JP2640042B2 - オートフォーカスカメラ - Google Patents

オートフォーカスカメラ

Info

Publication number
JP2640042B2
JP2640042B2 JP3005824A JP582491A JP2640042B2 JP 2640042 B2 JP2640042 B2 JP 2640042B2 JP 3005824 A JP3005824 A JP 3005824A JP 582491 A JP582491 A JP 582491A JP 2640042 B2 JP2640042 B2 JP 2640042B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
evaluation value
focus
circuit
value
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3005824A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04238470A (ja
Inventor
和廣 辻野
哲 北野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Denki Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Denki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Denki Co Ltd filed Critical Sanyo Denki Co Ltd
Priority to JP3005824A priority Critical patent/JP2640042B2/ja
Publication of JPH04238470A publication Critical patent/JPH04238470A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2640042B2 publication Critical patent/JP2640042B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、撮像素子から得られる
映像信号を基に焦点の自動調節を行うビデオカメラ等の
オートフォーカス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラのオートフォーカス装置に
於て、撮像素子からの映像信号自体を焦点制御状態の評
価に用いる方法は、本質的にパララックスが存在せず、
また被写体深度が浅い場合や遠方の被写体に対しても、
精度よく焦点を合わせられるなど優れた点が多い。しか
も、オートフォーカス用の特別なセンサーも不要で機構
的にも極めて簡単である。
【0003】特開昭63-215268号公報(H04N5/232)には、
前述のごときオートフォーカス装置 の一例が開示され
ている。以下に、この従来技術の骨子を図2、図3を参
照に説明する。
【0004】図2はオートフォーカス回路の全体の回路
ブロック図である。レンズ1によっ て結像された画像
は、撮像素子を含む撮像回路4によって映像信号とな
り、焦点評価値発生回路5に入力される。
【0005】この焦点評価値発生回路5は、例えば図3
に示すように構成される。 映像信号中の輝度信号は、
高域通過フィルタ(HPF)5cを通過して高域成分の
みが分離され、次段の検波回路5dにて振幅検波され
る。この検波出力はA/D変換器5eで、所定のサンプ
リング周期にてデジタル値に変換され、ゲート回路5f
で図5の様に撮像画面の中央部に設定されたサンプリン
グエリアであるフォーカスエリアFA内の情報だけが抜
き取られて、積算回路5gでフィールド毎に積算され、
即ち1フィールド分についてディジタル積分されてフォ
ーカスエリアFA内の全サンプリング点のディジタルデ
ータの総和が算出され、現フィールドの焦点評価値とし
て出力される。このとき、輝度信号より同期分離回路5
aによって分離された垂直及び水平同期信号は、フォー
カスエリアを設定するためにゲート制御回路5bに入力
される。ゲート制御回路5bでは、垂直、水平同期信号
及び固定の発振器出力に基いて、画面中央部分に長方形
のサンプリングエリアを設定し、このサンプリングエリ
アの範囲内のみの輝度信号の通過を許容するゲート開閉
信号をゲート回路5fに供給している。前述のように構
成された焦点評価値発生回路5は、常時1フィールド分
の焦点評価値をフィ−ルド毎に出力する。
【0006】合焦動作開始直後に、最初の焦点評価値は
最大値メモリ6と初期値メモリ7に 保持される。その
後、フォーカスモータ制御回路10は、フォーカスモー
タ3を予め決められた方向に回転させるようにフォーカ
スモ−タ駆動回路31の駆動を制御して、受光レンズ1
を支持するフォーカスリング2を回動させ、受光レンズ
1を光軸方向に変位させて撮像素子との間の距離を変化
させ第2比較器9出力を監視する。第2比較器9は、フ
ォーカスモータ駆動後の焦点評価値と初期値メモリ7に
保持されている初期評価値を比較し、その大小を出力す
る。
【0007】フォーカスモータ制御回路10は、第2比
較器9が大または小という出力を発 するまで、最初の
方向にフォーカスモータ3を回転せしめ、最新の焦点評
価値が初期評価値に比べ大であるという出力がなされた
場合にはそのままの回転方向を保持し、最新の評価値が
初期評価値よりも小さいと判断された場合には、フォー
カスモータの回転方向を逆にして、第1比較器8出力を
監視する。
【0008】第1比較器8は、最大値メモリ6に保持さ
れている今までの最大の焦点評価値 と現在の評価値を
比較し、最新の焦点評価値が最大値メモリ6の内容に比
べて大きい(第1モード)、予め設定した第1の閾値以
上に減少した(第2モード)の2通りの比較信号S1、
S2を出力する。ここで最大値メモリ6は第1比較器8
の出力S1に基づいて、現在の評価値が最大値メモリ6
の内容よりも大きい場合には、その値が更新され、常に
現在までの焦点評価値の最大値が保持される。
【0009】13は、受光レンズ1を支持するフォーカ
スリング2の位置を指示するフォー カスリング位置信
号をその時のレンズ位置として位置検出回路30より受
けて、このフォーカスリング位置を記憶する位置メモリ
であり、最大値メモリ6と同様に第1比較器8出力S1
に基づいて最大評価値となった場合のフォーカスリング
位置を常時保持するように更新される。
【0010】フォーカスモータ制御回路10は、第2比
較器9出力に基づいて決定された方 向にフォーカスモ
ータ3を回転させながら、第1比較器8出力を監視し、
焦点評価値が最大評価値に比べて予め設定された第1の
閾値Mより小さいという第2モードが指示されると同時
にフォーカスモータ3は逆転される。
【0011】このフォーカスモータ3の逆転により、受
光レンズ1の移動方向は、例えば撮 像素子に接近する
方向から離れる方向へ、あるいはその逆に離れる方向か
ら接近する方向に変わる。
【0012】この逆転後、位置メモリ13の内容と、現
在のフォーカスリング位置信号とが 第3比較器14に
て比較され、一致したとき、即ち受光レンズ1が焦点評
価値が最大となるレンズ位置に戻ったときに、フォーカ
スモータ3を停止させるようにフォーカスモータ制御回
路10は機能する。同時にフォーカスモータ制御回路1
0はレンズ停止信号LSを出力する。 尚、図4は上述
の山登り合焦動作におけ るレンズ位置と焦点評価値の
変化を示す図である。
【0013】11はフォーカスモータ制御回路10によ
る合焦動作が終了して、レンズ停止信号LSが発せられ
ると同時に、その時点での焦点評価値が保持される第4
メモリであり、後段の第4比較器12でこの第4メモリ
11の保持内容は現在の焦点評価値と比較され、現在の
焦点評価値が第4メモリ11の内容に比べ、予め設定さ
れた変動幅である第2の閾値以上に変動したときに、被
写体が変化したと判断され、被写体変化信号が出力され
る。フォーカスモータ制御回路10はこの信号を受け取
ると、再び合焦動作をやり直して被写体の変化に追随す
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のオー
トフォーカスシステムに於いては、サンプリングエリア
内のサンプル数を仮に2000とすると、A/D変換
器5eの直流オフセット電圧に±1/2LSB(LS
B:A/D変換の最下位ビットに相当する量)の誤差が
あるだけで焦点評価値が2000の誤差を持つことにな
り、被写体のコントラストが低い場合、この誤差によっ
て合焦動作に誤動作を起こす原因となっていた。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、合焦動作の開
始前に、外光を遮断した状態で焦点評価値の算出を行
い、この評価値をオフセット値として、これ以後に得ら
れる撮像映像信号の直流バイアス電位をオフセット値に
相当するオフセット電圧にて制御することを特徴とす
る。
【0016】
【作用】本発明は、上述のように構成したので、A/D
変換回路の直流オフセット電圧誤差による焦点評価値へ
の影響がなくなり、低コントラストの被写体の撮影時に
も安定した合焦動作が得られる。
【0017】
【実施例】以下、図面に従って本発明の一実施例につい
て説明する。図1は本実施例の回路ブロック図である。
尚、前述の従来例の各図と同一部分については同一符号
を付して説明を省略する。
【0018】撮像回路4から出力される撮像映像信号中
の輝度信号は、ゲート回路5fにて画面中央のフォーカ
スエリア内に相当する信号のみが抜き出されて、HPF
5cに入力され、更にその高域成分のみが抜き出され、
コンデンサ20に入力される。尚、ゲート回路5fは、
従来技術と同様に、同期分離回路5a、ゲ−ト制御回路
5bから得られるゲ−ト開閉信号により制御される。
【0019】コンデンサ20は、HPF5c出力の交流
成分のみを通過させ、更にこのコンデンサ20と一定電
圧値を維持する電源電圧ライン+B間に抵抗21を挿入
することにより、コンデンサ20から出力される交流信
号に基準の所定DCバイアスが付与される。
【0020】こうして得られる交流信号は、減算器22
に入力される。ここで、減算器22はコンデンサ20出
力電圧より、後述する保持回路44からのオフセット電
圧をアナログ的に減じて後段のA/D変換回路5eに出
力する。
【0021】A/D変換器5eは、積算回路5gと共に
評価値作成回路45を構成するもので、入力された交流
信号は、A/D変換器5eにて所定のサンプリング周期
にてサンプリングされ、各サンプリングデータはディジ
タル値に変換される。こうしてA/D変換されたデータ
は、積算回路5gにて1フィールド期間にわたって積算
され、即ち1フィールド間に得られる全データの総和が
算出され、焦点評価値としてマイコン50に出力され
る。
【0022】マイコン50は、図2の一点鎖線で囲んだ
フォーカス制御部の動作をソフトウェア的に処理する機
能を有し、通常撮影時には1フィールド毎に入力される
焦点評価値が極大値をとるようにフォーカスモータ駆動
回路31を制御して、レンズ1を撮像素子に対して光軸
方向に変位させて合焦動作を実行する。
【0023】また、マイコン50は合焦動作の実行直
前、即ち本ビデオカメラに電源が投入された直後にオフ
セット電圧検出モードとなる。この検出モードでは、ま
ず絞り機構60の絞り量の制御を為すアイリスモ−タ6
1を駆動させるアイリスモータ駆動回路62を制御し
て、合焦動作の実行直前に絞り機構60を完全な閉状態
として外部からの光の撮像素子への入射を阻止し、この
状態で評価値発生回路45から得られる1フィールド分
の焦点評価値をオフセット値とし、このオフセット値に
比例してデュ−ティ−比が変化するPWMに変換してオ
フセット電圧発生回路40に出力する。
【0024】オフセット電圧発生回路40は、検波回路
41、バッファアンプ42、ゲイン調整回路43及び電
圧保持回路44にて構成され、マイコン50からのPW
M出力が検波回路41にて振幅検波されてDC電圧に変
換され、バッファアンプ42を経てゲイン調整回路43
にて所定のゲイン調整が為された後に、電圧保持回路に
入力されてオフセット電圧として保持され、この電圧保
持が完了した時点でマイコン50はオフセット電圧検出
モードから解除される。尚、ゲイン調整回路43のゲイ
ンは、予め減算器22にてオフセット電圧分が完全に相
殺されるように最適値に設定されている。また、ゲイン
調整回路43出力電圧が負の場合には、減算器22は実
質的に加算器として機能する。更に、遮光状態でのオフ
セット値用の焦点評価値算出は1フィールド期間のみで
ある。
【0025】このようにして、検出モードが解除される
と、絞り機構60の完全閉状態が解除され、これ以降は
最適露出状態が維持されるように、図示省略の露出調整
装置からの露出制御信号によりアイリスモータ駆動回路
62が作動し、通常の撮影状態となると共にマイコン5
0からのPWM出力が発せられなくなる。
【0026】オフセット電圧発生回路40は、オフセッ
ト電圧検出モードが終了した以降は、新たなオフセット
電圧の検出は為さず、従って、検出モード以降に実行さ
れる通常撮影時には、検出モード時に保持回路44に保
持されているオフセット電圧が減算器22に入力され
る。
【0027】こうして通常撮影時には、A/D変換器5
eへの入力信号中でA/D変換器5eのオフセット電圧
が相殺されるように、抵抗21を介して設定されている
DCバイアスに、保持回路44に保持されているオフセ
ット電圧が減ぜられて評価値検出回路45に入力される
ことになり、得られる焦点評価値にはA/D変換器5e
の直流オフセット電圧誤差が除去されていることにな
る。
【0028】尚、前述の実施例では、マイコン50から
のPWM出力は遮光時の1フィールド分の焦点評価値に
ついてのみ出力し、通常撮影時には出力されないが、こ
れに代えて、遮光時のオフセット値をマイコンに内蔵さ
れたメモリに記憶しておき、これに相当するデュ−ティ
−比のPWMを通常撮影中も出力し続けるように構成す
れば、電圧保持回路44が不要になる。また,合焦動作
に際して,レンズを固定にして,撮像素子を光軸方向に
変位させてレンズと撮像素子間の距離を変化させる様に
構成することも可能である。
【0029】
【発明の効果】上述の如く本考案によれば、A/D変換
器の直流オフセット電圧誤差による焦点評価値への影響
が取り除かれ、低コントラストの被写体に対しても安定
した合焦動作が実現可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の回路ブロック図である。
【図2】従来例の回路ブロック図である。
【図3】従来例の要部回路ブロック図である。
【図4】合焦動作の説明図である。
【図5】フォーカスエリアの説明図である。
【符号の説明】
45 評価値作成回路 40 オフセット電圧発生回路 22 減算器 50 マイクロコンピュータ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮像画面の特定領域内の複数サンプリン
    グ点での撮像輝度信号の高域成分レベルのA/D変換出
    力の総和を焦点評価値として算出する評価値算出手段
    と、 レンズへの外光入力を遮断した状態で前記算出手段での
    算出結果であるオフセット値に相当するオフセット電圧
    作成手段と、 通常撮影時の撮影輝度信号の直流バイアス電位より前記
    オフセット値に該当するオフセット電圧を減ずるバイア
    ス制御手段と、 前記焦点評価値が極大値となるように前記レンズと撮像
    素子間の相対位置関係を制御するフォーカス制御手段を
    備えるオートフォーカスカメラ。
JP3005824A 1991-01-22 1991-01-22 オートフォーカスカメラ Expired - Fee Related JP2640042B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3005824A JP2640042B2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 オートフォーカスカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3005824A JP2640042B2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 オートフォーカスカメラ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04238470A JPH04238470A (ja) 1992-08-26
JP2640042B2 true JP2640042B2 (ja) 1997-08-13

Family

ID=11621819

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3005824A Expired - Fee Related JP2640042B2 (ja) 1991-01-22 1991-01-22 オートフォーカスカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2640042B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH088658B2 (ja) * 1986-02-27 1996-01-29 株式会社リコー 焦点検出装置の画像信号増幅回路
JPH0797830B2 (ja) * 1986-04-08 1995-10-18 ソニー株式会社 ビデオカメラの黒レベル補正回路
JPH02163716A (ja) * 1988-12-16 1990-06-25 Kyocera Corp 自動焦点調節装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04238470A (ja) 1992-08-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0614236A (ja) 電子スチルカメラ
JP2708904B2 (ja) オートフォーカスカメラ
JP3401847B2 (ja) 撮像装置及びオートフォーカス回路
JP2749961B2 (ja) 撮像装置
JP2640042B2 (ja) オートフォーカスカメラ
JP3562820B2 (ja) 自動焦点調節装置
JP3157307B2 (ja) オートフォーカスカメラ
JP2913530B2 (ja) 自動焦点制御装置
JP4033169B2 (ja) 撮像装置及びそのピント表示方法
JPH06253198A (ja) 自動焦点調節装置
JP2517436B2 (ja) 撮像装置
JP4118079B2 (ja) カメラのオートフォーカス装置
JP2786894B2 (ja) オートフォーカスカメラ
JP3157356B2 (ja) オートフォーカスビデオカメラ
JP2756042B2 (ja) オートフォーカス装置
JP2966151B2 (ja) 撮像装置
JP3014745B2 (ja) オートフォーカス装置
JP2834784B2 (ja) オートフォーカスカメラ
JP2008298849A (ja) 撮影装置及び手振れ補正制御方法
JP2877379B2 (ja) オートフォーカスカメラ
JP3036067B2 (ja) カメラ装置
KR970004183B1 (ko) 비디오 카메라의 화면 처리 방법
KR950003568B1 (ko) 캠코더의 자동 촛점 제어방법
JPH1010413A (ja) 撮像装置
JPH04280213A (ja) 交換レンズシステムにおける変換アダプタ装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees