JP2651523B2 - ガリウム含有物からの連続式ガリウム回収方法及び装置 - Google Patents

ガリウム含有物からの連続式ガリウム回収方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、砒化ガリウム及び/又はリン化ガリウムを
含むガリウム含有物からそれに含まれるガリウムを回収
する方法及び装置に関するものである。
〔従来技術〕 半導体製造工場においては、砒化ガリウムやリン化ガ
リウムの如きガリウム化合物の種々のスクラップが副生
される。このようなスクラップには、ガリウム化合物の
不良単結晶の他、単結晶切削屑、研磨屑等が含まれる。
このようなガリウムスクラップの量は多く、ガリウム資
源の供給不足の補うためには、これらのスクラップをガ
リウム資源として有効利用することが重要である。
従来、砒化ガリウム含有物からガリウムを回収するた
めに種々の方法が提案されているが、それらのうちで、
工業的に見て比較的有効な方法として、特開昭57−1016
25号公報に記載されているものを挙げることができる。
この方法は、ガリウム−砒素含有屑を真空熱分解して、
それに含まれる砒素分はこれを昇華させた後凝縮して回
収し、一方、ガリウム分は溶融金属ガリウムとし、これ
を冷却して炉内から回収した後、得られた溶融ガリウム
を濾過した後、水相化学処理を施し、多段分画再結晶化
する方法である。しかし、この方法では、炉内において
高温の溶融ガリウムを冷却する工程を含むため、工業的
に操業しようとすると、バッチ操業によらざるを得なく
なり、装置利用効率が低下するという欠点がある他、分
解炉の昇温と降温を繰返し行うために、多量のエネルギ
ーを必要とし、かつ炉壁材料の劣化が促進されるという
欠点もあり、その上、バッチ操業であることから、原料
供給をその操業毎に炉内を常圧に戻して行う必要があ
り、そのため真空系が汚染されやすく、また操業に際
し、高真空度までの到達時間が長くなり、生産性が悪い
等の欠点がある。
〔目的〕
本発明は、従来技術に見られる前記欠点を克服するこ
とを目的とする。
〔構成〕
本発明によれば、真空分解容器を用いて砒化ガリウム
及び/又はリン化ガリウムを含むガリウム含有物を高温
熱分解して気体状砒素及び/又はリンと液体ガリウムを
生成させる方法において、該ガリウム含有物を、該真空
分解容器の気相部に予備真空保持室を介して連結するガ
リウム含有物投入口から投入するとともに、該真空分解
容器の液相部に連結する液体ガリウム抜出し管を介して
液体ガリウムを抜出し、かつ真空分解容器の気相部に連
結する砒素及び/又はリン輸送管を介して気体状の砒素
及び/又はリンを抜出して別の真空砒素及び/またはリ
ン回収容器内に導入し、ここで冷却固化させた後、該容
器外へ抜出すことを特徴とするガリウム含有物からの連
続式ガリウム回収方法が提供される。また、第2の発明
として、この方法を実施するための装置として、加熱炉
内に設置された真空分解容器と、該容器の気相部に予備
真空保持室を介して連結する砒化ガリウム及び/又はリ
ン化ガリウムを含むガリウム含有物投入口と、該容器の
液相部に連結する液体ガリウム抜出管と、該容器の気相
部に砒素及び/又はリン輸送管を介して連結する内部に
砒素及び/又はリン析出室を有する真空砒素及び/又は
リン回収容器と、該真空砒素及び/又はリン回収容器に
予備真空保持室を介して連結する砒素及び/又はリン抜
出管を備えたことを特徴とするガリウム含有物からのガ
リウム砒素回収装置が提供される。
本発明におけるガリウム含有物とは、砒化ガリウムや
リン化ガリウムを含む種々のスクラップ、不良品等を意
味するもので、このようなものには、例えば、砒化ガリ
ウムやリン化ガリウムの不良単結晶、単結晶切削屑、研
磨屑の他、工場において砒化リン化ガリウム、砒化イン
ジウム等が併産されている場合には、それらのスクラッ
プを少量含む砒化ガリウムスクラップ等がある。
次に本発明を図面により詳述する。第1図は、本発明
によるガリウム含有物からガリウム及び砒素及び/又は
リンを回収するための装置系統図の1例を示すもので、
aは真空分解容器、bは真空砒素及び/又はリン回収容
器、cは砒素及び/又はリン輸送管を示す。
真空分解容器aは、その下部に高温加熱炉13を有し、
高温加熱し得るようになっている。また、この真空分解
容器aの気相部には、真空バルブ2,3で区画された予備
真空保持室4を介して原料投入口1が連結され、真空分
解容器a内を高真空及び高温に保持したまま、即ち、ガ
リウム含有物の熱分解を行いながら、原料としてのガリ
ウム含有物(以下、単に原料とも言う)を真空分解容器
a内に装入し得るようになっている。即ち、真空分解容
器aを操業しながら原料をその容器a内に供給するに
は、真空バルブ3を閉及び真空バルブ2を開にした状態
で原料を投入口1から予備真空保持室4内に装入した
後、真空バルブ2を閉にし、真空バルブ5を開にして真
空装置6により予備真空保持室4を真空にする。その
後、真空バルブ5を閉じ、真空バルブ3を開にして、原
料を予備真空保持室4から真空分解容器a内に移す。こ
のようにして、原料を操業状態にある真空分解容器a内
に供給することができる。真空分解容器aは、石英ガラ
ス製のものでも使用可能であるが、石英ガラスの場合、
耐蝕性が悪く、反応に際し、その石英ガラスが原料中の
不純物(アルカリ分)と反応して失透現象を生じ、強度
が低下する。本発明者らの研究によれば、本発明で用い
る真空分解容器aの材質としては、ボロンナイトライド
を表面材質とするもの、例えば、ボロンナイトライド自
体や、ボロンナイトライドを表面にコーティングしたセ
ラミックス等の使用が好適であることが見出された。
真空分解容器aの気相部には、砒素及び/又はリン輸
送管Cを介して真空砒素及び/又はリン回収容器bが連
結され、さらに真空分解容器aの液相部には、液体ガリ
ウム抜出管10が連結されている。第1図においては、液
体ガリウム抜出管10はガリウム貯溜容器11内に導入さ
れ、真空分解容器aとガリウム貯溜容器11との間には、
大気圧以上の圧力を与える長さ(約170cm以上)のガリ
ウム液体柱が形成されている。このようなガリウム液体
柱を用いることにより、真空分解容器aを操業状態にし
たまま真空分解容器a内で生成した液体ガリウムを容器
外へ抜出すことができる。液体ガリウムの抜出は、第1
図に示す液体ガリウム柱を用いる方式の他、第2図に示
すように、予備真空保持室40を介して行うことができ
る。即ち、真空分解容器aに連結する液体ガリウム抜出
管10を、真空バルブ41及び42で区画された予備真空保持
室40を介して液体ガリウム受け容器12内に導入する。こ
のような抜出装置を用いて液体ガリウムの抜出しを行う
には、真空バルブ41、42及び大気バルブ46を閉にし、真
空バルブ44を開にして、排気管43を介して予備真空保持
室40を排気し、真空にした後、真空バルブ44を閉にし、
真空バルブ41を開にすることにより液体ガリウムを容器
aから予備真空保持室40に移す。次に、大気バルブ46を
開にし、さらに真空バルブ42を開にすることにより、予
備真空保持室40内の液体ガリウムをガリウム受け容器12
に回収することができる。47は目皿板又はフィルターで
あり、未分解の固体ガリウム化合物相と液体ガリウム相
とを分離するものである。
真空砒素及び/又はリン回収容器bは砒素及び/又は
リン析出室16を有し、砒素及び/又はリン輸送管cを介
して真空分解容器aから抜出された気体状の砒素及び/
又はリンを冷却固形化する機能を有するものである。第
1図に示したものにおいては、その外周に水冷ジャケッ
ト20を有して、100℃以下の温度に冷却された砒素及び
/又はリン析出室16が形成され、この部分の容器内壁が
冷却面となり、この冷却面上で気体状砒素及び/又はリ
ンが冷却され、その冷却面に固形物として析出される。
この容器内壁に析出した固体状砒素及び/又はリンはモ
ータ19によって回転されるスクレーパー18によって内壁
から剥離させることができる。また、この真空砒素及び
/又はリン回収容器bは、フィルター30を有する排気管
31を介して真空装置21に連結する。この真空装置21は、
真空分解容器a及び真空砒素及び/又はリン回収容器b
内を真空にするためのものである。この真空砒素及び/
又はリン回収容器bの下部には、真空バルブ22及び23で
区画された予備真空保持室24を介して砒素及び/又はリ
ン抜出管28が連結する。また、予備真空保持室24は、真
空バルブ25を介して真空装置27に連絡すると共に、大気
バルブ26を介して大気に連絡する。真空砒素及び/又は
リン回収容器b内に回収された固体状砒素及び/又はリ
ンを系外へ抜出すためには、真空バルブ22,23及び大気
バルブ26を閉にし、真空バルブ25を開にして真空装置27
により予備真空保持室24を真空にした後、真空バルブ25
を閉にし、次に真空バルブ22を開いて固体状砒素及び/
又はリンを予備真空保持室24内に移した後、真空バルブ
22を閉にし、次いで大気バルブ26を開にして予備真空保
持室24内を大気圧にした後真空バルブ23を開にして、予
備真空保持室24内の固体状砒素及び/又はリンを砒素及
び/又はリン抜出管28を介して砒素及び/又はリン受け
容器29に移す。このようにして、真空砒素及び/又はリ
ン回収容器b内を真空にしたままその内部に回収された
固体状砒素及び/又はリンを受け容器29に抜出すことが
できる。
なお、第1図に示した装置において、真空分解容器a
の加熱部以外の部分、砒素及び/又はリン輸送管c及び
真空砒素及び/又はリン回収容器bの冷却部以外の部分
には保温又は加熱部材を用いて、気体状砒素及び/又は
リンの器壁への析出を防止する。
本発明において、原料の予備真空保持室4から容器a
内への供給は、第1図に示すように、自然落下方式でも
よいが、マニュプレータを用いて行うこともできる。ま
た、容器aから真空バルブ3への高温幅射熱を遮断する
ために、真空バルブ3と容器aとの間に、幅射熱遮断ス
クリーンを配設し、原料供給時のみこのスクリーンを開
くようにすることができる。さらに、真空分解容器a
は、第1図に示す如き縦型の他、傾斜型のものとするこ
とも可能である。
次に、前記した装置系を用いてガリウム含有物からガ
リウムと砒素及び/又はリンの回収方法について説明す
る。この場合、被処理原料として用いられるガリウム含
有物としては、砒化ガリウムやリン化ガリウムを含む任
意のものが用いられ、一般的には、半導体工場で得られ
る不良単結晶、単結晶の切削屑等が代表的原料として用
いられる。
装置の操業開始に先立ち、先ず、液体ガリウムを原料
投入口1から、真空バルブ2、予備真空保持室4及び真
空バルブ3を介して真空分解容器a内に装入し、第1図
に示す如きガリウム液体柱を形成する。次いで、原料と
してのガリウム含有物を同様にして真空分解容器a内に
装入する。この場合、液体ガリウム貯溜容器11に付設さ
れたバルブ15を閉じておく。
次に、真空分解容器aに連結する真空バルブ2、3及
び真空砒素及び/又はリン回収容器bに連結する真空バ
ルブ22、23を閉じ、真空装置21を駆動させて、それら真
空容器a、b内を真空に保持した後、加熱炉13により真
空分解容器aの加熱を開始し、容器a内の原料を高温に
加熱する。この原料の加熱は、温度800〜1300℃、砒素
及び/又はリン析出室出口圧力100mmHg以下で行われ
る。
このようにしてガリウム含有物の真空熱分解を行う
と、それに含まれる砒素分やリン分は昇華し、気体とな
って輸送管cを通って真空砒素及び/又はリン回収容器
b内に拡散する。また、ガリウム含有物に含まれるガリ
ウム分は液体ガリウムとなる。この液体ガリウムは、高
温においてはガリウム含有物よりも比重が大きいため
に、ガリウム含有物からなる固相8はガリウム液相9の
上に形成され、両者は相分離される。この真空熱分解で
生成した液体ガリウムは、ガリウム抜出管10を通ってガ
リウム貯溜容器11に抜出され、ここから開放したバルブ
15を介してガリウム受け容器12にオーバフローされ、回
収される。
真空砒素及び/又はリン回収容器b内に拡散した気体
状砒素及び/又はリン、水冷ジャケット20を周囲に有す
る砒素及び/又はリン析出室16の冷却周壁面に固形物と
して析出する。この周壁に析出した固体状砒素及び/又
はリンはスクレーパー18で周壁からかき落され、真空容
器bの底部に溜まる。そして、必要に応じ、前記で詳述
したようにして、予備真空保持室24内にいったん移され
た後、砒素及び/又はリン抜出管28を通して抜出され、
砒素及び/又はリン受け容器29に回収される。
前記のようにして、一定時間ガリウム含有物の真空熱
分解を行い、真空容器a内のガリウム含有物の量が少な
くなると、前記で詳述したようにして、新しいガリウム
含有物を原料投入口1から、予備真空保持室4を介して
真空容器a内に供給し、真空熱分解を継続する。
〔効果〕
以上のようにして、本発明によれば、ガリウム含有物
を連続的に真空熱分解することができ、そして、原料の
投入や、液体ガリウム及び固体状砒素及び/又はリンの
抜出しは、真空容器a,bの操業を行いながら実施するこ
とができる。また、本発明では、ガリウム含有物中のガ
リウム分は高純度の液体ガリウムとして回収され、また
砒素分やリン分は高純度の固体状砒素及び/又はリンと
して回収されるので、これらのものは再び砒化ガリウム
やリン化ガリウム単結晶の製造原料として使用すること
ができる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。
実施例1 第1図に示した如き装置を用いて砒化ガリウムのウエ
ハースクラップから、ガリウムと砒素を回収する実験を
行った。この場合、砒化ガリウムスクラップとしては数
mmの角に粉砕したものを用いた。また、真空熱分解容器
aに対する砒化ガリウムスクラップの供給は、一度に25
gづつ、そして1時間当り100gの割合で予備真空保持室
4を介して行った。真空分解容器a内は、1100℃の温度
及び10-2〜10-3mmHgの圧力に保持した。また、第1図に
おいて点線で示した保温部材としては、ヒータを用い、
温度200〜400℃となるように加熱した。但し、真空バル
ブ3及び22の附近ではバルブ劣化防止のために100〜150
℃となるようにした。
前記のようにして砒化ガリウムスクラップの真空熱分
解を行った結果、受け容器12には生成した液体ガリウム
が回収され、その回収量は1時間当り50gの割合であっ
た。この液体ガリウムを濾過し、それに含まれる固形分
を除去した後、発光分析を行ったところ、不純物として
はインジウムのみが検出され、その含有量は1〜10ppm
程度であった。また比色法により砒素の分析を行ったと
ころ、この砒素含量はガリウム中0.1ppm以下であった。
真空砒素回収容器bにおいて、砒素析出室16は水冷ジ
ャケット20で100℃以下に冷却し、容器内周壁面に砒素
を析出させた。また、スクレーパー18は30分に1回の割
合で回転させ、周壁面に付着した砒素析出層を剥離させ
た。この剥離させた固体状砒素は、予備真空保持室24を
介して砒素受け容器29に回収した。この回収量は1時間
当り50gの割合であった。この砒素を発光分析したとこ
ろ、不純物としてガリウムが10〜100ppm、ケイ素が1.0p
pm以下検出されたのみであった。
実施例2 実施例1と同様にして、リン化ガリウムのウエハース
クラップを真空熱分解してガリウムとリンを回収した。
この場合、真空分解容器a内は、℃の温度に保持した。
回収されたガリウム中の不純物としてはインジウムのみ
が検出され、その含有量は実施例1の場合と同様に1〜
10ppm程度であり、また比色法によりリンの分析を行っ
たところ、このリン含量はガリウム中0.1ppm以下であっ
た。また、リン受け容器29に回収されたリンを発光分析
したところ、不純物としてガリウムが10〜100ppm、ケイ
素が1ppm以下検出されたのみであった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるガリウム含有物からのガリウム及
び砒素及び/又はリン回収装置系の説明図である。第2
図は真空分解容器aからの液体ガリウムの抜出しにおい
て、第1図に示したものとは別の実施例を示す装置説明
図である。 2,3,22,23,41,42……真空バルブ、4,24,40……予備真空
保持室、10……液体ガリウム抜出管、28……固体状砒素
及び/又はリン抜出管、13……加熱炉、18……スクレー
パー、a……真空熱分解容器、b……真空砒素及び/又
はリン回収容器、c……気体状砒素及び/又はリン輸送
管。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】真空分解容器を用いて砒化ガリウム及び/
    又はリン化ガリウムを含むガリウム含有物を高温熱分解
    して気体状砒素及び/又はリンと液体ガリウムを生成さ
    せる方法において、該ガリウム含有物を、該真空分解容
    器の気相部に予備真空保持室を介して連結するガリウム
    含有物投入口から投入するとともに、該真空分解容器の
    液相部に連結する液体ガリウム抜出し管を介して液体ガ
    リウムを抜出し、かつ真空分解容器の気相部に連結する
    砒素及び/又はリン輸送管を介して気体状の砒素及び/
    又はリンを抜出して別の真空砒素及び/またはリン回収
    容器内に導入し、ここで冷却固化させた後、該容器外へ
    抜出すことを特徴とするガリウム含有物からの連続式ガ
    リウム回収方法。
  2. 【請求項2】加熱炉内に設置された真空分解容器と、該
    容器の気相部に予備真空保持室を介して連結する砒化ガ
    リウム及び/又はリン化ガリウムを含むガリウム含有物
    投入口と、該容器の液相部に連結する液体ガリウム抜出
    管と、該容器の気相部に砒素及び/又は輸送管を介して
    連結する内部に砒素及び又はリン析出室を有する真空砒
    素及び/又はリン回収容器と、該真空砒素及び/又はリ
    ン回収容器に予備真空保持室を介して連結する砒素及び
    /又はリン抜出管を備えたことを特徴とするガリウム含
    有物からのガリウム回収装置。
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