JP2656579B2 - 金属箔のエンボス加工方法 - Google Patents

金属箔のエンボス加工方法

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JP2656579B2 JP27728988A JP27728988A JP2656579B2 JP 2656579 B2 JP2656579 B2 JP 2656579B2 JP 27728988 A JP27728988 A JP 27728988A JP 27728988 A JP27728988 A JP 27728988A JP 2656579 B2 JP2656579 B2 JP 2656579B2
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は建築内外装材等に好適なエンボス加工を施し
た軟鋼やステンレス等の金属箔の製造方法に関するもの
である。
<従来の技術> エンボス加工を施した鉄鋼製品の一例としてカラーエ
ンボス鋼板をあげることが出来る。これは溶融亜鉛めっ
き鋼板の表面に塗料を焼付塗装し、凹凸エンボス模様を
付した二本のロールの間を通過させてエンボス加工を行
ったものである。
エンボス加工を施す目的はカラー鋼板の意匠性を向上
し、建築内外装材としての高級感を出すことにある。
ところでエンボス加工設備としてはコイラー、アンコ
イラーを備えた連続ライン形式がほとんどであるが、切
板を加工する形式のものもある。
従来のエンボス加工設備は主として板厚0.3〜0.5mmの
カラー鋼板にエンボス加工を施すことを目的として構成
されているので、金属箔、特に厚さ100μm以下の箔を
それらの設備でエンボス加工を行なう場合には困難を伴
なう。すなわち、箔の厚さに比べてエンボス模様の大き
さと深さが相対的に大となるため、エンボス加工時に箔
にしわを生じ、走行に伴い幅方向に引き込まれた満足な
エンボス加工材を得ることが出来ない。このことは狭幅
の箔をエンボス加工する場合には問題にならないが、幅
約500mm以上の広幅の箔の場合には特に困難な問題とな
る。
<発明が解決しようとする課題> 本発明の目的は軟鋼やステンレス等の金属箔にエンボ
ス加工を施す際にしわを生じさせないで美しいエンボス
加工箔を得る方法を提供することにある。
<課題解決のための手段> 本発明者らはスチール箔のエンボス加工時の箔の挙動
を詳細に観察し、箔が2本の上下ロールでエンボス加工
に受け変形する際にその影響をロールに入る直前の箔の
平面部分に及ぼすため、箔が幅方向に波打ち、これがそ
のまま上下ロールによるエンボス加工に移行するためし
わ発生につながることを発見した。したがって箔のエン
ボス加工時のしわ発生を防ぐにはエンボス加工上下ロー
ル間に入る直前の部分が幅方向に波打つのを防ぐことが
肝要であり、本発明はこれを達成したものであり、すな
わち本発明は、金属箔にエンボス模様を上下2本のエン
ボスロールにより付与する方法において、該金属箔に該
エンボスロールの入側で張力を与え、かつ該金属箔が該
2本のエンボスロールに接する箇所の直前で該2本のロ
ールのうちいずれか一方のロールに接触させて通板させ
ることを特徴とする金属箔のエンボス加工方法であり、
金属箔として厚さ100μm以下の軟鋼箔又はステンレス
箔が好適に利用できる。
<作 用> 本発明方法が適用できるエンボス加工設備の一例とし
ては、第1図に示すようなコイラー5、アンコイラー
2、凹凸模様を有する2本のエンボスロール4を備えた
連続ライン構成の設備がある。
この設備で箔のエンボス加工を行なうに当って、本発
明方法ではロールの入側で箔コイルの長手方向にコイル
進行に対し逆の張力(バックテンション)をかけ、かつ
箔が2本のロールと接する箇所の直前で2本のロールの
うちいずれか一方のロールの円周の一部に接して通過さ
せるものであり、この2つの条件のいずれが欠けても十
分な効果は得られない。
すなわち、張力のみでは箔が波打って変形することを
防ぐことが出来ず、張力が無ければ箔がロールに均一に
接しないのでこの場合も効果が十分でない。箔をロール
曲面に接して湾曲させると箔が幅方向に波打って変形す
ることを防止する効果があり、さらに張力をかけること
により箔がロールに均一に接するようになるので一層変
形しにくくなり、しわの発生が押さえられ、エンボス加
工を安定して行うことが出来るのである。この場合、張
力の大きさは小さくてよく、例えば0.1kg/mm2の張力で
すでに十分な効果が認められる。箔コイルを通板するラ
インでは箔の破断を防止するためライン張力は低くコン
トロールされるが通常上記の必要張力の値を十分に超え
ている。
ここでは連続ライン構成の設備を例にとってエンボス
加工法の説明を行なったが、本発明方法の要旨は箔の張
力と通板方法にあり、コイラー,アンコイラーは必須で
はない。必要な張力の大きさがわずかなものであること
から適切な設備上の工夫により切板用エンボス加工設備
にも適用することが出来ることは言うまでもない。
<実施例> アンコイラー2、デフレクターロール3、エンボスロ
ール4、コイラー5からなる第1図に示す構成のエンボ
ス加工設備を用い、厚さ50μm及び100μm、幅1000mm
のスチール(軟鋼、ステンレスSUS304及びSUS430)箔帯
1のエンボス加工を行った。デフレクターロール3の位
置を変えてスチール箔が一本のエンボスロール4に接す
る面積を変え、かつ、スチール箔の張力7を変えてエン
ボス加工を行ない表1に示す結果を得た。
すなわち、スチール箔がエンボスロールの円周の1/8
以上に接し、かつ張力を加えてエンボス加工を行った場
合には良好な結果を得たが、張力を加えない場合、張力
を加えてもスチール箔をエンボスロールの円周に接して
通板させず直接エンボス加工を行う場合には良好な結果
が得られなかった。この場合にはスチール箔の長さ方向
のしわが数本発生し満足なエンボス加工箔が得られなか
った。
<発明の効果> 最近開発された新規な製品である広幅スチール箔等を
用いて建材などの加工製品を製作するに当たりエンボス
加工を施すことは意匠性を高めるために有効である。従
来のエンボス加工設備を用いて広幅スチール箔等のエン
ボス加工を行うことは困難であったが、本発明により金
属箔のエンボス加工が初めて可能になった。これにより
金属箔の意匠性を高めて種々の新規な加工製品を製作す
ることが出来、産業の発展に寄与するところ大である。
【図面の簡単な説明】
第1図は金属箔のエンボス加工設備の構成を示す概念図
である。 1……スチール箔帯、2……アンコイラー、 3……デフレクターロール、4……エンボスロール、 5……コイラー、6……箔コイルの進行方向、 7……張力。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−255228(JP,A) 特開 昭50−50121(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属箔にエンボス模様を上下2本のエンボ
    スロールにより付与する方法において、該金属箔に該エ
    ンボスロールの入側で張力を与え、かつ該金属箔が該2
    本のエンボスロールに接する箇所の直前で該2本のロー
    ルのうちいずれか一方のロールに接触させて通板させる
    ことを特徴とする金属箔のエンボス加工方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の金属箔が厚さ100μm以下
    の軟鋼箔又はステンレス箔であることを特徴とする金属
    箔のエンボス加工方法。
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