JP2650792B2 - 露光精度の測定方法 - Google Patents

露光精度の測定方法

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JP2650792B2
JP2650792B2 JP3018951A JP1895191A JP2650792B2 JP 2650792 B2 JP2650792 B2 JP 2650792B2 JP 3018951 A JP3018951 A JP 3018951A JP 1895191 A JP1895191 A JP 1895191A JP 2650792 B2 JP2650792 B2 JP 2650792B2
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啓介 谷本
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、露光精度の測定方法
に関する。ことに、半導体装置の製造に用いられる。
【0002】
【従来の技術】従来、半導体工程へ導入しようとする露
光装置の露光精度の測定は、露光装置にホトレジストの
塗膜を有する基板とその上の所定パターンのマスク板と
を配置し、ホトレジスト膜に露光し現像して所定パター
ンのレジスト像を形成し走査型電子顕微鏡によってレジ
スト像の断面形状を観察する事で露光装置の解像力を推
定する手法が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術ではレジス
ト像の断面形状の定性的な評価に留まり、露光装置の露
光精度(解像力)の定量的な評価ができない、という問
題がある。
【0004】この発明は、上記問題を解決するためにな
されたものであって、露光装置の露光精度を定量的に評
価できる露光精度の測定方法を提供しようとするもので
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によれば、
(a)露光装置にホトレジスト膜が形成された基板とそ
の上に所定の線状パターンのマスク板を配置し、露光し
てホトレジスト膜に非露光領域と露光領域を形成する工
程、(b)シリル化剤のガス雰囲気中で上記基板を加熱
することによってホトレジスト膜の非露光領域を非シリ
ル化領域とし露光領域をシリル化領域に変換する工程、
(c)この上に必要に応じて保護膜を積層し、線状パタ
ーンであるシリル化領域の軸方向に直交する方向に基
板を切断する工程、(d)切断して得られた端面の非シ
リル化領域をプラズマでエッチングすることによって非
シリル化領域とシリル化領域との界面段差を形成する
工程、(e)上記界面における接線のうち非シリル化領
域上面との交差角度が最大となる接線を引き、その交差
角度を求めることによって露光精度を測定することから
なる露光精度の測定方法が提供される。
【0006】この発明においては、(a)露光装置にホ
トレジスト膜が形成された基板とその上に所定の線状パ
ターンのマスク板を配置し、露光してホトレジスト膜に
非露光領域と露光領域を形成する。
【0007】上記露光装置は、基板上のホトレジスト膜
に露光するためのものであって、露光精度を測定し半導
体装置の製造に必要な所定の露光精度を有するものが採
用されて半導体製造工程に導入される。
【0008】ホトレジスト膜は、シリル化領域と非シリ
ル化領域とを形成するためのものであって、例えば 日
本合成ゴム社製PLASMASK等のホトレジスト溶液
を基板に塗布し、乾燥して形成することができる。膜厚
は、通常1.5〜2.0μm が好ましい。
【0009】上記線状パターンは、例えば線状スリット
と線状スリット間隔が同じ寸法(ラインアンドスペー
ス)のパターン等が用いられる。この寸法は、通常0.
3〜0.6μm である。
【0010】この発明においては、(b)シリル化剤の
ガス雰囲気中で上記基板を加熱することによってホトレ
ジスト膜の非露光領域を非シリル化領域とし露光領域を
シリル化領域に変換する。シリル化剤のガスは、ホトレ
ジスト膜の露光領域のみをシリル化領域に変換するため
のものであって、例えばヘキサメチルジシラザン等を用
いることができる。このガス雰囲気は、シリル化剤のガ
スの圧力を通常740〜780Torr とするのがよい。
【0011】上記加熱は、 シリル化剤のガスとホトレジ
スト膜の露光領域を反応させるためのものであって、 通
常140〜180°Cとするのがよい。
【0012】この発明においては、(c)この上に必要
に応じて保護膜を積層し、線状パターンの、シリル化領
域の軸方向に直交する方向に基板を切断する。
【0013】保護膜は、後工程のプラズマでエッチング
する工程において非シリル化領域の上面をエッチングさ
れないように保護するためのものであって、非シリル化
領域の上面を含む領域に、例えばレジスト膜を形成して
用いるのがよい。
【0014】この発明においては、(d)切断して得ら
れた端面をプラズマでエッチングすることによって非シ
リル化領域とシリル化領域との界面で段差を形成する。
【0015】上記プラズマは、切断して得られた端面の
非シリル化領域とシリル化領域との界面で段差を形成す
るためのものであって、非シリル化領域とシリル化領域
からなる端面に作用して非シリル化領域のみを選択的に
エッチングするものがよく、例えば酸素プラズマ等を用
いることができる。段差によって明確化された非シリル
化領域とシリル化領域との界面は、例えば図1(ニ)
示すようにシリル化領域の上面で幅が広く、低面にいく
にしたがって幅が狭くなる。
【0016】この発明においては、(e)上記界面にお
ける接線のうち非シリル化領域上面との交差角度が最大
となる接線を引きその交差角度を求めることによって露
光精度を測定する。
【0017】上記交差角度は、例えば図1(ニ)に示す
ように角度θを測定して求めることができる。
【0018】この交差角度は、同じ露光装置を用い、ラ
インアンドスペースのパターンであってその線寸法が
0.35μm 〜0.60μm の範囲のマスク板を用いて上
記(a)〜(e)と同様にして求めると、例えば図2に
示すように幅寸法が小さくなる程小さくなる傾向があ
る。また、この交差角度は、露光精度(解像度)の高い
露光装置(A)と低い露光装置(B)を用い上記(a)
〜(e)と同様にして求めると図2に示すように露光精
度が小さくなる程小さくなる傾向がある。すなわち、マ
スク板のラインアンドスペースのパターンの線寸法を一
定として交差角度を求めて露光装置の露光精度を定量的
に測定することができることが分かる。
【0019】
【作用】シリル化剤が、ホトレジスト膜の露光領域のみ
をシリル化し、プラズマが非シリル化層を選択的にエッ
チングして非シリル化領域とシリル化領域との界面を明
確化し、その界面での接線と非シリル化領域の上面との
交差角度の最大値の測定を可能にし、交差角度の最大値
が露光精度の高さを定量的に示すことになる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1にシリル化層の顕在化(明確化)の工程を示す。ま
ず、基板1の上にホトレジスト液(PLASMASK)
を塗布し、膜厚1.5μm のホトレジスト膜2を形成す
る。露光精度(露光解像力)の測定を行う露光装置Aに
上記基板とその上にマスク板3を配置する。マスク板3
は、線寸法0.35μm のラインアンドスペースのパタ
ーンを有する。
【0021】次に、ホトレジスト膜2にマスク板3に対
応するパターンで露光する。
【0022】次に、露光されたホトレジスト膜を有する
基板をヘキサメチルジシラザンが760Torr 含有され
る雰囲気中に配置し、 基板を160°Cに加熱してホト
レジスト膜の露光領域をヘキサメチルシラザン5と反応
させてシリル化する。
【0023】次に、表面にレジスト膜を積層し保護膜6
を形成する。
【0024】次に、マスクパターンに対応するラインア
ンドスペースのシリル化領域の軸方向に直交する方向に
基板を切断する。切断して得られた端面にはシリル化領
域と非シリル化領域があるが潜在化していて各領域を見
分けることができない。
【0025】次に、この基板を酸素プラズマ中でエッチ
ングすることにより、上記切断端面の非シリル化領域を
選択的にエッチングして非シリル化領域とシリル化領域
との間に段差を形成し非シリル化領域とシリル化領域と
の界面を顕在化(明確化)させる。
【0026】次に、非シリル化領域とシリル化領域との
界面における接線のうち非シリル化領域上面の交差角度
が最大となる接線9とその交差角度10(25度)を求
める。
【0027】次に、線寸法0.35μm のラインアンド
スペースのパターンを有するマスク板を用いる代りに、
線寸法0.40、0.45、0.50、0.55及び0.6
0μmのマスク板を用い、この他は同様にしてそれぞれ
交差角度を求めたところ、41度、45度、50度、5
0度及び51度であった。この結果は、プロットすると
図2のA曲線のとおりである。
【0028】次に、露光装置(A)を用いる代りに露光
装置(B)を用い、この他は同様にして交差角度を求め
図2にプロットするとB曲線が得られた。A曲線がB曲
線よりも上に存在するので露光装置Aが露光装置Bより
も露光精度を高くできることが定量的に確認される。
【0029】
【発明の効果】この発明によれば、露光装置の露光精度
を定量的に評価できる露光精度の測定方法を提供するこ
とができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例で測定した露光精度の測定方
法の説明図である。
【図2】この発明の実施例で測定した露光装置(A)及
び(B)の露光精度(交差角度)を示すグラフ図であ
る。
【符号の説明】
1 基板 2 ホトレジスト膜 3 マスク板 4 光 5 ヘキサメチルジシラザン 6 保護膜 7 シリル化領域 8 非シリル化領域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)露光装置にホトレジスト膜が形成
    された基板とその上に所定の線状パターンのマスク板を
    配置し、露光してホトレジスト膜に非露光領域と露光領
    域を形成する工程、 (b)シリル化剤のガス雰囲気中で上記基板を加熱する
    ことによってホトレジスト膜の非露光領域を非シリル化
    領域とし露光領域をシリル化領域に変換する工程、 (c)この上に必要に応じて保護膜を積層し、線状パタ
    ーンであるシリル化領域の軸方向に直交する方向に基
    板を切断する工程、 (d)切断して得られた端面の非シリル化領域をプラズ
    マでエッチングすることによって非シリル化領域とシリ
    ル化領域との界面段差を形成する工程、 (e)上記界面における接線のうち非シリル化領域上面
    との交差角度が最大となる接線を引き、その交差角度を
    求めることによって露光精度を測定することからなる露
    光精度の測定方法。
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