JP2637673B2 - 硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘具 - Google Patents

硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘具

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JP2637673B2
JP2637673B2 JP4304732A JP30473292A JP2637673B2 JP 2637673 B2 JP2637673 B2 JP 2637673B2 JP 4304732 A JP4304732 A JP 4304732A JP 30473292 A JP30473292 A JP 30473292A JP 2637673 B2 JP2637673 B2 JP 2637673B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、封印を必要とする各種
器具或は、硬貨袋等の封緘具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の封緘具のうち、特開昭62―39
456号公報に記載の封印具1は、筒形ケース3と、該
筒形ケース3内に摺動可能に嵌入した紐抑え片4と、前
記筒形ケース3内を通り且つ該紐抑え片4に連係させた
一本の紐5とによって構成されている。又、この他に実
開平2―117343号公報に記載された封緘具及び同
公報中従来例として記載された封緘具は、何れも封緘具
基体1と、該封緘具基体1内に摺動自由に嵌入した挟止
体5と、内部挟止体6と、各挟止体を封緘具基体1内に
収容保持する外蓋10及び前記内部挟止体6に該基体1
内を通り且つ前記内部挟止体6に連係させた一本の締紐
14とからなるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記特開昭6
2―39456号公報に記載された封印具は、構成が簡
単で開封が容易な反面、紐5の折返し部が筒形ケース3
の外側に露出している為に、事故によって切断される懸
念もあり、安全性に問題があり、又実開平2―1173
43号公報に記載の封緘具は、何れも締紐14の折返し
部が封緘具基体1と外蓋10内にあって事故等によって
切断される心配は全くないものの、構成部品が多く頗る
複雑であり、又特開昭62―39456号並びに実開平
2―117343号公報の封緘具は包装袋の口部に装着
する際、紐を袋口部に巻付け乍ら封緘具に挿通すること
はできず、紐の締付側のループを予め大きく拡開した状
態にしておき、該ループに袋口部を挿通させて引き締め
るようにしなければ装着ができない。従って上記何れの
場合でも封緘具の装着操作がきわめて煩わしい欠点があ
った。そこで本発明は装着が容易で、しかも開封し易い
封緘具を提供することを目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】途中に開封部を有するバ
ンドの一端に、該バンドの他端を挿通する通孔並びにロ
ック部材を嵌入保持するための凹所を有する掛止部本体
を形成すると共に、該ロック部材を前記凹所内に嵌入す
ることにより、該掛止部本体とロック部材上のフランジ
との間で内容表示札を保持すると共に、前記バンドの他
端部を前記掛止部本体の通孔へ挿通することにより、該
バンドをロック部材により掛止保持するようにしてな
る。
【0005】
【作用】掛止部本体に形成された凹所は、ロック部材に
形成された開孔にバンドが挿通できるようにこの開孔を
掛止部本体に形成された通孔に連通させた状態で該ロッ
ク部材を嵌入保持する。また掛止部本体に連設されたバ
ンドは、封袋の口部を緊締する際にこの口部を介してロ
ック部材を掛止部本体内に強く押し込むように作用す
る。さらにロック部材の周囲に突設されたフランジは、
掛止部本体との間で内容表示札を挟持するように作用す
る。
【0006】
【実施例】以下本発明について図面にしめす実施例によ
り詳細に説明すると、強靭でしかも伸縮率の小さいナイ
ロンなどの合成樹脂からなるバンド8の一端部に、掛止
部本体2を一体に連設し、該掛止部本体2には一側面中
央に開口した凹所3を形成すると共に、該掛止部本体2
の対向周側に前記凹所3を経て互いに対向連通する通孔
4,7を設け(図3,図4,図5)、バンド8の反対側に位
置する通孔4の凹所3と出合う面の両稜線寄りに凹所3
の口部に向かって溝5,5を設け、該溝5,5の各通孔4
と交叉する位置に突部6,6を形成し、更にバンド8の
途中にループ状の開封部9を形成し、該開封部9の膨出
頂部に薄肉切断部9'を設けると共に、該バンド8の前
記開封部9より端部に向かって内側となる部分に逆止歯
11を列設して、封緘バンド1を構成する。
【0007】又、前記掛止部本体2の凹所3内に挿着さ
れるロック部材12は、直方体状のロック部材本体13
先端側(図6において上側)にその対向側面を貫通す
る開孔14を設けている。この開孔14内には、複数個
の逆止爪16を有する逆止舌片15を該ロック部材12
の先端方向(図6において上側)に突設している。更に
該開口14の片方の外側面両側に逆止爪17,17を設
けると共にロック部材本体13における該逆止舌片15
の連設部側の外周に内容表示札b(ここでは金額表示札
とする)を保持する為のフランジ18を一体的に形成し
てなる。 尚、上記実施例において開封部9は略円環状
をなした場合を例示したが、これに限らず図10に示す
ように盛り上がりの少ない偏平状のもので凹部9aを形
成した開封部9’aを設けたものでも良い。
【0008】以下一連の動作について述べると、図1は
硬貨を収納した封袋aの口部a’に本発明の封緘バンド
1を装締した例を示しており、該バンド1を緊締するに
当っては、先ずロック部材12の本体13を、内容表示
札bの取付孔b’(丸孔その他何れでも良い)に挿通
し、該ロック部材本体13を掛止部本体2の凹所3内に
挿入すると、該本体13の一側面に形成した逆止爪1
7,17が、通孔4の凹所3における口縁部に形成した
突部6,6に掛合してロック部材12は掛止部本体2内
に抜脱不可かつある程度没入可能に保持される。この
時、この時逆止舌片15の逆止爪16は掛止部本体2の
通孔4,7を結ぶライン上に臨み、常時逆止舌片15に
は逆止爪16が開孔14の対向壁に向かって弾圧するよ
うな力を保有しており、封緘バンドはこのような状態で
予め用意される。上記のように準備された封緘バンドは
封袋aの口部a’に沿って巻かれ、バンド8の先端部を
掛止部本体2の通孔4から逆止舌片15の逆止爪16上
を経て通孔7に向って挿通され、該バンド8の挿通側を
掛止部本体2に対して引張ることにより袋口部a’
ロック部材本体13の外方突部13’(端面に袋口部に
対する滑り止用凹凸を設けている)によって強く抑え込
まれながら封袋口部a’を絞りつつ緊締する。その際、
バンド8の逆止歯11は逆止爪16との出合によって逆
止舌片15を蹴りながら移動していき、引締め動作を中
止した時点で逆止舌片15の基部の弾性によって逆止歯
11は逆止爪16の掛合によってバンド8が締る方向へ
の移動は可能であっても弛緩する方向への移動を完全に
阻止する。(図9)更にロック部材12は封袋口部a’
緊締の際、外方突部13’を設けた基端側がこの封袋口
部a’で押圧されることにより、掛止部本体2の凹所3
内に没入する方向の力を受け、ロック部材13の逆止爪
16はバンド8の逆止歯11に強く押し付けられること
となる。よってその掛合がより確実となる。尚、上記封
緘バンド1の緊締時に開封部9は、内側に形成した間隙
10の大小は特に重要ではないが、出来れば成形可能な
範囲で小さい方が緊締時に変形に伴う伸びが少なく、緊
締力が有効に作用する。従ってこのような点を考慮する
と、開封部9は、上記実施例のようなループ状ではな
く、図10で示すような偏平テイプの開封部9aであっ
ても良く、このように偏平状とすることにより緊締時の
変形によって生じる伸びを僅少に抑えることが可能であ
る。又、上述のようにして緊締した本発明封緘具を開封
するには、封緘バンド1の開封部9に形成した薄肉部
9’をカッター等の刃物によって切断することにより該
バンド1は開離され、又、同様に図10に示す開封部
9’aの場合にも、凹部9aを切断することにより極め
て容易に開封できる。このようにバンドの一部に緊締し
た時、封袋口部と密着しない部分を形成することによ
り、開封時に刃先を封袋に当てることなくバンドのみを
切断できるので袋を切損せず再利用できる。更に内容
示札bは掛止部本体2とロック部材12のフランジ14
との間で挟持されるので封緘具を開封しない限り、この
表示札を不正に取替えることは全く不可能である。
【0009】
【発明の効果】本発明は上述のように、封緘バンドの途
中に封袋口部を緊締した時、該封袋口部外面より浮上が
った変形部を形成し、これを開封部としたことにより、
この部分を刃物にて切離すれば袋を傷付けることなく袋
の再利用ができる。 また本発明の封緘具では、封緘の
際に内容表示札を掛止部本体とロック部材のフランジと
の間に挟むことができるので、この封緘具を開封しない
限り、この内容表示札を取替えることができず、不正行
為が防止できる。更にロック部材本体のフランジの外方
に外方突部を設けたことにより、封袋口部緊締の際、該
外方突部により封袋口部を強く抑え込むことができるの
で緊密な封緘が行える。また封袋口部緊締の際、ロック
部材が掛止部本体の凹所内に強く押し込まれ、逆止舌片
がバンド方向に押し付けられることにより、逆止爪と逆
止歯との掛合がより確実にはかられ、この点からもバン
ドは掛止部本体から抜け止めされ、確実な封緘がなされ
る。その他本発明では従来の封緘具のようなループ状の
締紐と異なり、装着の際バンドの一端から掛止部本体へ
挿入していくことで緊締ができるなど、これまでの封緘
具では得られない特有の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明封緘具の使用例を示す封袋の口部斜視図
である。
【図2】本発明封緘具の要部分解斜視図である。
【図3】掛止部本体の正面図である。
【図4】同上右側面図である。
【図5】図3の平面図である。
【図6】ロック部材の縦断正面図である。
【図7】同上右側面図である。
【図8】図6の平面図である。
【図9】取付状態における本発明封緘具の要部切欠平面
図である。
【図10】他の封緘具の実施例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 封緘バンド 2 掛止部本体 3 凹所 4,7 通孔 8 バンド 9 開封部 12 ロック部材 15 逆止舌片 16 逆止爪 18 フランジ b 内容表示札

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バンドの片方の端部に掛止部本体が連設
    された封緘バンドと、この封緘バンドの掛止部本体に挿
    着されるロック部材とからなり、 バンドは、その一側面に逆止歯が形成され、 掛止部本体は、その一側面中央に開口した凹所が形成さ
    れると共に、対向壁にこの凹所を経て互いに対向連通す
    る通孔が形成され、 ロック部材は、対向側面を貫通するように開孔が形成さ
    れると共に、この開口内に複数個の逆止爪を有する逆止
    舌片がロック部材の先端方向に突設され、さらに基端寄
    りの周囲にはフランジが設けられ、 掛止部本体一側の通孔からこの通孔内に挿入されたバン
    ドの他端が、上記凹所に挿着されたロック部材の開孔を
    挿通して掛止部本体他側の通孔から引き出され、逆止歯
    と逆止爪との掛合により逆止保持されたバンドで袋体の
    口部が緊締されることを特徴とする硬貨収納袋その他各
    種包装袋等の封緘具。
  2. 【請求項2】 バンド上における掛止部本体と逆止歯と
    の間に緊締の際に封袋口部と密着しない開封部を設けた
    請求項1記載の硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘
    具。
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