JP2648580B2 - 感熱色素転写用シアン色素供与体要素 - Google Patents
感熱色素転写用シアン色素供与体要素Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感熱色素転写用の色素供
与体要素に、より詳細には、色素の結晶化を軽減するた
めに、ある種の2−カルバモイル−4−〔N−(p−ア
ミノアリール)イミノ〕−1,4−ナフトキノン系色素
を使用することに関する。
与体要素に、より詳細には、色素の結晶化を軽減するた
めに、ある種の2−カルバモイル−4−〔N−(p−ア
ミノアリール)イミノ〕−1,4−ナフトキノン系色素
を使用することに関する。
【0002】
【従来の技術】最近、カラービデオカメラから電子的に
発生させた画像からプリントを得るための感熱転写装置
が開発されている。このようなプリントを得る方法の一
つによると、まず電子像をカラーフィルターによって色
分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気信号に
変換する。その後、これらの信号を操作して、シアン、
マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、これらの
信号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを得るた
め、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供与体要素
を色素受容要素と向い合わせて配置する。次いで、それ
ら二つの要素を感熱プリントヘッドと定盤ローラーとの
間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用し
て、色素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プリ
ントヘッドは数多くの加熱要素を有し、シアン、マゼン
タまたはイエローの信号の一つに応じて逐次加熱され
る。その後、この処理を他の2色について繰り返す。こ
うして、スクリーンで見た元の画像に対応するカラーハ
ードコピーが得られる。この方法とそれを実施するため
の装置についての詳細が、米国特許第4,621,27
1号明細書に記載されている。
発生させた画像からプリントを得るための感熱転写装置
が開発されている。このようなプリントを得る方法の一
つによると、まず電子像をカラーフィルターによって色
分解する。次いで、それぞれの色分解画像を電気信号に
変換する。その後、これらの信号を操作して、シアン、
マゼンタ及びイエローの電気信号を発生させ、これらの
信号を感熱プリンターへ伝送する。プリントを得るた
め、シアン、マゼンタまたはイエローの色素供与体要素
を色素受容要素と向い合わせて配置する。次いで、それ
ら二つの要素を感熱プリントヘッドと定盤ローラーとの
間に挿入する。ライン型感熱プリントヘッドを使用し
て、色素供与体シートの裏側から熱をかける。感熱プリ
ントヘッドは数多くの加熱要素を有し、シアン、マゼン
タまたはイエローの信号の一つに応じて逐次加熱され
る。その後、この処理を他の2色について繰り返す。こ
うして、スクリーンで見た元の画像に対応するカラーハ
ードコピーが得られる。この方法とそれを実施するため
の装置についての詳細が、米国特許第4,621,27
1号明細書に記載されている。
【0003】特開昭60−239289号公報並びに米
国特許第4,695,287号及び同第4,912,0
84号明細書は、感熱色素転写用色素供与体要素におい
て、2−カルバモイル−4−〔N−(p−アミノアリー
ル)イミノ〕−1,4−ナフトキノン系色素を使用する
ことについて記載している。感熱色素転写画像形成用の
色素供与体要素は、高温高湿といった悪条件下でも性能
に変化をきたすことなく一定期間保存できなくてはなら
ない。
国特許第4,695,287号及び同第4,912,0
84号明細書は、感熱色素転写用色素供与体要素におい
て、2−カルバモイル−4−〔N−(p−アミノアリー
ル)イミノ〕−1,4−ナフトキノン系色素を使用する
ことについて記載している。感熱色素転写画像形成用の
色素供与体要素は、高温高湿といった悪条件下でも性能
に変化をきたすことなく一定期間保存できなくてはなら
ない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の色素を使用する
際に問題となるのは、これらの色素が保存時に結晶化し
易いことである。色素供与体要素中の結晶成長領域は、
色素を色素受容要素へ感熱転写した際に目立ち且つ望ま
しくない不均一な領域を生ぜしめる。本発明の目的は、
こうした結晶化の問題を少なくする2−カルバモイル−
4−〔N−(p−アミノアリール)イミノ〕−1,4−
ナフトキノン系色素を用いた色素供与体要素を提供する
ことにある。
際に問題となるのは、これらの色素が保存時に結晶化し
易いことである。色素供与体要素中の結晶成長領域は、
色素を色素受容要素へ感熱転写した際に目立ち且つ望ま
しくない不均一な領域を生ぜしめる。本発明の目的は、
こうした結晶化の問題を少なくする2−カルバモイル−
4−〔N−(p−アミノアリール)イミノ〕−1,4−
ナフトキノン系色素を用いた色素供与体要素を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】これら及びその他の目的
は、高分子量バインダー中に分散された色素を含む色素
層を表面に担持する支持体を含む感熱色素転写画像形成
用シアン色素供与体要素であって、前記色素が異なる少
なくとも3種の2−カルバモイル−4−〔N−(p−ア
ミノアリール)イミノ〕−1,4−ナフトキノン系色素
の混合物を含み、そして前記色素の各々が下式で表され
る前記シアン色素供与体要素を構成とする本発明によっ
て達成される。
は、高分子量バインダー中に分散された色素を含む色素
層を表面に担持する支持体を含む感熱色素転写画像形成
用シアン色素供与体要素であって、前記色素が異なる少
なくとも3種の2−カルバモイル−4−〔N−(p−ア
ミノアリール)イミノ〕−1,4−ナフトキノン系色素
の混合物を含み、そして前記色素の各々が下式で表され
る前記シアン色素供与体要素を構成とする本発明によっ
て達成される。
【0006】
【化2】
【0007】上式中、R1 、R2 及びR3 は、各々独立
に、炭素原子数1〜6個のアルキル基、炭素原子数5〜
7個のシクロアルキル基、炭素原子数5〜10個のアリ
ール基もしくはアリル基、またはヒドロキシ、アシルオ
キシ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、ア
リールチオ、アルキルスルホニル、アリールスルホニ
ル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミ
ド、チオシアノ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、アルコキ
シカルボニル、アリールオキシカルボニル、アセチル、
アロイル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノ
カルボニル、アルキルアミノスルホニル、アリールアミ
ノスルホニル、アルキルアミノカルボニルオキシ、アリ
ールアミノカルボニルオキシ、アシルアミノ、アミノ、
アルキルアミノ、アリールアミノ、カルボキシ、トリハ
ロメチル、アルキル、アリール、ヘタリール、アルキル
ウレイド、アリールウレイド、スクシンイミド、フタル
イミド、等のような基の1種以上よって置換された前記
アルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアリル
基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、メトキシエチル、ベ
ンジル、2−メタンスルホンアミドエチル、2−ヒドロ
キシエチル、2−シアノエチル、メトキシカルボニルメ
チル、シクロヘキシル、シクロペンチル、フェニル、ピ
リジル、ナフチル、p−トリル、p−クロロフェニル、
m−(N−メチルスルファモイル)フェニル、等を表
し、R2 とR3 は、一緒に結合してモルフォリン、ピロ
リジンまたはピペリジンなどの5員または6員環を形成
することができ、R2 及び/またはR3 は、Xの一つま
たは二つと結合してテトラヒドロキノリンまたはユロリ
ジンなどの5員または6員環を形成することができ、R
4 及びXは、各々独立に、水素、先にR1 、R2 、R3
について記載したような炭素原子数1〜6個の置換また
は未置換アルキル基、塩素、臭素またはフッ素のような
ハロゲン、−NHCOR1 または−NHSO2 R1 を表
し、そしてnは1〜4の整数を表す。但し、前記色素の
少なくとも1種は、R1 が、炭素原子数1〜4個のアル
コキシ基で置換されていてもよい炭素原子数2〜4個の
枝なしアルキル基を表す、及び/またはR2 とR3 の一
方もしくは両方が炭素原子数3〜6個の枝分れアルキル
基を表すことを特徴とする。
に、炭素原子数1〜6個のアルキル基、炭素原子数5〜
7個のシクロアルキル基、炭素原子数5〜10個のアリ
ール基もしくはアリル基、またはヒドロキシ、アシルオ
キシ、アルコキシ、アリールオキシ、アルキルチオ、ア
リールチオ、アルキルスルホニル、アリールスルホニ
ル、アルキルスルホンアミド、アリールスルホンアミ
ド、チオシアノ、シアノ、ニトロ、ハロゲン、アルコキ
シカルボニル、アリールオキシカルボニル、アセチル、
アロイル、アルキルアミノカルボニル、アリールアミノ
カルボニル、アルキルアミノスルホニル、アリールアミ
ノスルホニル、アルキルアミノカルボニルオキシ、アリ
ールアミノカルボニルオキシ、アシルアミノ、アミノ、
アルキルアミノ、アリールアミノ、カルボキシ、トリハ
ロメチル、アルキル、アリール、ヘタリール、アルキル
ウレイド、アリールウレイド、スクシンイミド、フタル
イミド、等のような基の1種以上よって置換された前記
アルキル基、シクロアルキル基、アリール基及びアリル
基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、メトキシエチル、ベ
ンジル、2−メタンスルホンアミドエチル、2−ヒドロ
キシエチル、2−シアノエチル、メトキシカルボニルメ
チル、シクロヘキシル、シクロペンチル、フェニル、ピ
リジル、ナフチル、p−トリル、p−クロロフェニル、
m−(N−メチルスルファモイル)フェニル、等を表
し、R2 とR3 は、一緒に結合してモルフォリン、ピロ
リジンまたはピペリジンなどの5員または6員環を形成
することができ、R2 及び/またはR3 は、Xの一つま
たは二つと結合してテトラヒドロキノリンまたはユロリ
ジンなどの5員または6員環を形成することができ、R
4 及びXは、各々独立に、水素、先にR1 、R2 、R3
について記載したような炭素原子数1〜6個の置換また
は未置換アルキル基、塩素、臭素またはフッ素のような
ハロゲン、−NHCOR1 または−NHSO2 R1 を表
し、そしてnは1〜4の整数を表す。但し、前記色素の
少なくとも1種は、R1 が、炭素原子数1〜4個のアル
コキシ基で置換されていてもよい炭素原子数2〜4個の
枝なしアルキル基を表す、及び/またはR2 とR3 の一
方もしくは両方が炭素原子数3〜6個の枝分れアルキル
基を表すことを特徴とする。
【0008】上記の色素混合物をシアン色素供与体要素
に用いると、色素の保存や結晶化に関する問題が軽減さ
れるので、シアン色素の安定性が著しく改善され且つ優
れた感熱転写像が得られることが意外にも見い出され
た。
に用いると、色素の保存や結晶化に関する問題が軽減さ
れるので、シアン色素の安定性が著しく改善され且つ優
れた感熱転写像が得られることが意外にも見い出され
た。
【0009】本発明の好ましい実施態様では、上記式の
条件に合致する色素のR1 はエチルまたはメトキシエチ
ルである。本発明の別の好ましい実施態様では、上記式
の条件に合致する色素のR2 またはR3 はイソプロピル
またはsec-ブチルである。
条件に合致する色素のR1 はエチルまたはメトキシエチ
ルである。本発明の別の好ましい実施態様では、上記式
の条件に合致する色素のR2 またはR3 はイソプロピル
またはsec-ブチルである。
【0010】本発明の範囲に含まれる色素は、先に参照
した特開昭60−239289号公報並びに米国特許第
4,695,287号及び同第4,912,084号明
細書に記載されている。本発明において有用な特別な色
素を以下に記載する。
した特開昭60−239289号公報並びに米国特許第
4,695,287号及び同第4,912,084号明
細書に記載されている。本発明において有用な特別な色
素を以下に記載する。
【0011】
【化3】 *これらの色素が上記式の条件に合致するものである。
【0012】本発明の色素供与体要素において色素バリ
ヤ層を設けることにより、転写された色素の濃度を改善
することができる。このような色素バリヤ層材料とし
て、米国特許第4,716,144号明細書に記載され
且つ特許請求されているような親水性材料が挙げられ
る。
ヤ層を設けることにより、転写された色素の濃度を改善
することができる。このような色素バリヤ層材料とし
て、米国特許第4,716,144号明細書に記載され
且つ特許請求されているような親水性材料が挙げられ
る。
【0013】本発明の色素供与体要素における色素は、
高分子量バインダー、例えば、セルロース誘導体(例、
酢酸水素フタル酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸プ
ロピオン酸セルロース、酢酪酸セルロース、三酢酸セル
ロースもしくは米国特許第4,700,207号明細書
に記載されているいずれかの物質)、ポリカーボネー
ト、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリ
(スルホン)またはポリ(フェニレンオキシド)、の中
に分散される。バインダーは、0.1〜5g/m2の塗
被量で使用することができる。
高分子量バインダー、例えば、セルロース誘導体(例、
酢酸水素フタル酸セルロース、酢酸セルロース、酢酸プ
ロピオン酸セルロース、酢酪酸セルロース、三酢酸セル
ロースもしくは米国特許第4,700,207号明細書
に記載されているいずれかの物質)、ポリカーボネー
ト、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリ
(スルホン)またはポリ(フェニレンオキシド)、の中
に分散される。バインダーは、0.1〜5g/m2の塗
被量で使用することができる。
【0014】色素供与体要素の色素層は、支持体上に塗
布すること、或いはグラビア印刷などの印刷法で支持体
上に印刷することができる。
布すること、或いはグラビア印刷などの印刷法で支持体
上に印刷することができる。
【0015】本発明の色素供与体要素の支持体には、寸
法安定性があり且つ感熱プリントヘッドの熱に耐えられ
るものであればいずれの材料でも使用できる。このよう
な材料として、ポリ(エチレンテレフタレート)などの
ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、グラシ
ン紙、コンデンサー紙、セルロースエステル、フッ素ポ
リマー、ポリエーテル、ポリアセタール、ポリオレフィ
ン及びポリイミドが挙げられる。支持体の厚さは一般に
2〜30μmである。所望であれば、米国特許第4,6
95,288号及び同第4,737,486号明細書に
記載されているような物質の下塗層を支持体に塗被して
もよい。
法安定性があり且つ感熱プリントヘッドの熱に耐えられ
るものであればいずれの材料でも使用できる。このよう
な材料として、ポリ(エチレンテレフタレート)などの
ポリエステル、ポリアミド、ポリカーボネート、グラシ
ン紙、コンデンサー紙、セルロースエステル、フッ素ポ
リマー、ポリエーテル、ポリアセタール、ポリオレフィ
ン及びポリイミドが挙げられる。支持体の厚さは一般に
2〜30μmである。所望であれば、米国特許第4,6
95,288号及び同第4,737,486号明細書に
記載されているような物質の下塗層を支持体に塗被して
もよい。
【0016】本発明の色素供与体要素の反対側にスリッ
プ層を塗被して、印刷ヘッドの色素供与体要素への粘着
を防止することができる。このようなスリップ層は、高
分子量バインダーを含むかまたは含まずに、界面活性
剤、液体滑剤、固体滑剤またはそれらの混合物といった
滑剤を含むであろう。好ましい滑剤として、100℃未
満で融解する油状物または半結晶性有機固体、例えばポ
リ(ビニルステアレート)、蜜蝋、過フッ素化アルキル
エステルポリエーテル、ポリ(カプロラクトン)、シリ
コーン油、ポリ(テトラフルオロエチレン)、カーボワ
ックス、ポリ(エチレングリコール)または米国特許第
4,717,711号、同第4,717,712号、同
第4,737,485号、同第4,738,950号及
び同第4,829,050号明細書に記載されているい
ずれかの材料が挙げられる。スリップ層用に適した高分
子量バインダーとして、ポリ(ビニルアルコール−コ−
ブチラール)、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセター
ル)、ポリ(スチレン)、ポリ(酢酸ビニル)、酢酪酸
セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸セルロ
ースまたはエチルセルロースが挙げられる。
プ層を塗被して、印刷ヘッドの色素供与体要素への粘着
を防止することができる。このようなスリップ層は、高
分子量バインダーを含むかまたは含まずに、界面活性
剤、液体滑剤、固体滑剤またはそれらの混合物といった
滑剤を含むであろう。好ましい滑剤として、100℃未
満で融解する油状物または半結晶性有機固体、例えばポ
リ(ビニルステアレート)、蜜蝋、過フッ素化アルキル
エステルポリエーテル、ポリ(カプロラクトン)、シリ
コーン油、ポリ(テトラフルオロエチレン)、カーボワ
ックス、ポリ(エチレングリコール)または米国特許第
4,717,711号、同第4,717,712号、同
第4,737,485号、同第4,738,950号及
び同第4,829,050号明細書に記載されているい
ずれかの材料が挙げられる。スリップ層用に適した高分
子量バインダーとして、ポリ(ビニルアルコール−コ−
ブチラール)、ポリ(ビニルアルコール−コ−アセター
ル)、ポリ(スチレン)、ポリ(酢酸ビニル)、酢酪酸
セルロース、酢酸プロピオン酸セルロース、酢酸セルロ
ースまたはエチルセルロースが挙げられる。
【0017】スリップ層に用いられる滑剤の量は、滑剤
の種類に大方依存するが、一般には0.001〜2g/
m2 の範囲にある。高分子量バインダーを使用する場合
には、滑剤は、使用する高分子量バインダーに対して
0.001〜50重量%、好ましくは0.5〜40重量
%の範囲で存在する。
の種類に大方依存するが、一般には0.001〜2g/
m2 の範囲にある。高分子量バインダーを使用する場合
には、滑剤は、使用する高分子量バインダーに対して
0.001〜50重量%、好ましくは0.5〜40重量
%の範囲で存在する。
【0018】本発明の色素供与体要素と共に用いられる
色素受容要素は、色素像受容層を表面に担持する支持体
を通常含む。この支持体は、ポリ(エーテルスルホ
ン)、ポリイミド、セルロースエステル、ポリ(ビニル
アルコール−コ−アセタール)またはポリ(エチレンテ
レフタレート)といった透明フィルムであることができ
る。色素受容要素用の支持体は、バライタ紙、ポリエチ
レン塗被紙、白色ポリエステル(白色顔料が含まれてい
るポリエステル)、アイボリー紙、コンデンサー紙また
はDuPont社のTyvek(登録商標)などの合成
紙のような反射性の支持体であってもよい。
色素受容要素は、色素像受容層を表面に担持する支持体
を通常含む。この支持体は、ポリ(エーテルスルホ
ン)、ポリイミド、セルロースエステル、ポリ(ビニル
アルコール−コ−アセタール)またはポリ(エチレンテ
レフタレート)といった透明フィルムであることができ
る。色素受容要素用の支持体は、バライタ紙、ポリエチ
レン塗被紙、白色ポリエステル(白色顔料が含まれてい
るポリエステル)、アイボリー紙、コンデンサー紙また
はDuPont社のTyvek(登録商標)などの合成
紙のような反射性の支持体であってもよい。
【0019】色素像受容層は、例として、ポリカーボネ
ート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ(塩化ビニ
ル)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリ
カプロラクトンまたはそれらの混合物を含むことができ
る。色素像受容層は、所期の目的に有効であれば任意の
量で存在させることができる。一般に、1〜5g/m2
の濃度で良好な結果が得られる。
ート、ポリウレタン、ポリエステル、ポリ(塩化ビニ
ル)、ポリ(スチレン−コ−アクリロニトリル)、ポリ
カプロラクトンまたはそれらの混合物を含むことができ
る。色素像受容層は、所期の目的に有効であれば任意の
量で存在させることができる。一般に、1〜5g/m2
の濃度で良好な結果が得られる。
【0020】上記のように、本発明の色素供与体要素を
使用して色素転写像を形成する。このようなプロセス
は、上記のような色素供与体要素を像様加熱して色素像
を色素受容要素に転写して色素転写像を形成する工程を
含む。
使用して色素転写像を形成する。このようなプロセス
は、上記のような色素供与体要素を像様加熱して色素像
を色素受容要素に転写して色素転写像を形成する工程を
含む。
【0021】本発明の色素供与体要素は、シート状で使
用しても、また連続ロールもしくはリボンの形態で使用
してもよい。連続ロールまたはリボンを使用する場合、
上記のように1種類の色素だけを表面に有するものであ
っても、また昇華性シアン及び/またはマゼンタ及び/
またはイエロー及び/またはブラックまたはその他の色
素など異なる別の色素領域を交互に有するものであって
もよい。このような色素が、米国特許第4,541,8
30号、同第4,698,651号、同第4,695,
287号、同第4,701,439号、同第4,75
7,046号、同第4,743,582号、同第4,7
69,360号及び同第4,753,922号明細書に
記載されている。このように、本発明の範囲には1色、
2色、3色もしくは4色要素が(さらには5色以上のも
のも)包含される。
用しても、また連続ロールもしくはリボンの形態で使用
してもよい。連続ロールまたはリボンを使用する場合、
上記のように1種類の色素だけを表面に有するものであ
っても、また昇華性シアン及び/またはマゼンタ及び/
またはイエロー及び/またはブラックまたはその他の色
素など異なる別の色素領域を交互に有するものであって
もよい。このような色素が、米国特許第4,541,8
30号、同第4,698,651号、同第4,695,
287号、同第4,701,439号、同第4,75
7,046号、同第4,743,582号、同第4,7
69,360号及び同第4,753,922号明細書に
記載されている。このように、本発明の範囲には1色、
2色、3色もしくは4色要素が(さらには5色以上のも
のも)包含される。
【0022】本発明の好ましい実施態様では、色素供与
体要素は、上記のようにイエロー、シアン及びマゼンタ
の逐次反復する色素領域が塗被されたポリ(エチレンテ
レフタレート)支持体を含み、そして上記の処理工程を
各色について逐次実施して3色色素転写像を得る。もち
ろん、この処理を1色についてのみ実施したときには、
モノクロの色素転写像が得られる。
体要素は、上記のようにイエロー、シアン及びマゼンタ
の逐次反復する色素領域が塗被されたポリ(エチレンテ
レフタレート)支持体を含み、そして上記の処理工程を
各色について逐次実施して3色色素転写像を得る。もち
ろん、この処理を1色についてのみ実施したときには、
モノクロの色素転写像が得られる。
【0023】本発明の感熱色素転写集成体は、 (a)上記の如き色素供与体要素、及び (b)上記の如き色素受容要素 を含み、色素受容要素と色素供与体要素を、供与体要素
の色素層が受容要素の色素像受容層に接触するように重
畳する。
の色素層が受容要素の色素像受容層に接触するように重
畳する。
【0024】モノクロ像を得る場合には、これら二つの
要素を含む上記の集成体を一体型ユニットとして予備集
成することができる。これは、二つの要素をその縁部で
一時的に接着することによって行うことができる。転写
後、色素受容要素を剥離して色素転写像を露呈させる。
要素を含む上記の集成体を一体型ユニットとして予備集
成することができる。これは、二つの要素をその縁部で
一時的に接着することによって行うことができる。転写
後、色素受容要素を剥離して色素転写像を露呈させる。
【0025】3色像を得る場合には、上記の集成体を3
回形成し、その間に感熱印刷ヘッドによって熱をかけ
る。最初の色素を転写した後要素を剥離する。次いで、
第二の色素供与体要素(または異なる色素領域を有する
同じ供与体要素の別の領域)を色素受容要素と位置合わ
せして、先の工程を繰り返す。同様にして第三の色を得
る。
回形成し、その間に感熱印刷ヘッドによって熱をかけ
る。最初の色素を転写した後要素を剥離する。次いで、
第二の色素供与体要素(または異なる色素領域を有する
同じ供与体要素の別の領域)を色素受容要素と位置合わ
せして、先の工程を繰り返す。同様にして第三の色を得
る。
【0026】
【実施例】以下の実施例により本発明を例示する。厚さ
6μmのポリ(エチレンテレフタレート)支持体上に下
記の層を記載順に塗被することによってシアン色素供与
体要素を製作した。 (1)プロピルアセテート/n−ブチルアルコール系溶
剤混合物から塗布したチタンテトラ−n−ブトキシド
(DuPont社製Tyzor TBT(登録商標))
(0.16g/m2 )の下塗層、並びに (2)トルエン、メタノール及びシクロペンタノン(6
6/29/5)の溶剤混合物から塗布した、酢酸プロピ
オン酸セルロース(アセチル2.5%、プロピオニル4
5%)バインダー(0.34g/m2 )中に、上記及び
下記のシアン色素混合物(全色素塗布量0.48g/m
2 )と、Fluorad FC−430(登録商標)フ
ルオロカーボン界面活性剤(3M社)(0.02g/m
2 )と、ポリエチレン粒子、ポリプロピレン粒子及び酸
化ポリエチレン粒子を含む超微粉配合物(Shamro
ck Technologies社製S363−N1)
(0.02g/m2 )とを含有する色素層。
6μmのポリ(エチレンテレフタレート)支持体上に下
記の層を記載順に塗被することによってシアン色素供与
体要素を製作した。 (1)プロピルアセテート/n−ブチルアルコール系溶
剤混合物から塗布したチタンテトラ−n−ブトキシド
(DuPont社製Tyzor TBT(登録商標))
(0.16g/m2 )の下塗層、並びに (2)トルエン、メタノール及びシクロペンタノン(6
6/29/5)の溶剤混合物から塗布した、酢酸プロピ
オン酸セルロース(アセチル2.5%、プロピオニル4
5%)バインダー(0.34g/m2 )中に、上記及び
下記のシアン色素混合物(全色素塗布量0.48g/m
2 )と、Fluorad FC−430(登録商標)フ
ルオロカーボン界面活性剤(3M社)(0.02g/m
2 )と、ポリエチレン粒子、ポリプロピレン粒子及び酸
化ポリエチレン粒子を含む超微粉配合物(Shamro
ck Technologies社製S363−N1)
(0.02g/m2 )とを含有する色素層。
【0027】この供与体要素の裏側に、上記(1)と同
じ下塗層、並びにトルエン、メタノール及びシクロペン
タノン(66/29/5)の溶剤混合物から塗布した、
酢酸プロピオン酸セルロース(アセチル2.5%、プロ
ピオニル45%)バインダー(0.54g/m2 )中
に、モンタン蝋(Ross社)(0.03g/m2 )、
PS−513アミノ末端ポリ(ジメチルシロキサン)
(Petrarch Systems社)(0.01g
/m2 )及びパラ−トルエンスルホン酸(0.0003
g/m2 )を含むスリップ層を塗被した。
じ下塗層、並びにトルエン、メタノール及びシクロペン
タノン(66/29/5)の溶剤混合物から塗布した、
酢酸プロピオン酸セルロース(アセチル2.5%、プロ
ピオニル45%)バインダー(0.54g/m2 )中
に、モンタン蝋(Ross社)(0.03g/m2 )、
PS−513アミノ末端ポリ(ジメチルシロキサン)
(Petrarch Systems社)(0.01g
/m2 )及びパラ−トルエンスルホン酸(0.0003
g/m2 )を含むスリップ層を塗被した。
【0028】上記のように作製した色素供与体のインキ
ュベーション安定性を下記の手順で試験した。約3メー
トルの上記色素供与体要素の各々を、その色素層を内側
に向けて直径2cmの木製合わせピンの回りにしっかり
と巻き付けた。次いで、これらの供与体ロールを箔でラ
イニングしたプラスチック製の袋の中に入れた。この袋
を封止して60℃で3日間加熱した。袋から取り出した
後、色素供与体要素の代表的な領域の結晶成長につい
て、倍率155Xの顕微鏡下で観察することによって評
価し、また顕微鏡写真も撮影した。
ュベーション安定性を下記の手順で試験した。約3メー
トルの上記色素供与体要素の各々を、その色素層を内側
に向けて直径2cmの木製合わせピンの回りにしっかり
と巻き付けた。次いで、これらの供与体ロールを箔でラ
イニングしたプラスチック製の袋の中に入れた。この袋
を封止して60℃で3日間加熱した。袋から取り出した
後、色素供与体要素の代表的な領域の結晶成長につい
て、倍率155Xの顕微鏡下で観察することによって評
価し、また顕微鏡写真も撮影した。
【0029】結晶成長の程度を0〜5の段階に分けた。
段階0は色素供与体要素中の色素の結晶がまったく認め
られないことを、段階3は相当数の結晶が認められたこ
とを、また段階5はほぼ完全に結晶化していることを、
それぞれ表す。得られた結果を以下の表にまとめる。
段階0は色素供与体要素中の色素の結晶がまったく認め
られないことを、段階3は相当数の結晶が認められたこ
とを、また段階5はほぼ完全に結晶化していることを、
それぞれ表す。得られた結果を以下の表にまとめる。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】上記の結果は、2−カルバモイル−4−
〔N−(p−アミノアリール)イミノ〕−1,4−ナフ
トキノン系シアン色素の混合物であって、その1種が本
発明により規定される特定の置換基を有する色素混合物
を使用すると、感熱色素転写画像形成用色素供与体要素
の耐結晶成長性が大幅に改善されることを、明白に示唆
するものである。
〔N−(p−アミノアリール)イミノ〕−1,4−ナフ
トキノン系シアン色素の混合物であって、その1種が本
発明により規定される特定の置換基を有する色素混合物
を使用すると、感熱色素転写画像形成用色素供与体要素
の耐結晶成長性が大幅に改善されることを、明白に示唆
するものである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−266986(JP,A) 特開 昭62−191191(JP,A) 特開 平3−49989(JP,A) 特開 平2−295791(JP,A) 特開 平2−259298(JP,A) 特開 昭60−239289(JP,A)
Claims (1)
- 【請求項1】 高分子量バインダー中に分散された色素
を含む色素層を表面に担持する支持体を含む感熱色素転
写画像形成用シアン色素供与体要素であって、前記色素
が異なる少なくとも3種の2−カルバモイル−4−〔N
−(p−アミノアリール)イミノ〕−1,4−ナフトキ
ノン系色素の混合物を含み、そして前記色素の各々が下
式: 【化1】 (上式中、 R1 、R2 及びR3 は、各々独立に、炭素原子数1〜6
個の置換もしくは未置換アルキル基、炭素原子数5〜7
個の置換もしくは未置換シクロアルキル基、炭素原子数
5〜10個の置換もしくは未置換アリール基またはアリ
ル基を表し、 R2 とR3 は、一緒に結合して5員または6員環を形成
することができ、 R2 及び/またはR3 は、Xの一つまたは二つと結合し
て5員または6員環を形成することができ、 R4 とXは、各々独立に、水素、炭素原子数1〜6個の
置換もしくは未置換アルキル基、ハロゲン、−NHCO
R1 または−NHSO2 R1 を表し、そしてnは1〜4
の整数を表す)で表されるが、但し、前記色素の少なく
とも1種は、R1 が、炭素原子数1〜4個のアルコキシ
基で置換されていてもよい炭素原子数2〜4個の枝なし
アルキル基を表す、及び/またはR2 とR3 の一方もし
くは両方が炭素原子数3〜6個の枝分れアルキル基を表
すことを特徴とする、前記感熱色素転写画像形成用シア
ン色素供与体要素。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US169780 | 1993-12-16 | ||
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
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---|---|
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US7671109B2 (en) | 2003-06-24 | 2010-03-02 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Tinted, abrasion resistant coating compositions and coated articles |
US7635727B2 (en) * | 2003-06-24 | 2009-12-22 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Composite transparencies |
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US20100184911A1 (en) * | 2009-01-22 | 2010-07-22 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Aqueous dispersions of polymer-enclosed particles, related coating compositions and coated substrates |
US7910634B2 (en) * | 2004-03-25 | 2011-03-22 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Aqueous dispersions of polymer-enclosed particles, related coating compositions and coated substrates |
US7981505B2 (en) * | 2004-06-24 | 2011-07-19 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Coated articles and multi-layer coatings |
US7438972B2 (en) * | 2004-06-24 | 2008-10-21 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Nanoparticle coatings for flexible and/or drawable substrates |
US8178160B2 (en) * | 2006-01-20 | 2012-05-15 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Decorative and durable coating having a homogeneous hue, methods for their preparation, and articles coated therewith |
US20100129524A1 (en) * | 2006-01-20 | 2010-05-27 | Steven Sternberger | Methods of dispensing powder coating compositions and articles coated therewith |
US8507050B2 (en) * | 2008-11-12 | 2013-08-13 | Ppg Industries Ohio, Inc. | Methods for depositing ultra thin coatings exhibiting low haze and methods for the preparation of such coatings |
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---|---|---|---|---|
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US4912084A (en) * | 1986-10-07 | 1990-03-27 | Dai Nippon Insatsu Kabushiki Kaisha | Heat transfer sheet |
-
1993
- 1993-12-16 US US08/169,780 patent/US5340789A/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-12-05 DE DE69400744T patent/DE69400744T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1994-12-05 EP EP94119139A patent/EP0658441B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-12-14 JP JP6310491A patent/JP2648580B2/ja not_active Expired - Fee Related
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