JP2658820B2 - 長尺材の材料取り出し装置 - Google Patents
長尺材の材料取り出し装置Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば焼鈍炉で熱処理
された小径長尺鋼管を1本づつストレートナーに供給す
べく取り出す装置に関するものである。
された小径長尺鋼管を1本づつストレートナーに供給す
べく取り出す装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、鋼管等の長尺材を1本づつ取り出
す装置としては、ストッパーとキッカーを組み合わせ
たもの、スクリューフィーダ、特開昭51−698
79号公報で提案された装置、等種々の装置がある。
す装置としては、ストッパーとキッカーを組み合わせ
たもの、スクリューフィーダ、特開昭51−698
79号公報で提案された装置、等種々の装置がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、や
の装置ではクロス状に重なっている材料の取り出しはで
きず、また、のスクリューフィーダでは直径が20m
m以下の小径材や腰のない長尺材には適用が困難である
ので、例えば焼鈍炉で熱処理された小径長尺鋼管のよう
に、曲がりが大きい上にクロス状に重なっている材料
を、材料に擦り傷等をつけることなく効率的に1本づつ
取り出すことは実際上は不可能である。
の装置ではクロス状に重なっている材料の取り出しはで
きず、また、のスクリューフィーダでは直径が20m
m以下の小径材や腰のない長尺材には適用が困難である
ので、例えば焼鈍炉で熱処理された小径長尺鋼管のよう
に、曲がりが大きい上にクロス状に重なっている材料
を、材料に擦り傷等をつけることなく効率的に1本づつ
取り出すことは実際上は不可能である。
【0004】本発明は、上記したような従来装置にあっ
た問題点に鑑みてなされたものであり、曲がりが大きい
上にクロス状に重なっている例えば小径長尺鋼管を、効
率的にしかも可及的に擦り傷等をつけないで1本づつ取
り出せる装置を提供することを目的としている。
た問題点に鑑みてなされたものであり、曲がりが大きい
上にクロス状に重なっている例えば小径長尺鋼管を、効
率的にしかも可及的に擦り傷等をつけないで1本づつ取
り出せる装置を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明長尺材の材料取り出し装置は、搬送ライ
ンの所定位置で前記長尺材料を停止させる複数のストッ
パーと、これらストッパーで停止された長尺材料のうち
の複数本を持ち上げてその基端枢支部側へ移動させ、装
置の中央部に配置された後述する取り出し装置に長尺材
料の中央部を押し付ける複数の入口揺動スキッドと、こ
れら入口揺動スキッドによって押し付けられた長尺材料
のうちの1本の中央部を保持し、この中央部のみ下流側
に取り出す取り出し装置と、この取り出し装置による取
り出し時、前記押し付けられた残りの長尺材料を前記入
口揺動スキッド上に払い落とすべく取り出し装置の上方
位置に近接配置された押さえ装置と、前記取り出し装置
の両側に所定の間隔を存して複数対配設され、取り出し
装置によって中央部のみ下流側に取り出した長尺材料を
順次その両端に向かって下流側に取り出してゆく仕分け
キッカーとで構成し、軸と直角方向に搬送されてくる長
尺材料を1本づつ取り出せるようにしているのである。
ために、本発明長尺材の材料取り出し装置は、搬送ライ
ンの所定位置で前記長尺材料を停止させる複数のストッ
パーと、これらストッパーで停止された長尺材料のうち
の複数本を持ち上げてその基端枢支部側へ移動させ、装
置の中央部に配置された後述する取り出し装置に長尺材
料の中央部を押し付ける複数の入口揺動スキッドと、こ
れら入口揺動スキッドによって押し付けられた長尺材料
のうちの1本の中央部を保持し、この中央部のみ下流側
に取り出す取り出し装置と、この取り出し装置による取
り出し時、前記押し付けられた残りの長尺材料を前記入
口揺動スキッド上に払い落とすべく取り出し装置の上方
位置に近接配置された押さえ装置と、前記取り出し装置
の両側に所定の間隔を存して複数対配設され、取り出し
装置によって中央部のみ下流側に取り出した長尺材料を
順次その両端に向かって下流側に取り出してゆく仕分け
キッカーとで構成し、軸と直角方向に搬送されてくる長
尺材料を1本づつ取り出せるようにしているのである。
【0006】
【作用】本発明長尺材の材料取り出し装置では、軸と直
角方向に搬送されてくる長尺材料を、まず取り出す長尺
材料の径に合わせて予め位置設定されたストッパーによ
って搬送ラインの所定位置で停止させる。そして、この
停止させた長尺材料のうちの複数本を複数の入口揺動ス
キッドによって持ち上げ、その基端枢支部側へ移動させ
て長尺材料の中央部を取り出し装置に押し付ける。取り
出し装置は、押し付けられた長尺材料のうちの1本の中
央部を保持し、この中央部のみ下流側に取り出す。この
取り出し時、前記押し付けられた残りの長尺材料は、取
り出し装置の上方位置に近接配置された押さえ装置によ
って入口揺動スキッド上に払い落とされる。取り出し装
置によって中央部のみ下流側に取り出された長尺材料
は、取り出し装置の両側に所定の間隔を存して複数対配
設された仕分けキッカーを、順次その両端に向かって作
動させていくことにより、完全に下流側に取り出され
る。
角方向に搬送されてくる長尺材料を、まず取り出す長尺
材料の径に合わせて予め位置設定されたストッパーによ
って搬送ラインの所定位置で停止させる。そして、この
停止させた長尺材料のうちの複数本を複数の入口揺動ス
キッドによって持ち上げ、その基端枢支部側へ移動させ
て長尺材料の中央部を取り出し装置に押し付ける。取り
出し装置は、押し付けられた長尺材料のうちの1本の中
央部を保持し、この中央部のみ下流側に取り出す。この
取り出し時、前記押し付けられた残りの長尺材料は、取
り出し装置の上方位置に近接配置された押さえ装置によ
って入口揺動スキッド上に払い落とされる。取り出し装
置によって中央部のみ下流側に取り出された長尺材料
は、取り出し装置の両側に所定の間隔を存して複数対配
設された仕分けキッカーを、順次その両端に向かって作
動させていくことにより、完全に下流側に取り出され
る。
【0007】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す1実施例に基
づいて説明する。図1〜図3は本発明長尺材の材料取り
出し装置の全体平面図を3分割して示した図で、図1は
その左側部分、図2は中央部分、図3は右側部分、図4
は本発明長尺材の材料取り出し装置の要部平面図、図5
は入口揺動スキッドの構成図、図6は中央部に配置した
ストッパーの構成図、図7は残りのストッパーの構成
図、図8は押さえ装置の構成を示す正面図、図9は図8
の側面図、図10は仕分けキッカーの構成図、図11は
本発明長尺材の材料取り出し装置の出側に配置したスキ
ッド等の構成図、図12は本発明長尺材の材料取り出し
装置における仕分けキッカーの作動状態を順を追って説
明する図である。
づいて説明する。図1〜図3は本発明長尺材の材料取り
出し装置の全体平面図を3分割して示した図で、図1は
その左側部分、図2は中央部分、図3は右側部分、図4
は本発明長尺材の材料取り出し装置の要部平面図、図5
は入口揺動スキッドの構成図、図6は中央部に配置した
ストッパーの構成図、図7は残りのストッパーの構成
図、図8は押さえ装置の構成を示す正面図、図9は図8
の側面図、図10は仕分けキッカーの構成図、図11は
本発明長尺材の材料取り出し装置の出側に配置したスキ
ッド等の構成図、図12は本発明長尺材の材料取り出し
装置における仕分けキッカーの作動状態を順を追って説
明する図である。
【0008】本発明長尺材の材料取り出し装置は、図1
〜図3に示すように、搬送ライン1の所定位置に設置さ
れ、軸と直角方向に搬送されてくる例えば熱処理された
長尺の小径鋼管2を1本づつ取り出して、次のストレー
トナーに供給するものであり、以下のような構成となっ
ている。
〜図3に示すように、搬送ライン1の所定位置に設置さ
れ、軸と直角方向に搬送されてくる例えば熱処理された
長尺の小径鋼管2を1本づつ取り出して、次のストレー
トナーに供給するものであり、以下のような構成となっ
ている。
【0009】3a・3bは搬送ライン1の所定位置で前
記小径鋼管2を停止させるべく、搬送方向と直角に所定
の間隔を存して配置されたストッパーであり、本実施例
では、装置の中央部に配置するストッパー3aとその他
のストッパー3bとでその構成を異ならせている。
記小径鋼管2を停止させるべく、搬送方向と直角に所定
の間隔を存して配置されたストッパーであり、本実施例
では、装置の中央部に配置するストッパー3aとその他
のストッパー3bとでその構成を異ならせている。
【0010】すなわち、ストッパー3bは、図7に示す
ように、搬送ライン1のフレーム1aにストッパーベー
ス3eの上部を一体的に取り付けるとともに、このスト
ッパーベース3eの上部にストッパープレート3fを枢
支し、このストッパープレート3fを前記ストッパーベ
ース3eの下部に枢支したシリンダ装置3gのロッドの
出退動によってストッパーベース3e上部の枢支部を支
点として起立揺動する構成である。このような構成とし
たのは、剛性のある材料を搬送して本発明装置を使用し
ないときにストッパープレート3fを下げておくためで
ある。
ように、搬送ライン1のフレーム1aにストッパーベー
ス3eの上部を一体的に取り付けるとともに、このスト
ッパーベース3eの上部にストッパープレート3fを枢
支し、このストッパープレート3fを前記ストッパーベ
ース3eの下部に枢支したシリンダ装置3gのロッドの
出退動によってストッパーベース3e上部の枢支部を支
点として起立揺動する構成である。このような構成とし
たのは、剛性のある材料を搬送して本発明装置を使用し
ないときにストッパープレート3fを下げておくためで
ある。
【0011】また、ストッパー3aは、図6に示すよう
に、上記したストッパー3bの構成に加えて、基台3c
に立設した例えばモートルシリンダ装置3hのロッドを
出退動させることにより、同じく基台3cに立設した支
持プレート3iにその途中の屈曲部を枢支されたベルク
ランク3jとこのベルクランク3jの他端に枢支したリ
ンク3kを介して前記したのと同様、基台3cに枢支し
たプレート3dにこれと一体的に取り付けたストッパー
ベース3eを、その枢支部を支点として揺動させ、小径
鋼管2の外径に応じて小径鋼管2の停止位置を調整でき
るように構成している。
に、上記したストッパー3bの構成に加えて、基台3c
に立設した例えばモートルシリンダ装置3hのロッドを
出退動させることにより、同じく基台3cに立設した支
持プレート3iにその途中の屈曲部を枢支されたベルク
ランク3jとこのベルクランク3jの他端に枢支したリ
ンク3kを介して前記したのと同様、基台3cに枢支し
たプレート3dにこれと一体的に取り付けたストッパー
ベース3eを、その枢支部を支点として揺動させ、小径
鋼管2の外径に応じて小径鋼管2の停止位置を調整でき
るように構成している。
【0012】4は前記ストッパー3a・3bで停止させ
られた搬送ライン1上の小径鋼管2のうちの複数本を持
ち上げる入口揺動スキッドであり、搬送方向と直角に所
定の間隔を存して配置されている。この入口揺動スキッ
ド4は、図5に示すように、下流側を枢支したその上面
に擦り傷防止用のナイロンを取り付けたスキッド4aの
上流側を、その下部に枢支したリンク4bを昇降動させ
ることにより前記枢支部を支点として同期して上下方向
に揺動させる構成である。本実施例では、基台4cに設
置したシリンダ装置4dのロッドの水平方向における出
退動を、その途中の屈曲部を枢支されたベルクランク4
eを介して上下方向移動に変換して前記リンク4bを昇
降動させるものを示している。
られた搬送ライン1上の小径鋼管2のうちの複数本を持
ち上げる入口揺動スキッドであり、搬送方向と直角に所
定の間隔を存して配置されている。この入口揺動スキッ
ド4は、図5に示すように、下流側を枢支したその上面
に擦り傷防止用のナイロンを取り付けたスキッド4aの
上流側を、その下部に枢支したリンク4bを昇降動させ
ることにより前記枢支部を支点として同期して上下方向
に揺動させる構成である。本実施例では、基台4cに設
置したシリンダ装置4dのロッドの水平方向における出
退動を、その途中の屈曲部を枢支されたベルクランク4
eを介して上下方向移動に変換して前記リンク4bを昇
降動させるものを示している。
【0013】このような構成の入口揺動スキッド4によ
って、搬送ライン1上の小径鋼管2のうちの複数本を持
ち上げてその下流側へ移動させ、装置の中央部に配置さ
れた後述する取り出し装置5に小径鋼管2の中央部を押
し付けるのである。
って、搬送ライン1上の小径鋼管2のうちの複数本を持
ち上げてその下流側へ移動させ、装置の中央部に配置さ
れた後述する取り出し装置5に小径鋼管2の中央部を押
し付けるのである。
【0014】5は前記した入口揺動スキッド4によって
押し付けられた小径鋼管2のうちの1本の中央部を保持
し、この中央部のみ下流側に取り出す取り出し装置であ
り、図8及び図9に示すように、例えば円周上3等分位
置に小径鋼管2の嵌入用凹部5aaを設けた回転円板5
aと、この回転円板5aを例えば120°づつ回転させ
るモータ5b及びウォーム減速機5cとで構成されてい
る。本実施例では、前記回転円板5a・モータ5b・ウ
ォーム減速機5cを載設したベース5dの一側を枢支
し、このベース5dを前記枢支部を支点としてシリンダ
装置5eのロッドの出退動によって所要角度上下方向に
揺動するように構成し、剛性のある材料を搬送して本発
明装置を使用しないときに回転円板5aを搬送ライン1
より下方に退避できるようにしている。
押し付けられた小径鋼管2のうちの1本の中央部を保持
し、この中央部のみ下流側に取り出す取り出し装置であ
り、図8及び図9に示すように、例えば円周上3等分位
置に小径鋼管2の嵌入用凹部5aaを設けた回転円板5
aと、この回転円板5aを例えば120°づつ回転させ
るモータ5b及びウォーム減速機5cとで構成されてい
る。本実施例では、前記回転円板5a・モータ5b・ウ
ォーム減速機5cを載設したベース5dの一側を枢支
し、このベース5dを前記枢支部を支点としてシリンダ
装置5eのロッドの出退動によって所要角度上下方向に
揺動するように構成し、剛性のある材料を搬送して本発
明装置を使用しないときに回転円板5aを搬送ライン1
より下方に退避できるようにしている。
【0015】6は前記取り出し装置5の上方位置に近接
配置された押さえ装置であり、図8及び図9に示すよう
に、床面に立設された支柱6aに水平面方向の旋回可能
に片持ち支持された水平アーム6bと、この水平アーム
6bの先端下面に取り付けられた押さえ板6cとで構成
され、この押さえ板6cの下面は前記回転円板5aの外
周面と若干の隙間を存するような凹円弧状に形成されて
いる。従って、前記取り出し装置5による小径鋼管2中
央部の取り出し時、前記押し付けられた残りの小径鋼管
2が同時に取り出されようとしても、この押さえ板6c
によって入口揺動スキッド4上に払い落とされることに
なる。なお、本実施例では押さえ装置6を旋回可能とな
し、取り出し装置5修理時の邪魔にならないように構成
したものを示している。
配置された押さえ装置であり、図8及び図9に示すよう
に、床面に立設された支柱6aに水平面方向の旋回可能
に片持ち支持された水平アーム6bと、この水平アーム
6bの先端下面に取り付けられた押さえ板6cとで構成
され、この押さえ板6cの下面は前記回転円板5aの外
周面と若干の隙間を存するような凹円弧状に形成されて
いる。従って、前記取り出し装置5による小径鋼管2中
央部の取り出し時、前記押し付けられた残りの小径鋼管
2が同時に取り出されようとしても、この押さえ板6c
によって入口揺動スキッド4上に払い落とされることに
なる。なお、本実施例では押さえ装置6を旋回可能とな
し、取り出し装置5修理時の邪魔にならないように構成
したものを示している。
【0016】7は前記取り出し装置5の両側に所定の間
隔を存して複数対配設された仕分けキッカーであり、図
10に示すように、後述するスキッド9に一端を回転自
在に枢支したその上面に擦り傷防止用のナイロンを取り
付けた仕分けアーム7aの中途部に、基台7bに立設さ
れたシリンダ装置7cのロッド端を枢支した構成であ
り、図12(a)〜(c)に示すように、取り出し装置
5に一番近い対をなす両側の仕分けキッカー7から順次
両側に向かって作動すべく、シリンダ装置7cのロッド
を出動作させて対をなす仕分けアーム7aを順次その一
端の枢支部を支点として上方向に揺動させ、取り出し装
置5によって中央部のみ下流側に取り出した小径鋼管2
の上流側に残っている部分を順次その両端に向かって下
流側に取り出してゆくのである。
隔を存して複数対配設された仕分けキッカーであり、図
10に示すように、後述するスキッド9に一端を回転自
在に枢支したその上面に擦り傷防止用のナイロンを取り
付けた仕分けアーム7aの中途部に、基台7bに立設さ
れたシリンダ装置7cのロッド端を枢支した構成であ
り、図12(a)〜(c)に示すように、取り出し装置
5に一番近い対をなす両側の仕分けキッカー7から順次
両側に向かって作動すべく、シリンダ装置7cのロッド
を出動作させて対をなす仕分けアーム7aを順次その一
端の枢支部を支点として上方向に揺動させ、取り出し装
置5によって中央部のみ下流側に取り出した小径鋼管2
の上流側に残っている部分を順次その両端に向かって下
流側に取り出してゆくのである。
【0017】なお、図11において、8は前記取り出し
装置5及び仕分けキッカー7によって下流側に取り出さ
れた小径鋼管2を更に下流側に移動させるべくシリンダ
装置8aのロッドの出退動によって上下方向に揺動する
出側揺動スキッドであり、搬送方向と直角に所定の間隔
を存して配置されている。この出側揺動スキッド8は補
助的なもので、出側スキッド9の代わりにチェーンコン
ベア等の強制的に搬送する装置を設置すれば特に必要は
ない。また、10はキッカー11とで対をなす出側調整
ストッパーであり、本発明装置を使用しなくても良い材
料の場合にキッカー11とで材料を1本づつ取り出すも
のである。
装置5及び仕分けキッカー7によって下流側に取り出さ
れた小径鋼管2を更に下流側に移動させるべくシリンダ
装置8aのロッドの出退動によって上下方向に揺動する
出側揺動スキッドであり、搬送方向と直角に所定の間隔
を存して配置されている。この出側揺動スキッド8は補
助的なもので、出側スキッド9の代わりにチェーンコン
ベア等の強制的に搬送する装置を設置すれば特に必要は
ない。また、10はキッカー11とで対をなす出側調整
ストッパーであり、本発明装置を使用しなくても良い材
料の場合にキッカー11とで材料を1本づつ取り出すも
のである。
【0018】本発明長尺材の材料取り出し装置は上記し
たような構成であり、次に本発明装置を用いて小径鋼管
2を1本づつ取り出す場合について説明する。まず取り
出す小径鋼管2の径に合わせてストッパー3aの位置を
予め設定しておく。そして、搬送ライン1上を軸と直角
方向に搬送されてくる小径鋼管2を、この位置設定した
ストッパー3aと残りのストッパー3bとで搬送ライン
1の所定位置で停止させる。
たような構成であり、次に本発明装置を用いて小径鋼管
2を1本づつ取り出す場合について説明する。まず取り
出す小径鋼管2の径に合わせてストッパー3aの位置を
予め設定しておく。そして、搬送ライン1上を軸と直角
方向に搬送されてくる小径鋼管2を、この位置設定した
ストッパー3aと残りのストッパー3bとで搬送ライン
1の所定位置で停止させる。
【0019】次に、この停止させた小径鋼管2のうちの
複数本を入口揺動スキッド4によって持ち上げ、その枢
支部である上流側へ転動させて小径鋼管2の中央部を取
り出し装置5に押し付ける。取り出し装置5は、押し付
けられた小径鋼管2のうちの1本の中央部を回転円盤5
aの凹部5aaに嵌入させて保持した後、回転円盤5a
を120°回転させて小径鋼管2の中央部のみ下流側に
取り出す。この取り出し時、前記押し付けられた残りの
小径鋼管2は、取り出し装置5の上方位置に近接配置さ
れた押さえ装置6によって入口揺動スキッド4上に払い
落とされる。
複数本を入口揺動スキッド4によって持ち上げ、その枢
支部である上流側へ転動させて小径鋼管2の中央部を取
り出し装置5に押し付ける。取り出し装置5は、押し付
けられた小径鋼管2のうちの1本の中央部を回転円盤5
aの凹部5aaに嵌入させて保持した後、回転円盤5a
を120°回転させて小径鋼管2の中央部のみ下流側に
取り出す。この取り出し時、前記押し付けられた残りの
小径鋼管2は、取り出し装置5の上方位置に近接配置さ
れた押さえ装置6によって入口揺動スキッド4上に払い
落とされる。
【0020】取り出し装置5によって小径鋼管2の中央
部のみ下流側に取り出した後、対を成す複数の仕分けキ
ッカー7を、順次その両端に向かって作動させていく。
これによって、小径鋼管2は完全に下流側に取り出され
る。
部のみ下流側に取り出した後、対を成す複数の仕分けキ
ッカー7を、順次その両端に向かって作動させていく。
これによって、小径鋼管2は完全に下流側に取り出され
る。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明長尺材の材
料取り出し装置によれば、曲がりが大きい上にクロス状
に重なっている例えば熱処理後の小径長尺鋼管を、効率
的にしかも可及的に擦り傷等をつけないで1本づつ取り
出すことができる。
料取り出し装置によれば、曲がりが大きい上にクロス状
に重なっている例えば熱処理後の小径長尺鋼管を、効率
的にしかも可及的に擦り傷等をつけないで1本づつ取り
出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明長尺材の材料取り出し装置の全体平面図
を3分割して示した左側部分の図である。
を3分割して示した左側部分の図である。
【図2】本発明長尺材の材料取り出し装置の全体平面図
を3分割して示した中央部分の図である。
を3分割して示した中央部分の図である。
【図3】本発明長尺材の材料取り出し装置の全体平面図
を3分割して示した右側部分の図である。
を3分割して示した右側部分の図である。
【図4】本発明長尺材の材料取り出し装置の要部平面図
である。
である。
【図5】入口揺動スキッドの構成図である。
【図6】中央部に配置したストッパーの構成図である。
【図7】残りのストッパーの構成図である。
【図8】押さえ装置の構成を示す正面図である。
【図9】図8の側面図である。
【図10】仕分けキッカーの構成図である。
【図11】本発明長尺材の材料取り出し装置の出側に配
置したスキッド等の構成図である。
置したスキッド等の構成図である。
【図12】本発明長尺材の材料取り出し装置における仕
分けキッカーの作動状態を順を追って説明する図であ
る。
分けキッカーの作動状態を順を追って説明する図であ
る。
1 搬送ライン 2 小径鋼管 3a ストッパー 3b ストッパー 4 入口揺動スキッド 5 取り出し装置 6 押さえ装置 7 仕分けキッカー
Claims (1)
- 【請求項1】 軸と直角方向に搬送されてくる長尺材料
を1本づつ取り出す装置であって、搬送ラインの所定位
置で前記長尺材料を停止させる複数のストッパーと、こ
れらストッパーで停止された長尺材料のうちの複数本を
持ち上げてその基端枢支部側へ移動させ、装置の中央部
に配置された後述する取り出し装置に長尺材料の中央部
を押し付ける複数の入口揺動スキッドと、これら入口揺
動スキッドによって押し付けられた長尺材料のうちの1
本の中央部を保持し、この中央部のみ下流側に取り出す
取り出し装置と、この取り出し装置による取り出し時、
前記押し付けられた残りの長尺材料を前記入口揺動スキ
ッド上に払い落とすべく取り出し装置の上方位置に近接
配置された押さえ装置と、前記取り出し装置の両側に所
定の間隔を存して複数対配設され、取り出し装置によっ
て中央部のみ下流側に取り出した長尺材料を順次その両
端に向かって下流側に取り出してゆく仕分けキッカーと
で構成したことを特徴とする長尺材の材料取り出し装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22878693A JP2658820B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 長尺材の材料取り出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22878693A JP2658820B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 長尺材の材料取り出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0781764A JPH0781764A (ja) | 1995-03-28 |
JP2658820B2 true JP2658820B2 (ja) | 1997-09-30 |
Family
ID=16881830
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP22878693A Expired - Lifetime JP2658820B2 (ja) | 1993-09-14 | 1993-09-14 | 長尺材の材料取り出し装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2658820B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITUA20164323A1 (it) * | 2016-06-13 | 2017-12-13 | M E P Macch Elettroniche Piegatrici Spa | Apparato e procedimento di manipolazione di prodotti metallici |
-
1993
- 1993-09-14 JP JP22878693A patent/JP2658820B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0781764A (ja) | 1995-03-28 |
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