JP2647458C - - Google Patents

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JP2647458C
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 網点領域とその他の領域とを高い精度で分離するために、注目画素を囲む局所
領域においてエッジ密度を計測してこのエッジ密度が予め定めた閾値を超えるか
否かにより当該注目画素が網点候補画素であるか否かを判定するエッジ密度検出
部と、上記注目画素を囲む局所領域の画素情報を予め定めた網点画素判定パター
ンと比較して当該注目画素が網点候補画素であるか否かを判定するパターン比較
部と、上記エッジ密度検出部および上記パターン比較部によって網点候補画素と
判定された注目画素に対して、該注目画素の周辺領域の網点候補画素情報に基づ
いて当該注目画素の属性が網点画素であるか否かを判定する補正処理部とを網点
領域分離装置に設けた。 〔産業上の利用分野〕 網点で表現された画と文字などの線画とが混在している画像をファクシミリあ
るいは複写機などで再生する場合には、再生された画像の品質を向上するために
、網点で表現された画の領域ではモアレ除去のための平滑化処理を、また、文字
などの線画の領域では鮮鋭化処理をそれぞれ行なうことが望ましい。 また、画像を伝送する場合においても、上記のようなそれぞれの領域の特性に
応じた符号化処理を適用することによってデータ圧縮の効率を改善することがで
きる。 本発明は、このような画像処理を行なうための前処理として、網点で表現され
ている網点領域を文字領域などの他の領域と分離するための網点領域分離方式に
関する。 〔従来の技術〕 特開昭60−80365号公報には、入力した画像データをある固定された閾
値で画素ごとに2値化した後、注目画素を含む例えば5×5画素の2値化画像を
予め蓄積されている網点パターンと比較し、この網点パターンと一致する画素の
数が一定の値を超えることによって網点領域として検出するようにした領域分離
方法が記載されている。 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、このような領域分離方法においては、2値化するために固定さ
れた閾値を用いていることから、網点領域の網点率によっては網点パターンを識
別することが困難であり、また、網点のパターンが蓄積されている網点パターン
と異なっていると網点領域として検出されないことがある。 本発明は、画像中の網点領域を文字領域あるいは写真領域などの他の領域から
高い精度で分離するための網点領域分離装置を提供することを目的とする。 〔課題を解決するための手段〕 注目画素を囲む局所領域においてエッジ密度を計測してこのエッジ密度が予め
定めた閾値を超えるか否かにより当該注目画素が網点候補画素であるか否かを判
定するエッジ密度検出部と、上記注目画素を囲む局所領域の画素情報を予め定め
た網点画素判定パターンと比較して当該注目画素が網点候補画素であるか否かを
判定するパターン比較部と、上記エッジ密度検出部および上記パターン比較部に
よって網点候補画素と判定された注目画素に対して、該注目画素の周辺領域の網
点候補画素情報に基づいて当該注目画素の属性が網点画素であるか否かを判定す
る補正処理部とを網点領域分離装置に設けた。 〔作 用〕 本発明者は、注目画素を囲む局所領域においてエッジ密度を計測し、このエッ
ジ密度が予め定めた閾値を超えることによって当該注目画素の属性を網点画素と
判定することができることを見出した。 すなわち、高線数の網点画像においてはほとんどの画素がエッジを持つという
性質があり、第2図に斜線でハッチングして示した注目画素を囲む太線で示した
ような局所領域におけるエッジ密度を例えばエッジ抽出フィルタなどによって計
測し、この密度が閾値THを超えるときにこの注目画素の属性を網点ないしは網
点候補として判定することができる。なお、文字の場合には比較的エッジが多い
けれども、上記のような高線数の網点画像に比較すればそのエッジ密度は低い。 そして、このエッジ密度に基づく注目画素の属性の判定と、公知のパターン比
較による注目画素の属性の判定とをそれぞれ独立かつ並行して行うことによって
、この属性判定の精度を高め、さらに、注目画素の周辺領域の網点候補画素情報
に基づいて当該注目画素の属性が網点画素であるか否かを判定することによって
、網点領域を極めて高い精度で他の文字領域などから分離することができる。 〔実施例〕 第1図は本発明の原理的な実施例を示すもので、一点鎖線で囲って10で示し
たブロックはエッジ密度検出部、一点鎖線で囲って20で示したブロックはパタ
ーン比較部、40は周辺情報による補正を行う補正処理部である。 上記エッジ密度検出部10およびパターン比較部20は、注目画素が網点候補
であることを判定すると“H”レベルの出力をOR回路30に送るので、これら
エッジ密度検出部10およびパターン比較部20のいずれかで網点候補と判定さ
れると、OR回路30から網点候補であることを示す“H”レベルの出力が補正
処理部40に送られて、周辺画素についての網点判定情報による補正が行われる
。 より詳細に説明すると、エッジ密度検出部10のエッジ密度検出手段11にお
いては、第2図に太線の枠で示したエッジ抽出フィルタによって注目画素を囲む
局所領域内の全画素についてフィルタリングを行い、エッジと判定された画素の
数が所定値THを超えるとこの注目画素をエッジと判定する。 第3図は、第2図に太線で示したエッジフィルタの例を示すもので、エッジ値 を求める画素(第2図にハッチングして示した画素に相当する)を中心とする3
×3画素=9個の画素のそれぞれの濃度値について図示した係数を乗算し、得ら
れた各画素の値を加算することによって中心に位置する画素のエッジ値を得て、
このエッジ値が予め定めた値を超えるとエッジ画素と判断する。 ブロック20は公知のパターンマッチングによって網点画素を判定するもので
あり、図示の実施例においては、エッジ強調処理21を行った後に2値化22を
行い、予め用意されている網点パターンとパターンマッチング23を行うことに
よって注目画素が網点候補であるか否かを判定し、網点候補と判定されると“H
”レベルの判定結果を上記OR回路30の他方の入力端子に供給する。 したがって、このOR回路30からは、エッジ密度検出部10あるいはパター
ン検出部20の少なくとも一方で網点候補と判定された画素について“H”レベ
ルの出力が得られ、この出力は補正処理部40に供給される。 この補正処理部40では、網点候補としての判定結果を注目画素の周辺の画素
についての網点判定情報に基づいて補正して、網点画素であるか否かを最終的に
判定する。 第4図は、この周辺の画素についての網点判定情報による補正の原理を示すも
ので、周辺の画素が網点である場合には注目画素も網点領域に属する画素である
確率が高いことに基づいて、ハッチングで示すように、網点候補画素であると判
定された注目画素の周辺のk×k画素の領域に網点候補画素と判定されている画
素が含まれている場合にはこの注目画素を網点領域に属する画素と補正する。 これによって、網点領域を高い精度で他の文字領域、写真領域などから分離す
ることができる。 〔発明の効果〕 本発明においては、そのエッジ密度検出部による網点領域の判定処理が、蓄積
されているパターンに依存して判定を行うものではなく、しかも高い線数の網点
領域の判定に優れていることから、パターン比較部による網点領域判定処理の弱
点を補うことができる。 したがって、本発明によれば、簡単な処理と極めて高い精度で、網点領域を文
字領域、写真領域などから分離することができるという格別の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本発明の原理的実施例を示す図、 第2図は、エッジ密度計測の原理を示す図、 第3図は、実施例において使用されるエッジフィルタを示す図、 第4図は、実施例における周辺領域の網点判定情報による補正を説明する図で
ある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 注目画素を囲む局所領域においてエッジ密度を計測し、このエ
    ッジ密度が予め定めた閾値を超えるか否かにより当該注目画素が網点候補画素で
    あるか否かを判定するエッジ密度検出部と、 上記注目画素を囲む局所領域の画素情報を予め定めた網点画素判定パターンと
    比較して当該注目画素が網点候補画素であるか否かを判定するパターン比較部と
    、 上記エッジ密度検出部および上記パターン比較部によって網点候補画素と判定
    された注目画素に対して、該注目画素の周辺領域の網点候補画素情報に基づいて
    当該注目画素の属性が網点画素であるか否かを判定する補正処理部と、 を備えることを特徴とする網点領域分離装置。

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