JP2660618B2 - 空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄装置

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JP2660618B2
JP2660618B2 JP35603691A JP35603691A JP2660618B2 JP 2660618 B2 JP2660618 B2 JP 2660618B2 JP 35603691 A JP35603691 A JP 35603691A JP 35603691 A JP35603691 A JP 35603691A JP 2660618 B2 JP2660618 B2 JP 2660618B2
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隆司 大野
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Akai Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、空気清浄装置に係わ
り、特に塵埃、煙草の煙、ダニの糞、その他の空気中の
微細塵埃を洗浄集塵する空気清浄装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用空気清浄装置として、針状
電極もしくはワイヤー電極に対して集塵電極を設け、両
電極間に直流高電圧を印加することによって塵埃等を同
一個所にて荷電して集塵する一段式のものが知られてい
る。一般に、この種の空気清浄装置は、集塵紙と呼ばれ
る安価な紙製シートで集塵電極を覆い、この集塵紙は交
換できるようになっている。また、この種の空気清浄装
置は送風手段を用いることなく、荷電粒子がそれとは逆
極性を有する集塵電極に移動する際に、中性粒子にも衝
突して運動エネルギーを与え、これらの移動と空気の粘
性によって起こる、電気力線に沿うイオン風や室内の対
流風を利用している。
【0003】一方、家庭用空気清浄装置として、ファン
等の送風手段を用い、コロナ放電により塵埃粒子を荷電
する荷電部と、この荷電部により荷電された粒子とは逆
の荷電を持つように永久帯電されたエレクトレットフィ
ルタを用いた集塵部を有する二段式のものも知られてい
る。
【0004】また、空気清浄装置ではないが、一部の湿
式電気掃除機には、予め貯水された集塵用水に吸気を通
過させるタイプのものが見られる。これとは別に、大型
の設備では帯電させたミストにて捕集するプラントもあ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の家庭用
空気清浄装置のうち、一段式のものは消耗品である集塵
紙が安価に得られるという利点はあるが、平面的な集塵
を行なっているために送風手段を設けることが困難であ
る。このため、煙草の煙等のように、一時的に多くの汚
染粒子が発生する場合に対処するには、集塵速度が遅い
という欠点があった。これに対して二段式のものは、上
記のような場合にでも集塵速度の問題は無いが、エレク
トレットフィルタを用いて濾過するものであるため、消
耗品であるフィルタが高価であるという問題があると共
に、汚れが進むのに応じてフィルタの負荷が次第に高く
なるという欠点があった。
【0006】また、上記湿式電気掃除機は、本来床面に
落下している塵埃をその対象としているため、空気清浄
装置に捕集することが求められている空気中の浮遊塵
(百分の数μm乃至数μm)に対してはその多くを捕集
できず、逆に舞い上げる結果となる。この発明は上記し
た従来の電気式空気清浄装置の欠点を除去し、集塵速度
が速く、かつ捕集媒体に水を使用することができるよう
にした空気清浄装置を提供することを目的とするもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明の空気清浄装置は、ウォーターパンに予
め入れられた捕塵用水に、微細塵埃を含む空気を通過さ
せて捕塵する貯水洗浄式空気清浄装置であって、吸気口
付近に設けられ、空気中の微細塵埃をコロナ放電によっ
て荷電させる荷電部と、前記捕塵用水の水面下に配設さ
れ、荷電された塵埃と逆極性を有する捕塵網とを備えた
ことを特徴とするものである。
【0008】
【作用】上記のように構成された空気清浄装置では、送
風手段により微細塵埃を含む空気が、ウォーターパン内
に予め入れられた捕塵用水に導かれる。この際、導入空
気上流に配設された荷電部によって微細塵埃が荷電さ
れ、前記捕塵用水の水面下に配設された捕塵網により捕
集される。捕塵網は水面下に配設されているため、捕塵
用水中を上昇する気泡中の荷電塵埃を、気泡が捕塵網を
通過中に捕集し、再び接する水によって洗い落とされ
る。この捕塵網の洗浄は、捕塵用水の水面で気泡が破れ
る瞬間に発生する超音波振動も大きく寄与するので、従
来の湿式電気集塵装置のような大型で複雑な構成を必要
としない。
【0009】
【実施例】以下に、この発明の実施例について図1を用
いて説明する。図1は空気清浄装置の概略を示す断面図
である。図において、1は本体ケースであり、この本体
ケース1の側面には吸気口2が本体ケース1のスリット
3を介して設けられ、該スリット後部には空気中の微細
塵埃を荷電する荷電部を構成するワイヤー正電極4と平
板状負電極5が平行して配設されている。前記吸気口2
は導気路6を経て、ウォーターパン7の底に仮設された
発泡板8に連通されている。ウォーターパン7には予め
捕集用の水を入れておき、その水面9に近い水中に捕集
網10が配設されている。
【0010】本体ケース1の上部にはモータ11及びそ
れによって駆動されるように連結された遠心ファン12
とミストセパレータ13が配設されている。前記モータ
11と遠心ファン12とにより送風手段が構成されてい
る。前記ウォーターパン7はパッキン14を介して本体
ケース1と気密に結合されている。尚、15は全体を設
置するための支持台、16はこの支持台15の足部であ
る。
【0011】さて、上記のような空気清浄装置におい
て、電源(回路等は図示していない)を入れると、吸気
口2後部の荷電部にあるワイヤー正電極4と平板状負電
極5には直流高圧電源(図示せず)より数K乃至十数K
Vの電圧が印加され、これにより正コロナ放電が発生す
る。また、前記モータ11には駆動電流が供給され、該
モータ11及び遠心ファン12よりなる送風手段により
気密室17が負圧になり、吸気口2より空気が吸引され
る。この吸引された空気中の微細塵埃は前記正コロナ放
電によりプラスに荷電される。尚、ワイヤー正電極4と
なる放電用ワイヤーは、一般に50乃至100μm程度
のピアノ線もしくはタングステン線が使用される。
【0012】このプラスに帯電した塵埃は導気路6を通
過した後、発泡板8に施された小孔18よりウォーター
パン7に予め入れられた捕塵用水中に気泡として放出さ
れる。捕塵網10は負極(またはグランド電極)に接続
されており、前記捕塵用水の水面9の下に配設されてい
るため、前記帯電塵埃を含む気泡はこの捕塵網10を通
過して水面9ではじける。
【0013】この過程において、微細塵埃が捕塵用水内
で気泡中に浮遊している状態では、荷電が平衡化される
ので、この微細塵埃が捕塵網10と同極性を持つ水と引
き合うことはないが、前記微細塵埃が捕塵網10と接触
して通過する際、及び前記気泡が水面9上ではじける際
に、それぞれ捕塵網10及び水と二段にわたって引き合
って捕塵される。また、この捕塵網10は気泡が通過中
に捕塵し、再び接する水によって洗浄される自己洗浄作
用を持つが、捕塵用水の水面9で気泡が破れる瞬間に発
生する超音波振動もこの洗浄作用に寄与し、捕塵網10
に塵埃が蓄積することがなく、捕塵用水中に拡散する。
【0014】尚、この捕塵網10はステンレス等により
構成され、フィルタではないため、さほど網目を細かく
する必要はなく、発生気泡径の1/5乃至1/3程度の
網目で充分な効果がある。前記のように気泡として捕塵
用水を通過し、清浄化された空気はミストセパレータ1
3によりミストが分離され、遠心ファン12により放出
口19より放出される。
【0015】前記のウォーターパン7、発泡板8及び捕
塵網10は容易に着脱できるように構成されているの
で、捕塵用水の入れ替えや定期的な清掃が可能である。
【0016】
【発明の効果】この発明は上記のように構成されている
ので、送風手段により集塵速度を充分に速くすることが
でき、また捕塵媒体として水を用いるので、従来の空気
清浄装置のように捕塵媒体として専用のエレクトレット
フィルタもしくは集塵紙等の消耗品を使用する必要がな
い。また、従来知られている湿式で電気的に集塵するも
のでは、捕集効率は高いが構造が複雑で大型のものしか
できなかったが、この発明の空気清浄装置では効率が高
く、しかも小型化できるので、一般家庭用として使用す
ることができると共に、自己洗浄作用を持つため、従来
の濾過捕集フィルタを用いたものと比較して負荷変動が
起こりにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を示すものであり、空気清浄
装置の概略断面図である。
【符号の説明】
1 本体ケース 2 吸気口 3 スリット 4 ワイヤー正電極 5 平板状負電極 6 導気路 7 ウォーターパン 8 発泡板 9 水面 10 捕塵網 11 モータ 12 遠心ファン 13 ミストセパレータ 14 パッキン 15 支持台 16 足部 17 気密室 18 発泡板 19 放出口

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ウォーターパンに子め入れられた捕塵用
    水に、微細塵埃を含む空気を通過させて捕塵する貯水洗
    浄式空気清浄装置であって、 吸気口付近に設けられ、空気中の微細塵埃をコロナ放電
    によって荷電させる荷電部と、前記捕塵用水の水面下に
    配設され、荷電された塵埃と逆極性を有する捕塵網とを
    備えたことを特徴とする空気清浄装置。
JP35603691A 1991-12-20 1991-12-20 空気清浄装置 Expired - Lifetime JP2660618B2 (ja)

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JP35603691A JP2660618B2 (ja) 1991-12-20 1991-12-20 空気清浄装置

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JPH05168837A JPH05168837A (ja) 1993-07-02
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