JP2645219B2 - 導電変調型mosfet - Google Patents

導電変調型mosfet

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JP2645219B2 JP10864194A JP10864194A JP2645219B2 JP 2645219 B2 JP2645219 B2 JP 2645219B2 JP 10864194 A JP10864194 A JP 10864194A JP 10864194 A JP10864194 A JP 10864194A JP 2645219 B2 JP2645219 B2 JP 2645219B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、導電変調型MOSFE
Tに関する。
【0002】
【従来の技術】導電変調型MOSFETは、通常のパワ
ーMOSFETのドレイン領域をソース領域とは逆の導
電型にしたものである。従来の導電変調型MOSFET
の構造を図6に示す。41はp+ ドレイン層、42はn
- 型高抵抗層であり、この高抵抗層42の表面にp型ベ
ース拡散層43が形成され、更にこのp型ベース拡散層
43内にn+ 型ソース拡散層44が形成されている。そ
して、ソース拡散層44と表面に露出している高抵抗層
42に挟まれたp型ベース層43部分をチャネル領域4
9として、この上にゲート絶縁膜45を介してゲート電
極46を配設し、また、ソース拡散層44とベース拡散
層43の双方にコンタクトするソース電極47を形成し
ている。ドレイン層41の表面にはドレイン電極48が
形成されている。
【0003】この導電変調型MOSFETでは、ゲート
電極46にソース電極47に対して正の電圧を印加する
とチャネル領域49に反転層が形成され、ソース拡散層
44からの電子がこのチャネル領域49を通ってn-
高抵抗層42に注入される。注入された電子は高抵抗層
42を拡散してドレイン電極48へ抜けるが、このとき
ドレイン層41から正孔の注入を引起こす。この正孔の
注入により、高抵抗層42にはキャリアの蓄積による導
電変調が起こり、この高抵抗層42の抵抗が低下する。
これにより、通常のパワーMOSFETより低いオン抵
抗を持ったMOSFETが得られることになる。
【0004】ところでこの様な導電変調型MOSFET
では、p+ 型ドレイン層41−n-型高抵抗層42−p
型ベース拡散層43−n+ 型ソース拡散層44の四層が
サイリスタを構成する。この寄生サイリスタが導通する
と、ゲート・ソース間電圧を零にしても素子はオフでき
なくなり、多くの場合素子破壊に繋がる。この寄生サイ
リスタがオンになる原因は、p+ 型ドレイン層41から
注入された正孔がソース電極47へ抜ける際にp型ベー
ス拡散層43を通ることにある。即ち、このような正孔
電流が流れ、ベース拡散層43のソース拡散層44直下
の抵抗による電圧降下がベース・ソース間のビルトイン
電圧を越えると、ソース層44からの電子注入をもたら
し、寄生サイリスタがオンしてしまう。
【0005】このような寄生サイリスタのラッチング現
象を防止するため、図7に示すようにp型ベース拡散層
43に高濃度のp+ 型ベース拡散層50を形成してp型
ベース拡散層の抵抗を下げることが行われている。しか
し、このようにしても、従来の導電変調型MOSFET
では高々200A/cm2 程度の電流しかオフすること
ができない、という問題があった。その根本的な理由を
追及した結果、従来の導電変調型MOSFETが、通常
のパワーMOSFETと同じソース、ゲートのパターン
を用いていることにあることが明らかになった。この点
を以下に詳細に説明する。
【0006】図8は図7の導電変調型MOSFETの拡
散層パターンを示している。図のようにp型ベース拡散
層43は六角形状に複数個拡散形成され、それぞれの周
辺部にチャネル領域49が形成されるパターンとなって
いる。このようなパターンはパワーMOSFETでは、
ゲート面積を大きくしてオン抵抗を小さくする意味で有
効なものであった。しかしながら、寄生サイリスタをオ
ンさせてはならない、という要請がある導電変調型MO
SFETでは、このようなパターンでは次のような不都
合があった。
【0007】第1に、寄生サイリスタ動作を防止するた
めには、チャネル領域49からp+型ベース拡散層50
の開口部までの抵抗ができるだけ小さいことが望まし
い。ところが図8のパターンでは、p+ 型ベース拡散層
50のソース電極とのコンタクトがp型ベース拡散層4
3の中心部に形成されていて、その周囲長はp型ベース
拡散層43の周辺にあるチャネル領域49の長さに比べ
て小さく、その広がり抵抗のためチャネル領域49とp
+ 型ベース拡散層50のソース電極とコンタクトの間の
抵抗を十分小さくすることができない。
【0008】第2に、図8のパターンでは、n- 型高抵
抗層42の基板ウェーハ表面に露出する開口部、即ちゲ
ート電極が配設される部分の幅LG が大きいことがサイ
リスタ動作をし易くしていることが本発明者等の研究に
より明らかになった。
【0009】寄生サイリスタのラッチング時のドレイン
電流がLG に逆比例することは次のように示される。ゲ
ート絶縁膜下には略一様に電流が流れこれがp型ベース
層に流れ込むので、チャネル領域49の単位長さの横幅
のゲート絶縁膜下には次の電流IP が流れ込む。
【0010】 IP =SG ・JP /T …(1) ここでJP は正孔電流密度であり、SG は単位面積当り
のn- 型高抵抗層開口部の面積、Tは単位面積当りのp
型ベース拡散層の周囲長である。この電流がソース拡散
層下のベース拡散層に流れ込み、ソース拡散層下の抵抗
B による電圧降下がベース・ソース間のビルトイン電
圧Vbiより高くなると、寄生サイリスタがオンする。こ
れを式で表わすと、 Vbi=IP ・RB /T =SG ・JP ・RB /T …(2) となる。但しRB は単位の周囲長当りのp型ベース層の
チャネルからp+ コンタクトまでの抵抗である。これを
P について解くと、 JP =Vbi・T/(SG ・RB ) …(3) となる。ターンオフ時にはチャネルの反転層は消失し、
殆ど正孔電流になるので、ラッチングする電流密度JL
は、 JL =Vbi・T/(SG ・RB ) …(4) となる。SG /Tは概略LG となり、JL はLG に逆比
例することになる。このことは、本発明者らの実験デー
タである図10からも明らかである。一方、図9の斜視
図に示すように、ゲート電極46を多結晶シリコン膜4
1 とAl膜462 の積層構造とした場合、Al膜46
2 の幅を30μmとすると、多結晶シリコン膜461
幅は50〜60μm必要である。即ち、従来の図8のよ
うなパターンを用いた場合には、Al膜46が存在する
部分ではn- 型高抵抗層42の開口部の幅LG を他の部
分に比べて広く、つまり、50〜60μm程度の広さに
する必要がある。このことが従来の導電変調型MOSF
ETのラッチアップを効果的に防止することができない
理由となっていたのである。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来の導
電変調型MOSFETはラッチアップを効果的に防止す
ることができないという問題があった。本発明は、上記
事情を考慮してなされたもので、その目的とするところ
は、ラッチアップの起こり難い導電変調型MOSFET
を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の導電変調型MOSFETは、高濃度、第
1導電型のドレイン層と第2導電型の高抵抗層を有する
半導体基板ウエーハの前記高抵抗層部分に第1導電型の
ベース拡散層が形成され、このベース拡散層内に高濃
度、第2導電型のソース拡散層が形成され、このソース
拡散層と前記高抵抗層に挟まれたチャネル領域となるベ
ース拡散層上にゲート絶縁膜を介してゲート電極が形成
され、前記ソース拡散層とベース拡散層の双方にコンタ
クトするソース電極が形成された導電変調型MOSFE
Tにおいて、前記ゲート電極は、前記複数の島状の高抵
抗層部分を覆うように前記半導体基板ウエーハ上に連続
的に網目状に配設された多結晶シリコン膜とこの上に重
ねて配設された金属膜とからなり、且つ前記多結晶シリ
コン膜のうち、その上に金属膜が配設されたものの下部
の前記高抵抗層の表面には、前記複数の高抵抗層部分を
分離するための高濃度の第1導電型のベース拡散層が形
成されていることを特徴とする。なお、上記導電変調型
MOSFETにおいて、高抵抗層のウェーハ表面に露出
した開口部をベース拡散層に完全に囲まれた島状とする
ことが好ましい。
【0013】
【作用】従来構造の場合、ゲート電極を構成する膜のう
ち、Al膜(金属膜)が存在する多結晶シリコン膜の幅
G が他の部分に比べて広くする必要があるため、MO
S動作が容易に生じ、ラッチアップ電流が低下するとい
う問題があった。
【0014】しかし、本発明の場合、この幅が広くなる
部分の多結晶シリコン膜の下部に高濃度の第1導電型の
ベース拡散層が形成されているので、MOS動作が抑制
されるようになる。
【0015】したがって、ラッチアップが起こる電流密
度が高くなり、ラッチアップが起こり難い導電変調型M
OSFETを実現できるようになる。また、本発明にお
いて、高抵抗層のウェーハ表面に露出した開口部をベー
ス拡散層に完全に囲まれた島状とすることにより、つま
り、高抵抗層のウェーハ表面に露出する部分がベース拡
散層を取り囲む従来のパターンとは逆に、高抵抗層のウ
ェーハ表面に露出する部分がベース拡散層に囲まれて複
数の島状に配置されるパターンを採用することにより、
以下のような作用効果が得られる。
【0016】このようなパターンを採用すると、チャネ
ル領域下のベース層抵抗およびゲート絶縁膜下に開口す
る高抵抗層の面積が従来より小さくなるので、つまり、
G・RB の値が従来よりも小さくなる。
【0017】したがって、本発明者等が見出した式
(4)の値(電流密度JL )が従来よりも大きくなるの
で、ラッチアップが起こる電流密度が高くなり、例え
ば、750A/cm2 以上までラッチアップしない導電
変調型MOSFETを実現できるようになる。
【0018】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係る導電変調型MOS
FETの平面図である。また、図2、図3、図4は、そ
れぞれ、図1の導電変調型MOSFETのA−A′断面
図、B−B′断面図、C−C′断面図である。
【0019】p+ 型ドレイン層11の上にn- 型高抵抗
層12があり、この高抵抗層12の表面にp型ベース拡
散層13が形成され、更にベース拡散層13内にn+
ソース拡散層14が形成されている。そして、ソース拡
散層14と高抵抗層12のウェーハ表面開口部の間をチ
ャネル領域21として、この上にゲート絶縁膜16を介
して多結晶シリコン膜による多結晶シリコンゲート電極
17が形成されている。ソース拡散層14とベース拡散
層13の双方にコンタクトするソース電極18が設けら
れ、ウェーハ裏面のドレイン層11にはドレイン電極1
9が設けられている。以上の基本構造は従来と同様であ
る。
【0020】この実施例の特徴は、第1に、多結晶シリ
コンゲート電極17下に開口する高抵抗層12の部分
を、図1に幅LG で示される長方形として複数個マトリ
クス状に配列し、その長辺に沿ってチャネル領域21を
形成していることである。長方形を用いた理由は、n-
型高抵抗層を島状とする時チャネル領域の横幅を最も長
くできるからである。
【0021】第2の特徴は、そのような複数の長方形の
開口部がp型ベース拡散層にそれぞれ完全に囲まれて島
状になるようにしていることである。即ち、多結晶シリ
コンゲート電極17はチャネル領域21と高抵抗層12
の長方形状開口部を覆うように基板ウェーハ全面に連続
的に配設され、この上のソース電極18が走らない部分
にストライブ状のAlゲート電極20が配列されるが、
図2〜図4に示す如くソース電極18の下および多結晶
シリコンゲート電極17上に重ねたAlゲート電極20
の下に高濃度のp+ 型ベース拡散層15を形成して、p
型ベース拡散層13とp+ 型ベース拡散層15によって
高抵抗層12の長方形開口部を形成している。
【0022】また、高濃度のp+ 型ベース拡散層15の
うちAlゲート電極20の下部のものは、p型ベース拡
散層13とともに高抵抗層12を囲む他に以下のような
役割も果たしている。
【0023】まず、Alゲート電極20は、多結晶シリ
コンゲート電極17の全面ではなく部分的にしか形成さ
れていないので、Alゲート電極20の幅は抵抗上昇を
抑制するために広く、その結果、Alゲート電極20が
配設される部分の幅LG は大きくなる。
【0024】幅LG が大きい導電変調型MOSFETは
前述したようにラッチアップが起こり易い。このような
不都合を回避するために、本実施例では、例えば、図3
に示すように、Alゲート電極20の下部に高濃度のp
+ 型ベース拡散層15を形成し、Alゲート電極20が
配設される部分に導電変調型MOSFETが形成されな
いようにしている。
【0025】そして、Alゲート電極20の下部に流れ
る正孔は、高濃度のp+ 型ベース拡散層15、p型ベー
ス拡散層13を介してソース電極18に排出される。こ
れにより、Alゲート電極20の下部に流れる正孔が、
Alゲート電極20のそばにあるソース電極18に直接
流れ込むので、MOS動作が生じ難くなり、ラッチアッ
プが生じ易くなる状態を回避できるようになる。
【0026】なお、実際の素子製造は、例えば、ドレイ
ン層11となるp+ 型Si基板を出発基板としてこれに
- 型高抵抗層12をエピタキシャル成長させたウェー
ハを用い、これに不順物拡散、電極形成を順次行なう。
- 型高抵抗層12を出発基板としても勿論よい。
【0027】この実施例では、図1から明らかなよう
に、ゲート電極17下に開口する長方形の高抵抗層12
の周囲上にあるチャネルの全横幅と、ソース電極18と
コンタクトするp+ 型ベース拡散層15の開口部の周囲
長がほぼ等しい。このため、図8のような従来の構造に
比べて広がり抵抗がないのでソース拡散層下のベース拡
散層抵抗が小さい。また、高抵抗層12がウェーハ表面
に開口する部分の上は多結晶シリコンゲート電極17の
みであり、Alゲート電極がないから、この部分のゲー
ト電極幅LG は十分小さくできる。このLG は前述した
ようにラッチングする電流密度に逆比例する。実際の試
作例ではLG =15μmとしている。したがって、この
実施例によれば、従来より効果的にラッチアップ現象を
防止することができ、ラッチアップの電流密度750A
/cm2 が得られている。また、全動作面積20mm2
として150Aまでの電流をターンオフすることができ
た。
【0028】なお、本発明は上記実施例に限られない。
例えば、ウェーハ表面に露出する高抵抗層部分の形状は
必ずしも長方形でなくてもよい。従来の図8のパターン
に対応させて、ソース電極のコンタクトをとるp+ 型ベ
ース拡散層とゲート電極下に開口するn- 型高抵抗層の
配置をこれと逆にした場合の実施例のパターンを図5に
示す。なお図5で図1と対応する部分に図1と同じ符号
を付してある。このようなパターンを用いれば、図8と
の比較で本発明の効果が説明し易い。いま、ソース拡散
層14の幅Lnが図8と同じであり、かつチャネル領域
21の長さおよび横幅T(周囲長)がやはり図8と同じ
とする。図5の場合、ゲート電極下の高抵抗層12から
チャネル領域21下を通ってp+ 型層13,15に抜け
る正孔電流の電流経路は図8の従来のものとは逆であ
る。したがって、同じ周辺長の高抵抗層開口部からのp
+ 型ベース拡散層のソース電極とのコンタクト部までの
チャネル領域下のベース抵抗は、図8のようにp+ 型ベ
ース拡散層がチャネル領域に囲まれて中心にある場合に
比べて明らかに小さい。これにより、本発明のパターン
の方が従来よりラッチアップしにくいことになる。
【0029】また、島状の高抵抗層部分は、少なくとも
平行な二辺を有する長方形に類似の形状であって、それ
ぞれの四辺または二つの長辺に沿ってチャネル領域が形
成されるようにしてもよい。
【0030】また、一般的に(4)式において、SG
高抵抗層の開口部の面積、Tは同開口部の周辺長即ちチ
ャネルの横幅であるから、図5と図8でTが同じである
場合、SG ・RB は図8の方が大きいので、一般的に図
8の方がラッチアップする電流密度JL は小さい。従来
のパワーMOSFETで用いられた図8のようなパター
ンは現在では全く使われていない。それは高耐圧パワー
MOSFETでは、高抵抗層の開口部の面積SG や周囲
長Tを大きくしないとオン抵抗が増大してしまうことが
明らかになったためである。しかし、導電変調型MOS
FETはn- 型層は導電変調を受けるので、抵抗が低く
なっているため開口部の面積をパワーMOSFETのよ
うに広くする必要がない。
【0031】以上の説明から明らかなように、本発明を
導電変調型MOSFETに適用するとパワーMOSFE
Tに適用した場合とは全く異なる大きい効果を発揮する
ことができる
【0032】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、従
来よりもラッチアップの起こり難い導電変調型MOSF
ETを実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る導電変調型MOSFE
Tの平面図
【図2】図1の導電変調型MOSFETのA−A´断面
【図3】図1の導電変調型MOSFETのB−B´断面
【図4】図1の導電変調型MOSFETのC−C´断面
【図5】本発明の他の実施例に係る導電変調型MOSF
ETの拡散層パターンを示す図
【図6】従来の導電変調型MOSFETの断面図
【図7】従来の他の導電変調型MOSFETの断面図
【図8】従来の導電変調型MOSFETの拡散層パター
ンを示す図
【図9】従来の導電変調型MOSFETの斜視図
【図10】ラッチング特性を示す実験データ
【符号の説明】
11…p+ 型ドレイン層 12…n- 型高抵抗層 13…p型ベース拡散層 14…n+ 型ソース拡散層 15…p+ 型ベース拡散層 16…ゲート絶縁膜 17…多結晶シリコンゲート電極 18…ソース電極 19…ドレイン電極 20…Alゲート電極 21…チャネル領域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】高濃度、第1導電型のドレイン層と第2導
    電型の高抵抗層を有する半導体基板ウエーハの前記高抵
    抗層部分に第1導電型のベース拡散層が形成され、この
    ベース拡散層内に高濃度、第2導電型のソース拡散層が
    形成され、このソース拡散層と前記高抵抗層に挟まれた
    チャネル領域となるベース拡散層上にゲート絶縁膜を介
    してゲート電極が形成され、前記ソース拡散層とベース
    拡散層の双方にコンタクトするソース電極が形成された
    導電変調型MOSFETにおいて、前記ゲート電極は、
    前記半導体基板ウエーハ上に連続的に網目状に配設され
    た多結晶シリコン膜とこの上に重ねて配設された金属膜
    とからなり、且つ前記多結晶シリコン膜のうち、その上
    に金属膜が配設されたものの下部の前記高抵抗層の表面
    には、高濃度の第1導電型のベース拡散層が形成されて
    いることを特徴とする導電変調型MOSFET。
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