JP2640890B2 - 梱包体の外装方法 - Google Patents

梱包体の外装方法

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JP2640890B2
JP2640890B2 JP4119772A JP11977292A JP2640890B2 JP 2640890 B2 JP2640890 B2 JP 2640890B2 JP 4119772 A JP4119772 A JP 4119772A JP 11977292 A JP11977292 A JP 11977292A JP 2640890 B2 JP2640890 B2 JP 2640890B2
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真 江原
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、筒状に巻かれた板材な
どの内容物が外装材により覆われた梱包体に係り、特に
内容物の外周面に外装材を巻き付ける梱包体の外装方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】図10は板材が外装材に覆われた梱包体
の外観斜視図、図11は図10に示す梱包体の構造を示
す断面図である。図10,図11に示すように、内容物
となる板材1は円筒状に巻かれている。この板材1は、
例えば自動車のボディ成形用の鋼材あるいは缶詰めの外
装を成形するためのブリキ材などである。この種の円筒
状に巻かれた板材1は梱包された状態で運搬されあるい
は保管される。
【0003】この梱包構造としては、内容物となる円筒
状に巻かれた板材1が包装シート2により包まれる。こ
の包装シート2は紙又は樹脂シートである。さらに包装
シート2の上から外装材により覆われる。この外装材
は、外周面を覆う外周鋼板3と、内周面を覆う内周鋼板
4と、両端面を覆う鋼板製の端面キャップ5と、さらに
内周鋼板4の内周面に挿入されて内周鋼板4と端面キャ
ップ5との重ね合わせ部を補強する鋼板製の補強キャッ
プ6とから構成されている。上記外装材により包まれた
後に、図10に示すように鋼板ベルト7により絞めつけ
られる。鋼板ベルト7は内周鋼板4の内側から補強キャ
ップ6の外面を経て、さらに端面キャップ5の外縁の外
周被覆面5aから外周鋼板3の外面に掛け回されて絞め
つけられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の梱包体では、内
容物である円筒状板材1を外周鋼板3、内周鋼板4、端
面キャップ5及び補強キャップ6によって覆うことで、
搬送等のときに円筒状板材1に損傷を与えないようにし
ていた。ところで、従来では上記円筒状板材1の外周面
に外周鋼板3を巻き付ける工程として、図12,図13
に示す構造を備えた外装装置を用いていた。図12,図
13は、外装装置の概略構成と円筒状板材1の動作状態
を示す説明図である。
【0005】この外装装置は、同期して回転駆動される
一対のローラ部材8,9を備え、このローラ部材8,9
上に円筒状板材1を載置するようになっている。そし
て、このローラ部材8,9上に載置された円筒状板材1
の外周面1aの一部に外周鋼板3の一端部3aをガムテ
ープ等で仮り止めし、この状態から円筒状板材1を図示
反時計方向に回転させる。この回転によって一端部3a
を仮り止めされている外周鋼板3は、円筒状板材1が所
定角度回転した時点で、図12に示すようにその一端部
3aと他端部3bとが外周面上で重ね合わされた状態に
なる。この状態になったときに、この両端部3a,3b
どうしをガムテープなどで止めるようにしていた。
【0006】しかしながら上記円筒状板材1は、たとえ
ば20トン程度の重量を有するものである。他方、ロー
ラ部材8,9の外周面は必ずしも滑らかに形成されたも
のではなく、また、ローラ部材8,9の表面にも作業段
階でゴミ等が付着して凹凸状になっている場合もある。
このようなローラ部材8,9等を介して円筒状板材1に
外周鋼板3を巻回する場合、円筒状板材1の自重によっ
てローラ部材8,9と外周鋼板3とが大きな力で圧接さ
れ、これにより外周鋼板3が変形して保護すべき円筒状
板材1の表層部分の板材が損傷するという欠点があっ
た。このため、巻回されている板材の一部が使用でき
ず、歩留まりが低下しているという問題が未解決のまま
であった。
【0007】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、円筒状に巻かれた板材などの内容物の外周面に、
外装材を効率よく巻付けることができ、且つ巻付けの際
に内容物を損傷させることのない梱包体の外装方法を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、断面が円形
内容物の外周面に例えば矩形状の外装材を巻き付けて梱
包する梱包体の外装方法において、前記内容物の軸中心
線を外装材の一辺と直交する向きとして前記外装材の中
間部に前記内容物を合わせる行程と、前記内容物の外周
面と外装材との接触部を挟む位置にて前記中心線と平行
に延びる一対の部材で外装材を前記内容物の外周面に当
接させる行程と、前記当接状態を維持したまま前記一対
の部材を前記内容物の外周面に沿って互いに逆回りに移
動させて前記外装材を内容物の外周面に巻付ける行程
と、を有することを特徴とするものである。
【0009】さらに、外装材は、内容物の外周面に巻付
けた後に端部どうしが重なる長さ寸法を有しており、前
記一対の部材が内容物の外周面に沿って互いに逆回りに
移動したときに一方の部材が外装材の一端部を前記外周
面に押圧する位置で他方の部材が外装材の他端部を一定
寸法だけ残す位置に至るようにし、一対の部材がそれぞ
れ前記位置へ至った後に、一対の部材の双方を前記外周
面に沿って前記外装材の他端部が延びる方向へ一緒に移
動させて外装材の前記他端部を一端部の上に重ねる行程
を有することが好ましい。
【0010】
【作用】請求項1に記載した構成を備えた本発明の作用
は、内容物又は巻き付け部材が鉛直方向で相対的に移動
すると、巻き付け手段によって外装材が内容物に巻き付
けられる。また、請求項2に記載した構成を備えた本発
明の作用は、内容物又は巻き付け部材が鉛直方向で相対
的に移動すると、一対の巻き付け部材が内容物の外周面
に沿ってそれぞれ反対方向に移動し、この移動によって
外装材が内容物の外周面に沿って巻き付けられる。そし
て、外装材の巻き付け終了時には、一対の巻き付け部材
が一方向に一体として移動する。このようにして、内容
物に外周鋼板を巻回するとき、内容物に損傷を与えない
ようにしている。
【0011】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。図1は、一実施例としての外装装置の主要部を示す
部分拡大斜視図、図2は、外装装置の全体構造を示す正
面図、図3は、図2に示す外装装置の上面図である。図
2と図3に示す外装装置の全体構成は、幅方向の寸法が
異なる3種類の外周鋼板12乃至14を繰り出すアンコ
イラー10と、このアンコイラー10から繰り出された
各外周鋼板12乃至14の繰り出し方向の長さ寸法や幅
方向の寸法を切断して調整する鋼板処理部11と、この
鋼板処理部11で処理された外周鋼板12乃至14の一
端部を挟持して矢印A方向(搬送方向)に引き出し、円
筒状板材1を載置する載置台16の上に移動させるクラ
ンプ台車29等と、この載置台16側方に搬送された円
筒状板材1を移動させるクレーンCと、載置台16上に
載置された円筒状板材1を、当該円筒状板材1の外周面
に沿って巻き付ける機構を備えた巻き付け部17等とを
備えている。
【0012】アンコイラー10は、円筒状に巻回された
外周鋼板12乃至14がそれぞれ装着される回転軸10
a乃至10cを備え、この各回転軸10a乃至10cの
側方には円筒状の外周鋼板12乃至14を個別に供給す
る供給台車18乃至20が矢印B方向へ移動自在に配置
されている。この各回転軸10a乃至10cには、本実
施例ではそれぞれ幅方向の寸法が異なる3種類の外周鋼
板12乃至14がそれぞれ装着されるようになってい
る。
【0013】鋼板処理部11は、供給される外周鋼板1
2乃至14に対応してそれぞれ配置された各一対の送り
出しローラを備えたレベラー21と、搬送される外周鋼
板12乃至14の移動量を測定するメジャーローラ22
と、搬送する外周鋼板12乃至14を予め設定された長
さ寸法で切断する切断部材23と、この切断された外周
鋼板12乃至14の幅方向の寸法を調整するためにトリ
ム切断する回転切断部材24,24と、この回転切断部
材24,24によって切断された部分を回収する回収台
車26と、上記アンコイラー10に装着された各外周鋼
板12乃至14の一端部を挟み込み、この挟持した外周
鋼板12乃至14を右向き矢印A方向に移動させるよう
に回転駆動される3組の搬送ローラ25とを有してい
る。なお、回収台車26は、施設されたレール26aに
沿って矢印B方向へ移動できるようになっている。
【0014】この鋼板処理部11の搬送方向後段には、
ローラコンベア27が配置され、このローラコンベア2
7の後段にはこのローラコンベア27上に移動された外
周鋼板12乃至14の一端部を挟持し、後段に配置され
た上記巻き付け部17方向に移動させる送りローラ部1
5と、上記クランプ台車29とが配置されている。な
お、巻き付け部17はレール17aに沿って矢印B方向
へ移動されるようになっている。
【0015】送りローラ部15には、外周鋼板12乃至
14の両端部に接着剤(例えばホットメルト樹脂)を塗
着する接着剤塗着装置28が取り付けられている。外周
鋼板12乃至14の両端部上面には、この接着剤塗着装
置28によって所定位置に接着剤が塗着される。上記ク
ランプ台車29は、上記送りローラ部15によって図示
右向き矢印A方向に移動された外周鋼板12乃至14の
一端部を挟持して上記載置台16に移動させるもので、
外周鋼板12乃至14の搬送方向と平行に施設されたレ
ール29a,29a上で往復自走する機能を備えてい
る。なお、符号29bは外周鋼板の一端部を挟持するチ
ャッキング部材である。
【0016】上記載置台16は、図示右向き矢印A方向
に間欠駆動されるコンベア50上に所定間隔で固定され
たもので、円筒状板材1の載置面(図示上面)が正面か
ら見た形状がV字状に形成されている。このような載置
面形状では、円筒状板材1とは線接触となって、当接す
る面積の減少を図っている。この載置台16の側方に上
記巻き付け部17が配置されている。図1に示すよう
に、この巻き付け部17は、円筒状板材1を載置される
二つの支持ローラ部材33,34を備え、この支持ロー
ラ部材33,34は、アーム部材35,36の開放端部
に回転自在に取り付けられている。このアーム部材3
5,36の他方の端部は回動軸32に取り付けられてい
る。
【0017】この回動軸32は、装置内の固定部に軸受
30,31を介して回動自在に支持されており、筒状の
外側軸37と、この中心に回動自在に配置された内側軸
38とを備えた二重軸である。このうち、外側軸37の
一方の端部には上記アーム部材35が、また、内側軸3
8の一方の端部にはアーム部材36がそれぞれ固定され
ている。以上の構造では、アーム部材35とアーム部材
36とはそれぞれ独立していずれかの方向に旋回移動さ
せることができる。
【0018】この各アーム部材35,36には油圧シリ
ンダ(またはエアーシリンダ)39,39が固定され、
この駆動軸(プランジャ)39a,39aには各アーム
部材35,36の長軸方向に沿ってそれぞれ移動可能な
支持部材40,40が摺動自在に取り付けられている。
この支持部材40,40に上記支持ローラ部材33,3
4が回動自在に取り付けられている。この構造によっ
て、支持ローラ部材33,34は回動軸32を中心とす
る半径方向に移動でき、板材1の巻き径に合わせること
ができるようになっている。
【0019】ところで、上記外側軸37及び内側軸38
のそれぞれの基端部には、レバー41,42が固定され
ている。この各レバー41,42の開放端部には、それ
ぞれ油圧シリンダ(またはエアーシリンダ)43,44
の駆動軸(プランジャ)43a,44aが取り付けられ
ており、これにより外側軸37と内側軸38とは独立し
て互いに駆動される。
【0020】本実施例では、油圧シリンダ43,44の
駆動軸43a,44aが図示状態からそれぞれ伸長駆動
された場合には、上記支持ローラ部材33は図示時計方
向に回転され、支持ローラ部材34は図示反時計方向に
回転駆動される。この回転駆動の結果、上記支持ローラ
部材33,34は回動軸32を中心して互いに逆回転方
向へ駆動されることになる。なお、本実施例では油圧シ
リンダ43,44の駆動軸43a,44aを伸長駆動し
たときに、上記支持ローラ部材33,34が互いに逆回
転方向へ駆動されるが、駆動軸43a,44aを縮退駆
動したときに支持ローラ部材33,34が互いに逆回転
方向へ駆動される構造であってもよい。
【0021】ところで上述した両油圧シリンダ43,4
4は、共通の支持板45に互いに平行に固定されてい
る。この支持板45は、上記回動軸32を中心として回
転自在となったほぼ四角形状のもので、この一部に油圧
シリンダ(またはエアーシリンダ)46の駆動軸46a
が取り付けられている。この油圧シリンダ46によって
支持板45は回動軸(プランジャ)32を中心として図
示位置から矢印方向に所定角度回転される。この支持板
45が、回動軸32を中心として回動されるとき、上記
支持ローラ部材33,34は、同一方向に一体として回
動するようになる。
【0022】以上の構造を備えた外装装置の特に巻き付
け部の動作状態を中心として、図4乃至図7をも参照し
て説明する。図4乃至図7は、巻き付け部の動作状態を
示す説明図である。アンコイラー10から板材1の巻き
軸方向の幅寸法に合わせて外周鋼板12乃至14のいず
れか(ここでは、外周鋼板13とする)を図示右向き矢
印A方向に搬送すると、鋼板処理部11において、その
幅方向の一部が回転切断部材24によって切断されて、
幅寸法の調整が行なわれる。このようにして搬送方向に
所定距離だけ搬送されると、切断部材23によって一定
長さに切断されて、長さ方向の寸法が決定される。この
切断された外周鋼板を符号13aで示す。ローラコンベ
ア27によってさらに搬送方向に移動されると、この外
周鋼板13aの両端部であって図示上面に接着剤塗着装
置28によって接着剤が塗着される。
【0023】この接着剤が塗着された所定長さ寸法に切
断された外周鋼板13aは、クランプ台車29によって
上記巻き付け部17に移動される。この外周鋼板13a
が巻き付け部17に移動されたときには、円筒状板材1
は図4に示すクレーンCによって載置台16の上方に移
動された状態にある。この状態で載置台16上に外周鋼
板13aが載置されると、上記クレーンCは円筒状板材
1を鉛直下方に下降させ、すでに載置台16上に載置さ
れている外周鋼板13aを挟んで、載置台16上に載置
される。
【0024】他方、巻き付け部17の支持ローラ部材3
3,34は、当初は載置台16上に載置されている外周
鋼板13aの下側に位置している。この位置において、
上記クレーンCによって円筒状板材1が載置台16上に
載置されると、支持ローラ部材33,34が油圧シリン
ダ39,39によって、回動軸32側に移動され、支持
ローラ部材33,34が円筒状板材1の外周面に当接し
た状態になるとともに、回動軸32を中心としてそれぞ
れ反時計方向,時計方向に旋回駆動される。この支持ロ
ーラ部材33,34の移動によって、載置台16上に載
置されている外周鋼板13aは、図5に示すように円筒
状板材1の外周面に沿って変形しつつ巻き付けられはじ
める。
【0025】そして、図6のように支持ローラ部材3
3,34が外周鋼板13aの両端部13b,13cを重
ね合わせることができる位置(ハ)まで移動した時点
で、外周鋼板13aの一端部13cが接着剤により当該
外周鋼板13aの外周面に止められる。次に上記支持板
45がシリンダ46の駆動力により図示時計方向に所定
角度移動される。この状態を図7に示す。この支持板4
5の回動によって、一対の支持ローラ部材33,34が
回動軸32を中心として一体として図示時計方向に移動
される。すなわち、両支持ローラ部材33,34どうし
がなす回動軸32を中心とする角度αが保持されたま
ま、図7に示す(ニ)で示す位置に移動される。これに
より、外周鋼板13aの一端部13bを圧接していた支
持ローラ部材34が時計方向に移動され、また、他方の
端部13cの近傍を圧接していた支持ローラ部材33
が、他方の端部13c自体を押圧し、この部分に塗着さ
れている接着剤によって当該外周鋼板13aの両端部ど
うしが接着される。
【0026】この後、これらの支持ローラ部材33,3
4は、図示反時計方向に復帰移動されるとともに、支持
ローラ部材33,34が円筒状板材1の外周面から離間
される。そして、巻き付け部17自体が図3に示す下向
き矢印B方向に移動され、また、円筒状板材1自体は、
コンベア50によって図示右向き矢印A方向に移動され
て、後段の処理が施される。
【0027】以上のような構造を備えた外装装置では、
円筒状板材1は、巻き付け部17によって、それ自体を
回転させることなく外周鋼板を巻き付けることができ
る。従って、従来では回避できなかった円筒状板材1の
外周部分に生じる傷や変形といった損傷を防止できるた
め、歩留まり率の改善を図ることができる。また、数十
Kgの外周鋼板の巻き付け作業を作業員によって行なっ
ていたために、重労働を強いていたが、上記構造であれ
ば自動化することで作業環境の改善を図ることができ
る。しかも、作業効率を向上させることができ、これに
よりさらに製造コストの低減を図ることも可能である。
【0028】ところで、上記実施例では、支持ローラ部
材33,34が一体として時計方向に移動する構造を示
したが、互いに独立して移動させるものであってもよ
い。尚、本発明は前記実施例に限定されるものではな
く、その要旨の範囲内において様々に変形実施が可能で
ある。図9は、他の一実施例としての巻き付け部の構造
を示す斜視図、図8は、図9に示す構造を備えた巻き付
け部51の動作状態を示す説明図である。図示巻き付け
部51は、上記支持ローラ部材33,34と、この支持
ローラ部材33,34どうしを互いに接近する方向に付
勢する付勢部材(スプリング)52と、支持ローラ部材
33,34の図示A方向での移動を規制する長穴53a
を形成された支持板53と、この支持板53を軸Oを中
心として回動させる油圧シリンダ46とを備え、また、
支持板53自体は、矢印C方向で移動自在となっている
ものである。
【0029】以上の構造を備えた巻き付け部51では、
図8に示す載置台16の上部に支持ローラ部材33,3
4を配置し、この支持ローラ部材33,34に外周鋼板
13aを載置する。この状態から円筒状板材1を鉛直下
方に移動すると、この移動に伴って支持ローラ部材3
3,34が付勢部材52の引張力によって円筒状板材1
の外周に添って相対的に移動する。この支持ローラ部材
33,34の移動によって、外周鋼板13aが円筒状板
材1の外周面に沿って変形する。そして、以後は図6,
図7で説明したと同様の動作によって外周鋼板13aが
巻き付けられる。次に支持板53がシリンダ46により
軸を中心として駆動され、図7に示したのと同様に外周
鋼板13aの縁部どうしの接着が行なわれる。このよう
な構造を備えた巻き付け部であっても、上記と同様の効
果を得ることができる。なお、上記付勢部材の代わりに
油圧シリンダを用いてもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1記載の発明では、断面が円形の
内容物を平らな外装材の中間に合わせた後に、一対の部
材を内容物の外周面に沿って互いに逆回りに移動させて
外装材を巻き付けるようにしているため、外装材を内容
物の外周面に対して確実に巻付けることができ、また
容物に損傷を与えることがない。
【0031】請求項2記載の発明では、内容物に外装材
を巻き付けた後に、外装材の両端部を確実に重ねること
ができ、例えば重ねられた両端部を接着することも可能
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例としての外装装置の主要部を示す部分
拡大斜視図。
【図2】外装装置の全体構造を示す正面図。
【図3】図2に示す外装装置の上面図。
【図4】巻き付け部の動作状態を示す説明図。
【図5】巻き付け部の動作状態を示す説明図。
【図6】巻き付け部の動作状態を示す説明図。
【図7】巻き付け部の動作状態を示す説明図。
【図8】図9に示す構造を備えた巻き付け部の動作状態
を示す説明図。
【図9】他の一実施例としての巻き付け部の構造を示す
斜視図。
【図10】板材が外装材に覆われた梱包体の外観斜視
図。
【図11】図10に示す梱包体の構造を示す断面図。
【図12】外装装置の概略構成と円筒状板材の動作状態
を示す説明図。
【図13】外装装置の概略構成と円筒状板材の動作状態
を示す説明図。
【符号の説明】
1 内容物 10 アンコイラー 11 鋼板処理部 12乃至14 外装材(外周鋼板) 17 巻き付け部 23 切断部材 24 回転切断部材 29 クランプ台車 32 回動軸 33,34 一対の巻き付け部材 43,44,46 油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩田 正雄 千葉県千葉市中央区今井2丁目18番6号 株式会社シンワコーポレーション千葉 営業所内 (72)発明者 岩野 健二 千葉県千葉市中央区今井2丁目18番6号 株式会社シンワコーポレーション千葉 営業所内 (72)発明者 井田 幸夫 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 谷口 茂樹 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 古角 文雄 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社千葉製鉄所内 (72)発明者 江原 真 千葉県千葉市中央区川崎町1番地 川崎 製鉄株式会社千葉製鉄所内 (56)参考文献 特開 平3−289412(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面が円形内容物の外周面に外装材を
    巻き付けて梱包する梱包体の外装方法において、前記内
    容物の軸中心線を外装材の一辺と直交する向きとして前
    記外装材の中間部に前記内容物を合わせる行程と、前記
    内容物の外周面と外装材との接触部を挟む位置にて前記
    中心線と平行に延びる一対の部材で外装材を前記内容物
    の外周面に当接させる行程と、前記当接状態を維持した
    まま前記一対の部材を前記内容物の外周面に沿って互い
    に逆回りに移動させて前記外装材を内容物の外周面に巻
    付ける行程と、を有することを特徴とする梱包体の外装
    方法
  2. 【請求項2】 外装材は、内容物の外周面に巻付けた後
    に端部どうしが重なる長さ寸法を有しており、前記一対
    の部材が内容物の外周面に沿って互いに逆回りに移動し
    たときに一方の部材が外装材の一端部を前記外周面に押
    圧する位置で他方の部材が外装材の他端部を一定寸法だ
    け残す位置に至るようにし、一対の部材がそれぞれ前記
    位置へ至った後に、一対の部材の双方を前記外周面に沿
    って前記外装材の他端部が延びる方向へ一緒に移動させ
    て外装材の前記他端部を一端部の上に重ねる行程を有す
    請求項1記載の梱包体の外装方法
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