JP2645799B2 - ダイオキシン・水銀含有灰の処理方法及び装置 - Google Patents

ダイオキシン・水銀含有灰の処理方法及び装置

Info

Publication number
JP2645799B2
JP2645799B2 JP5279051A JP27905193A JP2645799B2 JP 2645799 B2 JP2645799 B2 JP 2645799B2 JP 5279051 A JP5279051 A JP 5279051A JP 27905193 A JP27905193 A JP 27905193A JP 2645799 B2 JP2645799 B2 JP 2645799B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ash
mercury
heating
drum
water
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP5279051A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07108249A (ja
Inventor
義弘 井手
友二 花谷
富治 青木
恒星 石窪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Motors Ltd
Original Assignee
Kawasaki Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Jukogyo KK filed Critical Kawasaki Jukogyo KK
Priority to JP5279051A priority Critical patent/JP2645799B2/ja
Publication of JPH07108249A publication Critical patent/JPH07108249A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2645799B2 publication Critical patent/JP2645799B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ダイオキシン類及び水
銀等を含有する飛灰(電気集じん機、バグフィルタ等の
集じん装置捕集灰)の処理方法及び装置、詳しくは、ダ
イオキシン熱分解装置における灰中の水分及び水銀を回
収する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物焼却炉、燃焼炉、加熱炉等ばいじ
んを発生する施設の飛灰中には、ダイオキシン類、水銀
等の重金属、水分等が含まれている。また、最近では、
廃棄物焼却炉排ガス中の塩化水素ガスを除去するため
に、カルシウム系脱塩剤が用いられている。この場合
は、飛灰中に反応生成物であるCaCl、未反応Ca
系脱塩剤の微粉が含まれ、これらCa化合物は水分を含
みやすいので、飛灰中の水分含有量が多くなる傾向にあ
る。
【0003】特表昭64−500330号公報には、ポ
リハロゲン化化合物で汚染されたごみ焼却プラントから
のフライアッシュを直接非通り抜け流系において酸素欠
乏条件下加熱することにより、ポリハロゲン化化合物を
熱分解する方法が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のように、飛灰等
の灰は水分を含んでおり、灰が加熱されると水分は水蒸
気となる。この水蒸気は、熱分解のためのヒーティング
ドラムの灰入口付近の比較的温度の低いゾーンで凝縮
し、灰を湿らせて灰入口部のロータリバルブを詰まらせ
たり、灰と混練されてヒーティングドラム内面に固着し
たりして、ヒーティングドラム内の回転体の回転に支障
をきたす。また、飛灰等の灰中の水銀は、大気に拡散さ
れても、処理灰とともに排出されても、環境上好ましく
ない。
【0005】本発明は上記の諸点に鑑みなされたもの
で、本発明の目的は、灰中のダイオキシン類を熱分解す
る際に、灰から発生するガスをろ過してから水蒸気と水
銀蒸気とを凝縮させた後、分離回収して、装置の運転ト
ラブルの防止及び周囲環境への有害物の放出防止を図る
ようにしたダイオキシン・水銀含有灰の処理方法及び装
置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】上記の目的を達
成するために、本発明のダイオキシン・水銀含有灰の処
理方法は、ダイオキシン類及び水銀を含灰を低酸素雰
囲気、すなわち酸素濃度5vol.%以下で、300〜
1200℃、0.5〜5時間加熱してダイオキシン類を
熱分解した後、灰を200℃以下に急冷する灰処理方法
であって、灰の加熱により発生する水蒸気及び水銀蒸気
を含むガスを並列に複数系列に設けられたフィルタで
過し、ついで、冷却して水及び液状水銀に凝縮させた
後、水と液状水銀とを比重差により分離・回収し、ガス
冷却・凝縮工程における非凝縮の吸引ガスを熱分解工程
に循環し、また、灰により目詰まりしたフィルタを逆洗
用気体で逆洗することを特徴としている。
【0007】上記の「低酸素雰囲気」とは、酸素濃度5
vol.%以下、望ましくは2vol.%以下を言う。
熱分解温度は300〜1200℃であるが、400〜8
00℃とすることが望ましい。300℃未満ではダイオ
キシン類の分解率が低くなり、一方、1200℃を越え
るとダイオキシン類の分解率がほぼ一定の割合となり、
熱損失が多くなる。また、水銀の沸点は356℃である
ので、300℃未満では水銀蒸気があまり発生しない。
熱分解時間は0.5〜5時間であるが、1〜2時間とす
ることが望ましい。0.5時間未満ではダイオキシン類
の分解率が小さく、一方、5時間を越えるとほぼすべて
のダイオキシン類が分解してしまう。
【0008】灰の急冷温度は200℃以下で、下限は0
℃前後である。望ましい急冷温度は140℃〜常温(2
5℃)である。ダイオキシンは燃焼過程で生じるばかり
でなく、250℃前後の冷却過程でも生じる。すなわち
再合成される。急冷により、この温度範囲を急速に通過
させると、再合成は避けられる。したがって、灰の急冷
温度を200℃以下とした。本発明者らの実験では、飛
灰をO濃度2vol.%以下、400℃で1時間加熱
保持すると、ダイオキシンのみでなく、同種の芳香族塩
化物(CB、CP他)が95%以上分解した。そして、
灰を140℃に急冷することにより、灰中のダイオキシ
ン濃度を0.1ngTE/g以下にすることができた。
なお、CBはクロロベンゼン、CPはクロロフェノー
ル、TEは毒性等価換算値を略したものである。
【0009】上記のように、水と液状水銀とは比重差に
より分離し回収する。また、灰から発生する水蒸気及び
水銀蒸気を含むガスを並列に複数系列に設けられたフィ
ルタでろ過した後、冷却して凝縮させる。このようにす
ることにより、吸引ガス中の灰による配管、装置の目詰
まりを防止することができるとともに、水蒸気を除去す
るので、湿潤灰による装置の運転トラブルを防止するこ
とができる。また、上記のように、ガス冷却・凝縮工程
における非凝縮の吸引ガスを熱分解工程に循環する。
のようにすることにより、熱分解装置(ヒーティングド
ラム)内の低酸素化を助けることができ、ダイオキシン
類の熱分解を促進させることができる。また、上記のよ
うに、灰により目詰まりしたフィルタは逆洗用気体で逆
洗される。
【0010】本発明のダイオキシン・水銀含有灰の処理
装置は、ダイオキシン類及び水銀を含む灰を加熱し、ダ
イオキシン類を熱分解するヒーティングドラムと、この
ヒーティングドラムからの灰を急冷するクーリングドラ
ムと、前記ヒーティングドラムに、水蒸気及び水銀蒸気
を含むガスを吸引する吸引管を介して接続されたコンデ
ンサと、前記コンデンサに接続された水と液状水銀とを
比重差により分離するための水・水銀分離器と、前記ヒ
ーティングドラムと吸引管との接続部に並列に複数系列
設けられたフィルタと、これらのフィルタに接続された
逆洗用気体供給管とからなり、コンデンサからの吸引管
がクーリングドラム、クーリングドラム下シュート、ヒ
ーティングドラム、ヒーティングドラム下シュートの少
なくとも一つに接続されたことを特徴としている。
【0011】上記のように、コンデンサに、水と液状水
銀とを比重差により分離するための水・水銀分離器を接
続する。また、ヒーティングドラムと吸引管との接続部
にフィルタを設ける。このように構成することにより、
吸引ガス中の灰による吸引管等の目詰まりを防止するこ
とができる。また、上記のように、これらのフィルタは
並列に複数系列設けられ、これらのフィルタに逆洗用気
体供給管を接続する。このように構成することにより、
目詰まりしたフィルタを逆洗している時は、他の逆洗済
のフィルタを使用することができる。
【0012】また、コンデンサからの吸引管をクーリン
グドラム、クーリングドラム下シュート、ヒーティング
ドラム、ヒーティングドラム下シュートの少なくとも一
つに接続する。このように構成することにより、ヒーテ
ィングドラム内の低酸素化を助けることができ、ダイオ
キシン類の熱分解を促進させることができる。さらに、
吸引管を保温材又は/及び電熱トレースもしくは蒸気ト
レースで被覆することが好ましい。吸引管が短い場合は
保温材の被覆のみで良いが、吸引管が長い場合は蒸気が
配管内で冷却されて凝縮するので、トレース又はトレー
ス・保温を施す必要がある。
【0013】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の好適な実施例
を詳細に説明する。ただし、この実施例に記載されてい
る構成機器の形状、その相対配置などは、とくに特定的
な記載がない限りは、本発明の範囲をそれらのみに限定
する趣旨のものではなく、単なる説明例にすぎない。図
1は、本発明のダイオキシン・水銀含有灰の処理装置の
一実施例を示している。10はビーティングドラムで、
一端上部に灰入口12を、他端下部に灰出口14を有
し、内部に回転軸16及び灰を移動させる羽根18を備
え、外周部にヒータ20を備えている。ヒータ20とし
ては、電熱ヒータが用いられるが、他の熱源によるヒー
タとしてもよい。
【0014】22はクーリングドラムで、一端上部に灰
入口24を、他端下部に灰出口26を有し、内部に回転
軸28及び灰を移動させる羽根30を備え、外周部に水
冷ジャケット32を備えている。なお、水冷ジャケット
の代りに空気、冷媒液等を用いるジャケットとすること
もできる。そして、ビーティングドラム10の灰出口1
4と、クーリングドラム22の灰入口24とは、シュー
ト34を介して接続されている。
【0015】ヒーティングドラム10の灰入口12に
は、入口ロータリバルブ36を備えた灰供給管38が接
続され、クーリングドラム22の灰出口26には、出口
ロータリバルブ40を備えた灰排出シュート42が接続
されている。ヒーティングドラム10の上部にはガス出
口44が設けられ、このガス出口44内にフィルタ46
が設けられる。そして、フィルタ46にガス吸引管48
を介してコンデンサ50が接続され、このコンデンサ5
0の下部と、前記灰排出シュート42とが、吸引ポンプ
(吸引ファン)52を備えたガス吸引管54を介して接
続されている。
【0016】フィルタ46には、空気等の気体で逆洗で
きるように逆洗用気体供給管56が接続されている。フ
ィルタは複数系列、並列に設けられて、飛灰により目詰
まりしたフィルタを逆洗している時は、他の逆洗済のフ
ィルタを使用できるように構成する。前記ガス吸引管4
8、54には、蒸気が冷却されて凝縮しないように、ト
レース又は/及び保温が施される。図1では一例とし
て、電熱トレース58を設けた場合を示している。
【0017】図1では、コンデンサ50からのガス吸引
管54を灰排出シュート42に接続する場合を示してい
るが、クーリングドラム22に直接接続したり、ヒーテ
ィングドラム22に直接接続したり、あるいは、ヒーテ
ィングドラム下シュート34に接続したりすることもで
きる。要は、非凝縮の吸引ガスがヒーティングドラム1
0内に循環するようにすればよい。
【0018】コンデンサ50からのガス吸引管54に
は、空気等の気体で逆洗できるように逆洗用気体供給管
60が接続されている。コンデンサ50の下部には、凝
縮液抜出管62を介して水・水銀分離器64が接続され
ている。この水・水銀分離器64には、底部に比重の大
きい水銀66が溜まり、その上側に水(ドレン)68が
溜まる。
【0019】水と水銀とを分離して別々に抜き出す構造
の一例として、図1に示すように、水・水銀分離器64
の下側部にレベルスイッチ70を設け、このレベルスイ
ッチ70に水銀液面が接触すると、レベルスイッチ70
が作動して水銀抜出制御弁72を開とするようにする。
水(ドレン)は、水・水銀分離器64の側面に接続され
た水抜出管74からオーバフローさせて抜き出す。76
は水(ドレン)用のレベル計、78は水銀用のレベル
計、80は水銀用ポット、82はガス吸引管54と水
(ドレン)抜出管74とを接続するドレン管、84は水
(ドレン)ポンプである。
【0020】つぎに、図1に示す装置の作用について説
明する。電気集じん機等で捕集された飛灰は、供給コン
ベア(図示略)により供給ホッパ(図示略)に供給さ
れ、この供給ホッパ下側の入口ロータリバルブ36によ
り灰供給管38を介してヒーティングドラム10内に定
量供給される。そして、飛灰はヒータで加熱される。加
熱により灰中のダイオキシンが熱分解し、ついで、飛灰
はクーリングドラム22に導入されて冷却媒体により冷
却されダイオキシンの再合成が防止される。クーリング
ドラム22を出た飛灰は、出口ロータリバルブ40によ
り排出され、排出コンベア(図示略)により電気集じん
機灰貯槽等(図示略)へ送られる。入口ロータリバルブ
36及び出口ロータリバルブ40は、エアシールのため
に設けられたものである。
【0021】図2は、ヒーティングドラム10入口(具
体的には、入口ロータリバルブ36の上流側)と、クー
リングドラム22出口(具体的には、出口ロータリバル
ブ40の下流側)での灰中の重金属類の含有量を示して
いる。図2に示すように、水銀(T.Hg、Total
Hg)がクーリングドラム22の出口で減少している
ことから、水銀はヒーティングドラム10で発生したガ
ス中に含まれてガス出口44からフィルタ46を通って
吸引管48に排出されていることがわかる。水銀以外の
重金属はほとんど変化していない。
【0022】なお、図2における測定条件はつぎの通り
である。 ヒーティングドラム内雰囲気ガスの酸素濃度:2vol.% ヒーティングドラム内の加熱温度:400℃ ヒーティングドラムの加熱保持時間:1時間 クーリングドラム内の温度:140℃
【0023】図3は、図2の場合と同様に、ヒーティン
グドラム10入口と、クーリングドラム22出口での水
分、未燃C量を示している。図3に示すように、ヒーテ
ィングドラム10入口とクーリングドラム22出口とを
比較すれば、排ガス中に水分が含まれてガス出口44か
らフィルタ46を通って吸引管48に出ていることがわ
かる。図2及び図3から、ヒーティングドラム10で発
生するガス中には、水蒸気及び水銀蒸気が含まれている
ことがわかる。
【0024】上記のガス中の水蒸気及び水銀蒸気を回収
するために、吸引ポンプ(吸引ファン)52を稼動させ
ることにより、この水蒸気及び水銀蒸気を含むガスはフ
ィルタ46を通りろ過されて吸引管48に導かれる。フ
ィルタは複数系列、並列に設置し、高圧空気等による逆
洗が可能なように構成するのが好ましい。吸引管48か
らコンデンサ50に入ったガスは、冷却媒体(例えば冷
却水)によって冷却される。ここでガス中の水蒸気は凝
縮して水となり、気体状態の水銀も冷却されて液状とな
る。コンデンサ50内で凝縮しないガスは、吸引ポンプ
52によって、例えば、クーリングドラム下のシュート
42に戻され、シュート42を上昇し、クーリングドラ
ム22、シュート34を経てヒーティングドラム10内
に循環され、ヒーティングドラム10内の低酸素化を容
易にする。凝縮水と液状水銀は、水・水銀分離器64内
に比重差により分離して溜められた後、別々に排出され
て回収される。
【0025】
【発明の効果】本発明は上記のように構成されているの
で、つぎのような効果を奏する。 (1)灰中のダイオキシン類を熱分解する際に、灰から
発生するガスを並列に複数系列に設けられたフィルタで
ろ過してから水蒸気と水銀蒸気とを凝縮させた後、水と
水銀とを比重差により分離回収するので、吸引ガス中の
灰による配管等の目詰まりを防止でき、かつ、水蒸気を
除去するので、湿潤灰によるロータリバルブの閉塞やヒ
ーティングドラム内面への固着等による装置の運転トラ
ブルを防止することができるとともに、周囲環境への有
害物(水銀)の放出を防止することができる。 (2)非凝縮の吸引ガスをヒーティングドラム(熱分解
工程)に循環するので、ヒーティングドラム内の低酸素
化を容易にすることができ、ダイオキシン類の熱分解を
促進させることができる。(3)フィルタを並列に複数系列設け、これらのフィル
タに逆洗用気体供給管を接続しているので、目詰まりし
たフィルタを逆洗している時は、他の逆洗済のフィルタ
を使用することができ、吸引ガス中の灰による配管等の
目詰まりをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のダイオキシン・水銀含有灰の処理装置
の一実施例を示すフローシートである。
【図2】ヒーティングドラム入口とクーリングドラム出
口での灰中の重金属類の含有量を示す線図である。
【図3】ヒーティングドラム入口とクーリングドラム出
口での水分、未燃炭素量を示す線図である。
【符号の説明】
10 ヒーティングドラム 20 ヒータ 22 クーリングドラム 32 水冷ジャケット 34 シュート 36 入口ロータリバルブ 40 出口ロータリバルブ 42 灰排出シュート 46 フィルタ 48 吸引管 50 コンデンサ 52 吸引ポンプ(吸引ファン) 54 吸引管 58 電熱トレース 64 水・水銀分離器 70 レベルスイッチ 80 水銀用ポット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石窪 恒星 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川崎重工業株式会社 神戸本社内 (56)参考文献 特開 平6−174223(JP,A) 特開 平5−146772(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダイオキシン類及び水銀を含む灰を酸素
    濃度5vol.%以下で、300〜1200℃、0.5
    〜5時間加熱してダイオキシン類を熱分解した後、灰を
    200℃以下に急冷する灰処理方法であって、 灰の加熱により発生する水蒸気及び水銀蒸気を含むガス
    並列に複数系列に設けられたフィルタでろ過し、つい
    で、冷却して水及び液状水銀に凝縮させた後、水と液状
    水銀とを比重差により分離・回収し、ガス冷却・凝縮工
    程における非凝縮の吸引ガスを熱分解工程に循環し、ま
    た、灰により目詰まりしたフィルタを逆洗用気体で逆洗
    することを特徴とするダイオキシン・水銀含有灰の処理
    方法
  2. 【請求項2】 ダイオキシン類及び水銀を含む灰を加熱
    し、ダイオキシン類を熱分解するヒーティングドラム
    と、 このヒーティングドラムからの灰を急冷するクーリング
    ドラムと、 前記ヒーティングドラムに、水蒸気及び水銀蒸気を含む
    ガスを吸引する吸引管を介して接続されたコンデンサ
    と、 前記コンデンサに接続された水と液状水銀とを比重差に
    より分離するための水・水銀分離器と、 前記ヒーティングドラムと吸引管との接続部に並列に複
    数系列設けられたフィルタと、これらのフィルタに接続された逆洗用気体供給管と、 からなり、 コンデンサからの吸引管がクーリングドラム、クーリン
    グドラム下シュート、ヒーティングドラム、ヒーティン
    グドラム下シュートの少なくとも一つに接続された こと
    を特徴とするダイオキシン・水銀含有灰の処理装置
  3. 【請求項3】 吸引管を保温材又は/及び電熱トレース
    もしくは蒸気トレースで被覆した請求項記載のダイオ
    キシン・水銀含有灰の処理装置。
JP5279051A 1993-10-12 1993-10-12 ダイオキシン・水銀含有灰の処理方法及び装置 Expired - Lifetime JP2645799B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5279051A JP2645799B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 ダイオキシン・水銀含有灰の処理方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5279051A JP2645799B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 ダイオキシン・水銀含有灰の処理方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07108249A JPH07108249A (ja) 1995-04-25
JP2645799B2 true JP2645799B2 (ja) 1997-08-25

Family

ID=17605720

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5279051A Expired - Lifetime JP2645799B2 (ja) 1993-10-12 1993-10-12 ダイオキシン・水銀含有灰の処理方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2645799B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4276533B2 (ja) * 2003-12-26 2009-06-10 株式会社神鋼環境ソリューション 廃棄物処理設備における飛灰中の有機塩素化合物増加抑制方法及び装置
JP2008296077A (ja) * 2007-05-29 2008-12-11 Hitachi Zosen Corp 排ガスダストの処理方法および装置
JP2015178060A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 住友大阪セメント株式会社 排ガス処理方法及び処理装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3145446B2 (ja) * 1991-12-02 2001-03-12 三菱重工業株式会社 ダイオキシン類の分解装置
JP2953889B2 (ja) * 1992-12-07 1999-09-27 日立造船株式会社 灰加熱分解装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH07108249A (ja) 1995-04-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0865330B1 (en) Volatile materials treatment system
TW201002413A (en) Device and method for treating cement kiln exhaust gas
US20060293551A1 (en) Method for producing soil, soil-processing unit, method for processing and unit for processing
JPH03178675A (ja) 固体物質を除染する方法及び装置
US5523060A (en) Apparatus for retorting material
JP2645799B2 (ja) ダイオキシン・水銀含有灰の処理方法及び装置
JP4398206B2 (ja) セメントの製造方法
EP1905748B1 (en) Method of diminishing organochlorine compound in a cement production facility
US6183707B1 (en) Incineration of waste gases containing contaminant aerosols
JP2002219444A (ja) 揮発性有機化合物を含む汚染土壌の浄化装置
US6416567B1 (en) Removal of mercury from waste materials
US20190070649A1 (en) Recycling method and apparatus for soil contaminated with mercury and dioxin
EP0857520A1 (en) Treatment of contaminated soil
JP2645799C (ja)
JP7192722B2 (ja) 排ガスの処理方法及び処理設備
US5501161A (en) Process for the thermal treatment of solids which arise in the purification of flue gases
JP3095609B2 (ja) 灰加熱分解装置
JP2004249180A (ja) バグフィルタとその防災システム及び加熱処理施設
JP3799399B2 (ja) ダスト再加熱式残留油分除去方法
JPH0938618A (ja) シュレッダーダストの処理方法および装置
JPH10263507A (ja) 気化物分離装置
JPH0677662B2 (ja) ごみ焼却炉排ガスの処理法
KR100306292B1 (ko) 소각연도가스처리방법
JP2000042357A (ja) 低温リサイクル式排ガス処理方法
JP3626456B2 (ja) 有機塩素化合物処理装置及び処理方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080509

Year of fee payment: 11

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080509

Year of fee payment: 11

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080509

Year of fee payment: 11

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090509

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090509

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100509

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 14

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 14

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110509

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120509

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120509

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130509

Year of fee payment: 16

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130509

Year of fee payment: 16

EXPY Cancellation because of completion of term