JP2643847B2 - トイレ装置 - Google Patents

トイレ装置

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JP2643847B2
JP2643847B2 JP19528394A JP19528394A JP2643847B2 JP 2643847 B2 JP2643847 B2 JP 2643847B2 JP 19528394 A JP19528394 A JP 19528394A JP 19528394 A JP19528394 A JP 19528394A JP 2643847 B2 JP2643847 B2 JP 2643847B2
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drying
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茂 山崎
宏之 松井
和明 藤田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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  • Bidet-Like Cleaning Device And Other Flush Toilet Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人体の局部洗浄機能な
どを有したトイレ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、トイレ装置の多機能化が目ざまし
く、排便時の肛門洗浄機能、女性局部洗浄機能を、温風
乾燥機能、脱臭機能などを一体に構成し、暖房便座と組
合せて、洋風便器に設置されることが多い。
【0003】以下、図面を参照しながら、上述したよう
な従来のトイレ装置について説明を行う。
【0004】図1は、従来のトイレ装置の外観図を示
す。1は便器で、2は便器1に固定された装置本体、3
は使用者が腰掛ける便座、4は便ブタである。便座3内
には電気ヒータが配設され、表面を暖房するようになっ
ている。
【0005】便座3および便ブタ4は、左右一対の回動
軸5で装置本体2に回動自在に取付けられている。6は
洗浄ノズルであり、便器1内で装置本体2の底面に固定
されており、人が洗浄操作を行った時、内部から、温水
噴射口を持ったノズルが突出して、使用者の肛門部や女
性局部を洗浄する。7は、温風吐出口の取付けられたシ
ャッタであり、乾燥操作を行った時、風圧で開いて、温
風を吐出し洗浄部を乾燥する。8は脱臭口であり、排便
時の臭気を吸引する。9は回転式の洗浄スイッチ、10
はレバー式の乾燥スイッチ、11はスライド式の乾燥の
温風温度調節つまみ、12はスライド式の脱臭の入切ス
イッチ、13は回転式の洗浄の温水温度調節つまみ、1
4は回転式の便座温度調節つまみを示す。
【0006】図2は従来のトイレ装置の内部構成図を示
す。15はポンプであり、モータ16の回転により駆動
し、給水ホース17を介して、装置外部の水槽(図示し
ない)より水を吸引し、通水路18へ水を加圧して送
る。19は非使用時の止水を行う電磁弁であり、通水路
18と、通水路20が接続されている。通水路20は、
電磁弁19から温水タンク21へ水を導く。22は温水
タンク21の内部に発熱部を有するシーズヒータであ
る。23は温水温度調節つまみ13と連動した温度調節
器であり、シーズヒータ22への通電を制御して、温水
タンク21内の温水を適温に保つ。24は温水タンク2
1の温水を洗浄ノズル6に導く給水路である。
【0007】25は、ダンパー26を回動させて内部の
風路を切換えることにより脱臭と乾燥を行うことが出来
る送風装置である。送風装置25の内部にはモータファ
ン(図示しない)が設置されている。27は回動軸5と
連動する可動体であり、非使用時は、上方に付勢されて
いるが、使用者が便座3に座った時、その重みで回動軸
5と連動して下降し、マイクロスイッチ28をONさせ
る。マイクロスイッチ28がONすれば、前記送風装置
25のモータファンが回転するように電気的に接続され
ており、ファンの回転により、便器1内の空気を脱臭口
8から吸引し、脱臭剤取付口29に取付けられた脱臭剤
を通じて、空気を排気口30から排出する。すなわち、
使用者が便座3に座れば、自動的に作動する脱臭装置と
して機能する。脱臭装置を作動させたくない場合は、脱
臭入切スイッチ12を「切」にすればよい。
【0008】ダンパー26は、連結板31を介して乾燥
スイッチ10と連動しており、乾燥スイッチ10を矢印
方向に回して「入」にした時、排気口30を閉じ、給気
口32を開く。同時に、ダンパー26に設けた爪33が
マイクロスイッチ34をONさせ、送風装置25内の乾
燥ヒータ(図示しない)に通電する。脱臭入切スイッチ
12「切」であっても、マイクロスイッチ34がONし
た時、モータファンが回転するようになっており、空気
は、給気口32から吸引されて、乾燥ヒータを通過し、
温風となって温風吐出口34より吹出し、シャッタ7を
押し開いて、人体の洗浄部位へ吹付ける。すなわち、乾
燥スイッチ10を「入」にした時、乾燥装置として機能
する。温風温度の調節は、温風温度調節つまみ11で行
う。
【0009】なお、図1の35は装置本体の電源スイッ
チでプッシュ式であり、36は通電表示ランプである。
【0010】以上のように構成されたトイレ装置につい
て以下その動作について説明する。まず、使用者は便座
3に腰かけて排泄を行う。腰かけた時、便座3の温度が
好みに合わない場合は、便座温度調節つまみ14を調節
する。
【0011】また、使用者が便座3に腰かけた時、その
重みで、可動体27を下降しマイクロスイッチ28をO
Nさせ、送風装置25内のモータファンが駆動する。モ
ータファンの吸引力により、便器1内の排泄物の臭いが
脱臭口8より吸い込まれ、脱臭剤取付口29に取付けら
れた脱臭剤を通過し無臭となった空気が排気口30より
排出される。脱臭を必要としない使用者は、脱臭入切ス
イッチ12をOFFすると、便座に腰かけても、モータ
ファンは駆動しない。
【0012】排泄が終って、局部を洗浄する場合は、洗
浄スイッチ9を回す。洗浄スイッチ9を回すことによ
り、モータ16と、電磁弁19に通電され、ポンプが駆
動して、水が吸引され、電磁弁19を通って温水タンク
21に入る。温水タンク21であらかじめ暖められた温
水が水の流入により、洗浄ノズル6へ押出され、洗浄ノ
ズル6から人体局部に向って噴出し、洗浄に供される。
【0013】温水温度が、適当でない場合は、温水温度
調節つまみ13を調節する。洗浄スイッチ9を切ると洗
浄は停止される。
【0014】洗浄が終って、乾燥をする場合は、乾燥ス
イッチ10を回動させて「入」にする。同時にダンパー
26が回動し、排気口30を閉じ、給気口32を開く。
また、ダンパー26の爪33が、マイクロスイッチ34
をONし、乾燥ヒータとモータファンに通電する。空気
は、給気口32から吸引され乾燥ヒータを通過して温風
となり、温風吐出口34から吹出し、シャッター7を押
し開けて、人体局部に吹付けられ、乾燥に供される。温
風温度は温風温度調節つまみ11に調節できる。乾燥ス
イッチ10を元に戻せば、乾燥は停止し、ダンパー26
が切換って、脱臭状態に戻る。
【0015】使用者が使用を終って、便座3から立上が
れば、可動体27が上昇してマイクロスイッチ28をO
FFし、脱臭は停止される。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の構成では、各機能の操作スイッチや調節つ
まみの数が多く、装置本体2の左右正面や上面にいり乱
れて散在してる。したがって、使用者は、操作する時、
どれを操作してよいのかまよったり、まちがって操作し
たりすることがあった。また、操作本体2の正面に設け
たスイッチ、調節つまみなどは、表示が読みづらく、使
用時、体を傾けてみなければならなかった。また、操作
スイッチや調節つまみの方式が、回転式、レバー式、ス
ライド式、プッシュ式といろいろな方式となっている
為、操作する時に操作の方法を間違えることがあった。
【0017】また、操作スイッチや調節つまみが、装置
本体2に露出して取付けられているため、装置本体の掃
除がしづらかった。
【0018】また、トイレ装置は水をかけて洗われるこ
ともあり、時には男子小用などの汚水がかかることもあ
る。その際には、操作スイッチや調節つまみの部分から
水が入り、内部の部品をいためて、故障することがあっ
た。
【0019】本発明は、上記問題点に鑑み、操作性が良
く、掃除がしやすく、かつ、水や汚水の浸入のないトイ
レ装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記欠点を解決するため
に本発明のトイレ装置は、便器上に載置された便座と、
前記便座を回動自在に支持し内部に人体局部を洗浄する
洗浄装置等を有する装置本体と、前記装置本体に内装し
た洗浄装置等の使用頻度の多い操作手段と、前記操作手
段と分離した後方の位置でふた体で開閉自在に覆われた
前記装置本体の使用頻度が少ない初期設定手段とを備
え、前記装置本体は少なくとも肛門洗浄装置と、女性局
部洗浄装置を有し、前記操作手段は少なくとも肛門洗浄
スイッチと、女性局部洗浄スイッチと、前記肛門洗浄装
置および前記女性局部洗浄装置の水勢調節を行う共通の
強弱スイッチを有し、これらの各スイッチは前記装置本
体の表面と略同一面で表面が弾性を有するシートで覆う
と共に前記初期設定手段のふた体で覆われた表面と略同
一面とするものである。
【0021】
【作用】本発明によれば、操作性が良く、掃除がしやす
く、かつ、水や汚水の浸入がなく、故障の少ないトイレ
装置が可能となる。
【0022】
【実施例】以下本発明の一実施例について図面を参照し
ながら説明する。
【0023】図3は、本発明の一実施例におけるトイレ
装置の外観図を示すものであり、図4は、このトイレ装
置の右側面図である。37は洋風水洗式の便器であり、
38は便器37を洗浄する為の水を貯えるロータンクで
ある。39は装置本体であり、40は便座、41は便ブ
タである。便座40、便ブタ41は、装置本体39に回
動自在に取付けられている。便座40の内部には、電気
ヒータとサーミスタからなる温度センサーが設けられて
おり、便座40の表面温度を一定に保つようになってい
る。
【0024】装置本体39は、下面に取付ボルト42、
ナット43、およびパッキン44からなる前記便器37
への取付具を持った第1函体部45と、第1函体部45
の両端部から一体に前方へ延出した第2函体部46及び
第3函体部47から成り、第2函体部46は、使用者が
便座40に座った時、ほぼ右側に来る位置にある。装置
本体39の内部には、後述するように、肛門洗浄装置、
女性局部洗浄装置(以下ビデ洗浄装置という)、乾燥装
置、および脱臭装置が設けられている。図5は、装置本
体39の第2函体部46を示す斜視図である。上面は、
前方に向って若干傾斜しており、この傾斜面の最も見や
すい位置に、使用頻度の高い操作スイッチや表示ランプ
からなる操作部48が設けられている。
【0025】図6は、操作部48の詳細図を示し、図7
は図6のA〜A断面図を示す。49は肛門洗浄スイッチ
であり、家族全員が使用する為「ファミリー」と表示さ
れている。50は肛門洗浄スイッチ49を押した時点灯
する肛門洗浄装置の運転表示ランプである。51は女性
局部洗浄スイッチ(以下ビデ洗浄スイッチという)であ
り、女性専用のものである為、「レディース」と表示さ
れている。52はビデ洗浄装置の運転表示ランプであ
る。53は、乾燥スイッチであり、54は乾燥装置の運
転表示ランプである。55は脱臭切入スイッチであり、
56は脱臭装置の運転表示ランプである。57は肛門洗
浄装置、ビデ洗浄装置および乾燥装置の共通の停止スイ
ッチである。58、59は、肛門洗浄装置及びビデ洗浄
装置の洗浄シャワー強さと、乾燥装置の乾燥温風温度高
さを調節する共通の強弱スイッチである。60は肛門洗
浄装置及びビデ洗浄装置の洗浄シャワー強さと、乾燥温
風温高さを示す、7つのランプよりなるレベル表示器で
あり、肛門洗浄、ビデ洗浄、乾燥の各装置が運転してい
るときに点灯して、それぞれの状態を示すものである。
【0026】61は、電源スイッチの開閉状態を示す通
電ランプ、62は暖房便座の通電表示ランプである。使
用時は、通常、肛門洗浄スイッチ49、ビデ洗浄スイッ
チ51、乾燥スイッチ53のいずれかを操作すれば良
く、最も使用頻度が高い。誰でも使用出来るようスイッ
チの表面に絵表示を施している。文字や絵表示の方向
は、使用者が便座40に座って、顔を操作部48に向け
た時、正しく見えるように、便座40の中心軸に対し
て、直角方向を向いている。また、レベル表示器60
が、第2函体部46の最も手前にあり、一番確認し易い
位置にある。スイッチの並びも、使用頻度の高い順に、
外側手前から順次並んでいる。
【0027】操作部48は、図7のように、表面全体
が、弾性のある樹脂製のシート63で覆われており、ス
イッチ部は、凸状の段部64となっている。この段部6
4は内部に、プッシュスイッチ65が設けられており、
段部64とプッシュスイッチ65の間にスイッチボタン
66が介在している。使用者が凸状の段部64を押した
時、シート63が歪んでスイッチボタン66を押し下
げ、プッシュスイッチ65がONする。手を離した時、
プッシュスイッチ65の復起力で、スイッチボタン66
を押し上げ元の状態に戻る。スイッチ部はすべて同構造
となっている。また、表示ランプ部は、LED67から
なり、LED67の上部のシート63は、透明になって
おり、LED67の明りを外部に透過させる。
【0028】また、操作部48全面がシート63で覆わ
れている為、水等の浸入が全くない。
【0029】また、図5のように、第2函体部46の操
作部48の後方には、電源スイッチ68や各装置の初期
状態を設定する調節つまみ類、すなわち、肛門洗浄シャ
ワー強さ調節つまみ69、ビデ洗浄シヤワー強さつまみ
70、温水温度調節つまみ71、乾燥温風温度調節つま
み72、便座温度調節つまみ73が設けられており、ふ
た体74で開閉自在となっている。図8は、装置本体3
9の内部構成図であり、図9は、肛門洗浄装置及びビデ
洗浄装置の水路図を示す。75はポンプ、76はポンプ
駆動用のモータである。77は内部にシーズヒータ78
を有した温水タンクである。79は肛門洗浄用ノズル、
80はビデ洗浄用ノズルであり、水圧を受けた時内部か
ら噴射穴を有したノズル本体81、82がスライドして
突出し、ノズル本体81は人体肛門に向かってシャワー
を噴射し、ノズル本体82は女性局部に向かってシャワ
ーを噴射する。83は肛門洗浄用ノズル79又はビデ洗
浄用ノズル80のいずれかを選択する電磁弁であり図1
0のように肛門洗浄側の電気コイル83−aとビデ洗浄
側の電気コイル83−bを有する2連の電磁弁である。
前記ポンプ75、温水タンク77、電磁弁83、肛門洗
浄用ノズル79、ビデ洗浄用ノズル80は、接続ホース
84、85、86、87、88で接続され、肛門洗浄装
置及びビデ洗浄装置を構成する。また接続ホース84に
は、図4のように、先端に設けた給水口89をロータン
ク38の水中に投入した給水ホース90が接続されてい
る。
【0030】91は風洞であり、内部に、乾燥ファン9
2と、この乾燥ファンを駆動させるモータ(図示しな
い)と、乾燥ヒータ93を有し、乾燥操作により、モー
タが回転し乾燥ファン92で空気が乾燥ヒータ93に送
られ、温風がシャッタ94を押し開けて、人体局部に向
うようになっている。また風洞91の手前側風路95は
脱臭通路であり、装置本体の底面に設けた脱臭口96と
脱臭剤97をほぼ気密的につないでおり、図4の脱臭フ
ァン98及び脱臭ファン98を駆動させる脱臭モータ
(図示しない)の作用により、便器37内の臭気を吸引
し脱臭剤97で無臭にし装置本体39の後方に排気して
いる。99は便座40の上下運動と連動する可動体であ
り、非使用時は上方に付勢されているが、便座40に人
が座った時、下降してマイクロスイッチ100をONさ
せ、使用中であることを検出する。
【0031】101は装置本体全体を制御する電子回路
であり、マイクロコンピュータ102を中心に機能す
る。
【0032】図11は、本発明のトイレ装置の電気接続
図の一例である。図11において、J6、J13、J1
4はJ1へ、J7はJ3へ、J8、J10、J11、J
12はJ5へ、J9はJ4へ、J15はJ2へ接続され
る。
【0033】マイクロコンピュータ102には、上述し
た操作部のスイッチ49、51、53、55、57、5
8、59や初期状態を設定する調節つまみ(ボリュー
ム)69、70、71、72、73や表示ランプ50、
52、54、56、60、62や使用を検出するマイク
ロスイッチ100が固定抵抗やバッファーなどを介して
接続されている。
【0034】脱臭モータ103、温水タンクのシーズヒ
ータ78、ポンプ用のモータ76、電磁弁の電気コイル
83−a、83−b、乾燥モータ104、乾燥ヒータ9
3及び便座ヒータ105はすべて双方向性のサイリスタ
106、107、108、109、110、111、1
12、113で駆動されるが、そのサイリスタのゲート
パルスはバッファーを介して、マイクロコンピュータ1
02より出される。シーズヒータ78は、温水タンク7
7内に設けた温度センサー114により温水が、温水温
度調節つまみ71に設定した温度となるようにサイリス
タ107をON−OFFして制御される。脱臭モータ1
03は、マイクロスイッチ100が使用を検出した時回
転するように制御され、脱臭切入スイッチ55のONの
パルスがマイクロコンピュータ102に入った時停止
し、再度脱臭切入スイッチ55のONパルスが入った
時、再回転するよう制御される。ポンプ駆動用のモータ
76は、位相制御により回転数が7段階に制御され洗浄
シャワー強さを可変出来るようになっている。肛門洗浄
スイッチ49(ビデ洗浄スイッチ51)よりONのパル
スがマイクロコンピュータ102に入ると、肛門洗浄シ
ャワー強さ調節つまみ69(ビデ洗浄シャワー強さ調節
つまみ70)に応じた回転数でモータ76が回転し同時
に、レベル表示器60にその強さが表される。その状態
で強弱スイッチ58、59のいずれかよりONパルスが
入ると、回転数が1レベル、アップもしくはダウンしそ
れに応じてレベル表示器の点灯数も増減する。電磁弁8
3は、肛門洗浄スイッチ49よりONパルスがマイクロ
コンピュータ102に入った時、肛門洗浄側の電気コイ
ル83−aに通電され、肛門洗浄用ノズル81への水路
を開き、ビデ洗浄スイッチ51よりONパルスがマイク
ロコンピュータ102に入った時、ビデ洗浄側の電気コ
イル83−bに通電されビデ洗浄用ノズル82への水路
が開く。乾燥モータ104及び乾燥ヒータ93は乾燥ス
イッチ53よりONパルスがマイクロコンピュータ10
2に入った時、同時に駆動される。乾燥ヒータは、通電
率が7段階に制御され、乾燥温風温度を可変出来るよう
になっている。乾燥温風温度調節つまみ72で設定され
て通電率の温風が吐出するが、ポンプモータと同じく、
強弱スイッチ58、59で1レベルずつアップもしくは
ダウンさせることが出来る。レベル表示器60もポンプ
モータの場合と同様になる。
【0035】便座ヒータ105は、便座内に設けた温度
センサ115により便座表面温度が便座温度調節つまみ
73に設定された温度となるようにサイリスタ113で
ON−OFF制御される。
【0036】また、肛門洗浄スイッチ49、ビデ洗浄ス
イッチ51、乾燥スイッチ53、脱臭切入スイッチ55
はマイクロスイッチ10がON状態すなわち便座に人が
座っている状態でしか受け付けられない。作動中でも便
座から人が立ち上がると機能は即座に停止する。
【0037】以上のように構成されたトイレ装置につい
て以下その動作について説明する。まず、トイレ装置を
使用する前に、電源スイッチ68はONされ肛門洗浄シ
ャワー強さ調節つまみ69、ビデ洗浄シャワー強さ調節
つまみ70、温水温度調節つまみ71、乾燥温風温度調
節つまみ72、便座温度調節つまみ73は好みに合わせ
て適当な位置にセットされており、ふた体74に覆われ
ている。これらの調節つまみ類は、一旦セットすると後
は季節の変り目などに調節する程度で、通常ほとんど調
節することがない。
【0038】人が使用の為、このトイレ装置の便座40
に腰かけると、可動体84が下降してマイクロスイッチ
100をONし、脱臭モータ103が回転して、脱臭フ
ァン98の吸引力で、便器内の臭気が脱臭口96より吸
い込まれる。臭気は脱臭通路95を通って脱臭剤97に
達し匂いの成分を吸着され無臭となって装置本体外に排
出される。脱臭を不要とする場合は、脱臭切入スイッチ
55を押せば停止し、再使用したい場合は、再度脱臭切
入スイッチ55を押すことにより、再び脱臭モータが駆
動する。
【0039】排泄を終えて、肛門洗浄スイッチ49を押
せば、ポンプ用のモータ76が肛門洗浄シャワー強さ調
節つまみ69に設定された回転数で回転し、同時に電磁
弁83の電気コイル83−aに通電され、肛門洗浄用ノ
ズル側の水路を開く。ポンプの回転により、給水口89
よりロータンク38の水が吸い込まれ、ポンプ75で加
圧されて温水タンク77内に入り温水タンク77内で、
温水温度調節つまみ71により適温に貯湯されている温
水を押出し肛門洗浄用ノズル79より噴出する。シャワ
ー強さが不具合な場合は、強弱スイッチ58、59で簡
単に調節出来る。レベル表示器60にシャワー強さのレ
ベルが表示され、安心して洗浄出来る。ビデ洗浄の場合
も、ビデ洗浄スイッチ51を押せば、肛門洗浄の場合と
同様に、ビデ洗浄用ノズル80にて洗浄出来る。
【0040】洗浄が終れば、次に乾燥スイッチ53を押
せば、乾燥モータ104が回転して乾燥ファン92によ
り風が送られ、乾燥温風温度調節つまみ72で設定され
た温度の温風がシャッタ94を押上げて吐出し、被洗浄
部を乾燥させる。乾燥が進むにつれて熱く感じてくる場
合は、弱スイッチ59で、乾燥ヒータ93の通電率を低
くして温風温度を下げることが出来る。強スイッチで上
げることも出来る。乾燥の場合も、温風温度レベルがレ
ベル表示器60に表示される。
【0041】乾燥が終わると、停止スイッチ57で乾燥
を停止させることも出来るし、立上がることによってマ
イクロスイッチ102をOFFし自動的に停止させるこ
とも出来る。脱臭も立上がると同時に停止する。
【0042】以上のように本実施例によれば、装置本体
39を、使用時右側になる位置まで延出させ、その上面
を前方に傾斜させ、最も見やすく手が自然にとどく位置
に操作スイッチを集中して設けている為、非常に操作性
がよい。
【0043】また、通常あまり操作しない調節つまみ
を、操作スイッチより後方に集中させてふた体74で覆
っているため、露出したスイッチの数が少なく、メカニ
ックな感じを与えることなく、誰もが安心して使用出
来、また誤操作もない。
【0044】また、操作スイッチはすべてプッシュスイ
ッチであり、操作が簡単で間違いがない。
【0045】また、操作部は樹脂製シート63で完全に
覆われており、調節つまみはふた体74で覆われている
為、万一男子小水などの汚水や掃除の水などをかけられ
ても内部に浸入して電気部品を腐食させるようなことが
ない。
【0046】また、表面の凹凸が少なく、掃除が非常に
しやすく、衛生的に使用出来る。また、肛門洗浄装置お
よび女性局部洗浄装置の水勢調節と、乾燥装置の強弱調
節とを共通で行う強弱スイッチと、前記強弱スイッチの
レベル調節に応じてレベル表示をする共通の強弱レベル
表示器とを有しているのでスイッチおよびLED等から
なる表示器の数が少なくてすみ、操作部が非常にシンプ
ルなものとなり、使用者が戸惑うことなく安心して操作
ができる。
【0047】また、レベル表示器60が操作部の中でも
最も確認しやすい位置にあり、シャワー強さ及び乾燥温
度レベルが使用中に表示されるため、視覚的に確認出
来、非常に敏感な部分の洗浄・乾燥も安心して行うこと
が出来る。
【0048】また、操作手部48の弾性を有するシート
63で覆った表面と初期設定手段であるふた体74で覆
われた表面とを略同一面としているのでプッシュスイッ
チ65、LED67等を取り付ける基盤が少なく構成で
きるため、部品点数および組立工数等が少なくてすむ。
【0049】なお、本実施例では、装置本体39を第
1、第2、第3の函体部45〜47よりなる構成とした
が、第3函体部47の有無は、本発明の効果に関係はな
い。また、装置本体39は、肛門洗浄装置、ビデ洗浄装
置、乾燥装置、脱臭装置の4機能からなる構成とした
が、単一機能でも4機能からなる組合せでも、上述した
同様の効果が得られる。
【0050】
【発明の効果】本発明のトイレ装置によると、肛門洗浄
装置および女性局部洗浄装置等の洗浄装置等を有する装
置本体と、前記装置本体に内装した肛門洗浄装置および
女性局部洗浄装置等の使用頻度の多い操作手段と、前記
操作手段と分離した後方の位置でふた体で開閉自在に覆
われた前記装置本体の使用頻度が少ない初期設定手段と
を備え、前記操作手段は少なくとも肛門洗浄スイッチ
と、女性局部洗浄スイッチと、前記肛門洗浄装置および
前記女性局部洗浄装置の水勢調節を行う強弱スイッチを
有し、これらの各スイッチは前記装置本体の表面と略同
一面で表面が弾性を有するシートで覆うと共に前記初期
設定手段のふた体で覆われた表面と略同一面としている
ので次のような効果を奏する。
【0051】(1)装置本体の外郭表面に水勢調節つま
み等の凹凸がなく操作部が非常にシンプルなものとな
り、使用者にとって非常に見やすいため戸惑うことなく
簡単に、安心して操作ができる。
【0052】(2)装置本体の外郭表面に水勢調節つま
み等の凹凸がないため掃除が非常にしやすい。
【0053】(3)表面をシートで完全に覆っているた
め汚水がかかっても装置本体内に浸入することがなく内
部部品を腐食させることがなく故障が少ない。
【0054】(4)操作手部の弾性を有するシートで覆
った表面と初期設定手段のふた体で覆われた表面とを略
同一面としているのでスイッチ等を取付ける基盤が少な
く構成できるため、部品点数および組立工数等が少なく
てすむ。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のトイレ装置の外観図
【図2】トイレ装置の内部構成図
【図3】本発明の一実施例におけるトイレ装置の外観図
【図4】トイレ装置の右側面図
【図5】装置本体の第2函体部の外観図
【図6】操作部の詳細図
【図7】図6のA〜A′断面図
【図8】装置本体の内部構成図
【図9】肛門洗浄装置及びビデ洗浄装置の水路図
【図10】電磁弁の外観図
【図11】本発明のトイレ装置の電気接続を示す回路図
【符号の説明】
39 装置本体 40 便座 46 第2函体部 48 操作部 49 肛門洗浄スイッチ 51 ビデ洗浄スイッチ 53 乾燥スイッチ 55 脱臭切入スイッチ 58、59 強弱スイッチ 60 レベル表示器 63 シート 74 ふた体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−10638(JP,A) 特開 昭59−102031(JP,A) 実開 昭59−5832(JP,U) 実開 昭58−139618(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】便器上に載置された便座と、前記便座を回
    動自在に支持し内部に人体局部を洗浄する洗浄装置等を
    有する装置本体と、前記装置本体に内装した洗浄装置等
    の使用頻度の多い操作手段と、前記操作手段と分離した
    後方の位置でふた体で開閉自在に覆われた前記装置本体
    の使用頻度が少ない初期設定手段とを備え、前記装置本
    体は少なくとも肛門洗浄装置と、女性局部洗浄装置を有
    し、前記操作手段は少なくとも肛門洗浄スイッチと、女
    性局部洗浄スイッチと、前記肛門洗浄装置および前記女
    性局部洗浄装置の水勢調節を行う共通の強弱スイッチを
    有し、これらの各スイッチは前記装置本体の表面と略同
    一面で表面が弾性を有するシートで覆うと共に前記初期
    設定手段のふた体で覆われた表面と略同一面とするトイ
    レ装置。
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