの全反射ミラー用コーティング面と
    前記プリズムの波長選択用プリズム面に切替わることを
    特徴とする請求項1記載の外部ミラー形イオンレーザ発
    振器。
  4. 【請求項4】 前記プリズムの支持部品を光軸に垂直な
    面で平行移動させることによって光軸上の前記プリズム
    の透過面が前記プリズムの全反射ミラー用コーティング
    面と前記プリズムの波長選択用プリズム面に切替わるこ
    とを特徴とする請求項1記載の外部ミラー形イオンレー
    ザ発振器。
JP9229095A 1995-04-18 1995-04-18 外部ミラー形イオンレーザ発振器 Expired - Lifetime JP2658965B2 (ja)

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JPH08288575A JPH08288575A (ja) 1996-11-01
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