JP2641717B2 - 光デイスク装置 - Google Patents

光デイスク装置

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JP2641717B2
JP2641717B2 JP62156468A JP15646887A JP2641717B2 JP 2641717 B2 JP2641717 B2 JP 2641717B2 JP 62156468 A JP62156468 A JP 62156468A JP 15646887 A JP15646887 A JP 15646887A JP 2641717 B2 JP2641717 B2 JP 2641717B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、トラツキングサーボにおける書き込み保
護用信号、トラツキングサーボロツク信号およびトラツ
キングサーボはずれ信号を検出できる光デイスク装置に
関するものである。
近年、コンピユータによる情報処理量が増大の一途を
辿り、その増大した情報を記録、再生するため記録量の
多い光デイスク装置が注目され、その技術の向上は目覚
ましいものがある。光デイスク装置において記録媒体上
に記録されている、あるいは記録する情報は1μm以下
の微少ビツトであるため、レーザビームは直径1μm程
度の微少スポツト光に絞り、記録媒体のトラツク揺れに
かゝわらず常にトラツキング用案内溝上に照射させるト
ラツキングサーボ機構が不可欠となり、精度の高いサー
ボ機能の開発が望まれている。
一方、トラツキングセンサ信号は、トラツクピツチ毎
の周期関数となるため、サーボ機構としての線形範囲が
狭く、大きな設計仕様以上の外乱に対してはサーボはず
れを生じやすいという特徴を持つている。また、引き込
みも失敗しやすいという特徴もある。
そこで、このサーボはずれをすばやく、かつ確実に検
出し、サーボの再引き込み動作に移行し、さらに再引き
込みによるサーボロツクもすばやく、かつ確実に検出
し、記録,消去,再生を可能とすることにより、光デイ
スク装置として、記録,消去および/または再生が不可
能となる時間を極力短くする機能の開発が望まれてい
る。また、アクセス時には、トラツキングサーボロツク
信号により、アクセス完了を検出することになるため、
トラツキングサーボロツク信号がすばやくかつ信頼性高
く検出できることがアクセス時間の短縮にも結びつく。
〔従来の技術〕
第6図は、例えば特開昭59−65946号公報に示された
従来の光デイスク装置を示すブロツク図である。同図に
おいて、1はデイスク、2はこのデイスク1を回転させ
るためのモータ、3は映像信号が印加される記録変調回
路、4はこの記録変調回路3の出力側に接続されたレー
ザー駆動回路、5はこのレーザー駆動回路4によつて駆
動されるレーザーダイオード、6,9,10は後述する光学系
移動部中に配置されったそれぞれ凸レンズ、7は凸レン
ズ6と10の間に配置された半透明鏡、8はこの半透明鏡
7と凸レンズ9の間に配置されたトラツキングミラー、
11は凸レンズ10の前方に配置されたミラー、12,13は共
にPINホトダイオード、14はトラツキングミラー8に取
り付けられてこれを駆動するコイル、15は上述した6〜
14から成る光学系移動部、16はスライダー可動部、17a
および17b、17cおよび17dはそれぞれPINホトダイオード
12,13の出力を増幅する増幅器、18,24はそれぞれ増幅器
17cおよび17d、17aおよび17dの出力側に接続された差動
増幅器、19は増幅器17cおよび17dの出力側に接続された
加算増幅器、20はこの加算増幅器19の出力側に接続され
て映像信号を再生する回路、21はこの映像信号再生回路
に接続された番地識別回路、22はこの番地識別回路21お
よびキーボード23の出力側に接続されたマイコン、25は
差動増幅器24の出力である誤差を増幅する誤差増幅器、
26は誤差増幅器25の出力側に接続されたトラツキング制
御回路、27はこのトラツキング制御回路26およびマイコ
ン22の出力側に接続された送りモータ制御回路、28はこ
の送りモータ制御回路によつて制御される駆動回路、29
はこの駆動回路によつて制御されて上述したスライダー
可動部16を動かす送りモータ、30はトラツキング制御回
路26と駆動コイル14の間に接続されたトラツキングミラ
ー駆動回路、31は差動増幅器25の出力側に接続されたト
ラツキングはずれ検出回路、32はこのトラツキングはず
れ検出回路31およびマイコンの出力側に接続されて制御
回路をレーザー駆動回路へ印加する制御信号発生回路で
ある。
従来の光デイスク装置は上述したように構成され、デ
イスク1がデイスク回転用モータ2によつて例えば1800
rpmのような速度で高速回転されている。このデイスク
1に情報を記録する場合、図示しないTVカメラ等から入
力される映像信号は、記録変調回路3で変調された後に
レーザー駆動回路4に入力され、ここからの駆動出力に
よつてレーザーダイオード5の出力光は強度変調され
る。
光源としてレーザーダイオード5を使用しているのは
記録と再生のための光源が1個で済むためであり、しか
も小型、低電力化が可能でかつ記録光の直接変調や制御
が可能なためである。
レーザーダイオード5から発生される出力光は、光学
系移動部15中の凸レンズ6、半透明鏡7を通過し、トラ
ツキングミラー8で反射され、凸レンズ9によつてデイ
スク1上に収束される。デイスク1からの反射光は再び
凸レンズ9を通過し、トラツキングミラー8、および半
透明鏡7によつて方向を変えられた後、凸レンズ10を通
過後、ミラー11で2分割され、一方はフオーカス誤差信
号を得るための2分割PINホトダイオード13に、他方は
トラツキング誤差信号を得るための2分割PINホトダイ
オード12に導かれて光電変換される。
増幅器17cおよび17dによつて増幅された信号は差動増
幅器18に入力され、この差動増幅器18の出力はフオーカ
ス誤差信号として利用され、収束光ビームのスポツト径
が約1μm程度となるように周知のフオーカス制御によ
つて凸レンズ9を制御する。一方、増幅器17aおよび17b
の各出力の差信号を発生する差動増幅回路24の出力から
はトラツキング誤差信号が得られ、誤差増幅器25、トラ
ツキング制御回路26およびトラツキングミラー駆動回路
30を介してトラツキングミラー8を駆動する駆動コイル
14に加えられ、誤差信号が零になるようにトラツキング
ミラー8の振れ角を制御する。
また、記録案内溝(図示しない)は、デイスク1上を
内周から外周へ向かつて同心円上に刻まれている。この
案内溝に沿つて書き込みスポツトをデイスク1上で内周
から外周へ送るため、トラツキング制御回路26からのト
ラツキングミラー駆動信号の一部は送りモータ制御回路
27を介して送りモータ29を駆動する駆動回路28に送ら
れ、光学系移動部15を搭載したスライダー可動部16をデ
イスク1の半径方向に移動させる。
デイスク1に記録されている情報を再生する場合に
は、レーザーダイオード5の出力光を記録時の出力光よ
りも低い出力に設定する。このレーザーダイオード5で
発生された光は記録時と同様に、凸レンズ6、半透明鏡
7を通過し、トラツキングミラー8によつて方向を変え
られ、凸レンズ9によつてデイスク1上に収束される。
デイスク1上で反射された反射光は再び凸レンズ9を通
過し、トラツキングイラー8および半透明鏡7によつて
方向を変えられ、レンズ10を通過後ミラー11で2分解さ
れ、一方はPINホトダイオード13に、他方はPINホトダイ
オード12に導かれ、再生時のフオーカス・トラツキング
制御に使用される。また、PINホトダイオード13から得
られる二つの信号は、加算増幅器19で和信号とされ、こ
のこの信号を映像信号再生回路20に入力し、ここで元の
映像信号を再生する。映像再生信号には、例えば垂直帰
線期間内に、各トラツクに応じた番地信号が記録されて
おり、番地識別回路21により記録トラツクの番地信号が
読み出されてマイコン22に入力される。
さて、記録時において、外部振動等により、あるいは
デイスク1の偏心に起因する半径方向の溝移動とか溝に
おける傷などにより、光スポツトがトラツキング制御に
追従できず、トラツキングはずれを起こすと、すでに記
録したトラツクに再度重ね書きしたり、あるいはまだ記
録していないトラツクに誤つて記録してしまうことを避
けるために従来装置ではトラツキングはずれ検出回路31
および制御信号発生回路32を設け、誤差増幅器25から出
力されたトラツキング誤差信号からトラツキングはずれ
検出回路31によつてトラツキングはずれを検出し、この
検出出力で制御信号発生回路32から制御信号を発生さ
せ、レーザー駆動回路4を制御し、これによつて記録動
作を不能にしている。
なお、マイコン22から制御信号発生回路32へ至る信号
路は、リセツト信号を後で送るための信号路である。
次に、従来装置におけるトラツキングはずれを、第7
図および第8図を使つて説明する。
第7図において、トラツキングはずれ検出回路31はレ
ベル検出回路33であり、制御信号発生回路32はD型フリ
ツプフロツプである。
第8図は第7図における各部信号の波形図である。
トラツキング制御が正常に行われている時には、第8
図(a)に見られるように、トラツキング誤差信号の振
幅は小さいが、時刻t1でトラツキング制御がはずれた場
合には振幅の大きなトラツキング誤差信号となる。
この信号を第8図(a)にE1で示す基準電圧が設定さ
れたレベル検出回路33に入力し、ここでE1を超すレベル
を検出することにより、第8図(b)に示すような波形
の信号が得られる。基準電圧E1は、トラツキング制御が
正常に動作している時に得られトラツキング誤差電圧
と、トラツキング制御がはずれた時に得られるピーク誤
差電圧とのほぼ中間に設定しておく。
トラツキング制御が正常な時には、トラツキング誤差
信号のレベルが基準電圧E1よりも小さいため、レベル検
出回路33からはパルスが出力されないが、トラツキング
制御がはずれた時には、トラツキング誤差信号のレベル
が基準電圧E1を超えるため、第8図(b)に示すように
パルスが出力される。このパルスをD型フリツプフロツ
プ32のクロツク端子Tに入力すると、トラツキング制御
のはずれが発生した以後第8図(c)に示すようなハイ
レベルの信号が制御信号として得られる。この制御信号
をレーザー駆動回路4に入力し、記録不能になるように
制御する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来の光デイスク装置では、トラツキングサーボのは
ずれ検出が上述したように行われており、書き込み保護
用のはずれ検出としては一応の機能を果すものの、トラ
ツキングサーボのロツク検出や再引き込み動作のための
トラツキングサーボはずれ検出としては使えないという
問題点があつた。
また、書き込み保護用のはずれ検出にしても、デイス
ク媒体面上の欠陥に対して誤動作しやすいなどの問題点
があつた。
この発明は、上述したような問題点を解消するために
なされたもので、トラツキングサーボのロツク検出やト
ラツキングサーボの完全なはずれ検出としても使え、ま
た書き込み保護用としても誤動作のない検出が可能な、
書き込み保護用信号、トラツキングサーボロツク信号お
よびトラツキングサーボはずれ信号を検出できる光デイ
スク装置を得ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る光デイスク装置は、トラツキング誤差
信号をトラツキング誤差許容レベルと比較する比較回路
と、この比較回路の出力信号からノイズ成分を除去して
書き込み保護用信号を出力するフイルタ回路と、このフ
イルタ回路の出力信号が一定時間内に一定のパルス数以
上のときトラツキングサーボはずれ信号を検出するカウ
ンタ回路と、前記フイルタ回路の出力信号が一定時間ト
ラツキング誤差許容レベル以下であるときトラツキング
サーボロツク信号を出力するサーボロツク検出回路とを
備えたものである。
〔作用〕
この発明においては、トラツキング誤差信号をトラツ
キング誤差許容レベルと極性を含めて比較し、フイルタ
処理した結果で書き込み保護用信号を検出し、この書き
込み保護用信号を更にタイマー管理することによりトラ
ツキングサーボロツク信号を検出し、上述したフイルタ
処理結果で更にフリツプフロツプを動作させ、その出力
をタイマー管理されたカウンタでカウントすることによ
りトラツキングサーボはずれ信号を検出できる。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を添付図面について説明す
る。
第1図はこの発明の一実施例を示す回路略図であり、
トラツキング誤差信号をトラツキング誤差許容レベルと
比較する比較回路100は、コンパレータ101aおよび101b
並びに各コンパレータ101a,101bにそれぞれ+Eo,−Eo
電圧を供給する電源102a,102bから構成されている。コ
ンパレータ101aおよび101bは+入力端子は共にトラツキ
ング誤差信号が入力される端子に接続されている。コン
パレータ101aの−入力端子は電源102aの正端子に接続さ
れ、コンパレータ1101bの−入力端子は電源102bの負端
子に接続されている。電源102aの負端子と電源102bの正
端子は共にアースされている。比較回路100の出力信号
からノイズ成分を除去して後述する書き込み保護用信号
を出力するフイルタ回路200はデイジタルフイルタ201a
および201bから成り、デイジタルフイルタ201aはANDゲ
ート202a、キヤリー出力・リセツト入力付バイナリカウ
ンタ203aおよび発振器204から構成され、同様にデイジ
タルフイルタ201bはANDゲート202b、キヤリー出力・リ
セツト入力付バイナリカウンタ203bおよび上述した発振
器204から構成されている。ANDゲート202aは、その一方
の入力端子がコンパレータ101aの出力端子に接続され、
その他方の入力端子が発振器204に接続され、かつその
出力端子がカウンタ203aのT入力端子に接続されてい
る。同様に、ANDゲート202bは、その一方の入力端子が
コンパレータ101bの出力端子に接続され、その他方の入
力端子が発振器204に接続され、かつその出力端子がカ
ウンタ203bのT入力端子に接続されている。カウンタ20
3aは、そのR入力端子がコンパレータ101aの出力端子に
接続され、かつそのCO出力端子がフリツプフロツプ300
のS入力端子に接続されている。同様に、カウンタ203b
は、そのR入力端子がコンパレータ101bの出力端子に接
続され、かつそのCO出力端子がフリツプフロツプ300の
R入力端子に接続されている。フイルタ回路200の出力
信号が一定時間内に一定のパルス数以上のとき後述する
トラツキングサーボはずれ信号を検出するカウンタ回路
400は、フリツプフロツプ300の出力をカウンとするキヤ
リー出力・リセツト入力・プリセツト機能付バイナリカ
ウンタ401と、このカウンタ401の出力でセツトされかつ
フオーカス引き込み面検出リセツトパルスすなわちトラ
ツキングはずれ検出用リセツト信号でリセツトされるフ
リツプフロツプ402と、デジタルタイマー403とから構成
されている。しかも、このデジタルタイマー403は、負
論理NORゲート404、D型フリツプフロツプ405、ANDゲー
ト406、キヤリー出力・リセツト入力付バイナリカウン
タ407、インバータ408および発振器409から構成されて
いる。カウンタ401は、そのT入力端子がフリツプフロ
ツプ300の1出力端子に接続され、そのR入力端子がD
型フリツプフロツプ405の1出力端子に接続され、かつ
そのCO出力端子がフリツプフロツプ402のS入力端子に
接続されている。このフリツプフロツプ402の1出力端
子はトラツキングサバーはずれ信号を出力する端子に接
続されている。負論理NORゲート404は、その各入力端子
がそれぞれカウンタ203a,203bのCO出力端子に接続さ
れ、かつその出力端子がD型フリツプフロツプ405のT
入力端子に接続されている。D型フリツプフロツプ405
は、そのD入力端子が電源に接続され、R入力端子がカ
ウンタ407のCO出力端子に接続され、かつ1出力端子がA
NDゲート406の一方の入力端子に接続されている。ANDゲ
ート406は、その他方の入力端子が発振器409に接続さ
れ、かつその出力端子がカウンタ407のT入力端子に接
続されている。インバータ408は、その入力端子が負論
理NORゲート404の出力端子に接続され、かつその出力端
子がカウンタ407のR入力端子に接続されている。負論
理NORゲート404の出力端子は、更に書き込み保護用信号
を出力する端子、およびフイルタ回路200の出力信号が
一定時間トラツキング誤差許容レベル以下であるときト
ラツキングサーボロツク信号を出力するサーボロツク検
出回路500にも接続されている。
この発明の光デイスク装置は上述したように構成され
ており、その動作を第2図の動作説明用波形図について
詳しく説明する。
第2図(a)に示すトラツキング誤差信号aが入力さ
れると、比較回路100中のコンパレータ101a,101bはこの
トラツキング誤差信号aをそれぞれ電源電圧+E0,−E0
と比較し、第2図(b),(c)に示す比較出力b,cを
それぞれ出力する。この時、トラツキング誤差信号a
に、記録媒体面上の欠陥や記録媒体表面上のゴミによる
乱れa1,a2,a3が生じると、出力b,cにはそれぞれ誤検出
信号b1,C2およびC3が生じる。そこで、比較出力b,cが一
定期間連続して“H"になるとキヤリーがでるようなフイ
ルタ回路200のデジタルフイルタ201a,201bにそれぞれ比
較出力b,cを通してやると、デジタルフイルタ201a,201b
はそれぞれ第2図(d),(e)に示す信号を出力し、
上述したような乱れが除去される。デジタルフイルタ出
力d,eでフリツプフロツプ300をたたくと、その1出力端
子に第2図(f)のような信号fが得られる。この信号
fをカウンタ回路400中のカウンタ401でカウントするこ
とにより、光スポツトが記録媒体面上のトラツキングを
横切つている信号をトラツキング誤差信号aから正確に
得ることができる。しかしながら、トラツキングサーボ
はずれ時には、カウンタ401の、第2図(h)に示すキ
ヤリー出力hによつてフリツプフロツプ402がセツトさ
れるので、その1出力端子から第2図(j)に示すトラ
ツキングサーボはずれ信号jが得られる。
たゞし、カウンタ401でカウントするだけでは、デジ
タルフイルタ201a,201bで取り除くことのできなかつた
ノイズ成分が、誤カウントとして累積されていくことに
なるため好ましくない。そこで、デジタルタイマ403を
用い、デジタルフイルタ出力が一定時間なくなつた場
合、フリツプフロツプ405からの、第2図(g)に示す
リセツト信号gでカウンタ401をリセツトしている。
ここで、トラツキングサーボはずれ信号jがいつたん
出力されると、フリツプフロツプ402はその出力を維持
するので、上位コントローラ例えばマイコン(図示しな
い)がトラツキングの再引き込み動作を行う場合には、
その前に、第2図(i)に示すトラツキングはずれ検出
用リセツト信号iをR入力端子に印加することによりフ
リツプフロツプ402をリセツトする。
また、負論理NORゲート404の出力は、トラツキング誤
差信号aが正負のトラツキング誤差許容レベルのどちら
かを確実に超えた場合に“H"となるパルスであるから、
これを書き込み保護用信号に用いることが可能である。
実際には、このパルスをトリガにして、書き込み用信号
のゲートを閉じることにより、書き込みを禁止する。更
に、情報の記録だけでなく、消去も行なう光デイスク装
置においては、同様にして、消去による消去目的の情報
以外の情報の消去を防ぐために、消去用ゲートを閉じる
ことにより消去を禁止する。
また、負論理NORゲート404の出力をサーボロツク検出
回路500に入力し、この入力信号が一定時間連続して
“L"つまり、トラツキング誤差信号aがトラツキグ誤差
許容レベル以下にあつた場合に、サーボロツク検出回路
500はトラツキングサーボロツク信号を出力する。この
出力信号により記録,消去および/または再生が可能と
なり、さらに、アクセス動作の完了を知ることができ
る。なお、サーボロツク検出回路500の詳しい回路構成
および動作は後で説明する。
第1図の実施例ではトラツキング誤差信号aを2個の
アナログコンパレータ101a,101bでトラツキング誤差許
容レベルと比較したが、トラツキングサーボループその
ものにデジタル化のためのA/Dコンパレータが入つてい
れば、その出力を利用して簡単な構成にすることができ
る。そのような他の実施例を第3図に示す。なお、第3
図においても、第1図の実施例と同一の部分は、同一の
符号を付し、説明を省略する。
第3図に示す他の実施例において、比較回路100Aは、
トラツキング誤差信号をアナログ/デジタル(A/D)変
換するA/Dコンバータ103、このA/Dコンバータ103によつ
てA/D変換された結果を絶対値に変換する絶対値変換回
路104、およびこの絶対値変換回路104からの入力コード
を比較コードと比較してその大小を判別するデジタルコ
ンパレータ105から構成されている。フイルタ回路200A
は、ANDゲート202、キヤリー出力・リセツト入力付バイ
ナリカウンタ203および発振器204から構成されたデジタ
ルフイルタ201である。ANDゲート202は、その一方の入
力端子がデジタルコンパレータ105の出力端子に接続さ
れ、その他方の入力端子が発振器204に接続され、かつ
その出力端子がカウンタ203のT入力端子に接続されて
いる。カウンタ203は、そのR入力端子がデジタルコン
パレータ105の出力端子に接続され、かつそのCO出力端
子がインバータ410の入力端子並びに負論理ANDゲート30
2および303の各一方の入力端子に接続されている。負論
理ANDゲート302の他方の入力端子は絶対値変換回路104
の極性出力端子に直接々続されるが、負論理ANDゲート3
03の他方の入力端子はインバータ301を介して絶対値変
換回路104の極性出力端子に接続される。また、負論理A
NDゲート302,303の出力端子は、フリツプフロツプ300の
それぞれS入力端子、R入力端子に接続されている。カ
ウンタ回路400Aは、第1図に示したデジタルタイマー40
3中の負論理NORゲート404を、第3図のデジタルタイマ
ー403Aではインバータ410にした以外、同じである。
第4図は、上述したように構成された他の実施例の動
作説明用波形図である。この第4図を用いて他の実施例
の動作を以下に詳しく説明する。
第4図(a)に示すトラツキング誤差信号aが入力さ
れると、比較回路100A中の絶対値変換回路104は第4図
(k)に出す出力Kをデジタルコンバータ105に供給す
る。そうすると、デジタルコンバータ105は、この出力
kと比較コードを比較し、第4図(m)に示す比較結果
mを出力する。一方、絶対値変換回路104は、トラツキ
ング誤差信号aの極性を第4図(l)に示す矩形波lに
して出力する。比較結果mは、第1図の実施例における
のと同様なデジタルフイルタ201によつて記録媒体面上
の欠陥や記録媒体表面上のゴミによる影響が取り除か
れ、第4図(n)に示す信号nが出力される。これを、
トラツキング誤差信号aの極性に基づいて第4図(o)
および(p)に示す信号oおよびpが得られるように、
インバータ301と負論理ANDゲート302,303とから成るマ
ルチプレクサで振り分け、フリツプフロツプ300をたた
くと、第2図(f)と同様なfという信号が得られる。
次に、2つの実施例に示された書き込み保護用信号、
つまりトラツキング誤差信号aを規定のトラツキング誤
差許容レベルと比較した結果をフイルタ処理した信号
を、さらにタイマー管理することにより、信頼性の高い
トラツキングサーボロツク信号が得られるサーボロツク
検出回路500を第5図の回路略図について説明する。
第5図に示すサーボロツク検出回路は、書き込み保護
用信号が入力されるインバータ501と、このインバータ5
01の出力端子にR入力端子が直結された直結リセツト入
力・キヤリー出力付カウンタ502と、このカウンタ502の
T入力端子に接続された発振器503と、R入力端子がイ
ンバータ501の出力端子に、D入力端子が電源に、T入
力端子がカウンタ502のCO出力端子にそれぞれ接続され
たD型フリツプフロツプ504とで構成されている。
本来、書き込み保護用信号は、トラツキング誤差信号
aがトラツキング誤差許容レベルを確実に超えたことを
示す信号であるから、この信号が一定時間出ない場合
を、トラツキングサーボロツク信号とすれば良い。
書き込み保護用信号が“L"の間は、カウンタ502およ
びD型フリツプフロツプ504はアクテイブとなり、発振
器503の出力をカウンタ502がカウントし、そのCO出力端
子からのキヤリーが出るとD型フリツプフロツプの出力
は“H"となる。これがトラツキングサーボロツク信号で
ある。途中1度でも書き込み保護用信号が“H"になると
カウンタ502はリセツトされ、発振器503の周波数とカウ
ンタ502のビツト数から決るある時間連続して書き込み
保護用信号が“L"、つまりトラツキング誤差信号aがト
ラツキング誤差許容レベル以下になつた場合にD型フリ
ツプフロツプ504の出力は“H"になる。
なお、上述した実施例では、トラツキングサーボはず
れ信号を、トラツキング再引き込みを行うために、上位
コントローラにトラツキングはずれを知らせる信号とし
たが、フオーカス引き込み時にフオーカスサーボが記録
媒体面に引き込まれたかどうかを検出する信号として共
用できる。何故ならば、フオーカスサーボが記録媒体面
以外のところにロツクするか、もしくは引き込みに失敗
した場合、第2図(a)や第4図(a)のようなトラツ
ク横切り信号は得られず、零になるからである。
更に、他の実施例では、デジタルフイルタ201のマス
ク期間を一定としたが、カウンタ203にプリセツト付を
用いることにより、再生時、記録時、消去時、アクセス
時、命令を受けるまで待機するアイドル時等、装置側の
モード変化、または記録媒体の交換や記録媒体自身の違
いにより、上位コントローラ(マイコン)から必要に応
じてシステム上の最適値に変更することができる。
また、トラツキングサーボはずれ検出のためのデジタ
ルタイマーについてもカウンタ407をプリセツト付に、
サーボロツク検出のためのタイマーについてもカウンタ
502をプリセツト付に変更することにより、同様にして
最適値に変更することができる。
発振器204,409および503に同一の発振器を用いること
も可能となる。
トラツキングサーボはずれ検出のためのトラツク横切
り数のカウンタ401も、第3図に示すようにプリセツト
コードを変更することにより、システムの状態に合わせ
て最も信頼性が高くかつ高速なトラツキングサーボはず
れ信号が得られる。
第3図に示すように、トラツキング誤差許容レべルで
ある、デジタルコンパレータ105への比較コードを同様
にして変更してもよい。
以上のように、パラメータをシステムの状態に応じて
変更することにより、より信頼性の高い光デイスク装置
が得られる。
〔発明の効果〕
以上、詳述したように、この発明は、トラツキング誤
差信号をトラツキング誤差許容レベルと比較する比較回
路と、この比較回路の出力信号からノイズ成分を除去し
て書き込み保護用信号を出力するフイルタ回路と、この
フイルタ回路の出力信号が一定時間内に一定のパルス数
以上のときトラツキングサーボはずれ信号を検出するカ
ウンタ回路と、前記フイルタ回路の出力信号が一定時間
トラツキング誤差許容レベル以下であるときトラツキン
グサーボロツク信号を出力するサーボロツク検出回路と
を備えているので、書き込み保護用信号、トラツキング
サーボ信号、およびトラツキングサーボはずれ信号を検
出でき、これにより記録媒体面上の欠陥に対して誤動作
することなく、隣りの記録トラツクに多重書き込みする
ことによる記録データ破壊を防止し、トラツキングサー
ボはずれをすばやくかつ確実に検出してサーボの再引き
込み動作に移行することにより、さらにサーボ引き込み
時のサーボロツクもすばやくかつ確実に検出することに
より、記録、消去および/または再生の不可能な時間を
極力短くし、効率が良くかつ信頼性の高い光デイスク装
置を安価に得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す回路略図、第2図は
第1図に示した実施例の動作説明用波形図、第3図はこ
の発明の他の実施例を示す回路略図、第4図は第3図に
示した他の実施例の動作説明用波形図、第5図はこの発
明に使用されるサーボロツク検出回路の回路略図、第6
図は従来の光デイスク装置を示すブロツク図、第7図は
従来装置におけるトラツキングはずれを説明する図、第
8図は従来装置の動作説明用波形図である。 100と101Aは比較回路、200と200Aはフイルタ回路、300
はフリツプフロツプ、400と400Aはカウンタ回路、500は
サーボロツク検出回路、103はA/Dコンバータ、104は絶
対値変換回路、105はデジタルコンパレータ、である。 なお、図中、同一符号は同一、又は相当部分を示す。

Claims (13)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光スポツトを記録媒体面上に照射し、その
    反射光または透過光からトラツキングサーボ機構の駆動
    に必要なトラツキング誤差信号を検出する検出器を含む
    光デイスク装置において、前記トラツキング誤差信号を
    トラツキング誤差許容レベルと比較する比較回路と、こ
    の比較回路の出力信号からノイズ成分を除去して書き込
    み保護用信号を出力するフイルタ回路と、このフイルタ
    回路の出力信号が一定時間内に一定のパルス数以上のと
    きトラツキングサーボはずれ信号を検出するカウンタ回
    路と、前記フイルタ回路の出力信号が一定時間トラツキ
    ング誤差許容レベル以下であるときトラツキングサーボ
    ロツク信号を出力するサーボロツク検出回路とを備えた
    ことを特徴とする光デイスク装置。
  2. 【請求項2】比較回路は、第1および第2のトラツキン
    グ誤差許容レベルを第1および第2の基準入力とするウ
    インドコンパレータで構成されていることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項記載の光デイスク装置。
  3. 【請求項3】比較回路は、トラツキング誤差信号を信号
    入力とし信号の強度を出力する絶対値回路と、この絶対
    値回路の出力を信号入力としトラツキング誤差許容レベ
    ルの絶対値を基準入力とするコンパレータとで構成され
    ていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光
    デイスク装置。
  4. 【請求項4】フイルタ回路は、比較回路の出力信号がト
    ラツキング誤差許容レベルを超えている期間が連続して
    一定時間を超えたときパルスを出力することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の光デイスク装置。
  5. 【請求項5】カウンタ回路は、フイルタ回路の出力信号
    をトラツキング誤差信号の極性によりフリツプフロツプ
    のセツト入力またはリセツト入力に切り換えて動作さ
    せ、その出力信号が一定時間内に一定のパルス数以上の
    ときトラツキングサーボはずれ信号を検出するように構
    成されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載の光デイスク装置。
  6. 【請求項6】書き込み保護用信号により、情報の記録ま
    たは消去を禁止することを特徴とする特許請求の範囲第
    1項記載の光デイスク装置。
  7. 【請求項7】トラツキングサーボロツク信号により、情
    報の記録、消去および/または再生を可能とすることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光デイスク装
    置。
  8. 【請求項8】トラツキングサーボはずれ信号により、ト
    ラツキングサーボの再引き込みを行なうことを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項記載の光デイスク装置。
  9. 【請求項9】トラツキングサーボロツク信号により、目
    的トラツクへのアクセス動作の完了を認識することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項記載の光デイスク装置。
  10. 【請求項10】一定時間を、記録時、消去時、再生時、
    アクセス時、アイドル時に応じて、または使用する記録
    媒体に応じて、変更することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の光デイスク装置。
  11. 【請求項11】サーボロツク検出回路において、一定時
    間を、記録時、消去時、再生時、アクセス時、アイドル
    時に応じて、または使用する記録媒体に応じて、変更す
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光デイ
    スク装置。
  12. 【請求項12】カウタン回路において、一定時間および
    /または一定のパルス数を、記録時、消去時、再生時、
    アクセス時、アイドル時に応じて、または使用する記録
    媒体に応じて、変更することを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載の光デイスク装置。
  13. 【請求項13】トラツキング誤差許容レベルを、記録
    時、消去時、再生時、アクセス時、アイドル時に応じ
    て、または使用する記録媒体に応じて、変更することを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の光デイスク装
    置。
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