JP2656013B2 - ダイコータ塗料供給装置 - Google Patents

ダイコータ塗料供給装置

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JP2656013B2 JP24601695A JP24601695A JP2656013B2 JP 2656013 B2 JP2656013 B2 JP 2656013B2 JP 24601695 A JP24601695 A JP 24601695A JP 24601695 A JP24601695 A JP 24601695A JP 2656013 B2 JP2656013 B2 JP 2656013B2
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paint container
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、定量ポンプにより
ダイコータに塗料を供給するダイコータ塗料供給装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ダイコータで帯状材を連続塗装す
る場合、ダイコータに常時定量の塗料を供給しなけれ
ば、帯状材表面に形成される塗膜厚みに変動を来し、美
麗な塗布面を均一に形成することができないため、ダイ
コータへの塗料供給装置としては、塗料容器とダイコー
タとを配管で接続し、その途中にギヤポンプ等の定量性
の高い塗料供給ポンプを設置したものが用いられてい
る。
【0003】しかし、上記のような定量性の高いポンプ
は自吸性に乏しく、塗料供給開始時において塗料容器か
ら塗料を自力で吸い上げることができないため、例えば
特開平7−24394号公報でも提案されているよう
に、上記塗料供給ポンプに加えて、ダイヤフラムポンプ
等の定量性は低いが吸引力の大きい自吸式ポンプを併設
し、上記塗料供給ポンプを駆動する前に、自吸式ポンプ
によって塗料容器から吸い上げられた塗料で上記塗料供
給ポンプの吸引側配管を満たすプライム操作(呼び水注
入操作)を行っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ように塗料供給装置に自吸式ポンプを併設すると設備費
が高価になるだけなく、塗料の種類や塗装色の変更に伴
う洗浄作業においても、自吸式ポンプの内部を洗浄する
ため多量の洗浄溶剤を使用しなければならず、さらに定
期的にポンプを分解して内部洗浄を行うための費用、手
間および時間がかかるという問題がある。また、塗装工
程によっては、塗装仕様が塗料の種類や塗装色など多品
種にわたる場合があり、それぞれに異なる塗料を収容し
た複数の塗料容器ごとに、自吸式ポンプを備えると上記
問題点はさらに顕著なものとなる。
【0005】そこで、本発明は上記問題点を解決すべく
なされたもので、自吸式ポンプを用いることなく、圧縮
気体を利用した簡易かつ安価な設備で塗料供給ポンプの
プライム操作を可能にするとともに、色替え等に伴う洗
浄作業を容易にしたダイコータ塗料供給装置を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用効果】上記目
的を達成するため、本発明は塗料が収容された塗料容器
と、塗料容器内の液面よりも低い位置に設置された定量
ポンプと、ダイコータと、塗料容器の内部から延び定量
ポンプの吸引側に接続された第1塗料配管と、定量ポン
プの吐出側とダイコータとを接続する第2塗料配管とか
らなり、上記定量ポンプにより塗料容器の塗料をダイコ
ータに供給するダイコータ塗料供給装置において、上記
塗料容器を気密容器とするとともに、上記塗料容器の液
面を圧縮気体で加圧するように圧縮気体供給系を上記塗
料容器に接続したことを特徴とする。
【0007】上記ダイコータ塗料供給装置においては、
塗料が収容された気密塗料容器に、圧縮気体供給系を介
して圧縮気体を供給し、塗料液面を加圧する。加圧され
た塗料は、定量ポンプに通じる第1塗料配管に押し出さ
れる。これにより、定量ポンプの吸引側に接続された第
1塗料配管が塗料で満たされ、プライム操作が完了す
る。
【0008】したがって、本発明によれば、定量ポンプ
のプライム操作に自吸式ポンプを用いることなく、気密
塗料容器に圧縮気体供給系を接続するという簡易かつ安
価な設備で上記プライム操作を行うことができ、設備の
倹約と設備コストの低減を図ることができる。
【0009】また、プライム操作に自吸式ポンプを用い
た場合、塗料の色替え等に際して自吸式ポンプおよび該
ポンプに接続された配管の洗浄作業も必要になるが、自
吸式ポンプを使用しない上記ダイコータ塗料供給装置で
はこれらについての洗浄作業が省略でき、洗浄作業を短
時間で効率良く行うことができる。
【0010】さらに、異なる塗料をそれぞれ収容した塗
料容器を並設し、塗料容器ごとに対応する複数の定量ポ
ンプ間で切り替えを行う場合にも、1つの自吸式ポンプ
で各定量ポンプのプライム操作に対処するのは困難であ
るが、上記ダイコータ塗料供給装置では、次に供給を開
始する塗料容器に上記圧縮気体供給系をつなぎ替えると
いう容易な操作で各定量ポンプのプライム操作が可能に
なる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て添付図面を参照しつつ説明する。なお、以下の説明に
おいては、圧縮気体を圧縮空気で代表させることとす
る。本発明にかかるダイコータ塗料供給装置は、図1に
示すように、塗料が収容された塗料容器1を有してお
り、通常、ダイコータへの塗料供給に用いられる塗料容
器1はドラム缶として与えられる。塗料容器1の内部か
らは第1塗料配管であるサイフォン管2が延びている。
サイフォン管2は略コ字状をなし、一端が塗料容器1の
底部近傍に位置するとともに、他端は定量ポンプ3の吸
引側3aに接続されている。通常、定量ポンプ3には、
ギヤポンプ等の定量性の高いポンプが使用され、塗料容
器1内の液面Tよりも低い位置に設置される。
【0012】上記定量ポンプ3の吐出側3bには第2塗
料配管である塗料供給管4が接続され、弁5を介して塗
料供給管4の他端がダイコータ6の塗料供給口6aに接
続されている。ダイコータ6の内部には、塗料供給口6
aと連通し、かつダイコータの巾方向に延びるマニホー
ルド6b、およびマニホールド6bから延びてダイコー
タ6の先端部に開口するスロット6cが形成され、塗装
時には上記スロット6cから塗料を吐出してダイコータ
6の先端部近傍を矢印A方向に連続搬送される帯状基材
Wに塗布を施す。なお、上記ダイコータ6は、単層タイ
プまたは2層以上の多層タイプのいずれであってもよ
い。
【0013】上記塗料容器1は気密容器であり、塗料液
面Tよりも上部に圧縮空気供給系10が接続されてい
る。この圧縮空気供給系10は、圧縮空気供給源11
と、三方弁12と、圧縮空気供給源11と三方弁12の
ポート121を接続する配管13と、三方弁12のポー
ト122と塗料容器1の上部とを接続する配管14とか
ら構成される。上記配管13は、途中に圧力調整弁1
5、圧力計16、およびサニタリー継手(ワンタッチク
ランプ継手)17を有し、上記配管14は途中で分岐し
て、その先端にリリーフ弁18を備えている。また、上
記三方弁12は、内部に有する弁体124を回転させる
ことにより、ポート121、122を連通させる状態
と、ポート122、123を連通させる状態とに切り替
えられるようになっている。
【0014】なお、本実施形態では圧縮空気供給系10
を塗料容器1の上部に接続したが、塗料容器1内に供給
された圧縮空気が塗料液面Tを加圧するようになってい
れば、圧縮空気供給系10の接続位置は塗料容器1の側
部または下部でもよい。
【0015】つぎに、上記構成からなるダイコータ塗料
供給装置におけるプライム操作等について説明する。ま
ず、定量ポンプ3のプライム操作において、三方弁12
の弁体124は、図1に示すように、ポート121、1
22を連通させる位置に設定される。この状態で圧縮空
気供給源11により圧縮空気を配管13、14を介して
塗料容器1に供給する。塗料容器1の内部に供給された
圧縮空気は塗料液面Tを加圧し、これにより塗料がサイ
フォン管2内部に押し出される。このとき、圧縮空気の
圧力は圧力計16の値に基づき圧力調整弁15によって
設定されるが、塗料容器1であるドラム缶は通常耐圧構
造になっていないため、高圧の圧縮空気を供給すること
はできない。
【0016】しかし、その圧力は塗料液面Tからサイフ
ォン管2の上部までの高さHよりも少し大きい圧力ヘッ
ドが得られれば十分である。具体的には、塗料容器1に
収容されている塗料が少ない場合でも上記高さHは1.
5m程度であり、そのときの圧縮空気の圧力はゲージ圧
で0.18kgf/cm2程度の低圧力で足りる。一方、塗料
の収容量が多く上記高さHが小さい場合にはその圧力は
さらに低くてもよく、0.1kgf/cm2以下の低圧で足り
得る。なお、上記リリーフ弁18を0.2kgf/cm2に設
定しておけば、塗料容器1に異常圧力が作用することが
なく、安全性が確保される。
【0017】上記のようにしてサイフォン管2内部に押
し出された塗料が定量ポンプ3の吸引側3aまで満たさ
れると、プライム操作は完了する。この状態で定量ポン
プ3の駆動を開始すると、サイフォン作用によって塗料
がサイフォン管2を介して定量ポンプ3に継続的に供給
される。定量ポンプ3の吐出側3bから送り出された塗
料は、塗料供給管4および弁5を介してダイコータ6の
塗料供給口6aに定量供給される。そして、ダイコータ
6に供給された塗料は、マニホールド6bを経てスロッ
ト6cから吐出し、連続搬送される帯状基材Wに塗布さ
れる。なお、定量ポンプ3の駆動を開始した後は、三方
弁12の弁体124を回転させてポート122、123
を連通させ、圧縮空気の供給を停止して塗料容器1の内
部を大気圧に解放する。
【0018】以上の説明から明らかなように、本発明に
かかるダイコータ塗料供給装置によれば、定量ポンプ3
のプライム操作において自吸式ポンプを用いることな
く、気密状態の塗料容器1に圧縮空気供給系10を接続
した簡易かつ安価な設備によって上記プライム操作を行
うことができる。また、自吸式ポンプを用いないことに
よって、色替え等に伴う自吸式ポンプおよび該ポンプに
接続された配管の洗浄作業を省略できるので、洗浄作業
を短時間で効率よく行うことができる。
【0019】なお、上記圧縮空気供給配管系10では、
塗料容器1についての圧縮空気供給と大気圧解放とを三
方弁12を用いて切り替えるようにしたが、三方弁に限
らず同様の機能を有するもの(例えば、四方以上の多方
弁で不使用のポートを設けて三方弁としての役割をさせ
たもの。)であれば使用でき、あるいは、圧縮空気供給
源11自体で圧縮空気の供給停止および大気圧解放を行
ってもよい。
【0020】また、図示していないが、それぞれ異なる
塗料が収容された複数の塗料容器が並設され、途中に定
量ポンプを設けた配管によって各塗料容器とダイコータ
6との間が接続されており、塗装仕様によって別の塗料
容器からの供給に切り替える場合に、次に供給を開始す
る塗料容器に上記圧縮空気供給系10をつなぎ替えて該
塗料容器に対応する定量ポンプのプライム操作を行って
もよい。塗料供給ポンプのプライム操作に自吸式ポンプ
を用いた従来例では、一旦据え付けられた自吸式ポンプ
を移動させるのは困難であるが、上記圧縮空気系10は
ポータブル性があり移動が比較的容易であるため、所望
の塗料容器につなぎ替えることで1つの圧縮空気供給源
11で複数の定量ポンプのプライム操作に対処すること
ができ、設備の倹約が図れる。なお、上記つなぎ替え
は、分離および接続が容易なサニタリー継手17の部分
で行ってもよいし、塗料容器1との接続部分で行っても
よい。
【0021】さらに、図1中破線で示すように、圧縮空
気供給源11から延びる配管13を複数の塗料容器に対
応するように分岐させ、それぞれ開閉弁20を介して各
塗料容器に接続しておけば、所望の開閉弁20を選択的
に開くことで各塗料容器に対応する定量ポンプのプライ
ム操作に対処することができ、圧縮空気供給系10をつ
なぎ替える場合よりもプライム操作を容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明にかかるダイコータ塗料供給装置の概
略構成を示す図。
【符号の説明】
1…塗料容器、2…サイフォン管(第1塗料配管)、3
…定量ポンプ、3a…定量ポンプの吸引側、3b…定量
ポンプの吐出側、4…塗料供給管(第2塗料配管)、6
…ダイコータ、10…圧縮空気供給系(圧縮気体供給
系)。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 塗料容器と、塗料容器内の液面よりも低
    い位置に設置された定量ポンプと、ダイコータと、塗料
    容器の内部から延び定量ポンプの吸引側に接続された第
    1塗料配管と、定量ポンプの吐出側とダイコータとを接
    続する第2塗料配管とからなり、上記定量ポンプにより
    塗料容器の塗料をダイコータに供給するダイコータ塗料
    供給装置において、 上記塗料容器を気密容器とするとともに、上記塗料容器
    の液面を圧縮気体で加圧するように圧縮気体供給系を上
    記塗料容器に接続したことを特徴とするダイコータ塗料
    供給装置。
JP24601695A 1995-09-25 1995-09-25 ダイコータ塗料供給装置 Expired - Lifetime JP2656013B2 (ja)

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JP4344381B2 (ja) * 2006-12-27 2009-10-14 中外炉工業株式会社 塗工液供給装置
JP6541489B2 (ja) 2015-07-24 2019-07-10 武蔵エンジニアリング株式会社 液体材料吐出装置

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