JP2650221B2 - 下水道の施工法 - Google Patents

下水道の施工法

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JP2650221B2
JP2650221B2 JP6031789A JP3178994A JP2650221B2 JP 2650221 B2 JP2650221 B2 JP 2650221B2 JP 6031789 A JP6031789 A JP 6031789A JP 3178994 A JP3178994 A JP 3178994A JP 2650221 B2 JP2650221 B2 JP 2650221B2
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晃代 山田
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  • Sewage (AREA)
  • Underground Structures, Protecting, Testing And Restoring Foundations (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は下水道に関するもので
あり、特に簡易な施工で地中に浸み出る下水を少なくす
ることが可能な下水道の施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本件出願人は既に特開平4−93431
号にかかる発明を開示している。当該出願にかかる発明
は、合成樹脂製の管を溝内に置き、合成樹脂製管の内部
には空気や水で膨らませたチューブを配して合成樹脂管
の周りにコンクリートを打設して硬化させる。チューブ
を撤去して、合成樹脂管の内部を下水道とするものであ
る。これはコンクリートに出来たクラックから下水が地
盤に浸透して行かないようにするためであり、また下水
道の内周の摩耗を防ぐためである。
【0003】
【この発明が解決しようとする課題】このような合成樹
脂管を使用するのはそれなりに効果を備えるが、合成樹
脂管の経年変化による老化の課題もある。合成樹脂は経
年変化によって性状が変化することが知られているが、
少しの衝撃によって折れたり、ひびが入ったりするよう
になる。この折れた部分やひびから下水がコンクリート
のクラックを通り、周辺地盤に浸透するという問題が生
じてしまう。
【0004】また合成樹脂管を使用することにより、そ
の搬入や設置の手間の問題もあり、また合成樹脂管を連
続して並べて繋ぐ場合のその繋ぎ部分の止水の問題があ
る。つまり合成樹脂管を繋ぐ場合、その繋ぐ部分の止水
を正確に行なう必要があり、またその強度を保つのは極
めて難しい問題である。
【0005】この発明は以上のような課題を解決するた
めになされたもので、施工が容易であって、下水を周辺
地盤に浸透させない下水道の施工法を提供することを目
的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明にかかる下水道
の施工法は、液体の浸透が生じ難い超微粉セメント系硬
化材を使用して、この超微粉セメント系硬化材によって
下水道の内面を形成するものである。超微粉セメント系
硬化材は、セメント100重量部に対し平均粒径1μ以
下の超微粉を8〜12重量部配合し、水セメント比0.
3以下で混練する。超微粉としてはシリコンまたはシリ
カ質ダストが特に好適であって、その他フライアッシ
ュ、炭酸カルシウム、酸化チタン、酸化アルミニウム等
の水溶性の低い物質が採用できる。また高性能減水剤と
しては、メラミンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の
塩、ナフタレンスルホン酸ホルムアルデヒド縮合物の
塩、高分子リグニンスルホン酸塩やボリカルボン酸ホル
ムアルデヒド縮合物の塩、高分子リグニンスルホン酸塩
やボリカルボン塩酸などを主成分としたものがある。こ
ようにしたペースト状の超微粉セメント系硬化材をその
まま使用してもよいし、細骨材や粗骨材を添加して混練
したモルタルやコンクリート状としたものを使用するこ
ともできる。その使用態様は場合によって選択する。
【0007】地盤に掘削した溝内に袋状の支持管を配置
する。支持管は円柱形状を成しているもので、ゴムや合
成樹脂製布状材によって形成したものに螺旋状の鋼線や
リング状の鋼線を周面に沿って配すなどして補強してあ
る。この支持管に空気や水を圧力注入して充満させる。
支持管の周囲には油脂などの剥離剤を塗っておく。
【0008】溝内に設置した支持管の周囲に、前記した
超微粉セメント系硬化材を吹付けて支持管周囲に超微粉
セメント系硬化材の層を形成する。このとき使用する超
微粉セメント系硬化材は、そのままペースト状のものを
使用することもできるし、骨材を添加してモルタルやコ
ンクリート状としたものを使用することもできる。この
層の周りに超微粉を混入していない通常のモルタルやコ
ンクリートを打設して硬化させるか土砂を埋め戻す。そ
の後、支持管内の水や空気を抜き、支持管を撤去する。
【0009】支持管の周囲に網材を配することも可能で
ある。網材としてはエキスパンドメタルやクリンプ金網
などの金網や、合成樹脂によって網状に形成したものも
採用できる。この網材に向けて吹付けて超微粉セメント
系硬化材の層を形成してもよいし、場所打ちして超微粉
セメント系硬化材中に埋設してもよい。
【0010】
【作用】超微粉を混入したセメント系硬化材は、セメン
トや骨材の粒子の間に超微粉が入り込んで、密な状態と
なる。従来の超微粉を混入しないモルタルやコンクリー
トと異なり、液体を浸透させない。また強度が大きく、
摩耗し難い。セメント系硬化材の層を形成して水密性を
保ち、その周囲には安価な通常のコンクリートなどを打
設してする。支持管の周囲に網材を配することにより、
吹付け硬化材の付着を可能にするとともに、収縮クラッ
クの分散を図る。
【0011】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づきこの発明を詳
細に説明する。図において1は地盤に掘削した溝であ
り、この溝内に予め或程度の高さ分、骨材を混入した超
微粉セメント系硬化材2を打設する。この上に合成樹脂
製布材からなる支持管3を配置する。支持管3は円柱形
状を成しており、螺旋状の鋼線4が内側に配して補強し
てある。これを蛇腹状に伸ばして、溝1内に設置する。
支持管3外周面にはポリマーを主成分とする剥離剤を塗
っておく。この支持管3内に水を圧力注入して充満させ
る。この支持管3の周囲に骨材を混入した超微粉セメン
ト系硬化材5を場所打ちして硬化させる。この発明で使
用する超微粉セメント系硬化材2・5の配合表を次の表
1に示す。実施例では超微粉としてシリカヒュームが使
用されている。
【0012】
【表1】
【0013】実施例のいずれの配合においても、強度8
00kg/cm2 近く、或いはそれ以上の値を得てお
り、その強度はいずれも大きい。強度が大きいため、下
水道路6内周面の摩耗が少ない。また硬化した硬化材2
・5を観察すると、セメントや骨材の粒子の隙間に超微
粉が入り込んで粒子が密な状態であって、水などの液体
であってもこの粒子間に入り込むのは不可能な状態であ
った。つまり水が硬化材2・5中に浸透して中性化が起
るということが生じ難い状態であって、酸性化した雨水
が周辺地盤に浸み出るということがない。
【0014】図2〜図4に示すのは、支持管3周囲に一
定厚さの超微粉セメント系硬化材の層を形成する施工手
順である。図の実施例は支持管3の周囲に網材7を配し
ておくものであり、下に打設する超微粉セメント系硬化
材2内に予めエキスパンドメタルである網材7aを配し
ておく。支持管2の周囲に更に網材7bを配して両端を
重ねておく。以上の状態で超微粉セメント系硬化材8を
網材7bに吹付ける。吹付ける厚さは数十cmから2m
程度である。このときのセメント系硬化材8は細骨材の
み混入したモルタル状のものを使用した。その後、その
周りに超微粉を混入していない通常のコンクリート9を
更に周囲に場所打ちして硬化させる。支持管3内の水を
抜いて、支持管を撤去する。
【0015】上記した網材7としてエキスパンドメタル
を使用したが、その網となる線材は細く、網目も小さ
い。その線材部分の太さは1.2〜4.5mmであり、
網目の巾は10〜50mm程度である。このような網材
7を硬化材2・8内に含んでいると、硬化材2・8が収
縮したとき発生するクラックが分散して小さな巾のクラ
ックとなる。水はクラックを伝って浸透するが、クラッ
クが或程度の巾が無くては水が浸透して行かないことが
実験で知られている。網材7は吹付けた硬化材8を付着
させるためであるが、このように収縮クラックの分散に
も効果があり、下水道路の水密性に効果がある。網材7
は支持管3の周りに何重にも配することもでき、このと
き網材7の配設と硬化材8の吹付けを交互に繰返す。
【0016】
【発明の効果】この発明は以上のような構成を有し、以
下のような効果を得ることができる。 超微粉を混入したセメント系硬化材により少なくとも
下水道路の内面側を形成するため、水が浸透し難く、周
辺地盤の環境を悪化させることがない。 合成樹脂管などを使用しないため、これらの劣化の恐
れや繋ぎ目の止水作業を行なう必要がなく、施工が極め
て容易となる。 超微粉を混入したセメント系硬化材は強度が大きく、
下水道路の摩耗が生じ難い。 支持管の周囲に超微粉を混入したセメント系硬化材の
層を形成し、その周りに超微粉を使用しない通常の硬化
材を使用することにより、比較的高価な超微粉の使用を
押えることができ、安価に施工できる。 支持管の周囲に網材を配することにより、収縮クラッ
クの分散を図ることができ、水が浸透する可能性がなく
なるまで、クラックの巾を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明にかかる下水道の施工法の一実施例の
斜視図である。
【図2】支持管の周囲に網材を配した状態の断面図であ
る。
【図3】支持管の周囲に超微粉セメント系硬化材を吹付
けた状態の断面図である。
【図4】通常のコンクリートを打設した状態の断面図で
ある。
【符号の説明】
1 溝 2 超微粉セメント系硬化材 3 支持管 4 鋼線 6 下水道路 7 網材 8 超微粉セメント系硬化材 9 コンクリート

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円柱形状の袋状の支持管を溝内に設置し
    て空気や水を充満させ、セメント100重量部に対し平
    均粒径1μ以下の超微粉を8〜12重量部、高性能減水
    剤を2〜10重量部配合し、水セメント比0.3以下で
    混練した超微粉セメント系硬化材をそのまま、或いはこ
    れに骨材を添加した超微粉セメント系硬化材を支持管周
    囲に吹付け、超微粉セメント系硬化材が硬化後、更に周
    囲にセメントを水で混練して骨材を添加したコンクリー
    トを打設して硬化させるか土砂を埋め戻し、支持管内部
    の空気又は水を抜いて支持管を撤去し、下水道路を形成
    してなる下水道の施工法。
  2. 【請求項2】 支持管の周囲には網材を配することを特
    徴とする請求項1記載の下水道の施工法。
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