JP2654738B2 - 巻取ドラムの駆動構造 - Google Patents

巻取ドラムの駆動構造

Info

Publication number
JP2654738B2
JP2654738B2 JP5491893A JP5491893A JP2654738B2 JP 2654738 B2 JP2654738 B2 JP 2654738B2 JP 5491893 A JP5491893 A JP 5491893A JP 5491893 A JP5491893 A JP 5491893A JP 2654738 B2 JP2654738 B2 JP 2654738B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drum
drive motor
electromagnetic clutch
clutch mechanism
drive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5491893A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06240964A (ja
Inventor
広三郎 森
義嗣 内海
洋子 水越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanwa Shutter Corp
Original Assignee
Sanwa Shutter Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanwa Shutter Corp filed Critical Sanwa Shutter Corp
Priority to JP5491893A priority Critical patent/JP2654738B2/ja
Publication of JPH06240964A publication Critical patent/JPH06240964A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2654738B2 publication Critical patent/JP2654738B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建物や窓の開口部を開
放、閉鎖するシャッターの巻取ドラムに係り、特に火
災、地震等による緊急時に閉鎖状態のシャッターを速や
かに開放することができる巻取ドラムの駆動構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、駆動モータを内装した巻取ドラム
の巻取り、巻戻し駆動でシャッターカーテンを昇降する
シャッターでは、駆動モータが巻取ドラムに直結されて
いるため、停電時にシャッターを開放操作することがで
きず、火災、地震等の緊急を要する事態では、屋内に閉
じ込められた人々を速やかに脱出させることが極めて困
難であり、安全上の重大な危惧を有するものであった。
【0003】そこで、駆動モータと巻取ドラムの駆動機
構との間に、手動で接離可能なクラッチを介在させて、
停電時にはこのクラッチを切り離すことにより巻取ドラ
ムを自由回転状態に切換え、シャッターカーテンを手動
で開放できるように構成したものが提案されているが、
このものではクラッチの切離しに要する力が大であるた
め、力の弱い女性、老人、子供等では操作することが困
難となるうえ、切離し操作部の配置に制限を受ける、と
いう欠点を有し、それ故、クラッチの手動切離し操作に
代えて、別途設けたバッテリーからの電力供給により電
磁石を励磁し、クラッチを切り離すように構成したもの
も提案されているが、このものでは構成が複雑になるば
かりでなく、バッテリーの充電状態に左右されて正常な
開放操作を行うことができず、信頼性に欠くものとなっ
てしまい、緊急時に安全かつ確実にシャッターを開放す
ることができる巻取ドラムの駆動構造が需要者から熱望
されていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の如き
実状に鑑み、巻取ドラムの駆動構造の原点に立ち返り、
従来の欠点を解消すべく創案されたものであって、その
目的とするところは、通常使用時においては巻取ドラム
を回転駆動させて、シャッターを開放、閉鎖することが
できるものでありながら、何ら付加装置等を組み込むこ
となく、緊急時のシャッター開放を速やかかつ確実に行
うことができ、安全性を著しく高めることができる巻取
ドラムの駆動構造を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】課題を解決するため、本
発明が採用した技術的手段は、中空状のドラム本体を巻
上げ方向に付勢する弾機と駆動モータとを内装してなる
シャッターの巻取ドラムであって、上記巻取ドラムの内
周面に内歯歯車を同軸状に嵌着し、一側面に円板状の可
動鉄板を固設した外歯歯車を、上記内歯歯車に軸方向摺
動自在に噛合する一方、駆動モータの出力軸端に可動鉄
板を吸着する電磁クラッチ機構を設け、かつ該電磁クラ
ッチ機構を駆動モータの駆動電源に接続し、上記駆動電
源の入切操作に連携して外歯歯車と駆動モータの出力軸
との連結を断続すべく構成したことを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作 用】したがって、本発明によれば、火災、地震等
の緊急時において巻取ドラムを確実に自由回転状態に切
り換えることができ、シャッターカーテンの開放を速や
かに行い得て、屋外側への脱出を安全かつ確実に行うこ
とができる。
【0007】
【実施例】本発明の構成を、図面に示した一実施例につ
いて、詳細に説明する。図1において、1は建物の窓開
口部2に設置されたシャッターであり、該シャッター1
は、建具3、3´を横方向開閉自在に嵌挿した窓4の上
部に収納ケース5が配設されていると共に、上記収納ケ
ース5内には、スラット6、6…を一連状に連結してな
るシャッターカーテン7を巻回した巻取ドラム8が枢設
されており、上記シャッターカーテン7を、巻取ドラム
8内の後述する駆動モータ9の正逆回転駆動により巻上
げ、巻戻しし、窓開口部2を開放、閉鎖するように構成
されている。なお10は、窓4前部の両側に立設されて
シャッターカーテン7の両側縁を昇降案内する案内レー
ルである。
【0008】上記巻取ドラム8は、図2に示す如く、中
空状のドラム本体8aに円筒形のコイル状に形成した弾
機11と、減速ギア機構を内蔵した駆動モータ9とを内
装して構成されている。すなわち、上記ドラム本体8a
内の一側部には、回転ホイール12、12´が離間して
固定されており、上記回転ホイール12、12´間に一
端を収納ケース5の内壁5aに固設した固定軸13の本
体が軸支され、また上記固定軸13には弾機11が同軸
状に嵌挿されており、その一端は回転ホイール12に止
着され、かつ他端は固定軸13に螺着されている。
【0009】上記収納ケース5の内壁5bには、樹脂製
頭部14を一体に形成した固定台15が固着され、かつ
上記樹脂製頭部14に駆動モータ9を軸方向に装着して
ドラム本体8a内に遊嵌状に挿通すると共に、上記駆動
モータ9の出力軸9aには、巻取ドラム8の内周面8b
に固着した回転駆動筒16に接続される電磁クラッチ機
構17が装着されており、前記固定軸13に軸支された
回転ホイール12、12´と、上記樹脂製頭部14によ
り巻取ドラム8を回転自在に軸支するようになってい
る。
【0010】前記電磁クラッチ機構17は、図3に示す
如く、スリップリング18、18を周設した基部19と
リング状の継鉄20を嵌合ピン21、21…を介して連
結したものであって、出力軸9aの先端部は、フランジ
22および取付けボルト23を介して基部19に連結さ
れていると共に、上記駆動モータ9側から突設した給電
用の摺動アクチュエータ24、24がスリップリング1
8、18に臨ませて延設されている。また、上記継鉄2
0の周域には絶縁樹脂25a内にコイルリング25が埋
設されており、その外側面には摩擦用ライニング26a
が周設されて摩擦吸着面26が形成され、更に上記コイ
ルリング25の内周側には、押圧円板27、27…が所
定間隔を存して放射状に埋設されており、付勢弾機2
8、28…により常時突出方向に付勢されている。
【0011】一方、前記回転駆動筒16には、その一側
周端縁に内歯歯車16aが刻設されており、該内歯歯車
16aに噛合する外歯29aを刻設した外歯歯車29が
巻取ドラム8の軸方向摺動自在に介装されていると共
に、上記外歯歯車29の一側面には、前記摩擦吸着面2
6に面接する円板状の可動鉄板30が固定ボルト31に
より螺着されている。なお、32、32は巻取ドラム8
に回転駆動筒16を固定するボルト、33は接続線34
を介してスリップリング18、18から電力をコイルリ
ング25に供給するターミナル端子であり、上記電磁ク
ラッチ機構17のコイルリング25への電力は、図5に
示す如く、駆動電源Aより直接供給され、また駆動モー
タ9への駆動電力は、上記駆動電源Aから開閉スイッチ
Bを介して供給するようになっている。
【0012】叙上の如き構成において、シャッターカー
テン7を閉鎖する場合に、まず駆動電源Aをオンする
と、摺動アクチュエータ24を介して電力が電磁クラッ
チ機構17のコイルリング25に供給され、該コイルリ
ング25の励磁で継鉄20が電磁石となり、可動鉄板3
0が継鉄20側に吸引されて摩擦用ライニング26と接
触し、外歯歯車29が電磁クラッチ機構17に連結され
る。次いで、開閉スイッチBをオンすると駆動モータ9
が回転駆動され、その出力軸9aに軸支された電磁クラ
ッチ機構17を介して回転駆動力が外歯歯車29に伝達
されると共に、上記外歯歯車29の外歯29aに噛合す
る内歯歯車16aを介して巻取ドラム8が回転し、ドラ
ム本体8aに巻回されたシャッターカーテン7が案内レ
ール10、10に沿って巻戻しされることになる。
【0013】然る後、窓開口部2が全閉されると、図示
しない停止スイッチがオンとなって、駆動モータ9の回
転駆動が停止されるが、この時、電磁クラッチ機構17
は外歯歯車29に連結されたままの状態に保持されてお
り、駆動モータ7の停止によりシャッターカーテン7は
全閉状態を維持することになる。
【0014】このようなシャッターの閉鎖時に、火災、
地震等の緊急を要する事態が発生した場合には、駆動電
源Aをオフすることにより、電磁クラッチ機構17のコ
イルリング25が非励磁状態に切換り、摩擦用ライニン
グ26との間の吸引が消滅すると共に、上記摩擦用ライ
ニング26に面接していた可動鉄板30が、付勢弾機2
8を介した押圧円板27の突出で電磁クラッチ機構17
から隙間gだけ切り離され、外歯歯車29、回転駆動筒
16およびドラム本体8aは自由回転状態となる。この
状態で閉鎖したシャッターカーテン7を上方へ引き上げ
ると、ドラム本体8aに内装された弾機11の畜勢力と
相俟って、シャッターカーテン7はわずかな上動力で上
昇し、巻取ドラム8に巻取られて窓開口部2を開放する
ことができる。したがって、屋内に閉じ込められた人々
を開放された窓開口部2から速やかかつ安全に脱出させ
ることができる。
【0015】また、緊急時以外において、故障により駆
動モータ9の回転駆動が停止してしまったような場合で
も、駆動電源Aをオフすることで、電磁クラッチ機構1
7とドラム本体8aとの連結が解除され、シャッターカ
ーテン7を巻戻した後にドラム本体8a内の駆動モータ
9を速やかに取り出すことができ、故障修理における作
業効率を向上させることができる。
【0016】なお、本実施例では、電磁クラッチ機構1
7への電力を駆動電源Aから直接供給し、かつ駆動モー
タ9への駆動電力を、上記駆動電源Aから開閉スイッチ
Bを介して供給するように構成したものを示したが、こ
れに限定されることなく、図6に示す如く、電磁クラッ
チ機構17への電力供給を、開閉スイッチBのオンオフ
により行うようにしてもよく、この場合には、シャッタ
ーカーテン7を所定の閉鎖位置に保持する施錠具を別途
設けることで、緊急時に駆動電源Aをオフ操作すること
なく、施錠具の解錠操作のみで直ちに屋外へ脱出するこ
とができるようになる。
【0017】
【発明の効果】これを要するに本発明は、中空状のドラ
ム本体を巻上げ方向に付勢する弾機と駆動モータとを内
装してなるシャッターの巻取ドラムであって、上記巻取
ドラムの内周面に内歯歯車を同軸状に嵌着し、一側面に
円板状の可動鉄板を固設した外歯歯車を、上記内歯歯車
に軸方向摺動自在に噛合する一方、駆動モータの出力軸
端に可動鉄板を吸着する電磁クラッチ機構を設け、かつ
該電磁クラッチ機構を駆動モータの駆動電源に接続し、
上記駆動電源の入切操作に連携して外歯歯車と駆動モー
タの出力軸との連結を断続すべく構成したから、通常使
用時においては巻取ドラムを回転駆動させて、シャッタ
ーを開放、閉鎖することができるものでありながら、何
ら付加装置等を別途組み込むことなく、煩わしい操作を
一掃して、火災、地震等の緊急時において巻取ドラムを
確実に自由回転状態に切り換えることができ、緊急時の
シャッター開放を速やかかつ確実に行い得て、安全性を
著しく高めることができると共に、故障により駆動モー
タを取り外すような場合でも、電源供給を断にすること
で電磁クラッチ機構とドラム本体との連結を簡単に解除
することができ、したがって故障修理を手際良く行うこ
とができ、作業の効率を向上させることができる、等の
極めて有用な新規的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の巻取ドラムを採用したシャッターの側
断面図である。
【図2】巻取ドラム内の配置を示す横断面図である。
【図3】上半部を断面で示す電磁クラッチ機構の要部拡
大図である。
【図4】電磁クラッチ機構の断状態を示す同上要部拡大
図である。
【図5】駆動モータおよび電磁クラッチ機構への電力供
給経路を示す接続図である。
【図6】駆動モータおよび電磁クラッチ機構への電力供
給経路の他例を示す接続図である。
【符号の説明】
8 巻取ドラム 8a ドラム本体 8b 内周面 9 駆動モータ 9a 出力軸 11 弾機 16a 内歯歯車 17 電磁クラッチ機構 29 外歯歯車 29a 外歯 A 駆動電源
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−80686(JP,A) 特開 昭60−47188(JP,A) 特開 平5−6095(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空状のドラム本体を巻上げ方向に付勢
    する弾機と駆動モータとを内装してなるシャッターの巻
    取ドラムであって、上記巻取ドラムの内周面に内歯歯車
    を同軸状に嵌着し、一側面に円板状の可動鉄板を固設し
    た外歯歯車を、上記内歯歯車に軸方向摺動自在に噛合す
    る一方、駆動モータの出力軸端に可動鉄板を吸着する電
    磁クラッチ機構を設け、かつ該電磁クラッチ機構を駆動
    モータの駆動電源に接続し、上記駆動電源の入切操作に
    連携して外歯歯車と駆動モータの出力軸との連結を断続
    すべく構成したことを特徴とする巻取ドラムの駆動構
    造。
JP5491893A 1993-02-19 1993-02-19 巻取ドラムの駆動構造 Expired - Lifetime JP2654738B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5491893A JP2654738B2 (ja) 1993-02-19 1993-02-19 巻取ドラムの駆動構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5491893A JP2654738B2 (ja) 1993-02-19 1993-02-19 巻取ドラムの駆動構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06240964A JPH06240964A (ja) 1994-08-30
JP2654738B2 true JP2654738B2 (ja) 1997-09-17

Family

ID=12983998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5491893A Expired - Lifetime JP2654738B2 (ja) 1993-02-19 1993-02-19 巻取ドラムの駆動構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2654738B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102012025621A1 (de) 2012-06-15 2014-08-14 Brichta Gmbh Verdunklungsvorrichtung, Verdunklungssystem und Verfahren zum Betrieb eines Verdunklungssystems
DE202012012664U1 (de) 2012-06-15 2013-09-16 Brichta Gmbh Verdunklungsvorrichtung und Verdunklungssystem

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06240964A (ja) 1994-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3358018B2 (ja) 建築用電動シャッター装置
TW201408860A (zh) 具備防火、防煙及逃生功能之捲門用門機機構
JPH08178119A (ja) ばね復帰アクチュエータ
WO2019129076A1 (zh) 一种用于车辆门系统的全程锁闭装置及车辆门系统
JP2654738B2 (ja) 巻取ドラムの駆動構造
US6029735A (en) Clutch mechanism for manual roller door operation
JP2004150620A (ja) バルブ用アクチュエータ
JP2001090431A (ja) スイングドアの開閉駆動装置
US3734254A (en) Stepping motor with automatic brake
JP2005508467A (ja) パワーデッキリッドの引下げ用アクチュエータ及び制御装置
JP3488893B2 (ja) バルブ用アクチュエ−タ
JP4719440B2 (ja) シャッター開閉機
TWI637105B (zh) Roll-up door emergency device
KR101761890B1 (ko) 밀림방지 기능을 구비하는 자동문 비상 개폐 장치
JP2548480Y2 (ja) 手動解除機構付モータ制動装置
WO2001055548A1 (en) Drive system
JPH0334530Y2 (ja)
CN216788250U (zh) 带断电保护功能的电动卷帘门用电机
JP2535306Y2 (ja) シャッター等の開閉機の巻き掛け伝動装置
JPS6218629Y2 (ja)
JPH02299484A (ja) 回転体の回転制御装置
JP2535297Y2 (ja) シャッター等の開閉機の巻き掛け伝動装置
JP3644322B2 (ja) シャッター巻上げ用コネクタ装置
JPS5816035Y2 (ja) 扉駆動装置
JPH0676781U (ja) バルブ用アクチュエータ