JP2640115B2 - 電動工具 - Google Patents
電動工具Info
- Publication number
- JP2640115B2 JP2640115B2 JP63076305A JP7630588A JP2640115B2 JP 2640115 B2 JP2640115 B2 JP 2640115B2 JP 63076305 A JP63076305 A JP 63076305A JP 7630588 A JP7630588 A JP 7630588A JP 2640115 B2 JP2640115 B2 JP 2640115B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear case
- flange
- water
- shaft
- rotary blade
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Landscapes
- Sealing Of Bearings (AREA)
- Portable Power Tools In General (AREA)
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ギヤーケースを介して回転刃を駆動し、こ
の回転刃に注水して使用する電動工具に関する。
の回転刃に注水して使用する電動工具に関する。
[従来の技術] 注水される回転刃を用いる電動工具は、注水に際して
水が軸からギヤーケースに侵入する恐れがあるため、ギ
ヤーケースの軸が貫通している部分で確実な遮蔽構造を
形成するものである。
水が軸からギヤーケースに侵入する恐れがあるため、ギ
ヤーケースの軸が貫通している部分で確実な遮蔽構造を
形成するものである。
この遮蔽構造は、一般には、シールリング等の遮蔽体
を備えるものであるが、注水を要する切断とは、タイル
等の部材の切断であり、切断に伴って粉が出るため、こ
の粉が軸のまわりに付着し、ギヤーケースに侵入しよう
とする。
を備えるものであるが、注水を要する切断とは、タイル
等の部材の切断であり、切断に伴って粉が出るため、こ
の粉が軸のまわりに付着し、ギヤーケースに侵入しよう
とする。
したがって、シールリングなどの遮蔽体の摩耗が促進
されることになり、ギヤーケースが損傷することになっ
た。
されることになり、ギヤーケースが損傷することになっ
た。
特に、注水が多くなる場合や被削材に注水される水が
跳ね返る場合は、ギヤーケースの軸が延出する部分に水
圧を生じるそれと同程度の水圧で水の侵入がある。
跳ね返る場合は、ギヤーケースの軸が延出する部分に水
圧を生じるそれと同程度の水圧で水の侵入がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、この様な事情に鑑みてなされたものであ
り、切断した時の粉が水に混じりギヤーケースに侵入し
ないように構成される電動工具を提供することを目的と
している。
り、切断した時の粉が水に混じりギヤーケースに侵入し
ないように構成される電動工具を提供することを目的と
している。
[問題点を解決するための手段] 本発明は、ギヤーケースから延出する軸にフランジを
介して回転刃を取り付け、このフランジの前記ギヤーケ
ース側に凹凸部を形成し、このフランジとギヤーケース
との間にわずかな隙間を形成したことによって問題点を
解決している。
介して回転刃を取り付け、このフランジの前記ギヤーケ
ース側に凹凸部を形成し、このフランジとギヤーケース
との間にわずかな隙間を形成したことによって問題点を
解決している。
[作用] 回転刃が回転することにより、フランジとギヤーケー
スとの間に形成されるわずかな隙間でフランジの側面が
ポンプ作用を呈することになる。
スとの間に形成されるわずかな隙間でフランジの側面が
ポンプ作用を呈することになる。
特に、フランジのギヤーケースに対向する面に凹凸部
が形成されることによって遠心ポンプを形成することに
なり、この部分から侵入する切断部材の粉、および水を
排出する作用が得られる。
が形成されることによって遠心ポンプを形成することに
なり、この部分から侵入する切断部材の粉、および水を
排出する作用が得られる。
[実施例] 本発明を図面に示された一実施例に基づいて説明する
と、第1図は、本発明の一実施例を示した電動工具の要
部縦断面図、第2図は、そのフランジの平面図である。
と、第1図は、本発明の一実施例を示した電動工具の要
部縦断面図、第2図は、そのフランジの平面図である。
第1図において、電動工具は、ギヤーケース1に図示
されない電動機が連結されており、軸2が延出されてい
る。
されない電動機が連結されており、軸2が延出されてい
る。
そして、軸2には、フランジ3、4によって回転刃5
が挟持されており、ギヤーケース1側のフランジ3に
は、ギヤーケース1の側面6と隣設する位置に凹凸部7
が形成されている。
が挟持されており、ギヤーケース1側のフランジ3に
は、ギヤーケース1の側面6と隣設する位置に凹凸部7
が形成されている。
さらに、凹凸部7は、ギヤーケース1の側面6との間
にわずかな隙間8を形成しているものである。
にわずかな隙間8を形成しているものである。
この隙間8は、小さい程大きい効果を得ることができ
るが、機械的精度の関係から1〜3mm程度が好ましい。
るが、機械的精度の関係から1〜3mm程度が好ましい。
そして、フランジ3の径が大きくなるが、ギヤーケー
ス1の側面6との対向面の半径が10〜20mm程度は必要で
ある。
ス1の側面6との対向面の半径が10〜20mm程度は必要で
ある。
また、ギヤーケース1には、軸2を指示する軸受9が
備えられており、軸受9に浸水しないようにシールリン
グ10が備えられている。
備えられており、軸受9に浸水しないようにシールリン
グ10が備えられている。
第2図において、フランジ3の側面に形成された凹凸
部7は、径方向外側へ向かって形成された放射状の溝11
によって構成されている。
部7は、径方向外側へ向かって形成された放射状の溝11
によって構成されている。
この様な構成において、電動工具は、図示されない電
動機が回転すると、軸2が回転し、軸2に取り付けられ
た回転刃5が回転する。
動機が回転すると、軸2が回転し、軸2に取り付けられ
た回転刃5が回転する。
そして、タイル等の被削材を切断するため、図示され
ないホースなどによって回転刃5に注水すると、注水さ
れた水が被削材等に当たり、跳ね返ってギヤーケース1
の側面6とフランジ3との間に形成されるわずかな隙間
8へ侵入することになる。
ないホースなどによって回転刃5に注水すると、注水さ
れた水が被削材等に当たり、跳ね返ってギヤーケース1
の側面6とフランジ3との間に形成されるわずかな隙間
8へ侵入することになる。
しかしながら、このわずかな隙間8は、フランジ3に
凹凸部7が形成されているため、この隙間8へ侵入した
水がフランジ3による摩擦を受け、回転することにな
る。
凹凸部7が形成されているため、この隙間8へ侵入した
水がフランジ3による摩擦を受け、回転することにな
る。
したがって、遠心ポンプとしての作用を呈して隙間8
へ侵入する水が外側へ排出されるポンプ作用を受けるこ
とになる。
へ侵入する水が外側へ排出されるポンプ作用を受けるこ
とになる。
したがって、軸2へ向かって水圧を生じても、この隙
間8よってポンプ作用を受け、軸2へ水が侵入すること
がなく、必然的に切断によって生じる粉などが軸2の部
分へ侵入することがなく、軸受9を保護するシールリン
グ10を保護することができ、長時間遮蔽効果を保持する
ことができる。
間8よってポンプ作用を受け、軸2へ水が侵入すること
がなく、必然的に切断によって生じる粉などが軸2の部
分へ侵入することがなく、軸受9を保護するシールリン
グ10を保護することができ、長時間遮蔽効果を保持する
ことができる。
[発明の効果] 本発明によれば、ギヤーケースの側面と回転刃を挟持
するフランジとの間にわずかな隙間を形成すると共にフ
ランジに凹凸部を形成して侵入する水にポンプ作用を呈
するように構成したため、軸のまわりから侵入する水や
粉を少なくし、ギヤーケース等を保護することができ、
電動工具の延命を期待できる効果は、極めて大きいもの
である。
するフランジとの間にわずかな隙間を形成すると共にフ
ランジに凹凸部を形成して侵入する水にポンプ作用を呈
するように構成したため、軸のまわりから侵入する水や
粉を少なくし、ギヤーケース等を保護することができ、
電動工具の延命を期待できる効果は、極めて大きいもの
である。
第1図は、本発明の一実施例を示した電動工具の要部縦
断面図、第2図は、そのフランジの平面図である。 1……ギヤーケース、2……軸、3、4……フランジ、
5……回転刃、6……側面、7……凹凸部、8……隙
間、9……軸受、10……シールリング。
断面図、第2図は、そのフランジの平面図である。 1……ギヤーケース、2……軸、3、4……フランジ、
5……回転刃、6……側面、7……凹凸部、8……隙
間、9……軸受、10……シールリング。
Claims (1)
- 【請求項1】ギヤーケースを介して回転刃を駆動し、こ
の回転刃に注水しながら硬質材料を切断する電動工具に
おいて、ギヤーケースから延出する軸にフランジを介し
て回転刃を取り付け、このフランジの前記ギヤーケース
側に凹凸部を形成し、このフランジとギヤーケースとの
間にわずかな隙間を形成したことを特徴とする電動工
具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63076305A JP2640115B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 電動工具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63076305A JP2640115B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 電動工具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01252377A JPH01252377A (ja) | 1989-10-09 |
JP2640115B2 true JP2640115B2 (ja) | 1997-08-13 |
Family
ID=13601659
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63076305A Expired - Fee Related JP2640115B2 (ja) | 1988-03-31 | 1988-03-31 | 電動工具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2640115B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004031470A1 (de) * | 2004-06-30 | 2006-01-26 | Zf Friedrichshafen Ag | Ölversorgungseinrichtung |
CN103101119A (zh) * | 2013-01-14 | 2013-05-15 | 浙江亚特电器有限公司 | 一种密封可靠的石材切割机 |
JP5918744B2 (ja) * | 2013-12-16 | 2016-05-18 | 株式会社荏原製作所 | 潤滑油流出抑制装置、回転機械、潤滑油の流出抑制方法 |
JP6769965B2 (ja) * | 2015-08-06 | 2020-10-14 | 株式会社荏原製作所 | 軸封装置およびこの軸封装置を備えた立軸ポンプ |
JP2018123947A (ja) * | 2017-02-03 | 2018-08-09 | 株式会社荏原製作所 | 軸封装置およびこの軸封装置を備えた立軸ポンプ |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5831986U (ja) * | 1981-08-24 | 1983-03-02 | 日立工機株式会社 | 動力工具の防塵構造 |
-
1988
- 1988-03-31 JP JP63076305A patent/JP2640115B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01252377A (ja) | 1989-10-09 |
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Legal Events
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