JP2656163B2 - ジョイストスラブと梁の接合構造 - Google Patents

ジョイストスラブと梁の接合構造

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JP2656163B2
JP2656163B2 JP3015436A JP1543691A JP2656163B2 JP 2656163 B2 JP2656163 B2 JP 2656163B2 JP 3015436 A JP3015436 A JP 3015436A JP 1543691 A JP1543691 A JP 1543691A JP 2656163 B2 JP2656163 B2 JP 2656163B2
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slab
joist
joist slab
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rib
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勤 久保田
次彦 吉野
和彦 佐藤
仁 佐々木
孝彦 川崎
理昭 近藤
茂雄 林
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CHUO BIRUTO KOGYO KK
Fujita Kk
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CHUO BIRUTO KOGYO KK
Fujita Kk
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はプレキャストジョイスト
スラブと梁の接合構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】図10は従来のプレキャストジョイスト
スラブを示し、薄肉床板aの下面に長手方向に沿ってリ
ブbが垂設されたダブルT型断面に形成され、RC梁と
の接合に際して、同梁のジョイストスラブ接合部に設け
たダブルT型の欠込みに前記ジョイストスラブの端部を
嵌着して、後打ちコンクリートcで同スラブと梁との一
体化を図っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の接合構造に
おいては、ジョイストスラブの梁接合部がダブルT型断
面に形成されているので、同ジョイストスラブの端部を
固定するため、梁部分にダブルT型の欠込みが設けられ
るため、製作、施工が複雑であった。本発明は前記従来
技術の有する問題点に鑑みて提案されたもので、その目
的とするところは、ジョイストスラブと梁との取合いを
単純化し、施工性を向上するとともに構造上信頼性の高
いジョイストスラブと梁との接合構造を提供する点にあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係るジョイストスラブと梁の接合構造は、
薄肉床板の下面に長手方向に亘ってリブが垂設されたジ
ョイストスラブにおける長手方向端部におけるリブを欠
截するとともに、同部における前記薄肉床板にハンチ部
を設けて厚肉床板部を形成し、且つ前記薄肉床板のリブ
のある部分には、梁の上部フランジ中央にまで延びる端
部リブを突設し、同厚肉床板部を梁上に載架して後打ち
コンクリートを介して一体的に接合して構成されてい
る。
【0005】
【作用】本発明によれば前記したように、ジョイストス
ラブにおける長手方向端部のリブを欠截するとともに、
同部における床板部にハンチ部を設けることによって、
前記ジョイストスラブの梁接合端部に同スラブの剛性を
あまり変えることなく厚肉床板部を形成し、同厚肉床板
部を梁の上に単に載架して後打ちコンクリートを打設す
るようにしたもので、梁に載架される厚肉床板部によっ
てジョイストスラブ端部の梁に対する固定度が高くな
り、且つ応力の伝達がよくなる。
【0006】またジョイストスラブにおけるリブのある
部分には薄肉床板部より梁の上部フランジ中央にまで延
びる端部リブが突設されたことによって、ねじれによる
曲げモーメントを小さくすることができる。
【0007】
【実施例】Aはプレキャストジョイストスラブで、薄肉
床板1の下面に長手方向に沿って2条のリブ2が垂設さ
れ、ジョイストスラブAの長手方向端部においてリブ2
が欠截されるとともに、同長手方向端部における前記床
板1にハンチ部3が設けられ、前記ジョイストスラブA
の梁に対する接合端部に厚肉床板部が形成されている。
【0008】BはH型断面の鉄骨梁で、同鉄骨梁Bの上
部フランジ上に、前記ジョイストスラブAの厚肉床板部
を載架し、後打ちコンクリート4を打設して、前記鉄骨
梁BとジョイストスラブAを一体に接合する。図示の実
施例は前記したように、鉄骨梁Bに載架されるジョイス
トスラブAの梁接合端部が厚肉床板部に形成されている
ので、前記梁Bに対する固定度が高く、且つ応力の伝達
がよくなる。また施工がすべて上方からできるので作業
性が著しく向上される。
【0009】なお前記ジョイストスラブAにおけるリブ
2のある部分には、薄肉床板1端部より鉄骨梁Bの上部
にフランジ中央にまで延びる端部リブ5が突設され、ね
じれによる曲げモーメントを小さくする。また鉄骨梁B
のフランジには後打ちコンクリート4に対する定着力を
増大するためのスタツド6が植立されている。図8、図
9は本発明をRC梁CとジョイストスラブAとの接合に
適用した実施例を示し、RC梁Cは梁成から後打ちコン
クリートスラブの厚さを欠截し、同欠截部7にジョイス
トスラブAの厚肉床板部を載架して、後打ちスラブの補
強筋を配筋したのち、後打ちコンクリート4を打設して
RC梁とジョイストスラブAとを一体的に接合するもの
である。
【0010】
【発明の効果】本発明によれば前記したように、薄肉床
板の下面に長手方向に亘ってリブが垂設されたジョイス
トスラブの長手方向端部においてリブを欠截し、同部に
おける前記薄肉床板にハンチ部を設けて形成した厚肉床
板部を梁上に載架して後打ちコンクリートで一体化した
ことによって、梁に対するジョイストスラブの固定度を
高くし、且つ応力の伝達をよくして、構造的に信頼度の
高いジョイストスラブと梁との接合構造を構成するとと
もに、施工がすべて上方から行なわれ、施工性を向上し
うるものである。
【0011】更に前記ジョイストスラブにおけるリブの
ある部分には薄肉床板端部より梁の上部フランジ中央に
まで延びる端部リブが突設されたことによって、ねじれ
による曲げモーメントを小さくすることができる。また
前記梁がRC梁より構成された場合、同梁におけるジョ
イストスラブとの接合部に従来におけるような複雑な形
状の欠込み部を設ける必要がなくなり、製作が容易にな
り、施工が簡易化される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るジョイストスラブと梁の接合構造
の一実施例を示す平面図である。
【図2】図1の矢視イ−イ図である。
【図3】図1の矢視ロ−ロ図である。
【図4】本発明に使用されるジョイストスラブ部分の後
打ちコンクリートの一部を欠截して示した斜視図であ
る。
【図5】前記ジョイストスラブの側面図である。
【図6】図5の矢視ハ−ハ図である。
【図7】図5の矢視ニ−ニ図である。
【図8】本発明の他の実施例を示す縦断面図である。
【図9】図8の矢視ホ−ホ図である。
【図10】従来のジョイストスラブ部分の後打ちコンク
リートの一部を欠截して示した斜視図である。
【符号の説明】
A ジョイストスラブ B 鉄骨梁 C RC梁 1 薄肉床板 2 リブ 3 ハンチ部 4 後打ちコンクリート
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 和彦 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 佐々木 仁 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 川崎 孝彦 東京都渋谷区千駄ヶ谷四丁目6番15号 株式会社フジタ内 (72)発明者 近藤 理昭 東京都中央区日本橋堀留町1丁目10番12 号 中央ビルト工業株式会社内 (72)発明者 林 茂雄 東京都中央区日本橋堀留町1丁目10番12 号 中央ビルト工業株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−184913(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄肉床板の下面に長手方向に亘ってリブ
    が垂設されたジョイストスラブにおける長手方向端部に
    おけるリブを欠截するとともに、同部における前記薄肉
    床板にハンチ部を設けて厚肉床板部を形成し、且つ前記
    薄肉床板のリブのある部分には、梁の上部フランジ中央
    にまで延びる端部リブを突設し、同厚肉床板部を梁上に
    載架して後打ちコンクリートを介して一体的に接合して
    なることを特徴とするジョイストスラブと梁の接合構
    造。
JP3015436A 1991-02-06 1991-02-06 ジョイストスラブと梁の接合構造 Expired - Lifetime JP2656163B2 (ja)

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JPH04254643A JPH04254643A (ja) 1992-09-09
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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