JP2656873B2 - たたきマッサージ機 - Google Patents

たたきマッサージ機

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JP2656873B2
JP2656873B2 JP5265892A JP5265892A JP2656873B2 JP 2656873 B2 JP2656873 B2 JP 2656873B2 JP 5265892 A JP5265892 A JP 5265892A JP 5265892 A JP5265892 A JP 5265892A JP 2656873 B2 JP2656873 B2 JP 2656873B2
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和嗣 林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、肩こりなどに適用さ
れるたたきマッサージ機に関するものである。
【0002】
【従来技術】第1の従来例(たとえば特公昭54-38833
号) を図9および図10に示す。すなわち、70は電源
スイッチ、71は肩や腰などの被たたき部に当接するた
たき部材であるたたき玉、72は電磁ソレノイド75を
収納したヘッド部、73はたたき玉71を連結した電磁
ソレノイド75のプランジャ、74は駆動回路76を収
納した把手部、77は電磁ソレノイド75を励磁しない
時にたたき玉71を進出するためのばね、78はヘッド
部72と把手部74を弾性的に連結する部材である。こ
のマッサージ機は、駆動回路76の動作により、電磁ソ
レノイド75にパルス電圧を印加して、プランジャ73
を駆動したたき玉71を進出動作させることにより被た
たき部をたたいてたたきマッサージを行う。
【0003】第2の従来例(たとえば特公昭55-26861
号) は、図11および図12に示すように、プランジャ
73の後退位置でオンとなる位置検出スイッチ79を電
源スイッチ70に直列に接続している。 第3の従来例(特公平3-048826号) は、図13に示すよ
うに電磁ソレノイド75の駆動回路76の可変抵抗80
によりサイリスタ81の導通状態になる位相角を可変に
してたたき強さを可変にし、可変抵抗82によりサイリ
スタ81が導通状態になる時間間隔(たたき速さ)を可
変にしている。83は電源である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】第1の従来例は、肩や
腰などをたたきマッサージする場合、把手部74を把持
し、電源スイッチ70により電源をオンにして、たたき
玉71が肩などに当接するようにヘッド部72の位置を
調整し、その部位をたたきマッサージする。この場合、
たたき玉71を肩などに押し当てない無負荷時にはプラ
ンジャ73やたたき玉71を含む可動部の自重によるば
ね77のたわみ量が全ストロークよりも小さく、またた
たき玉71を肩などに当てた有負荷時には電磁ソレノイ
ド75やヘッド部72を含む固定部の自重によるばね7
7のたわみ量をプランジャ73の全ストロークと同等ま
たはそれ以上としているので、有負荷時には通常どおり
たたき動作するが、無負荷時には可動部の変位が小さく
そのため衝撃音が小さくなり騒音が低減されている。
【0005】しかし、有負荷および無負荷に関係なく電
磁ソレノイド75に供給される入力電力は同じであるの
で、無負荷時の騒音低減に限度があり、電磁ソレノイド
75の効率を向上するに従い騒音が大きくなり、さらに
動作音の低減のための防音弾性体への衝撃が大きくなり
寿命が短くなるなどの問題があった。第2の従来例は、
電磁ソレノイド75のプランジャ73に関連する位置検
出スイッチ79を電源スイッチ70に直列に接続するこ
とにより、たたき部材71が肩などに当たらない無負荷
時には位置検出スイッチ79はオフとなり、このため図
12に示すようにたたき動作が行われず、そのため空打
ちが無くなり騒音を低減できる。一方、たたき部材71
が肩などに当たる有負荷時には位置検出スイッチ79は
オンとなるので通常どおりたたき動作ができる。
【0006】しかし、電源スイッチ70と位置検出スイ
ッチ79を直列に接続しているため、たたき速さは位置
検出スイッチ79のオンオフにより決まりたたき速さを
任意設定できない。また通常の使用により位置検出スイ
ッチ79が毎回オンオフして電源を入切することにより
寿命的に問題となる。さらに使用者は通常無負荷での動
作を確認して使用するが、この従来例は無負荷時には電
源が入らないので使用者は故障していると勘違いしやす
いという問題があった。
【0007】第3の従来例は、可変抵抗80によりサイ
リスタ81の導通状態になる位相角を可変にして電磁ソ
レノイド75に印加するパルス時間幅を可変にし、これ
によりたたき強さを可変にし、可変抵抗82によりサイ
リスタ81が導通状態になる時間間隔(たたき速さ)を
可変にしていたが、可変抵抗80により使用者がたたき
強さを調整するのは使用者にとって煩雑であるなどの問
題があった。
【0008】したがって、この発明の目的は、無負荷時
にたたき部材が動作を停止することなく、無負荷時の騒
音を低減することができるたたきマッサージ機を提供す
ることである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1のたたきマッサ
ージ機は、被たたき部に当接するたたき部材と、このた
たき部材を連結したプランジャを有する電磁ソレノイド
と、前記たたき部材を進出する方向に付勢するばねと、
このばねのばね力に抗して前記たたき部材が後退した位
置を検出する位置検出手段と、前記電磁ソレノイドに周
期的に電圧を印加するものであって前記位置検出手段で
前記たたき部材の前記位置を検出したときの前記電圧よ
りも検出しないときの前記電圧を小さく制御する駆動回
路とを備えたものである。
【0010】請求項2のたたきマッサージ機は、請求項
1において、前記位置検出手段が前記たたき部材が後退
した位置でハイおよびロウの一方になり、前記たたき部
材が進出した位置でその他方になり、前記駆動回路は前
記たたき部材の進出側の前記位置検出手段の出力信号で
小さくなるパルス電圧を前記電磁ソレノイドに印加する
ものである。
【0011】請求項3のたたきマッサージ機は、請求項
1において、前記位置検出手段が前記たたき部材の後退
位置と進出位置との間を連続的に変化した出力信号を出
力するものであり、前記駆動回路は前記たたき部材の進
出側の出力信号ほどパルス幅が漸次小さいパルス電圧を
前記電磁ソレノイドに供給するものである。
【0012】
【作用】請求項1のたたきマッサージ機によれば、位置
検出手段でたたき部材を検出した場合には駆動回路によ
り大きい電圧が電磁ソレノイドに印加され、位置検出手
段でたたき部材を検出しない場合には駆動回路により小
さい電圧が電磁ソレノイドに印加される。したがって、
たたき部材を被たたき部に押し当てたときは駆動回路に
より電磁ソレノイドに大きい電圧が印加されかつ任意に
設定されたたたき速さで被たたき部がたたきマッサージ
される。一方、たたき部材を被たたき部に押し当てない
場合には駆動回路により小さい電圧が電磁ソレノイドに
印加されるので、無負荷時の空内ちによるたたき部材の
騒音を低減でき、しかも無負荷時にたたき部材が動作を
停止しないので故障したと勘違いされることもない。
【0013】請求項2のたたきマッサージ機によれば、
請求項1において、前記位置検出手段が前記たたき部材
が後退した位置でハイおよびロウの一方になり、前記た
たき部材が進出した位置でその他方になり、前記駆動回
路は前記たたき部材の進出側の前記位置検出手段の出力
信号で小さくなるパルス電圧を前記電磁ソレノイドに印
加するため、請求項1と同作用がある。
【0014】請求項3のたたきマッサージ機によれば、
請求項1において、前記位置検出手段が前記たたき部材
の後退位置と進出位置との間を連続的に変化した出力信
号を出力するものであり、前記駆動回路は前記たたき部
材の進出側の出力信号ほど漸次パルス幅が小さいパルス
電圧を前記電磁ソレノイドに供給するため、請求項1と
同作用のほか、たたき部材を被たたき部に押圧する押圧
力を使用者自らが調整することによりたたき強さを変化
できる。
【0015】
【実施例】この発明の第1の実施例を図1ないし図4に
より説明する。すなわち、このたたきマッサージ機は、
図1に示すように、電磁ソレノイド1と、たたき部材3
と、位置検出手段6と、ばね24と、駆動回路28とを
有する。実施例では電磁ソレノイド1などがヘッドカバ
ー2に収納され、駆動回路28が把手部5に収納され、
ヘッドカバー2と把手部5との間が連結部4で連結され
ている。また把手部5に電源スイッチ26,位置検出手
段6およびたたき速さ等の設定部60が設けられてい
る。62は電源コード27に接続されたプラグである。
【0016】たたき部材3は図2に示すように被たたき
部7に当接して使用する。電磁ソレノイド1はたたき部
材3を連結したプランジャ14を有する。実施例では公
知であるが、プランジャ14を摺動自在に通すコイル枠
(図示せず)と、コイル枠に巻装した励磁コイルと、プ
ランジャ14に対向して励磁によりプランジャ14を吸
引する鉄心部と、コイル枠の側部に配設されたヨーク8
により構成されている。またプランジャ14のたたき部
材3の連結側が突出する電磁ソレノイド1の前端部にた
たき部材3の後退動作時の衝撃音を吸収するための防音
ゴム等の防音弾性体23を設けている。一方、プランジ
ャ14のたたき部材3の連結側と反対側が外方に突出
し、その突出部にストッパ用の係止つば18を設け、係
止つば18と電磁ソレノイド1のヨークとの間に衝撃音
を吸収するための防音ゴム等の防音弾性体19を設けて
いる。
【0017】ばね24はたたき部材3を突出する方向に
付勢する。実施例はコイルばねを用い、プランジャ14
に通して防音弾性体23とたたき部材3との間に介在し
ている。位置検出手段6はばね24のばね力に抗してた
たき部材3が後退した位置を検出する。実施例の位置検
出手段6はリミットスイッチを用い、図2に示すように
たたき部材3を被たたき部7にばね24に抗して押し当
てたときにプランジャ14の後端部で位置検出手段6を
押してオンにになるようにしている。一方、無負荷時の
動作すなわち空打ちのときはばね24によりたたき部材
3が進出してプランジャ14も進出しているので、その
後端部が位置検出手段6を押さず位置検出手段6はオフ
になっている。
【0018】駆動回路28は電磁ソレノイド1に周期的
に電圧を印加するものであって位置検出手段6でたたき
部材3の前記位置を検出したときの電圧よりも検出しな
いときの電圧を小さく制御する。この駆動回路28はた
たき部材3による1回のたたき動作について複数のパル
ス電圧を電磁ソレノイド1に印加するものである。図3
において、R1,R2は過電流が流れると溶けて電路を
切断する過電流保護用ヒューズ抵抗、ZnR,C1はサ
ージ吸収素子、THは電磁ソレノイド1が異常発熱した
とき電流を切断するサーモスイッチである。ダイオード
D1,抵抗R3,R8、コンデンサC5,C2、ツェナ
ーダイオードZD1により駆動回路28の電源回路を構
成している。Vはその出力端であり、接続を図示しない
がこの出力端と同じ記号の入力端に接続されている。ダ
イオードD2、抵抗R4,R9、コンデンサC10、ツ
ェナーダイオードZD2、トランジスタQ1によりゼロ
クロス検出手段を構成し、交流電源のゼロクロスに同期
した方形波を発生させマイコンCPUに入力する。抵抗
R17,R18、ツェナーダイオードZD3、トランジ
スタQ3により駆動回路28の投入直後および電源切断
時にマイコンCPUをリセット(初期化)するリセット
回路を構成している。トランジスタQ2、抵抗R5,R
6、コンデンサC3によりサイリスタSCRにゲート信
号を入力するゲート出力手段を構成している。抵抗R
7、コンデンサC4によりサイリスタSCRの保護用サ
ージ吸収回路を構成している。X1はセラミック発振
子、C6はコンデンサ、R10は抵抗である。
【0019】ここで、位置検出手段6はその信号をマイ
コンCPUに入力することにより、信号のオンオフに基
づいてサイリスタSCRを駆動するゲート出力手段の出
力信号の、交流電源のゼロクロスポイントからの遅れ時
間をマイコンCPUのタイマーによりカウントして、位
置検出手段6の信号がオンすなわちロウの場合には遅れ
時間TDa、信号がオフすなわちハイの場合には遅れ時
間TDb(>TDa)となるように構成している。これ
により電磁ソレノイド1に印加するパルス幅は図4の
(a),(b)の斜線で示すように位置検出手段6の信
号がオンの場合にはパルス幅TSa、信号がオフの場合
にはパルス幅TSb(<TSa)となるようにできる。
また、たたき速さについては電磁ソレノイド1への印加
パルスの間隔時間TK(図4)をマイコンCPUのタイ
マーによりカウントしたり、または交流電源の周期個数
をカウントしたりして設定できるので、そのカウント個
数(時間)を任意に設定してすることによりたたき速さ
を任意設定できる。
【0020】設定部60は、把手部5の幅方向に回動す
ることができるダイヤル切換式で、1回転で10接点の
切換えが可能な5個の設定スイッチDSW1〜DSW5
からなり、図3に示すようにマイコンCPUに接続され
ている。ここで、設定スイッチDSW1はたたきモード
の設定スイッチ、設定スイッチDSW2は同じたたきパ
ターンのたたき回数すなわち繰り返し回数、言い換えれ
ば変化速さの設定スイッチ、設定スイッチDSW3は1
回のたたき動作当たりのパルス電圧のパルス個数の設定
スイッチ、設定スイッチDSW4はパルス休止時間すな
わちたたき速さの設定スイッチ、設定スイッチDSW5
はパルス電圧のパルス時間幅または交流のゼロクロスか
らの遅れ時間を設定するたたき強さの設定スイッチであ
る。
【0021】この電磁ソレノイド1の動作について説明
する。すなわち、電源コード27のプラグ62を電源に
接続すると共に把手部5を手に持ち、たたき部材3を肩
や腰のような被たたき部に当接し、ばね24に抗して押
付けるとプランジャ14およびたたき部材3は図1の状
態から図2の状態に後退移動する。次に電源スイッチ2
6をオンにすると、駆動回路28が動作し電磁ソレノイ
ド1の励磁コイルにパルス電圧が印加されて励磁コイル
にパルス電流が供給され、これにより電磁ソレノイド1
の質量が小さく慣性が小さいプランジャ14が鉄心部に
吸引され、たたき部材3が電磁ソレノイド1から外方に
突出し、この動作による被たたき部7への押し込み力
(押し込み量)がたたき力として被たたき部に加わり、
これによりたたき動作が行われる。また励磁コイルには
パルス電圧が印加されるため、パルス電圧終了後には、
被たたき部7の戻し力(負荷)によりプランジャ14は
押し戻され、励磁コイルにパルス電圧が印加される前の
状態に戻る。このようにして、断続的な複数のパルス電
圧を電磁ソレノイド1に印加することによりプランジャ
14がたたき部材3を介して被たたき部7を押し込むこ
とにより一連のたたき動作が行われる。ただし、たたき
動作時には、たたき力の反作用力によりプランジャ14
に対して質量が大きく慣性が大きい電磁ソレノイド1は
被たたき部に対し多少上下動することになる。
【0022】また被たたき部7にたたき部材3が当接す
る有負荷の場合には図2に示すようにたたき部材3およ
びプランジャ14は押し戻された状態となるので位置検
出手段6はオンとなり、この信号に基づき駆動回路28
は図4(a)の斜線で示すようにゼロクロスポイントか
ら時間TDa遅れてから時間幅TSaのパルス電圧を電
磁ソレノイド1に印加してたたき動作する。一方、図
に示すように被たたき部7にたたき部材3が当接しない
無負荷の場合にはたたき部材3およびプランジャ14は
ばね24により押し出された状態となるので、位置検出
手段6はオフとなり、この信号に基づき駆動回路28は
図4(b)に斜線で示すように交流電源のゼロクロスポ
イントから時間TDb(>TDa)遅れてから時間幅T
Sb(<TSa)のパルス電圧を電磁ソレノイド1に印
加することになる。
【0023】さらに、詳しく説明すると、有負荷時の通
常動作において、図2の状態で電磁ソレノイド1に時間
TSaの幅のパルス電圧を印加したとき、たたき部材3
とプランジャ14は動作して被たたき部7を押し込むた
め一時的に位置検出手段6はオンからオフとなるが、電
磁ソレノイド1への電流はサイリスタSCRを流れてい
るため交流電源のゼロクロスまで流れつづけ、その後電
流は流れなくなると、被たたき部7による負荷により図
2の状態にもどり位置検出手段7はオンの状態にもど
り、図4の印加パルスの間隔TK後にはまた位置検出手
段6がオンの状態で電磁ソレノイド1に時間幅TSaの
パルス電圧を印加することとなる。このことにより、有
負荷時には電磁ソノレイド1への印加パルスの時間幅を
TSaにすることにより通常どおりたたき動作をさせる
ことができる。また無負荷時には図1の状態で電磁ソレ
ノイド1に時間TSbの幅のパルス電圧を印加される
と、たたき部材3とプランジャ14は動作して防音弾性
体19を押し込みその反動でたたき部材3とプランジャ
14は戻り、これによりプランジャ14で位置検出手段
6を押して一時的に位置検出手段6はオンになることも
あるが、電磁ソレノイド1への電流はサイリスタSCR
を流れ、その後電流は流れなくなり、ばね24により図
1の状態に戻り、印加パルスの間隔TK後にはまた位置
検出手段6がオフの状態で電磁ソレノイド1に時間幅T
Sbのパルス電圧を印加することになる。その結果、無
負荷時には電磁ソレノイド1へのパルス電圧の時間幅を
小さくすることにより印加電圧を小さくできる。なお、
たたきマッサージ機のたたき速さは位置検出手段6がな
いときと同様に任意可変である。
【0024】この実施例によれば、位置検出手段6がた
たき部材3が後退した位置でロウになり、たたき部材3
が進出した位置でハイになり、駆動回路28はたたき部
材3の進出側の位置検出手段6の出力信号で小さくなる
パルス電圧を前記電磁ソレノイドに印加する。このよう
に、位置検出手段6でたたき部材3を検出した場合には
駆動回路28により大きい電圧が電磁ソレノイド1に印
加され、位置検出手段6でたたき部材3を検出しない場
合には駆動回路28により小さい電圧が電磁ソレノイド
1に印加される。したがって、たたき部材3を被たたき
部7に押し当てたときは駆動回路28により電磁ソレノ
イド1に大きい電圧が印加されかつ任意に設定されたた
たき速さで被たたき部7がたたきマッサージされる。一
方、たたき部材3を被たたき部7に押し当てない場合に
は駆動回路28により小さい電圧が電磁ソレノイド1に
印加されるので、無負荷時の空内ちによるたたき部材3
の騒音を低減でき、しかも無負荷時にたたき部材3が動
作を停止しないので故障したと勘違いされることもな
い。
【0025】なお、前記位置検出手段6はたたき部材3
が後退したときオンとなりロウとなったが、たたき部材
3が後退したときハイとなり前進したときロウとなるよ
うに設定してもよい。また位置検出手段6の他の例とし
てマイクロスイッチ、光スイッチ、差動変圧器等でもよ
い。この発明の第2の実施例を図5ないし図8により説
明する。すなわち、このたたきマッサージ機は、位置検
出手段6として発光素子と受光素子からなる光検出手段
を用いたものでともにヘッドカバー2の内面に係止つば
18に対向するように設けられて係止つば18の表面の
反射を利用して発光素子の光を受光素子に受光させてい
るが、係止つば18に受光素子を設けてもよい。
【0026】この位置検出手段6の出力はプランジャ1
4が位置検出手段6に接近したときは図8のように小さ
く(Vmin)、プランジャ14が離れたとき大きく(Vma
x)なるように直線的に変化し、これに対応して電磁ソレ
ノイド1に印加するパルス電圧のゼロクロス点からの遅
れ時間TDが中間においても次第に大きくなるようにす
ることによりパルス幅TSを次第に小さくなるようにし
ている。すなわち、図7のように第1の実施例と同様に
位置検出手段6の出力信号をマイコンCPUに入力する
ことにより、信号の大きさに比例した交流電源のゼロク
ロスポイントからの遅れ時間TDを、マイコンCPUの
タイマーによりカウントし、出力信号が大きくなるにし
たがって遅れ時間TDが漸次大きくなり、したがってサ
イリスタSCRに印加するパルス電圧の時間幅TSは小
さくなるように、サイリスタSCRを駆動するゲート出
力手段を制御している。
【0027】この結果、たたき部材3を被たたき部7へ
押圧する強さを使用者が任意に調整することにより、位
置検出手段6の出力を調整することが可能になる。した
がって、たたき部材3すなわちプランジャ14の位置に
したがって、交流電源のゼロクロスポイントからの遅れ
時間TDすなわちパルス幅TSが調整されるので、使用
者がたたき部材3を被たたき部7に押し付ける押付け力
を調整することにより、電磁ソレノイド1のたたき力を
簡単に調整することができる。このため従来のようにた
たき強さを使用者が可変抵抗などのダイヤルにより調整
するという煩雑さがなくなる。また、無負荷時には電磁
ソレノイド1へのパルス電圧の時間幅TSを小さくする
ことにより印加電圧を小さくでき、動作は継続するが騒
音を小さくできる。なおたたき速さは通常どおり任意に
可変できる。
【0028】なお、位置検出手段6の他の実施例として
前記光検出方式のほか、公知の渦電流方式や、ホール素
子/磁気抵抗素子および磁石を用いて磁束の変化を検出
する方式などがある。また、前記各実施例では使用者
が、手に持ち使用するハンディマッサージ機としたが、
その他の椅子やベッドなどの大型マッサージ機に応用し
ても良い。
【0029】
【発明の効果】請求項1のたたきマッサージ機によれ
ば、位置検出手段でたたき部材を検出した場合には駆動
回路により大きい電圧が電磁ソレノイドに印加され、位
置検出手段でたたき部材を検出しない場合には駆動回路
により小さい電圧が電磁ソレノイドに印加されるので、
たたき部材を被たたき部に押し当てたときは駆動回路に
より電磁ソレノイドに大きい電圧が印加されかつ任意に
設定されたたたき速さで被たたき部がたたきマッサージ
される。一方、たたき部材を被たたき部に押し当てない
場合には駆動回路により小さい電圧が電磁ソレノイドに
印加されるので、無負荷時の空内ちによるたたき部材の
騒音を低減でき、しかも無負荷時にたたき部材が動作を
停止しないので故障したと勘違いされることもないとい
う効果がある。
【0030】請求項2のたたきマッサージ機によれば、
請求項1において、前記位置検出手段が前記たたき部材
が後退した位置でハイおよびロウの一方になり、前記た
たき部材が進出した位置でその他方になり、前記駆動回
路は前記たたき部材の進出側の前記位置検出手段の出力
信号で小さくなるパルス電圧を前記電磁ソレノイドに印
加するため、請求項1と同効果がある。
【0031】請求項3のたたきマッサージ機によれば、
請求項1において、前記位置検出手段が前記たたき部材
の後退位置と進出位置との間を連続的に変化した出力信
号を出力するものであり、前記駆動回路は前記たたき部
材の進出側の出力信号ほど漸次パルス幅が小さいパルス
電圧を前記電磁ソレノイドに供給するため、請求項1と
同効果のほか、たたき部材を被たたき部に押圧する押圧
力を使用者自らが調整することによりたたき強さを変化
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例の断面図である。
【図2】たたき部材を被たたき部に押し当てた状態の部
分断面図である。
【図3】駆動回路図である。
【図4】電磁ソレノイドに印加するパルス電圧の波形図
である。
【図5】第2の実施例のたたき部材を被たたき部に押付
けた状態の部分断面図である。
【図6】たたき部材を被たたき部から離した状態の部分
断面図である。
【図7】駆動回路の部分回路図である。
【図8】位置検出手段の出力に対するパルス電圧のゼロ
クロス点からの遅れ時間のグラフである。
【図9】第1の従来例の要部断面図である。
【図10】その全体の断面図である。
【図11】第2の従来例の断面図である。
【図12】その部分駆動回路図である。
【図13】第3の従来例の駆動回路図である。
【符号の説明】
1 電磁ソレノイド 3 たたき部材 6 位置検出手段 7 被たたき部 14 プランジャ 24 ばね 28 駆動回路

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被たたき部に当接するたたき部材と、こ
    のたたき部材を連結したプランジャを有する電磁ソレノ
    イドと、前記たたき部材を進出する方向に付勢するばね
    と、このばねのばね力に抗して前記たたき部材が後退し
    た位置を検出する位置検出手段と、前記電磁ソレノイド
    に周期的に電圧を印加するものであって前記位置検出手
    段で前記たたき部材の前記位置を検出したときの前記電
    圧よりも検出しないときの前記電圧を小さく制御する駆
    動回路とを備えたたたきマッサージ機。
  2. 【請求項2】 前記位置検出手段は前記たたき部材が後
    退した位置でハイおよびロウの一方になり、前記たたき
    部材が進出した位置でその他方になり、前記駆動回路は
    前記たたき部材の進出側の前記位置検出手段の出力信号
    で小さくなるパルス電圧を前記電磁ソレノイドに印加す
    る請求項1記載のたたきマッサージ機。
  3. 【請求項3】 前記位置検出手段は前記たたき部材の後
    退位置と進出位置との間を連続的に変化した出力信号を
    出力するものであり、前記駆動回路は前記たたき部材の
    進出側の出力信号ほど漸次パルス幅が小さいパルス電圧
    を前記電磁ソレノイドに供給する請求項1記載のたたき
    マッサージ機。
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