JP2643567B2 - 切削バイトの心高調整方法 - Google Patents

切削バイトの心高調整方法

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JP2643567B2
JP2643567B2 JP2234270A JP23427090A JP2643567B2 JP 2643567 B2 JP2643567 B2 JP 2643567B2 JP 2234270 A JP2234270 A JP 2234270A JP 23427090 A JP23427090 A JP 23427090A JP 2643567 B2 JP2643567 B2 JP 2643567B2
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隆生 中井
雅遊亀 坂元
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Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この発明は切削処理を行う切削バイトにおける刃部の
心高を調整する切削バイトの心高調整方法の改良に関す
る。
(b)従来の技術 例えば電子写真複写機の感光体基体の表面仕上げ加工
にはバイトによる切削方法が用いられている。この仕上
げ加工には精度の良い旋盤が使用され、かつ、刃物とし
ては硬度が高く刃溢れ等の少ないダイヤモンドバイトが
使用されている。このダイヤモンドバイトは要求される
表面性により単結晶または多結晶のものが使用される
が、いずれにせよ通常の超硬バイトに比べて10〜100倍
程度高価である。
従来のダイヤモンドバイトはシャンクの先端部にダイ
ヤモンドのチップが取り付けられたものであって、ダイ
ヤモンドチップが磨耗してくると研磨を行って再使用で
きるようにしていた。そしてこのダイヤモンドバイトを
ホルダにセットして再び仕上げ切削に使用するわけであ
るが、このセット時、バイソの心高を正確に合わせなけ
ればならない。バイトは研磨する度に刃面が段々と低く
なってゆき、心高を合わせるためには研磨処理ごとに敷
板等によって嵩あげをしていた。このとき、研磨量は個
々のバイトの状態によって変わり、また、ダイヤモンド
バイトは上述したように非常に高価であるため、研磨量
が微小単位で変えられていた。そのため心高調整時に
は、薄い敷板を数枚重ねることによって嵩上げの高さを
微調整できるようにしていた。
(c)発明が解決しようとする課題 ところでバイトの心高調整は最終的には試し削りによ
って加工性(表面仕上げ度)の評価を行いながら敷板枚
数を調整して決定される。ところがこのときにバイトの
締めつけ・緩め,敷板の挿入・除去の動作を繰り返して
いるうちに切削屑,油,塵,埃等が敷板の隙間に入り込
んでしまったり、もともと敷板が平面性の悪いものであ
ったりするとバイトの締めつけのときにボルトの力バラ
ンスがずれて心高が不安定になってしまうことがあっ
た。特に敷板が薄い場合には平面性が悪くなっていた。
このため心高は0.1〜0.3mm程度ずれてしまうことがあっ
た。すなわち、従来の方法では安定した心高調整が困難
で、心高調整に時間が掛かる,心高不良状態で試し削り
を行ったためにチッピングが発生してバイトが使用不可
能になってしまう,等の問題が生じていた。
第4図は従来の切削バイトの構成を示した図であり、
バイト12はホルダ11に填め込まれてボルト13a,13bによ
り固定される。バイト12の先端には刃部(ダイヤモンド
チップ)14が填め込まれているが、この刃部14は使用に
伴って摩耗してきたときに研磨される。すると刃の厚み
が減って、心高が低くなってしまうから、ホルダ11とダ
イヤモンドバイト12との間に敷板を填め込むことによっ
て嵩上げし、心高が一致するようにしていた。また、第
5図に示したように、載置台16を斜め上下方向にスライ
ドさせて高さを上下させ、所定位置で固定螺子17によっ
て固定するようにした装置もあるが、この装置は剛性が
無くかつ接触部が多いため、接続部が振動源となって振
動を生じてしまい精密加工には不向きであった。
この発明の目的は、心高調整を容易にし上述したよう
な問題が解消される切削バイトの心高調整方法を提供す
ることにある。
(d)課題を解決するための手段 この発明の切削バイトの心高調整方法は、刃部を備え
る第1シャンク部を少なくとも心高方向面を切削可能な
材料で構成した第2シャンク部に固定し、前記刃部の心
高を第2シャンク部の心高方向面を切削して調整するこ
とを特徴とする。
(e)作用 この発明では、刃部が設けられた第1のシャンク部を
少なくとも心高方向面が切削可能である第2のシャンク
部に固定した後に、第2のシャンク部の心高方向面を切
削して刃部の心高を調整するので、刃部の心高の調整作
業が非常に容易になるとともに、確実に刃部の心高を合
わせることができる。
(f)実施例 第1図および第2図はこの発明が適用される切削バイ
トの構成を示している。第1図(A),(B)はそれぞ
れ第1シャンク部の平面図、側面図を示し、第2図
(A),(B),(C)はそれぞれ第2シャンク部の平
面図、正面図、側面図を示している。
この切削バイトでは従来のシャンク部を第1シャンク
部1と、第2シャンク部2とに分割している。第1シャ
ンク部1の先端部にはダイヤモンドチップ1aが取り付け
られている。第2シャンク部2の上面には第1シャンク
部1とほぼ同形の凹部2aが形成されている。また、第1
シャンク部1および第2シャンク部2にはボルト孔1b,2
bがそれぞれ形成され、両者1,2はボルトによって固定さ
れる。
第2シャンク部2は少なくとも底面部(心高方向面)
が切削可能な材料で構成され、高さ(厚み)の調整が可
能である。第1シャンク部1に取り付けられているバイ
ト刃先を研磨したとき、心高合わせのためにはその研磨
量に応じて第2シャンク部の高さを高いものにしてゆく
必要がある。そこで第2シャンク部の高さを調整するに
は次の2通りの方法がある。まず一つは、高いめの第2
シャンク部に第1シャンク部を取りつけてその後第2シ
ャンク部を切削することによって適切な高さに調整する
方法である。また、他の一つは高さの異なる第2シャン
ク部を多数用意しておいて適当なものに第1シャンク部
を取りつける方法である。このいずれの方法を用いても
よいが、前者の方法で調整を行う場合には次のようにす
ることが好ましい。すなわち、バイト刃先を最初の段階
では仕上げまで行わずに第1シャンク部を第2シャンク
部に取り付ける。そして10μm程度心高が高めになる状
態で第2シャンク部の切削作業を終了し、その後に第1
シャンク部を第2シャンク部に取りつけた状態のまま刃
先の仕上げ研磨を行って心高を合わせる。
このようにこの実施例ではシャンク部を第1および第
2のシャンク部に分割し、第1シャンク部と第2シャン
ク部との組み合わせで心高調整を行うか、または、心高
が高くなるような第2シャンク部を第1シャンク部に固
定したのち第2シャンク部の底面を切削除去加工するこ
とによって心高合わせをするようにしている。このた
め、敷板の枚数を増やしてゆきながら気長に心高調整を
行うということがなく、作業が簡単になるとともに、心
高調整に要する時間も短くなる利点がある。また、敷板
を用いないので敷板の間に入り込んだ切削屑や敷板自身
の曲がり等によってバイトの締めつけ状態が不安定にな
る、という問題を防止することができる。なおこの実施
例の場合、ボルトで締めつけを行う板(シャンク部)の
数が少ないため切削屑,塵等が入り込む確率が低くなる
とともに、シャンク部の厚みが従来の敷板に比して厚い
ため締めつけ圧が強くなって切削屑等の影響が少なくな
る。
なお第3図(A),(B)はこの発明が適用される第
2シャンク部の他の例を示す正面図,平面図であり、第
1シャンク部と第2シャンク部との側壁面を合わせるよ
うに組み合わせている。
(g)発明の効果 この発明によれば、心高調整に際して多枚数の敷板を
挟み込んだりする必要がなくなり、第1シャンク部を固
定した第2シャンク部の切削を行うだけで心高合わせを
行うことができるため作業が非常に容易になる利点があ
る。また、第2シャンク部の切削によって刃部の心高を
調整するので、刃部の心高の微調整が行え、確実に刃部
の心高を合わせることができる。また、薄い敷板を何枚
も入れ換える間に敷板の間に噛み込まれてしまう塵,埃
や、敷板自体の曲がり等によってバイトの締めつけが不
安定になってしまう、という問題を防止することができ
る利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A),(B)はこの発明が適用される第1シャ
ンク部の平面図,側面図、第2図(A),(B),
(C)は第2シャンク部の平面図,正面図,側面図であ
る。また第3図(A),(B)は第2シャンク部の他の
例を示す正面図,平面図である。さらに第4図は従来の
敷板を用いて心高調整を行った切削バイトの側面図、第
5図はスライド式の心高調整部材を用いた従来の他の切
削バイトの側面図である。 1……第1シャンク部、2……第2シャンク部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭54−92496(JP,U) 実開 昭61−12616(JP,U) 実開 平3−29203(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】刃部を備える第1シャンク部を少なくとも
    心高方向面を切削可能な材料で構成した第2シャンク部
    に固定し、前記刃部の心高を第2シャンク部の心高方向
    面を切削して調整する切削バイトの心高調整方法。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108188422A (zh) * 2018-03-28 2018-06-22 西安航空职业技术学院 一种螺丝榫块式高度可调车刀

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