JP2648583B2 - 陶磁器組成物および陶磁器板の製造方法 - Google Patents

陶磁器組成物および陶磁器板の製造方法

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、建築物の内・外装用
のタイルなどに利用できる陶磁器組成物および陶磁器板
の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】建築物の内・外装材用等に適用される陶
磁器板などの陶磁器質の成形体は、セラミック系の材料
を板状に成形し、これを焼成したものであり、耐火性、
耐水性、耐汚染性、耐候性などの諸性質を備え、さらに
表面に着色や模様などの美的な処理を施されたものが多
い。
【0003】このような陶磁器質の板状成形体の製造方
法としては、長石、珪石などの陶磁器原料を水性スラリ
ーとして、湿式抄造法でシートを抄造し、これを焼成し
て薄くて比較的大型の板状体を製造する方法が知られて
いる(特許第153485号:特公平1−17443
号)。
【0004】このように焼成前のシートを抄造によって
成形する方法では、粉体状の陶磁器質原料を捕捉する繊
維として、パルプ、石綿、ビニロン繊維、レーヨン繊維
などの有機質繊維が用いられていた。
【0005】この製法によると、有機質繊維は、焼成前
のシートを補強して手作業での取扱い性、すなわちハン
ドリング性がある程度改善される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、陶磁器質原料
に有機質繊維を配合し、1000℃以上に加熱焼成され
た後の陶磁器質成形体には、有機質繊維が消失または分
解されて残存しておらず、曲げ強度や靭性が充分に備わ
っていないという問題点がある。
【0007】また、焼成前後の収縮によるクラックの発
生防止、寸法精度の向上のためにウィスカなどの無機質
繊維材料を配合することが考えられたが、焼成後の補強
繊維と陶磁器質材料とが充分に一体化させることが容易
でなく、曲げ強度や靭性を充分に改善できなかった。
【0008】そこで、この発明の第1の課題は、上記し
た問題点を解決して、焼成後の陶磁器組成物について、
特に曲げ強度、靭性、寸法精度を充分に改善すると共に
クラックの発生を防止し、またそのような陶磁器板を効
率良く製造することを課題としている。
【0009】そして、この発明の第2の課題は、陶磁器
原料を抄造などによってシート状に成形して陶磁器板を
製造する方法において、第1の課題を解決する陶磁器板
を製造でき、さらに抄造後シートに靭性を持たせてシー
トを簡便に取り扱えるように、いわゆるハンドリング性
を改善することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の第1の課題を解決
するため、この発明においては、シリカを含有する陶磁
器原料100重量部に対して、平均繊維径が1〜15μ
m、平均繊維長が0.1〜100mmであり、化学組成
にてAl2 3 99.5〜72重量%、SiO2 0.5
〜28重量%のアルミナ−シリカ繊維を0.5〜35重
量部配合した陶磁器組成物としたのである。
【0011】または、アルミナを含有する陶磁器原料1
00重量部に対して、平均繊維径が1〜15μm、平均
繊維長が0.1〜100mmであり、化学組成にてAl
2 3 72〜35重量%、SiO2 28〜65重量%の
アルミナ−シリカ繊維を0.5〜35重量部配合した陶
磁器組成物としたのである。
【0012】また、上記の第2の課題を解決するため
に、シリカを含有する陶磁器原料に、平均繊維径が1〜
15μm、平均繊維長が0.1〜100mmであり、化
学組成にてAl2 3 99.5〜72重量%、SiO2
0.5〜28重量%のアルミナ−シリカ繊維を混合し、
これをシート状に成形し、その際に前記アルミナ−シリ
カ繊維を平面内で一定方向に配向させ、その後焼成して
陶磁器板を製造したのである。
【0013】または、アルミナを含有する陶磁器原料
に、平均繊維径が1〜15μm、平均繊維長が0.1〜
100mmであり、化学組成にてAl2 3 72〜35
重量%、SiO2 28〜65重量%のアルミナ−シリカ
繊維を混合し、これをシート状に成形し、その際に前記
アルミナ−シリカ繊維を平面内で一定方向に配向させ、
その後焼成して陶磁器板を製造したのである。
【0014】
【作用】この発明の陶磁器組成物は、所定の繊維径およ
び繊維長で、所定のアルミナ−シリカ繊維を、シリカま
たはアルミナを含有する陶磁器原料に所定量配合された
ものからなり、焼成した際に陶磁器原料中のシリカ成分
が繊維表面のアルミナと反応し、または陶磁器原料中の
アルミナ成分が繊維表面のシリカと反応して、アルミナ
−シリカ繊維の表面にムライトを生成し、これによって
繊維と陶磁器原料が強固に接合される。
【0015】生成したムライトは、アルミナ−シリカ繊
維にα−アルミナが含まれている場合には、これと反応
しないので、アルミナ繊維の形態を破壊しない。α−ア
ルミナが含まれていないアルミナ−シリカ繊維でも、繊
維の形態を維持した状態での焼成処理を行なえる。
【0016】このようにして、前記所定の組成からなる
陶磁器組成物には、焼成後において高い繊維補強効果が
得られる。すなわち、焼成後の陶磁器組成物は、曲げ強
度、靭性、クラックの発生防止、寸法精度が充分に改善
される。
【0017】また、前記焼成後のシートは、アルミナ−
シリカ繊維で補強されているので、割れは発生し難くな
ってシートを簡便に取り扱える。シートの平面内で一定
方向にアルミナ−シリカ繊維を配向させると、上記作用
はいっそう顕著である。
【0018】
【実施例】この発明に用いる陶磁器原料は、アルミナも
しくはシリカまたは両者を含有するようにセラミック質
の鉱物を適宜に選択使用したものであり、その他の成分
を特に限定したものではない。例えば、一般的な陶磁器
原料として、長石、ロウ石、珪石、珪灰石、陶石、カオ
リン、アルミナ、各種粘度類などを採用できる。
【0019】ここで、実施例または比較例で使用した陶
磁器原料A〜Jの組成(重量%)を一括して表1に示し
た。
【0020】
【表1】
【0021】この発明に用いる水硬性セメントは、抄造
法に用いる場合において、陶磁器原料に混合使用するも
のであり、例えばポルトランドセメント、アルミナセメ
ント、耐酸性セメント、耐火セメントその他の周知の水
硬性セメントを採用できる。
【0022】この発明に用いるアルミナ−シリカ繊維
は、その平均繊維径が1〜15μmのものを採用する。
なぜなら、平均繊維径が上記範囲未満では焼成による被
加熱後の補強強度が弱く、焼成後の曲げ強度、靭性、ク
ラックの発生防止、寸法精度を充分に改善することがで
きない、また15μmを越える繊維径では、安定した強
度が得られないからである。このような傾向から、より
好ましい平均繊維径は、2〜4μmである。
【0023】また、上記したアルミナ−シリカ繊維の平
均繊維長は、0.1〜100mmである。なぜなら、
0.1mm未満の長さでは、前述のような補強効果がな
く、100mmを越える長さでは、陶磁器原料、セメン
ト質原料などとの混合分散が困難となり、いわゆるファ
イバーボールを形成するようになって、焼成後の組成物
に均一な機械的強度が得られないからである。
【0024】また、アルミナ−シリカ繊維は、アルミナ
Al2 3 とシリカSiO2 の化学組成の違いにより、
アルミナ繊維とも呼ばれる場合もあるが、焼成度合いを
制御することによって、θ−アルミナなどの中間アルミ
ナを含むα−アルミナ質のもの、またはムライト質に調
整したもののいずれをも使用できる。
【0025】そして、アルミナ−シリカ繊維は、陶磁器
原料がシリカ含有性であるか、アルミナ含有性であるか
に応じて、異なる化学組成のものを採用する。
【0026】すなわち、シリカを含有する陶磁器原料に
対しては、化学組成にてAl2 399.5〜72重量
%、SiO2 0.5〜28重量%のアルミナ−シリカ繊
維を採用し、アルミナを含有する陶磁器原料に対して
は、化学組成にてAl2 3 72〜35重量%、SiO
2 28〜65重量%のものを採用する。
【0027】なぜなら、所定の陶磁器原料に対して、所
定範囲外の化学組成からなるAl23 またはSiO2
では、繊維の表面にムライトが適当な割合で形成され
ず、マトリックスである陶磁器原料と繊維が接着せず、
所期した繊維補強効果を達成できないからである。
【0028】この発明に用いるアルミナ−シリカ繊維の
鉱物組成としては、α−アルミナ80重量%以下のもの
が好ましい。α−アルミナ80重量%を越えるものでは
繊維の強度が不足して、充分な補強効果が発現できない
からである。α−アルミナ以外の鉱物としては、中間ア
ルミナ、ムライト、非晶質から選ばれた1種または2種
以上である。より好ましくはα−アルミナ40重量%以
下、ムライト60重量%以下である。
【0029】上記したようなアルミナ−シリカ繊維は、
陶磁器原料100重量部に対して、0.5〜30重量部
配合する。なぜなら、上記範囲未満の少量では、補強効
果が充分でなく、上記範囲を越える多量では、アルミナ
−シリカ繊維の分散が充分に行えなくなり好ましくない
からである。
【0030】以下に、実施例1〜36、比較例1〜4を
挙げて、その製造方法および得られた陶磁器組成物の物
性と繊維補強効果について説明する。
【0031】〔実施例1〜3、比較例1、2〕表2に示
した物性のアルミナ−シリカ繊維を、同表に併記した割
合(重量部)にて陶磁器原料と混合し、丸網式の抄造機
で抄造速度30m/分、シリンダーバツト内の攪拌機
(アジテーター)の回転速度250回転/分の条件で、
厚さ5.5mm、幅970mm、長さ1870mmのシ
ート状の生地を抄造した。
【0032】次に、抄造生地は、24時間蒸気養生し、
乾燥した後、以下の条件で焼成した。すなわち、焼成時
の昇温速度は、15℃/分、最高温度は1160℃、最
高温度保持時間30分間、最高温度保持終了後に30分
で室温まで冷却した。
【0033】このようにして焼成された陶磁器組成物に
ついて、試験片(幅10cm、長さ40cm、厚さ5.
0mm)を形成し、この試験片を以下の曲げ試験に供し
て比曲げ強度、たわみ率、ヤング率を求め、表2
中に併記した。
【0034】曲げ試験:JIS 5403に準じ、スパ
ン間距離30cmにて、荷重;F、曲げスパン;L、試
験片幅;W、試験片厚み;T、曲げたわみ量;ΔLを測
定し、下記の式によって比曲げ強度(曲げ強度=kg
/cm2 )/(比重)2 、たわみ率(%)、ヤング
率(×104 (kg/cm2 ))を求めた。
【0035】 比曲げ強度=(3FL/2WT2 )/(比重)2 たわみ率=6(ΔL)T/L2 ヤング率=FL3 /4WT3 (ΔL)。
【0036】ハンドリング性の良否については、以下
の試験方法を採用した。すなわち、長方形状の焼成後シ
ート(厚さ5mm、幅970mm、長さ1870mm)
の長手方向の一端を、立壁面に上下に揺動自在に取り付
けたフラップに、100mm幅だけ載せると共に同幅で
貼着し、シートの自由端を重力加速度によって振幅20
0mmで揺動(連続3往復)させた。この試験後に試験
片の表面の割れの有無を肉眼で判定した。
【0037】また、試験片10個当たりの焼成後のク
ラックの発生率を求め、結果を表2中に併記した。
【0038】
【表2】
【0039】表2の結果からも明らかなように、アルミ
ナ−シリカ繊維を無配合の比較例1は、焼成後のハンド
リング試験で割れが発生し、焼成時にクラックが高率で
発生した。また、アルミナ−シリカ繊維を所定量以上配
合した比較例2では、ファイバーボールが発生し、繊維
の分散が不良であった。
【0040】これに対して、所定の条件を全て満足する
実施例1および2は、試験項目の〜の全てについ
て、優れた結果が得られた。
【0041】〔実施例4〜12〕表3に示した配合割合
としたこと以外は、実施例1〜3と全く同様にして試験
片を製造し、これらを前記試験〜に共し、その結果
を表3中に併記した。
【0042】
【表3】
【0043】表3の結果からも明らかなように、シリカ
含有の陶磁器原料を用いた実施例4、6〜8、またはア
ルミナ含有の陶磁器原料を用いた実施例5、9〜12の
いずれについても、これに対応する所定の化学組成のア
ルミナ−シリカ繊維を配合したので、試験項目の〜
の全てについて、優れた結果が得られた。
【0044】〔実施例13、14、比較例3、4〕表4
に示した配合割合としたこと以外は、実施例1〜3と全
く同様にして試験片を製造し、これらを前記試験〜
に共し、その結果を表4中に併記した。
【0045】
【表4】
【0046】表4の結果からも明らかなように、平均繊
維長が所定範囲未満の0.05mmのアルミナ−シリカ
繊維を採用した比較例3は、靭性が低くなり、ハンドリ
ング試験で割れが発生し、焼成時にクラックが発生し
た。また、平均繊維長が所定範囲を越える130mmの
アルミナ−シリカ繊維を採用した比較例4では、混合時
にファイバーボールが形成されて、均一分散できなかっ
た。
【0047】これに対して、所定の条件を全て満足する
実施例13および14は、試験項目の〜の全てに優
れた結果であった。
【0048】〔実施例15〜26〕表5または表6に示
した配合割合としたこと以外は、実施例1〜3と全く同
様にして試験片を製造し、これらを前記試験〜に共
し、その結果を表5または表6中に併記した。
【0049】
【表5】
【0050】
【表6】
【0051】表5および表6の結果からも明らかなよう
に、シリカ含有の陶磁器原料を用いた実施例15〜2
3、またはアルミナ含有の陶磁器原料を用いた実施例2
4〜26のいずれについても、これに対応する所定の化
学組成のアルミナ−シリカ繊維を配合したので、試験項
目の〜の全てについて、優れた結果が得られた。
【0052】さらに詳細にみると、アルミナ−シリカ繊
維の化学組成でアルミナ72%以上のものが好ましく、
より好ましくはアルミナ80%以上のものであった。ま
た、アルミナ−シリカ繊維の化学組成が同じものでも鉱
物組成を変化させたものを用いることにより、陶磁器原
料の化学組成にもよるが、ムライト化が30%程度の試
験結果が良好であり、この条件は繊維強度に関係してい
ると考えられた。
【0053】〔実施例27〜36〕表7に示した配合割
合とし、繊維長や抄造速度、抄造機のシリンダーバット
内のスラリーの攪拌量(アジテーターの回転速度)をコ
ントロールしたこと以外は、実施例1〜3と全く同様に
して試験片を製造し、これらを前記試験〜に共し、
その結果を表7中に併記した。
【0054】
【表7】
【0055】表7の結果からも明らかなように、シリン
ダーバット内の攪拌量は、アジテーター回転速度300
回/分程度が良好であり、アルミナ−シリカ繊維の平均
繊維長が長いものほど良好な結果が得られた。また、抄
造速度は20〜60m/分の範囲で速いほど良好な結果
が得られた。
【0056】
【効果】この発明は、以上説明したように、所定の繊維
径および繊維長のアルミナ−シリカ繊維を所定の陶磁器
原料に所定量配合したので、耐火性、耐水性、耐汚染性
などに優れた陶磁器組成物について、その曲げ強度、靭
性、クラックの発生防止、寸法精度が充分に改善され、
またそのような特性の陶磁器板を効率良く製造できる利
点がある。
【0057】また、陶磁器板を抄造する製造方法では、
抄造した成形状態の陶磁器板のハンドリング性が向上し
て陶磁器板が効率良く製造できる利点もある。

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカを含有する陶磁器原料100重量
    部に対して、平均繊維径が1〜15μm、平均繊維長が
    0.1〜100mmであり、化学組成にてAl2 3
    9.5〜72重量%、SiO2 0.5〜28重量%のア
    ルミナ−シリカ繊維を0.5〜35重量部配合してなる
    陶磁器組成物。
  2. 【請求項2】 陶磁器原料が、シリカおよび水硬性セメ
    ントを含有する陶磁器原料である請求項1記載の陶磁器
    組成物。
  3. 【請求項3】 アルミナを含有する陶磁器原料100重
    量部に対して、平均繊維径が1〜15μm、平均繊維長
    が0.1〜100mmであり、化学組成にてAl2 3
    72〜35重量%、SiO2 28〜65重量%のアルミ
    ナ−シリカ繊維を0.5〜35重量部配合してなる陶磁
    器組成物。
  4. 【請求項4】 陶磁器原料が、アルミナおよび水硬性セ
    メントを含有する陶磁器原料である請求項3記載の陶磁
    器組成物。
  5. 【請求項5】 シリカを含有する陶磁器原料に、平均繊
    維径が1〜15μm、平均繊維長が0.1〜100mm
    であり、化学組成にてAl2 3 99.5〜72重量
    %、SiO2 0.5〜28重量%のアルミナ−シリカ繊
    維を混合し、これをシート状に成形し、その際に前記ア
    ルミナ−シリカ繊維を平面内で一定方向に配向させ、そ
    の後焼成することからなる陶磁器板の製造方法。
  6. 【請求項6】 アルミナを含有する陶磁器原料に、平均
    繊維径が1〜15μm、平均繊維長が0.1〜100m
    mであり、化学組成にてAl2 3 72〜35重量%、
    SiO2 28〜65重量%のアルミナ−シリカ繊維を混
    合し、これをシート状に成形し、その際に前記アルミナ
    −シリカ繊維を平面内で一定方向に配向させ、その後焼
    成することからなる陶磁器板の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記シート状に成形する方法が、抄造法
    である請求項5または6に記載の陶磁器板の製造方法。
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