JP2648244B2 - 窯業系建材の製造方法 - Google Patents
窯業系建材の製造方法Info
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- JP2648244B2 JP2648244B2 JP2965391A JP2965391A JP2648244B2 JP 2648244 B2 JP2648244 B2 JP 2648244B2 JP 2965391 A JP2965391 A JP 2965391A JP 2965391 A JP2965391 A JP 2965391A JP 2648244 B2 JP2648244 B2 JP 2648244B2
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は窯業系建材の製造方法
に関し、詳しくは加工性に優れる窯業系建材の製造方法
に関する。
に関し、詳しくは加工性に優れる窯業系建材の製造方法
に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、セメントを主原料とした無機質壁
板、屋根瓦などが非常に広く使用されている。この種無
機質建材の製造において使用されるシリカ質原料として
は天然珪砂あるいは産業廃棄物である廃珪砂などが使用
されることが多く、この場合、セメントマトリックスの
結合強度を高める見地より必要に応じ消石灰等を配合
し、オートクレーブ養生によって硬化されるのが一般的
な製造方法として知られている。
板、屋根瓦などが非常に広く使用されている。この種無
機質建材の製造において使用されるシリカ質原料として
は天然珪砂あるいは産業廃棄物である廃珪砂などが使用
されることが多く、この場合、セメントマトリックスの
結合強度を高める見地より必要に応じ消石灰等を配合
し、オートクレーブ養生によって硬化されるのが一般的
な製造方法として知られている。
【０００３】しかし、このようなシリカ質原料を使用し
て成形された窯業系建材は、組織が非常に緻密で硬くな
り、建材として要求される釘打ち性や鋸引き性、さらに
は軽量性等の施工性が満足できない問題が有った。
て成形された窯業系建材は、組織が非常に緻密で硬くな
り、建材として要求される釘打ち性や鋸引き性、さらに
は軽量性等の施工性が満足できない問題が有った。
【０００４】このような問題を解消するため、上記した
無機質配合物にパーライト、バーミュキュライト等の無
機質軽量骨材や、発泡ウレタン、発泡ポリスチレンビー
ズ等の有機質軽量骨材を添加し、改善を図ることが種々
行なわれる。
無機質配合物にパーライト、バーミュキュライト等の無
機質軽量骨材や、発泡ウレタン、発泡ポリスチレンビー
ズ等の有機質軽量骨材を添加し、改善を図ることが種々
行なわれる。
【０００５】
【従来技術の問題点】しかしながら、施工性改善を重視
すれば、上記した軽量骨材を例えばパーライトの場合で
は、配合中10〜20重量％、また発泡ポリスチレンビーズ
の場合では１〜２重量％とかなり大量に配合する必要が
あり、このような配合とした場合基材の強度が犠牲とな
り、この結果輸送時施工時などに折損事故や割れ欠け事
故をしばしば生じることがある欠点があった。
すれば、上記した軽量骨材を例えばパーライトの場合で
は、配合中10〜20重量％、また発泡ポリスチレンビーズ
の場合では１〜２重量％とかなり大量に配合する必要が
あり、このような配合とした場合基材の強度が犠牲とな
り、この結果輸送時施工時などに折損事故や割れ欠け事
故をしばしば生じることがある欠点があった。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】この発明は上記問題点
に鑑み、軽量性や施工性が確保されると共に、強度も向
上し得る窯業系建材の製造方法を得ることを目的として
なされたものである。
に鑑み、軽量性や施工性が確保されると共に、強度も向
上し得る窯業系建材の製造方法を得ることを目的として
なされたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の窯業系
建材の製造方法は、略１：１の配合重量比とされたセメ
ントとシリカ質原料との合計70〜80重量％、有機質の補
強繊維４〜８重量％、軽量骨材、増量材を残部重量％と
した窯業系建材の配合において、前記シリカ質原料が、
珪砂、シリカヒューム及びフライアッシュの混合物より
成り、それぞれの配合比が、珪砂／シリカヒューム＝90
/10 〜30/70 及び( 珪砂＋シリカヒューム）／フライア
ッシュ＝85/ 15〜30/70 とされ、該配合原料に加水の上
混合し、賦形後養生硬化することを特徴とするものであ
る。
建材の製造方法は、略１：１の配合重量比とされたセメ
ントとシリカ質原料との合計70〜80重量％、有機質の補
強繊維４〜８重量％、軽量骨材、増量材を残部重量％と
した窯業系建材の配合において、前記シリカ質原料が、
珪砂、シリカヒューム及びフライアッシュの混合物より
成り、それぞれの配合比が、珪砂／シリカヒューム＝90
/10 〜30/70 及び( 珪砂＋シリカヒューム）／フライア
ッシュ＝85/ 15〜30/70 とされ、該配合原料に加水の上
混合し、賦形後養生硬化することを特徴とするものであ
る。
【０００８】
【作用】この発明において、セメント、シリカ質、補強
繊維、その他軽量骨材、増量材等の配合量そのものは従
来一般に採用されているものと殆ど変わりが無く特に記
する点は無い。この発明において上記配合中のシリカ質
として、珪砂、シリカヒューム及びフライアッシュの混
合体が使用される。
繊維、その他軽量骨材、増量材等の配合量そのものは従
来一般に採用されているものと殆ど変わりが無く特に記
する点は無い。この発明において上記配合中のシリカ質
として、珪砂、シリカヒューム及びフライアッシュの混
合体が使用される。
【０００９】上記のうちフライアッシュをシリカ質原料
として使用するのは、鋸引性、釘打ち性等の施工性を改
善するためであって、フライアッシュの添加によりマト
リックスに靭性が付与される。しかし、フライアッシュ
の添加はマトリックスの結合強度を低下するため、これ
らの弊害防止のためシリカヒュームを添加する。このシ
リカヒュームはマイクロシリカ、あるいはフェロシリコ
ンダストであり、シリカ質原料として非常に微小な粒子
から成り、セメント分との分散性が良く珪酸カルシウム
反応を高めて結合強度の向上を図る。即ち、フライアッ
シュの添加により施工性を確保すると共に、シリカヒュ
ームの添加によって強度低下を防止するのである。
として使用するのは、鋸引性、釘打ち性等の施工性を改
善するためであって、フライアッシュの添加によりマト
リックスに靭性が付与される。しかし、フライアッシュ
の添加はマトリックスの結合強度を低下するため、これ
らの弊害防止のためシリカヒュームを添加する。このシ
リカヒュームはマイクロシリカ、あるいはフェロシリコ
ンダストであり、シリカ質原料として非常に微小な粒子
から成り、セメント分との分散性が良く珪酸カルシウム
反応を高めて結合強度の向上を図る。即ち、フライアッ
シュの添加により施工性を確保すると共に、シリカヒュ
ームの添加によって強度低下を防止するのである。
【００１０】上記配合において、珪砂／シリカヒューム
の配合比を90/10〜30/70 とするのは、珪砂を90部より
多くすると、シリカヒュームの高反応性が十分に発揮さ
れず、フライアッシュ添加による強度低下を充分におぎ
なえきれなくなるからであり、またシリカヒュームを70
部より多くすると強度向上の点では好都合であるものの
フライアッシュ添加による施工性改善の効果が望めなく
なる。
の配合比を90/10〜30/70 とするのは、珪砂を90部より
多くすると、シリカヒュームの高反応性が十分に発揮さ
れず、フライアッシュ添加による強度低下を充分におぎ
なえきれなくなるからであり、またシリカヒュームを70
部より多くすると強度向上の点では好都合であるものの
フライアッシュ添加による施工性改善の効果が望めなく
なる。
【００１１】また、（珪砂＋シリカヒューム）／フライ
アッシュの配合比を85/15 〜30/70とするのは( 珪砂＋
シリカヒューム) を85部より多くすると、相対的にフラ
イアッシュの添加量が少なくなり施工性改善に寄与せ
ず、フライアッシュを70部より多くすると、強度低下を
十分に防止できなくなるからである。
アッシュの配合比を85/15 〜30/70とするのは( 珪砂＋
シリカヒューム) を85部より多くすると、相対的にフラ
イアッシュの添加量が少なくなり施工性改善に寄与せ
ず、フライアッシュを70部より多くすると、強度低下を
十分に防止できなくなるからである。
【００１２】上記においてシリカヒュームに代えブレー
ン値10000cm2／g 以上の微粉シリカ、珪藻土、あるいは
活性白土を使用することもできる。
ン値10000cm2／g 以上の微粉シリカ、珪藻土、あるいは
活性白土を使用することもできる。
【００１３】
【実施例】次にこの発明の実施例について説明する。 （実施例）表１に示すように珪砂、フライアッシュ、シ
リカヒュームの配合とし、セメント、補強繊維としてパ
ルプ、ポリプロピレン繊維、パーライト等と混合し、メ
チルセルロースと水とをさらに添加して混練し200 φの
押出機で厚さ２cm、幅40cm、長さ50cmのテストピースを
成形した。次いで、得たテストピースを８kg/cm2×12
時間の条件でオートクレーブ養生した。
リカヒュームの配合とし、セメント、補強繊維としてパ
ルプ、ポリプロピレン繊維、パーライト等と混合し、メ
チルセルロースと水とをさらに添加して混練し200 φの
押出機で厚さ２cm、幅40cm、長さ50cmのテストピースを
成形した。次いで、得たテストピースを８kg/cm2×12
時間の条件でオートクレーブ養生した。
【００１４】
【００１５】（比較例）表２に示す配合とした他は、実
施例と全く同一にしてテストピースを成形し養生硬化さ
せた。 上記実施例及び比較例について、ＪＩＳ４号曲げ試
験、及び比重を測定すると共に、釘打限界合格率を試験
したところ表３の結果となった。
施例と全く同一にしてテストピースを成形し養生硬化さ
せた。 上記実施例及び比較例について、ＪＩＳ４号曲げ試
験、及び比重を測定すると共に、釘打限界合格率を試験
したところ表３の結果となった。
【００１６】 表３より明らかなように、本願発明のものは、比較例
に比し遜色の無い実用強度を有すると共に優れた加工性
を有することが判明した。
に比し遜色の無い実用強度を有すると共に優れた加工性
を有することが判明した。
【００１７】
【発明の効果】この発明によれば、フライアッシュ添加
による施工性改善と、シリカヒューム添加による強度向
上が図れ、優れた窯業系建材を製造できるのである。
による施工性改善と、シリカヒューム添加による強度向
上が図れ、優れた窯業系建材を製造できるのである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｃ０４Ｂ 16/06 Ｃ０４Ｂ 16/06 Ｚ 18/06 18/06 //(Ｃ０４Ｂ 28/04 14:06 18:06 14:04 14:16 16:06 16:02）
Claims (1)
- 【請求項１】 略１：１の配合重量比とされたセメント
とシリカ質原料との合計70〜80重量％、有機質の補強繊
維４〜８重量％、軽量骨材、増量材を残部重量％とした
窯業系建材の配合において、前記シリカ質原料が、珪
砂、シリカヒューム及びフライアッシュの混合物より成
り、それぞれの配合比が、珪砂／シリカヒューム＝90/1
0 〜30/70 及び( 珪砂＋シリカヒューム）／フライアッ
シュ＝85/ 15〜30/70 とされ、該配合原料に加水の上混
合し、賦形後養生硬化することを特徴とする窯業系建材
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2965391A JP2648244B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 窯業系建材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2965391A JP2648244B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 窯業系建材の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04243946A JPH04243946A (ja) | 1992-09-01 |
| JP2648244B2 true JP2648244B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=12282070
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2965391A Expired - Fee Related JP2648244B2 (ja) | 1991-01-29 | 1991-01-29 | 窯業系建材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2648244B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US20160280596A1 (en) * | 2015-03-25 | 2016-09-29 | Vhsc, Ltd. | Process for Remediating Alkali Silica Reactions Using a Micro Silica and Ozonation |
| CN107586083A (zh) * | 2017-09-19 | 2018-01-16 | 常州朋悦纺织品有限公司 | 一种瓷砖粘结专用水泥基粘结剂 |
-
1991
- 1991-01-29 JP JP2965391A patent/JP2648244B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04243946A (ja) | 1992-09-01 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |