JP2642780B2 - 乗物用開口部の障害物検出システム - Google Patents

乗物用開口部の障害物検出システム

Info

Publication number
JP2642780B2
JP2642780B2 JP50927993A JP50927993A JP2642780B2 JP 2642780 B2 JP2642780 B2 JP 2642780B2 JP 50927993 A JP50927993 A JP 50927993A JP 50927993 A JP50927993 A JP 50927993A JP 2642780 B2 JP2642780 B2 JP 2642780B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
receiver
transmitter
detection system
obstacle detection
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP50927993A
Other languages
English (en)
Inventor
マイケル ヤン ルー
クリフ エル. チャング
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
PUROSUPEKUTSU CORP
Original Assignee
PUROSUPEKUTSU CORP
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by PUROSUPEKUTSU CORP filed Critical PUROSUPEKUTSU CORP
Application granted granted Critical
Publication of JP2642780B2 publication Critical patent/JP2642780B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05FDEVICES FOR MOVING WINGS INTO OPEN OR CLOSED POSITION; CHECKS FOR WINGS; WING FITTINGS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, CONCERNED WITH THE FUNCTIONING OF THE WING
    • E05F15/00Power-operated mechanisms for wings
    • E05F15/40Safety devices, e.g. detection of obstructions or end positions
    • E05F15/42Detection using safety edges
    • E05F15/43Detection using safety edges responsive to disruption of energy beams, e.g. light or sound
    • E05F15/431Detection using safety edges responsive to disruption of energy beams, e.g. light or sound specially adapted for vehicle windows or roofs
    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E05LOCKS; KEYS; WINDOW OR DOOR FITTINGS; SAFES
    • E05YINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES E05D AND E05F, RELATING TO CONSTRUCTION ELEMENTS, ELECTRIC CONTROL, POWER SUPPLY, POWER SIGNAL OR TRANSMISSION, USER INTERFACES, MOUNTING OR COUPLING, DETAILS, ACCESSORIES, AUXILIARY OPERATIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, APPLICATION THEREOF
    • E05Y2900/00Application of doors, windows, wings or fittings thereof
    • E05Y2900/50Application of doors, windows, wings or fittings thereof for vehicles
    • E05Y2900/53Type of wing
    • E05Y2900/55Windows

Landscapes

  • Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
  • Power-Operated Mechanisms For Wings (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は改良された障害物検出システムに関し、特に
非直線的、曲線的または直線的な窓のエッジをモニタす
るシステムに関する。このシステムは、モニタビームの
状態を遮断するノイズから受信機を保護し、コーナの盲
点を排除し、上昇する窓に捕られた小さな障害物がモニ
タビームを妨害するように誘導し、また周囲のノイズに
よるシステムの無効を回避するために2チャネルを用い
ている。
発明の背景 乗物の窓の自動閉成システムは、かなり普及してきて
おり、例えばドライバはアクチュエータボタンの1回の
操作によって乗物の任意の窓を閉めることができる。こ
のような自動閉成では、ヒトや動物の一部である手や
腕、頭部、足などが障害物として、閉じつつある窓のエ
ッジとそのエッジが係合するフレームの接合部との間に
挟まることを防止するために、セイフティインターロッ
クを備えることが必須である。このような安全予防装置
は、雨が検出されたときに駐車している車の窓を自動的
に閉めるシステムなどのように、全体的にセルフオペレ
ートされて操作ボタンやスイッチの作動さえも必要とし
ないさらに複雑化したシステムにおいては、さらに重要
となる。
サイドウィンドやサンルーフなどを有する乗物のたい
ていの窓において、フレームと係合するエッジは一様な
直線ではない。多くのエッジは直線状または曲線状であ
り、一連のモニタビームと1対の送信機及び受信機と
は、エッジの輪郭に従うように使用する必要がある。
送信機及び受信機のコーナでの配置は、子供の指など
の小さい障害物を見逃して閉じつつある窓の進行を停止
させるアラーム信号が発せられない盲点を伴うので、特
に問題となっている。
障害物検出システムに常に生じる問題は周囲のノイズ
である。モニタビームが赤外線、音波、超音波、光線、
または他のエネルギビームのいずれにおいても、ビーム
が実際に遮られているときでさえもノイズが受信機に十
分な入力を供給するので、ビーム受信機は、ノイズによ
り混乱されて、ビームは遮断されておらず、よって障害
物が検出されていないと判断することがある。
発明の概要 本発明の主たる目的は、乗物用開口部の障害物検出シ
ステムを改良することである。
本発明の第2の目的は、周囲のノイズによるモニタビ
ームの妨害を排除した乗物用開口部の障害物検出システ
ムを提供することである。
本発明の第3の目的は、非直線的な窓ガラスのエッジ
でされも効率良くモニタする乗物用開口部の障害物検出
システムを提供することである。
本発明の第4の目的は、障害物を検出できないコーナ
の盲点を排除した乗物用開口部の障害物検出システムを
提供することである。
本発明の第5の目的は、コーナにあるかなり小さな障
害物でさえも検出することのできる乗物用開口部の障害
物検出システムを提供することである。
本発明の第6の目的は、見逃される可能性のある障害
物を誘導してモニタビームを遮断させる乗物用開口部の
障害物検出システムを提供することである。
本発明による簡単で効率の良い乗物用開口部の障害物
検出システムは、周囲のノイズによるモニタビームの妨
害を防止するために、1つまたは複数のシェードとフィ
ルタまたは2チャネルモニタシステムとを用いることに
よって、または非直線的や直線的、曲線的なエッジをモ
ニタするために端部や中間の頂点にあるトランスデュー
サを用いることによって、またはかなり小さい障害物に
よってもビームが確実に乱れるまたは捕捉されるために
広角のトランスデューサや近接配列されたトランスデュ
ーサ、機械的な遮蔽体を使用することによって、または
モニタされている窓ガラスのエッジによって移動される
小さい障害物をビームへと誘導するカム面を用いること
によって、動作される。
本発明は、乗物用開口部のエッジと開口部のフレーム
との閉成をモニタする2チャネル障害物検出システムに
特徴を有する。フレーム接合部に沿って伝搬する第1エ
ネルギビームを生成するために、開口部のエッジと係合
する接合部近傍のフレームに取り付けられた第1送信機
とこの第1送信機とは離れて配置された第1受信機とを
含む第1チャネルがある。第2チャネルは、フレームの
接合部に沿って伝搬する第2エネルギビームを生成する
ために、開口部のエッジと係合する接合部近傍のフレー
ムに取り付けられた第2送信機とこの第2送信機とは離
れて配置された受信機とを含む。これらビームの伝搬方
向は互いに反対である。第1送信機及び2送信機はビー
ムの一端側に位置し、第2送信機及び第1受信機はビー
ムの他端側に位置する。よって、各受信機は、入射する
周囲のノイズエネルギを各々反対方向から観測すること
ができる。
好ましい実施例において、第1チャネルのビーム及び
第2チャネルのビームは、ビームのチャネルクロスオー
バを防ぐために互いに異なる周波数である。また、ビー
ムのチャネルクロスオーバを防ぐために一時点において
1ビームのみをモニタする手段が存在する。周囲のノイ
ズエネルギが受信機に入射して対応するビームの状態を
遮蔽することを防止するために、各受信機からビームの
方向に沿って送信機に向い延在するシェード手段が存在
する。周囲のノイズエネルギが受信機に入射して対応す
るビームの状態を遮蔽することを防止するために、各受
信機はフィルタ手段を有したり、または、シェード手段
とフィルタ手段との両方が用いられたりする。エネルギ
ビームは、赤外線ビームや音波ビーム、超音波ビーム、
または光線ビームである。
本発明は、2つの端部と中間部分とからなるモニタす
べき非直線状エッジを有する乗物用開口部と開口部のフ
レームとの閉成をモニタする障害物検出システムに特徴
を有する。エッジと係合する開口部のフレームの接合部
に距離を介して3つのトランスデューサが配置される。
各端部と中間部分との間に細いエネルギビームの伝搬さ
せるために、対応する開口部の各エッジ部分近傍にトラ
ンスデューサがそれぞれ存在する。開口部のエッジの非
直線的な輪郭にビームトラックを近接して沿わせるため
に、中間部分のトランスデューサは、送信機または受信
機の一方であり、他方が各端部に配置される。ビームの
遮断に反応して窓ガラスの移動路における妨害を示すた
めに各受信機に反応する手段が存在する。
好ましい実施例において、エッジは直線状または曲線
状であり、中間部分におけるトランスデューサは送信機
であり、各端部におけるトランスデューサは受信機であ
る。または、中間部分におけるトランスデューサは受信
機であり、各端部におけるトランスデューサは送信機で
ある。受信機は、中間部分にある場合、両方の送信機か
らのビームを受信する1のセンサを含む。センサは広角
センサであり、窓の閉成を妨害する検出すべき最小の物
体よりも大きくはない。受信機は、各送信機からのビー
ムを受信する2つのセンサを含み、センサ間の距離は窓
の閉成を妨害する検出すべき最小の物体よりも小さい。
受信機は、センサの間隙において通常付勢されている遮
蔽体を含む。この遮蔽体は、窓の閉成によって移動され
る障害物によって可動となって付勢力に対抗し、ビーム
の少なくとも1つを遮断するように配置される。これに
替えて、エッジの中間部分に連結されたトランスデュー
サが送信機である場合、送信機は各々が各受信機に向け
てビームを送信する2つのエミッタを含む。さに、送信
機は、エミッタの間隙において通常付勢されている遮蔽
体を含む。この遮蔽体は、窓の閉成によって移動される
障害物によって可動となって付勢に対抗し、ビームの少
なくとも一方を遮るように配置される。ビームは、赤外
線、超音波、音波または光線である。エッジがフレーム
の接合部と閉成する以前の窓の進行をモニタするため
に、フレームの接合部から離れた第2ビームを形成する
第2送信機及び受信機をフレームに取り付けることもで
きる。
本発明は、乗物用開口部のエッジと開口部のフレーム
との閉成をモニタする障害物検出システムに特徴を有す
る。このシステムは、開口部のエッジと係合するフレー
ムの接合部に取り付けられた送信機と、フレームの接合
部近傍の細いエネルギビームを受信するために送信機と
は離れ且つ開口部のエッジと係合するフレームの接合部
に取り付けられた受信機とを有する。ビームの遮断に反
応さて窓ガラスの移動路における妨害を示すために受信
機に反応する手段が存在する。周囲のノイズエネルギが
受信機に入射してビームの状態を遮蔽することを防止す
るために、受信機からビーム方向に沿って送信機に向っ
てシェード手段が延在する。
好ましい実施例において、システムは、周囲のノイズ
エネルギが受信機に入射してビームの状態を遮蔽するこ
とを防止するために、受信機においてフィルタ手段を有
する。
本発明は、乗物用開口部のエッジと開口部のフレーム
との閉成をモニタする障害物検出システムに特徴を有す
る。このシステムは、開口部のエッジと係合するフレー
ムに取り付けられた送信機と、フレームの接合部近傍の
細いエネルギビームを受信するために送信機とは離れ且
つ開口部のエッジと係合するフレーム接合部に取り付け
られた受信機とを有する。ビームの遮断に反応して窓ガ
ラスの移動路における妨害を示すために受信機に反応す
る手段を有する。受信機におけるフィルタ手段によっ
て、周囲のノイズエネルギが受信機に入射してビームの
状態が遮蔽されることが防止されている。
好ましい実施例において、周囲のノイズエネルギが受
信機に入射してビームの状態を遮蔽することを防ぐため
に、受信機からビームの方向に沿って送信機に向けて延
在するシェード手段が存在する。
本発明は、乗物用開口部のエッジと開口部のフレーム
との閉成をモニタする障害物検出システムに特徴を有す
る。このシステムは、開口部のエッジと係合するフレー
ムの接合部に取り付けられた送信機と、フレームの接合
部近傍の細いエネルギビームを受信するために送信機と
は離れ且つ開口部のエッジと係合するフレームの接合部
に取り付けられた受信機とを有する。受信機は、フレー
ムの接合部のコーナ近傍に取り付けられている。カム面
が、閉じつつある窓ガラスによって移動される障害物を
受けとめ、ビームを遮るように障害物を誘導する。ビー
ムの遮断に反応して窓ガラスの移動路における妨害を示
すために受信機に反応する手段が存在する。
本発明は、乗物用開口部のエッジと開口部のフレーム
との閉成をモニタする障害物検出システムに特徴を有す
る。このシステムは、開口部のエッジと係合するフレー
ムの接合部に取り付けられた送信機と、フレームの接合
部近傍の細いエネルギビームを受信するために送信機と
は離れ且つ開口部のエッジと係合するフレームの接合部
に取り付けられた受信機とを有する。ビームの遮断に反
応して窓ガラスの移動路における妨害を示すために受信
機に反応する手段が存在する。フレームに取り付けられ
た第2送信機及び受信機は、フレームと閉成する以前の
窓ガラスのエッジの進行をモニタするために、フレーム
の接合部から離れている第2ビームを生成する。全ての
様々な実施例において、もし閉成動作を終えていなけれ
ば、対をなす送信機及び受信機が適切に動作しているか
否かを診断したり判定したりする手段を含むことができ
る。
好ましい実施例の開示 本発明の目的、特徴及び効果は、以下に記載する好ま
しい実施例及び参照図面に基づいて当業者においては理
解されるであろう。
図1に、1対のトランスデューサ、すなわち送信機12
及び受信機14を用いた乗物用開口部の障害物検出システ
ム10を示す。送信機12は、例えば音波、超音波、赤外
線、または光線などのエネルギの細いビーム18を発する
エミッタ16を含む。このビームは受信機14のセンサ20に
よって受信される。送信発生回路22は送信機12に電圧を
印加してビーム18を発する。ノイズの除去を補助するた
めに、変調回路24がビーム18を変調するために設けられ
ている。送信回路22からの出力が増幅器及びバンドパス
フィルタ回路26に供給されて、適宜必要な変調検出が行
われる。障害物28がビーム18を妨害して遮断すれば、こ
の障害物28は、受信14のセンサ20によって検出され、増
幅器30にて増幅され、制御部32にて処理される。そし
て、制御部32は窓駆動部34への給電を遮断する。
図2に示すように、開口部としてのドア36の窓30は、
直線的な2つのエッジ42,44が頂点46にて接合された直
線的な形状を有する。このドア36の窓30の非直線的なエ
ッジ40をモニタするビームを効率良く供給するために、
3つのトランスデューサ48,50,52が用いられる。トラン
スデューサ48,50,52は、窓38のエッジ40と係合するフレ
ーム54の接合部55に取り付けられている。トランスデュ
ーサ50の種類は、トランスデューサ48,52の種類とは反
対である。よって、トランスデューサ50が送信機であれ
ば、トランスデューサ48,52は受信機である。逆に、中
間部分46に近接するトランスデューサ50が受信機であれ
ば、エッジ40の端部56,58にあるトランスデューサ48,52
は送信機である。このように、窓のエッジ40の輪郭に近
接して沿うビームは、トランスデューサの最小個数に影
響される。代表的なものとして、赤外線を用いる送信機
及び受信機は、COX14GE赤外線エミッタとL14C2GE赤外線
フォトトランジスタとであり、超音波用送信機及び受信
機は、P9923セラミック超音波トランスデューサとP9934
超音波セラミックマイクロホンとであり、音波用送信機
及び受信機は、P9922トランスデューサとP9956電気コン
デンサマイクロホンとであり、レーザ用送信機及び受信
機は、P451レーザダイオードとBPW38GEフォトトランジ
スタとであり、光線用送信機及び受信機は、P374光エミ
ッタとPN116PAフォトトランジスタとである。
同様な構成を図3のサンルーフ57に関して示す。図3
においてサンルーフパネル38aは、端部56a,58aと中間部
分46aとを有する。
トランスデューサ50が受信機である場合、指やその他
の小さな障害物が、図2に示す窓38の頂点または中間部
分46と、頂点が係合し且つトランスデューサ50が位置す
る接合部55のコーナ47と、の間で押しつぶされるような
盲点の発生を防止する必要がある。図4に示すように、
一般に広角の単一のセンサ60を有する受信機50′が用い
られた場合、かなり小さな指や同様な物体までもがビー
ム18′,18″の収束点であってもセンサ60にてビーム1
8′,18″を必然的に遮ることとなる。このような受信機
は、PN127−SPA NPNフォトトランジスタである。
替りに、図5に示す受信機50″は、2つのセンサ6
0′,60″を用いている。これらセンサは、およそ1/4イ
ンチ(0.635cm)またはそれ以下に十分小さく作製され
ているので、各センサはビーム18′,18″の一部を受信
する。しかし、センサ60′,60″間の空間62はかなり小
さく作製されているので、検出すべき物体が最小であっ
てもセンサ60′,60″の一方または他方と重視してセン
サ60′,60″の一方または他方を遮り、制御部32により
窓駆動部34を停止させるのに必要なビーム18′,18″の
妨害を行う。このような装置は、プロスペクツ(Prospe
cts)株式会社製のAEM(自動車環境管理)システムであ
る。
図2に示すトランスデューサ50が送信機または受信機
のいずれであろうとも、トランスデューサ50は図6に示
すように構成される。図6において、トランスデューサ
50は、エミッタにもなりえる2つのセンサ62,64と、
通常の状態ではセンサまたはエミッタ62,64から遠ざか
る方向にバネ68によって付勢されている遮蔽体またはカ
バー66とを有する。しかしながら、例えば上昇している
窓のエッジが指を遮蔽体66の対して押している場合、遮
蔽体66はバネ68の付勢力に対抗してセンサ62,64を覆
い、ビーム18′,18″を遮断する。よって、障害物が存
在するという微候が生じ、制御部32が窓駆動部34を停止
させる。このような装置はプロペクツ株式会社製のAEM
システムである。
障害物があまりにも小さくて送信機または受信機の遮
りを逃してしまうようなコーナにおいては、図7に示す
ように、送信機または受信機70はカム面72と一緒に取り
付けられる。カム面72は、指74を上昇する窓のエッジ76
によって移動させて送信機または受信機に向けて誘導す
るので、指74は必然的にビーム18を遮断する。受信機70
は、直径がおよそ1/4インチ(0.635cm)またはそれ以下
であり、カム面72は3インチ(7.62cm)から30インチ
(76.2cm)まで変化する半径を有する。
図8に示すように、ビーム80が送信機82から受信機84
へと伝送される場合、周囲のノイズにより障害物86の存
在が検出されないことがしばしば生じる。例えばビーム
80が光線である場合、太陽88からの光線が受信機84を暴
走させたり飽和させるので、ビーム80が障害物86によっ
て完全に遮断されていても、受信機84はかなりの光線を
受光するので、障害物があるという情報が形成されな
い。送信機82からのビームそのものが周囲の表面90によ
って図9に示すビーム80′のように偏向された場合も同
様な妨害が生じるので、受信機84は障害物86の存在を検
出しない。
これらは本発明による多くの方法によって軽減され
る。図10に示すように、受信機84は、太陽光線88のみな
らず偏向ビーム80′をも遮断するシェード92を有して形
成されている。同様なシェード94を送信機82に取り付け
られたハウジングに用いることもできる。これに替え
て、図11に示すように、バンドパスフィルタ96を、特定
周波数の光線、音波、または他のエネルギビーム以外
の、すなわちビーム80に元来含まれていたもの以外のエ
ネルギビームを受信機84から遮るために用いることがで
きる。もちろん、偏向ビーム80′はビーム80から分離し
たものであるからビーム80と同一周波数を有するので、
バンドパスフィルタ96は偏向ビーム80′の影響を回避す
ることはできない。しかしながら、送信機及び受信機の
構造をさらに改良すれば、偏向ビーム80′の影響を除去
することはできる。シェード94と同様にシェード92もフ
ィルタ96と一緒に用いることができる。
別の方法として、図12示す2チャネルシステム100を
用いても良い。この2チャネルシステム100において、
チャネルAは、ビーム80aを受信機84aに向けて伝送する
送信機82aを含む。チャネルBは、チャネルAに対して
反転しているので、送信機82bは受信機84aに近接し、受
信機84bは送信機82aに近接している。受信機84bは受信
機84aとは反対方向を向いているので、周囲のエネルギ
が受信機84aに入射しても、このエネルギが受信機84bに
入射することはない。障害物86が存在する場合、ビーム
80aは80aaにて示すように障害物86に入射して再度80aa
にて示すように反射されるので、ビーム80aは受信機84b
に入射する。同一の現象がビーム80bに関しても生じる
ので、ビーム80bbは受信機84aに向けて反射される。チ
ャネル間のクロスオーバを防ぐために、ビーム80aとビ
ーム80bとは、例えばそれぞれ20KHzと70KHzとなるよう
な異なる2つの周波数を有するように選択される。故
に、受信機は異なる周波数にそれぞれ調整され、いずれ
か一方が他方を妨害することがない。
また、図13に示すように、2チャネルシステムを構成
することもできる。この2チャネルシステムにおいて、
チャネルA及びチャネルBは、同一の周波数のエネルギ
ビーム80c,80dを生成する。しかし、チャネルの操作
は、順番であり、或いは複雑になっている。よって、1
時点において1ビームのみが存在する。図14に示すよう
に、送信機82cは一連のパルス82ccを送信する。一連の
パルス82ccは受信機84cによって一連のパルス84ccとし
て受信される。受信パルス84ccと送信パルス82ccとの違
いが、障害物が検出されたことの表示となる。パルス間
の斜線を引いて示した期間83ccにおいて、送信機82dが
パルス82ddを生成し受信機84dが類似した一連のパルス8
4ddを受信しているので、この期間83ccは無視される。8
5ddにて示された斜線領域は、一連のパルス82cc,84ccの
間にあるので、85ddにて示される斜線領域は受信機84d
への入力が無視される期間である。図14に示すタイムチ
ャートは、フェールセーフ検出判定操作を示している。
時間線102以前の動作時間はアクティブフェールセーフ
検出時間間隔を表している。窓の閉成操作の前に、判定
オフ・オン信号が送信機から出力される。受信機は、呼
応してプロセッサ120によってモニタされるものと同一
の信号パターンを受信するべきである。そうでなけれ
は、警戒メッセージがプロセッサ120によって発せら
れ、自動開口閉成操作が遮断される。これは、図15に示
すように、マイクロプロセッサ120などのメインコント
ローラを用いて行われる。マイクロプロセッサ120は、
スイッチコントロール122を駆動する。スイッチコント
ロール122は、図1に示す送信発生器22をスイッチ124に
接続するためにスイッチ124を操作して、交互にシーケ
ンスする際にターンオンされる送信機82c,82dの一方を
選択する。第2スイッチ126が用いられ、第2スイッチ1
26もスイッチコントロール122によって制御されるの
で、受信回路26,30,32には他方のチャネルからの信号が
入力されることはない。また、スイッチ126は、マイク
ロプロセッサ120の制御に基づいて使用されるので、障
害物が一方のチャネルでは示され他方のチャネルでは示
されない場合の、一方のチャネルが誤った読取を行った
ことを示し、スイッチ126は信用できるチャネルのみ継
続して接続されて、そのチャネルからの出力のみが、本
当に障害物があるか否かを判定するために分析される。
本発明の特定の特徴が図面に示されているが、好都合
なことに、各特徴は本発明による全ての特徴に連結する
ものである。
当業者においては、請求項の範囲内で他の実施例に想
到することであろう。
図面の簡単な説明 図1は、窓をモニタ制御するビームを生成し検出する
回路の構成図であり、図2は部分的に閉められた窓と、
本発明による窓の非直線的または直線的なエッジのモニ
タビームを生成する送信及び受信用トランスデューサの
配置とが示された乗物用ドアの構成図であり、図3は、
本発明による非直線的または曲線的なエッジに対するト
ランスデューサの配置を示す部分的に閉じた乗物用サン
ルーフの構成図であり、図4は、本発明によるコーナに
配置された受信器の単一のセンサを示す斜視図であり、
図5は、本発明によるコーナに配置された受信器の2つ
のセンサを示す斜視図であり、図6は、バネにより付勢
された本発明の遮蔽体を用いたトランスデューサの上面
図であり、図7は、障害物をビームへと誘導するカム面
を備えた本発明のトランスデューサを示す側面図であ
り、図8は、太陽からの光線が受信器の受信を妨害する
様子を説明する概略図であり、図9は、送信器を発して
偏向された放射が受信器の動作を妨害する図8と同様な
図であり、図10は、本発明によるシェードを用いた送信
器及び受信器の構成図であり、図11は、本発明による送
信器及び受信器がシェードとフィルタとの両方を使用し
ている図10と同様な図であり、図12は、各チャネルが異
なる周波数を用いている本発明による乗物用窓の2チャ
ネル障害物検出システムを示す構成図であり、図13は、
各チャネルは同一の周波数を使用し且つ一時点において
一方のみが動作される図12と同様な図であり、図14は、
図13の各チャネルの送信器及び受信器の波形を示す図で
あり、図15は、図13の2チャネルシステムを動作する制
御回路を示すブロック図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−21285(JP,A) 特開 平4−16790(JP,A) 特開 平2−143619(JP,A) 実開 昭62−40176(JP,U)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つの端部及び中間部分を含む非直線状縁
    部を有する閉成自在な乗物用開口部をモニタする障害物
    検出システムであって、 前記中間部分及び前記端部において前記非直線状縁部に
    沿って配置され前記端部の各々と前記中間部分との間に
    細いエネルギビームを伝搬させる互いに離間配置された
    3つのトランスデューサを有し、 前記中間部分のトランスデューサは送信機及び受信機の
    一方であり、前記端部のトランスデューサは、前記中間
    部分のトランスデューサが送信機の場合は受信機であり
    前記中間部分のトランスデューサが受信機の場合は送信
    機であり、 前記ビームの1つの妨害に反応して前記非直線状縁部に
    沿う障害物を示すために前記受信機の各々に接続された
    回路をさらに有することを特徴とする障害物検出システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記中間部分の前記トランスデューサは送
    信機であり、前記端部の前記トランスデューサの各々は
    受信機であることを特徴とする請求項1記載の障害物検
    出システム。
  3. 【請求項3】前記中間部分の前記トランスデューサは受
    信機であり、前記端部の前記トランスデューサの各々は
    送信機であることを特徴とする請求項1記載の障害物検
    出システム。
  4. 【請求項4】前記ビームは赤外線エネルギからなること
    を特徴とする請求項1記載の障害物検出システム。
  5. 【請求項5】前記トランスデューサが正常に動作してい
    るか否かを判定する回路をさらに含むことを特徴とする
    請求項1記載の障害物検出システム。
  6. 【請求項6】閉成自在な乗物用開口部をモニタする障害
    物検出システムであって、 前記開口部の縁部に装着されて前記開口部の縁部の間に
    細いエネルギビームを送信する送信機と、 障害物と係合し且つ案内して前記ビームを遮断するカム
    面と、 前記開口部の縁部に装着されて近傍の前記エネルギビー
    ムを受信する受信機と、 前記ビームの妨害に反応して前記開口部内の障害物を示
    すために前記受信機に接続された回路と を有することを特徴とする障害物検出システム。
  7. 【請求項7】前記送信機及び受信機が正常に動作してい
    るか否かを判定する回路をさらに含むことを特徴とする
    請求項6記載の障害物検出システム。
JP50927993A 1992-09-29 1993-09-28 乗物用開口部の障害物検出システム Expired - Lifetime JP2642780B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US95350892A 1992-09-29 1992-09-29
US953508 1992-09-29

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2642780B2 true JP2642780B2 (ja) 1997-08-20

Family

ID=25494109

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50927993A Expired - Lifetime JP2642780B2 (ja) 1992-09-29 1993-09-28 乗物用開口部の障害物検出システム
JP6509279A Pending JPH06511523A (ja) 1992-09-29 1993-09-28 乗物用開口部の障害物検出システム

Family Applications After (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6509279A Pending JPH06511523A (ja) 1992-09-29 1993-09-28 乗物用開口部の障害物検出システム

Country Status (3)

Country Link
EP (1) EP0620891A4 (ja)
JP (2) JP2642780B2 (ja)
WO (1) WO1994008120A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5955854A (en) 1992-09-29 1999-09-21 Prospects Corporation Power driven venting of a vehicle
WO1994022212A1 (en) 1993-03-17 1994-09-29 Prospects Corporation Power driven venting of a vehicle
DE19538071C2 (de) * 1995-10-13 2002-11-21 Mayser Gmbh & Co Einrichtung zur Überwachung eines Öffnungsbereiches mittels Ultraschallwellen
US6157024A (en) * 1999-06-03 2000-12-05 Prospects, Corp. Method and apparatus for improving the performance of an aperture monitoring system
JP2003518570A (ja) * 1999-11-19 2003-06-10 プロスペクツ コーポレイション 統合障害物検知システム
US20010048280A1 (en) * 2000-01-04 2001-12-06 Wilson Robert H. Motor control system for an automatic window of a vehicle
US6693273B1 (en) 2000-05-02 2004-02-17 Prospects, Corp. Method and apparatus for monitoring a powered vent opening with a multifaceted sensor system
US6936984B2 (en) 2000-08-28 2005-08-30 Lear Corporation Method and system for detecting the position of a power window of a vehicle

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2029134A5 (ja) * 1969-01-14 1970-10-16 Mecanismes Comp Ind De
US3710050A (en) * 1970-09-14 1973-01-09 A Richards Electronic pressure sensitive switch
DE2821681A1 (de) * 1978-05-18 1979-11-22 Moto Meter Ag Lichtschrankensystem
USRE33668E (en) * 1981-02-10 1991-08-20 Otis Elevator Company Detection device having energy transmitters located at vertically spaced apart points along movable doors
US4773183A (en) * 1986-02-28 1988-09-27 Omron Tateisi Electronics Co. Contact sensitive control apparatus
DE9302676U1 (ja) * 1992-02-27 1993-04-08 Siemens Ag, 8000 Muenchen, De

Also Published As

Publication number Publication date
EP0620891A1 (en) 1994-10-26
JPH06511523A (ja) 1994-12-22
EP0620891A4 (en) 1995-03-01
WO1994008120A1 (en) 1994-04-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5955854A (en) Power driven venting of a vehicle
US4982094A (en) Passive type crime-preventing infrared sensor provided with a mechanism of monitoring an obstruction for the visual field
US5023444A (en) Machine proximity sensor
EP0842504B1 (en) Window-closing safety system
US6469464B1 (en) Automatic safety garage door closer
EP0617186B1 (en) Opening and closing method and apparatus for vehicle window
GB2288014A (en) Deformable sensor for powered vehicle window
JP2642780B2 (ja) 乗物用開口部の障害物検出システム
US5900598A (en) Lift sensor
GB2361310A (en) Optoelectronic system for an automatic vehicle door closure
US20010048280A1 (en) Motor control system for an automatic window of a vehicle
WO1994022212A1 (en) Power driven venting of a vehicle
JP2003518570A (ja) 統合障害物検知システム
JP2000145294A (ja) 挟込み防止装置
WO1995025380A1 (en) Power driven venting of a vehicle
EP0675255B1 (en) Deformable system
KR100255173B1 (ko) 스케닝 레이져 레이더
JP3840504B2 (ja) 光源による妨害対策を行った侵入検知センサ
KR20050012035A (ko) 거리감지센서를 구비한 로봇청소기 및 이를 이용한 제어방법
EP0501858A2 (en) Fail safe obstruction detector for door openers
JPH048495A (ja) 無人搬送車
JP2521505B2 (ja) 視野妨害監視機構を備えた受動型赤外線防犯センサ
JP4725823B2 (ja) 妨害対策を行った侵入検知センサ
JP2000145292A (ja) 挟込み防止装置
JPH0735855A (ja) 障害物検知機能付サイドポール