JP2648579B2 - 最適経路を決定するための方法及びネットワーク・ノード - Google Patents

最適経路を決定するための方法及びネットワーク・ノード

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JP2648579B2 JP28830994A JP28830994A JP2648579B2 JP 2648579 B2 JP2648579 B2 JP 2648579B2 JP 28830994 A JP28830994 A JP 28830994A JP 28830994 A JP28830994 A JP 28830994A JP 2648579 B2 JP2648579 B2 JP 2648579B2
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  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大規模パケット交換ネ
ットワークにおける高速伝送システムに関し、より詳細
には、修正ベルマン・フォード・アルゴリズムによって
調査される可能性のあるリンクの総数を減らすことによ
り、ソース・ノードと宛先ノードの間の経路選択の速度
を速めるための装置および方法に関する。
【0002】
【従来の技術】データを「パケット」と呼ばれるデータ
の集合体として伝送するパケット交換ネットワーク手段
によって、複数のデータ処理要素を相互接続することが
ますます有用になってきた。そのようなネットワーク
は、データ処理装置を支援するエンド・ノードに接続さ
れた複数の相互接続された交換ノードを含んでいる。そ
のようなパケット・ネットワークは、地理的に広く分布
した非常に大きなものになり得る。そのような状況で
は、互いに通信しようとする2つのエンド・ノード間の
効率的な経路選択が最も重要になる。H.ヌスバウマー
(Nussbaumer)のTeleinformatique2(pp.92〜117)"Press
es Polytechniques Romandes 1987"にさまざまな方法が
要約されている。
【0003】経路選択:ネットワーク・レベルで解決し
なければならない一般的な問題は、ソース・ノードと宛
先ノードの間の経路を見つけることである。ネットワー
クがデータグラムを使用するときは、経路選択は各パケ
ットごとに個別に行わなければならない。仮想回線で
は、経路決定は回路確立時にだけ1度行われる。どちら
の場合にも、経路指定アルゴリズムの選択は、しばしば
相反する多くの必要条件を満たさなければならないの
で、容易ではない。このアルゴリズムは、ノードの実現
が複雑にならないように実施できるよう簡単でなければ
ならず、ネットワーク上にどんな混乱があっても、正確
なパケットの進行を保証しなければならない。トラフィ
ックの変動やネットワーク・トポロジのいかんにかかわ
らず、このアルゴリズムは満足できる結果を提供できな
ければならない。また、さまざまなエンド・ユーザが公
平になるようにし、ネットワークにアクセスする権利を
平等に分配しなければならない。最後に、経路指定アル
ゴリズムは、できれば利用タイプによって変わり得る基
準に従って、ネットワークを最適に利用できるようにし
なければならない。多くの場合、ネットワークは、パケ
ット伝送時間が最短になり、かつ最大数のパケットが転
送できるように実施される。その主な目的は、それぞれ
伝送時間の削減とスループットの向上である。他の場合
には、通信コストを削減し、あるいは破局的な回線、ノ
ード故障、トラフィック・ピークの場合にも正確に動作
(過度に性能が低下することなく)できる信頼性の高い
ネットワークを開発することがその目的である。さまざ
まな制約があるため、多数の異なるタイプの経路指定が
ある。
【0004】制約条件が多様であるため、あふれ(fload
ing)経路指定、ランダム経路指定または確率的(stochas
tic)経路指定、決定的経路指定など、異なる多数のタイ
プの経路指定がある。この最後の技法は、最も幅広く使
われている技法の1つであり、固定式経路指定と適応的
経路指定の対立する2つの動作モードがある。
【0005】(1)固定式経路指定 固定式経路指定は、ネットワーク・トポロジや通信回線
上で予想される平均トラフィックなど一般のネットワー
ク特性にしたがって、異なるパケットがとるべき経路を
定義する。経路指定規則は1回確立され、ユーザが優先
する性能基準の最適化を狙いとする。固定式経路選択
は、ネットワークの長期的かつ総合的な最適化を狙いと
するが、ランダム経路選択と比較すると、ネットワーク
を介するパケット伝送速度をかなり高めることができ
る。
【0006】(2)適応的経路指定: 固定式経路指定とは反対に、適応的経路指定の目的はい
かなるときも最適化基準を満たすことである。たとえば
回線上のトラフィックの瞬間的状態に応じて、上述のテ
ーブルが絶えず更新される。
【0007】・集中経路指定: ネットワーク特性が絶えず変化するときは、トラフィッ
クの変動およびトポロジに応じて経路指定テーブルを周
期的に更新する責任をあるノードに割り当てることによ
って、経路指定を適応化することができる。この方法
は、原理的には単純であり、集中経路指定と呼ばれる。
その主な欠点は、大きな補助トラフィックを発生するこ
と、およびネットワークの良好な機能をただ1つのノー
ドに従属させてしまうことである。さらに、テーブルが
すべてのノードによって同時に受け取られることはない
ので、集中経路指定はテーブルがリフレッシュされると
きにいくつかの問題を引き起こす可能性がある。1つの
解決策は、テーブルの確立を各ノード・レベルに分散さ
せることである。
【0008】・ローカル経路指定: ローカル経路指定方法も分散式経路指定方法(後述)も
共に、局所的に収集された情報に従って、各ノードによ
ってそれ自体の経路指定テーブルを確立することに基づ
くものである。ローカル経路指定技法では、各ノードが
情報を隣接ノードと交換することなくそのテーブルを作
成する。最も簡単な形では、この方法は、受け取ったば
かりのパケットをより短い出力待ち行列内に置き、それ
をできるだけ迅速に伝送することからなる。ローカル・
アルゴリズムは原理的に、ネットワーク内でパケットを
非常に素早く循環させる傾向がある。ただし、経路はさ
まざまな方法で選択されるので、平均経路長は最小値と
は大きく異なる。
【0009】・分散式経路指定: 分散式経路指定は、経路指定テーブルと遅延テーブルを
更新するために、隣接ノードがトラフィックおよびネッ
トワーク状態に関するメッセージを交換する局所的経路
指定方法である。
【0010】高性能ネットワーク: データ伝送は、アプリケーションに特に焦点を合わせ、
また顧客のトラフィック・プロファイルに基本シフトを
組み込むことにより進展してきている。ワークステーシ
ョン、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)相互
接続、ワークステーションとスーパー・コンピュータの
間の分散処理、新しいアプリケーション、および階層ネ
ットワークと対等ネットワーク、広域ネットワーク(W
AN)とローカル・エリア・ネットワーク、音声とデー
タなどしばしば相反する異なる構造の統合の成長によ
り、データ・プロファイルは、帯域幅が大きくなり、バ
ースト的、非確率論的になり、またより高い接続性を必
要とする。上記のことから、チャネル接続されたホス
ト、事務およびエンジニアリング・ワークステーショ
ン、端末装置並びに小さいものでは中間ファイル・サー
バの間でLAN通信、音声、ビデオおよびトラフィック
を搬送できる高速ネットワークの分散計算アプリケーシ
ョンを支援することが強く必要とされていることは明ら
かである。高速マルチプロトコル・ネットワークのこの
展望が、データ、音声、およびビデオ情報がディジタル
・コード化され、小さなパケットに分断され、共通の1
組のノードとリンクを介して伝送される、高速パケット
交換ネットワーク・アーキテクチャの出現の原動力とな
っている。
【0011】(a)スループット これらの新しいアーキテクチャの重要な要件は、実時間
配布の制約を満たし、音声およびビデオの移送に必要な
ノードの高スループットを達成するために、端末間の遅
延時間を減少させることである。リンク速度の増大に比
例して、通信ノードの処理速度が増大しないと、高速ネ
ットワークの基本課題は、各ノード内のパケット処理時
間を最小にすることである。例えば(図1)、1MIP
S(毎秒100万回の命令)の有効処理速度を有するノ
ードを取り上げてみると、処理されるパケットごとにネ
ットワークが833000個の命令を実行しなければな
らない場合でも、9.6kbpsの回線を1000バイ
トのパケットで満たすことができる。64kbpsの回
線では、ノードはパケットごとに125000回の命令
を収容できる。しかしながら、OC24リンクを満たす
ためには、この1MIPSのノードは、パケットごとに
7個の命令しか実行できない。後者の場合は、10〜3
0MIPSの有効処理速度でも、パケットごとに70〜
200回の命令しか収容できない。処理時間を最小に
し、高速/低エラー率の技法を完全に利用するために、
新しい高帯域ネットワーク・アーキテクチャによって提
供される転送および制御機能の大部分は、端末間方式で
実行される。フロー制御および特に経路選択は、中間ノ
ードの知識と機能の両方を減少させるネットワークのア
クセス点によって管理される。
【0012】(b)経路指定モード ネットワーク内の経路指定は、次の2つの側面をもつ。 1.所与の接続のための経路を決定する。 2.交換ノード内でパケットを実際に交換する。
【0013】ネットワークを介する経路の決定方法は数
多くある。極めて高いスループットを得るために重要な
ことは、着信パケットをどこに経路指定するかを、交換
エレメントが極めて短時間内に判断できなければならな
いことである。"High SpeedNetworking Technology,An
Introductory Survey"pp.88〜96、GG24-3816-00 ITSC R
eleigh March 1992に述べられているように、最もよく
使用される経路指定モードは、ソース経路指定(ソース
・ルーティング)およびラベル・スワッピングである。
【0014】・ソース経路指定: ソース経路指定は、無接続ネットワーク用の分散経路指
定の特定の実施態様である。ソース・ノード(またはア
クセス・ノード)が、パケットがネットワークを介して
取るべき経路を計算する責任を負う。経路指定フィール
ドが送られたすべてのパケットに付加され、中間ノード
がそのフィールドを使ってパケットを宛先に導く。各パ
ケットは、自己完結型ユニットとしてネットワークを介
して経路指定され、他のすべてのパケットと無関係であ
る。ソース・ノードに関する重要な点は、各データグラ
ムについて、より短時間で最適の経路を決定することで
ある。
【0015】・ラベル・スワッピング: ラベル・スワッピングは、接続指向ネットワーク用の分
散経路指定の特定の実施態様である。このネットワーク
は、一般的に、何らかの形の「チャネル」を使用するリ
ンク上で、多数の接続(セッション)を多重化する。リ
ンク上を送信される各パケットは、このパケットが属す
る論理接続を識別する任意の番号を含むヘッダを有す
る。
【0016】呼出しセットアップおよび資源予約処理
は、次のような段階を含む。 ・接続要求は、ユーザにより起点ネットワーク・アドレ
スと宛先ネットワーク・アドレスならびにデータ・フロ
ー特性を含むパラメータ・セットを使って指定される。 ・経路決定は、ソース・ノードによってその局所的経路
指定トポロジ・データベースから実現される。 ・経路予約は、指定されたノードに沿って、特別なメッ
セージに入れて送出される。このメッセージは、通常は
前述のソース経路指定技法に従って経路指定され、トラ
フィック・タイプが必要とするサービス・レベルを提供
するため、その接続テーブルをセットアップし、その資
源を予約する(たとえば、経路の各リンク上の帯域幅予
約)よう、ノードに指示する。 ・テーブル更新は、ネットワーク資源の使用可能性の変
化を反映する。その情報は、ネットワーク内のすべての
ノードに送られる。
【0017】ラベル・スワッピング技法では、接続テー
ブルを動的にセットアップし維持する必要がある。これ
は、新しい接続が確立されまたは古い接続が終了される
とき、テーブルが更新されることを意味する(もちろ
ん、ネットワーク・トポロジのデータベースは完全に独
立して維持される)。これは、接続セットアップが比較
的たまにしか行われず、あまり時間が重要ではない場合
に可能になる。この制限のため、データグラム移送はま
ったく非効率的である。しかしながら、実時間音声接続
のような非常に短いパケットしか必要としない接続は、
パケットのオーバヘッドが低いので、この技法により有
効に支援される。接続がいったん確立された後は、パケ
ットが送られるたびに宛先アドレスをヘッダ内に置く必
要はない。このパケットのためにどの接続を使用するか
を指定するフィールドだけが必要とされる。
【0018】(c)重要な要件 接続指向経路指定モードと無接続経路指定モードのどち
らもサポートする大規模高速パケット交換ネットワーク
における分散経路指定機構では、性能および資源消費量
に関して、次のように要約されるいくつかの要件が暗黙
に課される。
【0019】・ソース・ノード(またはソース・ノード
のために経路計算を行うノード)は、着信パケットをど
こに経路指定するかを非常に短期間に決定できなければ
ならない(各接続要求のための最適経路を計算するため
の計算が十分に早くなければならない)。 ・中間ノードにおける交換時間が最短でなければならな
い(最短処理時間)。 ・選択された経路に沿ったネットワーク資源を、最小ホ
ップ・カウントの基準に従って最適化しなければならな
い。 ・ネットワークが過負荷にならないように、制御メッセ
ージをできるだけ制限しなければならない。
【0020】経路選択基準: ベルマン・フォード・アルゴリズム パケット・ネットワークにおけるノード間の最適経路を
計算するためには、いくつかの適応的経路指定アルゴリ
ズムがある。D.ベルトセカス(Bertsekas)及びR.ガ
ラガー(Gallager)著Data Networks、Prentice-Hall(198
7)、米国ニュージャージ州Englewood Cliffs、に記載さ
れたベルマン・フォード・アルゴリズムは、高速パケッ
ト交換ネットワークにおいて最も広く使われているもの
の1つである。このアルゴリズムの目的は、2つのノー
ドをつなぐ最短の長さの経路を見つけることであり、そ
の長さはリンクの混雑を反映するように定義されてい
る。このアルゴリズムは、ソース・ノードから始めて、
まず、経路が多くても1つのリンクを含むという制約条
件に従って最短経路長を見つける。次に、経路が多くて
も2つのリンクを含むという制約条件で最短経路長を見
つけ、以下同様に続ける。
【0021】・ノードの数をNとする(1、2、…、N
で表す) ・単一方向リンクの数をMとする。あるノードから別の
ノードに向かう単一方向リンクが多くても1つであり、
したがってリンクがその端点で識別できると仮定する。 ・ホップの数をhとする。 ・ソース・ノード(1)からノード(i)までの最短
(≦h)経路長さをD(i,h)とする。規約により、すべ
てのhについてD(1,h)=0である。 ・ノード(i)からノード(j)まで接続するリンクの
長さをdijとする。規約により、ノード(i)がノード
(j)に接続されない場合はdij=∞である。
【0022】最初に、i≠1であるすべてのiについ
て、D(i,0)=∞である。0≦hである連続したhにつ
いて、i≠1であるすべてのiについて、D(i,h+
1)=minj[D(j,h)+dji]、j=1、…、N
【0023】1つの経路は最高でN−1個のリンクを含
む。最悪の場合、アルゴリズムをN−1回反復し、N−
1個のノードについて各反復を行わなければならず、ま
た各ノードについて、わずかN−1個の代替案について
最小化を行わなければならない。これにより、計算の合
計は最悪の場合にはN3回になる。
【0024】ノード(1)からノード(i)までの最短
経路長をD(i)とすると、D(1)=0であり、方程式はh
=N−1で収束し、次のように表すことができる。i≠
1であるすべてのiについて、 D(i)=minj[D(j)+dji] D(1) =0
【0025】これはベルマン方程式と呼ばれ、ノード
(1)からノード(i)までの最短経路長が、ノード
(i)の手前にあるノードまでの(最短経路上での)経
路長に、経路の最終リンクの距離を加えた合計であるこ
とを表す。
【0026】修正ベルマン・フォード方程式 ベルマン・フォード・アルゴリズムで述べたように、パ
ケット・ネットワークにおけるノード間の経路を選択す
るための主な基準の1つは、最短経路長である。経路長
は、顧客の選択基準に依存する。たいていの場合、その
長さは、2つの終端ノード間の経路によって課される全
伝送遅延の関数である。ほとんどの高速ネットワークで
は、そのようなネットワーク内の遅延は最悪の場合でも
ほとんど常に受け入れられるので、遅延(経路長)は重
要な考慮事項ではない。しかし、ホップ・カウントは、
所与の経路を実現するために必要な資源の量の直接の尺
度であり、したがって経路を選択する際にはかなり重要
である。ホップ・カウントは、2ノード間の経路を構成
するために使用されるリンク数として定義される。ネッ
トワーク・リンクが混雑すると、ホップ・カウントの多
い経路を選択せざるを得なくなることがあるので、選択
された経路は必ずしも最低ホップ・カウント経路である
必要はない。しかし、法外な量のネットワーク資源が1
つの経路にコミットされ、その結果他の経路がさらに混
雑し、さらに別の接続用にさらに多いホップ・カウント
の経路を選択することを余儀なくされることがあるの
で、そのようなより長い代替経路を制限なしに成長させ
ることは許されない。それにより、長期間のネットワー
ク・スループットが悪影響を受けることがある。そこ
で、問題は、最低のホップ・カウントおよび最低の経路
長を有し、法外な量のネットワーク資源を利用しない、
起点ノードと宛先ノードの間の経路を選択することであ
る。
【0027】修正ベルマン・フォード・アルゴリズムの
目的は、リンクの最低数を定めて所与のソース・ノード
と宛先ノードの対の間でソース・ノードと宛先ノードを
接続する最低経路長を有する経路を見つけることであ
る。アルゴリズムはソース・ノードから始まり、実現可
能な経路が見つかるまでホップ・カウント(リンク数)
を増すことによって進行する。このアルゴリズムは、各
ホップ・カウントhで、ソース・ノードからちょうどh
個のリンクを有する各中間ノードまでの最も短い経路を
見つける。
【0028】ソース・ノードからちょうどh個のホップ
を有するノード(i)までの最短経路をD(i,h)とする
と、i≠1であるすべてのiについて、D(i,h)=mi
nj[D(j,h-1)+dji]、j=1、…、N規約により、
リンク (ji)が存在しない場合(i=jの場合も含む)
は、dji=∞である。
【0029】ソース・ノードをs、宛先ノードをdと
し、アルゴリズムがホップ・カウントhxで止まるとす
ると、D(d,hx)は、最低ホップ数のすべての実現可能経
路のうちで最短の経路長である。
【0030】ベルマン・フォード・アルゴリズムと修正
ベルマン・フォード・アルゴリズムとの違いは、ベルマ
ン・フォード・アルゴリズムは最短経路長の経路が見つ
かるまで続くという点である(各中間ノードへの最短経
路長がそれ以上減少できないとき、またはすべてのホッ
プ・カウントを試みたときに止まる)。
【0031】欧州特許出願第93480030.1号明
細書(特願平5−90561号)"Methods and Apparat
us for Optimum Path Selection in Packet Transmissi
on Networks"と題する欧州特許出願第9348003
0.1号明細書は、修正ベルマン・フォード・アルゴリ
ズムの改善による起点ノードと宛先ノードとの間の最適
経路を選択する方法を開示している。その方法は、所与
の起点と宛先の対の間の「主経路」を定義する。主経路
は、実現可能な最低ホップ・カウントの経路として定義
され、主リンクは、主経路におけるリンクとして定義さ
れる。他のすべてのリンクは二次リンクとして定義され
る。二次経路は、少なくとも1つの二次リンクを含み、
最低ホップ・カウントよりも多いホップ・カウントを有
する経路である。
【0032】・主経路は、その主リンクがどれも飽和し
ない場合に、すなわちその事前に割り当てられたトラフ
ィック負荷をどれも越えない場合に、経路として受け入
れられる。 ・一方、二次経路は、必ずしも全ての主リンクが飽和し
ない場合で、その二次リンク上の負荷レベルが事前選択
されたしきい値(一般に、主リンクとして指定されたリ
ンクのしきい値よりも低い)を下回る場合にだけ経路と
して受け入れられる。いずれかの二次リンク上でこの負
荷しきい値を越えた場合、その二次経路は経路として拒
否される。
【0033】この経路選択技法の1つの利点は、経路選
択プロセスに最大経路長という制約条件を課すことがで
きることである。すなわち、実現可能な経路を試験し
て、経路長制約条件を越えたかどうかを判定し、制約条
件を越えた場合、経路長制約条件を拒否することができ
る。そのような制約条件は、経路を実現する際に法外な
資源の消費を禁止するために使用することができ、ま
た、低速リンクの回避など特定の等級のサービス要件を
課すために使用することもできる。そのため、一般に各
接続要求ごとに経路長制約条件を指定しなければなら
ず、また各接続要求ごとに主リンクを個別に決定しなけ
ればならない。
【0034】このアルゴリズムは、次のようないくつか
のパラメータによって呼び出される。 ・ソース・ノード・アドレス ・宛先ノード・アドレス ・接続のために必要とされる、たとえば次のようなサー
ビス品質。 ・最大呼設定遅延(実時間で処理される接続にとって非
常に重要なパラメータ)。 ・最大終端間通過遅延 ・最大情報損失、エラー確率等
【0035】このアルゴリズムは、ソース・ノード(ま
たはアクセス・ノード)において、宛先ノードまでの最
低ホップ数と最低経路長を決定するために、ネットワー
ク・トポロジのローカル・コピーを使用する。
【0036】
【発明が解決しようとする課題】特願平5−90561
号明細書の経路選択技法は、2つの段階を含む。第1段
階では、要求された接続用の主リンクを識別する。最大
長の制約条件が課されない場合は、アルゴリズムの第2
段階で使うために、ネットワークの任意の2つのノード
間の主リンクをあらかじめ計算し記憶しておくことがで
きる。最大長の制約条件が課される場合は、新しい接続
要求ごとに主リンクを計算しなければならず、各リンク
長を制約条件または以前に受け入れられた主リンク長で
軽減された制約条件と比較しなければならない。
【0037】この経路決定技法は、ホップ・カウントと
経路長を考慮するだけでなく、経路長に上限値を課すこ
とにより、パケット交換システムの任意のノード間の最
適経路を生成するという利点を有する。
【0038】しかし問題は、接続要求ごとに最適経路が
選択できるように、経路を十分迅速に計算しなければな
らない点にある。
【0039】
【課題を解決するための手段】本発明の実施例によれ
ば、特願平5−90561号明細書に記載された修正ベ
ルマン・フォード・アルゴリズムによって調査される可
能性のあるリンクの数を減らすことにより、パケット・
ネットワークにおける起点ノードと宛先ノードの間の最
適経路がより効率的に選択される。本発明の経路選択技
法は、主リンク識別のための第1段階と、ネットワーク
において最適の2地点間経路を選択するための第2段階
の、2つの段階を含む。
【0040】より詳細には、本発明のアルゴリズムは、
第2段階におけるネットワーク・リンクのスクリーニン
グ(screening:リンクを調整し選択する処理)を主リ
ンクだけに限定し、二次リンクを除外する。調査するリ
ンクの数をより少なくすることは、経路選択に要する計
算時間をかなり減少させるという利点がある。一般に主
リンクの数は、調査される可能性のあるリンクの総数に
比べて少ないので、試みが成功しない場合に必要とされ
るさらなる処理時間を制限することができる。
【0041】したがって、本発明は、ネットワークにお
ける起点ノードと宛先ノードの間の最適経路指定経路を
決定するためのシステムおよび方法を開示する。前記方
法は、ネットワーク構成を記憶し更新する段階と、第1
段階において、前記ネットワークにおける前記起点ノー
ドと前記宛先ノードの間の、最低ホップ・カウントと最
低伝送遅延時間を有する主経路を識別し、主リンクと二
次リンクを識別する段階と、第2段階において、主経路
と主リンクを識別する前記段階に応じて、前記起点ノー
ドと宛先ノードの間の最適経路を決定する段階と、を含
み、さらに、前記第2段階において、主リンクだけを使
って最適経路を決定する段階と、前記主リンクを使って
宛先ノードに到達しないときに、主リンクと二次リンク
を使って最適経路を決定する段階とを含むことを特徴と
する。
【0042】主リンクおよび二次リンク上で最適経路を
決定する前記段階は、前記主リンク上での最適経路を決
定する前記段階によって、主リンク上で以前に計算され
たリンク利用状況データを使用する。
【0043】
【実施例】図2に示すように、通信システムの典型的な
モデルは、専用回線、キャリア提供サービスまたは公衆
データ・ネットワークを使用して、高性能ネットワーク
(200)を介して通信する、いくつかのユーザ・ネッ
トワーク(212)からなる。各ユーザ・ネットワーク
は、企業サーバ(213)として使用される大型コンピ
ュータ、LAN(ローカル・エリア・ネットワーク21
4)に接続されたワークステーションまたはパーソナル
・コンピュータを使用するユーザ・グループ、アプリケ
ーション・サーバ(215)、PBX(構内交換機21
6)またはビデオ・サーバ(217)を相互接続するリ
ンク(211)ならびに通信プロセッサの組として記述
される。これらのユーザ・ネットワークは、異なる施設
に分散され、広域転送設備を介して相互接続する必要が
あり、データ転送を編成するために異なる方法が使用で
きる。あるアーキテクチャは、各ネットワーク・ノード
でデータ保全性に関する検査を必要とし、そのため伝送
が遅くなる。他のアーキテクチャは、基本的に高速デー
タ転送を追求するもので、最終宛先に向って流れるパケ
ットができる限り最高速度で処理されるように、ノード
内の経路指定技法と交換技法が最適化される。本発明は
本質的に後者のカテゴリに属しており、より詳細には以
下の節で詳しく述べる高速パケット交換ネットワーク・
アーキテクチャに属する。
【0044】高速パケット交換ネットワーク: 図2における全体図は、8個のノード(201−20
8)を備える高速パケット交換伝送システムを示し、各
ノードはトランク(209)と呼ばれる高速通信回線に
よって相互接続されている。ユーザによる高速ネットワ
ークへのアクセス(210)は、周辺に配置されたアク
セス・ノード(202−205)を介して実現される。
これらのアクセス・ノードは1つまたは複数のポートを
含み、各ポートはそれぞれ、標準インターフェ−スを支
援する外部装置をネットワークに接続し、ネットワーク
を横切ってユーザのデータ・フローを他の外部装置から
または他の外部装置へ移送するために必要な変換を実行
するためのアクセス点を提供する。たとえば、アクセス
・ノード202は、構内交換機(PBX)、アプリケー
ション・サーバ、および3つのポートを通るハブにそれ
ぞれインターフェースし、隣接する通過ノード201、
208および205によってネットワークを介して通信
する。
【0045】交換ノード: 各ネットワーク・ノード(201−208)は、着信デ
ータ・パケットが発信トランク上で隣接通過ノードに向
って選択的に経路指定される、経路指定点を含む。その
ような経路指定の決定は、データ・パケットのヘッダ内
に含まれる情報に従って行われる。基本的なパケット経
路指定機能に加え、ネットワーク・ノードは次のような
補助的サービスをも提供する。 ・ノード内から発するパケット用の指定経路の決定。 ・ネットワーク・ユーザおよび資源に関する情報の検索
や更新などのディレクトリ・サービス。 ・リンク使用状況情報を含む物理的ネットワーク・トポ
ロジの一貫したビューの維持。 ・ネットワークのアクセス点での資源の予約。
【0046】各ポートは複数のユーザ処理装置に接続さ
れ、各ユーザ装置は、別のユーザ・システムに伝送され
るディジタル・データのソース、または別のユーザ・シ
ステムから受け取ったディジタル・データを消費するデ
ータ受信側、あるいは通常はその両方を含む。ユーザ・
プロトコルの解釈、パケット・ネットワーク(200)
上で伝送するために適切にフォーマットされたパケット
へのユーザ・データの変換、およびこれらのパケットを
経路選択するためのヘッダの生成が、ポートで走行する
アクセス・エージェントによって実行される。このヘッ
ダは、制御フィールドと経路指定フィールドからなる。
【0047】・経路指定フィールドは、アドレス指定さ
れた宛先ノードにネットワーク(200)を介してパケ
ットを経路指定するために必要な情報をすべて含む。 ・制御フィールドは、とりわけ、経路指定フィールドを
解釈する際に使われるプロトコルのコード化された識別
を含む(ソース経路指定、ラベル・スワッピングな
ど)。
【0048】経路指定点: 図3は、図2に示したネットワーク・ノード(201−
208)中に見られるような、典型的な経路指定点(3
00)の全体的ブロック図を示す。経路指定点は、高速
パケット・スイッチ(302)を含み、経路指定点に到
達したパケットがそこに入る。そのようなパケットは以
下のようにして受信される。 ・高速伝送リンク(303)を経てトランク・アダプタ
(304)を介して、他のノードから受信する。 ・ポート(301)と呼ばれるアプリケーション・アダ
プタを介して、ユーザから受信する。
【0049】アダプタ(304、301)は、パケット
・ヘッダ内の情報を使用して、どのパケットをスイッチ
(交換網:302)によってローカル・ユーザ・ネット
ワーク(307)に向けてまたはノードから出る伝送リ
ンク(303)に向けて経路指定するかを決定する。ア
ダプタ(301と304)は、スイッチ(302)に入
る前または後にパケットを待ち行列に入れるための待ち
行列回路を含む。
【0050】経路推定制御装置(305)は、ユーザに
よって指定された所与の1組のサービス品質を満たし、
通信経路を完成させるために用いられるネットワーク資
源の量を最小にするために、ネットワーク(200)を
介する最適経路を計算する。次に、経路指定点で生成さ
れたパケットのヘッダを構築する。最適化基準には、中
間ノードの数、接続要求の特徴、経路内のトランクの容
量と使用度が含まれる。経路指定のために必要な、ノー
ドおよびノードに接続された伝送リンクに関する情報は
すべて、ネットワーク・トポロジ・データベース(30
6)内に含まれる。定常状態のもとでは、すべての経路
指定点は同じネットワークのビューを有する。ネットワ
ーク・トポロジ情報は、ネットワークに新しいノードが
追加されて新しいリンクが活動化されたとき、リンクま
たはノードがドロップされたとき、あるいはリンクの負
荷が著しく変化したときに更新される。そのような情報
は、その資源が接続されたネットワーク・ノードから発
し、制御メッセージによって他のすべての経路制御装置
との間で交換され、経路計算に必要な最新のトポロジ情
報を提供する(そのようなデータベースの更新は、ネッ
トワークのエンド・ユーザ間で交換されるデータ・パケ
ットと非常に類似したパケット上で搬送される)。継続
的な更新を通じてネットワーク・トポロジがあらゆるノ
ードで最新の状態に維持されるので、エンド・ユーザの
論理接続(セッション)を乱さずに、動的なネットワー
クの再構成が可能になる。
【0051】パケット経路指定点への着信伝送リンク
は、ローカル・ユーザ・ネットワークの外部装置からの
リンク(210)、または隣接するネットワーク・ノー
ドからのリンク(トランク:209)を含む。どちらの
場合でも、経路指定点は同じように動作して、パケット
・ヘッダ内の情報によって指示されるように、各データ
・パケットを受け取り、別の経路指定点に転送する。高
速パケット交換ネットワークは、単一パケットの伝送継
続中以外はどの伝送機構やノード機構をも通信経路専用
にせずに、任意の2つのエンド・ユーザ・アプリケーシ
ョン間の通信を可能にするように働く。このようにし
て、各通信経路ごとに伝送リンクを専用にする場合より
も、ずっと多くのトラフィックが搬送できるように、パ
ケット・ネットワークの通信機構の利用度が最適化され
る。
【0052】リンク特性: −トポロジ・データベース 図4は、トポロジ・データベース306に記憶された情
報の一部を表形式で示したものである。ネットワーク内
の各リンクの種々な特性が、データベースにリストされ
ている。本発明に関して、これらの特性のうちのいくつ
かだけを検討する。
【0053】−負荷しきい値 予想されるとおり、伝送リンクの重要な特性の1つとし
て負荷しきい値が使用可能である。さらに、そのような
伝送装置は、妥当な伝送特性を維持しなければならない
場合、その理論上の最大負荷(帯域幅)の一部分までし
か負荷をかけることができないことはよく知られてい
る。そのような伝送装置の負荷しきい値は、量Ckl(ノ
ード(k)とノード(l)の間の伝送リンクの有効負荷
能力)で表すことができる。リンクがルート内の主リン
クとして選択されるか、それともルート内の二次リンク
として選択されるかに応じて、各伝送リンクごとに2つ
の異なる負荷しきい値L(P)およびL(S)が定義さ
れる。
【0054】−主リンクと二次リンク 主リンクは、起点ノードと宛先ノードの間で実現可能な
最低ホップ・カウント経路である主経路の脚部として定
義される。ホップ・カウントhは、単にその経路におけ
る伝送リンクの数である。他のすべてのリンクは、二次
リンクとして定義される。起点ノードと宛先ノードの間
のあらゆる非最低ホップ・カウント経路は二次経路と呼
ばれ、少なくとも1つの二次リンクを常に含む。
【0055】ノード間の最適経路を決定する際には、二
次経路よりも主経路が好まれる。また、必要な計算時間
は、二次経路よりも主経路の方がずっと短い。しかし、
主経路がすでに完全に負荷がかかっていて使用できない
場合は、二次経路を選ぶことができる。そのような二次
経路を識別するために、二次リンクごとに、同じリンク
の対応する主負荷しきい値Ckl,Pよりも小さい負荷しき
い値Ckl,Sが定義される(Ckl,P≧Ckl,S)。このよう
な理由で、図4の表には伝送リンクごとに異なる2つの
負荷しきい値を含み、そのリンクが計算される経路にお
いて主リンクである場合は一方を使用し、計算される経
路において二次リンクである場合は他方を使用する。
【0056】−合計割振り負荷 表には、リンクごとに、合計割振り負荷T(AL)が含
まれている。本明細書において値
【数1】 は以降Cハットklと記載する。この値は、経路が前に計
算されたために伝送リンクkl(ノードkとノードlの
間の伝送リンク)にすでに割り振られている合計負荷
(または帯域幅)を表す。このすでに割り振られた負荷
Cハットklと、チャネルの使用可能な主負荷または二次
負荷の合計Ckl(リンクが主リンクか二次リンクかに応
じてCkl,PまたはCkl,S)との差が、新しい接続を担う
のに十分でない場合は、そのリンクは選択できない。
【0057】特願平5−90561号明細書に記載され
ているように、本発明でも、PTとして定義された最大
遅延を使用し、任意選択でいくつかの「サービス品質」
パラメータ(QOS)を使用する。そのようなQOSパ
ラメータには、たとえば、特定の安全保護レベル、パケ
ット・サイズ、オーバーフローの最小確率などが含まれ
る。
【0058】経路決定: −経路要求 経路決定のための各要求は、以下の入力パラメータを含
む。 ・ソース・ノード(i) ・宛先ノード(j) ・必須帯域幅(c) ・最大経路長しきい値(PT) ・サービス品質パラメータ(QOS)(任意選択)
【0059】要求される最大経路伝送遅延は、一般に経
路長しきい値(PT)と見なされる。これらのパラメー
タを使って、まずすべてのリンクを探索して最大経路長
制約条件PTを満たす最低ホップ・カウント経路を決定
し、次にバックトラックして主リンクのリストを導出す
ることにより経路を決定する。この探索は、経路ごとに
リンク遅延dklを累計することにより補われる。宛先ノ
ードに達すると、最低ホップ・カウントの主経路をバッ
クトラックして、主リンクのリストを作成する。この主
リンクのリストは、アルゴリズムの第2段階でソース・
ノードから宛先ノードへの最適経路を決定するために使
用される。このパケット通信システムを通る経路を決定
するための特定の手順について、図5、図6、図7、図
8および図9に関して説明する。
【0060】−経路決定手順 図5は、本発明による経路決定手順の全体的フローチャ
ートを示す。
【0061】1.データ入力(501) ステップ500で始まり、まずステップ501で、最適
経路を計算するのに必要な入力を指定する。上記で指摘
したように、これらの入力パラメータは、起点ノード
(i)、宛先ノード(j)、要求される接続帯域幅
(c)、および最大経路長しきい値PT(ならびに任意
選択で一群のサービス品質(QOS)パラメータ)を含
む。
【0062】2.段階0(502):帯域幅要件 ネットワークにおけるリンクのリストは、必須帯域幅c
(c≧Ckl)およびサービス品質(QOS)パラメータ
に適合しないリンクをすべて除外することによって簡略
化される。
【0063】3.第1段階(503):主リンクおよび
二次リンクの探索 第1段階(503)の機能は、この伝送リンクの簡略化
したリストで、主リンクを識別することである。伝送リ
ンクΣdklの長さを決定する際に、このプロセスでは各
リンクの使用度がゼロ(Cハットkl=0)であり、すな
わちリンクの帯域幅全体が使用可能であると仮定する。
主経路を探索するために使用されるプロセスは、特願平
5−90561号明細書に記載された修正ベルマン・フ
ォード・アルゴリズムである。
【0064】4.第2段階(504):最適経路計算 第2段階(504)の機能は、主経路を識別した後で
(503)、第1段階(503)からの主経路と現使用
度データ(割振り帯域幅Cハットkl)を使って、最適経
路を識別することである。第2段階には、加速型バージ
ョンと従来型バージョンの異なる2つのオプションが存
在する。 ・従来型バージョンは、特願平5−90561号明細書
に記載された第2段階に類似のものである。 ・本発明の目的である加速型バージョンは、ネットワー
クのスクリーニングを主リンクに制限することにより、
経路選択のプロセスにおける著しい改善をもたらす。こ
のバージョンについては、後で詳しく述べる。
【0065】5.受入れ可能な経路決定(505) ステップ505に記したように、第2段階(504)の
出力は、それが可能な最低ホップ・カウントを有し、か
つその経路長がPTの入力最大値よりも小さい場合(Σ
dkl≦PT)に、起点ノード(i)から宛先ノード
(j)への受入れ可能な最低ホップ・カウント経路とな
る。そのような経路が存在しない場合は、失敗信号が戻
される。プロセスはステップ506で終わる。
【0066】注:第1段階は特願平5−90561号明
細書の図6に記載されたものと全く同一であるので、こ
の段階の詳細なフローチャートは示さない。
【0067】第2段階 1.加速型バージョン 図6は、最適経路を計算する第2段階の加速型バージョ
ンのより詳細なフローチャートを示す。ステップ600
で始まり、第1段階のルーチンAと類似のルーチンA1
(601)が実行される。ルーチンA1は、同じ修正ベ
ルマン・フォード・アルゴリズムを使って、最終経路に
おける可能な各リンクの実現可能性およびリンク長を決
定する。主な違いは、アルゴリズムのリンク調査部分に
おいて主リンクだけが考慮される点である。主リンク
は、新しい接続のために負荷能力が使用可能である、す
なわちCハットkl(2)が主リンクの負荷しきい値Ckl,P
を越えないという条件を満たす場合にのみ、実現可能な
ものとして受け入れられる。二次リンクは考慮されな
い。ルーチンA1の終りに宛先ノードに到達しない場合
は、プロセスは図7で詳しく述べる従来の方法に切り替
わる。宛先ノードに到達した場合(602)は、ホップ
・カウントと経路長を使って実現可能なリンクのリスト
を後戻り(バックトラック)して(603)、最短の主
経路を見つける。主経路はすべて同じ最低ホップ・カウ
ントを有する。図6のプロセスはステップ604で終わ
る。
【0068】2.従来型バージョン 図7は、最適経路を計算する第2段階のより詳細なフロ
ーチャートである。第2段階は、本発明によれば加速型
バージョン(701、704)と従来型バージョン(7
03、704)を含む。従来型バージョンは、加速型の
オプションとしてルーチンA1で所望経路の宛先ノード
に到達することができなかったときに用いられるプロセ
スである。第2段階は、ステップ700において加速型
バージョンを開始する。実現可能な主経路を見つけるた
めにすべての主リンクを探索した後、ルーチンA1(7
01)の終りに宛先ノードに到達しない場合(702)
は、ルーチンA2(703)が実行される。ルーチンA
2は、特願平5−90561号明細書に記載された従来
の方法に従って動作する。主リンクと二次リンクの両方
が考慮され、二次リンクは、新しい接続を追加しても二
次リンクの負荷しきい値Ckl,Sを越えない場合に実現可
能なものとして受け入れられる。しかし、ルーチンA2
は、ステップ701でルーチンA1によって主リンクに
関して以前に行われたCハットkl(2)に関するすべての
検査および計算を利用できる。そのような理由で、2つ
のルーチンA1(701)とA2(703)を連鎖して
も、本発明の第2段階は、特願平5−90561号明細
書に記載された第2段階と比べてあまり劣化しない。ス
テップ704で、実現可能なリンクのリストがホップ・
カウントおよび経路長を使ってバックトラックされ、最
低ホップ・カウントの最短経路を見つける。第2段階は
ステップ705で終わる。
【0069】注: ・第1段階のルーチンA、加速型の第2段階のルーチン
A1、および従来型の第2段階のルーチンA2で使われ
る修正ベルマン・フォード・アルゴリズムは、特願平5
−90561号明細書の図8に記載されたものと同じで
ある。 ・第1段階のルーチンB、加速型および従来型の第2段
階のルーチンBで使用されるバックトラック手順は、特
願平5−90561号明細書の図9に記載されたものと
同じである。
【0070】−探索アルゴリズム 1.加速型バージョン(ルーチンA1) 図8は、最適経路の加速型探索を実行するために使われ
る修正ベルマン・フォード・アルゴリズムの詳細なフロ
ーチャートを示す。ステップ800で始まり、まずステ
ップ801で、次のノードを起点ノード(i)にセット
する。ステップ802で、次のノードに関するデータを
トポロジ・データベース(306)から検索する。ステ
ップ803で、そのノードから出る次のリンクに関する
データを、同じトポロジ・データベース(306)から
得る。判断点804で、そのリンクが主リンクかどうか
を判定する。
【0071】・リンクが主リンクの場合は、判断点80
5に移り、 ・ステップ812で、累積負荷Cハットkl(2)を計算す
る。次にCハットkl(2)をリンクの主しきい値Ckl,Pと
比較する。 ・累積負荷が主しきい値と等しいかまたはそれよりも小
さい場合(Cハットkl(2)≦Ckl,P)は、判断点806
で累積経路長または累積経路遅延を試験する。 ・判断点805で累積負荷が主しきい値よりも大きいと
判定された場合(Cハットkl(2)≧Ckl,P)は、ステッ
プ808で次のリンクを得る。 ・判断点804でそのリンクが主リンクではないと判定
された場合は、そのリンクは考慮されず、ステップ80
8で次のリンクを得る。
【0072】判断点806で、この点までの累積経路長
Σdklを、最大経路長PTと比較する。 ・累積経路長ΣdklがPTよりも小さい場合は、ホップ
・カウントhkおよび累積経路長dklをリストに保管し
(807)、必要ならば次のホップで反復を続けるため
に到達ノードも保管する。 ・累積経路長ΣdklがPTと等しいかまたはそれよりも
大きい場合は、ステップ807を迂回し、このリンクの
データはリストに加えられない。
【0073】いずれの場合も、次に判断点808に入っ
て、このノードから出るリンクが他にもあるかどうかを
判定する。他にもリンクがある場合には、ステップ80
3で、次のリンクを得てプロセスを続ける。このノード
から出るリンクがもうない場合、判断点809でそのノ
ードが宛先ノード(j)であると判定される。そのよう
な場合、プロセスは完了し、ステップ811で終了す
る。このノードが宛先ノード(j)ではない場合は、判
断点810で、スクリーニングすべきノードが他にもあ
るかどうかを判定する。スクリーニングすべきノードが
まだある場合は、ステップ802で次のノードを得てプ
ロセスを続ける。スクリーニングすべきノードがもうな
い場合は、加速型探索は失敗し、ステップ900で図9
に記載された従来型探索を開始する。
【0074】図8の手順が完了し宛先ノード(j)に到
達すると、最低ホップ・カウントhkおよび経路長dkl
のリストが使用可能になる。先に考察したように、次に
ルーチンBはこのリストをバックトラックして、最小経
路遅延ならびに最低ホップ・カウントを有する経路を識
別する。これが、図2のシステムによってこの接続に関
わるパケットを送る際に使用される最適経路である。
【0075】注:主経路を識別するために修正ベルマン
・フォード・アルゴリズムを使用するときは、特願平5
−90561号明細書の図10に示されたものと同じフ
ローチャートを使用する。
【0076】2.従来型バージョン(ルーチンA2) 図9は、最適経路に関する従来型探索を実行するのに使
用される修正ベルマン・フォード・アルゴリズムの詳細
なフローチャートを示す。ステップ900で始まり、ま
ずステップ901で、次のノードを起点ノード(i)に
セットする。ステップ902で、次のノードに関するデ
ータをトポロジ・データベース(306)から検索す
る。ステップ903で、そのノードから出る次のリンク
に関するデータを同じトポロジ・データベースから得
る。判断点904で、そのリンクが主リンクかどうかを
判定する。
【0077】・そのリンクが主リンクである場合は、判
断点905で、累積負荷Cハットkl(2)をリンクの主し
きい値Ckl,Pと比較する。この累積負荷は加速型探索ア
ルゴリズムで以前に計算してあり、そのためここで再使
用できる。 ・累積負荷が主しきい値と等しいかまたはそれよりも小
さい場合は、判断点907で累積経路遅延を試験する。 ・判断点905で累積負荷が主しきい値よりも大きいと
判定された場合は、ステップ909で次のリンクを得
る。 ==>主リンク処理用の疑似コード IF(k、l)∈PL/* ルーチンA1からCハットkl
(2)が使用可能*/ IF Cハットkl(2)<Ckl,P IF Σdkl<PT …/*段階A2の実行を続ける*/
【0078】・判断点904で、リンクが二次リンクと
判定された場合は、 ・ステップ913で累積負荷Cハットkl(2)を計算す
る。 ・次に判断点906で、累積負荷Cハットkl(2)をリン
ク二次しきい値Ckl,Sと比較する。 ・累積負荷が二次しきい値と等しいかまたはそれよりも
小さい場合は、判断点907で累積経路遅延を試験す
る。 ・判断点906で累積負荷が二次しきい値よりも大きい
と判定された場合は、ステップ909で次のリンクを得
る。 ==>二次リンク処理用の疑似コード
【数2】 /* Cハットkl(2)を計算しなければならない*/ Cハットkl(2)を計算。/*Cハットkl(1)とcを含む複雑
な計算*/ IF Cハットkl(2)<Ckl,S IF Σdkl<PT …/*段階A2の実行を続ける*/ 判断点907で、この点までの累積経路長を最大経路長
PTと比較する。
【0079】・累積経路長がPTよりも小さい場合は、
ステップ908で、ホップ・カウントhkと累積経路長
dklをリストに保管する。 ・累積経路長がPTと等しいかまたはそれよりも大きい
場合は、ステップ908を迂回し、このリンクに関する
データはリストに加えられない。
【0080】いずれの場合も、次に判断点909に移っ
て、このノードから出るリンクが他にもあるかどうかを
判定する。リンクが他にもある場合は、ステップ903
で次のリンクを得てプロセスを続ける。このノードから
出るリンクがもうない場合は、判断点910に移って、
そのノードが宛先ノード(j)かどうかを判定する。そ
のノードが宛先ノード(j)である場合は、プロセスは
完了しステップ912で終了する。このノードが宛先ノ
ード(j)ではない場合は、ステップ911で、スクリ
ーニングすべきノードが他にもあるかどうかを判定す
る。スクリーニングすべきノードがまだある場合は、ス
テップ902で次のノードを得てプロセスを続ける。ス
クリーニングすべきノードがもうない場合は、実現可能
な経路はなく、ステップ912でプロセスは終了する。
【0081】図9の手順が完了すると、最大ホップ・カ
ウントhkおよび経路長dklのリストが使用可能にな
る。先に考察したように、次にルーチンBはこのリスト
をバックトラックして、最低経路遅延ならびに最低ホッ
プ・カウントを有する経路を識別する。これが、図2の
システムによって接続に関わるパケットを送る際に使用
される最適経路である。
【0082】実施態様の例: −代表的ネットワークにおける経路探索 図10は、本発明によって実現される改善点を例示する
ために用いられる代表的ネットワークを示す。これは、
33個のノードと、たとえばT1(1.5Mbps)、
T3(45Mbps)、E1(2Mbps)、E3(3
4Mbps)、OC3、STM1(155Mbps)な
ど様々な処理能力の126個の単一方向高速伝送リンク
(63トランク)とを含むパケット交換ネットワークで
ある。平均接続性は1ノードあたり2トランクであり、
最低1トランク(オスロ、エジンバラ、ダブリン、サン
ノゼ、ボストン、ワルシャワ)、最高11トランク(パ
リ)である。本発明の目的は、ソース・ノードと宛先ノ
ードの間の最適経路を探索する際に、調査される可能性
のあるリンクの数を減らすことである。この例では、ソ
ースはロサンゼルス(USA)であり、宛先はミラノ
(イタリア)である。経路決定手順の第1段階では、3
の最低ホップ・カウントを有する4つの主経路を識別す
る。 ・ロサンゼルス−ロンドン−チューリッヒ−ミラノ間 ・ロサンゼルス−ロンドン−パリ−ミラノ間 ・ロサンゼルス−ラーレイ−ニース−ミラノ間 ・ロサンゼルス−ニューヨーク−パリ−ミラノ間
【0083】第1段階が首尾よく達成されると、最適経
路を決定するために第2段階が実行される。 ・加速型バージョン 図11は、本発明のルーチンA1の対象として修正ベル
マン・フォード・アルゴリズムによって調べられるリン
ク数を示す。経路長および実現可能性を決定するため
に、主リンクだけを考慮する。この例では、ネットワー
クは、ロサンゼルス−ロンドン間、ロサンゼルス−ラー
レイ間、ロサンゼルス−ニューヨーク間、ラーレイ−ニ
ース間、ニースーミラノ間、ロンドン−チューリッヒ
間、ロンドンーパリ間、パリーミラノ間、チューリッヒ
−ミラノ間およびニューヨーク−パリ間の10個のリン
クに減少する。
【0084】・従来型バージョン 図12は、特願平5−90561号明細書に記載された
従来型の第2段階のルーチンAで使用される修正ベルマ
ン・フォード・アルゴリズムによって調査されるリンク
の数を示す。探索は主リンクだけに限定されず二次リン
クも含む。たとえば、モスクワには3ホップで到達でき
る。最適経路の探索では、このアルゴリズムによって、
ニューヨーク−ベルリン間およびベルリン−モスクワ間
の二次リンクが調査される。この事例では、ネットワー
クの80%に相当する54個のリンクが調査された。
【0085】−性能 新しい経路選択手順によってもたらされる改善点を元の
バージョンと比較して定量化するために、シュミレーシ
ョンを行って、AIX Riscシステム/6000ワ
ークステーションで実行される(XLCでコンパイルさ
れた)経路選択コードの性能を評価した。プログラム中
で実行されたすべての命令およびその使用頻度のリスト
を出力で提供するAIXツールを使用した。
【0086】シュミレートしたネットワークは、図10
に記載したネットワークであり、33個のノードと12
6個の単一方向リンク(63トランク)を含む。3つの
試験が実行され、それぞれ最初は特願平5−90561
号明細書に詳述された仕様(従来型)で実行し、次に本
発明の経路決定手順(加速型)を実行した。計算の結果
を下記の表で比較する。実行された命令の数で見た性能
利得は約15%である。
【0087】
【表1】
【0088】性能利得は、特に、より長い経路の場合、
またたとえば浮動小数点処理能力のないプロセッサなど
かなり劣る計算処理能力のプロセッサを使用するとき
は、50%以上にも達する。
【0089】注: ・これらの結果は経路選択手順の2つの段階を考慮して
おり、第1段階は変更されないままであり、第2段階は
本発明に従って新しいバージョンに更新されている。 ・第2経路は第1経路と比べてより多くの浮動小数点計
算を有するので、浮動小数点装置のないハードウェア・
プラットフォームでは利得が大きくなる。たとえば、イ
ンテルのプロセッサ960CF(浮動小数点装置なし)
では、平均4ホップの経路について利益は50%と評価
される。
【0090】付録: −定義 ・Nは、ネットワーク内のノードの合計数である。 ・hは、アルゴリズムの反復指標であり、ホップ・カウ
ントと等しい。 ・hxは、経路長制約条件を満たす、ソース・ノードか
ら宛先ノードまでの最低ホップ経路のホップ・カウント
である(アルゴリズムで実現可能経路が見つからない場
合は、hx=0)。 ・hkは、ソース・ノードからノード(k)までのホッ
プ数である。 ・PTは、起点(i)ノードと宛先(j)ノードの間の
最大経路長しきい値である(要求接続によって許容され
る最大遅延)。 ・dklは、ノード(k)とノード(l)の間のリンク
(もしあれば)の長さ(または遅延)である。ノードk
とノードlの間にリンクがない場合、またはk=lの場
合は、dkl=∞である。 ・Cklは、ノード(k)とノード(l)の間のリンクの
有効負荷(または帯域幅)能力(負荷しきい値)であ
る。 ・Ckl,Pは、経路における主リンクとしてのリンク(kl)
の負荷しきい値L(P)である。 ・Ckl,Sは、経路における二次リンクとしてのリンク(k
l)の負荷しきい値L(S)である。 ・Cハットklは、ノード(k)とノード(l)の間のリ
ンクの合計割振り負荷T(AL)である(経路が以前に
計算済みのために、そのリンクにすでに割り振られてい
る負荷の合計)。 ・リンク(kl)上の現割振り負荷 ・Cハットkl(1)は、要求接続を考慮に入れない割振り
負荷である。 ・Cハットkl(2)は、要求接続の後の割振り負荷であ
る。 ・D(l,h)は、ソース・ノードからノード(l)まで
の、ちょうどhホップの最小経路長(遅延)である(そ
のような経路が存在しない場合は∞である)。
【0091】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0092】(1)伝送リンク(209)と相互接続さ
れた複数のノード(201〜208)を含むパケット交
換ネットワーク(200)におけるネットワーク・ノー
ド(300)であって、データ・パケットを受信し送信
する手段(301、302、304)と、ネットワーク
構成を記憶し更新する手段(306)と、前記ネットワ
ークにおける起点ノードと宛先ノードの間において、最
低ホップ・カウントと最低伝送遅延時間Σdklを有する
主経路を識別し、主リンクと二次リンクを識別する手段
と、主経路と主リンクを識別する前記手段に応答して、
前記起点ノードと宛先ノードの間の最適経路を決定する
手段とを含み、前記最適経路を決定する前記手段が、主
リンクだけを使って最適経路を決定する手段を含むこと
を特徴とするネットワーク・ノード。 (2)前記最適経路を決定する前記手段が、前記主リン
クだけを使って宛先ノードに到達しないときは、主リン
クおよび二次リンクを使って最適経路を決定する手段を
含む、上記(1)に記載のネットワーク・ノード。 (3)主リンクおよび二次リンクを使って最適経路を決
定する前記手段が、前記主リンク上で最適経路を決定す
る前記手段によって主リンク上で以前に計算済みのリン
ク使用状況データを利用することを特徴とする、上記
(2)に記載のネットワーク・ノード。 (4)前記最適経路における伝送遅延を、事前選択した
しきい値PTに制限する手段を含むことを特徴とする、
上記(1)ないし(3)のいずれか1に記載のネットワ
ーク・ノード。 (5)前記起点ノードと宛先ノードの間の最適経路を決
定する前記手段が、修正ベルマン・フォード・アルゴリ
ズムを実行する手段を含む、上記(1)ないし(4)の
いずれか1に記載のネットワーク・ノード。 (6)伝送リンク(209)と相互接続された複数のノ
ード(201〜208)を含むパケット交換通信ネット
ワーク(200)におけるアクセス・ノード(300)
において、起点ノードと宛先ノードの間の最適経路を決
定するための方法であって、ネットワーク構成を記憶し
更新するステップと、第1段階(503)で、前記ネッ
トワークにおいて前記起点ノードと前記宛先ノードの間
において最少ホップ・カウントと最低伝送遅延時間Σd
klを有する主経路を識別し、主リンクと二次リンクを識
別するステップと、第2段階(504)で、主経路と主
リンクを識別する前記ステップに応答して、前記起点ノ
ードと宛先ノードの間で最適経路を決定するステップを
含み、最適経路を決定する前記第2段階(504)が、
主リンクだけを使って最適経路を決定するステップ(7
01、704)を含むことを特徴とする方法。 (7)最適経路を決定する前記第2段階(504)が、
前記主リンクだけを使って宛先ノードに到達しないとき
(702)は、主リンクおよび二次リンクを使って最適
経路を決定するステップ(703、704)を含む、上
記(6)に記載の方法。 (8)主リンクおよび二次リンクを使って最適経路を決
定する前記ステップが、前記主リンク上で最適経路を決
定する前記ステップによって主リンク上で以前に計算済
みのリンク使用状況データを利用することを特徴とす
る、上記(7)に記載の方法。 (9)前記最適経路における伝送遅延を、事前選択した
しきい値PTに制限するステップ(505)を実行する
ステップを含む、上記(6)ないし(8)のいずれか1
に記載の方法。 (10)前記起点ノードと宛先ノードの間の最適経路を
決定する前記ステップが、修正ベルマン・フォード・ア
ルゴリズムを含むことを特徴とする、上記(6)ないし
(9)のいずれかに記載の方法。
【0093】
【発明の効果】本発明に寄り、調査の対象となるリンク
の数を軽減することができ、所定のノード間での最適経
路を指定する際の処理時間を飛躍的に向上させることが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】必要な処理時間(1秒あたりの命令数)を、高
速ネットワークによって支援される異なるライン・スル
ープットの関数として示す図である。
【図2】本発明による、アクセス・ノードとノードを含
む高速パケット交換ネットワークの典型的なモデルを示
す図である。
【図3】本発明による高速経路指定点を記述する図であ
る。
【図4】各経路指定点におけるトポロジ・データベース
の一部分を示す図である。
【図5】本発明による経路決定手順の全体的フローチャ
ートである。
【図6】本発明による加速型の第2段階の詳細なフロー
チャートである。
【図7】本発明による従来型の第2段階の詳細なフロー
チャートである。
【図8】本発明による第2段階における加速型探索アル
ゴリズムのルーチンA1のより詳細なフローチャートで
ある。
【図9】本発明による第2段階における従来型探索アル
ゴリズムのルーチンA2のより詳細なフローチャートで
ある。
【図10】高速ネットワークの例を示す図である。
【図11】本発明による加速型経路探索において、ロサ
ンゼルスとミラノ間の経路探索のためのネットワーク・
リンクの調査を示す図である。
【図12】本発明による従来型経路探索において、ロサ
ンゼルスとミラノ間の経路探索のためのネットワーク・
リンクの調査を示す図である。
【符号の説明】
200 高性能ネットワーク 201 ノード 202 ノード 203 ノード 204 ノード 205 ノード 206 ノード 207 ノード 208 ノード 209 トランク 210 アクセス 211 リンク 212 ユーザ・ネットワーク 213 企業サーバ 214 ローカル・エリア・ネットワーク 214 アプリケーション・サーバ 216 PBX(構内交換機) 217 ビデオ・サーバ 300 経路指定点 301 アダプタ(ポート) 302 スイッチ 303 伝送リンク 304 アダプタ 305 経路制御装置 306 ネットワーク・トポロジ・データベース 307 ローカル・ユーザ・ネットワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−167845(JP,A) 特開 平3−234140(JP,A) 特開 平3−19546(JP,A) 特開 平5−183579(JP,A) 特開 平3−70330(JP,A) 特開 平6−97964(JP,A) ICCC 1988 P345−350

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】伝送リンク(209)と相互接続された複
    数のノード(201〜208)を含むパケット交換ネッ
    トワーク(200)におけるネットワーク・ノード(3
    00)であって、 データ・パケットを受信し送信する手段(301、30
    2、304)と、 ネットワーク構成を記憶し更新する手段(306)と、 前記ネットワークにおける起点ノードと宛先ノードの間
    において、最低ホップ・カウントを有する主経路を識別
    し、主経路を構成する主リンクとそれ以外の二次リンク
    を識別する手段と、 主リンクと二次リンクを識別する前記手段に応答して、
    前記主リンクだけを使って前記起点ノードと宛先ノード
    の間に伝送遅延時間Σdklが最大経路伝送遅延PTより
    小さい最適経路を決定する手段とを含み、 前記最適経路を決定する前記手段が、前記主リンクだけ
    を使って宛先ノードに到達しないときは、主リンクおよ
    び二次リンクを使って前記起点ノードと宛先ノードの間
    に伝送遅延時間Σdklが最大経路伝送遅延PTより小さ
    い最適経路を決定する手段と、 を含むことを特徴とするネットワーク・ノード。
  2. 【請求項2】主リンクおよび二次リンクを使って最適経
    路を決定する前記手段が、前記主リンク上で最適経路を
    決定する前記手段によって主リンク上で以前に計算済み
    のリンク使用状況データを利用することを特徴とする、
    請求項1に記載のネットワーク・ノード。
  3. 【請求項3】前記最適経路における伝送遅延を、事前選
    択したしきい値PTに制限する手段を含むことを特徴と
    する、請求項1または2いずれか1に記載のネットワー
    ク・ノード。
  4. 【請求項4】前記起点ノードと宛先ノードの間の最適経
    路を決定する前記手段が、修正ベルマン・フォード・ア
    ルゴリズムを実行する手段を含む、請求項1ないし3の
    いずれか1に記載のネットワーク・ノード。
  5. 【請求項5】伝送リンク(209)と相互接続された複
    数のノード(201〜208)を含むパケット交換通信
    ネットワーク(200)におけるアクセス・ノード(3
    00)において、起点ノードと宛先ノードの間の最適経
    路を決定するための方法であって、 ネットワーク構成を記憶し更新するステップと、 第1段階(503)で、前記ネットワークにおいて前記
    起点ノードと前記宛先ノードの間において最少ホップ・
    カウントを有する主経路を識別し、前記主経路を構成す
    る主リンクとそれ以外の二次リンクを識別するステップ
    と、 第2段階(504)で、主リンクと二次リンクを識別す
    る前記ステップに応答して、前記主リンクだけを使って
    前記起点ノードと宛先ノードの間で伝送遅延時間Σdkl
    が最大経路伝送遅延PTより小さい最適経路を決定する
    ステップと、 最適経路を決定する前記第2段階(504)が、前記主
    リンクだけを使って宛先ノードに到達しないとき(70
    2)は、主リンクおよび二次リンクを使って前記起点ノ
    ードと宛先ノードの間に伝送遅延時間Σdklが最大経路
    伝送遅延PTより小さい最適経路を決定するステップ
    (703、704)と、 を含むことを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】主リンクおよび二次リンクを使って最適経
    路を決定する前記ステップが、前記主リンク上で最適経
    路を決定する前記ステップによって主リンク上で以前に
    計算済みのリンク使用状況データを利用することを特徴
    とする、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】前記最適経路における伝送遅延を、事前選
    択したしきい値PTに制限するステップ(505)を実
    行するステップを含む、請求項5または6のいずれか1
    に記載の方法。
  8. 【請求項8】前記起点ノードと宛先ノードの間の最適経
    路を決定する前記ステップが、修正ベルマン・フォード
    ・アルゴリズムを含むことを特徴とする、請求項5ない
    し7のいずれかに記載の方法。
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