JP2641995B2 - 画面制御方法および画面制御装置 - Google Patents

画面制御方法および画面制御装置

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JP2641995B2
JP2641995B2 JP3053608A JP5360891A JP2641995B2 JP 2641995 B2 JP2641995 B2 JP 2641995B2 JP 3053608 A JP3053608 A JP 3053608A JP 5360891 A JP5360891 A JP 5360891A JP 2641995 B2 JP2641995 B2 JP 2641995B2
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智久 山口
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画面対話型のシステムに
おける補助情報表示を制御する画面制御方法および画面
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療事務専用システムなどのよう
な画面対話型のシステムでは、その画面対話時の入力方
法等を説明する補助情報表示(以下、HELP表示とい
う)によって、画面対話をサポートしている。このHE
LP表示のプログラムは、図5に示すように、対話に必
要な表示を実行している複数のプログラム1,2,…,
nの中にそれぞれ定義されていて一体に組み込まれてい
る。各プログラム1,2,…,nは、それぞれ画面単位
に作られており、その画面単位のHELP表示部1a,
2a,…,naは、HELP表示の管理部1b,2b,
…,nbとデータ1c,2c,…,ncからなり、HE
LP表示機能はプログラム1,2,…,nによってディ
スプレイ3に表示される各画面単位毎に制御されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の技術におい
ては、HELP表示部1a,2a,…,naが画面単位
に作られたプログラム1,2,…,nに組み込まれてい
るため、プログラム完成後に、HELP表示項目を追
加、変更または削除等の修正を行う必要が生じた場合に
は、プログラム1,2,…,またはnを修正しなければ
ならず、煩雑であるばかりでなく、医療事務専用システ
ムなどのように頻繁に更新されるシステムでは、実務に
支障をきたさないように修正することはプログラム作成
者に多大な負担をかけることになるという問題点があっ
た。
【0004】本発明は上記従来の技術における問題点を
解消するためのものであり、補助情報表示用プログラム
の修正を画面対話型のアプリケーションプログラムの修
正なしにできるようにした画面制御方法および画面制御
装置を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は補助情報表示用
プログラムを単独で修正できるようにするため、図1に
示すように、画面制御方法は、表示画面上の入力項目に
対する補助情報を表示させて入力作業を支援する対話型
処理システムにおいて、対話画面の表示処理中に補助情
報の表示を指示すると、各対話画面を表示させる画面表
示手段とは別に設けられた各対話画面を統一的に制御す
る共通管理手段12が起動されて、表示画面を退避し、
その共通管理手段12がプログラム定義体の名称および
カーソル位置をアクセスキーとして補助情報管理手段1
5を起動して、その補助情報管理手段15により補助情
報ファイル13から必要なデータを読み出させ、補助情
報を表示させることを特徴とする。
【0006】画面制御装置は、表示画面上の入力項目に
対する補助情報を表示させて入力作業を支援する対話型
処理システムにおいて、表示画面ごとに各画面に対応し
て設けられた対話処理手段11と、該対話処理手段11
の中から必要な手段を選択し起動させるとともに補助情
報の表示が指定された場合に補助情報管理をプログラム
定義体の名称およびカーソル位置をアクセスキーとして
実行する共通管理手段12と、補助情報を格納する補助
情報ファイル13と、該補助情報ファイル13のデータ
を管理するとともに表示部14に対する補助情報の表示
を実行する補助情報管理手段15を備えたことを特徴と
する。
【0007】
【作用】このように構成したことにより、画面制御方法
においては、対話画面の表示処理中に補助情報の表示を
指示して補助情報を表示させると、必要な補助情報が画
面表示され、補助情報を入力できるようになり、しかも
補助情報のプログラムまたはデータの追加、変更あるい
は削除が必要になった場合には、各対話画面を表示させ
る画面表示手段とは別の共通管理手段にプログラム定義
体の名称およびカーソル位置をアクセスキーとして起動
される補助情報管理手段と、その補助情報管理手段によ
り管理される補助情報ファイルの内容を、各対話画面を
表示させる画面表示手段を介することなく追加、変更あ
るいは削除させることができるようになる。
【0008】画面制御装置においては、共通管理手段1
2により選択された対話処理手段11が対話画面に対応
した画面表示をし、その画面表示の中から補助情報を必
要とする指示をだした場合、共通管理手段12がプログ
ラム定義体の名称およびカーソル位置をアクセスキーと
して補助情報管理手段15を起動させて、補助情報ファ
イル13のデータを読み出し、補助情報を表示させる。
また、補助情報管理手段15と補助情報ファイル13の
内容を修正する必要が生じた場合には、各対話処理手段
11とは独立した共通管理手段12を介して補助情報管
理手段15と補助情報ファイル13の内容を追加、変更
あるいは削除させることにより、対話処理手段11の修
正を必要とせずに、補助情報の管理および変更が容易に
できるようになる。
【0009】
【実施例】本発明における以下の実施例では共通管理部
の中に補助情報管理部を一体に組み込んだ場合について
説明する。
【0010】図2は一実施例の構成を表す図である。こ
こに、21はディスプレイ表示部である。22はプログ
ラム制御部であり、各画面単位に独立させた画面表示手
段としての対話用アプリケーションプログラムを複数組
み合わせたプログラム群を形成する。23はディスク等
の記憶手段からなるHELP(補助情報表示)用データ
のマスタファイルであり、画面対話型の情報処理におけ
る方法説明等の補助情報を表示するために必要なデータ
をすべて格納する。24は対話処理における共通管理手
段としてのファームウェアまたはソフトウェアを形成す
る共通管理部であり、プログラム制御部22に用意され
ている各アプリケーションプログラムのいずれかを利用
して画面表示し、対話型のプログラムによる表示を実行
するとともに、必要となった補助情報をマスタファイル
23から呼び出し、ディスプレイ表示部21の予め設定
された位置に表示する。
【0011】この共通管理部24には、表示画面の共通
管理手段としてアプリケーションプログラム22a,
…,22nや補助情報プログラムに従った画面表示をす
る画面制御部24aと、ディスプレイ表示部21に表示
されているカーソルの位置を制御するカーソル位置制御
部24bと、HELP画面表示を実行するに先立ち表示
画面の画面情報を退避させるプログラム画面退避部24
cと、HELP画面表示を終了した後の表示画面の復旧
を行うプログラム画面復旧部24dと、補助情報管理手
段として補助情報をマスタファイル23から呼び出し画
面制御部24aを介してディスプレイ表示部21にHE
LP画面を表示させるHELP画面入出力制御部24e
とを備える。
【0012】マスタファイル23に格納するデータに
は、図3に示すように、アクセスキーとして利用するた
めの情報である患者名、保険番号または業務名などを表
示するプログラム使用定義体の名称31およびカーソル
位置32、それからHELP画面中における表示内容の
中で補助情報を与える対象を示す表示用定義体の名称3
3と、この表示用定義体の名称33に対応して表示する
補助情報であるHELP表示用のメッセージ34を含
む。
【0013】このように構成した実施例においては、オ
ペレータがディスプレイ表示部21に表示されている
「HELP」を指示した場合、カーソル位置制御部24
bにより入力時点のカーソル位置を読み出す(処理
1)。読み出されたカーソル位置を画面制御部24aへ
送る(処理2)。そして、HELP画面の出力前に、H
ELP画面表示終了後における画面復旧を容易にさせる
ため、プログラム画面退避部24cへ画面情報を退避す
る(処理3)。その後、HELP画面入出力制御部24
eに現在使用中の画面定義名情報およびカーソル位置を
引き渡す(処理4)。引き渡された情報より、マスタフ
ァイル23をアクセスし、マスタファイル23内に展開
されたメッセージ内容をディスプレイ表示部21に画面
表示する(処理5および5a)。オペレータが表示画面
の指定事項を指定すると、その入力された情報を画面制
御部24aへ送る(処理6および7)。画面制御部24
aではHELP画面表示が終了した後、退避した画面情
報をプログラム画面退避部24cからプログラム画面復
旧部24dへ転送し、画面復旧する(処理8,9および
10)。HELP指示前の画面に復旧した後、制御をプ
ログラム制御部22aに移す(処理11)。
【0014】このHELP画面制御において、画面制御
部24aでは、図4に示すように、画面表示内容が指示
されると(ステップ41)、その指示内容がHELP指
示か否か調べる(ステップ42)。HELP指示でなけ
れば画面制御部24aの処理を終了する。HELP指示
であれば、カーソルの位置を読み出す(ステップ4
3)。使用定義体の名称およびカーソル位置よりマスタ
ファイル23内のデータを一意に決定し、アクセスする
(ステップ44)。読み出したデータを用いてHELP
画面を出力する(ステップ45)。オペレータがHEL
P画面を見て指定事HELP画面入出力制御部24e項
を指定すると(ステップ46)、その指定事項が処理さ
れ、その後、表示画面を元の画面に復旧させる処理に移
行する(ステップ47)。
【0015】このようなHELP画面の登録は、HEL
P登録を入力すると表示画面からカーソル位置を読み込
み、画面制御部24aがHELP画面入出力制御部24
eにプログラム使用定義体の名称31およびカーソル位
置32をアクセスキーとして転送する。HELP画面入
出力制御部24eはアクセスキーを基にしてマスタファ
イル23を検索し該当するデータがあるかチェックす
る。もし該当するデータがあれば更新し、なければ登録
処理を行う。登録または更新処理画面の内容を画面制御
部24aに転送し、さらに画面制御部24aからHEL
P画面入出力制御部24eに転送してマスタファイル2
3にその内容を登録しまたは更新する。
【0016】このように実施例では、画面対話システム
においてアプリケーションプログラムと独立した共通管
理部24により、画面表示を管理し、補助情報表示(H
ELP)機能を利用することができるようにするととも
にマスタファイル23にHELP情報を格納したことに
よって、アプリケーションプログラムを変更せずに補助
情報表示に係わる追加、変更あるいは削除などができ、
メンテナンス性を大幅に向上させることができる。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明では、画面制御方法
においては、対話画面の表示処理中に補助情報の表示を
指示すると、各対話画面を表示させる画面表示手段とは
別に設けられた各対話画面を統一的に制御する共通管理
手段12が起動されて、表示画面を退避し、その共通管
理手段12がプログラム定義体の名称およびカーソル位
置をアクセスキーとして補助情報管理手段15を起動し
て、その補助情報管理手段15により補助情報ファイル
13から必要なデータを読み出させ、補助情報を表示さ
せることができるようにしたことにより、補助情報表示
用のプログラムまたはデータを修正する必要が生じた場
合に、画面対話用の画面表示手段を変更せずに、画面表
示手段と別に設けられた共通管理手段12または補助情
報管理手段15あるいは補助情報ファイル13の内容を
修正でき、システムの運用に支障を生じさせず、修正作
業時間を短縮でき、プログラマへの負担を減少させるこ
とができる。
【0018】また、画面制御装置においては、共通管理
手段12が対話処理手段11の中から必要な手段を選択
し起動させて画面表示するとともに、補助情報の表示が
指定された場合にプログラム定義体の名称およびカーソ
ル位置をアクセスキーとして補助情報管理手段15を起
動させて補助情報管理を実行し、補助情報管理手段15
によって補助情報ファイル13のデータを管理するとと
もに、表示部14に対する補助情報の表示を実行するよ
うに形成したことによって、補助情報管理手段15また
は補助情報ファイル13の内容を修正する場合に対話処
理手段11とは別の共通管理手段12に起動される補助
情報管理手段15の内容の修正、または補助情報管理手
段15に起動される補助情報ファイル13の内容の修正
については、対話処理手段11の修正を必要とせず、シ
ステムの運用に支障を生じさせずに済み、修正作業時間
を短縮でき、プログラマへの負担を減少させることがで
きる。
【0019】この画面制御装置においては、補助情報管
理手段15は共通管理手段12と別体に形成することに
よって、補助情報管理手段15の内容修正において共通
管理手段12の修正を必要とせず、修正箇所が限定で
き、修正作業を容易にさせることができる。
【0020】また、この画面制御装置においては、補助
情報管理手段15は共通管理手段12と一体に形成する
ことによって、常に共通管理手段12の修正として扱う
ことができるようになり、修正作業の画一化ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理構成図である。
【図2】実施例の構成図である。
【図3】実施例におけるヘルプマスタの格納データ形式
を示す説明図である。
【図4】実施例における画面制御部の処理流れ図であ
る。
【図5】従来装置の構成図である。
【符号の説明】
11,11a,…11n 対話処理手段 12 共通管理手段 13 補助情報ファイル 14 表示部 15 補助情報管理手段

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示画面上の入力項目に対する補助情報
    を表示させて入力作業を支援する対話型処理システムに
    おいて、 対話画面の表示処理中に補助情報の表示を指示すると、
    各対話画面を表示させる画面表示手段とは別に設けられ
    た各対話画面を統一的に制御する共通管理手段(12)
    が起動されて、表示画面を退避し、その共通管理手段
    (12)がプログラム定義体の名称およびカーソル位置
    をアクセスキーとして補助情報管理手段(15)を起動
    して、その補助情報管理手段(15)により補助情報フ
    ァイル(13)から必要なデータを読み出させ、補助情
    報を表示させることを特徴とする画面制御方法。
  2. 【請求項2】 表示画面上の入力項目に対する補助情報
    を表示させて入力作業を支援する対話型処理システムに
    おいて、 表示画面ごとに各画面に対応して設けられた対話処理手
    段(11)と、 該対話処理手段(11)の中から必要な手段を選択し起
    動させるとともに補助情報の表示が指定された場合に補
    助情報管理をプログラム定義体の名称およびカーソル位
    置をアクセスキーとして実行する共通管理手段(12)
    と、 補助情報を格納する補助情報ファイル(13)と、 該補助情報ファイル(13)のデータを管理するととも
    に表示部(14)に対する補助情報の表示を実行する補
    助情報管理手段(15)を備えたことを特徴とする画面
    制御装置。
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