JP2640415B2 - ゴルフドライバーヘッド用材料及びゴルフドライバー - Google Patents

ゴルフドライバーヘッド用材料及びゴルフドライバー

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JP2640415B2 JP5048760A JP4876093A JP2640415B2 JP 2640415 B2 JP2640415 B2 JP 2640415B2 JP 5048760 A JP5048760 A JP 5048760A JP 4876093 A JP4876093 A JP 4876093A JP 2640415 B2 JP2640415 B2 JP 2640415B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、チタン−バナジウム系
ゴルフドライバーヘッド用材料並びに該ゴルフドライバ
ーヘッド用材料から成るドライバーヘッドを備えるゴル
フドライバーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】ゴルフドライバーヘッドは、当初パーシ
モン(柿の木)等で作られていたが、近年は、中空ヘッ
ドが主流となり、ステンレス鋼などを用いた金属ヘッド
が注目されてきた。この金属ヘッドは、パーシモンに比
べ、耐久性があり、しかも、飛距離もでることから、将
来さらに需要が伸びてゆくと考えられる。現在の所、金
属ヘッドの素材は、やはりステンレス鋼が主流である
が、最近チタンやチタン合金を素材とするヘッドが登場
してきた。チタン合金は、ステンレス鋼に比べ軽くしか
も強度が高いため、設計の自由度が上がり、一般にはス
テンレス鋼製ヘッドに比べて一層大きなヘッドを作製す
ることが可能である。これにより、スイートスポットが
広がり、安定した打球が得られるようになる。
【0003】現在までのところ、チタン合金の中でドラ
イバーヘッド用材料として使用されているものは、Ti
−6Al−4V合金(以下、64ATと呼ぶ)およびT
i−4.5Al−3V−2Fe−2Mo合金である。6
4ATは、チタン合金の中で様々の分野で最も多く使用
されており、特に航空機用材料としての実績が高い。し
かしながら、この合金は、冷間加工ができないため、ヘ
ッド用材料として一般に要求される1〜5mmの板を製
造するには、非常に多くの労力を要し、多大のコストを
必要とする。そのため、現実には、例えば特開平3−2
30845に記載されているように、鋳造により64A
T製ヘッドを作製している。しかしこれも、チタンは酸
化し易いため大気中で鋳造を行うことができず、さらに
鋳型と反応しやすいため、非常に高度な技術を必要と
し、結果的にコスト高となる。また、鋳造品は、圧延上
がり材に比べ組織コントロールができないため、強度的
にも弱くなる欠点を有する。これに対し、Ti−4.5
Al−3V−2Fe−2Mo合金は、超塑性加工ができ
るため、鋳造品より高強度が得られ易い。しかしなが
ら、これとても、超塑性加工用に特殊な装置を必要と
し、さらに超塑性加工するのに多くの時間を要するため
大量生産には不向きである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】チタン系材料製中空ヘ
ッドを効率よく大量に生産するためには、ステンレス鋼
製ヘッドを生産する場合と同様に、冷間圧延されそして
目的の板厚および組織を持った板またはコイルを冷間ま
たは温間プレスにより目的形状に加工し、その後加工し
た部品同士を溶接にて組み立てるのが最適である。この
ような工程に供しうるチタン材料は、残念ながら純チタ
ンを除き今まで見いだされていなかった。純チタンは、
冷間圧延が可能で、しかも冷間プレスも容易なため、中
空ヘッド用材料としては製造面では問題なかったが、そ
の耐力があまり高くないため、ヘッド組立後の強度に重
大な問題があった。
【0005】本発明の課題は、以上の加工性及び溶接性
を含めて製造上の問題を解決し、しかも高い強度(耐
力)を持ったゴルフドライバーヘッド用チタン系材料を
開発することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、冷間圧延
可能なチタン合金として10重量%から25重量%未満
のVを含有するTi合金の開発に成功した。この合金を
基礎として、チタンの不純物成分を調査したところ、酸
素濃度が特に重要であり、酸素濃度が0.25重量%を
超えると伸びが極端に低下し始め、冷間圧延性、冷間、
温間プレス性が非常に悪くなることが判明した。さら
に、その製造及び性質面を改善するべく上記Ti−V合
金への添加材の影響を詳細に調査した結果、このTi−
V合金にアルミニウム、クロム及び錫の1種乃至2種以
上を添加すると、性状或いは価格面で有益な効果が得ら
れることも判明した。また、溶接施工を好適ならしめる
ためにそして一定の打球感を得るためには水素濃度をコ
ントロールするのが有用であることが見出された。製造
面から、β単一相を有しそして等軸な組織であることが
好ましいことが見出された。こうして、加工及び溶接を
含めて製造上の問題を解決し、しかも高い強度(耐力)
を持ったゴルフドライバーヘッド用チタン材料を得るこ
とができた。
【0007】かくして、本発明は、(1)10重量%か
ら25重量%未満のバナジウムを含み、酸素含有量を
0.25重量%以下とし、そして残部チタンおよび不可
避的不純物からなるゴルフドライバーヘッド用材料、
(2)10重量%から25重量%未満のバナジウムと、
2〜5重量%アルミニウム、2〜5重量%クロム及び2
〜4重量%錫の内から選択される1種又は2種以上とを
含み、酸素含有量を0.25重量%以下とし、そして残
部チタンおよび不可避的不純物からなるゴルフドライバ
ーヘッド用材料、(3)10重量%から25重量%未満
のバナジウムを含み、水素濃度を0.002〜0.01
3重量%とし、酸素含有量を0.25重量%以下とし、
そして残部チタンおよび不可避的不純物からなるゴルフ
ドライバーヘッド用材料、(4)10重量%から25重
量%未満のバナジウムと、2〜5重量%アルミニウム、
2〜5重量%クロム及び2〜4重量%錫の内から選択さ
れる1種又は2種以上とを含み、水素濃度を0.002
〜0.013重量%とし、酸素含有量を0.25重量%
以下とし、そして残部チタンおよび不可避的不純物から
なるゴルフドライバーヘッド用材料並びに(5)β単一
相を有しそして等軸な組織であることを特徴とする上記
(1)乃至(4)のゴルフドライバーヘッド用材料を提
供する。
【0008】さらに、本発明は、上記(1)乃至(5)
のゴルフドライバーヘッド用材料から成るドライバーヘ
ッドを備えるゴルフドライバーをも提供する。
【0009】
【作用】本発明の基礎となる、10重量%から25重量
%未満のVを含むTi合金は冷間圧延可能なチタン合金
である。ここで、バナジウム添加量の下限を10重量%
としたのは、10重量%未満では、良好な冷間圧延性が
得られないためである。さらに、バナジウム添加量の上
限を25重量%未満としたのは、これ以上添加しても冷
間圧延性の改善は見られず、逆に、強度が低下する傾向
が見受けられるためである。また、バナジウムの価格は
チタンよりかなり高いため、コスト面からバナジウムの
添加量は出来るだけ抑えるのが好ましい。好ましいバナ
ジウム含有量は13〜20重量%である。
【0010】このTi−V合金の酸素濃度は0.25重
量%以下に規制されることが必要である。その理由は、
酸素が0.25重量%を超えると伸びが極端に低下し始
め、冷間圧延性、冷間、温間プレス性が非常に悪くなる
からである。
【0011】以上の合金でもヘッド用材料として十分使
用できるが、クロム、アルミニウム或いは錫の1種又は
2種以上を添加することにより、さらに幾つかの点で改
善を図ることができる。
【0012】Ti−V合金にクロムを添加すると、伸び
がさらに増すことが確認された。これにより特に冷間プ
レス性が著しく良くなる。ただし、その効果を得るため
にはクロムを2重量%以上添加する必要があり、また5
重量%より多く添加すると脆化する傾向が現れるため、
上限を5重量%とする必要がある。
【0013】さらに、アルミニウムをTi−V系合金に
添加するのは主として経済的効果による。つまり、バナ
ジウムの単体金属はその価格が非常に高く、これを添加
材として使用すると、合金価格は非常に高くなってしま
う。一方、Al−V母合金を添加材として使用できる場
合には、この母合金がバナジウム単体金属よりかなり安
価であるため、結果的にTi−V−Al合金はより安価
な原料代ですむことになる。また、Ti−V系合金はあ
る温度領域で時効硬化する現象を示すが、これにアルミ
ニウムを添加すると時効硬化を促し、強度上昇に寄与す
る。ここで、アルミニウム添加量の下限を2重量%とし
たのは、これ以下では、現在入手可能な80%V−20
%Al母合金を使用しても、非常に多くのV金属単体を
添加せねばならずコストメリットが消えてしまうためで
ある。また、アルミニウム添加量の上限を5重量%とし
たのは、これより上では、冷間加工性が難しくなるため
である。
【0014】最後に、Snを添加する効果を述べる。S
nは機械的特性には影響をあまり与えないが、Ti−V
系合金を時効処理するときにでき易い脆いω相の析出を
抑える効果がある。この効果を得るためには、2重量%
以上のSnを添加する必要があり、他方4重量%より多
く添加しても、脆いω相の析出を抑える効果は変わら
ず、比重が増す分比強度が落ち、ドライバーヘッド用材
料として不適当となる傾向があるため、上限を4重量%
とした。
【0015】前記したように、ドライバーヘッドを効率
よく作製するためには、冷間または温間プレスにより目
的形状に加工し、その部品を溶接にて組み立てるのが最
適である。この工程では、必ず溶接が含まれるが、ここ
で合金中に多量の水素を含んでいると、溶接の際、水素
が小爆発し、良好な溶接ができないことが判明した。調
査の結果、本願発明合金は、純チタン以上に水素を吸収
し易く、特に酸洗工程で多量の水素を吸収することがわ
かった。そこで、水素濃度を変化させ溶接に与える影響
を調査したところ、0.0135重量%以下であれば溶
接は問題なく行われることが判明した。一方、水素濃度
の変化は、ゴルフドライバーヘッドの特性に微妙な影響
を与える。これは、水素濃度が低下するに従いヤング率
が若干下がることや、時効温度に影響を与えているもの
と考えられる。いずれにしても、水素濃度は下限を0.
002重量%そして上限を0.0135重量%とするの
がよく、好ましくは0.003〜0.009重量%の範
囲において一定レベルの打球感が得られる。
【0016】以上、組成範囲を中心に述べてきたが、組
織もまた重要な因子である。本合金をゴルフドライバー
ヘッド用材料として用いる場合、最初に冷間プレスが行
われるため、β単一相でしかも等軸な組織を有していな
いと、割れが発生する。一般には、本材料をβ変態点以
上に保持した後、水冷もしくは空冷することにより加工
性の良いβ単一相でしかも等軸な組織を得ることができ
る。
【0017】本発明のゴルフドライバーは、所要組成の
合金原料をアーク溶解にてインゴットを作製後、熱間及
び冷間圧延を行い1〜3mmの板を作製し、これをβ変
態点以上に保持した後、水冷もしくは空冷し、必要に応
じて時効処理し、冷間もしくは温間プレスにより必要な
形状を備えた部品を作製し、それらを溶接により接合さ
せてヘッドを作製し、得られたヘッドをシャフトに組み
つけてゴルフドライバーに組立てることにより作製され
る。
【0018】
【実施例】本発明の有用性を以下実施例に基づいて述べ
る。
【0019】(実施例1)チタンにバナジウムを種々の
量添加し、アーク溶解にてインゴットを作製後、900
℃で熱間圧延し、スケール除去後、830℃(不活性雰
囲気中)に加熱後水焼入れした供試材(酸素濃度は0.
1〜0.15重量%の範囲内であり、不純物としてF
e、H、N、C等を多少含む)の冷間加工性を調べた結
果を表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】V濃度が低いチタン合金は、冷間圧延性が
悪く、かなりの耳割れが発生する。V濃度が10重量%
を超えた当たりから、冷間圧延性が良くなるが、V添加
量を25重量%以上に多くしてもその傾向は変わらなく
なる。
【0022】次に、Ti−17V合金の酸素濃度を変化
させた場合の伸びの変化を図1に示す(Fe、H、N、
C等の不純物を多少含む)。酸素濃度が0.25重量%
を超えた当たりから急激に伸びが出なくなることがわか
る。
【0023】これら考察から、Vの濃度下限値は10重
量%としそして酸素濃度の上限値は0.25重量%とし
た。
【0024】(実施例2)Ti−18%Vに種々の濃度
のCrを添加し、アーク溶解にてインゴットを作製後、
900℃で熱間圧延し、スケール除去後、800℃(不
活性雰囲気中)に加熱後水焼入れした供試材の引張試験
による伸び(全伸び)の変化を図2に示す。明らかに、
Crを添加することにより伸びが増していることが確認
される。その効果は、特にCr濃度が2%以上から確認
され、5%付近まで、顕著に伸びが上昇している。5%
を超えると伸びはあまり上昇せず、逆に熱間、冷間での
変形抵抗が増し、また耳割れも多くなってくる。以上か
ら、Crの添加量の下限は2重量%としそしてその上限
を5重量%とした。このCr添加により冷間プレス性が
著しく良くなった。
【0025】(実施例3)Ti−17%V−3%Crに
種々の濃度のAlを添加し、アーク溶解にてインゴット
を作製後、900℃で熱間圧延し、スケール除去後、8
00℃(不活性雰囲気中)に加熱後水焼入れした供試材
(溶体化上がり材)の引張試験による機械的特性の変化
を図3に示す。また、この供試材を時効処理(500℃
×8時間)した後の時効硬化材の機械的特性の変化を図
4に示す。
【0026】溶体化上がり材の場合の図3においては、
Alの添加は伸びの向上に若干寄与しているだけであ
る。顕著なのは、時効硬化材についての図4におけるA
lの効果である。明らかに、Alを添加することにより
強度の上昇が起きている。ゴルフ用ヘッドでは、強度が
要求されるため、時効処理を行う場合があるが、Alの
添加量を適切にコントロールすることにより、延性があ
りしかも高い強度が得られる材料が得られる。
【0027】(実施例4)Ti−15%V−4%Cr−
3Al−3Sn合金の水素濃度を変化させた材料を用
い、Ar雰囲気中でTIG溶接を実施した結果を表2に
示す。水素濃度が低い間はTIG溶接は問題なく実施で
きたが、水素濃度が0.013%から水素の反応と思わ
れる小さな火花が観察され始め、0.05%以上では、
水素の小爆発により溶接部分が不完全となった。水素濃
度が0.1%を超えると、ほとんど溶接できないことが
判明した。これら結果より、水素濃度の上限を0.01
3%とした。
【0028】
【表2】
【0029】(実施例5)Ti−15%V−4%Cr−
3%Al−3%Sn−0.15%O合金を溶体化処理し
た板(結晶粒径100μm)とそれを時効処理(500
℃×8時間)した板を冷間プレスしたところ、時効処理
した板は全部割れが発生した。これよりヘッド用材料と
しては、β単一相を有しそして等軸な組織であることが
好ましいことがわかる。
【0030】(実施例6)以上、実施例1〜5において
本発明材料が、ヘッドを製造するのにいかに有利である
か述べてきたが、ここでは試作品を使用してヘッドの最
大の特徴であるゴルフボールの打球特性について試験し
た。Ti−15%V−3.1%Cr−3.6%Al−3
Sn−0.11%O合金(不純物として0.1%Fe,
0.007%C,0.011%N,0.004%Hを含
む)をアーク溶解にて製造後、熱間及び冷間圧延を行い
1〜3mmの板を作製した。これを800℃に加熱後、
空冷にて冷却した板を用い、冷間プレスおよび溶接によ
りヘッドを作製後、ゴルフドライバーに組立て試打し
た。その結果、従来のチタン合金製ゴルフドライバーよ
り約1割飛距離が伸びた。また、スイートスポットも格
段に広くなった。
【0031】このように非常によい特性が得られたの
は、高い比強度および溶接組立により理想に近いヘッド
形状ができたこと、およびヤング率が8000〜900
0Kgf/mm2 (溶体化上がりで)というステンレス
鋼や他のチタン合金に比べて低い値であるにもかかわら
ず耐力はかなり高い値である、つまりスプリングバック
性が非常に強いという点等から来ているものと推測され
る。
【0032】
【発明の効果】以上、本発明に従った材料を用いれば、
従来からのステンレス鋼ヘッドの製造方法と同様な方法
でヘッドが比較的安価に量産化でき、しかもその特性に
おいて従来販売されているチタン合金ドライバーに比べ
より大きなスイートスポットおよび飛距離を得ることが
可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】Ti−17V合金の酸素濃度を変化させた場合
の伸びの変化を示すグラフである。
【図2】Ti−18V−Cr合金のCr濃度と伸びの関
係を示すグラフである。
【図3】Ti−17%V−3%CrにAlを添加した溶
体化上がり材のAl濃度と機械的性質の関係を示すグラ
フである。
【図4】Ti−17%V−3%CrにAlを添加した時
効硬化材のAl濃度と機械的性質の関係を示すグラフで
ある。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 10重量%から25重量%未満のバナジ
    ウムを含み、酸素含有量を0.25重量%以下とし、そ
    して残部チタンおよび不可避的不純物からなるゴルフド
    ライバーヘッド用材料。
  2. 【請求項2】 10重量%から25重量%未満のバナジ
    ウムと、2〜5重量%アルミニウム、2〜5重量%クロ
    ム及び2〜4重量%錫の内から選択される1種又は2種
    以上とを含み、酸素含有量を0.25重量%以下とし、
    そして残部チタンおよび不可避的不純物からなるゴルフ
    ドライバーヘッド用材料。
  3. 【請求項3】 10重量%から25重量%未満のバナジ
    ウムを含み、水素濃度を0.002〜0.013重量%
    とし、酸素含有量を0.25重量%以下とし、そして残
    部チタンおよび不可避的不純物からなるゴルフドライバ
    ーヘッド用材料。
  4. 【請求項4】10重量%から25重量%未満のバナジウ
    ムと、2〜5重量%アルミニウム、2〜5重量%クロム
    及び2〜4重量%錫の内から選択される1種又は2種以
    上とを含み、水素濃度を0.002〜0.013重量%
    とし、酸素含有量を0.25重量%以下とし、そして残
    部チタンおよび不可避的不純物からなるゴルフドライバ
    ーヘッド用材料。
  5. 【請求項5】 β単一相を有しそして等軸な組織である
    ことを特徴とする請求項1、2、3乃至4のゴルフドラ
    イバーヘッド用材料。
  6. 【請求項6】 請求項1、2、3、4乃至5のゴルフド
    ライバーヘッド用材料から成るドライバーヘッドを備え
    るゴルフドライバー。
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JP3428582B2 (ja) 1999-12-27 2003-07-22 株式会社豊田中央研究所 ゴルフクラブ
US7132021B2 (en) 2003-06-05 2006-11-07 Sumitomo Metal Industries, Ltd. Process for making a work piece from a β-type titanium alloy material

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