JP2656979B2 - 光ディスク装置のレーザダイオード駆動電流の調整方法 - Google Patents

光ディスク装置のレーザダイオード駆動電流の調整方法

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【発明の詳細な説明】 〔目次〕 概要 産業上の利用分野 従来の技術(第6図) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(第1図) 作用 実施例(第2図〜第5図) 発明の効果 〔概要〕 光ディスク装置のレーザダイオード駆動電流の調整方
法に関し、 レーザダイオードの発光パワー調整を高精度で実行可
能とし、過大な発光パワーを防ぎ、レーザダイオードの
劣化を防止すると共に、エラーを少なくすることを目的
とし、 レーザダイオードの発光量をモニタすると共に、APC
を行う際の調整方法において、光ディスクからの戻り光
がない状態で所定のライト量が得られるようにレーザダ
イオードを発光させ、その時の発光量より減らして、オ
ントラックした場合の発光量となるようにレーザダイオ
ードに供給する電流値を設定し、その後、光ディスクか
らの戻り光がある状態でライト発光前のモニタ電圧と、
ライト発光開始直後のモニタ電圧の差が小さくなるよう
に、レーザダイオードの駆動電流を加減するように構成
する。また、APC時定数を切り換えられるように構成
し、APCの時定数を大きくなるように切換えてライト開
始直後のモニタ電圧を求め、ライト前のモニタ電圧と、
ライト開始直後のモニタ電圧の差が小さくなるようにレ
ーザダイオードの駆動電流を加減して設定するように構
成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光ディスク装置のレーザダイオード駆動電
流の調整方法に関し、更に詳しくいえば、光源として、
レーザダイオードを使用した光磁気ディスク装置等に利
用され、特に、レーザダイオードの劣化を防止すると共
に、精度の高い調整を可能としてエラーレートの悪化を
防止した高ディスク装置のレーザダイオード駆動電流の
調整方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、光磁気ディスク装置等の光源として、レーザダ
イオードが使用されており、該レーザダイオードに対し
てAPC(Automatic Power Control)が行われていた。
そして、光磁気ディスク装置におけるライトパワー調
整は、ディスクを装着しないで行っているのが普通であ
る。
ところが、レーザのライト発光パワーが、ディスク装
着前にライト発光調整で得られたレーザ駆動電流値その
ままでディスク装着した後も駆動すると、ライト発光調
整時の発光パワーより強いパワーで発光するという問題
がある。
即ち、ディスク装着後、フォーカスサーボをかけ、レ
ーザダイオードに戻り光がある状態にすると、ディスク
が無い状態で設定した電流値ではパワーが大きくなりす
ぎ、レーザダイオードの劣化につながる。
第6図は、レーザダイオード駆動電流と発光パワーと
の関係を示した図である。
図において、横軸はレーザダイオード駆動電流、縦軸
はレーザダイオードの光出力(モニタ電圧)であり、R
PWRはリードパワー最適値、WPWR1はライトパワー最適
値、WPWR2はディスク(媒体)装着時のライトパワー、I
WはWPWR1でのライト電流、IRはRPWRでのリード電流を示
す。
例えば、今、ディスクなしの状態で光出力がWPWR1と
なるようにライト電流IWを設定したとする。
この状態でディスクを装着すると、戻り光の影響等に
より、光出力がWPWR2(WPWR2>WPWR1)に増大する。こ
の場合、ライトパワー最適値WPWR1を得るにはiW(iW<I
W)で足りることになる。
リードパワー最適値RPWRを得るに必要なレーザダイオ
ード駆動電流も、ディスクなしではIRでよいが、ディス
クがあると、iR(iR<IR)でよいことになる。
結局、ディスク無しで調整したまま、ディスクを装着
して駆動すると、調整時の発光パワーより強いパワーで
発光することになり、種々の問題が生じる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記のような従来のものにおいては次のような欠点が
あった。
(1) 強いパワーで発光すると、レーザダイオードが
劣化し、寿命が短くなる。
(2) 分解能が悪くなり、エラーが増加する。
(3) APCの動作が不安定となり、発光パワーが変化
する。
本発明は、このような従来の欠点を解消し、レーザダ
イオードの発光パワー調整を高精度で実行可能とし、過
大な発光パワーを防ぎ、レーザダイオードの劣化を防止
すると共に、エラーを少なくすることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図は本発明の原理図であり、以下、この図に基づ
いて本発明の原理を説明する。
第1図Aは、第1発明のフローチャートを示した図で
ある。先ず、光磁気ディスク装置において、ディスクな
し、あるいはディスクがあってもデフォーカス状態にし
てライト電流、モニタ電圧を求める。
そして、求めた値より若干減らした値を設定する。
即ち、その時の発光量より減らして、オントラックし
た場合の発光量となるようにレーザダイオードに供給す
るライト電流値を設定する。
その後、次のようにしてオントラックし、ライト前の
モニタ電圧とライト中のモニタ電圧の差が小さくなるよ
うにライト電流を加減する。
モニタ電圧の読み取りタイミングを合わせるために、
APCの時定数が所定値tになっているか否かを判断し(1
0)、所定の時定数になっていれば、ライト発光前(リ
ード発光時)のモニタ電圧を読み込み、その値をAとす
る(11)。
次に、ライトデータをオンとしてライト発光させ(1
2)、ライト発光時のモニタ電圧を読み込み、その値を
Bとする(13)。
続いて、ライトデータをオフにしてリード発光状態に
戻し(14)、上記AとBとの値を比較して同じ値かどう
かを判断する(15)。
その結果、A=Bでなければ、レーザダイオード駆動
電流値を変更して(16)、上記の過程を繰返すが、A=
Bであれば、この時のライト電流値をセットする(1
7)。
なお、レーザダイオードは、発光時には発振させて駆
動するものであり、ディスクからの反射光(戻り光)が
あると、戻り光によりレーザダイオードの共振状態が強
くなる。従って、ディスクが有る時(戻り光が有る時)
は、ディスクが無い時(戻り光が無い時)に比べて少な
い電流でも十分な発光量を得ることができる。
これは、ライト発光前(リード発光時)でもライト発
光時(又はライト発光後)でも同様に、ディスクが有る
時(戻り光が有る時)は、ディスクが無い時(戻り光が
無い時)に比べて少ない電流でも十分な発光量を得るこ
とができる。
第1図Bは、第2発明のフローチャートを示した図で
ある。
この発明は、上記第1図Aの場合と同様にして時間t
を設定し(20)、ライト前(リード発光時)のモニタ電
圧を読み込み、その値をAとする(21)。
次に、APCの時定数を切換えて大きくし(22)、ライ
トデータをオンしてライト発光状態にし、ライト時のモ
ニタ電圧を読み込み、その値をBとする(24)。
続いて、ライトデータをオフとしてリード発光状態と
し(25)、APCの時定数を元に戻して小さくし(26)、
上記AとBとを比較して同じか否かを判断する(27)。
その結果、A=Bでなければ、レーザダイオード駆動
電流値を変更し(28)、上記の過程を繰返すが、A=B
になると、この時のライト電流をセットする(29)。
なお、前記の説明において、モニタ電圧がA=Bとな
るように制御しているが、その理由は次の通りである。
すなわち、前記制御を行う場合、ライト発光時のレーザ
ダイオードの駆動電流は、リードパワーレベル電流にラ
イトパワーレベル電流分を重畳したものとしている。
一方、レーザダイオードの発光時には、例えば、フォ
トダイオードや抵抗等を使用して前記モニタ電圧A、B
を作成するが、ライト発光時には、前記フォトダイオー
ドに流れるライト発光時の電流を検出し、その電流を基
にライト発光時のモニタ電圧Bを作成している。
すなわち、前記モニタ電圧Bを作成する場合、先ず、
リードパワーレベル電流にライトパワーレベル電流が重
畳しているフォトダイオード電流から、前記ライトパワ
ーレベル電流(ライトパワーレベルの重畳分)を差し引
き、ライト発光時のリードパワーに相当する電流分を求
める。そして、前記求めた電流分を、例えば抵抗により
電圧に変換し、前記モニタ電圧Aを作成する。
従って、前記のように、ライト発光前のモニタ電圧A
と、ライト発光時のモニタ電圧Bが同じ値(A=B)と
なるように制御することができる。つまり、ライト発光
前のモニタ電圧Aとライトが発光時のモニタ電圧Bはレ
ーザダイオードのバラツキ等により変動するので、前記
のようにA=Bとなるように制御を行うものである。
〔作用〕
本発明は上記のように構成したので、次のような作用
がある。
(1) 第1発明においては、回転しているディスク上
で、データライトさせ、ライト前のモニタ電圧値Aとラ
イト中のモニタ電圧値Bを比較し、AとBの差が小さく
なるように、ライト電流分を加減するものである。
このようにしてAPCの再調整を行うことにより、書込
みパワーを最適値に設定できる。
(2) 第2発明においては、フォーカスエントリした
状態で、ディスク上でライト発光させ、ずれ量が最少と
なる様に調整するものである。
この場合、調整の精度を上げるために、APCの時定数
を切換えて行う。
即ち、発光量の調整時、時定数を大きくし、APCの応
答を遅くすることにより、精度良く調整できるものであ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第2図は、本発明の1実施例で用いるレーザダイオー
ドのAPC(自動発光パワー制御)回路を示したものであ
る。
図において、LDはレーザダイオード、PDはフォトダイ
オード、A/Dはアナログ/デジタル変換器、D/A1〜D/A3
はデジタル/アナログ変換器、TR1〜TR7はトランジス
タ、OP1〜OP6はオペアンプ、ASWはアナログスイッチ、R
1〜R21は抵抗、C1〜C3はコンデンサ、VCC、VCTは電源電
圧を示したものである。
上記レーザダイオードLDからの光は、フォトダイオー
ドPDで検知されるようになっている。オペアンプOP1、
コンデンサC3、抵抗R10、R11は、電流電圧変換部を構成
しており、フォトダイオードPDに流れる電流を電圧に変
換する。A/Dは、前記電流電圧変換部の出力電圧(点
の電圧)をデジタル信号に変換し、MPU(マイクロプロ
セッサ)へ送るものである。
リードパワーレベル電流調整器は、トランジスタTR1
と抵抗R3とから成り、レーザダイオードLDからリードパ
ワーレベルの発光がなされるように駆動電流を調整す
る。
ライトパワーレベル電流調整部は、2つのトランジス
タTR2とTR3から成り、レーザダイオードLDからリードパ
ワーレベルに重畳されるライトパワーレベルの発光がな
されるように駆動電流を調整する。また、前記トランジ
スタTR2とTR3とは、差動動作をするように接続されてお
り、高速動作をする。
D/A2は、レーザダイオードLDの出力パワーがライトパ
ワーレベルを示すフォトダイオードPDの電圧となるよう
に、予めMPUから設定されている。
ライトパワーレベル設定部は、トランジスタTR4、オ
ペアンプOP6、抵抗R21、R17〜R20から成り、D/A2に設定
されているライトパワーレベルに応じてレーザ光を出力
するように、ライトパワーレベル電流設定部をセットす
る。
ライトパワーレベル電流差引部は、高速動作をさせる
ために接続された2つのトランジスタTR5、TR6から成
り、リードパワーレベル電流に、ライトパワーレベル電
流が重畳しているフォトダイオード電流からライトパワ
ーレベル電流を差引く。
トランジスタTR7、オペアンプOP5等から成る回路
は、、ライトパワーレベル電流設定部であり、ライトパ
ワーレベル電流差引部の電流を設定するものである。
D/A3は、A/D出力値がリードパワーレベルを示すよう
なフォトダイオード電圧値となるように決定する値をMP
Uから設定するものである。
アナログスイッチASWは、MPUからの指示で開閉され、
閉の場合は、抵抗R1に抵抗R2を並列接続してコンデンサ
C1と共に、時定数を可変する。
オペアンプOP2、OP3等から成る回路は、リードパワー
レベル検出部を構成するものであり、この回路に接続さ
れたD/A1には、レーザダイオードLDの出力パワーがリー
ドパワーレベルを示すフォトダイオードPDの電圧値とな
るように、予めMPUから設定してある。
このような回路により、レーザダイオードLDに対して
APC(自動発光パワー制御)がなされる。
第3図は、実施例の波形説明図(第1発明)である。
(イ)はライトデータを示し、(ロ)はモニタ電圧、
(ハ)はライト電流を示す。前記ライトデータは、第2
図において、トランジスタTR3及びTR5のベースに加え、
その反転したデータであるライトデータはトランジスタ
TR2及びTR6に加える。
また(ロ)のモニタ電圧は、フォトダイオードPDの電
流を電圧に変換した点の電圧を示す。Aはライト前
(リード時)のモニタ電圧でBはライト中のモニタ電圧
である。
先ず、ディスク無し、あるいはディスクがあってもデ
フォーカスの状態にして、ラトト電流、フォトダイオー
ドPDに流れる電流(PIN電流)を求める。
次に、求めたフォトダイオードPDの電流より若干減ら
すように設定する。即ち、ディスクを装着すると、レー
ザダイオードの発光量が増加し、フォトダイオードPDの
電流が増加するから、その分を差し引いて設定する。
その後、オントラック(ディスクを装着してフォーカ
スを合わせる)してライト前のモニタ電圧Aとライト中
のモニタ電圧Bとの差|A−B|が小さくなるようにライト
電流を加減する。
結局、回転しているディスク上でデータライトさせ、
モニタ電圧のA、Bを比較し、その差|A−B|が小さくな
るようにライト電流分を加減して書込みパワーを最適値
にするAPC再調整を実行する。
第4図は、実施例の波形説明図(第2発明)であり、
(イ)はライトデータ、(ロ)はモニタ電圧(第2図
点の電圧波形)を示す。
前記(ロ)の波形は、第3図(ロ)に示したモニタ電
圧を詳細に示したものである。第2図において、アナロ
グスイッチASWがオフ状態でのAPCの時定数τは、τ
=R1C1であり、アナログスイッチASWがオン状態でのAPC
の時定数τは、τ=C1(R1R2)である(τ≫τ
)。
このようにアナログスイッチASWをオン・オフするこ
とにより、APCの時定数が可変でき、モニタ電圧波形は
実線で示した波形と、点線で示した波形のように可変で
きる。
tはMPUの読み込みタイミングを示したものであり、M
PUがライトデータをセットしてからt秒後にモニタ電圧
の読み込みを行うが、この時間tにより、読み込む電圧
値が大きく変化する(特に点線で示したように、時定数
が小さいと変化が大きい)。
また、前記時間tには限界があり、通常の時定数τ
=C1(R1R2)では(ASWがオン)、APCの応答が早いた
め(点線の波形)、実際のずれ量ΔVよりさらに低い電
圧を読み込むことになり、精度良く正規のライト発光パ
ワーに調整できない。
そこで、この調整時、アナログスイッチASWをオフ状
態にしてAPCの時定数を大きく(τ)し、応答を遅く
すれば(実線の波形)、ΔVに近い電圧をMPUが読み込
める。したがって精度良く調整が行える。
ライトパワーを調整する方法としては、デジタル/ア
ナログ変換器D/A1より、APCのリファレンス電圧を加減
するか、または、デジタル/アナログ変換器D/A2よりラ
イト電流を加減することにより行う。
また、精度良く調整するには、時定数を切換える方法
と並行して、A/Dコンバータ及び各D/Aコンバータの分解
能を上げれば、さらに精度が向上する。
なお、APCの時定数を切換えるのに、抵抗値だけを切
換えたが、コンデンサC1の容量を切換えてもよい(C1に
並列または直列にコンデンサを接続して切換える)。
第5図は、実施例のフローチャートを示した図であ
り、第2図のAPC回路を参照しながら説明する。
先ず、トランジスタTR1を駆動してレーザダイオードL
Dを発光させ、APC回路を作動させる。この状態でモニタ
電圧の読み取りタイミング(第4図のt)を合わせるた
め、APC動作が安定し、例えば、APCのタイマーの時定数
が1msecになったかどうかを判定する(100)。
もし1msecになったら、点の電圧を読む。即ち、
点のモニタ電圧をA/Dによりデシタルデータに変換し、
このデータをMPUが読む(101)。
次に、オフトラックか否かを判断し(102)、オフト
ラックであればエラーコードを設定(103)して終了す
る。
しかし、オフトラックでなれけば(オントラックなら
ば)、アナログスイッチASWをオフにしてAPCの時定数を
大きくし(104)、ライト発光させる(105)。
この状態でMPUはA/Dを読み取り点の電圧を取り込む
(106)。
続いてリード発光し(107)、ASWをオンにしてAPCの
時定数を元に戻し(108)、リード時とライト時におけ
るモニタ電圧を比較する(109)。
その結果、両者が同じならば、その時の値をデジタル
/アナログ変換器D/A2にセットする(110)。
しかし、両者の値が異なれば、どちらが大きいかを判
断する(111)。
リード時に読み取ったモニタ電圧をAとし、ライト時
に読み取ったモニタ電圧をBとすれば(第3図参照)、
A>Bの時は、目標値の差(A−B)を求め(112)、
差の絶対値D1=|A−B|を記憶し(113)、その時のライ
ト電流値IW1を記憶し(114)、ライト電流値を増やして
(115)上記Bの値を大きくしD1を小さくし、フラグ
「1」を立て(116)、D/A2にセットする(121)。
また、A<Bの時は、目標値との差を求め(117)、
差の絶対値D2=|B−A|を記憶し、その時のライト電流値
IW2を記憶し(119)、ライト電流値を減らして上記Bの
値を減らし(120)、フラグ「2」を立てて(121)、D/
A2にセットする(121)。
次に、フラグ「1」または「2」が立っているかどう
かを判断し(122、123)、立っていなれけば元に戻るが
フラグが立っていれば、上記D1とD2との比較を行いD1
D2か否かの判断をする(124)。
その結果、D1<D2ならば上記IW1の値をライト電流値
とし(125)、D1<D2でなければ、IW2の値をライト電流
値とする(126)と共に、D/A2にセットする(110)。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば次のような効果
がある。
(1) 実際にデータライトする時と同じ状態で調整を
行うため、正確性が増す。
このため、過大なパワーを出すことがなくなりレーザ
ダイオードの劣化を防げる。
(2) APCの応答を遅くし(時定数を大きくする)、
ずれ量が安定している状態でモニタ電圧を読み込むこと
ができるので、精度の良い調整が可能となる。
(3) 調整が精度良くできるからエラーの発生が減少
する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理図、 第2図は本発明の実施例で用いるレーザダイオードのAP
C回路、 第3図は実施例の波形説明図(第1発明)、 第4図は実施例の波形説明図(第2発明)、 第5図は実施例のフローチャート、 第6図はレーザダイオード駆動電流と発光パワーとの関
係図である。 LD……レーザダイオード PD……フォトダイオード A/D……アナログ/デジタル変換器 D/A1〜D/A3……デジタル/アナログ変換器 OP1〜OP6……オペアンプ TR1〜TR7……トランジスタ ASW……アナログスイッチ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】レーザダイオードの発光量をモニタすると
    共に、該レーザダイオードに対するAPC(自動発光パワ
    ー制御)を行う際の光ディスク装置のAPC再調整方法で
    あって、 光ディスクからの戻り光がない状態で所定のライト発光
    量が得られるように前記レーザダイオードを発光させ、
    その時の発光量より減らして、オントラックした場合の
    発光量となるように前記レーザダイオードに供給する電
    流値を設定し、 その後、光ディスクからの戻り光がある状態で、前記レ
    ーザダイオードのライト前のモニタ電圧と、ライトの発
    光量を光電変換したモニタ電圧を読み取り、ライト前と
    ライト開始直後のモニタ電圧の差が小さくなるように、
    前記レーザダイオードの駆動電流を加減することを特徴
    とする光ディスク装置のレーザダイオード駆動電流の調
    整方法。
  2. 【請求項2】レーザダイオードの発光量をモニタすると
    共に、該レーザダイオードに対するAPC(自動発光パワ
    ー制御)を行う際の、光ディスク装置のレーザダイオー
    ド駆動電流の調整方法において、 APC時定数を切り換えられるように構成し、光ディスク
    からの戻り光がない状態で所定のライト発光量が得られ
    るように前記ダイオードを発光させ、その時の発光量よ
    り減らして、オントラックした場合の発光量となるよう
    に前記ダイオードに供給する電流値を設定し、 その後、光ディスクからの戻り光がある状態で、ライト
    発光前のモニタ電圧を求め、 次に、APCの時定数を通常使用する時の時定数よりも大
    きくなるように切換えてライト開始直後のモニタ電圧を
    求め、 上記ライト前のモニタ電圧と、ライト開始直後のモニタ
    電圧の差が小さくなるように前記レーザダイオードの駆
    動電流を加減して設定することを特徴とする光ディスク
    装置のレーザダイオード駆動電流の調整方法。
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