JP2646374B2 - 炭素質吸着剤の製造方法 - Google Patents
炭素質吸着剤の製造方法Info
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- carbonaceous adsorbent
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- heating
- producing
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は炭素質吸着剤の製造方法に関し、さらに詳し
くは高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、ゲル浸透ク
ロマトグラフィー(GPC)等に用いられるカラム充填剤
等、特に高温GPC用カラム充填剤として有用な炭素質吸
着剤の製造方法に関する。
くは高速液体クロマトグラフィー(HPLC)、ゲル浸透ク
ロマトグラフィー(GPC)等に用いられるカラム充填剤
等、特に高温GPC用カラム充填剤として有用な炭素質吸
着剤の製造方法に関する。
[従来の技術および発明が解決しようとする課題] 従来、カラム充填剤としては、試料の分離が良好にで
きることからODS−シリカ系充填剤が主に用いられてき
たが、これは化学的な安定性が充分ではなく、特に耐ア
ルカリ性に課題があり、さらに120℃程度を超えるよう
な条件下では側鎖が離脱してしまい、充填剤としての機
能を失ってしまうので使用できず、耐熱性に関しても充
分なものではなかった。
きることからODS−シリカ系充填剤が主に用いられてき
たが、これは化学的な安定性が充分ではなく、特に耐ア
ルカリ性に課題があり、さらに120℃程度を超えるよう
な条件下では側鎖が離脱してしまい、充填剤としての機
能を失ってしまうので使用できず、耐熱性に関しても充
分なものではなかった。
またHPLC用、GPC用カラム充填剤として、ハイポーラ
ス型架橋球状ポリマーが多用されているが、これは溶媒
により膨潤して体積変化を起こしてしまい、さらに耐熱
性に関しても現在市販されているものでは140〜150℃が
使用限界(高温GPC用)であり、やはり充分なものでは
なかった。
ス型架橋球状ポリマーが多用されているが、これは溶媒
により膨潤して体積変化を起こしてしまい、さらに耐熱
性に関しても現在市販されているものでは140〜150℃が
使用限界(高温GPC用)であり、やはり充分なものでは
なかった。
本発明はかかる現状に鑑み、試料の分離が良好で、カ
ラム充填剤として充分な強度を持っており、なおかつ耐
薬品性、耐熱性に優れ、溶媒による体積変化も起こさな
い、HPLC、GPC等に用いられるカラム充填剤等として有
用な吸着剤の製造方法を提供することを目的とする。
ラム充填剤として充分な強度を持っており、なおかつ耐
薬品性、耐熱性に優れ、溶媒による体積変化も起こさな
い、HPLC、GPC等に用いられるカラム充填剤等として有
用な吸着剤の製造方法を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明の上記目的は、ジビニルベンゼン、ポリスチレ
ン、重合触媒および分散媒を出発原料として得られる多
孔性球状重合体を、一定条件下で熱処理した後、焼成す
ることによって達成される。
ン、重合触媒および分散媒を出発原料として得られる多
孔性球状重合体を、一定条件下で熱処理した後、焼成す
ることによって達成される。
すなわち本発明は、ジビニルベンゼン、ポリスチレ
ン、重合触媒および分散媒を出発原料としてこれらを混
合し、60℃〜80℃で重合反応を行ない、得られた分散液
から球状生成物を分離した後、溶剤で残留ポリスチレン
部分を除去して多孔性球状重合体を得、これを酸化性雰
囲気下、昇温速度5〜50℃/hrで昇温して250〜380℃に
保持し、次いで不活性雰囲気または真空下で昇温速度50
〜400℃/hrで昇温し、最終処理温度500℃以上で焼成す
ることを特徴とする炭素質吸着剤の製造方法にある。
ン、重合触媒および分散媒を出発原料としてこれらを混
合し、60℃〜80℃で重合反応を行ない、得られた分散液
から球状生成物を分離した後、溶剤で残留ポリスチレン
部分を除去して多孔性球状重合体を得、これを酸化性雰
囲気下、昇温速度5〜50℃/hrで昇温して250〜380℃に
保持し、次いで不活性雰囲気または真空下で昇温速度50
〜400℃/hrで昇温し、最終処理温度500℃以上で焼成す
ることを特徴とする炭素質吸着剤の製造方法にある。
本発明の製造方法においては、出発原料としてジビニ
ルベンゼン、ポリスチレン、重合触媒および分散媒が使
用され、それぞれの配合割合は出発原料総量中、ジビニ
ルベンゼン35〜60重量%、ポリスチレン5〜10重量%、
重合触媒0.1〜2.0重量%、分散媒30〜70重量%であるこ
とが好ましい。
ルベンゼン、ポリスチレン、重合触媒および分散媒が使
用され、それぞれの配合割合は出発原料総量中、ジビニ
ルベンゼン35〜60重量%、ポリスチレン5〜10重量%、
重合触媒0.1〜2.0重量%、分散媒30〜70重量%であるこ
とが好ましい。
また、本発明にあっては、これらの成分に加えて、ス
チレン、エチルビニルベンゼンあるいはピッチのトルエ
ン可溶分のうちの少なくとも1種を任意成分として添加
することが好ましく採用される。これらの成分を添加す
ることによって収率が向上する。これらの成分の添加量
は出発原料総量中、15重量%以下であることが好まし
い。
チレン、エチルビニルベンゼンあるいはピッチのトルエ
ン可溶分のうちの少なくとも1種を任意成分として添加
することが好ましく採用される。これらの成分を添加す
ることによって収率が向上する。これらの成分の添加量
は出発原料総量中、15重量%以下であることが好まし
い。
出発原料として用いられるポリスチレンとしては分子
量が数万〜数百万であるものが好ましく、この範囲にお
いて目的とする炭素質吸着剤が良好に得られる。
量が数万〜数百万であるものが好ましく、この範囲にお
いて目的とする炭素質吸着剤が良好に得られる。
重合触媒としては後述する重合反応が良好に行なわれ
るものであればよく、過酸化ベンゾイル等の過酸化物が
挙げられ、特に過酸化ベンゾイルが好ましい。
るものであればよく、過酸化ベンゾイル等の過酸化物が
挙げられ、特に過酸化ベンゾイルが好ましい。
また分散媒としては出発原料が良好に分散され、なお
かつ重合反応が良好に行なわれるものであればよく、特
にポリビニルアルコール水溶液が好ましい。
かつ重合反応が良好に行なわれるものであればよく、特
にポリビニルアルコール水溶液が好ましい。
任意の成分として添加されるピッチのトルエン可溶分
は、石油ピッチ、石炭ピッチ等から選択されるピッチの
トルエンに可溶の部分である。
は、石油ピッチ、石炭ピッチ等から選択されるピッチの
トルエンに可溶の部分である。
本発明の製造方法においては、先ずジビニルベンゼン
等の出発原料またはこれに加えてスチレン等の所定量を
混合、撹拌しながら重合反応を行なう。この重合反応の
条件は、60〜80℃、1〜15時間が好ましく、重合形態と
してはエマルジョン重合が望ましい。
等の出発原料またはこれに加えてスチレン等の所定量を
混合、撹拌しながら重合反応を行なう。この重合反応の
条件は、60〜80℃、1〜15時間が好ましく、重合形態と
してはエマルジョン重合が望ましい。
次に、重合反応により得られた分散液から球状生成物
を分離した後、ベンゼンまたはキシレン等の溶媒によっ
て残留ポリスチレン部分を洗い流して除去し、多孔性球
状重合体を得る。
を分離した後、ベンゼンまたはキシレン等の溶媒によっ
て残留ポリスチレン部分を洗い流して除去し、多孔性球
状重合体を得る。
そして、このようにして得られた多孔性球状重合体を
乾燥した後、これを空気、酸素等の酸化性雰囲気下、昇
温速度5〜50℃/hrで昇温して250〜380℃、100時間以下
保持する。
乾燥した後、これを空気、酸素等の酸化性雰囲気下、昇
温速度5〜50℃/hrで昇温して250〜380℃、100時間以下
保持する。
さらに、本発明の製造方法においては、このようにし
て熱処理された多孔性球状重合体を窒素ガスやアルゴン
ガス等の不活性雰囲気下または真空下、昇温速度50〜40
0℃/hrで昇温し、最終処理温度が500℃以上、好ましく
は2000℃以上で焼成して多孔性炭素質球体である炭素質
吸着剤を得る。
て熱処理された多孔性球状重合体を窒素ガスやアルゴン
ガス等の不活性雰囲気下または真空下、昇温速度50〜40
0℃/hrで昇温し、最終処理温度が500℃以上、好ましく
は2000℃以上で焼成して多孔性炭素質球体である炭素質
吸着剤を得る。
このように本発明の製造方法において得られる多孔性
炭素質球体である炭素質吸着剤の粒子径および細孔径等
の各物性は、使用する出発原料およびその配合割合、重
合反応条件、加熱条件、焼成条件等を任意に選択するこ
とによって調整が可能である。
炭素質球体である炭素質吸着剤の粒子径および細孔径等
の各物性は、使用する出発原料およびその配合割合、重
合反応条件、加熱条件、焼成条件等を任意に選択するこ
とによって調整が可能である。
[実施例] 以下、実施例および比較例に基づいて本発明をより具
体的に説明する。
体的に説明する。
実施例1 重合抑止剤を予め除去したジビニルベンゼン700g、分
子量約180万のポリスチレン100gおよび重合触媒として
過酸化ベンゾイル3.5gを加え、混合した出発原料をポリ
ビニルアルコール(重合度:2000)10%水溶液700gで懸
濁させ、250rpmで撹拌しながら80℃で3時間重合反応さ
せた。
子量約180万のポリスチレン100gおよび重合触媒として
過酸化ベンゾイル3.5gを加え、混合した出発原料をポリ
ビニルアルコール(重合度:2000)10%水溶液700gで懸
濁させ、250rpmで撹拌しながら80℃で3時間重合反応さ
せた。
得られた分散液から球状生成物を分離後、ベンゼンで
残留ポリスチレン部分を超音波浴中で溶解し、洗い流す
ことにより除去し、多孔性球状重合体を得た。
残留ポリスチレン部分を超音波浴中で溶解し、洗い流す
ことにより除去し、多孔性球状重合体を得た。
この多孔性球状重合体を乾燥後、ステンレス製皿の上
に厚さ1mm程度になるように薄く広げ、1.0m/sの空気流
通下で15℃/hrで100℃より昇温を始め、280℃で1時間
保持して熱処理を行なった。
に厚さ1mm程度になるように薄く広げ、1.0m/sの空気流
通下で15℃/hrで100℃より昇温を始め、280℃で1時間
保持して熱処理を行なった。
さらに、熱処理された多孔製球状重合体を磁製の皿に
移しかえ、厚さは5mm程度になるように薄く広げ、窒素
雰囲気下で200℃/hrの昇温速度で1000℃まで昇温して1
時間保持し、引き続いて黒鉛製るつぼに移しかえて真空
下で昇温速度400℃/hrで2000℃まで昇温し、15分間保持
することによって焼成せしめて、多孔性炭素質球体であ
る炭素質吸着剤が得られた。
移しかえ、厚さは5mm程度になるように薄く広げ、窒素
雰囲気下で200℃/hrの昇温速度で1000℃まで昇温して1
時間保持し、引き続いて黒鉛製るつぼに移しかえて真空
下で昇温速度400℃/hrで2000℃まで昇温し、15分間保持
することによって焼成せしめて、多孔性炭素質球体であ
る炭素質吸着剤が得られた。
得られた炭素質吸着剤の粒子径は5〜20μmで、収率
は13%であった。
は13%であった。
これをメタノール中において、分級して粒子径15±2
μmのものに揃えた後、4φ×250mmlのステンレス製カ
ラムに湿式充填し、HPLC装置に装着した。溶離液をテト
ラヒドロフラン(THF)としてカラムを安定カラムさせ
た後、下記条件において分子量の異なる標準ポリスチレ
ンの溶出時間を測定した。その結果を第1図に示す。
μmのものに揃えた後、4φ×250mmlのステンレス製カ
ラムに湿式充填し、HPLC装置に装着した。溶離液をテト
ラヒドロフラン(THF)としてカラムを安定カラムさせ
た後、下記条件において分子量の異なる標準ポリスチレ
ンの溶出時間を測定した。その結果を第1図に示す。
(測定条件) 流 量 1.0ml/min 検出器 RI 温 度 22℃ 圧 力 20kg/cm2 第1図から明らかなように、実施例1によって得られ
る炭素質吸着剤は、カラム充填剤として供することによ
り、分子量の異なるポリスチレンを良好に分離すること
が可能である。
る炭素質吸着剤は、カラム充填剤として供することによ
り、分子量の異なるポリスチレンを良好に分離すること
が可能である。
実施例2 使用するポリスチレンを分子量約10万のものとした以
外は実施例1と同様にして炭素質吸着剤を得、4φ×25
0mmlのステンレス製カラムに湿式充填してHPLC装置に装
着した。溶離液をメタノール/水=80/20重量%混合液
として、カラムを安定化させた後、下記条件において芳
香族系化合物の混合物(1:フタル酸ジメチル、2:フタル
酸ジアリル、3:フタル酸ジ−n−ブチル)の分離を行な
った。その結果のHPLCチャートを第2図に示す。
外は実施例1と同様にして炭素質吸着剤を得、4φ×25
0mmlのステンレス製カラムに湿式充填してHPLC装置に装
着した。溶離液をメタノール/水=80/20重量%混合液
として、カラムを安定化させた後、下記条件において芳
香族系化合物の混合物(1:フタル酸ジメチル、2:フタル
酸ジアリル、3:フタル酸ジ−n−ブチル)の分離を行な
った。その結果のHPLCチャートを第2図に示す。
(測定条件) 流 量 1.0ml/min 検出器 UV(254nm) 温 度 25℃ 圧 力 90kg/cm2 第2図から明らかなように、実施例2によって得られ
る炭素質吸着剤は、カラム充填剤として供することによ
り、上記各芳香族系化合物を良好に分離することが可能
である。
る炭素質吸着剤は、カラム充填剤として供することによ
り、上記各芳香族系化合物を良好に分離することが可能
である。
実施例3 重合抑止剤を予め除去したジビニルベンゼン700g、分
子量約180万のポリスチレン100g、アッシュランド社製
石油系ピッチ(商品名:Aerocard)のトルエン可溶分50g
および重合触媒として過酸化ベンゾイル3.5gを加え、ポ
リビニルアルコール(重合度:2000)10%水溶液800gに
懸濁させ、実施例1と同様にして多孔性炭素質球体であ
る炭素質吸着剤を得たところ、得られた炭素質吸着剤の
粒子径は5〜25μmで収率は20%と、ピッチのトルエン
可溶分を出発原料に添加しなかった実施例1より収率が
優れていた。
子量約180万のポリスチレン100g、アッシュランド社製
石油系ピッチ(商品名:Aerocard)のトルエン可溶分50g
および重合触媒として過酸化ベンゾイル3.5gを加え、ポ
リビニルアルコール(重合度:2000)10%水溶液800gに
懸濁させ、実施例1と同様にして多孔性炭素質球体であ
る炭素質吸着剤を得たところ、得られた炭素質吸着剤の
粒子径は5〜25μmで収率は20%と、ピッチのトルエン
可溶分を出発原料に添加しなかった実施例1より収率が
優れていた。
また、このようにして得られた炭素質吸着剤を用いて
実施例1と同様にして分子量の異なる標準ポリスチレン
の溶出時間を測定したところ、第1図と同様の結果が得
られ、分子量の異なるポリスチレンを良好に分離するこ
とができた。
実施例1と同様にして分子量の異なる標準ポリスチレン
の溶出時間を測定したところ、第1図と同様の結果が得
られ、分子量の異なるポリスチレンを良好に分離するこ
とができた。
比較例1 実施例1と同様にして得られた多孔性球状重合体を熱
処理しないで窒素雰囲気下で200℃/hrの昇温速度で1000
℃まで昇温して1時間保持したところ、多孔性球状重合
体は途中で溶媒して液相炭化してしまい、初期の粒子形
状をとどめなかった。
処理しないで窒素雰囲気下で200℃/hrの昇温速度で1000
℃まで昇温して1時間保持したところ、多孔性球状重合
体は途中で溶媒して液相炭化してしまい、初期の粒子形
状をとどめなかった。
[発明の効果] 以上説明のごとく、本発明の製造方法によって得られ
る炭素質吸着剤は、その粒子径および細孔径等を任意に
制御することにより、HPLC、GPC等に用いられるカラム
充填剤等としての試料の分離を良好に行なうことが可能
である。
る炭素質吸着剤は、その粒子径および細孔径等を任意に
制御することにより、HPLC、GPC等に用いられるカラム
充填剤等としての試料の分離を良好に行なうことが可能
である。
また、本発明の製造方法によって得られる炭素質吸着
剤は焼成により得られた炭素質であるので、強度はカラ
ム充填剤として充分であり、なおかつ耐熱性および耐薬
品性に優れており、溶媒による体積変化も起こさないこ
とから、HPLC、GPC等に用いられるカラム充填剤等とし
て好適に使用される。
剤は焼成により得られた炭素質であるので、強度はカラ
ム充填剤として充分であり、なおかつ耐熱性および耐薬
品性に優れており、溶媒による体積変化も起こさないこ
とから、HPLC、GPC等に用いられるカラム充填剤等とし
て好適に使用される。
第1図は本発明の一実施例(実施例1)に係るポリスチ
レンの分子量と溶出時間との関係を示すグラフ、 第2図は本発明の一実施例(実施例2)に係る芳香族系
化合物の混合物(1〜3)のHPLCチャートである。 1:フタル酸ジメチル、 2:フタル酸ジアリル、 3:フタル酸ジ−n−ブチル。
レンの分子量と溶出時間との関係を示すグラフ、 第2図は本発明の一実施例(実施例2)に係る芳香族系
化合物の混合物(1〜3)のHPLCチャートである。 1:フタル酸ジメチル、 2:フタル酸ジアリル、 3:フタル酸ジ−n−ブチル。
Claims (2)
- 【請求項1】ジビニルベンゼン、ポリスチレン、重合触
媒および分散媒を出発原料としてこれらを混合し、60〜
80℃で重合反応を行ない、得られた分散液から球状生成
物を分離した後、溶剤で残留ポリスチレン部分を除去し
て多孔性球状重合体を得、これを酸化性雰囲気下、昇温
速度5〜50℃/hrで昇温して250〜380℃に保持し、次い
で不活性雰囲気または真空下で昇温速度50〜400℃/hrで
昇温し、最終処理温度500℃以上で焼成することを特徴
とする炭素質吸着剤の製造方法。 - 【請求項2】前記出発原料にスチレン、エチルビニルベ
ンゼンあるいはピッチのトルエン可溶分のうちの少なく
とも1種を添加する請求項1記載の炭素質吸着剤の製造
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63171787A JP2646374B2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 炭素質吸着剤の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63171787A JP2646374B2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 炭素質吸着剤の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0221942A JPH0221942A (ja) | 1990-01-24 |
JP2646374B2 true JP2646374B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=15929682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63171787A Expired - Lifetime JP2646374B2 (ja) | 1988-07-12 | 1988-07-12 | 炭素質吸着剤の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2646374B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4836781B2 (ja) * | 2004-03-30 | 2011-12-14 | 株式会社クレハ | 球状炭素材の製造方法 |
EP1856003A2 (en) * | 2005-02-24 | 2007-11-21 | James Hardie International Finance B.V. | Alkali resistant glass compositions |
-
1988
- 1988-07-12 JP JP63171787A patent/JP2646374B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0221942A (ja) | 1990-01-24 |
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