JPH09265628A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JPH09265628A
JPH09265628A JP8072863A JP7286396A JPH09265628A JP H09265628 A JPH09265628 A JP H09265628A JP 8072863 A JP8072863 A JP 8072863A JP 7286396 A JP7286396 A JP 7286396A JP H09265628 A JPH09265628 A JP H09265628A
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JP
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data
area
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recording power
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JP8072863A
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Masaru Yamaoka
勝 山岡
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高コストの回路を設けなくても光ディスク面
内の記録パワー値の過不足を抑制できるようにする。 【解決手段】 CPU28は、パワーキャリブレーショ
ンエリアに複数レベルの記録パワー値で試し書きし、そ
の試し書きしたエリアからの再生信号に基づいてデータ
記録時の最適記録パワー値を設定し、その設定した最適
記録パワー値を中心にして上記試し書きの記録パワー値
よりも小さいレンジで変化させた複数の記録パワー値を
設定し、その各記録パワー値毎にデータを記録するエリ
アに所定間隔で、データの再生時に影響を及ぼさない程
度の記録時間で書き込みし、その書き込みした各エリア
の再生信号に基づいてデータを記録するエリアに対する
最適記録パワー値を設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、データの書き込
みが可能なCD−R,CD−E,及びMO等の記録媒体
に対するデータの記録及び再生を行なう光ディスク装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の光ディスク装置では、CD−R等
の1回書き込み型の光ディスク,CD−E,及びMO等
の多数回書き込み型の光ディスクにデータを記録する場
合、データ書き込み前に予め行なったパワーキャリブレ
ーションによって求めた最適記録パワー値で書き込む
が、光ディスクの記録領域の位置に応じてその最適記録
パワー値は変化(面内変動)するので、データ書込時に
最適記録パワー値を適宜変えると共に、その変動を所定
の範囲内に抑える制御を行なっている。
【0003】例えば、オレンジブックパート2によって
規定されている光ディスクでは、光ディスクに対する最
適記録パワー値の面内変動を±5%の範囲で許容してい
る。その面内変動を抑制するための制御は、光ディスク
にデータを記録しながらその光ディスクからの戻り光量
の総和信号(「RF信号」と称する)の変化を検出し、
そのRF信号が所定値になるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
光ディスク装置では、上述のデータ記録時の記録パルス
発光時のRF信号を検出するためのRF検出回路を設け
る必要が有り、そのRF信号は記録パルスに応じて変化
するので、そのRF検出回路を高速に動作させる必要が
有った。
【0005】また、データ記録時の記録パルス発光時の
RF信号と再生パワー発光時のRF信号の両方の信号を
1つのRF検出回路で行なうようにすると、かなり大き
なダイナミックレンジが必要になる。例えば、オレンジ
ブックパート2によって規定されている光ディスクでは
リードパワーが0.5mW,ライトパワーが8mWなの
で、通常のものよりも16倍のレンジが必要になる。
【0006】したがって、上記のようなRF検出回路を
設けることにより、光ディスク装置が高コストになり、
容易に小型化できなくなるという問題があった。この発
明は上記の点に鑑みてなされたものであり、高コストの
回路を設けなくても光ディスク面内の記録パワー値の過
不足を抑制できるようにすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、データ記録時の最適記録パワー値を求め
るための試し書きエリアであるパワーキャリブレーショ
ンエリアを有する光ディスクに対してデータの記録及び
再生を行なう光ディスク装置において、上記パワーキャ
リブレーションエリアに複数レベルの記録パワー値で試
し書きし、その試し書きしたエリアからの再生信号に基
づいてデータ記録時の最適記録パワー値を設定する第1
のパワーキャリブレーション手段と、その手段によって
設定した最適記録パワー値を中心にして上記試し書きの
記録パワー値よりも小さいレンジで変化させた複数の記
録パワー値を設定し、その各記録パワー値毎にデータを
記録するエリアに所定間隔で、データの再生時に影響を
及ぼさない程度の記録時間で書き込みし、その書き込み
した各エリアの再生信号に基づいて上記データを記録す
るエリアに対する最適記録パワー値を設定する第2のパ
ワーキャリブレーション手段を設けたものである。
【0008】また、上記データエリアにデータを書き込
むとき、上記第2のパワーキャリブレーション手段によ
ってデータを書き込んだ箇所ではフォーカスサーボ及び
トラックサーボをホールドする手段を設けるとよい。
【0009】あるいは、上記データエリアにデータを書
き込むとき、上記第2のパワーキャリブレーション手段
によってデータを書き込んだ箇所ではフォーカスサーボ
及びトラックサーボのゲインを下げる手段を設けるとよ
い。
【0010】あるいはまた、上記データエリアにデータ
を書き込むとき、上記第2のパワーキャリブレーション
手段によってデータを書き込んだ箇所ではライトパルス
を発光しないようにする手段を設けるとよい。
【0011】この発明による請求項1の光ディスク装置
によれば、パワーキャリブレーションエリアによって設
定した最適記録パワー値に基づいて、データを記録する
エリア毎に最適記録パワー値を求めてデータを記録する
ので、光ディスクの最適記録パワー値の面内変動がある
場合に、光ディスク面内の記録パワー値の過不足を抑制
することができ、データ記録時の記録パルス発光時のR
F信号を検出するためのRF検出回路を設けたり、デー
タ記録時の記録パルス発光時のRF信号と再生パワー発
光時のRF信号の両方の信号を1つのRF検出回路で行
なうようにしたりしなくてもよい。
【0012】また、この発明による請求項2及び3の光
ディスク装置によれば、データエリアにデータを記録す
るときに、パワーキャリブレーションで使用した箇所で
のトラックサーボ及びフォーカスサーボを安定させて、
トラックはずれやフォーカスはずれによる誤った箇所へ
のデータの2重書きを防止することができる。
【0013】さらに、この発明による請求項4の光ディ
スク装置によれば、パワーキャリブレーションで使用し
た箇所へのデータの書き込みを行なわず、より安価な手
段でトラックはずれやフォーカスはずれによる誤った箇
所へのデータの2重書きを防止することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて具体的に説明する。図1は、この発明の一
実施例である光ディスク装置の構成を示すブロック図で
ある。この光ディスク装置は、データ記録時の最適記録
パワー値を求めるための試し書きエリアであるパワーキ
ャリブレーションエリアを有する光ディスクに対してデ
ータの記録及び再生を行なう。
【0015】まず、この光ディスク装置のフォーカスサ
ーボ系とトラッキングサーボ系について説明する。フォ
トディテクタ(PDA)3,PDB4,PDC5,PD
D6は、レーザダイオード(LD)1から光ディスクに
照射したレーザ光の反射光をそれぞれ受光して電流に変
換し、それぞれI/Vアンプ7〜10へ送る。I/Vア
ンプ7〜10は、PDA3〜PDD6から受け取った電
流を電圧に変換し、それぞれサンプルホールド回路11
〜14へ送る。
【0016】サンプルホールド回路11〜14は、それ
ぞれデータのリードモード時にはバッファアンプとして
動作し、データのライトモード時にはライトパルスエン
コーダ19から送られるライトパルスによって各電圧を
サンプルホールドする。そのサンプルホールドのタイミ
ングは、リードパワー出射時の戻り光をサンプルし、ラ
イトパワー出射時にホールドする。
【0017】マトリックスアンプ26は、サンプルホー
ルド回路11〜14の各サンプル信号A,B,C,Dに
基づいてフォーカスエラー信号(A+B)−(C+D)
を求め、それをサーボプロセッサ27へ送る。マトリッ
クスアンプ29は、サンプルホールド回路11〜14の
各サンプル信号A,B,C,Dに基づいてトラックエラ
ー信号(A+C)−(B+D)を求め、それをサーボプ
ロセッサ27へ送る。
【0018】サーボプロセッサ27は、そのフォーカス
エラー信号及びトラックエラー信号に基づいてフォーカ
スサーボ及びトラッキングサーボの位相補償及び引込み
動作を行なう。
【0019】次に、この光ディスク装置のLD1のリー
ドパワー制御系について説明する。PD2は、LD1の
出射パワーをモニタしてI/Vアンプ15へ送る。I/
Vアンプ15は、その出射パワーの電流を電圧に変換し
てサンプルホールド回路16へ送る。
【0020】サンプルホールド回路16は、データのリ
ードモード時にはバッファアンプとして動作し、データ
のライトモード時にはライトパルスエンコーダ19から
送られるライトパルスによってその電圧をサンプルホー
ルドする。そのサンプルホールドのタイミングは、リー
ドパワー出射時の戻り光の電圧をサンプルし、ライトパ
ワー出射時にホールドする。したがって、サンプルホー
ルド回路16から比較回路17へは、ライトパルスのリ
ードパワー出射時の電圧を出力する。
【0021】比較回路17は、サンプルホールド回路1
6から受け取った電圧と、マイクロコンピュータである
CPU28の制御によってD/Aコンバータ22から出
力される基準電圧とを比較し、その比較結果に基づいて
定電流回路18の出力する電流量を制御する。定電流回
路18は比較回路17の制御による電流量をLDドライ
バ23に供給し、LDドライバ23はLD1から出射す
るレーザ光のパワーを制御する。
【0022】次に、この光ディスク装置のLD1のライ
トパワー制御系について説明する。CPU28は後述す
るパワーキャリブレーションによって得られた結果等に
基づいてD/Aコンバータ25へ指示を送り、D/Aコ
ンバータ25はその指示に基づいて定電流回路21から
スイッチングドライバ24へ最適記録パワー値に相当す
る電流を出力するように制御する。スイッチングドライ
バ24は、ライトパルスエンコーダ19から出力される
ライトパルスの発行時のみLD1へ電流を供給するため
のスイッチング制御を行なう。
【0023】そして、この光ディスク装置は、CPU2
8の制御に基づいて光ディスクのパワーキャリブレーシ
ョンエリアによる第1のパワーキャリブレーション処理
で最適記録パワー値を設定し、データの記録時、第1の
パワーキャリブレーション処理で設定した最適記録パワ
ー値に基づいてそのデータを記録するエリアに対する第
2のパワーキャリブレーション処理を行ない、その結果
に基づいてそのエリアの最適記録パワー値を決定し、そ
の最適記録パワー値データを記録する。
【0024】図2は、光ディスクの記録面のフォーマッ
トの説明図である。光ディスクの記録面は、データエリ
ア(DA)と、内周部に最適記録パワー値を求めるとき
の試し書きのためのパワーキャリブレーションエリア
(PCA)とからなる。
【0025】次に、第1のパワーキャリブレーション処
理について説明する。図3は、セクタと記録パワー値と
の関係及びそのセクタとパワーキャリブレーションによ
って得られたβ値との関係の一例を示す線図である。パ
ワーキャリブレーションエリアの15個のセクタにそれ
ぞれL1で示す15通りのライトパワー(記録パワー)
で試し書きをしたとき、L2で示すように各セクタ毎の
β値が得られるので、その各β値に基づいて最適記録パ
ワー値を設定する。
【0026】例えば、パワーキャリブレーションエリア
(PCA)に対する試し書きの記録パワー値のレベル設
定を15通りに設定する。その設定レンジは、光ディス
クの感度のバラツキや光ディスク装置のLD1の波長変
動等の要素を考慮した値にする。オレンジブックに定義
されている光ディスクの場合、4〜8mWの感度のバラ
ツキがあるので、波長変動等を考慮して4〜10mW程
度のレンジで15通りの記録パワー値で試し書きをす
る。
【0027】その後、各試し書きした箇所の再生信号で
あるRF信号をマトリックスアンプ30から取り出し、
それをACカップリング31でDC成分を取り去り、ピ
ークホールド回路32によってピーク値A1を、ボトム
ホールド回路33によってボトム値A2をそれぞれ検出
し、それらをA/Dコンバータ34に入力する。
【0028】CPU28は、A/Dコンバータ34に入
力されたピーク値A1とボトム値A2に基づいて、数1
による演算によって各セクタにおけるβ値を求める。そ
して、オレンジブックの定義に基づいて最適記録パワー
値がβ値が0〜8%の範囲なので、その中心値である4
%に最も近いβ値に対応する記録パワー値を最適記録パ
ワー値P0として設定する。
【0029】
【数1】 β=((A1−A2)/(A1+A2))×100
【0030】次に、第2のパワーキャリブレーション処
理について説明する。図4は、第2のパワーキャリブレ
ーション処理におけるデータの記録位置の一例を示す図
である。CPU28は、例えば、データを記録する前に
データエリアを10等分し、それぞれのエリアの先頭に
シークし、上記第1のパワーキャリブレーション処理に
よって設定された最適記録パワー値P0と、それを中心
にして上記処理で設定した記録パワー値よりも小さいレ
ンジで変化させた記録パワー値P0+P0×10%,P
0−P0×10%とを設定し、各記録パワー値毎にそれ
ぞれ所定間隔で書き込む。
【0031】図4に示すように、フレーム16〜18に
記録パワー値P2=P0−P0×10%で、フレーム3
4〜36に最適記録パワー値P0で、フレーム52〜5
4に記録パワー値P1=P0+P0×10%でそれぞれ
所定長のデータを書き込む。そのデータ長は、データの
再生時に影響を及ぼさない程度の記録時間で書き込み
し、上書きするデータのエラーデータの補正が可能な長
さにする。例えば、2〜3フレーム程度にすると良い。
【0032】その後、CPU28は、書き込んだデータ
の再生信号に基づいて上記数1による演算で各記録パワ
ー値P2,P0,P1の各β値β2,β0,β1を求
め、その各β値とオレンジブックの定義による目標値で
あるβ(=4%)に基づいて数2による演算でこのデー
タエリアにおける最適記録パワー値を決定する。
【0033】β0=βのときは、数2の(1)に示すよ
うに、このデータエリアにおける最適記録パワー値P=
P0に決定する。β0>βのときは、このデータエリア
における最適記録パワー値Pを数2の(2)に示すよう
な演算で得られる値に決定する。β0<βのときは、こ
のデータエリアにおける最適記録パワー値Pを数2の
(3)に示すような演算で得られる値に決定する。
【0034】
【数2】 P=P0 …(1) P=(β0−β)×((P1−P0)/(β1−β0))…(2) P=(β−β0)×((P0−P2)/(β0−β2))…(3)
【0035】P0:第1のパワーキャリブレーション処
理で設定した最適記録パワー値 P1:第2のパワーキャリブレーション処理における書
き込み時の記録パワー値のP0+P0×10% P2:第2のパワーキャリブレーション処理における書
き込み時の記録パワー値のP0−P0×10%
【0036】β:オレンジブックで定義されている目標
β値(4%) β0:P0でライトしたエリアのポイントからの再生信
号によって求めたβ値 β1:P1でライトしたエリアのポイントからの再生信
号によって求めたβ値 β2:P2でライトしたエリアのポイントからの再生信
号によって求めたβ値
【0037】すなわち、図1の破線枠35の各部が、パ
ワーキャリブレーションエリアに複数レベルの記録パワ
ー値で試し書きし、その試し書きしたエリアからの再生
信号に基づいてデータ記録時の最適記録パワー値を設定
する第1のパワーキャリブレーション手段と、その手段
によって設定した最適記録パワー値を中心にして上記試
し書きの記録パワー値よりも小さいレンジで変化させた
複数の記録パワー値を設定し、その各記録パワー値毎に
データを記録するエリアに所定間隔で、データの再生時
に影響を及ぼさない程度の記録時間で書き込みし、その
書き込みした各エリアの再生信号に基づいて上記データ
を記録するエリアに対する最適記録パワー値を設定する
第2のパワーキャリブレーション手段の機能を果たす。
【0038】このようにして、光ディスクの最適記録パ
ワーの面内変動がある場合でも、データエリアの複数箇
所毎にそれぞれ最適記録パワー値を求めてデータを記録
するので、光ディスク面内の記録パワー過不足を抑制す
ることができる。さらに、データ記録時の記録パルス発
光時のRF信号を検出するためのRF検出回路を設け
て、そのRF検出回路を高速に動作させたり、データ記
録時の記録パルス発光時のRF信号と再生パワー発光時
のRF信号の両方の信号を1つのRF検出回路で行なわ
なくて良いので、装置のコストダウンと小型化を容易に
実現できる。
【0039】次に、その他の実施形態について説明す
る。図5は、この発明のその他の実施形態の主要部を示
すブロック図である。この実施形態の光ディスク装置で
は、図1に示した光ディスク装置のマトリックスアンプ
26,29とサーボプロセッサ27との間にローパスフ
ィルタとバッファアンプとサンプルホールド回路36を
設けている。
【0040】マトリックスアンプ26と29からそれぞ
れ出力されたフォーカスエラー信号とトラックエラー信
号を、抵抗R1,コンデンサC1,抵抗R2及びコンデ
ンサC2で構成されるローパスフィルタを通ってノイズ
除去を行なった後、バッファアンプOP1,OP2を通
り、スイッチS1,コンデンサC3及びバッファアンプ
OP3、スイッチS2,コンデンサC4及びバッファア
ンプOP4で構成されるサンプルホールド回路36に入
力する。
【0041】そして、データの記録時、第2のパワーキ
ャリブレーション処理を行なったエリアのポイントで、
CPU28はゲインコントロール信号を出力してスイッ
チS1,S2をオフし、スイッチS1,S2のオン状態
の時のフォーカスエラー信号とトラックエラー信号を保
持し、サーボプロセッサ27によるフォーカスサーボと
トラックサーボの制御を維持する。そのスイッチS1,
S2をオフからオンに切換えるタイミング信号は、第2
のパワーキャリブレーション処理を行なったエリアのポ
イントを通り過ぎた後の時間にする。
【0042】すなわち、上記サンプルホールド回路36
が、データエリアにデータを書き込むとき、上記第2の
パワーキャリブレーション処理によってデータを書き込
んだ箇所ではフォーカスサーボ及びトラックサーボをホ
ールドする手段の機能を果たす。
【0043】このようにして、データエリアにデータを
記録するときに、パワーキャリブレーションで使用した
箇所でのトラックサーボ及びフォーカスサーボを安定さ
せて、トラックはずれやフォーカスはずれによる誤った
箇所へのデータの2重書きを防止することができる。
【0044】次に、またその他の実施形態について説明
する。図6は、この発明のその他の実施形態の主要部を
示すブロック図である。この実施形態の光ディスク装置
では、図1に示した光ディスク装置のマトリックスアン
プ26,29とサーボプロセッサ27との間にローパス
フィルタとゲイン切替回路37を設けている。
【0045】マトリックスアンプ26と29からそれぞ
れ出力されたフォーカスエラー信号とトラックエラー信
号を、抵抗R1,コンデンサC1,抵抗R2及びコンデ
ンサC2で構成されるローパスフィルタでノイズを除去
し、サーボプロセッサ27に入力する。
【0046】そして、データの記録時、第2のパワーキ
ャリブレーションを行なったエリアのポイントの直前
で、CPU28はゲインコントロール信号を出力してス
イッチS3,S4をオンし、フォーカスエラー信号とト
ラックエラー信号の高域のゲインを下げ、サーボプロセ
ッサ27によるフォーカスサーボとトラックサーボの安
定を図る。そのスイッチS3,S4をオンからオフにす
るタイミングは、第2のパワーキャリブレーション処理
を行なったエリアのポイントを通りすぎた後の時間にす
る。
【0047】すなわち、データエリアにデータを書き込
むとき、上記第2のパワーキャリブレーション手段によ
ってデータを書き込んだ箇所ではフォーカスサーボ及び
トラックサーボのゲインを下げる手段の機能を果たす。
【0048】このようにして、データエリアにデータを
記録するときに、パワーキャリブレーションで使用した
箇所でのトラックサーボ及びフォーカスサーボを安定さ
せて、トラックはずれやフォーカスはずれによる誤った
箇所へのデータの2重書きを防止することができる。
【0049】次に、さらにその他の実施形態について説
明する。図7は、この発明のその他の実施形態の主要部
を示すブロック図である。この実施形態の光ディスク装
置では、図1に示した光ディスク装置のライトパルスエ
ンコーダ19とスイッチングドライバ24との間にスイ
ッチS5と抵抗R3からなるスイッチング回路38を設
けている。
【0050】データの記録時、第2のパワーキャリブレ
ーション処理を行なったエリアのポイントで、その記録
ポイントがくる直前、CPU28はゲインコントロール
信号を出力してスイッチS5をオンし、記録データの記
録パルスが発光されないように制御する。したがって、
データの2重書きを防止する。そのスイッチS5をオン
からオフにするタイミング信号は、第2のパワーキャリ
ブレーションを行なったエリアのポイントを過ぎた後に
する。
【0051】すなわち、データエリアにデータを書き込
むとき、上記第2のパワーキャリブレーション処理によ
ってデータを書き込んだ箇所ではライトパルスを発光し
ないようにする手段の機能を果たす。このようにして、
パワーキャリブレーションで使用した箇所へのデータの
書き込みを行なわず、より安価な手段でトラックはずれ
やフォーカスはずれによる誤った箇所へのデータの2重
書きを防止することができる。
【0052】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明によ
る光ディスク装置によれば、高コストの回路を設けなく
ても光ディスク面内の記録パワー値の過不足を抑制する
ことができ、装置の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である光ディスク装置の構
成を示すブロック図である。
【図2】光ディスクの記録面のフォーマットの説明図で
ある。
【図3】セクタと記録パワー値との関係及びそのセクタ
とパワーキャリブレーションによって得られたβ値との
関係の線図である。
【図4】図1の光ディスク装置における第2のパワーキ
ャリブレーション処理によるデータの記録位置の一例を
示す図である。
【図5】この発明の他の実施形態の主要部を示すブロッ
ク図である。
【図6】この発明のまた他の実施形態の主要部を示すブ
ロック図である。
【図7】この発明のさらに他の実施形態の主要部を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1:LD 2:PD 3:PDA 4:PDB 5:PDC 6:PDD 7〜10,15:I/Vアンプ 11〜14,16:サンプルホールド回路 17:比較回路 18,21:定電流回路 19:ライトパルスエンコーダ 22,25:D/Aコンバータ 23:LDドライバ 24:スイッチングドライバ 26,29,30:マトリックスアンプ 27:サーボプロセッサ 28:CPU 31:ACカップリング 32:ピークホールド回路 33:ボトムホールド回路 34:A/Dコンバータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記録時の最適記録パワー値を求め
    るための試し書きエリアであるパワーキャリブレーショ
    ンエリアを有する光ディスクに対してデータの記録及び
    再生を行なう光ディスク装置において、 前記パワーキャリブレーションエリアに複数レベルの記
    録パワー値で試し書きし、該試し書きしたエリアからの
    再生信号に基づいてデータ記録時の最適記録パワー値を
    設定する第1のパワーキャリブレーション手段と、 該手段によって設定した最適記録パワー値を中心にして
    前記試し書きの記録パワー値よりも小さいレンジで変化
    させた複数の記録パワー値を設定し、該各記録パワー値
    毎にデータを記録するエリアに所定間隔で、データの再
    生時に影響を及ぼさない程度の記録時間で書き込みし、
    該書き込みした各エリアの再生信号に基づいて前記デー
    タを記録するエリアに対する最適記録パワー値を設定す
    る第2のパワーキャリブレーション手段とを設けたこと
    を特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光ディスク装置におい
    て、 前記データエリアにデータを書き込むとき、前記第2の
    パワーキャリブレーション手段によってデータを書き込
    んだ箇所ではフォーカスサーボ及びトラックサーボをホ
    ールドする手段を設けたことを特徴とする光ディスク装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の光ディスク装置におい
    て、 前記データエリアにデータを書き込むとき、前記第2の
    パワーキャリブレーション手段によってデータを書き込
    んだ箇所ではフォーカスサーボ及びトラックサーボのゲ
    インを下げる手段を設けたことを特徴とする光ディスク
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光ディスク装置におい
    て、 前記データエリアにデータを書き込むとき、前記第2の
    パワーキャリブレーション手段によってデータを書き込
    んだ箇所ではライトパルスを発光しないようにする手段
    を設けたことを特徴とする光ディスク装置。
JP8072863A 1996-03-27 1996-03-27 光ディスク装置 Pending JPH09265628A (ja)

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JP (1) JPH09265628A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100326338B1 (ko) * 1999-09-18 2002-03-08 구자홍 광기록매체의 최적 기록방법

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KR100326338B1 (ko) * 1999-09-18 2002-03-08 구자홍 광기록매체의 최적 기록방법

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