JP2640195B2 - 電気掃除機 - Google Patents
電気掃除機Info
- Publication number
- JP2640195B2 JP2640195B2 JP32526191A JP32526191A JP2640195B2 JP 2640195 B2 JP2640195 B2 JP 2640195B2 JP 32526191 A JP32526191 A JP 32526191A JP 32526191 A JP32526191 A JP 32526191A JP 2640195 B2 JP2640195 B2 JP 2640195B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- dust
- vacuum cleaner
- intake air
- pan
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は電気掃除機、特に湿式
の電気掃除機に関するものである。
の電気掃除機に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に紙、不織布等のフィルタにより塵
埃を捕集する乾式の電気掃除機に対して、ウオータパン
（水皿）に入れておいた水に、吸引した塵埃を含む吸気
を通して捕塵する、図２に示すような湿式の電気掃除機
が知られている。この湿式の電気掃除機は乾式の電気掃
除機のように極部的なフィルタの目詰まりが生ぜず、微
細な塵埃も理論的には捕集できる。図２において、１は
本体ケースであり、このケース１内には吸引モータ４が
配設され、このモータ４のシャフトには遠心ファン５及
び水分離器７が固設されている。８は空路を示すもので
ある。
埃を捕集する乾式の電気掃除機に対して、ウオータパン
（水皿）に入れておいた水に、吸引した塵埃を含む吸気
を通して捕塵する、図２に示すような湿式の電気掃除機
が知られている。この湿式の電気掃除機は乾式の電気掃
除機のように極部的なフィルタの目詰まりが生ぜず、微
細な塵埃も理論的には捕集できる。図２において、１は
本体ケースであり、このケース１内には吸引モータ４が
配設され、このモータ４のシャフトには遠心ファン５及
び水分離器７が固設されている。８は空路を示すもので
ある。
【０００３】操作電源部（図示せず）により前記モータ
４を動作させると、吸気ホース（図示せず）から吸われ
た塵埃を含む吸気は吸気口６を通り、導入部１０を経て
ウオータパン２内に吐出される。このウオータパン２内
には予め捕塵用の水３が入れられていて、吸気に含まれ
る塵埃が捕塵される。この水３に塵埃を残した吸気は回
転中の水分離器７のスリットを通過し、遠心ファン５に
よって排気口９より排気される。上記図２の電気掃除機
では、塵埃を含む吸気をウオータパン２内の水中へ放出
させるようにしているが、従来の湿式電気掃除機とし
て、塵埃を含む吸気をウオータパン内の水の水面にたた
きつけるように放出するものもある。
４を動作させると、吸気ホース（図示せず）から吸われ
た塵埃を含む吸気は吸気口６を通り、導入部１０を経て
ウオータパン２内に吐出される。このウオータパン２内
には予め捕塵用の水３が入れられていて、吸気に含まれ
る塵埃が捕塵される。この水３に塵埃を残した吸気は回
転中の水分離器７のスリットを通過し、遠心ファン５に
よって排気口９より排気される。上記図２の電気掃除機
では、塵埃を含む吸気をウオータパン２内の水中へ放出
させるようにしているが、従来の湿式電気掃除機とし
て、塵埃を含む吸気をウオータパン内の水の水面にたた
きつけるように放出するものもある。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の湿式電
気掃除機では、吸気中に含まれる比較的重い塵は水と接
触して水中に捕らえられ易いが、軽い浮遊塵は図２で説
明した水中に放出させるように構成されたものでも、吸
気の大きな気泡の中に浮遊し、水と接触しずらいために
捕集されずに排出され易い。この発明は上記した従来の
湿式電気掃除機の欠点を除去し、軽い浮遊塵をも充分に
捕集することができるようにしたものである。
気掃除機では、吸気中に含まれる比較的重い塵は水と接
触して水中に捕らえられ易いが、軽い浮遊塵は図２で説
明した水中に放出させるように構成されたものでも、吸
気の大きな気泡の中に浮遊し、水と接触しずらいために
捕集されずに排出され易い。この発明は上記した従来の
湿式電気掃除機の欠点を除去し、軽い浮遊塵をも充分に
捕集することができるようにしたものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の電気掃除機は、ウオータパンに予め入
れられた水に、吸引された塵埃を含む吸気を通して捕塵
する湿式の電気掃除機において、その吸気口の近傍には
吸気に含まれる塵埃を正イオン化する正イオン化手段を
設け、前記ウオータパンには負極またはグランド電極を
設けたことを特徴とするものである。
めに、この発明の電気掃除機は、ウオータパンに予め入
れられた水に、吸引された塵埃を含む吸気を通して捕塵
する湿式の電気掃除機において、その吸気口の近傍には
吸気に含まれる塵埃を正イオン化する正イオン化手段を
設け、前記ウオータパンには負極またはグランド電極を
設けたことを特徴とするものである。
【０００６】
【作用】上記のように構成された湿式の電気掃除機で
は、吸気口に設けられた正イオン化手段により吸気中の
塵埃が正イオン化（帯電）される。この塵埃の正イオン
化により、従来ではウオータパンの水で捕塵しずらかっ
た微少塵や軽い浮遊塵も電荷間に働くクーロン力により
前記水に捕らえられ易くなり、捕塵効果が向上する。
は、吸気口に設けられた正イオン化手段により吸気中の
塵埃が正イオン化（帯電）される。この塵埃の正イオン
化により、従来ではウオータパンの水で捕塵しずらかっ
た微少塵や軽い浮遊塵も電荷間に働くクーロン力により
前記水に捕らえられ易くなり、捕塵効果が向上する。
【０００７】
【実施例】以下に、この発明の一実施例について図１を
用いて説明する。図１は湿式電気掃除機のこの発明に関
連したところを主に示す断面図であり、図２と同一符号
は同様の部分を示す。図１において、１１は針状正電
極、１２はリング状負電極であり、これらの両電極１
１、１２は吸気口６の直後に配設されている。これらの
電極１１、１２間にはこの電気掃除機の動作中に２乃至
６ＫＶの直流高電圧が印加され、これによりコロナ放電
が発生する。このコロナ放電の発生により吸気に含まれ
る塵埃が正イオン化（正に帯電）される。
用いて説明する。図１は湿式電気掃除機のこの発明に関
連したところを主に示す断面図であり、図２と同一符号
は同様の部分を示す。図１において、１１は針状正電
極、１２はリング状負電極であり、これらの両電極１
１、１２は吸気口６の直後に配設されている。これらの
電極１１、１２間にはこの電気掃除機の動作中に２乃至
６ＫＶの直流高電圧が印加され、これによりコロナ放電
が発生する。このコロナ放電の発生により吸気に含まれ
る塵埃が正イオン化（正に帯電）される。
【０００８】ウオータパン２に予め入れられた捕塵用の
水３は、このウオータパン２が符号１３で示すようにグ
ランド電極（または負極）に接続されているため、負に
帯電されている。前記したように正に帯電された塵埃は
負に帯電された前記水３に引かれ、この水３と接触して
放電される。このように、塵埃は水３と接触し易くなる
ので水３に吸着され易く、水３に容易に混入される。
水３は、このウオータパン２が符号１３で示すようにグ
ランド電極（または負極）に接続されているため、負に
帯電されている。前記したように正に帯電された塵埃は
負に帯電された前記水３に引かれ、この水３と接触して
放電される。このように、塵埃は水３と接触し易くなる
ので水３に吸着され易く、水３に容易に混入される。
【０００９】さて、前記吸気口６からの吸気には、比較
的重く、大きな塵埃と、浮遊塵とが含まれている。前記
塵埃のうち、比較的重く、大きな塵埃は、従来の湿式掃
除機と同様にして、吸気がウオータパン２内の水３の水
面にたたきつけられる際（この様子を符号１４で示す）
に前記水３に捕らえられる。これに対して前記浮遊塵
は、捕塵用の水３内で吸気の気泡１５に浮遊している状
態では電荷が平衡化されるので前記水３と引き合うこと
はないが、前記水３と接触する時、及び前記気泡１５が
はじける際（この様子を符号１６で示す）に、負に帯電
した前記水３と引き合って捕塵される。
的重く、大きな塵埃と、浮遊塵とが含まれている。前記
塵埃のうち、比較的重く、大きな塵埃は、従来の湿式掃
除機と同様にして、吸気がウオータパン２内の水３の水
面にたたきつけられる際（この様子を符号１４で示す）
に前記水３に捕らえられる。これに対して前記浮遊塵
は、捕塵用の水３内で吸気の気泡１５に浮遊している状
態では電荷が平衡化されるので前記水３と引き合うこと
はないが、前記水３と接触する時、及び前記気泡１５が
はじける際（この様子を符号１６で示す）に、負に帯電
した前記水３と引き合って捕塵される。
【００１０】
【発明の効果】この発明は上記のように構成されている
ので、従来の湿式電気掃除機に簡単な構成を付加するこ
とにより、微細な浮遊塵を効率よく捕集することができ
る。
ので、従来の湿式電気掃除機に簡単な構成を付加するこ
とにより、微細な浮遊塵を効率よく捕集することができ
る。
【図１】この発明の一実施例を示すものであり、湿式電
気掃除機のこの発明に関連した要部の縦断正面図であ
る。
気掃除機のこの発明に関連した要部の縦断正面図であ
る。
【図２】従来例を示す湿式電気掃除機の縦断正面図であ
る。
る。
１ 本体ケース ２ ウオータパン ３ 水 ６ 吸気口 １１ 針状正電極 １２ リング状負電極
Claims (1)
- 【請求項１】 ウオータパンに予め入れられた水に、吸
引された塵埃を含む吸気を通して捕塵する湿式の電気掃
除機において、その吸気口の近傍には吸気に含まれる塵
埃を正イオン化する正イオン化手段を設け、前記ウオー
タパンには負極またはグランド電極を設けたことを特徴
とする電気掃除機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32526191A JP2640195B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 電気掃除機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32526191A JP2640195B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 電気掃除機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05130953A JPH05130953A (ja) | 1993-05-28 |
| JP2640195B2 true JP2640195B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=18174840
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32526191A Expired - Lifetime JP2640195B2 (ja) | 1991-11-13 | 1991-11-13 | 電気掃除機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2640195B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102007051880A1 (de) | 2007-10-30 | 2009-05-14 | SHG Spechtenhauser Hochwasser-und Gewässerschutz GmbH | Vorrichtung zur Reinigung von Gewässern und Reinigungsverfahren |
-
1991
- 1991-11-13 JP JP32526191A patent/JP2640195B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05130953A (ja) | 1993-05-28 |
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