JP2650142B2 - 支払装置とカード - Google Patents

支払装置とカード

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JP2650142B2
JP2650142B2 JP1207252A JP20725289A JP2650142B2 JP 2650142 B2 JP2650142 B2 JP 2650142B2 JP 1207252 A JP1207252 A JP 1207252A JP 20725289 A JP20725289 A JP 20725289A JP 2650142 B2 JP2650142 B2 JP 2650142B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、使用料金を予納して使用する技術に関す
る。
[従来の技術] 従来、使用料金を予納してから被使用対象を使用する
技術が種々開発されている。
これらの技術としては、予納金額を磁気カード、又は
ICメモリカードに予め記憶しておき、この記憶した金額
を使用量に基づいて単に減算するものが開発されている
(特開昭58−60397号、特開昭59−208689号、特開昭61
−240394号、特開昭61−251994号、特開昭62−82495
号、特開昭63−140395号公報参照)。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら従来の技術は、いずれも携帯可能媒体で
あるカードに記憶された予納金額を、単に使用量に基づ
いて減算し、この予納金額がなくなったら被使用対象の
使用を制限するのみであった。このため、被使用対象の
実際の使用状態、又は使用者の立場を、より反映した使
用料金の支払装置の開発が望まれていた。
本発明は上記課題を解決することにより、被使用対象
の実際の状態、又は使用者の立場を反映させた使用料金
の支払装置とカードの提供を目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するための手段として、請求項1のカ
ードは、データを送受信する入出力インタフェースと、
金額を記憶する予納金メモリと、引落可能金額の送信開
始かを判断する送信開始条件判断手段と、該送信開始条
件判断手段が引落可能金額の送信開始であると判断した
場合に、上記予納金メモリが記憶する金額を引落可能金
額として上記入出力インタフェースを介して送信する送
信手段と、上記送信手段による引落可能金額の送信先か
ら引落金額を、上記入出力インタフェースを介して受信
する手段と、該受信した引落金額を上記予納金メモリの
金額から減算する引き落とし手段と、口座から金額を引
き落とす処理を行う予納金追加センタに、所定の予納金
額の引き落としを求める金額追加のコードを電話回線経
由で送信する金額追加コード送信手段と、上記予納金追
加センタから応答コードを受信する手段と、該受信した
応答コードに基づいて、所定の予納金額を上記予納金メ
モリの金額に加算する金額追加手段とを備えることを要
旨とする。
請求項2のカードは、データを送受信する入出力イン
タフェースと、金額を記憶する予納金メモリと、引落可
能金額の送信開始かを判断する送信開始条件判断手段
と、該送信開始条件判断手段が引落可能金額の送信開始
であると判断した場合に、上記予納金メモリが記憶する
金額を引落可能金額として上記入出力インタフェースを
介して送信する送信手段と、上記送信手段による引落可
能金額の送信先から該予納金メモリの金額の引き落とし
要求を上記入出力インタフェースを介して受信する引き
落とし要求入力手段と、該受信した引き落とし要求の金
額を上記予納金メモリの金額から減算する予納金メモリ
減算手段と、上記予納金メモリが減算された金額を反映
した引き落とし金額反映信号を上記入出力インタフェー
スに出力する引き落とし金額反映信号出力手段とを備え
ることを要旨とする。
請求項3の支払装置は、被使用対象を供給する機能を
備え、該被使用対象の価格に応じた数量の単位信号を出
力する被使用対象供給手段と、該被使用対象供給手段が
被使用対象を供給するための代金を決済するカードとを
備える支払装置であって、カードは、金額を記憶する予
納金メモリと、上記被使用対象供給手段から単位信号を
入力する単位信号入力手段と、該単位信号入力手段が入
力した単位信号の数量に見合う金額分だけ上記予納金メ
モリの金額を減算する予納金メモリ減算手段と、上記予
納金メモリが減算された金額を反映した引き落とし金額
反映信号を出力する引き落とし金額反映信号出力手段と
を備え、上記被使用対象供給手段は、上記引き落とし金
額反映信号を入力して、上記カードが適正に動作してい
るかの判断を行うカード適正判断手段と、該カード適正
判断手段が上記カードが適正に動作していないと判断し
た場合に、被使用対象の供給を停止する供給停止手段と
を備えることを要旨とする。
[作用] 請求項1のカードは、まず送信開始条件判断手段が引
落可能金額の送信開始かを判断し、ここで送信開始であ
ると判断した場合には、送信手段が、予納金メモリが記
憶する金額を引落可能金額として入出力インタフェース
を介して送信する。
また、受信する手段が、引落可能金額を送信した先か
ら、入出力インタフェースを介して、引落金額を入力
し、引き落とし手段が、受信した引落金額を、予納金メ
モリの金額から減算する。
一方、金額追加コード送信手段が、電話回線経由で、
予納金追加センタに金額追加のコードを送信し、その送
信後、受信する手段が、この予納金追加センタからの応
答コードを受信して、金額追加手段が、応答コードに基
づいて、所定の予納金額を予納金メモリの金額に加算す
る。
これにより、カードは、引き落とすことが可能な金額
をまず先方に知らせ、その範囲内で引き落とすことを要
求されたら、その金額を予納金メモリの金額から減算す
る。また、予納金追加センタの口座から金銭を引き落と
して、予納金メモリにその金額を追加する。
請求項2のカードは、まず送信開始条件判断手段が引
落可能金額の送信開始かを判断し、ここで送信開始であ
ると判断した場合には、送信手段が、予納金メモリが記
憶する金額を引落可能金額として入出力インタフェース
を介して送信する。
また、引き落とし要求入力手段が、引落可能金額を送
信した先から、入出力インタフェースを介して、予納金
メモリの金額の引き落とし要求を受信し、予納金メモリ
減算手段が、その金額を、予納金メモリの金額から減算
する。
次いで、金額反映信号出力手段が上記予納金メモリが
減算された金額を反映した引き落とし金額反映信号を入
出力インタフェーウに出力する。
これにより、カードは、引き落とすことができる金額
をまず先方に知らせ、次いでその金額の範囲内で、予納
金メモリの金額を引き落とすことができる。
また、カードの予納金が減算されたことを引き落とし
金額反映信号から知ることが出来る。
請求項3の支払装置は、カードの単位信号入力手段が
被使用対象供給手段から被使用対象の価格に応じた数量
の単位信号を入力すると、予納金メモリ減算手段が、入
力した単位信号の数量に見合う金額分だけ予納金メモリ
の金額を減算する。
次いで、カードの引き落とし金額反映信号出力手段
が、上記予納金メモリが減算された金額を反映した引き
落とし金額反映信号を出力する。
次に、被使用対象供給手段は、カード適正判断手段が
上記引き落とし金額反映信号を入力して、上記カードが
適正に動作しているかの判断を行い、カードが適正に動
作していないと判断した場合には、供給停止手段が、被
使用対象の供給を停止する。
これにより、カードが適切な場合だけ、被供給対象が
供給される。この結果、不正を排除することが可能にな
る。
[実施例] 次に実施例を説明する。
第1図ないし第6図に実施例の電力料金支払装置DPS
の基本構成を示す。本構成は、室内に第1図および第2
図に示すような電力カード1と本体3とからなる室内操
作装置5を設け、屋外に第3図ないし第6図に示すよう
な室外制御装置7を設けて、電力会社等から供給された
電力の代金を電力カード1によって決済する装置を示す
ものである。
室内操作装置5: 室内操作装置5は、第2図の平面図に示すように、差
込プラグ9を介して屋外電灯配線と電気的に結合する本
体3と、本体3における凹状の設置部11にはめ込まれる
電力カード1とから構成されている。
屋外電灯配線と結合する本体3は、第1図に示すよう
に、差込プラグ9から交流100Vの電力の供給を受けて、
電力カード1用の直流電力を供給する電源装置13と、室
外制御装置7と電力カード1との間において、データの
送受を行なうための磁気カプラ15とから構成されてい
る。電源装置13から出力された直流電力は、設置部11に
露出して設けられた3個の電源接点17に出力されてい
る。又、磁気カプラ15は、その磁気結合コイル19が設置
部11に面して設けられている。
電力カード1は、第1図に示すように、本体3の電源
装置13から直流電力の供給を受け、各部に所定電圧を給
電する電源部21と、各種データの表示を行なうディスプ
レイ23と、各種手動キー操作入力を行なうための操作キ
ー25と、各種制御を行なう電子回路部27とから構成され
ている。
電源部21は、電力カード1の外部に面する受電接点29
に接続されており、受電接点29を介して、本体3の電源
装置13から、電力カード1の制御用と、後述するPROM37
の書替用の直流電力の供給を受ける。又、これは、内蔵
する蓄電池を充電するとともに、DC−DCコンバータ、お
よび直流電源回路等によって、所定電圧の電力を生成
し、各部に供給する。
電子回路部27は、周知のCPU31、ROM33,RAM35,PROM37
を備え、これらと各インタフェースとをコモンバス39に
よって接続する構成である。コモンバス39と接続され、
相互にデータの送受を行なうインタフェースとしては、
本体3の磁気結合コイル19と対向するように配設される
磁気結合コイル41に、データを乗せた信号を送出し、か
つそれからデータを受信するためのデータ入出力インタ
フェース43と、ディスプレイ23を駆動してデータを表示
させるためのディスプレイ駆動部45と、操作キー25から
データを入力するためのキー入力インタフェース47と、
電気的にデータを消去および書込むことが可能なPROM37
にデータを書込むためのPROM書込部49とが設けられてい
る。又、PROM書込部49には、PROM書込部49を制御するた
めの信号を外部から入するPROM接点51が接続されてい
る。
以上に説明した室内操作装置5は、差込プラグ9を屋
内電灯配線に接続することにより、この屋内電灯配線を
経由して、室外制御装置7と接続状態となり、データを
送信し、あるいは受信する状態となる。
次に室外制御装置7が取り付けられる引込盤53を説明
する。
引込盤53は、第3図および第6図に示すように、配電
線路からの引込口55から引込んだ電力を電力量計57によ
って計量後、第3図に示すように屋内の分電盤59に送電
するものである。
引込盤53には、電力量計57と室外制御装置7とに加え
て、電力量計57の計測値を反映した出力パルスWHSを出
力する電力量パルス出力部61と、電力量計57を介した引
込線63との接続状態を断続するための電磁開閉器65と、
電磁開閉器65の2次側に接続され、室内操作装置5から
屋内電灯配線67を経由して送出されてきた信号を検出す
るカプラ内蔵ラインフィルタ69とが設けられている。
又、カプラ内蔵ラインフィルタ69は、第5図に示すよう
に、屋内電灯配線67に重畳されている信号を除去するラ
インフィルタ部71と、屋内電灯配線67に信号を重畳し、
又は重畳されてきた信号を検出するカップリングコイル
73とからなっている。
室外制御装置7は、第4図に示すように、周知のCPU7
5,ROM77,RAM79を備え、これらと各インタフェースとを
コモンバス81によって接続する構成である。コモンバス
81と接続され、相互にデータの送受を行なうインタフェ
ースとしては、電力量パルス出力部61からの出力パルス
WHSを入力するためのデータ入力インタフェース83と、
カプラ内蔵ラインフィルタ69との間で信号を送受するデ
ータ入出力インタフェース85と、電磁開閉器65を駆動す
るための電磁開閉器駆動部87と、電力量パルス出力部61
から送られてくる出力パルスWHSの数を積算するカウン
タ89を駆動するカウンタ駆動部91と、各種データを表示
するディスプレイ93を駆動するディスプレイ駆動部95と
が設けられている。又、室外制御装置7には、電力量計
57の1次側から交流電力の供給を受けて、各部に所定電
圧の直流電力を供給する電源装置97が設けられている。
以上に説明した引込盤53と室内操作装置5とは、屋内
電灯配線67を介して接続され、相互に信号の送受を行な
う。なお、屋内電灯配線67には、第3図に示すように漏
電ブレーカ99,配線ブレーカ101,およびコンセント103が
介装されている。
次に、第1図ないし第6図に示した電力料金支払装置
DPSの各部において実行される処理をフローチャートに
基づいて説明する。
第7図ないし第9図に、電力カード1で実行される処
理のフローチャートを示し、第10図ないし第13図に室外
制御装置7で実行される処理を示す。第1図ないし第12
図に基づく説明が、請求項1ないし請求項3の各手段の
一例を示すものであって、予納金メモリと、カードと、
送信開始条件判断手段と、送信手段と、予納金追加セン
タと、金額追加コード送信手段と、金額追加手段との一
例も示す。
第7図は引落可能金額PPB送信処理のフローチャート
であって、CPU31にて所定時間毎に実行されるものであ
る。この処理が起動されると、まず送信開始条件が満足
されているか否かが判断される(ステップ1000,以下ス
テップを単にSと記す。)。この場合の送信開始条件と
しては、例えば操作キー25における電力使用キー105が
押されているか否かが該当する。ここで、送信開始条件
が満足されていなければ、本ルーチンをそのまま一旦終
了し、送信開始条件が満足されていれば、次にPROM37内
に設定されている予納金メモリ107から予納金残高PPAを
読み込み、引落可能金額PPBに代入する処理を行なう(S
1010)。PROM37内の予納金メモリ107に記憶されている
予納金残高PPAは、PROM書込部49によって書き込まれる
値であって、電力料金の予納金額を示すものである。
又、引落可能金額PPBは、演算処理用の変数として用
いられるものである。
引落可能金額PPBに予納金残高PPAの値を設定後、次に
この引落可能金額PPBを、データ入出力インタフェース4
3に出力する(S1020)。これにより、引落可能金額PPB
は、データ入出力インタフェース43によってシリアルデ
ータに変換後、所定周波数のキャリアに乗せられて、順
に、磁気結合コイル41,19、差込プラグ9,コンセント10
3、屋内電灯配線67、カプラ内歳ラインフィルタ69を介
して、室外制御装置7のデータ入出力インタフェース85
に送出される。したがって、電力カード1から送出され
た引落可能金額PPBは、室外制御装置7によって受信さ
れる。
第8図は引落金額TTC受信処理のフローチャートであ
って、CPU31にて所定時間毎に実行されるものである。
この処理が起動されると、まず、データ入出力インタフ
ェース43から引落金額TTCを読み込む処理を行なう(S11
00)。データ入出力インタフェース43から読み込む引落
金額TTCは、室外制御装置7から送出されるものであっ
て、順にデータ入出力インタフェース85、カプラ内蔵ラ
インフィルタ69、屋内電灯配線67、差込プラグ9、磁気
結合コイル19,41と送られてきたものを、データ入出力
インタフェース43によって受信したものである。
引落金額TTCの読み込み処理後、次にデータ入出力イ
ンタフェース43から引落金額TTCを実際に読み込めたか
否かを判断し(S1110)、読み込めなかった場合には本
ルーチンをそのまま一旦終了し、読み込めた場合には、
引落金額TTCをTTBに代入する(S1120)。ここで行なうT
TC→TTBの処理は、読み込んだTTCをそのまま用いずに、
TTBに代入してから演算処理を行なうためである。
次に、引落可能金額PPBを引落金額TTBだけ減算する処
理を行なう(S1130)。次いで、減算後の引落可能金額P
PBをデータ入出力インタフェース43を介して室内制御装
置7に送出する(S1140)。
第9図は予納金メモリ監理処理のフローチャートであ
って、CPU31にて所定時間毎に実行されるものである。
この処理が起動されると、まず、PROM37内の予納金メモ
リ107から予納金残高PPAを読み込む(S1200)。次い
で、予納金メモリ107から読み出した現在の予納金残高P
PAとRAM35内に記憶されている現在の引落可能金額PPBと
の差(|PPA−PPB|)が、所定差a以上であるか否かを判
断する(S1210)。ここで|PPA−PPB|<aであれば、差
が少ないので、そのまま本ルーチンを一旦終了し、|PPA
−PPB|≧aであれば、次に引落可能金額PPBを予納金残
高PPAに代入し(S1220)、この予納金残高PPAを予納金
メモリ107に書き込む(S1230)これにより、第8図にお
いて記述したように、室外制御装置7からの引落金額TT
Cによって減額された引落可能金額PPBが所定差a減少す
る毎に、PROM書込部49によってROM37の予納金メモリ107
に書き込まれる。したがって、予納メモリ107には、予
納金残高PPAの経歴が記憶されることになり、この中で
最新のPPAが現在の使用可能金額として取り出されるこ
とになる。
次に、室外制御装置7にて実行される処理を説明す
る。
第10図は引落可能金額PPB受信処理のフローチャート
であって、CPU75にて所定時間毎に実行されるものであ
る。この処理が起動されると、まず室内操作装置5から
引落可能金額PPBを読み込む(S1300)。ここで読み込む
引落可能金額PPBは、第7図および第8図の処理におい
て既に説明したものである。
引落可能金額PPBの読み込み処理後、次に実際に読み
込めたか否かを判断し(S1310)、読み込めなかった場
合、すなわち受信できなかった場合には、そのまま本ル
ーチンを一旦終了し、引落可能金額PPBを受信した場合
には、次に受信した引落可能金額PPBを室外制御装置7
における演算用の引落可能金額PPCに代入する(S132
0)。次いで、引落可能金額PPCを所定の演算式によって
使用可能電力量DDCに換算し(S1330)、この使用可能電
力量DDCをディスプレイ93に表示する(S1340)。なお、
引落可能金額PPCを使用可能電力量DDCに換算するための
演算式は、ROM77内の変数テーブル109に予め格納されて
いる。
第11図は引落処理のフローチャートであって、CPU75
にて所定時間毎に実行されるものである。この処理が起
動されると、まず払込金額SSCが所定額βより少なくな
ったか否かを判断する。(S1400)。この払込金額SSCと
は、電力使用料に充当するために、予め設定しておく金
額である。ここで払込金額SSCが所定額β以上であれば
そのまま本ルーチンを一旦終了し、未満であれば次に引
落可能金額PPCから引落金額TTCを減算した値が「0」以
上であるか否かを判断する(S1410)。ここで、引落可
能金額PPCが1回当りの引落金額TTC以上であると判断し
た場合には、次に室内操作装置5に引落金額TTCを送信
する(S1420)。
引落金額TTCを室内操作装置5に送信後、次に室内操
作装置5から送出されてくる引落可能金額PPBを読み込
む(S1430)。引落可能金額PPBの読み込み後、実際に引
落可能金額PPBをデータ入出力インタフェース85から読
み込むことができたか否かを判断し(SR1440)、データ
入出力インタフェース85からの読み込み、すなわち受信
ができなかった場合には、そのまま本ルーチンを一旦終
了し、受信できた場合には、次の処理に移行する。
引落可能金額PPBを受信した場合には、引落可能金額P
PCから引落金額TTCを引いた値と、室内操作装置5から
受信した引落可能金額PPBとの値とが一致するか否かを
判断する(S1450)。すなわち、ここでは室外制御装置
7から電力カード1に引落金額TTCを送出した結果、電
力カード1が引落可能金額PPBを実際に引き落としたか
否かを判断する。
引落可能金額PPBが引き落されていなければそのまま
本ルーチンを一旦終了し、引き落されていれば、次に払
込金額SSCに引落金額TTCを加算する(S1460)。これに
より、払込金額SSCが少なくなった場合に、まず電力カ
ード1から引落金額TTCを引き落し後、次に払込金額SSC
が引落金額TTCだけ加算される。
払込金額SSCを引落金額TTCだけ加算した後、次に電磁
開閉器65を「オン」にする(S1470)。これにより、今
まで「オフ」であれば引込線63と屋内電灯配線67が接続
状態になる。
第12図は電磁開閉器「オフ」処理のフローチャートで
あって、CPU75にて所定時間毎に実行されるものであ
る。この処理が起動されると、まず払込金額SSCが値
「0」以下であるかを判断し(S1500)、払込金額SSCが
値「0」より大きければそのまま本ルーチンを一旦終了
し「0」以下であれば、次に電磁開閉器65を「オフ」に
して(S1510)、本ルーチンを一旦終了する。すなわ
ち、払込金額SSCがなくなったら電磁開閉器65が「オ
フ」になり、引込線63と屋内電灯配線67との接続が断た
れる。
第13図は電力使用量検針処理のフローチャートであっ
て、CPU75にて所定時間毎に実行されるものである。こ
の処理が起動されると、まず電力量パルス出力部61から
出力された出力パルスWHSが値「1」か値「0」かを、
データ入力インタフェース83から読み込む(S1600)。
出力パルスWHSの値の読み込み後、次に出力パルスWHSが
値「1」であったか否かを判断し(S1610)、値「1」
でなければそのまま本ルーチンを一旦終了し、値「1」
であれば、次に前回の出力パルスWHSの値が「0」であ
ったか否かを判断する(S1620)。前回が値「1」であ
ればそのまま本ルーチンを一旦終了し、前回が値「0」
であれば、電力量パルス出力部61から出力パルスWHSが
1個出力されたと判断して、次に使用電力量WWCを算出
する(S1630)。ここで行なう使用電力量WWCの算出法
は、出力パルスWHSが1個入力する毎に、所定使用量
だけ使用電力量WWCに加算する(WWC←WWC+)方法で
ある。なお、所定使用量の値は電力量パルス出力部61
の出力特性に応じて、予め設定されるものである。
使用電力量WWCの算出後、次に電磁開閉器65が「オ
ン」制御されているか否かを判断し(S1640)、「オ
ン」制御されていなければ、電力量パルス出力部61、又
は電磁開閉器65等が異常であると判断して、ディスプレ
イ93に異常警報を表示する(S1650)。
一方、電磁開閉器65が「オン」であれば、次に使用電
力量WWCを使用金額KKCに換算する(S1660)。この使用
金額KKCへの換算はROM77内の変数テーブル109から換算
値δを読み出し、この換算値δと使用電力量WWCとを換
算(KKC←δ・WWC)することによって行なう。
使用電力量WWCを使用金額KKCに換算後、次に使用電力
量WWCをクリア(WWC←0)して(S1670)、払込金額SSC
を使用金額KKCだけ減算(SSC←SSC−KKC)する(S168
0)。
これにより、電力量パルス出力部61から出力パルスWH
Sが出力されると、これに応じて払込金額SSCが減算され
る。
以上に説明した電力料金支払装置DPSは、室内の室内
操作装置5と屋外の引込盤53とが共同することにより、
電力カード1に予め記憶されている予納金残高PPA分に
対応する電力を使用することができる。又、本電力料金
支払装置DPSは予納金残高PPAを記憶している電力カード
1を、引込盤53以降の屋内電灯配線76であればどこに取
り付けてもよく、使用上の利便性が極めて高い。そのう
え、手元に電力カード1を配置しておくことができるこ
とから、家全体の電気の「オン」「オフ」が手元でいつ
でもできるようになり、留守時等の保安性、および経済
性が向上する。
尚、本構成では1台の室外制御装置7と1台の室内操
作装置5とを設け、電力料金に充当するものとしたが、
これに加えて複数の室内操作装置5を使用して、1台の
室外制御装置7を制御する構成としてもよい。これは室
外制御装置7と室内操作装置5との間のデータ送信に選
択性を持たせ、所定の優先順位に基づいて、優先順位の
高い電力カード1から順に予納金残高を減額することに
り達成される。これにより、複数の電力カード1で複数
の場所から電力料金の充当ができ、極めて利便性が向上
する。
次に第1実施例を説明する。本実施例は、第1図に構
成を示した電力カード1に代えて、第14図および第15図
に示す電力カード201を用いて、下記に示すように、予
納金追加処理を実行するものである。第14図ないし第19
図に基づく以下の説明が、請求項1の一例の説明であ
る。
第14図に示す電力カード201は、第1図の電力カード
1にマイク203とオーディオ入力インタフェース205とを
付加することによって、外部からの音信号を入力する構
成と、オーディオ出力インタフェース207とスピーカ209
とを付加することによって、外部に音信号を出力する構
成とを備えたものである。
上記構成により、第15図に示すように、電力カード20
1の裏面211側に設けたマイク203又はスピーカ209を、例
えば第16図に示すように、電話機213の送話口215、又は
送話口217に対面させ、電力カード201と電話機213との
間で各種信号の送信又は送信を行なうことが可能とな
る。
第17図の予納金追加処理ルーチンのフローチャート
は、電力カード201のCPU31にて所定時間毎に起動される
ものである。
該ルーチンが起動されると、まず予納金追加ボタン21
9が「オン」されたか否かを判断することによって、予
納金の追加を行なうか否かを判断する(S1700)。予納
金の追加を行なうと判断した場合には、次に、ROM33内
のIDコード格納エリア222から本電力カード201個有のID
コードを読み込み(S1710)、このIDコードを利用し
て、所定の手順により、パスコードを生成する(S172
0)。パスコードの生成後、ディスプレイ23に予納金追
加手続の手順を表示し(S1730)、以後表示した手順に
則った処理が使用者によって行なわれることを待つ。
ディスプレイ23によって示される手順は、下記に示す
ものである。
(I) 電話で電力カード予納金追加センタを呼び出
す。
(II) 電力カード201の裏面211を(第16図に示すよう
に)電話機213の送話口215に当てる。
(III) 第1の選択ボタン224を押す。
(IV) スピーカ209からIDコードとパスコードとの送
信終了後、受話口217から応答コードを聞き、応答コー
ドを記録したら、応答ボタン226を押して、応答コード
を操作キー25から打ち込む。
手順(I)〜(IV)を表示後、第1の選択ボタン224
が押されることを待って(S1740)、第1の選択ボタン2
24が押されたら、IDコードとパスコードとをスピーカ20
9から所定時間出力する(S1750)。
IDコードとパスコードを出力後、応答ボタン226が押
されたか否かを判断し(S1760)、応答ボタン226が押さ
れるまでIDコードとパスコードの出力を繰り返す。又、
中止ボタン228が押された場合には、本ルーチンを一旦
終了して、予納金追加の処理を中止する。
応答ボタン226が押された場合には、次に応答コード
の入力を行ない(S1770)、この入力された応答コード
が適正か不適正かを判断する(S1780)。この応答コー
ドは、IDコードとパスコードとに基づいて、所定の手順
により生成されるものである。したがって、電力カード
201から予納金追加センタに送信されたIDコードとパス
コードが所定の手順によって応答コードに変換され、こ
れを電力カード201が受けると、入力された応答コード
が適正であるとの判断がなされる。
入力された応答コードが不適正である場合には、応答
コードを再び入力するようにとの表示をディスプレイに
して(S1790)、再入力を待つ。
応答コードが適正であった場合には、実際に予納金を
追加する処理を実行する(S1800〜S1830)。
すなわち、順に、予納金メモリ107から予納金残高PPA
を読み込み(S1800)、この予納金残高PPAに所定の追加
金RRAを加算し(S1810)、次いで追加金RRAの額をディ
スプレイ23に表示し(S1820)、追加金RRAを加えた予納
金残高PPA(←PPA+RRA)を新たな予納金残高PPAとし
て、PROM37内の予納金メモリ107に書き込む処理を実行
する(S1830)。
又、予納金追加センタ230は、第18図に示すように、
電力カード201から出力され、電話機213および交換機23
2等の電話回線234を介してIDコードとパスコードとを受
信した場合には、受信したIDコードとパスコードとが適
正なものであるかを判断後、IDコードとパスコードとに
基づく応答コードを生成して、電力カード201に送信す
るとともに、IDコードを保有する使用人の口座から予納
金を引き落す手続を実行する。
したがって、第17図の予納金追加処理が実行されるこ
とにより、電力カード201には、所定の予納金が追加さ
れ、この追加された予納金額が電力カード201を使用す
る使用人の銀行等の口座から自動的に引き落される。し
たがって、電力カード201の使用人は、電力カード201に
予納金を追加することを、電話で行なうことができるこ
とから、電力カード201に予納金を追加するために、所
定の場所まで行く必要がなくなり、利便性が向上すると
いう極めて優れた効果を奏する。
又、パスコードは、予納金を追加する都度変更され、
これが応答コードを生成する場合の鍵とされていること
から、電力カード201は、不正手続によって予納金を追
加することが完全に防止されているという優れた特徴を
有している。
次に第1実施例の変形例を説明する。
本変形例は、第17図の予納金追加ルーチンのフローチ
ャートに代えて、第19図に示す予納金自動追加ルーチン
の処理を行なうものである。
予納金自動追加ルーチンが電力カード201のCPU31にて
所定時間毎に起動されると、まず予納金自動追加ボタン
236(第17および第16図参照)が「オン」されたか否か
を判断することによって、予納金の自動追加を行なうか
否かを判断する(S1900)。予納金の自動追加を行なう
と判断した場合には、順次IDコードの読み込み(S191
0)、パスコードの生成(S1920)、ディスプレイ23に予
納金自動追加手続の手順の表示(S1930)を行なって、
次に第1の選択ボタン224が押されることを待って(S19
40)、第1の選択ボタン224が押されたら、IDコードと
パスコードとをスピーカ209から所定時間出力する(S19
50)。
IDコードとパスコードを出力後、再送信ボタン238が
押されたか、あるいは受信ボタン240が押されたかを判
断し(S1960)、再送信ボタン238が押されたら、予納金
追加センタ230からの応答がなかったと判断して、IDコ
ードとパスコードと、再送信であることを示す再送信コ
ードを送信する。
受信ボタン240が押された場合には、予納金追加セン
タ230から応答コードが送信されてくると判断して、マ
イク203を介して、応答コードの受信を行ない(S197
0)、この受信した応答コードが適正か不適正かを判断
する(S1980)。
入力された応答コードが不適正である場合には、再送
信をするようにとの表示をディスプレイ23にして(S199
0)、IDコードとパスコードと再送信コードとを送信す
る。
応答コードが適正であった場合には、実際に予納金を
追加する処理として、順に、予納金メモリ107から予納
金残高PPAを読み込み(S2000)、この予納金残高PPAに
所定の追加金RRAを加算し(S2010)、次いで追加金RRA
の額をディスプレイ23に表示し(S2020)、追加金RRAを
加えた予納金残高PPA(←PPA+RRA)を新たな予納金残
高PPAとして、PROM37内の予納金メモリ107に書き込む処
理を実行する(S2030)。
以上、本変形例により、電力カード201に予納金を自
動追加することができるという優れた効果を奏する。そ
のうえ、応答コードをマイク203から受信する機能が付
加されていることから、電力カード201の使用者が予納
金追加センタ230からの応答を記録する手間が減少さ
れ、利便性が更に向上するという極めて優れた効果を奏
する。
次に第2実施例を説明する。本実施例は、電力カード
1によって電力料金を支払うとともに、電力の需要家が
自家発電した電力を売電側に送電して、これの送電電力
量に対応する金額を、電力カード1に記録するものであ
る。
本実施例の全体構成は、第20図に示すように、配電線
路250との間の引込線路252と、受電用の電力量計57等を
収容する引込制御盤254と、風力発電装置256を有する自
家発電部258とからなっている。
自家発電部258は、風力発電装置256によって発電した
直流電力を電圧調整装置260を介してバッテリ262に充電
するとともに、風力発電装置256とバッテリ262とから出
力される直流電力を直交変換器264によって交流電力に
変換して、屋内電灯配線67に供給するものである。
引込み制御盤254は、引込線路252と自家発電部258と
から供給される電力を「オン」「オフ」したり、あるい
は電力量を計測するものであって、引込線路252の端末
に設けられる引込開閉器266と、引込開閉器266を介して
送電されてくる電力を受電する受電部268と、自家発電
部258から送電されてくる電力を配電線路250に送電する
送電部270と、自家発電部258から送電された電力が受電
部268に流入することを防止する逆流防止装置272と、自
家発電部258や引込制御盤254の各部からデータを入力し
て、各部を制御する室外制御装置274とから構成されて
いる。
受電部268には、引込開閉器266側から順に、電力量計
57,NO.1電磁開閉器65,ラインフィルタ276が設けられて
いる。
送電部270には、自家発電部258側から順に、カプラ内
蔵ラインフィルタ69,NO.2電磁開閉器278,電力量計280,
逆流防止装置282が設けられている。
各部を制御する室外制御装置274は、第21図に示すよ
うに、周知のCPU75,ROM77,RAM79を備え、これらと各イ
ンタフェースとをコモンバス81によって接続する構成で
ある。コモンバス81と接続され、相互にデータの送受を
行なうインタフェースとしては、電力量計57に取り付け
られた電力量パルス出力部61からの出力パルスWHSを入
力するためのデータ入力インタフェース83と、電力量計
280に取り付けられた電力量パルス出力部284からの出力
パルスWOSを入力するためのデータ入力インタフェース2
86と、カプラ内蔵ラインフィルタ69との間で信号を送受
するデータ入出力インタフェース85と、NO.1電磁開閉器
65を駆動するための電磁開閉器駆動部87と、NO.2電磁開
閉器278を駆動するための電磁開閉器駆動部288と、電力
量パルス出力部61,284から送られてくる出力パルスWHS,
WOSの数を積算するカウンタ89,290を駆動するカウンタ
駆動部91,292と、風力発電装置256の発電状態を検出す
る発電機出力センサ294からの信号を入力するデータ入
力インタフェース296と、直交変換器264の出力を制御す
る制御信号出力インタフェース298と、各種データを表
示するディスプレイ93を駆動するディスプレイ駆動部95
とが設けられている。又、室外制御装置274には、電力
量計57の1次側から交流電力の供給を受けて、各部に所
定電圧の直流電力を供給する電源装置97が設けられてい
る。
次に室外制御装置274において所定時間毎に実行され
る処理のフローチャートを第22図および第23図に示し、
室内操作装置5の電力カード1において所定時間毎に実
行される処理のフローチャートを第24図および第25図に
示して、本実施例で行なわれる制御を説明する。
第22図に示す送電判断ルーチンが室外制御装置274に
て起動されると、まず風力発電装置256の発電状態を発
電機出力センサ294の出力信号に基づいて判断し、電力
量計57の電力量を参照して、風力発電装置256の発電量
が電力量計57の電力量より所定値以上大きいか否かを判
断すること、および他の条件により、配電線路250に送
電することが可能か否かを判断する(S2100)。
ここで送電可能であると判断した場合には、次に受電
部268に配置されているNO.1電磁開閉器65を「オフ」に
し(S2110)、次いで送電部270に配置されているNO.2電
磁開閉器278を「オン」にしてから(S2120)、直交変換
器264への送電信号を「オン」にする(S2130)処理を順
次実行する。
これらの処理により、直交変換器264から出力された
交流電力は、送電部のみを介して配電線路250に出力さ
れる。なお、直交変換器264は、受電部268におけるNO.1
電磁開閉器65の1次側から配電線路250の交流電圧を検
出して、出力を同期させている。
一方、風力発電装置256の発電量が不足して送電可能
でないと判断した場合には、まず直交変換器264への送
電信号を「オフ」にし(S2140)、次に、NO.2電磁開閉
器278を「オフ」にして(S2150)、NO.1電磁開閉器65を
「オン」にする(S2160)処理を実行する。
これらの処理により、直交変換器264から配電線路250
への送電が停止されるとともに配電線路250からの受電
が可能になる。
上述した第22図の送電判断ルーチンの処理により、風
力発電装置256の発電量が増加して、送電可能になる
と、風力発電装置256から配電線路250への送電が実行さ
れる。
第23図に示す送電金額合計LLC送信処理ルーチンが室
外制御装置274において起動されると、まず後述する処
理においてセットされる送金フラグSDがセット(=1)
されているか否(=0)かを判断する(S2200)。ここ
で送金フラグSDがセットされていなければ、次に電力量
計280の計測値を反映する電力量パルスWOSを入力し(S2
210)、この電力量パルスWOSが1個入力したかを判断す
る(S2220,2230)。電力量パルスWOSが1個入力した場
合、次にパルスWOS1個に対応する電力量kを積算した値
である送電電力量NNCを算出する(S2240)。すなわち、
NNC←NNC+Kの演算を行なう。次いで、送電電力量NNC
に所定数λを乗算して(λ・NNC)、これを送電金額MMC
(←λ・NNC)に換算する(S2250)。
送電金額MMCへの換算後、送電電力量NNCをクリア(←
0)し(S2260)、送電金額MMCの積算値である送電金額
合計LLC(←LLC+NNC)を算出する(S2270)。
送電金額合計LLCの演算は、この値がある程度大きく
なって、所定値μを越えるまで行なわれ(S2280)、大
きくなると次に、この送電金額合計LLCを室内操作装置
5に送信する条件が満足されているか否かを判断する
(S2290)。この条件の判断は、室内操作装置5から送
信を許容する信号が出力されているか否かで判断する。
送信条件が満足されていなければ、そのまま本ルーチ
ンを一旦終了し、満足されていれば、次にデータ入出力
インタフェース85を経由して、送電金額合計LLCを室内
操作装置5に送信し(S2300)、次いで送電金額合計LLC
を送信中であることを示す送金フラグSDをセット(=
1)して(S2310)、本ルーチンを一旦終了する。
上述処理により、風力発電装置256から配電線路250に
送電した電力に対応する金額が室内操作装置5の電力カ
ード1に送信される。
送電金額合計LLCを送信後、再び本ルーチンが起動さ
れると、この送金フラグSDの状態に基づいて(S220
0)、次に室内操作装置5からデータ入出力インタフェ
ース85を介して送信されてくる売電額JJAの受信を行な
う(S2320)。受信した売電額JJAは、前回入力した売電
額JJCと大小が比較され(S2330)、前回の売電額JJCと
今回の売電額JJAとが同一か小さければ、電力カード1
において送金金額合計LLCの受信および処理がまだ実行
されていないと判断して、既述した送信条件の判断処理
等(S2290〜S2310)を繰り返す。
一方、前回の売電額JJCより今回受信した売電額JJAの
方が大きくなっていれば、電力カード1における処理が
適正に実行されたと判断して、以下順に今回の売電額JJ
Aを前回の売電額JJCに代入する処理(S2340)と、送電
金額合計LLCをクリアする処理(S2350)と、送金フラグ
SDをクリアする処理(S2360)とを実行して、本ルーチ
ンを一旦終了する。
以上本送電金額合計LLC送信処理ルーチンを繰り返し
実行することにより、風力発電装置256から配電線路250
に送電された電力量に対応する金額が電力カード1に送
信されるとともに、この送信が電力カード1によって受
信されたことが確認される。
第23図に示す送電金額合計LLC送信処理により、室外
制御装置274から送信された送電金額合計LLCデータは、
屋内電灯配線67を経由して、室内操作装置5(第20図で
は図示省略)に伝達され、第24図に示す送電金額合計LL
C受信処理によって受信される。
第24図の送電金額合計LLC受信処理が電力カード1に
おいて所定時間毎に起動されると、まずデータ入出力イ
ンタフェース43を介して、送電金額合計LLCを受信する
処理を実行する(S2400)。
次いで、受信した送電金額合計LLCを、この送電金額
合計LLCの合計値を示す売電額JJAに加算してから(JJA
←JJA+LLC,S2410)、送電金額合計LLCをクリアする(S
2420)。
上記処理によって売電額JJAを更新した後、更新後の
売電額JJAを室外制御装置274に送信する(S2430)。こ
れにより、第23図の送電金額合計LLC送信処理によっ
て、売電額JJAが受信され、データの伝達が適正に行な
われたことの判断条件とされる。
第24図の送電金額合計LLC処理によって積算された売
電額JJAは、同様に電力カード1において所定時間毎に
起動される第25図に示す売電メモリ監理処理によって読
み込まれる。
売電メモリ監理処理が起動されると、まず第1図に示
すPROM37内の売電額メモリ300から、売電額メモリ値JJB
を入力し(S2500)、この入力した売電額メモリ値JJBと
第25図のルーチンによって積算された売電顔JJAとの偏
差が所定値vを越えたか否かを判断する(S2510)。こ
こで偏差が所定値vを越えていなければ、まだ売電額メ
モリ値JJBを更新するほどには送電金額合計LLCが室外制
御装置274から送信されてきていないと判断して、本ル
ーチンを一旦終了し、一方偏差が大きい場合には、売電
額JJAを売電額メモリ値JJBに代入して(S2520)、これ
を売電額メモリ300に書き込む(S2530)。
以上の処理により、風力発電装置256から配電線路250
に送電された電力に対する対価が電力カード1のPROM37
内に記録される。したがって、本実施例により、自家発
電した電力を自家消費することに加えて、売電すること
ができることから、電力カード1の有用性が向上すると
いう極めて優れた効果を奏する。
次に第3実施例を説明する。本実施例は、電気自動車
に充電を行なう場合に、通常の電気使用料に加えて、別
に例えば自動車電気消費税のような特別の料金を徴収す
るものである。
第26図に示す全体構成図のように、本実施例は、電気
自動車310の充電電源を屋内電灯配線67に接続されたコ
ンセント103とするものである。このコンセント103は、
電力カード1を有する室内操作装置5と室外制御装置7
とによって電力が供給されるものである。
電気自動車310は、車体後部に電力供給装置312を備え
ている。電力供給装置312は、第27図に示すように、コ
ンセント103に差し込むプラグ314と、プラグ314からケ
ーブル316を経由して交流電力の供給を受け、これを直
流電力に変換して車載蓄電池318を充電する充電装置320
と、充電装置320に交流電力を供給したりする等の制御
を行なう車載制御装置322から構成されている。
車載制御装置322は、周知のCPU324,ROM326,RAM328,お
よびコモンバス330等を備えている。
データの入力インタフェースとしては、NO.1データ入
出力インタフェース332と、NO.2データ入出力インタフ
ェース334と、データ入力インタフェース336と、スイッ
チ入力インタフェース338とを備えている。NO.1データ
入出力インタフェース332は、充電装置320に交流電力を
供給するケーブル316間に介装された磁気カプラ340に接
続されている。NO.2データ入出力インタフェース334
は、第26図に示すように電気自動車310の運転席に配設
されたカード結合器342の磁気カプラ344に接続されてい
る。データ入力インタフェース336は、充電装置320から
車載蓄電池318に供給される電流値を検出する電流計346
と電圧値を検出する電圧計348に接続されている。スイ
ッチ入力インタフェース338は、カード結合器342に配設
されている切替スイッチ350に接続されている。
車載制御装置322の出力インタフェースとしては、リ
レー駆動部352と電源部354とが設けられている。リレー
駆動部352は、充電装置320と、この充電装置320に電力
を供給するケーブル340との間の断続を行なうリレー356
に接続されている。電源部354は、カード結合器342内に
配設された3個の接点358に接続されている。
車載制御装置322に接続されているカード結合器342に
は、第28図に示すように、車載電力カード360を収容す
るための設置部362が設けられており、この設置部362に
は、車載電力カード360と対面する位置に接点358と磁気
カプラ344が配設されている。又、設置部362の近傍に
は、切替スイッチ350が配設されており、この切替スイ
ッチ350の一方の切替側には「車載カード」のレタリン
グ部364が設けられており、他方の切替側には「外部カ
ード」のレタリング部366が設けられている。
次に第29図ないし第32図に、車載電力カード360で実
行される処理のフローチャートを示し、第33図ないし第
36図に車載制御装置322で実行される処理を示す。
第29図は引落可能金額PPB送信処理のフローチャート
であって、車載電力カード360におけるCPU31(第1図参
照)にて所定時間毎に実行されるものである。この処理
が起動されると、まず送信開始条件が満足されているか
否かが判断される(S2600)。この場合の送信開始条件
としては、例えば操作キー25における電力使用キー105
が押されているか否かが該当する。ここで、送信開始条
件が満足されていなければ、本ルーチンをそのまま一旦
終了し、送信開始条件が満足されていれば、次にPROM37
内に設定されている予納金メモリ107から予納金残高PPA
を読み込み、引落可能金額PPBに代入する処理を行なう
(S2610)。
引落可能金額PPBに予能金残高PPAの値を設定後、次に
この引落可能金額PPBを、データ入出力インタフェース4
3に出力する(S2620)。これにより、引落可能金額PPB
は、データ入出力インタフェース43によってシリアルデ
ータに変換後、所定周波数のキャリアに乗せられて、順
に、磁気結合コイル41、磁気カプラ344を介して、車載
制御装置322のNO.2データ入出力インタフェース334に送
出される。
第30図は引落金額TTC受信処理のフローチャートであ
って、CPU31にて所定時間毎に実行されるものである。
この処理が起動されると、まず、データ入出力インタフ
ェース43を介して車載制御装置322から引落金額TTCを読
み込む処理を行なう(S2630)。
引落金額TTCの読み込み処理後、次にデータ入出力イ
ンタフェース43から引落金額TTCを実際に読み込めたか
否かを判断し(S2640)、読み込めなかった場合には本
ルーチンをそのまま一旦終了し、読み込めた場合には、
引落金額TTCをTTBに代入する(S2650)。
次に、引落可能金額PPBを引落金額TTBだけ減算する処
理を行なう(S2660)。次いで、減算後の引落可能金額P
PBをデータ入出力インタフェース43を介して車載制御装
置322に送出する(S2670)。
次に、読み込んだ引落金額TTCに後述する税金フラグF
Zが付属しているか否かを判断することにより、引落金
額TTCが税金であるか否かを判断する(S2680)。税金で
なければそのまま本ルーチンを一旦終了し、税金であれ
ば次に、この税金である引落金額TTCの積算値である精
算税金SFZを算出(SFZ←SFZ+TTC)して(S2690)、本
ルーチンを一旦終了する。
第31図は予納金メモリ監理処理のフローチャートであ
って、CPU31にて所定時間毎に実行されるものである。
この処理が起動されると、まずPROM37内の予納金メモリ
107から予納金残高PPAを読み込む(S2700)。次いで、
予納金メモリ107から読み出した現在の予納金残高PPAと
RAM35内に記憶されている現在の引落可能金額PPBとの差
(|PPA−PPB|)が、所定差a以上であるか否かを判断す
る(S2710)。ここで|PPA−PPB|<aであれば、差が少
ないので、そのまま本ルーチンを一旦終了し、|PPA−PP
B|≧aであれば、次に引落可能金額PPBを予納金残高PPA
に代入し(S2720)、この予納金残高PPAを予納金メモリ
107に書き込む(S2730)。
これにより、引落金額TTCによって減額された引落可
能金額PPBが所定差a減少する毎に、PROM書込部49によ
ってPROM37の予納金メモリ107に書き込まれる。
第32図は税金メモリ監理処理のフローチャートであっ
て、CPU31にて所定時間毎に実行されるものである。こ
の処理が起動されると、まず第30図の引落金額TTC受信
処理によって積算されている積算税金SFZが所定値πよ
り大きくなったか否かを判断し(S2740)、大きくなっ
ていなければそのまま本ルーチンを一旦終了し、大きく
なっていれば次に、PROM37内の税金メモリ370(第1図
参照)から税金メモリ額MFZを読み込む(S2750)。次い
で、読み込んだ税金メモリ額MFZに積算税金SFZを加算し
(S2760)、次に加算した積算税金SFZをクリアした後
(S2770)、更改後の税金メモリ額MFZを税金メモリ370
に書き込む(S2780)。
これにより、PROM37内に税金が積算されて記録され、
後でこれを読み出して、徴税することができる。
次に、車載制御装置322にて実行される処理を説明す
る。
第33図は引落可能金額PPB受信処理のフローチャート
であって、CPU324にて所定時間毎に実行されるものであ
る。まずカード結合器342に取り付けられている切替ス
イッチ350の位置を読み込んで、このスイッチが「内
蔵」側に押されているか「外部」側に押されているかを
判断する(S2800)。「外部」側に押されていれば、本
ルーチンにおける処理はないと判断して、本ルーチンを
一旦終了し、「内蔵」側に押されてし、れは、次にカー
ド結合器342から引落可能金額PPBを読み込む(S281
0)。
引落可能金額PPBの読み込み処理後、次に実際に読み
込めたか否かを判断し(S2820)、読み込めなかった場
合、すなわち受信できなかった場合には、そのまま本ル
ーチンを一旦終了し、引落可能金額PPBを受信した場合
には、次に受信した引落可能金額PPBを車載制御装置322
における演算用の引落可能金額PPCに代入する(S283
0)。これにより、他の処理にて参照可能になる。
第34図は引落処理のフローチャートであってCPU324に
て所定時間毎に実行されるものである。この処理が起動
されると、まず切替スイッチ350の位置が「内蔵」側で
あるか、「外部」側であるかが判断され(S2900)、
「外部」側であればそのまま本ルーチンを一旦終了し、
「内蔵」側であれば次に、払込金額SSCが所定額βより
少なくなったか否かを判断する。(S2910)。この払込
金額SSCとは、税金に充当するために、予め設定してお
く金額である。ここで払込金額SSCが所定額β以上であ
ればそのまま本ルーチンを一旦終了し、未満であれば次
に引落可能金額PPCから引落金額TTCを減算した値が
「0」以上であるか否かを判断する(S2920)。ここ
で、引落可能金額PPCが1回当りの引落金額TTC以上ある
と判断した場合には、次にカード結合器342の車載電力
カード360に税金フラグFZの付属した引落金額TTCを送信
する(S2930)。
引落金額TTCを車載電力カード360に送信後、次に車載
電力カード360から送出されてくる引落可能金額PPBを読
み込む(S2940)。引落可能金額PPBの読み込み後、実際
に引落可能金額PPBをNO.2データ入出力インタフェース3
34から読み込むことができたか否かを判断し(S295
0)、受信ができなかった場合には、そのまま本ルーチ
ンを一旦終了し、受信できた場合には、次の処理に移行
する。
引落可能金額PPBを受信した場合には、引落可能金額P
PCから引落金額TTCを引いた値と、受信した引落可能金
額PPBとの値とが一致するか否かを判断する(S2960)。
すなわち、ここでは車載制御装置322から車載電力カー
ド360に引落金額TTCを送出した結果、車載電力カード36
0が引落可能金額PPBを実際に引き落したか否かを判断す
る。
引落可能金額PPBが引き落とされていなければそのま
ま本ルーチンを一旦終了し、引き落とされていれば、次
に払込金額SSCに引落金額TTCを加算する(S2970)。こ
れにより、払込金額SSCが少なくなった場合に、まず車
載電力カード360から引落金額TTCを引き落し後、次に払
込金額SSCが引落金額TTCだけ加算される。
払込金額SSCを引落金額TTCだけ加算した後、次にリレ
ー356を「オン」にする(S2980)。これにより、今まで
「オフ」であれば、充電装置320と屋内電灯配線67とが
接続状態になる。
第35図はリレー「オフ」処理のフローチャートであっ
て、CPU324にて所定時間毎に実行されるものである。こ
の処理が起動されると、まず切替スイッチ350の位置が
「内蔵」側であるか、「外部」側であるかが判断され
(S3000)、「外部」側であればそのまま本ルーチンを
一旦終了し、「内蔵」側であれば次に、払込金額SSCが
値「0」以下であるかを判断する(S3100)。払込金額S
SCが値「0」より大きければそのまま本ルーチンを一旦
終了し、「0」以下であれば、次にリレー356を「オ
フ」にして(S3110)、本ルーチンを一旦終了する。す
なわち、払込金額SSCがなくなったらリレー356が「オ
フ」になり、充電装置320と屋内電灯配線67との接続が
断たれる。
第36図は電力使用量検針処理のフローチャートであっ
て、CPU324にて所定時間毎に実行されるものである。こ
の処理が起動されると、まずデータ入力インタフェース
336を介して同時刻の電流計346の電流値IVと電圧計348
の電圧値VVとを読み込む(S3200,S3210)。次いで、両
値IV,VVの積に定数ξを乗算(IV・II・ξ)して瞬間電
力を算出し、これを積算して、使用電力量WWC(←WWC+
IV・VV・ξ)を算出する(S3220)。積算した使用電力
量WWCが所定値Θを越えたら(S3225)、次いで、使用電
力量WWCに定数oを乗算して、税額HHCを求め(S323
0)、使用電力量WWCをクリアする(S3240)。
次いで、切替スイッチ350の位置が「内蔵」側である
か、「外部」側であるかを判断し(S3250)、「内蔵」
側であれば次に払込金額SSCを税額HHCだけ減額して(S3
260)、本ルーチンを一旦終了する。一方、切替スイッ
チ350が「外部」側であれば(S3250)、税額HHCの積算
値である積算税額GGCを算出する(GGC←GGC+HHC,S327
0)。
これにより、切替スイッチ350が「内蔵」側である場
合には、リレー356の「オン」「オフ」の制御基準とな
る払込金額SSCが使用電力量に応じて減算する。
以上、第29図ないし第36図に基づいて説明した処理に
より、切替スイッチ350が「内蔵」側に位置している場
合には、車載電力カード360の予納金残高PPAが車載蓄電
池318への充電電力に対応した税額だけ減額されるとと
もに、予納金残高PPAがなくなったら、車載蓄電池への
充電が中止される。
なお、車載蓄電池318への充電電力の使用料は、通常
の電力使用料金として別途精算される。
次に、切替スイッチ350が「外部」側に位置している
場合の動作、すなわち車載電力カード360を用いずに、
室内操作装置5に設けられている電力カード1を用いる
場合の動作を説明する。
切替スイッチ350が「外部」側に位置している場合に
は、既述した第34図に示す引落処理と第35図に示すリレ
ー「オフ」処理とは、リレー356の「オン」「オフ」を
行なわずに、そのまま一旦終了する。第36図に示す電力
使用量検針処理では、車載蓄電池318に充電された電力
量に対応する積算税額GGCが算出される(S3270)。
第29図〜第32図に示す処理は、車載電力カード360を
ここでは使用しないことから実行されない。
第36図の処理によって積算税額GGCが算出されている
車載制御装置322において、所定時間毎に第37図に示す
積算税額GGB送信処理が起動されると、まず切替スイッ
チ350の位置が「内蔵」側であるか「外部」側であるか
が判断され(S3300)、「内蔵」側であると判断された
場合には、本ルーチンをそのまま一旦終了する。一方、
「外部」側であると判断された場合には、引込盤53の室
外制御装置7から屋内電灯配線67を経由して送られてく
る識別番号HA(後述する)をNO.1データ入出力インタフ
ェース332によって受信し(S3310)、次いで識別番号HA
が実際に受信できたか否かを判断する(S3320)。
ここで識別番号HAが受信できなかったと判断した場
合、例えば室外制御装置7に、電気自動車310の税金を
取り扱う機能がないと判断した場合には、タイマTIをス
タートさせ(S3330)、このタイマTIの値が所定値uに
達したら(S3340)、リレー356を「オフ」にする信号を
リレー駆動部352に出力して、リレー356を実際に「オ
フ」にする(S350)。タイマTIをスタートさせている場
合には、本ルーチンの他のステップによって積算税額GG
Cが代入された積算税額GGBと他のステップでインクリメ
ントされる識別番号HAとを室外制御装置7に送信して、
本ルーチンを一旦終了する(S3360)。
ステップ3360によって室外制御装置7に送信され、こ
れを受信したことを確認する意味で返送されてくる識別
番号HAを受信して、これが受信できたと判断した場合に
は(S3320)、次に受信した識別番号HAが本ルーチンを
前回処理したときに送信した識別番号HBと同一であるか
否かを判断することにより、室外制御装置7から返送さ
れてきた識別番号HAが適正(適正の意味は後述する)な
ものであるか否かを判断する(S3370)。
受信した識別番号HAが適正なものでない場合には既述
したタイマTIスタート以後の処理を実行する(S3330〜S
3360)。
一方、識別番号HAが適正であると判断した場合には、
タイマTIをクリアし(S3380)、次いで現在の積算税額G
GCからステップ3360にて送信した積算税額GGBを差し引
いて、これを新たな積算税額GGCとし(S3390)、識別番
号HAをインクリメントする(S3400,S3410)。
次いで、リレー356を「オン」にして(S3420)、次に
精算税額GGCが所定値ρより大きくなったか否かを判断
することにより、積算税額GGCが送信基準に達したか否
かを判断する(S3430)。積算税額GGCが送信基準に達す
るまでは、そのまま本ルーチンを一旦終了し、送信基準
に達したら、まず積算税額GGCを送信用の積算税額GGBに
代入してから(S3440)、積算税額GGBと識別番号HAとを
室外制御装置7に送信する(S3360)。
以上第37図の積算税額GGB送信処理により、積算税額G
GBが室外制御装置7に送信され、積算税額GGBが室外制
御装置7によって受信されたことを確認した後、現在の
積算税額GGCから送信した積算税額GGB分だけ減算される
ことが実行される。
積算税額GGBと識別番号HAとを受信する室外制御装置
7では、これらを受信するために第38図に示す積算税額
GGB受信処理が所定時間毎に実行される。
該ルーチンが起動されると、まず第3図および第4図
に示す室外制御装置7において、データ入出力インタフ
ェース85を介して、積算税額GGBと識別番号HAとを受信
し(S3500)、この受信した識別番号HAを前回受信した
識別番号HAと対比する(S3510)。この対比の結果今回
受信した識別番号HAが前回受信した識別番号HAに値
「1」を加算した値以外であれば、そのまま本ルーチン
を一旦終了し、値「1」を加算した値であれば積算税額
GGBが更新されたと判断して、次の処理に移行する。
積算税額GGBが更新された場合には、次に積算税額積
算値GFZ(←GFZ+GGB)を算出し(S3520)、次いで車載
制御装置322に識別番号HAを送信する(S3530)。
本ルーチンの処理により、車載制御装置322から室外
制御装置7に送信された積算税額GGBが受信されるとと
もに、この確認信号が送信される。
積算税額積算値GGBが貯えられる室外制御装置7と、
室内操作装置5(電力カード1)は、相互に既述した第
7図ないし第12図に示す処理を行なって、引落可能金額
PPBの送受信や、引落金額TTCの送受信や、予納金メモリ
107の監理、および電磁開閉器65の「オン」「オフ」を
実行する。又、電力カード1は、下記に示す第39図ない
し第41図の処理により算出される積算税額SFZを、第32
図に示す税金メモリ監理処理を実行することにより、積
算して、税金メモリ370に税金メモリ額MFZを書き込む。
次に、第39図〜第41図の処理に基づいて、室外制御装
置7から電力カード1に積算税金SFZを送信する処理を
説明する。
第39図は電力使用量検針および税金引き落し処理のフ
ローチャートであって、CPU75にて所定時間毎に実行さ
れるものである。この処理ルーチンにおけるステップ36
00ないし3680では、既述した第13図におけるステップ16
00ないし1680と同様の処理が実行され、電力使用量の検
針が実行される。この処理後、税金引き落し処理とし第
38図の積算税額GGB受信処理において積算されている積
算税額積算値GFZが所定値σより大きくなったか否かを
判断することにより、積算税額積算値GFZが電力カード
1へ送信する基準値に達したか否かを判断する(S369
0)。
基準値に達したと判断した場合には、まず払込金額SS
Cから積算税額積算値GFZを減算する(SSC←SSC−GFZ)
処理を行なってから(S3700)、この積算税額積算値GFZ
の積算値である送金値HFZ(←HFZ+GFZ)を算出する(S
3710)。積算税額積算値GFZを送金値HFZに加算後、この
GFZをクリアして(S3720)、本ルーチンを一旦終了す
る。
上記処理により、電力使用量(電気自動車310以外の
電力使用も含む)に応じて払込金額SSCが減算されると
ともに、電気自動車310への充電にともなう税金も払込
金額SSCから減算する。しかも、税金を減算した値は、
送金値HFZとして記録されている。
第40図は送金値HFZ送信処理のフローチャートであっ
て、CPU75にて所定時間毎に起動される。
この処理が起動されると、まず後述するステップによ
ってセット又はクリアされるフラグFFFがセット(=
1)されているかクリア(=0)されているかを判断し
(S3800)、セットされていれば下記に示すようにフラ
グFFFがセットされるまでのステップを(S3810〜3840)
行なわないで次の処理に移行し、セットされていなけれ
ば、次に識別番号HC(後述する)をデータ入出力インタ
フェース85を介して電力カード1から受信し(S381
0)、次いで実際に受信できたか否かを判断する(S382
0)。識別番号HCを受信した場合には、次に受信した識
別番号HCが後述する処理によって電力カード1に送信し
た識別番号HDと同じであるか否かを判断することによ
り、前に送信したデータが電力カード1によって受信さ
れたか否かを判断する(S3830)。
前に送信した識別番号HDと今回受信した識別番号HCと
が同一である場合には、フラグFFFをセットする(S384
0)。
フラグFFFをセット後、又は既にフラグFFFがセットさ
れている場合(S3800)には、次に送金値HFZが所定値τ
より大きくなっているか否かを判断することにより、送
金値HFZを電力カード1に送信する基準値に達している
か否かを判断する(S3850)。基準値に達していなけれ
ばそのまま本ルーチンを一旦終了し、基準値に達してい
れば識別番号HCをインクリメント後(HC←HC+1,S386
0)、既述したスナップ3830において対比するために、
インクリメント後の識別番号HCを識別番号HDに代入する
(S3870)。
識別番号HCをHDに代入後、識別番号HDと送金値HFZと
を電力カード1に送信して(S3830)、送金値HFZを送金
記憶値HFFに代入し(S3890)、送金値HFZをクリアし(S
3900)、フラグFFをクリア後(S3910)、本ルーチンを
一旦終了する。
又、識別番号HC受信後の判断で、識別番号HCを受信し
なかったと判断した場合(3820)、又は受信した識別番
号HCが前に送信した識別番号HDと一致しなかった場合に
は(S3830)、識別番号HDと、送金記憶値HFFを送金値HF
Zとしたものを再度送信する(S3920)。
以上、第40図の送金値HFZ送信処理により、送金値HFZ
が室外制御装置7から電力カード1に送信される。
第41図は送金値HFZ受信処理のフローチャートであっ
て、電力カード1のCPU31にて所定時間毎に起動され
る。この処理が起動されると、まずデータ入出力インタ
フェース43を介して、室外制御装置7から送られて来た
送金値HFZと識別番号HDとを受信し(S4000)、次いで今
回受信した識別番号HDと前回受信した識別番号HDとを対
比する(S4010)。
この対比の結果、今回のHDが前回のHDに値「1」を加
算した値以外であればそのまま本ルーチンを一旦終了
し、値「1」を加算した値であれば、次に送金値HFZの
積算値である積算税金SFZ(←SFZ+HFZ)を算出する(S
4020)。次いで、識別番号HDを識別番号HCとして、室外
制御装置7に送信して(S4030)、本ルーチンを一旦終
了する。
これにより、室外制御装置7から送信された送金値HF
Zを受信して、これの積算値である積算税金SFZを電力カ
ード1に記録することができる。
積算税金SFZは、既述した第32図に示す税金メモリ監
理処理を実行することによって税金メモリ額MFZにさ
れ、税金メモリ370に記録される。
以上説明した第3実施例により、電気自動車310に充
電する電力に税金を付加することができる。そのうえ、
この税金の付加は、車載電力カード360、又は室内操作
装置5の電力カード1のいずれでも選択することができ
る。したがって、負担を電力使用者にほとんど加えるこ
となく正確に、かつ確実に税金を徴税することができる
ことから、このような税制の適用がスムーズに行なえる
という極めて優れた効果を奏する。
次に第4実施例を説明する。本実施例は、キャンプ場
等の屋外や商品展示場等において電力を供給する電力ポ
スト400の構成を示すものである。第4実施例が、請求
項2と、請求項3の一例を示す。
電力ポスト400は、第42図に示すように、電力カード4
02によって、ポスト本体404に設けられたコンセント406
に電力を供給するものである。
ポスト本体404は、第43図に示すように、引込口408に
設けられた電源表示ランプ410と、ランプ410の2次側に
介装された電磁開閉器412と、電磁開閉器412の2次側に
配設された電力量計414と、電力量計414の2次側に介装
された漏電ブレーカ416と、漏電ブレーカ416の2次側に
取り付けられたコンセント406とを備えている。電磁開
閉器412のマグネットコイル418の一端420は、電磁開閉
器412の一方の接点422の1次側に接続されている。又、
マグネットコイル418の一端420は、電力カード結合部42
4の第1コネクタ426に接続されており、他端428は、第
2コネクタ430に接続されている。電力量計414には、使
用電力量に基づいて接点432が「オン」「オフ」する電
力量パルス出力部434が設けられており、この一端には
電力カード結合部424の第3コネクタ436が接続されてい
る。電磁開閉器412の2次側には、第4コネクタ448が接
続されている。
ポスト本体404の前面板438には、第42図に示すよう
に、電力カード結合部424に電力カード402を挿入するた
めの電力カード挿入口440と、漏電ブレーカ416の「オ
ン」「オフ」スイッチ442と漏電リセットボタン444と、
コンセント406用の雨覆い446とが設けられている。
電力カード402は、周知のCPU450,ROM452,RAM454を備
えるとともに、PROM書込部456によってデータを書込こ
とが可能なPROM458を備えている。PROM書込456は、CPU4
50からの指令に基づいてPROM458にデータを書き込み、
又は外部の書込接点460からの指令に基づいて、PROM458
のデータを消去したり書き込む機能を有している。又、
出力インタフェースとして、リレー駆動部462とディス
プレイ駆動部464とを備えている。
リレー駆動部462は、リレー466のコイル468の一端470
に接続されており、コイル468の他端472は第1コネクタ
426に嵌合する第1プラグ474に接続されている。リレー
466は、一端が第2コネクタ430に嵌合する第2プラグ47
6に接続されており、他端が電力カード402の接地と、第
4コネクタ448に嵌合する第4プラグ478に接続されてい
る。これにより、リレー466のコイル468に通電される
と、リレー466が「オン」になってマグネットコイル418
に電流を流し、電磁開閉器412を「オン」にする。すな
わち、コンセント406に電力を供給する。ディスプレイ
駆動部464は、ディスプレイ480に接続されており、各種
データをディスプレイ480に表示させる。
電力カード402の入力インタフェースとしては、電力
量パルスインタフェース482が設けられており、第3コ
ネクタ436に嵌合する第3プラグ484に接続されている。
電力カード402の電源部486は、第1プラグ474に接続
されており、内蔵する蓄電池を充電するとともに電力カ
ード402の各部に各種電力を供給する。
次に電力カード402によって実行される第44図に示す
電力量計内蔵型電力ポスト用電力カードメインルーチン
のフローチャートに基づいて、本実施例の動作を説明す
る。
このメインルーチンでは、まず電力カード402がポス
ト本体404の電力カード挿入口440から差し込まれて、電
力カード結合部424に嵌合したか否かを判断する(S410
0)。これは、電源部486にポスト本体404からAC100Vが
供給されたか否かによって判断されるものであり、これ
により、電力カード402を使用する状態になったか否か
を判断するものである。
電力カード402がポスト本体404に差し込まれたと判断
した場合には、次にPROM458内の予納金メモリ490から予
納金残高PPAを読み取り、引落可能金額PPBに代入する
(S4110)。次いで引落可能金額PPBが値「0」より大き
いか否かを判断することにより、この電力カード402が
使用可能か否かを判断する(S4120)。
電力カード402が使用可能であると判断した場合に
は、次にリレー駆動部462に電磁開閉器412を「オン」動
作する信号を出力して(S4130)、電磁開閉器412を実際
に「オン」にし、次いで、電力量パルスインタフェース
482を介して、電力量パルス出力部434の電力量パルスWH
Sを入力する(S4140)。
電力量パルスWHSの入力後、WHSが1パルス入力したか
否かを判断し(S4150,S4160)、1パルス入力したと判
断した場合には、引落可能金額PPBを所定値φだけ減算
することにより(S4170)、WHS「1」パルス分だけ電力
量料金を引き落す。
引落可能金額PPBの減算後、カウンタNNをインクリメ
ントし(S4180)、次いでカウンタNNが所定値χを越え
たか否かを判断し(S4190)、所定値χを越えたときに
カウンタNNをクリアして(S4200)、引落可能金額PPBを
予納金残高PPAとして予納金メモリ490に書き込む(S421
0)、すなわち、引落可能金額PPBが書込基準値だけ減少
する毎に新たな予納金残高PPAの書き込みが行なわれ
る。
上述したWHS「1」パルスの入力判断後で入力してい
ないとされた場合、PPBが書込基準値だけ減少したかの
判断で減少していないとされた場合、又は予納金残高PP
Aを予納金メモリ490に書き込んだ後、まず電力カード40
2がポスト本体404から引き抜かれたか否かを判断し(S4
220)、引き抜かれていなければステップ4120からの処
理を繰り返す。一方、引き抜かれていれば、現在の引落
可能金額PPBを予納残高PPAとして予納金メモリ490に書
き込み(S4250)、次いで予納金残高PPAをディスプレイ
480に表示して(S4260)、本メインルーチンの初めに戻
る。これにより、電力カード402によって電力を使用し
なくなったときに、予納金残高PPAがPROM458の予納金メ
モリ490に速やかに格納される。
引落可能金額PPBがなくなった場合には(S4120)、電
磁開閉器412を「オフ」にし(S4270)、次いで「残金ゼ
ロ」の表示をディスプレイ480に表示して(S4280)、本
メインルーチンを終了する。
以上に説明した電力ポスト400は、ポスト本体404には
電子装置等を備えることなく電力カード402による制御
のみで電力を供給することができることから、ポスト本
体404の部品点数が減少され、信頼性および低コスト化
が達成されるという極めて優れた効果を奏する。
次に第5実施例を説明する。本実施例は、キャンプ場
等の屋外や商品展示場等において電力を供給する電力ポ
スト500の構成を示すものである。第5実施例が、請求
項2と、請求項3の一例を示す。
電力ポスト500は、第45図に示すように、ポスト本体5
04から電力カード502が電力の供給を受け、電力カード5
02に、設けられたコンセント506に電力を供給するもの
である。
ポスト本体504は、第46図に示すように、引込口508に
設けられた電源表示ランプ510と、ランプ510の2次側に
介装された電磁開閉器512とを備えている。電磁開閉器5
12のマグネットコイル518の一端520は、電磁開閉器512
の一方の接点522の1次側に接続されている。又、マグ
ネットコイル518の一端520は、電力カード結合部524の
第1コネクタ526に接続されており、他端528は、第2コ
ネクタ530に接続されている。
電磁開閉器512の2次側は、電力カード結合部524の第
3コネクタ534と第4コネクタ536とに接続されている。
ポスト本体504の前面板538には、第45図に示すよう
に、電力カード結合部524に電力カード502を挿入するた
めの電力カード挿入口540と、電源表示ランプ510とが設
けられている。
電力カード502は、周知のCPU550,ROM552,RAM554を備
えるとともに、PROM書込部556によってデータを書込む
ことが可能なPROM558を備えている。PROM書込部556は、
CPU550からの指令に基づいてPROM558にデータを書き込
み、又は外部の書込接点560からの指令に基づいて、PRO
M558のデータを消去したり書き込む機能を有している。
又、出力インタフェースとして、リレー駆動部562とデ
ィスプレイ駆動部564とを備えている。
リレー駆動部562は、リレー566のコイル568の一端570
に接続されており、コイル568の他端572は第2コネクタ
530に嵌合する第2プラグ576に接続されている。リレー
566は、一端が第4コネクタ536に嵌合する第2プラグ57
6に接続されている。リレー566は、一端が第4コネクタ
536に嵌合する第4プラグ578に接続されており、他端が
電力カード502の接地と、第2プラグ576に接続されてい
る。これにより、リレー566のコイル568に通電される
と、リレー566が「オン」になってマグネットコイル518
に電流を流し、電磁開閉器512を「オン」にする。すな
わち、第3コネクタ534と第4コネクタ536間に電力を供
給する。ディススプレイ駆動部564は、ディスプレイ580
に接続されており、各種データをディスプレイ580に表
示させる。
電力カード502の入力インタフェースとしては、電圧
計インタフェース582と電流計インタフェース583とが設
けられており、第3コネクタ534に嵌合する第3プラグ5
84と第4プラグ578との間の電圧を計測する電流計588と
第4プラグ578とコンセント506間に流れる電流を計測す
る電流計592とに接続されている。
電力カード502の電源部586は、第1コネクタ526に嵌
合する第1プラグ574に接続されており、内蔵する蓄電
池を充電するとともに電力カード502の各部に各種電力
を供給する。
第3,第4プラグ584,578とコンセント506との間には、
ブレーカ594が介装されている。
次に電力カード502によって実行される第47図に示す
電力量計非内蔵型電力ポスト用電力カードメインルーチ
ンのフローチャートに基づいて、本実施例の動作を説明
する。
このメインルーチンでは、まず電力カード502がポス
ト本体504の電力カード挿入口540から差し込まれて、第
48図に示すようになり、電力カード結合部524に嵌合し
たか否かを判断する(S4300)。
電力カード502がポスト本体504に差し込まれたと判断
した場合には、次にPROM558内の予納金メモリ590から予
納金残高PPAを読み取り、引落可能金額PPBに代入する
(S4310)。次いで引落可能金額PPBが値「0」より大き
いか否かを判断することにより、この電力カード402が
使用可能か否かを判断する(S4320)。
電力カード502が使用可能であると判断した場合には
次にリレー駆動部562に電磁開閉器512を「オン」動作す
る信号を出力して(S4330)、電磁開閉器512を実際に
「オン」にする。
電磁開閉器512の「オン」後、電圧計インタフェース5
821と電流計インタフェース583とによって、その時の瞬
時電圧SJVと瞬時電流SJIとを読み込む(S4340,S435
0)。次いで、その時の電力SJW(←SJV×SJI)を算出し
(S4360)、これを積算して、電力量WWC(←WWC+SJW)
を求める(S4370)。
電力量WWCの算出後、この値が所定値ψより大きくな
ったか否かを判断する(S4380)。次いで引落可能金額P
PBを電力量WWCに定数ωを乗算して求めた減算金額だけ
減算することにより(S4390)、電力量WWCに相当する金
額を引き落す。電力量WWCに相当する金額を引き落した
後、電力量WWCをクリアする(S4400)。
引落可能金額PPBの減算後、カウンタNNをインクリメ
ントし(S4410)、次いでカウンタNNが所定値χを越え
たか否かを判断し(S4420)、所定値χを越えたときに
カウンタNNをクリアして(S4430)、引落可能金額PPBを
予納金残高PPAとして予納金メモリ590に書き込む(S444
0)。すなわち、引落可能金額PPBが書込基準値だけ減少
する毎に新たな予納金残高PPAの書き込みが行なわれ
る。
上述した電力量WWCが所定値ψに達したか否かの判断
で達していないとされた場合、PPBが書込基準値だけ減
少したかの判断で減少していないとされた場合、又は予
納金残高PPAを予納金メモリ590に書き込んだ後、まず電
力カード502がポスト本体504から引き抜かれたか否かを
判断し(S4450)、引き抜かれていなければステップ430
0からの処理を繰り返す。一方、引き抜かれていれば、
現在の引落可能金額PPBを予納金残高PPAとして予納金メ
モリ590に書き込み(S4460)、次いで予納金残高PPAを
ディスプレイ580に表示して(S4470)、本ルーチンの初
めに戻る。これにより、電力カード502によって電力を
使用しなくなったときに、予納金残高PPAがPROM590に速
やかに、格納される。
引落可能金額PPBがなくなった場合には(S4320)、電
磁開閉器512を「オフ」にし(S4480)、次いで「残金ゼ
ロ」の表示をディスプレイ580に表示して(S4490)、本
メインルーチンを終了する。
以上に説明した電力ポスト500は、ポスト本体504には
電子装置および電力量計等を備えることなく電力カード
502による制御のみで電力を供給することができること
から、ポスト本体504の部品点数が減少され、信頼性お
よび低コスト化が達成されるという極めて優れた効果を
奏する。
次に第6実施例を説明する。本実施例は、第43図に示
した電力ポスト400に、不正使用防止機能を付加した電
力ポスト600を示すものである。
電力ポスト600は、電力カード602とポスト本体604と
から構成されるものである。
ポスト本体604は、第49図に示すように、電源表示ラ
ンプ410と、電磁開閉器412と、電力量計414と、漏電ブ
レーカ416と、コンセント406とを備えている。電磁開閉
器412のマグネットコイル418の一端420は、電磁開閉器4
12の接点422の1次側に接続されている。又、マグネッ
トコイル418の一端420は、電力カード結合部424の第1
コネクタ426に接続されている。
マグネットコイル418の他端428は、リレー606の接点6
08を介して、電磁開閉器412の接点610の2次側に接続さ
れている。リレー606のコイル612は、一端がマグネット
コイル418の一端420に接続されており、他端が後述する
リレー駆動部614を介して、第2コネクタ430に接続され
ている。電力量計414には、使用電力量に基づいて接点4
32が「オン」「オフ」する電力量パルス出力部434が設
けられており、この一端には電力カード結合424の第3
コネクタ436が接続されている。電磁開閉器412の接点61
0の2次側には第4コネクタ448が接続されている。
ポスト本体604には、リレー駆動部614を制御する回路
として、周知のCPU616,ROM618,RAM620、および電力量パ
ルスインタフェース622とチェック信号インタフェース6
24とが設けられている。電力量パルスインタフェース62
2は、電力量パルス出力部434に接続されている。チェッ
ク信号インタフェース624は、電力カード結合部424の第
5コネクタ626に接続されている。
電力カード602は、第43図に示した電力カード402の構
成に加えて、チェック信号出力インタフェース628と、
このチェック信号出力インタフェース628の出力が供給
される第5プラグ630とが付加されている。
チェック信号出力インタフェース628は、図示しない
チェック信号出力ルーチンによって、予納金残高PPAを
第5プラグ630を介して、チェック信号インタフェース6
24とに出力する。
次にポスト本体604のCPU616にて繰り返し実行される
第50図に示すチェック信号受信処理のフローチャートに
基づいて、本実施例を説明する。
チェック信号受信処理が起動されると、まずチェック
信号としてチェック信号インタフェース624に入力する
予納金残高PPAを電力カード602から入力する(S450
0)。次いで、入力した予納金残高PPAを判定用のチェッ
ク残高CHKに代入する(S4510)。
チェック残高CHKを得た後、次に電力量パルス出力部4
34から出力される電力量パルスWHSを電力量パルスイン
タフェース622を介して入力し(S4520)、このパルスWH
Sが「1パルス」出力されたことを判断する(S4530,S45
40)。
「1パルス」出力されたと判断した場合には、次にパ
ルス数を計数するチェックパルス数CHWをインクリメン
トして(S4550)、所定値Aを越えたか否かを判断する
ことにより(S4560)、チェックパルス数CHWが判定基準
に達したか否かを判断する。
チェックパルス数CHWが判定基準に達したと判断した
場合には、まずCHWをクリアしてから(S4570)、前回CH
Wが判定基準に達したときのチェック残高CHLと今回のチ
ェック残高CHKとのチェック残高差△CHKを求め(S458
0)、次回に備えて今回のチェック残高CHKを前回のチェ
ック残高CHLに代入し(S4590)、チェック残高差△CHK
が所定値Bより大きくなったか否かを判断する(S4360
0)。
チェック残高差△CHKが所定値Bより大きければ、電
力カード602が適正に使用され、かつ動作していると判
断して、再度ステップ4500〜4600の処理を繰り返す。
一方、チェック残高差△CHKが所定値B以下になって
いる場合には、電力カード602の使用状態に不正がある
かもしれないと判断し、まずカウンタCHNをインクリメ
ントし(S4610)、次いでカウンタCHNが所定値「より大
きくなったか否かを判断する(S4620)。カウンタCHNが
所定値「より大きくなるまでは、そのまま上記処理を繰
り返し行ない大きくなったとき、実際に不正使用が行な
われていると判断して、リレー606を所定時間「オフ」
にする。すなわち、不正使用があると判断した場合に
は、電磁開閉器412を所定時間「断」状態にして、コン
セント406に電力が加えられないようにする。
以上に説明した本実施例は、電力カード602の予納金
残高PPAの減少状態によって電力ポスト600が不正に使用
されることを、判断し防止することができる。したがっ
て、不正使用の防止効果が極めて高くなる。
次に第7実施例を説明する。本実施例は、第46図に示
した電力ポスト500に、不正使用防止機能を付加した電
力ポスト700を示すものである。
電力ポスト700は、電力カード702とポスト本体704と
から構成されるものである。
ポスト本体704は、第51図に示すように、引込口508に
設けられた電源表示ランプ510と、ランプ510の2次側に
電流計705を介して介装された電磁開閉器512とを備えて
いる。電磁開閉器512のマグネットコイル518の一端520
は、電流計705の1次側に接続されている。又、マグネ
ットコイル518の一端520は、電力カード結合部524の第
1コネクタ526に接続されている。
マグネットコイル518の他端528は、リレー706の接点7
08を介して、電磁開閉器512の接点710の2次側に接続さ
れている。リレー706のコイル712は、一端がマグネット
コイル518の一端520に接続されており、他端が後述する
リレー駆動部714を介して、第2コネクタ530に接続され
ている。
電磁開閉器512の2次側は、電力カード結合部524の第
3コネクタ534と第4コネクタ536とに接続されている。
第3コネクタ534と第4コネクタ536とに接続されてい
る導線には、電源が投入された回数、又は電源が投入さ
れている時間を計数するカウンタ715が接続されてい
る。
ポスト本体704には、リレー駆動部714を制御する回路
として、周知のCPU16,ROM718,RAM720、および電流計イ
ンタフェース722とチェック信号インタフェース724とが
設けられている。電流計インタフェース722は、電流計7
05に接続されている。チェック信号インタフェース724
は、電力カード結合部524の第5コネクタ726に接続され
ている。
電力カード702は、第46図に示した電力カード502の構
成に加えて、チェック信号出力インタフェース728と、
このチェック信号出力インタフェース728の出力が供給
される第5プラグ730とが付加されている。
チェック信号出力インタフェース728は、図示しない
チェック信号出力ルーチンによって、予納金残高PPAを
第5プラグ730を介して、チェック信号インタフェース7
24に出力する。
次にポスト本体704のCPU716にて繰り返し実行される
第52図に示すチェック信号受信処理のフローチャートに
基づいて、本実施例を説明する。
チェック信号受信処理が起動されると、まずチェック
信号として、チェック信号インタフェース724に入力す
る予納金残高PPAを電力カード702から入力する(S470
0)。次いで、入力した予納金残高PPAを判定用のチェッ
ク残高CHKに代入する(S4710)。
チェック残高CHKを得た後、次に電流計705から出力さ
れる電流値ISを電流計インタフェース722を介して入力
し(S4720)、この電流値ISの積算値CIV(←CIV+IV)
を算出する(S4730)。次いで、所定値Eを越えたか否
かを判断することにより(S4740)。電流値の積算値CIV
が判定基準に達したか否かを判断する。
積算値CIVが判定基準に達したと判断した場合には、
まずCIVをクリアしてから(S4750)、前回CIVが判定基
準に達したときのチェック残高CHLと今回のチェック残
高CHKとのチェック残高差△CHKを求め(S4760)、次回
に備えて今回のチェック残高CHKを前回のチェック残高C
HLに代入し(S4770)、チェック残高差△CHKが所定値B
より大きくなったか否かを判断する(S4780)。
チェック残高差△CHKが所定値βより大きければ、電
力カード702が適正に使用され、かつ動作していると判
断して、再度ステップ4700〜4780の処理を繰り返す。
一方、チェック残高差△CHKが所定値B以下になって
いる場合には、電力カード702の使用状態に不正がある
かもしれないと判断し、まずカウンタCHNをインクリメ
ントし(S4790)、次いでカウンタCHNが所定値「より大
きくなったか否かを判断する(S4800)。カウンタCHNが
所定値「より大きくなるまでは、そのまま上記処理を繰
り返し行ない、大きくなったとき、実際に不正使用が行
なわれていると判断して、リレー706を所定時間「オ
フ」にする。すなわち、不正使用があると判断した場合
には、電磁開閉器512を所定時間「断」状態にして、コ
ンセント506、又は第3コネクタ534と第4コネクタ536
との間に電力が加えられないようにする。
以上に説明した本実施例は電力カード702の予納金残
高PPAの減少状態によって電力ポスト700が不正に使用さ
れることを、判断し防止することができる。したがっ
て、不正使用の防止効果が極めて高くなる。しかも、カ
ウンタ715の計測値等を用いてポスト本体704の使用回数
や時間等を知ることができ、施設の使用状態の把握が簡
単にできる。
なお、第53図に示すようにポスト本体704にカウンタ
駆動部740とこれに駆動されるカウンタ742を付加し、チ
ェック残高差△CHKを図示しない計数ルーチンによって
計数するよう構成してもよい。これにより、本ポスト本
体704による電力料金の売り上げ高を知ることができ
る。
[発明の効果] 請求項1のカードは、引き落とすことが可能な金額を
まず先方に知らせ、次いでその金額の範囲内で、引き落
とし金額を送って貰って、予納金メモリの金額を引き落
とすことができる。また、予納金追加センタの口座から
所定の予納金を電話回線経由で、引き落として、予納金
メモリにその所定の予納金額を追加することができる。
これらにより、カードの残高に対応して支払を行うこ
とができ、かつカードの残高を電話回線経由で追加する
ことができることになり、このカードだけで、入金から
支払まで行うことが可能になり、高い利便性を有するこ
とができるという極めて優れた効果を奏する。
請求項2のカードは、引き落とすことが可能な金額を
まず先方に知らせ、次いでその金額の範囲内で、引き落
とし金額を送って貰って、予納金メモリの金額を引き落
とし、その引き落としの結果で予納金メモリが減少した
金額を返送することができる。
これにより、残金があるかを確認した上で、引き落と
しを求め、引き落としを確認後、被使用対象を供給する
と言うようなことを行うことが可能になり、高い信頼性
を備えた装置の構成が可能になるという極めて優れた効
果を奏する。
請求項3の支払装置は、カードが適切な場合だけ、被
供給対象が供給される。この結果、不正を排除すること
が可能になり、代金決済に高い信頼性を与えることが出
来るという極めて優れた結果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例の室内操作装置の構成図、第2図は同室
内操作装置の外観図、第3図は同配線系統を示す系統
図、第4図は室外制御装置の構成図、第5図は同カプラ
内蔵ラインフィルタの構成図、第6図は同引込盤の構成
図、第7図ないし第13図は同制御のフローチャート、第
14図および第15図は第1実施例の構成図、第16図はその
使用状態の説明図、第17図はその予納金追加処理のフロ
ーチャート、第18図は同使用状態の説明図、第19図は同
予納金自動追加のフローチャート、第20図および第21図
は第2実施例の構成図、第22図ないし第25図はその制御
のフローチャート、第26図ないし第28図は第3実施例の
構成図、第29図ないし第41図はその制御のフローチャー
ト、第42図および第43図は第4実施例の構成図、第44図
はその制御のフローチャート、第45図および第46図は第
5実施例の構成図、第47図はその制御フローチャート、
第48図は同使用状態の説明図、第49図は第6実施例の構
成図、第50図はその制御のフローチャート、第51図は第
7実施例の構成図、第52図はその制御のフローチャー
ト、第53図はその変形例の構成図である。 1……電力カード、3……本体、5……室内操作装置、
7……室外制御装置、9……差込プラグ、27……電子回
路部、9……PROM書込部、53……引込盤、57……電力量
計、59……分電盤、61……電力量パルス出力部、65……
電磁開閉器、67……屋内電灯配線、89……カウンタ、10
7……予納金メモリ、109……変数テーブル、111……引
込盤、113……電流計、115……電流信号出力部、117…
…契約種別選択ボタン、119……契約テーブル、201……
電力カード、203……マイク、209……スピーカ、213…
…電話機、215……送話口、217……受話口、219……予
納金追加ボタン、222……IDコード格納エリア、224……
第1の選択ボタン、226……応答ボタン、228……中止ボ
タン、230……予納金追加センタ、232……交換機、234
……電話回線、238……再送信ボタン、240……受信ボタ
ン、250……配電線路、252……引込線路、254……引込
制御盤、256……風力発電装置、258……自家発電部、26
0……電圧調整装置、262……バッテリ、264……直交変
換器、266……引込開閉器、268……受電部、270……送
電部、272……逆流防止装置、274……室外制御装置、27
6……ラインフィルタ、278……電磁開閉器、280……電
力量計、282……逆流防止装置、288……電磁開閉器駆動
部、290……カウンタ、292……カウンタ駆動部、294…
…発電機出力センサ、300……売電額メモリ、310……電
気自動車、312……電力供給装置、314……プラグ、316
……ケーブル、318……車載蓄電池、320……充電装置、
322……車載制御装置、340……磁気カプラ、342……カ
ード結合部、344……磁気カプラ、350……切替スイッ
チ、352……リレー駆動部、354……電源部、356……リ
レー、358……接点、360……車載電力カード、362……
設置部、370……税金メモリ、400……電力ポスト、402
……電力カード、404……ポスト本体、406……コンセン
ト、408……引込口、410……電源表示ランプ、412……
電磁開閉器、414……電力量計、416……漏電ブレーカ、
418……マグネットコイル、420……一端、422……接
点、424……電力カード結合部、426……第1コネクタ、
428……他端、430……第2コネクタ、432……接点、436
……第3コネクタ、438……前面板、440……電力カード
挿入口、442……「オン」「オフ」スイッチ、444……漏
電リセットボタン、446……雨覆い、448……第4コネク
タ、460……書込接点、466……リレー、468……コイ
ル、474……第1プラグ、476……第2プラグ、478……
第4プラグ、484……第3プラグ、490……予納金メモ
リ、500……電力ポスト、502……電力カード、504……
ポスト本体、506……コンセント、508……引込口、510
……電源表示ランプ、512……電磁開閉器、518……マグ
ネットコイル、526……第1コネクタ、530……第2コネ
クタ、534……第3コネクタ、538……前面板、540……
電力カード挿入口、536……第4コネクタ、574……第1
プラグ、576……第2プラグ、578……第4プラグ、584
……第3プラグ、588……電圧計、590……予納金メモ
リ、592……電流計、594……ブレーカ、600……電力ポ
スト、602……電力カード、604……ポスト本体、606…
…リレー、612……コイル、626……第5コネクタ、630
……第5プラグ、700……電力ポスト、702……電力カー
ド、704……ポスト本体、705……電流計、712……コイ
ル、715……カウンタ、726……第5コネクタ、730……
第5プラグ、742……カウンタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−25372(JP,A) 特開 昭63−211460(JP,A) 特開 昭61−240394(JP,A) 特開 昭63−257890(JP,A) 特開 昭63−115298(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データを送受信する入出力インタフェース
    と、 金額を記憶する予納金メモリと、 引落可能金額の送信開始かを判断する送信開始条件判断
    手段と、 該送信開始条件判断手段が引落可能金額の送信開始であ
    ると判断した場合に、 上記予納金メモリが記憶する金額を引落可能金額として
    上記入出力インタフェースを介して送信する送信手段
    と、 上記送信手段による引落可能金額の送信先から引落金額
    を、上記入出力インタフェースを介して受信する手段
    と、 該受信した引落金額を上記予納金メモリの金額から減算
    する引き落とし手段と、 口座から金銭を引き落とす処理を行う予納金追加センタ
    に、所定の予納金額の引き落としを求める金額追加のコ
    ードを電話回線経由で送信する金額追加コード送信手段
    と、 上記予納金追加センタから応答コードを受信する手段
    と、 該受信した応答コードに基づいて、所定の予納金額を上
    記予納金メモリの金額に加算する金額追加手段と を備えるカード。
  2. 【請求項2】データを送受信する入出力インタフェース
    と、 金額を記憶する予納金メモリと、 引落可能金額の送信開始かを判断する送信開始条件判断
    手段と、 該送信開始条件判断手段が引落可能金額の送信開始であ
    ると判断した場合に、上記予納金メモリが記憶する金額
    を引落可能金額として上記入出力インタフェースを介し
    て送信する送信手段と、 上記送信手段による引落可能金額の送信先から該予納金
    メモリの金額の引き落とし要求を上記入出力インタフェ
    ースを介して受信する引き落とし要求入力手段と、 該受信した引き落とし要求の金額を上記予納金メモリの
    金額から減算する予納金メモリ減算手段と、 上記予納金メモリが減算された金額を反映した引き落と
    し金額反映信号を上記入出力インタフェースに出力する
    引き落とし金額反映信号出力手段と を備えるカード。
  3. 【請求項3】被使用対象を供給する機能を備え、該被使
    用対象の価格に応じた数量の単位信号を出力する被使用
    対象供給手段と、 該被使用対象供給手段が被使用対象を供給するための代
    金を決済するカードとを備える支払装置であって、 カードは、 金額を記憶する予納金メモリと、 上記被使用対象供給手段から単位信号を入力する単位信
    号入力手段と、 該単位信号入力手段が入力した単位信号の数量に見合う
    金額分だけ上記予納金メモリの金額を減算する予納金メ
    モリ減算手段と、 上記予納金メモリが減算された金額を反映した引き落と
    し金額反映信号を出力する引き落とし金額反映信号出力
    手段と を備え、 上記被使用対象供給手段は、 上記引き落とし金額反映信号を入力して、上記カードが
    適正に動作しているかの判断を行うカード適正判断手段
    と、 該カード適正判断手段が上記カードが適正に動作してい
    ないと判断した場合に、被使用対象の供給を停止する供
    給停止手段と を備えることを特徴とする支払装置。
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