JP2657963B2 - 充填装置 - Google Patents

充填装置

Info

Publication number
JP2657963B2
JP2657963B2 JP35556392A JP35556392A JP2657963B2 JP 2657963 B2 JP2657963 B2 JP 2657963B2 JP 35556392 A JP35556392 A JP 35556392A JP 35556392 A JP35556392 A JP 35556392A JP 2657963 B2 JP2657963 B2 JP 2657963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plunger
cartridge
storage container
container
filling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP35556392A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06183491A (ja
Inventor
洋二 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
HORIMAA SHISUTEMUZU KK
Original Assignee
HORIMAA SHISUTEMUZU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by HORIMAA SHISUTEMUZU KK filed Critical HORIMAA SHISUTEMUZU KK
Priority to JP35556392A priority Critical patent/JP2657963B2/ja
Publication of JPH06183491A publication Critical patent/JPH06183491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2657963B2 publication Critical patent/JP2657963B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filling Of Jars Or Cans And Processes For Cleaning And Sealing Jars (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、吐出ガンの容器内に
流動性を有する充填物を簡単に充填できる充填装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、吐出ガンは、接着剤、シール材
またはグリース等の流動性を有する充填物を所望の箇所
に塗布または注入するために用いられるものであり、容
器内に充填された充填物を容器に突出形成された吐出口
から吐出することによって塗布または注入するようにな
っている。
【0003】この種の吐出ガンには、容器がガン本体に
固定された固定タイプのものと、容器がガン本体に着脱
自在に取り付けられたカートリッジタイプのものとがあ
るが、容器内の充填物を使い切った場合、前者の固定タ
イプの吐出ガンでは、容器に充填物を再充填している。
一方、後者のカートリッジタイプの吐出ガンでは、充填
物を使い切った容器を廃棄し、新たな容器と交換してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】固定容器タイプの吐出
ガンにおいては、充填物を再充填する場合、吐出ガンの
先端部分に設けられた吐出部を取り外し、そこから充填
物を再充填するようにしているので、作業そのものが面
倒であり、時間がかかるという欠点があった。一方、カ
ートリッジタイプの吐出ガンにおいては、カートリッジ
を使い捨てにしているので、充填作業は不要であるが、
ランニングコストがかかって不経済であるという問題が
あった。そこで、タイプのいかんを問わず、吐出ガンの
容器に充填物を容易に再充填することができる充填装置
の開発が望まれていた。
【0005】この発明は、上記要望に応じてなされたも
のであり、タイプのいかんに拘わらず吐出ガンの容器に
充填物を容易に再充填することができる充填装置を提供
することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、流動性を有する充填物が充填された
容器を有し、この容器に形成された吐出口から充填物を
吐出する吐出ガンの上記容器に吐出口から充填物を充填
する装置であって、フレームと、このフレームに設けら
れ、上面に上部が開口し、内部に上記充填物を収納した
筒状をなす収納容器が載置される支持部と、この支持部
に載置された収納容器の内周に摺動自在に嵌合され、上
記吐出口が密に嵌合される嵌合孔が上下方向に貫通して
形成されたプランジャと、上記フレームに設けられ、上
記プランジャの上方への移動を阻止するプランジャ押え
とを備え、上記支持部と上記プランジャ押えとの少なく
とも一方を上記フレームに対して上下方向へ移動可能に
設けるとともに、この移動可能に設けられた一方を上下
方向へ移動させる移動機構を上記フレームに設けたこと
を特徴とするものである。
【0007】
【作用】移動機構により支持部とプランジャ押えとのい
ずれか一方を他方側へ移動させる。すると、プランジャ
が収納容器に収納された充填物を押圧する。押圧された
充填物は、プランジャの嵌合孔に入り込み、そこから吐
出口を通って吐出ガンの容器内に充填される。
【0008】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図1〜図6に基
づいて説明する。なお、この実施例は、吐出ガンに装着
されたカートリッジ(容器)に充填物としての接着剤を
充填するようにしたものである。まず、吐出ガン1につ
いて図5および図6を参照して説明すると、吐出ガン1
は、ガン本体10と、このガン本体10に対し着脱自在
に装着されるカートリッジ20とから構成されている。
【0009】図5に示すように、カートリッジ20は、
先端に底を有し、後端が開放された円筒状の筒体21を
備えている。この筒体21の底の中央部には、筒体21
の内部に連通した吐出口22が形成されている。この吐
出口22は、図3に示すように、先細りの筒状をなしノ
ズル状に形成されている。また、筒体21の内部には、
可動板23がシール状態にかつ摺動自在に挿入されてお
り、この可動板23を前方へ押し込むと筒体21の内部
に充填された接着剤が吐出口22から吐出されるように
なっている。
【0010】一方、ガン本体10はピストル型をなして
おり、グリップ11と、このグリップ11から前方に延
びるカートリッジ装着部12と、この装着部12に沿っ
て配置されたプッシュロッド13と、このプッシュロッ
ド13を前進させる送り出し機構14と、プッシュロッ
ド13が後退しないように制動する制動機構15とを備
えている。
【0011】装着部12は、グリップ11の先端部に固
定された短円筒状をなす支持筒121と、この支持筒1
2に後端部が固定され、上部が開放した半円筒状をなす
保持半筒122と、この保持半筒122の先端部に固定
されたU字形をなす先端板123とから構成されてお
り、支持筒121と先端板123との間に挿入されたカ
ートリッジ20を半円筒部122で保持するようになっ
ている。
【0012】なお、カートリッジ20の装着部12への
装着は次のようにして行われる。すなわち、カートリッ
ジ20の先端部が後端部より上側に位置するように若干
傾斜させ、その傾斜状態でカートリッジ20の後端部を
支持筒121に挿入する。その後、カートリッジ20の
先端部を下側に回動させ、カートリッジ20の中央部を
保持半筒122に沿わせるとともに、吐出口22を先端
板123から突出させる。
【0013】プッシュロッド13は、カートリッジ20
の可動板23を前方へ押すためのものであり、ロッド部
131と、このロッド部131の先端に固定された押圧
板132とから構成されている。ロッド部131は、図
6に示すように、その先端部がグリップ11の背板部1
11および装着部12の支持筒121を貫通してカート
リッジ20の内部に挿入され、後端部が本体10から外
部に突出せしめられている。押圧板132は、ロッド部
131の先端部に設けられており、カートリッジ20の
可動板23に押し当てられてこれを押動するようになっ
ている。
【0014】なお、プッシュロッド13の押圧板132
は、カートリッジ20を装着する前に予め支持筒121
に突き当たるまで後端側へ移動させておき、カートリッ
ジ20の装着後、前方へ移動させることによって筒部2
1に挿入される。
【0015】送り出し機構14は、プッシュロッド13
を前方へ移動させるためのものであり、図6に示すよう
に、操作レバー141とプッシュプレート142とスプ
リング143とから構成されている。操作レバー141
は、その上端部が支軸144を介してグリップ11に回
動自在に取り付けられている。プッシュプレート142
とスプリング143とは、装着部12の支持筒121と
グリップ11の背板部111との間に配置されており、
プッシュプレート142はスプリング143によって背
板部21に接近する方向へ付勢されている。プッシュプ
レート142には、係合孔145が形成されている。こ
の係合孔145は、ロッド部131より若干大径に形成
されており、この係合孔145にはロッド部131が挿
通されている。また、プッシュプレート142の上端
は、背板部111の上部に固定されたブラケット112
に押し当てられ、プッシュプレート142の下部は操作
レバー141の上部に設けられたピン146に引っ掛け
られている。
【0016】上記構成において、操作レバー141を図
6において矢印A方向に回動させると、プッシュプレー
ト142の下部がピン146によって前方に押される。
これにより、プッシュプレート142がブラケット11
2と接触する上端を支点としてスプリング143の付勢
力に抗して矢印B方向へ回動する。このとき、プッシュ
プレート142は、その係合孔145の下部内面をプッ
シュロッド13に強く押し付けながら回動するため、係
合孔145の内面とプッシュロッド13との間には非常
に大きな摩擦力が生じる。したがって、プッシュプレー
ト142が矢印B方向へ回動すると、それに追随してプ
ッシュロッド13が前進する。プッシュプレート13が
前進すると、押圧板132がカートリッジ20の可動板
23を前進させる。この結果、吐出口21から接着剤が
吐出される。
【0017】なお、上記の状態において操作レバー14
1を放すと、操作レバー141はスプリング143の付
勢力により元の位置まで復帰回動(矢印A方向と逆方向
への回動)する。ただしこのときには、係合孔145の
内面とプッシュロッド13との間に摩擦力が作用するこ
とがなく、しかもプッシュロッド13は次に述べる制動
機構15によって後端側への移動が阻止されている。し
たがって、操作レバー141が復帰回動してもプッシュ
ロッド13が後端側へ移動することはない。
【0018】制動機構15は、上記のように、プッシュ
ロッド13が後端側へ移動しようとするのを阻止するた
めのものであり、図6に示すように、ブレーキレバー1
51とスプリング152とから構成されている。ブレー
キレバー151は板状をなし、その上端部がブラケット
22の後端部に引っ掛けられることにより、その下部が
グリップ20に対して接近離間する方向へ回動可能にな
っている。一方、スプリング152は、ブレーキレバー
151とグリップ11の背板部111との間に設けられ
ており、ブレーキレバー151をグリップ11から離間
する方向へ付勢している。
【0019】上記ブレーキレバー151には、ロッド部
131が挿通される係合孔153が形成されている。こ
の係合孔153は、ロッド部131より若干大径に形成
されており、ブレーキレバー151がスプリング152
によって後方へ付勢されると、係合孔153の下部内面
がロッド部131に強く押し付けられる。そして、それ
らの間に生じる摩擦力によってプッシュロッド13が後
方へ移動するのを阻止するようになっている。
【0020】ただし、上記ブレーキレバー151の下部
を図6において二点鎖線で示すようにスプリング152
の付勢力に抗して前方へ回動させると、上記係合孔15
3の内面がロッド部41から離れる。その結果、係合孔
153とロッド部131との間の摩擦力が小さくなるか
若しくは摩擦力がなくなって非制動状態となり、プッシ
ュロッド13が後方へ移動可能になる。
【0021】次に、充填装置について図1から図4を参
照して説明する。なお、図1はこの発明に係る充填装置
30の正面図であり、図2は同右側面図であり、図3は
要部の拡大断面図である。
【0022】図において符号31はフレームである。こ
のフレーム31は、その上下方向における中間部より若
干下側に水平な支持板311を有している。この支持板
311には、上下方向に延びる支持軸321を有するジ
ャッキ32(移動機構)が設けられている。このジャッ
キ32の入力軸322は、カップリング33、下プーリ
34、ベルト35および上プーリ36を介してハンドル
37によって回動せしめられるようになっており、ハン
ドル37を回動させると、入力軸322と支持軸321
との間に設けられたウオーム機構(図示せず)により、
支持軸321が上下方向へ移動せしめられる。なお、符
号38は、ベルト35の張りを調整するためのアイドラ
プーリである。
【0023】支持軸31の上端部には、載置板(支持
部)39がその中心線を支持軸31の中心線Lと合致さ
せて水平に固定されている。この載置板39の下面に
は、下方に延びる複数の案内ロッド40が固定されてい
る。各案内ロッド40は、支持板311に固定された案
内スリーブ41に挿通されており、これによって載置板
39を上下方向へ円滑に移動させることができるように
なっている。
【0024】また、図4に示すように、載置板39の上
面中央部には、円形の突出部391が形成されている。
この突出部391は、接着剤を収納した収納容器60が
載置されるものであり、収納容器60を単に載置するだ
けで収納容器60の中心線が突出部391の中心線、ひ
いては支持軸31の中心線Lとほぼ合致するようになっ
ている。すなわち、収納容器60は、上部が開放した断
面円形をなすものであり、その下端部周縁には環状突出
部61が形成されている。一方、突出部391は、その
外径が環状突出部61の内径より僅かに小径かほぼ同径
に形成されている。したがって、突出部391に環状突
出部61を嵌め込むようにして収納容器60を載置する
と、収納容器60の中心線が中心線Lと合致する。
【0025】図3に示すように、上記収納容器60の内
部には、プランジャ42が摺動自在に挿入されている。
このプランジャ42は、樹脂または金属等からなるもの
であり、有底短円筒状に形成されている。そして、その
底部中央には、環状突出部421が形成されている。こ
の環状突出部421の中央部には、貫通孔422が形成
されている。この貫通孔422には、ノズルガイド43
が圧入されている。このノズルガイド43は、ゴム等の
弾性材からなるものであり、その中央部には上下に貫通
する嵌合孔431が形成されている。この嵌合孔431
は、上記カートリッジ20に接着剤を充填する際に上記
吐出口22が密に嵌合されるものである。また、ノズル
ガイド43の上部外周面には、鍔部432が形成されて
おり、鍔部431を突出部421の上端面に突き当てる
ことによってノズルガイド43が位置決めされている。
【0026】このように構成されたプランジャ42は、
その底部を下側に向け、かつその外周面が収納容器60
の内周面に密に嵌合した状態で収納容器60に摺動自在
に挿入され、収納容器60内の接着剤上に載置されてい
る。したがって、プランジャ42を収納容器60に対し
て相対的に下方へ移動させると、収納容器60内の接着
剤がプランジャ42によって押圧され、ノズルガイド4
3の嵌合孔431から接着剤が溢れ出ることになる。た
だし、プランジャ42は軽量であり、しかもプランジャ
42の外周面と収納容器60の内周面との間に摩擦抵抗
が作用し、また接着剤には粘性抵抗があるので、プラン
ジャ42がその自重によって下方へ移動することはな
い。
【0027】上記フレーム31は、その上部に上部支持
板312を有している。この支持板312の下面には、
下方向に延びる複数の支持ロッド43が固定されてい
る。各支持ロッド43の下端部には、図3に示すよう
に、円板状をなすプランジャ押え44がその中心線を中
心線Lと一致させて固定されている。このプランジャ押
え44は、プランジャ42の底部に突き当たることによ
り、プランジャ42の上方への移動を阻止し、これによ
って収納容器60が上方へ移動した際に、プランジャ4
2を収納容器60に対して相対的に下方へ移動させるた
めのものである。
【0028】プランジャ押え44の中央部には、プラン
ジャ42の突出部421より大径のねじ孔441が形成
されている。このねじ孔441には、ノズルガイド押え
45が螺合固定されている。このノズルガイド押え45
は、筒状をなすもので、その上端部内周面には、環状の
突出部451が形成されている。この突出部451は、
プランジャ押え44をプランジャ42に突き当てたとき
にノズルガイド43の鍔部432に突き当たるようにな
っており、これによってノズルガイド43が上方へ抜け
るのを防止されている。
【0029】また、ノズルガイド押え45の内径は、ノ
ズルガイド43の鍔部432の外径とほぼ同径に形成さ
れており、しかも下端部内周面には、上方へ向かうにし
たがって小径となるテーパ孔部452が形成されてい
る。したがって、ノズルガイド43の中心線が中心線L
からずれている場合には、プランジャ押え44をプラン
ジャ42に接近させると、ノズルガイド押え45のテー
パ孔部452の内周面がノズルガイド43の鍔部432
に突き当たり、ノズルガイド43をその中心線が中心線
Lと合致するように押し、さらにノズルガイド43およ
びプランジャ42を介して収納容器60を押す。これに
よって、収納容器60が水平方向へ移動せしめられ、そ
の中心線が中心線Lと合致し、ひいてはノズルガイド4
3の嵌合孔431の中心線が中心線Lと合致するように
なる。
【0030】また、図1および図2に示すように、上部
支持板312には、上方に延びるガイドブロック46が
固定されるとともに、ガイドバー47が固定されてい
る。これらガイドブロック46およびガイドバー47
に、ガン本体10に装着されたカートリッジ20を沿わ
せて接触させると、カートリッジ20の吐出口22の中
心線が中心線Lと合致するようになっている。
【0031】ガイドブロック46には、レバー押えピン
48が固定されている。このピン48は、制動機構15
のブレーキレバー151を図6において二点鎖線で示す
位置に固定するためのものであり、カートリッジ20の
吐出口22をノズルガイド43の嵌合孔431に図3に
示す状態まで差し込むと、ブレーキレバー151の湾曲
した部分に係合し、これを二点鎖線で示す状態に維持す
る。
【0032】なお、上述の内容から明らかなように、吐
出ガン1は、吐出口22が嵌合孔431に嵌合され、ブ
レーキレバー151がレバー押えピン48に係合され、
さらにカートリッジ20がガイドブロック46およびガ
イドバー47に沿わせられることにより、充填装置30
に取り付けられており、その取付状態においては、スプ
リング152の付勢力によって吐出口22がノズルガイ
ド43の嵌合孔431に押圧嵌合されている。
【0033】また、ガイドブロック46には、上方に延
びる充填量確認ロッド49が上下方向へ位置調節可能に
設けられている。このロッド49は、カートリッジ20
への接着剤の充填量を確認するためのものである。すな
わち、カートリッジ20内に接着剤を充填すると、充填
量が増大するにしたがってプッシュロッド13が図1に
おいて上方へ移動することになるが、接着剤がカートリ
ッジ20内に所望の量まで充填されたとき、プッシュロ
ッド13の上端部がロッド49の上端部と同一位置に達
するように、ロッド49の位置が調節されている。
【0034】なお、図1および図2において、符号50
は前カバーであり、符号51は前下カバーであり、符号
52は横カバーである。前カバー50は、ヒンジ53を
介してフレーム31に回動可能に取り付けられている。
一方、前下カバー51および横カバー52は、フレーム
31に固定されている。
【0035】次に、上記構成の充填装置30を用いて吐
出ガン1のカートリッジ20に接着剤を充填する場合に
ついて説明する。まず、載置板39に収納容器60を載
置する。収納容器60の載置に際しては、プランジャ押
え44が邪魔にならないよう、載置板39を予め下げて
おく。また、収納容器60には、プランジャ42を挿入
しておく。
【0036】載置板39に収納容器60を載置したら、
ハンドル37を回して載置板39を上方へ移動させ、収
納容器60を上方へ移動させる。すると、ノズルガイド
押え45のテーパ孔部452の内周面がノズルガイド4
3の鍔部432の外周に突き当たる。これによって、収
納容器60の中心線が中心線Lと合致さしめられ、ひい
ては嵌合孔431の中心線が中心線Lと合致せしめられ
る。
【0037】載置板39をさらに上方へ移動させると、
プランジャ42がプランジャ押え44に突き当たる。こ
の結果、収納容器60内の接着剤が押され、接着剤がノ
ズルガイド43の嵌合孔431から溢れ出ようとする
が、接着剤が嵌合孔431から溢れ出る直前に載置板3
9を停止する。
【0038】次に、空のカートリッジ20が装着された
吐出ガン1を充填装置30に取り付ける。この取付に際
しては、まずカートリッジ20をガイドブロック46お
よびガイドバー47に沿わせつつ、吐出口22を嵌合孔
431の上端開口部に挿入する。次に、制動機構15の
ブレーキレバー151をレバー押えピン48に係合さ
せ、制動機構15を解除させる。なお、この状態では、
制動機構15のスプリング152により吐出口22が嵌
合孔431に押圧嵌合されるので、吐出口22と嵌合孔
431との間から接着剤が漏れ出ることはない。
【0039】吐出ガン1の取付が完了したら、ハンドル
37を回して載置板39および収納容器60を上方へ移
動させる。すると、プランジャ42がプランジャ押え4
4によって上方への移動が阻止されているので、プラン
ジャ42が収納容器60に対して相対的に下方へ移動す
る。この結果、収納容器60内の接着剤が押圧される。
そして押圧された接着剤の一部が、ノズルガイド43の
嵌合孔431を通り、吐出口22からカートリッジ20
内に充填される。
【0040】カートリッジ20内に接着剤が充填される
と、充填量の増大に伴ってプッシュロッド13が上方へ
移動する。そして、プッシュロッド13の上端が充填量
確認ロッド49の上端と一致したらハンドル37を停止
し、載置板39および収納容器60の移動を停止させ
る。これによって、カートリッジ20内に所定量の接着
剤が充填される。勿論、ロッド49の上端の位置を適宜
変えることにより、充填量を調節することができる。充
填完了後、吐出ガン1を充填装置30から取り外す。
【0041】なお、他の吐出ガン1のカートリッジ20
に充填する場合には、上記の手順のうちの吐出ガン1の
充填装置30への取付以降の手順を繰り返せばよい。ま
た、収納容器60が空になったら、最初からの手順を繰
り返せばよい。
【0042】上記の充填装置30においては、吐出ガン
1に装着されたカートリッジ20に何等手を加えること
なく、そのまま接着剤を充填することができ、充填を容
易にかつ短時間で行うことができる。この点は、接着剤
を収納する容器が吐出ガンに固定されたタイプのもので
も同様である。また、カートリッジ20に接着剤を充填
することができるので、カートリッジ20を再利用する
ことができる。したがって、ランニングコストを軽減す
ることができる。
【0043】なお、この発明は上記実施例に限定される
ことなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変更
可能である。例えば、上記の実施例においては、収納容
器60が載置される載置板(支持部)39を上方へ移動
させる一方、プランジャ42を位置固定するようにして
いるが、載置板39を位置固定し、プランジャ押え44
およびプランジャ42を下方へ移動させるようにしても
よい。
【0044】また、プランジャ42をプランジャ押え4
4と別体にしているが、プランジャ42をプランジャ押
え44と一体に形成してもよく、あるいはプランジャ4
2をプランジャ押え44に固定するようにしてもよい。
このようにした場合には、上記の実施例ではプランジャ
42が使い捨てになるのに対し、プランジャ42を再利
用することができる。
【0045】さらに、ハンドル37を人手によって回す
ことにより、載置板39を移動させるようにしている
が、ハンドル37に代えてモータ等の駆動源を設置し、
これによって載置板39および収納容器を移動させるよ
うにしてもよい。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の充填装
置によれば、吐出ガンの容器に充填物を極めて簡単に再
充填することができるという優れた効果が得られる。特
に、カートリッジタイプの場合には、カートリッジを吐
出ガンに装着したままの状態で充填物を簡単に再充填す
ることができるので、非常に便利であり、またカートリ
ッジを再利用することができるので、省資源化が達成さ
れるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る充填装置の正面図である。
【図2】上記充填装置の右側面図である。
【図3】上記充填装置の要部拡大断面図である。
【図4】上記充填装置の一部の拡大図である。
【図5】吐出ガンの一例を示す正面図である。
【図6】上記吐出ガンの要部拡大断面図である。
【符号の説明】 1 吐出ガン 10 ガン本体 20 カートリッジ(容器) 22 吐出口 30 充填装置 31 フレーム 32 ジャッキ(移動機構) 39 載置板(支持部) 42 プランジャ 44 プランジャ押え 431 嵌合孔

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流動性を有する充填物が充填された容器
    を有し、この容器に形成された吐出口から充填物を吐出
    する吐出ガンの上記容器に吐出口から充填物を充填する
    装置であって、フレームと、このフレームに設けられ、
    上面に上部が開口し内部に上記充填物を収納した筒状を
    なす収納容器が載置される支持部と、この支持部に載置
    された収納容器の内周に摺動自在に嵌合され、上記吐出
    口が密に嵌合される嵌合孔が上下方向に貫通して形成さ
    れたプランジャと、上記フレームに設けられ、上記プラ
    ンジャの上方への移動を阻止するプランジャ押えとを備
    え、上記支持部と上記プランジャ押えとの少なくとも一
    方を上記フレームに対して上下方向へ移動可能に設ける
    とともに、この移動可能に設けられた一方を上下方向へ
    移動させる移動機構を上記フレームに設けたことを特徴
    とする充填装置。
JP35556392A 1992-12-18 1992-12-18 充填装置 Expired - Fee Related JP2657963B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35556392A JP2657963B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 充填装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35556392A JP2657963B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 充填装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06183491A JPH06183491A (ja) 1994-07-05
JP2657963B2 true JP2657963B2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=18444632

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35556392A Expired - Fee Related JP2657963B2 (ja) 1992-12-18 1992-12-18 充填装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2657963B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4419975A1 (de) * 1994-06-08 1995-12-14 Voith Gmbh J M Sichellose Innenzahnradpumpe mit in die Zahnköpfe eingesetzten, rückseitig über Druckkanäle angesteuerten Dichtelementen
JPH0914152A (ja) * 1995-06-30 1997-01-14 Jatco Corp 内接歯車式回転ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06183491A (ja) 1994-07-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3517668A (en) Multiple dosage veterinary injection gun
EP0247890B1 (en) Ratchet type dispenser for dental materials
US6155463A (en) Viscous material dispenser
US8087550B2 (en) Convertible device for dispensing material having parts that can be retained on the device
US5595327A (en) Caulk gun with tube engaging receptacle
US4223809A (en) Dispensing device
KR101414691B1 (ko) 다성분 화합물을 제조하기 위한 디바이스
US4303110A (en) Toothpaste dispenser
ZA885461B (en) Cartridge magazine for free-flowing substances
JPS61276550A (ja) ペ−スト状材料のための押出し装置及びこのペ−スト状材料を押出すための方法
US3272393A (en) Apparatus and method for precision metering and deposit of viscous materials
JP2657963B2 (ja) 充填装置
US20160310983A1 (en) Plunger for caulking gun
US4633923A (en) Apparatus for filling ink cartridges
JP3059690B2 (ja) アプリケータ
US4735238A (en) Drum filling method and apparatus
US7246726B2 (en) Liquid material delivering method and device therefor
JP4067488B2 (ja) インクカートリッジ
JP5111801B2 (ja) 粘性材料の注出用ディスペンサー
PL372860A1 (en) Dispenser for supplying portions of pasty masses
JPH0596221A (ja) 液体吐出装置
GB2117057A (en) Dispensing viscous material from flexible walled tubes
JP2002207284A (ja) 処理液を処理装置へ配給する方法及び配給装置
JPH06428A (ja) 分配装置
JP3273311B2 (ja) 2液反応硬化型材料の吐出ノズル及び塗布装置

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees