JP2642515B2 - 重り付き変換器及びフィードバック機構を備えた駆動回路 - Google Patents

重り付き変換器及びフィードバック機構を備えた駆動回路

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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、音響発生装置に係り、とくに車両用の後退
灯と組み合わせた音響発生装置(以下、「後退灯付き音
響発生装置」という)として応用でき、発生させる音よ
り大きくすることのできる装置に関する。
また、本発明は、圧電変換器などの変換器を駆動可能
な回路に係り、とくに、変圧器がその駆動回路と変換器
との間に設けられた場合でも、変換器とその共鳴周波数
で駆動可能な回路に関する。
背景技術 この種の従来例として米国特許第4,851,813号が挙げ
られる。この特許には、車両用の後退灯付き音響発生装
置が開示されている。この装置は車両がバックギアに入
ったとき作動し、音を発生して車両が後退する旨の音声
表示を行うものである。この後退灯付き音響発生装置で
は、その音響発生装置の部分が後退灯と同じハウジング
に収納されており、その様子を、図1及び図2に基づい
て示してある。図1及び図2に示す如く、後退灯付き音
響発生装置はハウジング20を有し、このハウジングの形
状は任意であるが、図示された実施例では断面が六角形
になっている。ハウジング20は口金22を備え、この口金
22は車両のテールライトに差し込む標準電球の口金と似
た形状である。同様に、ハウジング20は標準電球と同様
の銃剣状の突起24を備えている。
ハウジング20の口金22と反対側の端部には、導電性の
ソケット26が支持されており、このソケット26は導線30
a,30bを介して口金22に電気的に接続されている。これ
により、テールライトのソケットと上記ソケット26との
間で、電気的な接続がなされている。
上記ハウジング20には電気的に駆動する音響発生装置
32が設けられている。この音響発生装置32は圧電変換器
(圧電トランスデューサ)であり、圧電セラミック材料
から成る。この音響発生装置32が駆動すると、周囲の空
気を振動させるから、これにより音が発生する。この発
生した音は、ハウジングの頂部に形成した開口34を通し
て外部に放射される。
しかしながら、この音響発生装置によって発生する、
テールライト・アセンブリの外側での音圧は低く、変換
器で大きな音を発生させた場合でもかなり低い。これは
テールライト・アセンブリのレンズカバーが封入構造の
ハウジングを形成し、このハウジングが発生音を弱めた
り、消したりするからである。この問題を解決する一つ
の策は、より大きな圧電変換器を使うことである。しか
し、この解決策は、圧電変換器の最大サイズに一定限度
があるので、採用困難である。別の解決策は、ある大き
さの圧電変換器が与えられたら、その音発生効率を挙げ
ることである。圧電素子を使って非常に大きな音を発生
させるには、その共振周波数を有する高い電圧で圧電素
子を駆動する必要がある。例えば、上記後退灯付き音響
発生装置や車両警報サイレンのような機器では、ピーク
・ピーク値電圧で50〜250ボルトが通常使われている。
上述した機能を発揮させるのに使う圧電変換器は、各
々、変換器のサイズ、構造、個体差、作動温度、その他
のファクターを変数とした関数になる共振周波数F0を有
する。圧電変換器の出力端で最大音を出力させるには、
その圧電変換器を固有の共振周波数の高電圧で駆動する
ことが必要である。しかし、同じ製造ロットの圧電変換
器であっても、各変換器は僅かずつ異なるから、共振周
波数も異なる。このため、可能な最大音を得ようとして
共振周波数F0で各圧電素子を駆動するには、工場におい
て各ユニット毎に、そのユニットに内臓する圧電変換器
についてのチューニングを行う必要がある。しかし、こ
の作業を行うと、そのようなユニットを生産するコスト
は大幅に上がってしまう。また、そのようにチューニン
グしたとしても、温度が広い範囲で変化した場合、ユニ
ットは的確に作動できない。というのは、温度の変化に
つれて共振周波数F0も移動し、出力音の音圧レベルが急
激に下がってしまうからである。
この問題を解決する一つの方法は、圧電変換器の共振
周波数の変化をリアルタイム追跡するフィードバック回
路を内臓させ、このフィードバック回路により、いかな
る状況にあっても圧電変換器が常に共振周波数F0で動作
するようにすることである。この方法を実施するには、
通常、発振器からの信号経路に圧電変換器を挿入する必
要がある。圧電変換器を通る信号は、その圧電変換器の
共振周波数F0で最大振幅になるから、発振器もその周波
数で動作することになる。図6には、ある圧電変換器の
共振周波数を追跡して最大出力音を得るための、従来周
知のフィードバック回路を示す。
図6に示すように、圧電素子10は、その一方の極がア
ースに接続され、もう一方の極が2つのターミナルP1,P
2に接続されている。ターミナルP1はメインターミナル
であり、駆動信号を受けて圧電素子10を駆動する。ター
ミナルP1は圧電素子10と接続点Z2との間に接続されてい
る。この接続点Z2と別の接続点X2との間には、コンデン
サC2が接続されている。同様に、接続点X2は上記ターミ
ナルP2に接続されている。接続点Z2とさらに別の接続点
Y1との間には、反転増幅器A2が接続されている。接続点
X2及びY1間に、抵抗R1が配置されている。同様に、接続
点X2及びY1間には、抵抗R2と別の反転増幅器A1との直列
回路が、抵抗R1と並列の状態で接続されている。これに
より、反転増幅器A1の出力が反転増幅器A2への入力とな
る。
図6に示す装置は以下のように動作する。反転増幅器
A2の出力端が圧電素子10のメインターミナルP1に結合し
ているので、駆動信号がターミナルP1に供給され、圧電
素子10が駆動される。この結果、圧電素子10が駆動信号
により歪み且つ振動する。この歪みにより生じた電圧
は、圧電素子10に同様に結合しているターミナルP2によ
り検知される。ターミナルP2で検知された電圧は抵抗R2
を会して反転増幅器A1に供給され、さらに、反転増幅器
A2により反転・増幅されて、ターミナルP2で検知された
原信号の増幅信号になる。反転増幅器A1及びA2の増幅度
は、駆動ターミナルP1に供給される最終信号が圧電素子
10で振動を振動を起こすように選択されている。
ターミナルP2により検知された発振周波数は、圧電素
子10の共振周波数になる。というのは、この共振周波数
の信号が、駆動ターミナルP1からターミナルP2へ最も容
易に通過するからである。そこで、ターミナルP2は圧電
素子10の共振周波数も検知し、その信号を増幅後に駆動
ターミナルP1に供給し、圧電素子10がその共振周波数で
振動し続けるようにする。このように、圧電素子10はそ
の共振周波数で動作し、最大音を出力できる。上記抵抗
R1は駆動回路の適正な動作点及びデューティ・ファクタ
ーを与えるものである。抵抗R2は過電圧が反転増幅器A1
に入力するを防ぐ。コンデンサC2によりヒステリシス特
性が得られ、発振器がより効率的に動作する。
しかし、図6を参照した説明したシステムは、以下の
ように種々の不都合がある。
駆動回路から圧電素子10に送られて機械信号に可変可
能なパワーの量は(このパワーは最後は音に変換され
る)、駆動回路のピーク・ピーク値での出力電圧の2乗
に比例し、共振周波数F0での圧電素子の実効抵抗値に逆
比例する。仮に、可能な最大出力電圧が直流電圧供給の
場合に限定されるとすると、駆動回路及び圧電素子の変
換アセンブリから最大出力を得ることは不可能になる。
さらに、圧電素子を非常に高い電圧(例えばピーク・
ピーク値で50ボルトから200ボルトの間の電圧)で駆動
する必要がある場合、標準的な5〜18ボルトの電源回路
からそのような高電圧を得る唯一の方法は、昇圧変圧器
を使うことである。しかし、図6に示す回路に昇圧変圧
器を使って効率良く動作させることはできないという問
題がある。この問題は具体的には、昇圧変圧器が位相シ
フトを招くことであり、この位相シフトにより、回路が
好ましい共振周波数F0とは別の周波数で発振する傾向に
あることである。したがって、もし変圧器が図6に示し
た回路の中で使われた場合、ターミナルP2が圧電素子を
通して、共振周波数F0の信号を検知することができず、
これにより、ターミナルP1に供給される駆動信号も圧電
素子の共振周波数F0の信号でなくなる。そこで、圧電素
子はその共振周波数F0で共振せず、したがって、圧電素
子が動作しても、もともと可能である筈の最大音を出力
しないことになる。
発明の開示 したがって、本発明の目的の一つは、新規な振動構造
を提供することにあり、この振動構造は後退灯付き音響
発生装置に適用でき、本装置を組み込んだアセンブリの
外部での音圧を、本装置の寄与に拠り、良く聞こえるレ
ベルにすることである。
したがって、本発明の別の目的は、圧電素子の駆動回
路を新規に提供することであり、その駆動回路は、駆動
回路と圧電素子の間に昇圧変圧器を設けた回路にするこ
とである。
本発明の別の目的は、そのような新規な駆動回路を、
形状的にコンパクトで、効率良く、且つ、信頼性のある
ものにして提供することである。
本発明の別の目的は、周期的に振動する圧電素子を抑
制して、圧電変換器から生じる音が一層、際立って聞こ
えるようにする、新規な駆動回路を提供することであ
る。
上記目的を達成するために、本発明は以下の音響発生
装置を備える。即ち、この音響発生装置は後退灯付き音
響発生装置に適用でき、この後退灯付き音響発生装置
は、電球を取り付ける手段と、車両のテールライト・ア
センブリに電気的且つ機械的に結合させる手段とを有し
たハウジングを備えている。この後退灯付き音響発生装
置は、同様に、そのハウジングに装着された振動素子を
特徴とし、その振動素子は圧電素子及びこの素子に機械
的に結合した重りを特徴とする。さらに、この重りの重
さは、ハウジングとテールライト・アセンブリが一つの
ユニットとして振動して音を発生するように選択され
る。そこで、このハウジング及びテールライト・アセン
ブリを1つの機械的に結合したユニットとする全体振動
によって、このシステムから発生する音はより大きくな
る。このようなシステムは、圧電素子の振動を利用して
空気を振動させ、これにより音を発生させる他のシステ
ムに応用することもできる。
さらに、本発明は駆動回路を特徴とし、この駆動回路
は後退灯付き音響発生装置に適用可能である。この駆動
回路では、圧電素子又は振動素子が、その共振周波数で
効率良く駆動されるようになっている。そのようなシス
テムは、入力電圧信号を昇圧変圧器に供給するための電
圧源を特徴とし、それによって、昇圧変圧器はその入力
電圧信号を増幅できる。駆動ターミナルは、この増幅さ
れた電圧信号を圧電素子又は振動素子に印加する。検知
ターミナルも同様に圧電素子又は振動素子に接続するこ
とで、その検知ターミナルは、検知信号に基づいたフィ
ードバック信号を発生できる。このフィードバック信号
は、ハイパスフィルタ操作及びローパスフィルタ操作に
よりフィルタ処理された後、フィルタ処理されたフィー
ドバック信号に基づいて、入力電圧の昇圧変圧器への供
給を制御する制御手段に送られる。昇圧変圧器に因り生
じたフィードバック信号の望まない位相シフトは上記フ
ィルタ処理により除去される。そのようなシステムによ
り、圧電素子又は振動素子がその素子の共振周波数で振
動し、とくに、本発明の後退灯付き音響発生装置に適用
可能になる。このようなシステムは、変圧器を介して供
給された駆動信号と圧電素子が受けるようになっている
ならば、他の装置に応用することもできる。
図面の簡単な説明 添付の図面と関連付けながら後に詳述する説明を参照す
ることによって本発明が良く理解されたとき、本発明の
価値をより完全に確認でき、本発明に伴う効果の多くを
容易に得られるものである。ここで、 図1及び図2は米国特許第4,851,813号に開示された
後退灯付き音響発生装置を示し、 図3及び図4は本発明に係る後退灯付き音響発生装置
を示し、 図5は本発明に係る振動構造であって、図3及び図4
に示す装置に使用できる振動構造を示し、 図6は背景技術に係る、圧電素子の駆動回路を示し、
及び 図7は本発明に係る圧電素子の駆動回路の好適な一実
施例を示す。
発明を実施するための最良の形態 以下、図面を参照して説明する。添付の図面では、類
似の参照符号は同一か又は各視野から見て一致する部分
を示し、とくに、図3〜図5についてはそのようにして
いる。このため、図3〜図5は、本発明に係る後退灯付
き音響発生装置の一例を改善した装置を詳述したもので
あることが分かる。
図3及び図4に示す装置の全体構成は、ハウジング22
を有し、そのハウジング22に電流28が装着される点で、
図1及び2に示した装置と類似している。図3及び図4
に開示した装置は、しかし、電球28がハウジング22の外
に、しかもハウジング22の軸に垂直な方向に装着されて
いる。さらに、図4に示す装置はプリント回路基板を表
わす要素50を特徴とし、そのプリント回路基板上に駆動
回路(図7を参照してより詳細に説明される)が実装さ
れている。このプリント回路基板50には昇圧変圧器T1が
接続され、この変圧器T1は車両のテールライト・アセン
ブリから入力した電圧を適正なレベルまで昇圧させる。
さらに、図4に示す如く、ユニークな音響発生装置60が
図4記載の後退灯付き音響発生装置に利用されている。
音響発生装置60は重り63を有しており、後述する図5を
参照してより詳細に説明される。このように、図3及び
図4に示す装置は、図1及び図2の装置とは異なる音響
発生装置又は振動構造を利用している。
この音響発生装置又は振動構造60は、図5に明確に示
されている。従来の音響発生装置は、ステンレス鋼板又
は銅板62を有し、これにセラミック製の圧電素子61を接
着することを特徴している。しかし、図5に示すよう
に、この発明によれば、重り63が、ステンレス鋼板又は
銅板62の、圧電素子61が接着されているのと反対側の面
に接着されている。この重り63は従来周知の接着剤によ
って固く、撓まないように接着されている。例えば、ス
テンレス鋼板又は銅板62の直径が22.5mm、圧電材料の直
径が16mmのものを用いたとき、重り63の典型的な適正重
量は約2.0グラムである。さらに重りを中空状にする
と、圧電素子が曲がったときに接着した締結部位にかか
るストレスを最小にできるので、とくに好ましい。簡単
には、標準12−28の六角形の鋼製機械用ナットは、適正
な形状及び重量のものであれば、重りとして使用でき
る。さらに、重りはステンレス鋼板又は銅板62の中心に
位置させると、最も効果的である。しかし、重りが中心
を僅かにずれていたとしても、装置は効果的に動作する
し、重りを15%だけオフセットさせても効率良く動作す
ることが分かっている。
重り63を取り付けてあるので、振動構造60の全質量を
増加させた動作となる。それゆえに、この重りの取付け
によって、振動構造60に伝達できる全エネルギーが増加
する。重りが無い場合、圧電材料61及びステンレス鋼板
又は銅板62は、供給されたある特定の入力電圧に基づい
て、予め決めた量だけ曲がる。これゆえ、圧電材料61が
損傷させない、供給可能な最大電圧が存在する。すなわ
ち、あまりにも高い電圧が圧電材料61及びステンレス鋼
板又は銅板62のみから成る振動構造に供給されると、そ
の圧電材料61は曲がり過ぎて壊れる。
しかし、重り63を付加することで、曲がって振動する
素子の質量が増加するので、その増加分だけ、より高い
電圧を印加しても、圧電材料61が壊れて損傷状態になる
ことはない。
このように、供給可能なエネルギを増加することで、
振動素子60を内臓する、後退灯付き音響発生装置のよう
な装置の全体動作を変えることができる。すなわち、こ
の重り63を付加したことで、装置はもはや音を発生させ
るのに振動空気に依存しない動作になる。振動空気に依
存したものとしては、米国特許4,851,813号記載の後退
灯付き音響発生装置が前述した如く提案されており、圧
電素子の周りの空気を振動させ、それにより発生した音
が開口34を通るようにしていた。前にも議論したよう
に、この従来装置は十分に大きいレベルの音を発生させ
るのに、有効ではなかった。
加えて、質量を増加させたので、振動構造60の共振周
波数が下がる。これにより、音のエネルギが今までとは
完全に異なるモードでテールライト・アセンブリの外に
伝わるようになり、これが本発明の重要な特徴の一つに
なっている。重りを付加したことで、圧電変換器は、そ
の振動部分のアセンブリ及びテールライト・アセンブリ
が結合した全体に係る共振周波数で振動させるようにな
り、この結果、振動エネルギがテールライト・アセンブ
リ全体に効率良く伝わる。これにより、テールライト・
アセンブリの外の空気を振動させるのは、そのユニット
全体であり、その振動により音が発生する。
したがって、本発明では、圧電変換器がその周囲の空
気を振動させることを意図していないから、図1で見ら
れた開口34のような穴は不要である。図3に示した切込
み35は単に飾りの窪みであり、開口ではない。代わり
に、本発明では、振動エネルギを口金22を介してテール
ライト・アセンブリ全体に直接、効率良く且つ機械的に
伝達させることで、振動エネルギはテールライト・アセ
ンブリの周囲の空気に効率良く伝わることができる。
図3〜図5を参照して説明した装置は、後退灯付き音
響発生装置という用途に限定して議論してきた。しかし
ながら、図5の振動構造は、圧電素子をハウジング内で
振動させ、これにより空気を振動させて音を出す多数の
機器に応用できる。例えば、図5の装置は、煙感知機、
車両の警報用サイレン、水中での機器といった応用が可
能である。すなわち、図5の装置は、圧電素子を独立し
て振動させる代わりに、全体を一つのユニットとして振
動させる他の機器に使用できる。
上述した装置の一つの不都合は、後退灯付き音響発生
装置とテールライト・アセンブリとの組合わせが、各
々、異なる共振周波数F0を有することである。この装置
の共振周波数F0は、使用する圧電変換器の詳細、ハウジ
ング及びテールライト・アセンブリ(これに、後退灯付
き音響発生装置が挿入される)の詳細なサイズ、形状、
及び、その他のファクターに基づいて変わる。テールラ
イト・アセンブリを効率良く振動させ、極力大きい音を
発生させるには、後退灯付き音響発生装置とテールライ
ト・アセンブリはその組合わせ毎に、システム全体の共
振周波数F0で振動する必要がある。しかし、各ユニット
がそのような共振態様で動作するようにチューニングす
る実行可能な方法が無い。また、上述した如く、今ま
で、昇圧変圧器を通して効果的に動作するフィードバッ
ク装置も製造されていなかった。そこで、フィードバッ
ク系を備えた駆動回路を新規に製造したので、上記不都
合を克服できる。駆動回路は以下の図7に示す。この駆
動回路は、図4に示したプリント回路基板50に実装され
た電気駆動回路として実施できる。
図7は、本発明に係る圧電変換器の駆動回路の好適な
実施例を示す。
図7に示す駆動回路には、1次巻線W1及び2次巻線W2
を有する昇圧変圧器T1が備えられている。1次巻線W1の
一端には、図7に示した電圧源、例えば12ボルト電源が
接続されている。1次巻線W1の他端はトランジスタQ1の
コレクタに接続されている。2次巻線W2の一端は、駆動
ターミナルP1に接続されている。この駆動ターミナルは
圧電素子10に接続され、図6を参照して説明した駆動回
路と同様に、圧電素子10を駆動する動作を行う。この圧
電素子10は重り63を有する、図5に示した振動構造60と
する。2次巻線W2の他端はアースに接続されている。同
様に、圧電素子10は検知ターミナルP2に接続されてい
る。
検知ターミナルP2は抵抗R3を介して一つの接続点X2に
接続されている。この接続点X2は演算増幅器A3の正入力
端を表す。同様に、検知ターミナルP2とアースとの間
に、コンデンサC3が接続されている。また、接続点X2と
アースとの間に、抵抗R5及びコンデンサC4の並列回路が
接続されている。さらに、接続点X2と12ボルト電源との
間に、抵抗R4が接続されている。
演算増幅器A3の出力端、すなわち別の接続点Z2は、抵
抗R6を通してトランジスタQ1のベースに接続されてい
る。この接続点Z2と演算増幅器A3の反転入力端との間
に、抵抗R7を介したフィードバック・ループが更に形成
されている。コンデンサC2が、演算増幅器A3の負入力端
(反転入力端)とアースとの間に接続されている。
さらに、演算増幅器A3の負入力端と別の接続点Y2との
間に、整流器D1が接続されている。この接続点Y2は別の
演算増幅器A4の出力端になっている。この演算増幅器A4
及びこの増幅器に接続される素子は矩形波発振回路に相
当するもので、図7において点線で囲んだ領域100によ
り表してある。この矩形波発振器の回路は更に、演算増
幅器A4の正入力端と接続点Y2との間に接続した抵抗R8を
備えている。抵抗R10が同様に演算増幅器A4の正入力端
と12ボルト電源との間に接続されている。抵抗R11が演
算増幅器A4の正入力端とアースとの接続され、この抵抗
R11の両端は演算増幅器A4の正入力端及び負入力端に各
々至る。コンデンサC5が演算増幅器ASの負入力端とアー
スとの間に同様に接続されている。出力接続点Y2と演算
増幅器A4の負入力端との間、すなわち、その負入力端及
びコンデンサC5の間に、更に抵抗R12が接続されてい
る。
図7で述べた回路の動作を、以下で説明する。
図7に示す回路では、トランジスタQ1は変圧器T1の一
次巻線W1を駆動する。変圧器T1の一次巻線W1に入力した
電圧は変圧器T1で昇圧され、2次巻線W2から圧電変換器
10の駆動ターミナルP1に供給される。電圧信号が変圧器
T1で昇圧されるとき、その電圧信号は一次巻線W1の誘導
分流により低周波数での、望んでいない位相シフトを受
ける。この電圧信号はまた、変圧器T1の漏れインダクタ
ンスにより高周波数での、望んでいない位相シフトを受
ける。図7の回路を利用することで、圧電素子10の発振
周波数をオフセットする、それらの位相シフトの傾向を
最小にできる。すなわち、図7に示す回路が動作する
と、圧電変換器10、つまり、この回路が図3及び図4に
示す機器に適用されている場合の後退灯付き音響発生装
置及びテールライト・アセンブリ・ユニットの全体は、
その共振周波数F0で確実に振動し、昇圧変圧器T1により
生じた位相シフトは共振周波数F0で振動する圧電素子1
0、つまり振動構造に影響しない。
この結果を得るためには、圧電素子10の検知ターミナ
ルP2は圧電素子10の振動周波数を検知する。この検知さ
れた周波数は次いで演算増幅器A3に入力する。検知ター
ミナルP2で検知した信号の信号値は高いので、分流器と
して付加されているコンデンサC3が検知信号の値を扱い
得るレベルまで下げる。抵抗R3及びコンデンサC4が動作
し、ローパスフィルタ回路を形成する。このローパスフ
ィルタ回路のカットオフ周波数を決めるRC積は、原理的
には、C3及びC4の実効的な直列静電容量を、R3,R4及びR
5の並列回路の抵抗倍したものより決まる。このローパ
スフィルタの3dB低下の周波数(カットオフ周波数)
は、典型的には800Hzである。このローパスフィルタは
変圧器T1より生じた低周波の位相シフトを通過させる。
このため、演算増幅器A3の正入力端に入力するのは、ほ
とんど、圧電素子10の高周波数発振の信号に制限され
る。
演算増幅器A3の出力により、電流制限抵抗R6を通して
トランジスタQ1のベースが駆動される。トランジスタQ1
により変圧器T1が駆動され、これにより発振ループが完
結する。
演算増幅器A3は、その出力端と反転入力端との間のフ
ィードバック回路を特徴としている。このフィードバッ
ク回路には、抵抗R7とコンデンサC2が含まれている。抵
抗R7及びコンデンサC2は実効的に、演算増幅器A3の出力
をRCフィルタを通して演算増幅器A3の反転入力端にフィ
ードバックし、ハイパスフィルタを形成している。演算
増幅器A3の反転入力端の信号が、コンデンサC2からのフ
ィードバック信号の入力を取り込むように迅速に処理さ
れ、これにより演算増幅器A3の出力がロー又はハイ状態
のいずれかにある時間が制限される。このようにして、
この演算増幅器A3のフィードバック回路は動作し、変圧
器T1を通過するときに生じ、且つ、検知ターミナルP2で
検知される高周波での位相シフトを効果的に、除去でき
る。演算増幅器A3の出力により、トランジスタQ1が制御
される。すなわち、演算増幅器A3の出力により、トラン
ジスタQ1がオン、オフ切換え制御され、これにより、12
ボルト入力信号が変圧器T1を通って昇圧され、駆動ター
ミナルP1に供給されるか否かが制御される。
したがって、この回路が動作すると、変圧器T1による
生じてターミナルP2により検知される高周波及び低周波
の位相シフトの両方か効果的に排除される。この結果、
駆動ターミナルP1は圧電素子10、すなわち振動ユニット
全体を的確に駆動し、その共振周波数F0でのみ発振させ
る。
さらに、図7の回路が動作すると、圧電素子10、すな
わち振動ユニット全体を、共振周波数が所定範囲に在る
限り、その共振周波数F0で駆動させる。例えば、以下で
議論するように、この回路の各素子は、駆動回路が圧電
素子又はユニットと共に動作したとき、1〜4kHzの間の
共振周波数を有するように、その値を選択できる。そこ
で、圧電素子又はユニットの共振周波数F0がその範囲に
止まる限り、図7の駆動回路は圧電素子又はユニットを
その共振周波数F0で効果的に駆動する。このように、図
7の駆動回路は、製造中に自然に生じてしまうような、
僅かずつ異なる共振周波数の圧電素子を用いた場合でも
動作できる。すなわち、別々のテールライト・アセンブ
リに挿入された各後退灯付き音響発生装置に対しても的
確に動作し、例えば、温度変化に伴う共振周波数のドリ
フトによって生じる圧電素子の共振周波数の変化を補償
できる。
共振周波数が1〜4kHz(好ましくは、2〜3kHz)の間
にある圧電素子又は電圧構造ユニットを利用する場合、
図7に示す各素子の典型的な値は、以下のようである。
すなわち、R3=470[kΩ],R4=680[kΩ],R5=680
[kΩ],R6=27[kΩ],R7=1.5[kΩ],R8=22[k
Ω],R10=100[kΩ],R11=100[kΩ],R12=2.7
[kΩ],C3=0.003[μF],C4=0.001[μF],C5=
0.1[μF],C7=0.0033[μF]。さらに、A3及びA4は
演算増幅器LM358、Q1はNTE46のダーリントン・トランジ
スタ、D1は1N4148の整流器である。共振周波数が1〜4k
Hzの間、好ましくは2〜3kHzの間に在る場合、このよう
な回路素子を利用することにより、図7に示す回路は圧
電素子又は圧電構造ユニットをその共振周波数F0で効果
的に駆動するように動作する。なお、回路定数は上述の
ものに限定されず、それらの回路素子の値を変えて、別
の共振周波数F0の圧電素子又は圧電構造ユニットであっ
ても動作するようにできることも、明確に理解されると
ころである。
図7の回路は更に、波形発振回路100にも特徴があ
る。この波形発振器回路100を動作させると、振動用の
圧電素子10からの音をより際立たせることができる。振
動用の圧電素子10からの音をより際立たせるために、波
形発振器回路100は圧電素子10の振動を約1秒の周期で
ターンオフ及びターンオンさせる。圧電素子をこの割合
でターンオン及びターンオフさせることにより、その圧
電素子の振動時間が周期的に変化し、その変化割合で生
じる音はより際立つことになる。
したがって、演算増幅器A4の出力がハイであるとき、
電流が整流器D1を通って流れ、演算増幅器A3の反転入力
を正にする。この結果、演算増幅器A3の出力は強制的に
ローとなる。これにより、トランジスタQ1の出力が停止
し、圧電素子10の発振も停止される。
図7のフィードバック回路は、特に図3〜5に示した
後退灯付き音響発生装置を参照して説明してきた。しか
し、このフィードバック回路は演算増幅器を駆動する回
路なら、どんな回路にも組み込むことができる。とく
に、変圧器を通して圧電変換器を駆動する回路にも組み
込むことができる。
以上の示唆に照らして、本発明では、種々の変更や変
形が可能である。したがって、添付のクレームの範囲内
ならば、上記で詳細に説明したものとは異なる態様であ
っても本発明を実施できる。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−127696(JP,A) 特開 昭61−58482(JP,A) 特開 平2−124341(JP,A) 実開 昭62−172659(JP,U) 実開 昭56−170496(JP,U) 米国特許5181019(US,A)

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車両に搭載される後退灯付き音響発生装置
    に採用され、かつハウジングを備えた音響発生装置にお
    いて、 前記ハウジングに取り付けた振動素子を有し、この振動
    素子は圧電素子と、この圧電素子に機械的に結合した重
    りとを備える一方、前記ハウジングに電球を取付け且つ
    車両のエールライト・アセンブリに機械的及び電気的に
    結合させる取付け手段を有し、前記重りの重さを、前記
    振動素子と、前記ハウジングと、およびそのハウジング
    が機械的に結合した前記車両のテールライト・アセンブ
    リとが1つの機械的に結合したユニットとして振動して
    音を発生する値に設定したことを特徴とする音響発生装
    置。
  2. 【請求項2】前記音響発生装置は、前記車両のテールラ
    イト・アセンブリの後退灯のソケットに取り付けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の音響発生装置。
  3. 【請求項3】共振周波数で振動する圧電素子を駆動する
    駆動装置であって、前記共振周波数で前記圧電素子を駆
    動する入力電圧信号を供給する電圧源と、前記入力電圧
    信号を受けて増幅し、増幅した電圧信号を発生させる昇
    圧変圧器と、前記圧電素子に直接に結合され且つ前記増
    幅電圧信号を受けて前記圧電素子に供給することにより
    その圧電素子を振動させる駆動ターミナルと、前記圧電
    素子に直接に結合され且つその圧電素子の振動を検知し
    てその検知した振動に基づいたフィードバック信号を発
    生させる検知ターミナルと、前記フィードバック信号を
    バンドパス・フィルタリングして前記昇圧変圧器により
    生じ且つ前記フィードバック信号に含まれる望まない位
    相シフトを排除するバンドパス・フィルタリング手段
    と、フィルタリングされた前記フィードバック信号に基
    づいて前記昇圧変圧器に供給する前記入力電圧を制御す
    る制御手段とを備えたことを特徴とする駆動装置。
  4. 【請求項4】前記バンドパス・フィルタリング手段は、
    前記フィードバック信号の低周波成分をフィルタリング
    して前記望まない位相シフトを除去するローパスフィル
    タ手段と前記フィードバック信号の高周波成分をフィル
    タリングして前記望まない位相シフトを除去するハイパ
    スフィルタ手段とを備えたことを特徴とする請求項3記
    載の駆動装置。
  5. 【請求項5】前記制御手段は、反転入力端および非反転
    入力端が前記バンドパス・フィルタリング手段の出力信
    号を受ける演算増幅器と、前記昇圧変圧器に供給される
    前記入力電圧信号を前記演算増幅器の出力信号に基づい
    て制御する制御要素とを備え、 前記ローパスフィルタ手段は、前記演算増幅器の前記非
    反転入力端に供給する信号を出力する抵抗及びコンデン
    サの回路網を備えたことを特徴とする請求項4記載の駆
    動装置。
  6. 【請求項6】前記制御手段は、反転入力端および非反転
    入力端が前記バンドパス・フィルタリング手段の出力信
    号を受ける演算増幅器と、前記昇圧変圧器に供給される
    前記入力電圧信号を前記演算増幅器の出力信号に基づい
    て制御する制御要素とを備え、 前記ハイパスフィルタ手段は、前記演算増幅器の前記反
    転入力端と出力端との間に接続された抵抗及びコンデン
    サの回路網を備えたことを特徴とする請求項4記載の駆
    動装置。
  7. 【請求項7】前記制御要素はトランジスタ素子を備え、
    そのトランジスタのベースを前記演算増幅器の前記出力
    端に接続し、且つ、そのトランジスタのコレクタを前記
    昇圧変圧器の一次巻線に接続したことを特徴とする請求
    項6記載の駆動装置。
  8. 【請求項8】前記制御手段は、反転入力端および非反転
    入力端が前記バンドパス・フィルタリング手段の出力信
    号を受ける演算増幅器と、前記昇圧変圧器に供給される
    前記入力電圧信号を前記演算増幅器の出力信号に基づい
    て制御する制御要素と、予め設定した時間周期で周期的
    に振動するように前記圧電素子を制御する矩形波発振回
    路とを備えたことを特徴とする請求項3記載の駆動装
    置。
  9. 【請求項9】前記時間周期は1秒である請求項8記載の
    駆動装置。
  10. 【請求項10】共振周波数で振動する圧電素子を駆動す
    る方法であって、前記圧電素子を前記共振周波数で駆動
    する入力電圧信号を発生させるステップと、前記入力電
    圧信号を昇圧変圧器で昇圧しして、増幅された電圧信号
    を生成するステップと、前記増幅された電圧信号を前記
    圧電素子に供給してその圧電素子を振動させるステップ
    と、前記圧電素子の振動を検知してその検知振動に基づ
    きフィードバック信号を発生させるステップと、前記フ
    ィードバック信号をバンドパス・フィルタリングして前
    記昇圧変圧器により生じかつ前記フィードバック信号に
    含まれる望まない位相シフトを除去するステップと、フ
    ィルタリングされた前記フィードバック信号に基づいて
    前記増幅された電圧信号の前記圧電素子への供給を制御
    するステップとを備えたことを特徴とする駆動方法。
  11. 【請求項11】前記バンドパス・フィルタリングステッ
    プは、前記フィードバック信号の低周波成分をフィルタ
    リングして前記望まない位相シフトを除去するローパス
    ・フィルタリンズのステップと、前記フィードバック信
    号の高周波成分をフィルタリングして前記望まない位相
    シフトを除去するハイパス・フィルタリングのステップ
    とを備えたことを特徴とする請求項10記載の駆動方法。
  12. 【請求項12】前記制御のステップは、バンドパス・フ
    ィルタリングされた前記フィードバック信号を演算増幅
    器の反転入力端および非反転入力端で受けてそのフィー
    ドバック信号を増幅するステップと、前記演算増幅器の
    出力信号に基づいて前記昇圧変圧器に供給される前記入
    力電圧信号を制御するステップとを備え、 前記ローパス・フイルタリングのステップは、前記フィ
    ードバック信号を抵抗及びコンデンサの回路網を通過さ
    せ、この回路網の出力信号を前記演算増幅器の前記非反
    転入力端に供給することを特徴とした請求項11記載の駆
    動方法。
  13. 【請求項13】前記制御のステップは、バンドパス・フ
    ィルタリングされた前記フィードバック信号を演算増幅
    器の反転入力端および非反転入力端で受けてそのフィー
    ドバック信号を増幅するステップと、前記演算増幅器の
    出力信号に基づいて前記昇圧変圧器に供給される前記入
    力電圧信号を制御するステップとを備え、 前記ハイパス・フィルタリングのステップは、前記フィ
    ードバック信号を前記演算増幅器の出力端と前記演算増
    幅器の前記反転入力端との間に接続された抵抗及びコン
    デンサの回路網を通過させることを特徴とした請求項11
    記載の駆動方法。
  14. 【請求項14】前記制御のステップは、前記演算増幅器
    の前記出力端にベースが接続され且つ前記昇圧変圧器の
    一次巻線にコレクタが接続されたトランジスタを制御す
    ることを特徴とした請求項13記載の駆動方法。
  15. 【請求項15】前記制御のステップは、バンドパス・フ
    ィルタリングされた前記フィードバック信号を演算増幅
    器の反転入力端および非反転入力端で受けてそのフィー
    ドバック信号を増幅するステップと、前記演算増幅器の
    出力信号に基づいて前記昇圧変圧器に供給される前記入
    力電圧信号を制御するステップとを備え、 前記制御のステップは更に、前記圧電素子を制御するた
    めに矩形波発振信号を発生させ、その矩形波発振信号を
    前記演算増幅器の前記反転入力端に供給して前記圧電素
    子を予め設定した時間周期で周期的に振動させることを
    特徴とした請求項10記載の駆動方法。
  16. 【請求項16】前記時間周期は1秒であることを特徴と
    した請求項15記載の駆動方法。
  17. 【請求項17】ハウジングを有する音響発生装置であっ
    て、前記ハウジングに取り付けられた振動素子を有し、
    この振動素子は、圧電素子と、その圧電素子に機械的に
    結合された重りとを有し、この重りの重さを、前記振動
    素子と前記ハウジングが1つの機械的に結合したユニッ
    トとして振動して音を発生する値に設定する一方、 上記振動素子を駆動する回路を備え、この回路は、入力
    電圧信号を供給する電圧源と、前記入力電圧信号を受け
    て増幅し、増幅した電圧信号を生成する昇圧変圧器と、
    前記増幅した電圧信号を受けてその電圧信号を前記振動
    素子に供給する駆動ターミナルと、前記振動素子に接続
    され、且つその振動素子の振動を検知してその検知振動
    に基づいたフィードバック信号を生成する検知ターミナ
    ルと、前記フィードバック信号をフィルタリングして前
    記昇圧変圧器により生じ且つそのフィードバック信号に
    含まれる望まれない位相シフトを排除するフィルタリン
    グ手段と、フイルタリングされた前記フィードバック信
    号に基づいて前記入力電圧の前記昇圧変圧器への供給を
    制御する制御手段とを備えたことを特徴とする音響発生
    装置。
  18. 【請求項18】前記音響発生装置は、車両に搭載される
    後退灯付き音響発生装置に採用された装置であって、前
    記ハウジングに電球を取付け且つ車両のテールライト・
    アセンブリに機械的及び電気的に結合させる取付け手段
    を備え、前記重りの重さは、前記振動素子と、前記ハウ
    ジングと、そのハウジングが機械的に結合した前記車両
    のテールライト・アセンブリとを一つの機械的に結合し
    たユニットとして振動させて音を発生させる値に設定し
    たことを特徴とする請求項17記載の音響発生装置。
  19. 【請求項19】前記音響発生装置は、車両のテールライ
    ト・アセンブリの後退灯のソケットに取り付けられたこ
    とを特徴とする請求項17記載の音響発生装置。
  20. 【請求項20】前記フィルタリング手段は、前記フィー
    ドバック信号の低周波数成分をフィルタリングして前記
    望まない位相シフトを除去するローパスフィルタ手段と
    前記フィードバック信号の高周波数成分をフィルタリン
    グして前記望まない位相シフトを除去するハイパフィル
    タ手段とを備えたことを特徴とする請求項17記載の音響
    発生装置。
  21. 【請求項21】前記制御手段は、反転入力端および非反
    転入力端が前記フィルタリング手段の出力信号を受ける
    演算増幅器と、前記昇圧変圧器に供給させる前記入力電
    圧信号を前記演算増幅器の出力信号に基づいて制御する
    制御要素とを備え、 前記ローパスフィルタ手段は、抵抗及びコンデンサの回
    路網を備え、この回路網の出力信号を前記演算増幅器の
    前記非反転入力端に供給するように接続したことを特徴
    とする請求項20記載の音響発生装置。
  22. 【請求項22】前記制御手段は、反転入力端および非反
    転入力端が前記フィルタリング手段の出力信号を受ける
    演算増幅器と、前記昇圧変圧器に供給される前記入力電
    圧信号を前記演算増幅器の出力信号に基づいて制御する
    制御要素とを備え、 前記ハイパスフィルタ手段は、前記演算増幅器の前記反
    転入力端と前記演算増幅器の出力端との間に接続された
    抵抗及びコンデンサの回路網を備えたことを特徴とする
    請求項20記載の音響発生装置。
  23. 【請求項23】前記制御要素はトランジスタを備え、そ
    のトランジスタのベースを前記演算増幅器の前記出力端
    に接続し、且つ、そのトランジスタのコレクタを前記昇
    圧変圧器の一次巻線に接続したことを特徴とする請求項
    22記載の音響発生装置。
  24. 【請求項24】前記制御手段は、振動する出力信号を前
    記演算増幅器の前記反転入力端に供給し、予め設定した
    時間周期で周期的に前記圧電素子を振動させるように制
    御する矩形波発振回路を備えたことを特徴とする請求項
    20記載の音響発生装置。
  25. 【請求項25】前記時間周期は1秒である請求項24記載
    の音響発生装置。
  26. 【請求項26】ハウジングに結合された音響発生装置で
    あって、取付け手段に取り付けられた振動素子を有し、
    この振動素子は、圧電素子と、その圧電素子に機械的に
    結合された重りとを有し、前記取付け手段を前記ハウジ
    ングに剛体状に取り付け、前記重りの重さを、前記振動
    素子、前記取付け手段、及び前記ハウジングが1つの機
    械的に結合したユニットとして振動して、そのハウジン
    グの振動により音を発生する値に設定したことを特徴と
    する音響発生装置。
  27. 【請求項27】前記ハウジングは車両のテールライト・
    アセンブリであり、前記取付け手段は前記車両のテール
    ライト・アセンブリに機械的及び電気的に結合したこと
    を特徴とする請求項26記載の音響発生装置。
  28. 【請求項28】前記取付け手段は、前記車両のテールラ
    イト・アセンブリの電球用ソケット内に取り付けられた
    ことを特徴とする請求項27記載の音響発生装置。
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