JP2654058B2 - ゴルフボール - Google Patents

ゴルフボール

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JP2654058B2
JP2654058B2 JP63049882A JP4988288A JP2654058B2 JP 2654058 B2 JP2654058 B2 JP 2654058B2 JP 63049882 A JP63049882 A JP 63049882A JP 4988288 A JP4988288 A JP 4988288A JP 2654058 B2 JP2654058 B2 JP 2654058B2
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敬介 井原
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、ゴルフボールの改良に関し、とくには、
ボールの空力特性を向上させる他、その外観を際立た
せ、見栄えの著しい向上をもたらすものである。
(従来の技術) 従来既知のゴルフボールとしては、球面上に、円形も
しくは角形の窪み模様、いいかえればディンプルを多数
形成したものがあり、これらの各ディンプルは、ゴルフ
ボール、ゴルフボールのための金型用マスターモデルま
たは金型への従来の加工技術との関連により、5〜13mm
の範囲の輪郭線長さを有することが一般的である。
ここで、かるくディンプルは、ゴルフボールの空力特
性を向上させ、主には、飛距離の増加をもたらすべく機
能する。
(発明が解決しようとする問題点) ところが、従来のディンプル加工技術をもってして
は、輪郭線の長い非円形のディンプルを正確に形成する
ことが困難であったことから、従来のゴルフボールのデ
ザインは、飛び性能のいかんを問わず、円形もしくは角
形の小型ディンプルの、寸法もしくは配置またはそれら
の配置割合を変更することのみにて行っており、これが
ため、従来ボールによっては、飛び性能の向上とデザイ
ンの自由度の向上とを両立させることができず、デザイ
ンの自由度の低さ故に、ゴルフボールの見栄えを十分に
向上させることがとうてい不可能である他、ゴルフコー
ス上で、自分のボールと他人のボールとを直ちに見分け
ることが極めて困難であり、結局は、ボールに刻印され
た記号をもって識別せざるを得ないという問題があっ
た。
この発明は、従来技術のかかる問題を有利に解決する
ものであり、ボール、金型用マスターモデルまたは金型
への窪みもしくは突起の加工技術の改良によって、ボー
ルの表面に、十分大きな、しかも所期した形状および寸
法の非円形ディンプルの形成を可能ならしめたることに
基づき、高い飛び性能を発揮するとともに、見栄えの著
しい向上をもたらすボールを提供するものである。
(問題点を解決するための手段) この発明のゴルフボールは、とくに、球面上に、輪郭
線が15mm以上200mm以下の長さを有する非円形ディンプ
ルを複数個配設するとともに、それらの非円形ディンプ
ルの輪郭線長さの総和を、全てのディンプルの輪郭線長
さの総和の30%以上とし、前記非円形ディンプルの、 VS:輪郭線が15mm以上200mm以下の長さを有する全ての非
円形ディンプルの、開口を通る球面にて区画される窪み
体積の総和 R:球の半径 で表される窪み総和体積率VRを0.5〜1.5%、好ましく
は、0.7〜1.3%としてなる。
(作 用) かかるボールによれば、とくには、15mm以上の輪郭線
長さを有するそれぞれの非円形ディンプルが、従来技術
のディンプルに比して大きくなり、しかも非円形という
特異な形状をもつため、ボールの外観を十分に際立た
せ、そしてその見栄の十分なる向上をもたらすことがで
きる。
また、ここでは、輪郭線長さが15mm以上のそれぞれの
非円形ディンプルの、輪郭線長さの総和を、全てのディ
ンプルの、輪郭線長さの総和の30%以上とすることによ
り、たとえばゴルフボールが、コース上にいかなる姿勢
で位置する場合であっても、自分のボールと他人のボー
ルとを直ちに識別することができる。
なおここで、複数個の非円形ディンプルの、輪郭線長
さを15mm以上とするのは、それが15mm未満では、既存の
ボールとの外観の差が少なくなることによるものであ
り、また、輪郭線長さが15mm以上の非円形ディンプル
の、輪郭線長さの総和を、全てのディンプルの、輪郭線
長さの総和の30%以上とするのは、ゴルフボールを見る
位置のいかんにかかわらず、外観上の差異を常に明瞭な
らしめるためである。
さらにここでは、輪郭線長さが15mm以上の非円形ディ
ンプルの、窪み体積の総和を、球体積の0.5〜1.5%とす
ること、いいかえれば、それらの非円形ディンプルの窪
み総体積率を0.5〜1.5%とすることにより、それらのデ
ィンプルの全てに、ディンプル本体の機能を十分に発揮
させて、ゴルフボールの飛び性能を十分に向上させるこ
とができる。
なお、非円形ディンプルの窪み総体積率は、それが0.
5%未満の場合であっても、また、1.5%を超える場合で
あっても、飛び性能が低下することになる。
従って、かかるゴルフボールによれば、輪郭線長さが
15mm以上の非円形ディンプルの配設に基づき、飛び性能
を十分に高める一方、デザインの自由度を高めて見栄え
の著しい向上をもたらすことができるとともに、自分の
ボールの直ちなる識別を可能ならしめることができる。
(実施例) 以下にこの発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの発明の一実施例を示す図であり、ここに
おけるこのゴルフボールは、正20面体を基本とし、この
正20面体の各面を球面上に投影してなるそれぞれの球面
三角形1(図では一の球面三角形を一点鎖線で示す)を
単位として、各球面三角形内に、図に斜線で示すよう
な、非円形ディンプルだけを配設したものである。
この例では、それぞれの球面三角形1の、各頂点の周
りに、ほぼ楔状をなす十個の三角形ディンプル2を相互
に向き合わせて配設することによってそれらの組み合わ
せ形状をほぼ星形とするとともに、各球面三角形1の、
それぞれの頂角内に位置する二個の三角形ディンプル2
の間に、正三角形もしくはそれに近似する、他の二個の
三角形ディンプル3を、これもまた相互に向き合わせて
配設することにより、一の球面三角形内に、六個の三角
形ディンプル3からなる六角形状を形成する。
そしてここでは、ほぼ楔状をなす三角形ディンプル2
の輪郭線長さを19mmとし、他方の三角形ディンプル3の
輪郭線長さを21mmとすることによって、それらの輪郭線
長さの総和を、全てのディンプルの、輪郭線長さの総和
の100%とする。
またここでは、ともに三角錘形状に窪ませたそれぞれ
の三角形ディンプル2,3の、一方の三角形ディンプル2
の最大深さを例えば0.15〜0.20mm、そして他方の三角形
ディンプル3の最大深さをたとえば0.15〜0.20mmとする
ことにより、15mm以上の輪郭線長さを有する非円形ディ
ンプル2,3の窪み総体積率VRを0.8〜1.1%とすることが
できる。
二種類の三角形ディンプル2,3をこのように配設して
なる図示のゴルフボールでは、いずれの三角形ディンプ
ル2,3も、境界層の剥離に有効に寄与することができ、
しかも、それらの三角形ディンプル2,3は、球面上にて
環状に延在する、いかなるディンプルにも交差しない15
本の大円陸部に対して対称に位置するので、ゴルフボー
ルの飛距離を十分に伸ばすことができるとともに、それ
の曲がりを十分に防止することができる。
また、ここにおけるそれぞれの三角形ディンプル2,3
は、従来技術に比して十分大きな輪郭線長さを有し、形
状もまた従来技術のそれとは大きく相違するので、ゴル
フボールの外観が際立ち、その見栄が著しく向上される
ことになる。そしてさらに、このことに加えて、全ての
ディンプルの輪郭線長さを15mm以上とすることにより、
ゴルフボールを見る位置のいかんにかかわらず、それの
外観の際立ち、見栄の良さを常に明瞭ならしめることが
できる。
第2図に示す実施例は、球面三角形1の各頂点の周り
に、ほぼ矢尻状をなす五個の非円形ディンプル21を放射
状に配設することによってそれらの組み合わせ形状を五
角形とし、そして、各球面三角形1の中央部に、前記五
角形の各辺と隣接して位置する三角形枠状の溝形ディン
プル22を設けるとともに、これらの各溝形ディンプル内
に、それと相似形をなす他の溝形ディンプル23を形成し
たものであり、ここでは、各々の矢尻状をなす非円形デ
ィンプル21の輪郭線長さを35mm、それぞれの溝形ディン
プル22,23の、内外輪郭線の和をそれぞれ、62mmおよび1
6mmとする。
ここにおいては、球面上に、矢尻状の非円形ディンプ
ル21を60個、また両溝形ディンプル22,23を20個づつ配
設することにより、15mm以上の輪郭線長さを有する非円
形ディンプルの、輪郭線長さの総和を、全てのディンプ
ルの、輪郭線長さの総和の100%とし、さらには、それ
らの非円形ディンプルの窪み総体積率VRを0.5〜1.5%と
する。
さらに、第3図に示す実施例は、各球面三角形1のそ
れぞれの頂点の周りに、五枚の花弁を縁取って延在する
一連の縁取りディンプル31と、この縁取りディンプル内
で、各花弁の長さ方向へ延びる筋状ディンプル32と、花
心状ディンプル33とを具える他、各球面三角形1の中央
部に配設した三尖星形状の非円形ディプル34およびその
周りに位置する三個の三角形ディンプル35とを具えるゴ
ルフボールであり、ここでは、縁取りディンプル31の輪
郭線長さを118mm、非円形ディンプル34の輪郭線長さを1
8mmとする。
またここにおいては、筋状ディンプル32および花心状
ディンプル33の輪郭線長さをそれぞれ、11mmおよび12m
m、三角形ディンプル35の輪郭線長さを13mmとし、縁取
りディンプル31および花心状ディンプル33をそれぞれ12
個、筋状ディンプル32を60個、非円形ディンプル34を20
個そして三角形ディンプル35を60個それぞれ形成するこ
とにより、15mm以上の輪郭線長さを有するディンプル3
1,34の、輪郭線長さの総和を、全てのディンプル31,32,
33,34の輪郭線長さの総和の53%とする。
そしてここでもまた、15mm以上の輪郭線長さを有する
ディンプル31,34の窪み総体積率VRを0.5〜1.5%とす
る。
従って、ここに示すゴルフボールならびに第2図に示
すゴルフボールもまた、ボールの空力特性の十分なる向
上の下で、その外観を際立たせ、見栄えの著しい向上を
もたらすことができる。
〔試験例〕
以下に、上述したそれぞれのディンプルパターンを有
するゴルフボールにおいて、15mm以上の輪郭線長さを有
する非円形ディンプルの、窪み総体積率を種々に変更し
た場合におけるゴルフボールの飛距離に関する試験につ
いて説明する。
供試ゴルフボール A:第1図に示すディンプルパターンを有するツーピース
ゴルフボール B:第2図に示すディンプルパターンを有するツーピース
ゴルフボール C:第3図に示すディンプルパターンを有するツーピース
ゴルフボール ボール構成 コア 組成:シス−1,4−ポリブタジエンゴム 100 重量部 ジンクジメタクリレート 30 重量部 ジンクオキサイド 18 重量部 ジクミルパーオキサイド 2.5重量部 直径:38.0mm 重量:33.5g カバー 組成:サーリンR 1707(米国デュポン社商品名) 100重量部 チタニウムジオキサイド 1重量部 厚さ:2.3mm コア組成物を、モールド内で160℃にて30分間加硫し
てソリッドコアを得る。次いで、ソリッドコアにカバー
組成物を被覆し、これをモールド内で170℃にて2分間
加圧成型することにより、直径42.7mm、重量45.2g、硬
度(PGA)100のツーピースボール(ラージ)を得た。
試験方法 No.1ウッドクラブを用い、ヘッドスピード45m/secで
ボールを打撃した際における飛び距離をT/Tマシン(ツ
ルーテンパー社製スイングロボット)で測定し、打撃20
回の結果の平均値を求めた。
試験結果 それぞれの供試ゴルフボールについての飛距離の測定
結果を次表に示す この表によれば、いずれかの種類のボールにあって
も、窪み総体積率が0.45%以下の場合および1.55%また
は1.60%以上の場合において、飛距離が相当低下するこ
とが明らかである。
(発明の効果) 従って、この発明によれば、輪郭線長さが15mm以上20
0mm以下の非円形ディンプルを複数個配設することによ
り、ディンプルの形状およびその輪郭線の長さに基づ
き、ボールの外観を、既存ボールのそれに対して十分に
際立たせるとともに、見栄えの著しい向上をもたらすこ
とができ、また、輪郭線長さが15mm以上200mm以下のそ
れぞれの非円形ディンプルの、輪郭線長さの総和を、全
てのディンプルの輪郭線長さの総和の30%以上とするこ
とにより、ゴルフボールを見る位置のいかんにかかわら
ず、外観上の差異を常に明瞭ならしめることができ、さ
らには、15mm以上200mm以下の輪郭線長さを有するそれ
ぞれの非円形ディンプルの、窪み総体積率を0.5〜1.5%
とすることにより、ボールの飛び性能を十分に向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す図、 第2,3図はそれぞれこの発明の他の実施例を示す図であ
る。 1……球面三角形、2,3……三角形ディンプル 21……非円形ディンプル、22,23……溝形ディンプル 31……縁取りディンプル、34……非円形ディンプル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】球面上に、複数のディンプルを形成してな
    るゴルフボールにおいて、 輪郭線長さが15mm以上200mm以下の非円形ディンプルを
    複数個配設するとともに、それらの非円形ディンプルの
    輪郭線長さの総和を、全てのディンプルの輪郭線長さの
    総和の30%以上とし、前記非円形ディンプルの窪み体積
    の総和を、球体積の0.5〜1.5%としてなるゴルフボー
    ル。
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