JP2653239B2 - シャーシ接続装置 - Google Patents

シャーシ接続装置

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JP2653239B2 JP2295752A JP29575290A JP2653239B2 JP 2653239 B2 JP2653239 B2 JP 2653239B2 JP 2295752 A JP2295752 A JP 2295752A JP 29575290 A JP29575290 A JP 29575290A JP 2653239 B2 JP2653239 B2 JP 2653239B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、テレビジョン受像機等において、製造組立
て時に、主回路部と別回路部を接続するときに使用でき
るシャーシ接続装置である。
従来の技術 テレビジョン受像機のシャーシ構造は、各種デザイン
に対応できるように、音量調整やチャンネル選択の操作
部の回路は主回路から切り離してあるのが普通である。
その為に製造組立て工程では、前記操作部と主回路を、
リード線をハーネスを用いて接続作業を行っている。以
下図面を参照しながら、テレビジョン受像機に於ける従
来のシャーシ接続方法について説明を行う。
第5図は従来のシャーシ接続方法の実施例を表わす斜
視図である。第5に於いて、2は音量調整やチャンネル
選択をする操作部、また1は最近のテレビジョン受像機
には標準装置のようになっている前面ビデオ入力端子、
3は主電源の動作状態を表わすLEDランプ、4はリモコ
ン受光部、5は主電源スイッチである。これら1〜5ま
でを6のブラケットにひとまとめにして固定し、前面操
作ブロックを形成している。12〜13は主回路部のプリン
ト基板で、テレビジョン受信機として最小限必要な信号
処理、電源、偏向系などの回路が組み込まれている。前
面操作ブロック(1〜5)はデザインの自由度によって
配置が自由に選択できるように、主回路部12〜13から切
り離されている。よって前面操作ブロック(1〜5)と
主回路部の接続は7〜11のハーネス加工を施したリード
線による接続であった。テレビジョン受像機としての組
立作業は、前面操作ブロックと主回路部を6のブラケッ
トにより、12〜13を固定している15のシャーシフレーム
に構造的に一体化し、その後に7〜11のリード線接続作
業を行う。そしてシャーシ全体をテレビジョン受像機の
キャビネット18に挿入し、前面ブラケットの穴16〜17を
キャビネット18のボス19〜20に合わせて、22のビスで6
の前面ブラケットをキャビネットに固定する。
発明が解決しようとする課題 上記構成に於いては、リード線の接続作業と、シャー
シ全体をキャビネットへ挿入する作業を別々に作業する
必要性があり、生産効率上の課題があった。また、テレ
ビジョン受像機の組立工程の自動化が進み、リード線の
接続作業は機械化が難しいという問題があった。
本発明は上記課題に鑑み、前面操作ブロックと主回路
部との接続を、前面操作ブロックに集約化したコネクタ
ーにより主回路部との接続を行うものである。また主回
路部のキャビネットへの挿入作業と、コネクターの接続
作業を同時化することができるシャーシ接続装置を提供
するものである。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明のシャーシ接続装置
は、前面操作ブロックと主回路部を別々にキャビネット
に挿入する。製造組立て工程では先に前面操作ブロック
をキャビネットに挿入し、次に主回路部をキャビネット
へ挿入する。前面操作ブロックと主回路部の間には相対
する位置にコネクターを設け、コネクターは、主回路部
をキャビネットへ挿入するときに、主回路部を固定して
いるシャーシフレームにより、前面ブロック側のコネク
ターを案内し、主回路部側のコネクターと接続すること
ができるようにしたものである。
作 用 本発明は上記した構成により、リード線を使用するこ
となく前面ブロックと主回路部を接続することが可能で
ある。また主回路部をキャビネットに挿入と同時に接続
作業が完了することも可能にする。
実施例 以下本発明の一実施例のシャーシ接続装置について図
面を参照しながら説明する。
第1図は、本発明の一実施例におけるシャーシ接続装
置の斜視図である。第1図において、24は前面ビデオ入
力端子、23は音量調整やチャンネル選択を行う操作ボタ
ンと主電源スイッチや主電源の動作を表わすLEDが組み
込まれている。25は23〜24のうち主回路部(28〜29)と
の接続を必要とする回路を集めたプリント基板であり、
主回路部(28〜29)のコネクター27と相対する配置で、
コネクター26が半田付け固定されている。前面操作ブロ
ックは、23,24,25,26で構成され、キャビネット32に挿
入する。そしてキャビネット32のボス33〜34にビス36に
て固定される。
第2図は前面操作ブロックと主回路部の接続部の上か
ら見た拡大図である。第2図において、前面操作ブロッ
クは、先にキャビネット32のボス33にビス36を介して固
定されている。プリント板25は前面ビデオ入力端子24が
載っているプリント基板43からリード線41を介して接続
されている。また音量調整やチャンネル選択を行う操作
部とは42のリード線を介して接続されている。43,23,25
の各プリントは別々にディップされるのではなく、一体
のプリントとしてディップされ、ディップ後にミシン目
等により、それぞれに必要な形に分割される。プリント
基板25は、前面操作ブロックとして必要な回路を集約
し、コネクター26にプリント基板25上で回路的に接続さ
れている。プリント基板25は、ブラケット44の爪40によ
って、固定されている。上記のようにキャビネット32に
先に固定された前面操作ブロックに対し、主回路部28
は、シャーシフレーム30に固定されたまま、キャビネッ
ト32の案内溝35に沿って、シャーシフレーム30の凸部31
が挿入されてゆく。このときに、シャーシフレーム30と
一体に形成されたリブ37〜38によって左右方向にプリン
ト基板25は案内され、またシャーシフレーム30と一体に
形成されたリブ39によって上下にプリント基板25は案内
される。
第3図は前面操作ブロックと主回路部の接続部を横か
ら見た拡大図である。第3図に於いて、シャーシフレー
ムに一体で形成されたリブ39は矢印の方向にシャーシフ
レーム30を挿入するときに、プリント基板25を上下に案
内する役目を果たすことを示す。上記のようにプリント
基板25は、上下,左右に案内され、第4図のように、コ
ネクター26と27が嵌合する位置まで達する。本実施例
は、プリント板25とプリント基板43を分離させ、リード
線41によって接続しているが、これはデザインの多様性
を考慮してある為で、プリント板25とプリント板43は一
体であってもよい。
以上のように本実施例によれば、前面操作ブロックと
主回路部の接続を、主回路部をキャビネットに挿入する
と同時に接続を完了させることが可能である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、前面操作ブロックに設
けられたプリント基板を介したコネクターと、主回路部
を固定するシャーシフレームに一体に形成された案内機
構を有するリブにより、上記プリントを案内し、主回路
部をキャビネットに挿入と同時に、前面操作部との回路
的接続を完了することが可能になり、生産性の向上に寄
与する。また、リード線を使わずに、前面操作ブロック
と主回路部を接続することが可能となり、テレビジョン
受像機の製造、組立て工程に於いて、自動化,機械化が
可能となった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例におけるシャーシ接続装置の
斜視図、第2図は同装置の上から見た図で、接続部を示
す要部拡大図、第3図は同装置を横から見た図で、接続
部の要部拡大図、第4図は同装置の上から見た図で、接
続後の要部拡大図、第5図は従来例を示す斜視図であ
る。 1……前面ビデオ入力端子、2……操作部、3……LE
D、4……リモコン受光部、5……主電源スイッチ、6
……ブラケット、7〜11……リード線、12〜13……主回
路部プリント基板、15……シャーシフレーム、16〜17…
…ビス穴、18……キャビネット、25……プリント基板、
26〜27……コネクター、28〜29……主回路部プリント基
板、30……シャーシフレーム、32……キャビネット。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】概略有底容器状をなし,底面の内側に凹状
    の案内溝を設けたキャビネットと、前部側に複数の操作
    ボタンを,後部側にコネクタ半体を取り付けてなる前面
    操作ブロックと、主回路部を構成するとともに,前記コ
    ネクタ半体と対応するもう一方のコネクタ半体を取り付
    けたプリント基板を搭載してなるシャーシフレームとを
    具備し、前記キャビネットの内面側に設けたボスを用い
    て前記前面操作ブロックを取り付け固定し、次に、前記
    キャビネットの前記凹状の案内溝に前記シャーシフレー
    ムに設けた凸部を嵌合させ、さらに、前記シャーシフレ
    ームをスライド挿入することにより、前記前面操作ブロ
    ックに取り付けたコネクタ半体と前記プリント基板に取
    り付けたコネクタ半体とを一体的に結合させることを特
    徴とするシャーシ接続装置。
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JPS556081U (ja) * 1978-06-29 1980-01-16

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