JP2648954B2 - 電波の方向探知方法および装置 - Google Patents

電波の方向探知方法および装置

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JP2648954B2
JP2648954B2 JP1037813A JP3781389A JP2648954B2 JP 2648954 B2 JP2648954 B2 JP 2648954B2 JP 1037813 A JP1037813 A JP 1037813A JP 3781389 A JP3781389 A JP 3781389A JP 2648954 B2 JP2648954 B2 JP 2648954B2
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隆司 長尾
和巳 保立
行夫 益子
紀之 赤羽
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は電波の方向探知方法および装置に関する。
b.従来の技術 第3図は、従来技術による4アームデュアルモードス
パイラルアンテナを用いた電波方向探知装置のブロック
ダイヤグラムである。
4アームスパイラルアンテナANTとモードフォーミン
グ回路MFの組合せにより、ΣモードとΔモードの2つの
電波ビームを同時に励振または受信する。
モードフォーミング回路FMの、ΣモードとΔモードに
対応する信号Σ,Δは増幅回路A1,A2を経て、ビームフ
ォーミング回路BFに送られる。
ビームフォーミング回路BFは、信号Σ,Δに基づいて
Σ+Δ,Σ−Δ,Σ+jΔ,Σ−jΔに対応する信号S
a,Sb,Sc,Sdを形成する。(jは虚数単位)。
信号Sa,Sb,Sc,Sdから、次式で与えられるD(AZ),D
(EL)に対応する信号を、対数増幅回路LA1,LA2,LA3,LA
4と減算回路SB1,SB2を用いて求める。
D(AZ),D(EL)がそれぞれ電波の到来方向のアジマ
ス角AZとエレベーション角ELに対応する。
ビームフォーミング回路BFとしては、ハイブリッド回
路HYBを第4図に示すように対称的に組合わせた対称型
ビームフォーミング回路BFが用いられる。
c.発明が解決しようとする問題点 D(AZ),D(EL)は、アジマス角AZとエレベーション
角ELが小さいときは、ほぼAZ,ELに比例する。しかしAZ,
ELが大きくなると誤差が非常に大きくなる。
また広帯域にわたる受信電波の方向を求めようとする
場合広帯域で動作するビームフォーミング回路が必要と
なるがこれを構成するハイブリッド回路に理想特性を得
ることは難しい。
本発明は、ハイブリッド回路の特性にばらつきあるい
は理想特性からのずれが有っても、正確に電波の方向を
探知することができる方向探知方法および装置を提供す
ることを目的とする。
d.問題点を解決するための手段 上記問題点は、4アームスパイラルアンテナとモード
フォーミング回路の組合せによりΣモードとΔモードの
2つの電波ビームを同時に受信し、Σモード信号とΔモ
ード信号から電波の到来方向を探知する電波の方向探知
方法および装置において、 Σモードの信号ΣとΔモードの信号ΔからΣ+jΔ,
Σ−jΔ,Σ+Δ,Σ−Δに対応する出力信号を作るビ
ームフォーミング回路の出力信号をΣ+jΔ,Σ−jΔ
の振幅比の二乗と、Σ+Δ,Σ−Δの振幅比の二乗か
ら、信号Σと信号Δの振幅比VB/VAと、信号Σと信号Δ
の位相差(φ−φ)求め、 振幅比VB/VAと位相差(φ−φ)から電波の到来
方向(θ,ψ)を求めること、および上記方法に基づい
て、電波の方向を探知する装置によって解決された。
d.作用 ビームフォーミング回路BFの入力信号Σ,Δの振幅と
位相をそれぞれVA,VBAとし、出力信号Σ+j
Δ,Σ−jΔをP1,P4、出力信号Σ+Δ,Σ−ΔをP2,P3
とする時、入力信号と出力信号は次の行列で結ばれる。
ここにおいてC,D,E,F,W,X,Y,Z;φCDEFW,
φXYは、ビームフォーミング回路BFの一種の振
幅特性定数および位相特性定数で、予め測定される量で
ある。
出力信号P1,P4,P2,P3に対応する出力電力(実際は検
波電圧)は、それぞれの信号の絶対値の二乗|P1|2,|P4|
2,|P2|2,|P3|2に比例する。例えば|P1|2は次式で与えら
れる。
|P1|2=(V4Ccos(φ+φ)+VBDcos(φ
φ)) +(V4Csin(φ+φ)+VBDsin(φ+φ)) ここでC,D,E,F,W,X,Y,Z;φCDEFWX
Yが既知であると、|P4/P1|2と|P3/P2|2からVB/VA,
φ−φが定まる。すなわちビームフォーミング回路
の4出力P1,P4,P2,P3から、Σ信号,Δ信号の振幅比VB/
VAと位相差(φ−Φ)を求めることができる。
Σモードの放射パターンは、アンテナ中心軸(Z軸)
上にピークを有する広い単峰特性である。θ方向では位
相変化はないが、中心軸回りの角φ方向で位相が変化
し、φの360゜の変化に対して位相もリニアに360゜変化
する。
他方、Δモードの放射パターンは、中心軸上に0点を
有する双峰特性である。その位相はφ方向の360゜に対
してその2倍の720゜変化する。
したがってΣモードの信号とΔモードの信号の振幅比
VB/VAと、位相差(φ−φ)から、電波の到来方向
を探知することができる。電波の到来方向(θ,ψ)と
(VB/VA−φ)は1対1に対応するので、例えば
記憶手段に(θ,ψ)と(VB/VA−φ)の対応関
係を予め記憶させておくことにより、VB/VAと(φ
φ)の電波の到来方向を探知することができる。
f.実施例 第1図は本発明に係る電波の方向探知方法を実施する
ための電波の方向探知装置の好ましい実施例のブロック
ダイヤグラムである。
4アームスパイラルアンテナATNで受信された信号に
基づき、モードフォーミング回路MFにおいてΣ信号とΔ
信号が形成される。
Σ信号とΔ信号はそれぞれ増幅回路A1,A2において増
幅あるいは位相補償等の信号処理を受けた後、ビームフ
ォーミング回路BFおよび必要に応じて周波数検出手段FD
に送られる。
ビームフォーミング回路BFの入力信号値と出力信号値
を結ぶ行列の定数C,D,E,F,W,X,Y,Z;φCDEF
WXYは予め測定された定数である。
計算回路CALにおいて、上記定数C,D,……;φCD,
……および信号Σ+jΔ,Σ−jΔの振幅比の二乗|P4/
P1|2と信号Σ+Δ,Σ−Δの振幅比の二乗|P3/P2|2
ら、Σ信号とΔ信号の振幅比VB/VAおよび位相差(φ
−φ)が計算される。この際必要に応じて周波数検出
手段FDで検出された周波数fをパラメータとして計算さ
れる。
信号処理回路EXEは、例えば記憶回路からなり、(VB/
VA−φ)と、到来電波の実測された来角(θ,
ψ)を1対1に対応させた表が記憶されている。例え
ば、(VB/VA−φ)をデジタル信号に変換した値
をアドレス信号とし、(θ,ψ)をメモリー値としてお
くことにより、電波の方向を求めることができる。
広帯域動作の場合Σ信号の一部から周波数検出手段を
通して受信周波数を求め、これをデジタル変換した値を
アドレス信号として各周波数に対応した正しい方位をメ
モリーから出力することも出来る。
信号処理回路EXEは、記憶回路を用いる回路に限られ
ない。4アームスパイラルアンテナのΣモードとΔモー
ドの放射特性は既知であり、電波の到来方向(θ,ψ)
と振幅比VB/VAおよび位相差(φ−φ)は関数関係
にあるので、アジマス角θとエレベーション角φを、計
算式によって求めることができる。
g.発明の効果 従来のビームフォーミング回路においては、対数増幅
回路と減算回路を用いて出力信号の比を計算していたの
で、誤差を少くするために第4図に示すようにハイブリ
ッド回路HYBを対称的に配置する必要があった。しかし
本発明に係るビームフォーミング回路においては、構成
コンポーネントの特性が理想特性から少々外れていて
も、それらは定数C,D,E……;φCD,……の中に繰込
むことができるので、正確にΣ信号とΔ信号の振幅比お
よび位相差を得ることができる。
この結果、従来あまり使用されていない非対称的構成
(マトリクス型)のビームフォーミング回路をも使用す
ることができる。第2図はマトリクス型ビームフォーミ
ング回路のブロックダイヤグラムである。マトリクス型
ビームフォーミング回路は、高価なハイブリッド回路コ
ンポーネントHYBの使用点数が少ないという利点を有す
る。なお本発明に係る電波の方向探知装置においても従
来の対称型ビームフォーミング回路を用いることが可能
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る電波の方向探知装置の好ましい実
施例のブロックダイヤグラム、第2図はマトリクス型ビ
ームフォーミング回路のブロックダイヤグラム、第3図
は従来技術による電波の方向探知装置の一例のブロック
ダイヤグラム、第4図は対称型ビームフォーミング回路
のブロックダイヤグラムである。 ANT……4アームスパイラルアンテナ、 MF……モードフォーミング回路、 A1,A2……増幅回路、 BF……ビームフォーミング回路、 CAL……計算回路、 EXE……信号処理回路、 FD……周波数検出手段、 HYB……ハイブリッド回路、 IMF……瞬時周波数弁別回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤羽 紀之 東京都大田区南蒲田2丁目16番46号 株 式会社東京計器内 (56)参考文献 特開 昭62−159070(JP,A) 特開 昭63−187181(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4アームスパイラルアンテナとモードフォ
    ーミング回路の組合せによりΣモードとΔモードの2つ
    の電波ビームを同時に受信し、Σモード信号とΔモード
    信号から電波の到来方向を探知する電波の方向探知方法
    において、 Σモードの信号ΣとΔモードの信号ΔからΣ+jΔ,Σ
    −jΔ,Σ+Δ,Σ−Δに対応する出力信号を作るビー
    ムフォーミング回路の一方の入力端子にのみ信号を加え
    た時の各出力端子の出力信号に関して入力信号と出力信
    号の振幅比C,D,E,……および位相差φCDE,……を
    各入力端子について予め測定し、モードフォーミング回
    路の出力信号Σ+jΔ,Σ−jΔの振幅比の二乗と、出
    力信号Σ+Δ,Σ−Δの振幅比の二乗と、上記振幅比C,
    D,E,……および位相差φCDE,……からΣ信号とΔ
    信号の振幅比および位相差を求め、Σ信号とΔ信号の振
    幅比および位相差から電波の到来方向を求めることを特
    徴とする電波の方向探知方法。
  2. 【請求項2】4アームスパイラルアンテナとモードフォ
    ーミング回路の組合せによりΣモードとΔモードの2つ
    の電波ビームを同時に受信し、Σモード信号とΔモード
    信号から電波の到来方向を探知する電波の方向探知装置
    において、 Σモードの信号ΣとΔモードの信号ΔからΣ+jΔ,Σ
    −jΔ,Σ+Δ,Σ−Δに対応する出力信号を作るビー
    ムフォーミング回路と、 ビームフォーミング回路の2入力端子の一方の入力端子
    にのみ入力信号を加えた時の各出力端子の出力信号につ
    いての入力信号と出力信号の振幅比および位相差につい
    て予じめ測定された値と、ビームフォーミング回路の出
    力信号Σ+jΔ,Σ−jΔの振幅比の二乗から、Σ信号
    とΔ信号の振幅比と位相差を求める計算回路と、 Σ信号とΔ信号の振幅比と位相差から電波の到来方向を
    求める信号処理回路を備えることを特徴とする、電波の
    方向探知装置。
  3. 【請求項3】上記信号処理回路が、Σ信号とΔ信号の振
    幅比と位相差の組と、電波の到来方向(θ,ψ)の組を
    対応させる記憶手段を備えることを特徴とする特許請求
    の範囲第(2)項記載の電波の方向探知装置。
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