JP2647549B2 - 撮像装置及び固体撮像素子の駆動装置 - Google Patents
撮像装置及び固体撮像素子の駆動装置Info
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- Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、例えば、ビデオカメラ等に用いる固体撮像
素子等の撮像装置及び固体撮像素子の駆動装置に関する
ものである。
素子等の撮像装置及び固体撮像素子の駆動装置に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、ビデオカメラ等で露出制御と呼ばれる機能を実
現するための手段として、撮像素子に入射する光量を直
接制御する絞り羽根等を用いるものや、撮像素子の電荷
蓄積時間を制御する、いわゆる電子シヤツター機能を用
いるものがあつた。
現するための手段として、撮像素子に入射する光量を直
接制御する絞り羽根等を用いるものや、撮像素子の電荷
蓄積時間を制御する、いわゆる電子シヤツター機能を用
いるものがあつた。
このうち電子シヤツター機能を用いる手法について更
に詳しく述べる。
に詳しく述べる。
第4図はインターライントランスフア型CCDの概念図
で、1は光量変換をするセンサ部、2は垂直転送レジス
タ、4は水平転送レジスタ、5は出力アンプである。図
中のA−A′線に沿つた断面図及びポテンシヤル図が第
5図である。
で、1は光量変換をするセンサ部、2は垂直転送レジス
タ、4は水平転送レジスタ、5は出力アンプである。図
中のA−A′線に沿つた断面図及びポテンシヤル図が第
5図である。
第5図中は、6は画素分離用のチヤネルストツプ(C
S)、7はセンサ部1に蓄積された電荷を垂直転送レジ
スタ2に移すためのリードアウトゲート(ROG)、8は
サブストレート、9は酸化膜である。
S)、7はセンサ部1に蓄積された電荷を垂直転送レジ
スタ2に移すためのリードアウトゲート(ROG)、8は
サブストレート、9は酸化膜である。
電子シヤツター時の動作を第5図及び第6図を用いて
説明する。第6図は、標準テレビジヨン信号の1フイー
ルド分における図であり、φROGはリードアウトゲート
7に印加されるパルスで、論理レベル“H"の時に、リー
ドアウトゲート7のポテンシヤルが下がり、センサ部1
の電荷を垂直転送レジスタ2に移す。除去パルスφSUB
は、サブストレート8に印加されるパルスであり、“H"
の時にセンサ部1に蓄積された電荷をφSUB端子を通し
て外部に掃き出す(除去する)。
説明する。第6図は、標準テレビジヨン信号の1フイー
ルド分における図であり、φROGはリードアウトゲート
7に印加されるパルスで、論理レベル“H"の時に、リー
ドアウトゲート7のポテンシヤルが下がり、センサ部1
の電荷を垂直転送レジスタ2に移す。除去パルスφSUB
は、サブストレート8に印加されるパルスであり、“H"
の時にセンサ部1に蓄積された電荷をφSUB端子を通し
て外部に掃き出す(除去する)。
この従来例では第6図において、φROGが垂直帰線期
間中にあり、φSUBは、水平帰線期間中にある。時刻T0
でセンサ部1の電荷を読みだした後、次の期間が始まる
が、時刻Taまでの各々の水平帰線期間中にφSUB=“H"
となるので、T0からTaまでの電荷はセンサ部1には残つ
ていない。時刻TaからTbまでの間は、φSUB=“L"なの
で、この期間の電荷はセンサ部1に蓄積され、時刻Tbの
φROG=“H"パルスで、垂直転送レジスタ2に移され
る。結局、この場合の露光時間はT EXP1=(Tb−Ta)と
なり、電子シヤツター動作が実現される。
間中にあり、φSUBは、水平帰線期間中にある。時刻T0
でセンサ部1の電荷を読みだした後、次の期間が始まる
が、時刻Taまでの各々の水平帰線期間中にφSUB=“H"
となるので、T0からTaまでの電荷はセンサ部1には残つ
ていない。時刻TaからTbまでの間は、φSUB=“L"なの
で、この期間の電荷はセンサ部1に蓄積され、時刻Tbの
φROG=“H"パルスで、垂直転送レジスタ2に移され
る。結局、この場合の露光時間はT EXP1=(Tb−Ta)と
なり、電子シヤツター動作が実現される。
[発明が解決しようとしている課題] しかしながら、上記の従来例のうち、絞り羽根を用い
る手法では、絞り羽根及びその周辺の機構部材が必要で
あるため、ビデオカメラ等の大型化や高コスト化を招く
という問題点があつた。また、電子シヤツター機能を用
いる手法では、撮像画の動きが不自然になるという問題
点があつた。ことに従来の電子シヤツター機能を露出補
正として用いる場合、特に露光時間を連続して変化させ
て用いようとすると、それぞれの露光時間における動解
像度の差がそのまま画面上にあらわれ、非常に見苦しい
画面になることがあるという問題点があつた。
る手法では、絞り羽根及びその周辺の機構部材が必要で
あるため、ビデオカメラ等の大型化や高コスト化を招く
という問題点があつた。また、電子シヤツター機能を用
いる手法では、撮像画の動きが不自然になるという問題
点があつた。ことに従来の電子シヤツター機能を露出補
正として用いる場合、特に露光時間を連続して変化させ
て用いようとすると、それぞれの露光時間における動解
像度の差がそのまま画面上にあらわれ、非常に見苦しい
画面になることがあるという問題点があつた。
従つて、本発明の撮像装置及び固体撮像素子の駆動装
置は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、動解像度の一定した自然な感じの
露出補正のできる電子シヤツター機能を備えるととも
に、自然な感じで動解像度を変化させられる撮像装置及
び固体撮像素子の駆動装置を提供することにある。
置は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、動解像度の一定した自然な感じの
露出補正のできる電子シヤツター機能を備えるととも
に、自然な感じで動解像度を変化させられる撮像装置及
び固体撮像素子の駆動装置を提供することにある。
[課題を解決するための手段] 上述の課題を解決し目的を達成するために、本発明の
撮像装置は、複数回離散的に蓄積を行うことにより所定
の総合的蓄積時間を得る第1の駆動モードと、1回の連
続的に蓄積を行うことにより前記所定の総合的蓄積時間
を得る第2の駆動モードとを有する撮像装置であつて、
前記所定の総合的蓄積時間を一定にしたまま前記第1の
駆動モードと前記第2の駆動モードとを切り替える時
に、前記複数回の蓄積の間隔、蓄積開始のタイミングを
徐々に変化させる制御手段を有することを特徴としてい
る。
撮像装置は、複数回離散的に蓄積を行うことにより所定
の総合的蓄積時間を得る第1の駆動モードと、1回の連
続的に蓄積を行うことにより前記所定の総合的蓄積時間
を得る第2の駆動モードとを有する撮像装置であつて、
前記所定の総合的蓄積時間を一定にしたまま前記第1の
駆動モードと前記第2の駆動モードとを切り替える時
に、前記複数回の蓄積の間隔、蓄積開始のタイミングを
徐々に変化させる制御手段を有することを特徴としてい
る。
また、本発明の固体撮像素子の駆動装置は、光信号を
うけて光電変換を行ない、情報の蓄積を行なうセンシン
グ手段と、該センシング手段から情報を読み込む第1の
記憶手段と、該第1の記憶手段からの情報を記憶する第
2の記憶手段と、前記センシング手段の情報を除去する
除去手段とを有し、1フイールド期間内に間欠的に前記
センシング手段の情報を前記除去手段によつて除去させ
ることにより、1フイールド期間内の総合的蓄積時間を
制御する固体撮像素子の駆動装置であつて、1フイール
ド期間内において、垂直同期信号より第1の所定時間t1
後に前記除去手段の動作を第2の所定時間t2毎に行わ
せ、前記除去手段の動作のうちの所定回数nの該動作毎
に、該動作の終了から、第3の所定時間t3後に前記セン
シング手段からの情報を前記第1の記憶手段へ読み込ま
せる第1の駆動モードと、1フイールド期間内におい
て、前記除去手段の1フイールド期間内のすべての動作
を完了させた後に、前記セシング手段からの情報を前記
第1の記憶手段に読み込む動作を行わせる第2の駆動モ
ードとを有し、前記総合的蓄積時間を一定としたまま
で、前記第1の駆動モードと前記第2の駆動モードを切
り替える時に、前記第1の所定時間t1と前記所定回数n
を徐々に変化させる制御手段を有することを特徴として
いる。
うけて光電変換を行ない、情報の蓄積を行なうセンシン
グ手段と、該センシング手段から情報を読み込む第1の
記憶手段と、該第1の記憶手段からの情報を記憶する第
2の記憶手段と、前記センシング手段の情報を除去する
除去手段とを有し、1フイールド期間内に間欠的に前記
センシング手段の情報を前記除去手段によつて除去させ
ることにより、1フイールド期間内の総合的蓄積時間を
制御する固体撮像素子の駆動装置であつて、1フイール
ド期間内において、垂直同期信号より第1の所定時間t1
後に前記除去手段の動作を第2の所定時間t2毎に行わ
せ、前記除去手段の動作のうちの所定回数nの該動作毎
に、該動作の終了から、第3の所定時間t3後に前記セン
シング手段からの情報を前記第1の記憶手段へ読み込ま
せる第1の駆動モードと、1フイールド期間内におい
て、前記除去手段の1フイールド期間内のすべての動作
を完了させた後に、前記セシング手段からの情報を前記
第1の記憶手段に読み込む動作を行わせる第2の駆動モ
ードとを有し、前記総合的蓄積時間を一定としたまま
で、前記第1の駆動モードと前記第2の駆動モードを切
り替える時に、前記第1の所定時間t1と前記所定回数n
を徐々に変化させる制御手段を有することを特徴として
いる。
また、この発明に係わる固体撮像素子の駆動装置にお
いて、前記制御手段は、前記センシング手段から前記第
1の記憶手段へ情報を移動させるタイミング及び、前記
センシング手段の情報を除去するタイミングが、標準テ
レビジョン信号の水平帰線期間の中、あるいは近接であ
るように制御することを特徴としている。
いて、前記制御手段は、前記センシング手段から前記第
1の記憶手段へ情報を移動させるタイミング及び、前記
センシング手段の情報を除去するタイミングが、標準テ
レビジョン信号の水平帰線期間の中、あるいは近接であ
るように制御することを特徴としている。
[作用] 上記の構成において、本発明の撮像装置及び固体撮像
素子の駆動装置は、1フイールド期間内全体にわたつ
て、まんべんなく情報の蓄積を行う第1の駆動モード
と、1回連続的に蓄積を行う第2の駆動モードとを切り
替えることにより、動解像度の一定した、被写体の条件
に適した露出制御ができるように作用する。また、第1
の駆動モードの第2の駆動モードを切り替える時に、蓄
積の間隔、蓄積開始のタイミングを徐々に変化させるこ
とにより、故意に動解像度を変化させたい場合にも、徐
々に動解像度を変化させることができるので、自然な感
じで動解像度を変化させられるように作用する。
素子の駆動装置は、1フイールド期間内全体にわたつ
て、まんべんなく情報の蓄積を行う第1の駆動モード
と、1回連続的に蓄積を行う第2の駆動モードとを切り
替えることにより、動解像度の一定した、被写体の条件
に適した露出制御ができるように作用する。また、第1
の駆動モードの第2の駆動モードを切り替える時に、蓄
積の間隔、蓄積開始のタイミングを徐々に変化させるこ
とにより、故意に動解像度を変化させたい場合にも、徐
々に動解像度を変化させることができるので、自然な感
じで動解像度を変化させられるように作用する。
[実施例] 以下、本発明の好適な一実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
て詳細に説明する。
第3図は、一実施例で用いるCCDセンサの概念図であ
る。このセンサはフレームインターライントランスフア
ー型CCDと呼ばれるもので、第4図との相違点は記憶点
3(第2の記憶手段)があることである。記憶部3の記
憶セルの数はセンサ部1(センシング手段)の個数と同
じである。センサ部1からの電荷は垂直転送レジスタ2
(第1の記憶手段)に移された後、垂直帰線期間中に記
憶部3に転送され、その後所定のタイミングで水平転送
レジスタ4に移され、出力アンプ5を通して読み出され
ていく。
る。このセンサはフレームインターライントランスフア
ー型CCDと呼ばれるもので、第4図との相違点は記憶点
3(第2の記憶手段)があることである。記憶部3の記
憶セルの数はセンサ部1(センシング手段)の個数と同
じである。センサ部1からの電荷は垂直転送レジスタ2
(第1の記憶手段)に移された後、垂直帰線期間中に記
憶部3に転送され、その後所定のタイミングで水平転送
レジスタ4に移され、出力アンプ5を通して読み出され
ていく。
又、第3図のA−A′線に沿う断面図及びポテンシヤ
ル図は、第5図と同様であり、前述の電荷掃き出しの機
構及びセンサ部1から垂直転送レジスタ2への電荷読み
出しの機構も同様である。
ル図は、第5図と同様であり、前述の電荷掃き出しの機
構及びセンサ部1から垂直転送レジスタ2への電荷読み
出しの機構も同様である。
第1図は、本実施例の動作を説明する図で、第3図に
示すCCDセンサ自体で1フイールド期間内で離散的に情
報蓄積を行い露出補正する時の駆動の仕方(以下「マル
チ露光」と呼ぶ)を説明するものである。
示すCCDセンサ自体で1フイールド期間内で離散的に情
報蓄積を行い露出補正する時の駆動の仕方(以下「マル
チ露光」と呼ぶ)を説明するものである。
時刻F1で、直前までセンサ部1に蓄積されていた電荷
は、センサ部1より垂直転送レジスタ2に送られ、さら
に垂直転送レジスタ2からは1フイールド分の電荷が垂
直帰線期間中にぃ高速に記憶部3に送られる(図中の垂
直転送期間)。その後、図に示すように、φSUB除去パ
ルスは、時刻S1,S2,S3,…,Smと1フイールドにm回所定
時間t2の間隔で発生され、センサ部1に蓄積された電荷
はφSUB除去パルス発生毎に外部に掃き出される(除去
される)。
は、センサ部1より垂直転送レジスタ2に送られ、さら
に垂直転送レジスタ2からは1フイールド分の電荷が垂
直帰線期間中にぃ高速に記憶部3に送られる(図中の垂
直転送期間)。その後、図に示すように、φSUB除去パ
ルスは、時刻S1,S2,S3,…,Smと1フイールドにm回所定
時間t2の間隔で発生され、センサ部1に蓄積された電荷
はφSUB除去パルス発生毎に外部に掃き出される(除去
される)。
また、φROG転送パルスは時刻F1より1フイールドの
途中から時刻R1,R2,……,Rnと各パルス間隔k×t2(但
しkは正の整数)のn回のタイミングで駆動される。最
初のパルスR1の直前のφSUB除去パルスは、図示するご
とく時刻F1より時間t1だけ遅れた関係になつている。φ
SUB除去パルスと、φROG転送パルスの時間差である時間
t3が、図示するごとく、実際のセンサの蓄積期間a1,a2,
…,anに対応するわけである。つまり、1フイールド期
間内において、n回の細かな蓄積期間a1,a2,…,anにセ
ンサ部1に蓄積された電荷は、時刻R1,R2,…Rnに順次垂
直転送レジスタに転送され、蓄積される。
途中から時刻R1,R2,……,Rnと各パルス間隔k×t2(但
しkは正の整数)のn回のタイミングで駆動される。最
初のパルスR1の直前のφSUB除去パルスは、図示するご
とく時刻F1より時間t1だけ遅れた関係になつている。φ
SUB除去パルスと、φROG転送パルスの時間差である時間
t3が、図示するごとく、実際のセンサの蓄積期間a1,a2,
…,anに対応するわけである。つまり、1フイールド期
間内において、n回の細かな蓄積期間a1,a2,…,anにセ
ンサ部1に蓄積された電荷は、時刻R1,R2,…Rnに順次垂
直転送レジスタに転送され、蓄積される。
従つて、1フイールド期間内のt3の時間長を持つn回
の細かな蓄積期間にセンサ部1に発生した電荷の総和、
つまり総合的蓄積時間T EXP2=(n×t3)の間に蓄積さ
れた電荷が、垂直転送レジスタ内で加算され、ミックス
された後、一度に高速で垂直転送されて記憶部3に蓄積
されることとなる。
の細かな蓄積期間にセンサ部1に発生した電荷の総和、
つまり総合的蓄積時間T EXP2=(n×t3)の間に蓄積さ
れた電荷が、垂直転送レジスタ内で加算され、ミックス
された後、一度に高速で垂直転送されて記憶部3に蓄積
されることとなる。
ここで、φSUB除去パルスの発生タイミグS1,S2,…,Sm
及び、φROG転送パルスの発生タイミングR1,R2,…,Rn
は、標準テレビジョン信号の水平帰線期間中、あるいは
近傍に設定されている。これは、φSUB除去パルスある
いは、φROG転送パルスを上記以外のタイミングで発生
させると画面上にノイズとして見えてしまうからであ
る。
及び、φROG転送パルスの発生タイミングR1,R2,…,Rn
は、標準テレビジョン信号の水平帰線期間中、あるいは
近傍に設定されている。これは、φSUB除去パルスある
いは、φROG転送パルスを上記以外のタイミングで発生
させると画面上にノイズとして見えてしまうからであ
る。
以上のようにして、マルチ露光動作により、1フイー
ルド期間内の総合的蓄積時間をコントロールすることが
できる。
ルド期間内の総合的蓄積時間をコントロールすることが
できる。
ここで、この総合的蓄積時間を従来の電子シヤツター
と比較してみると、1フイールド期間内での総合的蓄積
時間は、従来例では T EXP1=(Tb−Ta) (1) となり、本実施例では T EXP2=(n×t3) (2) となる。また、1フイールド期間内で露光されない時間
は従来例では T NON,EXP1=(Ta−T0) (3) となり、本実施例では T NON,EXP2=t1+(n−1) ×{(k×t2)−t3} (4) となる。即ち、本実施例の総合的蓄積時間は露光回数n
とt3によつて決まることがわかる。また動解像度は、1
フイールド期間内の離散的な蓄積の開始から終了までの
時間によつて決まり、従つてt1によつて決定されること
が第1図よりわかる。
と比較してみると、1フイールド期間内での総合的蓄積
時間は、従来例では T EXP1=(Tb−Ta) (1) となり、本実施例では T EXP2=(n×t3) (2) となる。また、1フイールド期間内で露光されない時間
は従来例では T NON,EXP1=(Ta−T0) (3) となり、本実施例では T NON,EXP2=t1+(n−1) ×{(k×t2)−t3} (4) となる。即ち、本実施例の総合的蓄積時間は露光回数n
とt3によつて決まることがわかる。また動解像度は、1
フイールド期間内の離散的な蓄積の開始から終了までの
時間によつて決まり、従つてt1によつて決定されること
が第1図よりわかる。
上述したようなマルチ露光の動作を行うことにより、
t1を一定にしたままで、露光量(総合的蓄積時間)を制
御することが出来るので、動解像度の変化しない良好な
露出制御が行なえるようになる。
t1を一定にしたままで、露光量(総合的蓄積時間)を制
御することが出来るので、動解像度の変化しない良好な
露出制御が行なえるようになる。
ここで、例えばスポーツのフオーム解析の如く、従来
の電子シヤツター駆動を用いて意識的に動解像度を変化
させたい時に、上述のマルチ露光の動作と、従来の電子
シヤツター動作を切り換えた場合、あるいは、その逆に
従来の電子シヤツター動作から上述のマルチ露光の動作
に切り替えた場合、動解像度が急激に変化して不自然な
画面になつてしまう。
の電子シヤツター駆動を用いて意識的に動解像度を変化
させたい時に、上述のマルチ露光の動作と、従来の電子
シヤツター動作を切り換えた場合、あるいは、その逆に
従来の電子シヤツター動作から上述のマルチ露光の動作
に切り替えた場合、動解像度が急激に変化して不自然な
画面になつてしまう。
そこで、上述のマルチ露光の動作と従来の電子シヤツ
ター動作とを切り換える際に、動解像度の急激な変化を
抑制する方法について説明する。
ター動作とを切り換える際に、動解像度の急激な変化を
抑制する方法について説明する。
第2図は動解像度の急激な変化を抑制するための動作
を説明する図であり、従来の電子シヤツター動作から本
実施例のマルチ露光の動作へと切り替える場合を示して
いる。
を説明する図であり、従来の電子シヤツター動作から本
実施例のマルチ露光の動作へと切り替える場合を示して
いる。
第2図の第1のフイールドは従来の電子シヤツター駆
動であり、第1フイールドの最後の3Hだけ連続的に電荷
を蓄積している。
動であり、第1フイールドの最後の3Hだけ連続的に電荷
を蓄積している。
第2フイールド以降のφSUBはt2の間隔で連続してい
る。ここでは、t2=1Hである。第2フイールドではマル
チ露光の駆動方法を用いており、k=1として第2フイ
ールドの最後の5.5Hに渡つて間欠的に時間t3の蓄積を6
回行つている。ここで、時間t3は、t3=1/2Hであり、従
つて1フイールド期間内の統合的蓄積時間T EXP2=6×
1/2H=3Hとなり、総合的蓄積時間は第1フイールドと同
一である。
る。ここでは、t2=1Hである。第2フイールドではマル
チ露光の駆動方法を用いており、k=1として第2フイ
ールドの最後の5.5Hに渡つて間欠的に時間t3の蓄積を6
回行つている。ここで、時間t3は、t3=1/2Hであり、従
つて1フイールド期間内の統合的蓄積時間T EXP2=6×
1/2H=3Hとなり、総合的蓄積時間は第1フイールドと同
一である。
以下同様に第3フイールドでは10.5H、第4フイール
ドでは15.5H、第5フイールドでは20.5Hに渡つてっ間欠
的に時間t3の蓄積を6回行う。第6フイールド以降も、
第nフイールドで{(n−1)×5+0.5}Hに渡つて
間欠的に電荷を蓄積するようにしていけば、間欠的に電
荷を蓄積する期間が1フイールド以内で最大になるま
で、同一の露光期間を保つたまま、徐々に動解像度を変
化させることができる。
ドでは15.5H、第5フイールドでは20.5Hに渡つてっ間欠
的に時間t3の蓄積を6回行う。第6フイールド以降も、
第nフイールドで{(n−1)×5+0.5}Hに渡つて
間欠的に電荷を蓄積するようにしていけば、間欠的に電
荷を蓄積する期間が1フイールド以内で最大になるま
で、同一の露光期間を保つたまま、徐々に動解像度を変
化させることができる。
マルチ露光の駆動から従来の電子シヤツター駆動へと
切り換える場合には、上述の動作の逆の動作を行なえ
ば、同様に、動解像度の急激な変化を抑制することがで
きる。
切り換える場合には、上述の動作の逆の動作を行なえ
ば、同様に、動解像度の急激な変化を抑制することがで
きる。
以上説明したように、本実施例によれば、蓄積時間を
1フイールド期間内に間欠的に、かつ万遍なく分布させ
ることにより、動解像度の変化を感じさせることなく、
固体撮像素子自体で自然な感じの露光制御ができる。
1フイールド期間内に間欠的に、かつ万遍なく分布させ
ることにより、動解像度の変化を感じさせることなく、
固体撮像素子自体で自然な感じの露光制御ができる。
また、故意に動解像度を変化させる場合にも、蓄積時
間の1フイールド期間内での分布を徐々に変化させるこ
とによつて、従来の電子シヤツター動作から、マルチ露
光の動作に切り替えた時の動解像度の切り変わりを感じ
させることなく、自然な感じの露出制御ができる。
間の1フイールド期間内での分布を徐々に変化させるこ
とによつて、従来の電子シヤツター動作から、マルチ露
光の動作に切り替えた時の動解像度の切り変わりを感じ
させることなく、自然な感じの露出制御ができる。
なお、本発明はその主旨を逸脱しない範囲で、上記実
施例を修正もしくは変形したものに適用可能である。
施例を修正もしくは変形したものに適用可能である。
例えば、上記の実施例においては、t3=1/2Hとした
が、例えば1/3H,1/4H等他の時間に設定しても良い。
が、例えば1/3H,1/4H等他の時間に設定しても良い。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明の撮像装置及び固体撮像素
子の駆動装置においては、1フイールド期間内全体にわ
たつて、まんべんなく情報の蓄積を行う第1の駆動モー
ドと、1回連続的に蓄積を行う第2の駆動モードとを切
り替えることにより、動解像度の一定した、被写体の条
件に適した露出制御ができるという効果がある。また、
第1の駆動モードと第2の駆動モードを切り替える時
に、蓄積の間隔、蓄積開始のタイミングを徐々に変化さ
せることにより、故意に動解像度を変化させたい場合に
も、徐々に動解像度を変化させることができるので、自
然な感じで動解像度を変化させられるという効果があ
る。
子の駆動装置においては、1フイールド期間内全体にわ
たつて、まんべんなく情報の蓄積を行う第1の駆動モー
ドと、1回連続的に蓄積を行う第2の駆動モードとを切
り替えることにより、動解像度の一定した、被写体の条
件に適した露出制御ができるという効果がある。また、
第1の駆動モードと第2の駆動モードを切り替える時
に、蓄積の間隔、蓄積開始のタイミングを徐々に変化さ
せることにより、故意に動解像度を変化させたい場合に
も、徐々に動解像度を変化させることができるので、自
然な感じで動解像度を変化させられるという効果があ
る。
第1図は本発明の一実施例のマルチ露光の動作を説明す
る図、 第2図は動解像度の急激な変化を抑制するための動作を
説明する図、 第3図はフレームインターライントランスフア型CCDの
概念図、 第4図はインターライントランスフア型CCDの概念図、 第5図は第4図のA−A′線に沿う断面図及びポテンシ
ヤル図、 第6図は従来の電子シヤツター動作を説明する図であ
る。 図中、1……センサ部(センシング手段)、2……垂直
転送レジスタ(第1の記憶手段)、3……記憶部(第2
の記憶手段)である。
る図、 第2図は動解像度の急激な変化を抑制するための動作を
説明する図、 第3図はフレームインターライントランスフア型CCDの
概念図、 第4図はインターライントランスフア型CCDの概念図、 第5図は第4図のA−A′線に沿う断面図及びポテンシ
ヤル図、 第6図は従来の電子シヤツター動作を説明する図であ
る。 図中、1……センサ部(センシング手段)、2……垂直
転送レジスタ(第1の記憶手段)、3……記憶部(第2
の記憶手段)である。
Claims (3)
- 【請求項1】複数回離散的に蓄積を行うことにより所定
の総合的蓄積時間を得る第1の駆動モードと、 1回の連続的に蓄積を行うことにより前記所定の総合的
蓄積時間を得る第2の駆動モードとを有する撮像装置で
あつて、 前記所定の総合的蓄積時間を一定にしたまま前記第1の
駆動モードと前記第2の駆動モードとを切り替える時
に、前記複数回の蓄積の間隔、蓄積開始のタイミングを
徐々に変化させる制御手段を有することを特徴とする撮
像装置。 - 【請求項2】光信号をうけて光電変換を行ない、情報の
蓄積を行なうセンシング手段と、該センシング手段から
情報を読み込む第1の記憶手段と、該第1の記憶手段か
らの情報を記憶する第2の記憶手段と、前記センシング
手段の情報を除去する除去手段とを有し、1フイールド
期間内に間欠的に前記センシング手段の情報を前記除去
手段によつて除去させることにより、1フイールド期間
内の総合的蓄積時間を制御する固体撮像素子の駆動装置
であつて、 1フイールド期間内において、垂直同期信号より第1の
所定時間t1後に前記除去手段の動作を第2の所定時間t2
毎に行わせ、前記除去手段の動作のうちの所定回数nの
該動作毎に、該動作の終了から、第3の所定時間t3後に
前記センシング手段からの情報を前記第1の記憶手段へ
読み込ませる第1の駆動モードと、 1フイールド期間内において、前記除去手段の1フイー
ルド期間内のすべての動作を完了させた後に、前記セン
シング手段からの情報を前記第1の記憶手段に読み込む
動作を行わせる第2の駆動モードとを有し、 前記総合的蓄積時間を一定としたままで、前記第1の駆
動モードと前記第2の駆動モードを切り替える時に、前
記第1の所定時間t1と前記所定回数nを徐々に変化させ
る制御手段を有することを特徴とする固体撮像素子の駆
動装置。 - 【請求項3】前記制御手段は、前記センシング手段から
前記第1の記憶手段へ情報を移動させるタイミング及
び、前記センシング手段の情報を除去するタイミング
が、標準テレビジョン信号の水平帰線期間中、あるいは
近接であるように制御することを特徴とする請求項第2
項に記載の固体撮像素子の駆動装置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2293667A JP2647549B2 (ja) | 1990-11-01 | 1990-11-01 | 撮像装置及び固体撮像素子の駆動装置 |
EP91310027A EP0484134B1 (en) | 1990-10-31 | 1991-10-30 | Control of solid-state image sensor |
DE69130915T DE69130915T2 (de) | 1990-10-31 | 1991-10-30 | Festkörper-Bildsensorsteuerung |
US08/483,865 US5675381A (en) | 1990-10-31 | 1995-06-07 | Control of solid-state image sensor |
US08/487,147 US5585848A (en) | 1990-10-31 | 1995-06-07 | Control of solid-state image sensor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2293667A JP2647549B2 (ja) | 1990-11-01 | 1990-11-01 | 撮像装置及び固体撮像素子の駆動装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04168885A JPH04168885A (ja) | 1992-06-17 |
JP2647549B2 true JP2647549B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=17797693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2293667A Expired - Fee Related JP2647549B2 (ja) | 1990-10-31 | 1990-11-01 | 撮像装置及び固体撮像素子の駆動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2647549B2 (ja) |
-
1990
- 1990-11-01 JP JP2293667A patent/JP2647549B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04168885A (ja) | 1992-06-17 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |