JP2654305B2 - 繊維セメント板の製造方法 - Google Patents

繊維セメント板の製造方法

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JP2654305B2 JP6772892A JP6772892A JP2654305B2 JP 2654305 B2 JP2654305 B2 JP 2654305B2 JP 6772892 A JP6772892 A JP 6772892A JP 6772892 A JP6772892 A JP 6772892A JP 2654305 B2 JP2654305 B2 JP 2654305B2
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伸一 蓼沼
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28BSHAPING CLAY OR OTHER CERAMIC COMPOSITIONS; SHAPING SLAG; SHAPING MIXTURES CONTAINING CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28B1/00Producing shaped prefabricated articles from the material
    • B28B1/30Producing shaped prefabricated articles from the material by applying the material on to a core or other moulding surface to form a layer thereon
    • B28B1/40Producing shaped prefabricated articles from the material by applying the material on to a core or other moulding surface to form a layer thereon by wrapping, e.g. winding
    • B28B1/42Producing shaped prefabricated articles from the material by applying the material on to a core or other moulding surface to form a layer thereon by wrapping, e.g. winding using mixtures containing fibres, e.g. for making sheets by slitting the wound layer

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  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、石綿セメント板など繊
維セメント板の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】石綿セメント板など繊維セメント板は、
繊維セメントスラリーを丸網シリンダーで抄造すると共
に抄造フェルトの表面に転写して得られる抄造シートを
メーキングロールの外周面に所定回数巻き付けることに
よって所定の厚みに積層し、これをプレスして脱水した
後に養生硬化することによって製造されている。このも
のでは抄造シートの積層枚数によって任意の厚みの繊維
セメント板を製造することができる。
【0003】しかしこのように抄造シートを複数枚積層
して製造される繊維セメント板では、各層間の密着性が
問題となる。そこで従来から、抄造シート間に樹脂系接
着剤を塗布したり、別配合のセメントスラリーを塗布し
たりして、層間密着性を高めることがおこなわれてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、樹脂系
接着剤を用いる場合には、接着剤が抄造フェルトや丸網
に付着して目詰まりが発生するおそれがあるという問題
があり、また別配合のセメントスラリーを用いる場合に
は、このセメントスラリー配合用のプラントが必要にな
って設備コストが高価になり、しかもセメントスラリー
は沈降分離し易いと共にポットライフが短いために取扱
いが面倒であるという問題があった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、樹脂系接着剤や接着用セメントスラリーを用いる
場合のような問題なく層間密着性を高めることができる
繊維セメント板の製造方法を提供することを目的とする
ものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る繊維セメン
ト板の製造方法は、繊維セメントスラリー1を抄造した
抄造シート2を複数枚重ね、これを養生硬化させて繊維
セメント板を製造するにあたって、抄造シート2間にフ
ミン酸3を塗布することを特徴とするものである。
【0007】
【作用】抄造シート1間にフミン酸3を塗布することに
よって、樹脂系接着剤や接着用セメントスラリーを用い
るような必要なく、層間の密着性を高めることができ
る。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。図1
は石綿セメント板など繊維セメント板を製造するための
抄造装置の一例を示すものであり、セメントや石綿等の
繊維を水に分散させて調製した繊維セメントスラリー1
を供給する複数の抄造槽6に丸網シリンダー7が下部を
浸漬して回転駆動自在に取り付けてあり、この各丸網シ
リンダー7の上部に接するように無限帯状の抄造フェル
ト8が走行駆動自在に配設してある。また抄造フェルト
8の先部にはメーキングロール9が回転駆動自在に配設
してあり、さらに抄造フェルト8の上方には散布装置1
0が配設してある。
【0009】この散布装置10にはフミン酸が供給され
ている。フミン酸は、炭水化物を含むタンパク質を酸で
加水分解したり、あるいは炭化度の低い石炭あるいは土
壌からアルカリ溶液抽出したりして得られるものであ
り、酸に不溶、アルカリに可溶の多塩基性の不定型高分
子有機酸である。このフミン酸は0.1〜10重量%濃
度に希釈してフミン酸水溶液として使用するのが好まし
い。またフミン酸を希釈するために用いる希釈水として
は、アルカリ水を用いるのが好ましい。
【0010】しかして繊維セメント板を製造するにあた
っては、丸網シリンダー7を回転駆動しつつ丸網シリン
ダー7で繊維セメントスラリー1を濾過することによっ
て、丸網シリンダー7の外周にセメントや石綿等の繊維
などを付着させて抄造をおこなうことができるものであ
り、これをさらに抄造フェルト8の表面に抄造シート2
として転写させる。このようにして抄造フェルト8の表
面に付着させた抄造シート2をメーキングロール9の外
周に巻き付けるものであるが、抄造フェルト8の抄造シ
ート2の表面には散布装置10からスプレーされるフミ
ン酸3の水溶液が塗布されるようにしてある。
【0011】従ってメーキングロール9に巻き付けて図
2のように抄造シート2を積層するにあたって、各層間
にはフミン酸3が塗布されており、このフミン酸3によ
って層間密着性を高めることができるものである。抄造
シート2間にフミン酸3を塗布すると、セメントのCa
2+イオンにフミン酸が化学反応してキレート結合するこ
とによって抄造シート2の表面にフミン酸3が吸着さ
れ、フミン酸3によって各層を結合させて層間密着性を
高めることができるのである。
【0012】ここで、フミン酸3は樹脂系接着剤のよう
に設備に付着して固まるというようなことがなく、抄造
フェルト8や丸網シリンダー7を目詰まりさせるような
おそれはない。またフミン酸3は水で希釈するだけで使
用できるために、接着用セメントスラリーを別途配合し
て用いる場合のような配合のためのプラントが必要にな
るということがなく、設備を小型化して設備コストを安
価にすることができ、しかもこのセメントスラリーのよ
うに沈降分離するようなことがなく、アジテーターのよ
うな攪拌設備も不要になると共にフミン酸3は自己硬化
性がないのでセメントスラリーのようなポットライフを
気にする必要なく長期間保管することができ、取扱いが
非常に容易なものである。そしてフミン酸3は樹脂系接
着剤や接着用セメントスラリーと同等の層間密着性を高
める接着効果を有するものである。尚、フミン酸は特有
の黒褐色を呈しているために、設備に付着すると着色汚
れが発生するが、水で容易に洗い落とすことができるた
めに、特に問題はない。
【0013】上記のように抄造シート2をメーキングロ
ール9に所要回数巻き付けて、所定の厚みになるように
抄造シート2を複数層に積層した後、メーキングロール
9からこれをグリーンシートとして切り出す。そしてこ
のグリーンシートを先ずプレスして圧縮する。このよう
に圧縮加圧することによって層間密着性をさらに高める
ことができるものである。この後にこのグリーンシート
を必要に応じて所定の大きさや形状に成形した後に、養
生硬化して繊維セメント板を製造することができるもの
である。尚、抄造装置としては図1に示すものに限定さ
れないのはいうまでもなく、長網式抄造装置など任意の
装置を用いることができる。
【0014】
【発明の効果】上記のように本発明は、繊維セメントス
ラリーを抄造した抄造シートを複数枚重ね、これを養生
硬化させて繊維セメント板を製造するにあたって、抄造
シート間にフミン酸を塗布するようにしたので、樹脂系
接着剤や接着用セメントスラリーを用いるような必要な
く、フミン酸によって抄造シートの層間の密着性を高め
ることができるものであり、樹脂系接着剤や接着用セメ
ントスラリーを用いる場合の問題なく繊維セメント板を
製造することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】繊維セメント板の製造に用いられる装置の一例
の概略図である。
【図2】抄造シートを積層した状態の断面図である。
【符号の説明】
1 繊維セメントスラリー 2 抄造シート 3 フミン酸

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 繊維セメントスラリーを抄造した抄造シ
    ートを複数枚重ね、これを養生硬化させて繊維セメント
    板を製造するにあたって、抄造シート間にフミン酸を塗
    布することを特徴とする繊維セメント板の製造方法。
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