JPH0751475Y2 - 硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘具 - Google Patents
硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘具Info
- Publication number
- JPH0751475Y2 JPH0751475Y2 JP7849792U JP7849792U JPH0751475Y2 JP H0751475 Y2 JPH0751475 Y2 JP H0751475Y2 JP 7849792 U JP7849792 U JP 7849792U JP 7849792 U JP7849792 U JP 7849792U JP H0751475 Y2 JPH0751475 Y2 JP H0751475Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hooking
- fitting convex
- convex portion
- fitted
- bags
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Bag Frames (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本考案は、封印を必要とする各種
器具或は、硬貨袋等の封緘具に関するものである。
器具或は、硬貨袋等の封緘具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来の封緘具のうち、特開昭６２―３９
４５６号公報に記載の封印具１は、筒形ケース３と、該
筒形ケース３内に摺動可能に嵌入した紐抑え片４と、前
記筒形ケース３内を通り且つ該紐抑え片４に連係させた
一本の紐５とによって構成されている。又、この他に実
開平２―１１７３４３号公報に記載された封緘具及び同
公報中従来例として記載された封緘具は、何れも封緘具
基体１と、該封緘具基体１内に摺動自由に嵌入した挟止
体５と、内部挟止体６と、各挟止体を封緘具基体１内に
収容保持する外蓋１０及び前記内部挟止体６に該基体１
内を通り且つ前記内部挟止体６に連係させた一本の締紐
１４とからなるものである。
４５６号公報に記載の封印具１は、筒形ケース３と、該
筒形ケース３内に摺動可能に嵌入した紐抑え片４と、前
記筒形ケース３内を通り且つ該紐抑え片４に連係させた
一本の紐５とによって構成されている。又、この他に実
開平２―１１７３４３号公報に記載された封緘具及び同
公報中従来例として記載された封緘具は、何れも封緘具
基体１と、該封緘具基体１内に摺動自由に嵌入した挟止
体５と、内部挟止体６と、各挟止体を封緘具基体１内に
収容保持する外蓋１０及び前記内部挟止体６に該基体１
内を通り且つ前記内部挟止体６に連係させた一本の締紐
１４とからなるものである。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】しかし、前記特開昭６
２―３９４５６号公報に記載された封印具は、構成が簡
単で開封が容易な反面、紐５の折返し部が筒形ケース３
の外側に露出している為に、事故によって切断される懸
念もあり、安全性に問題があり、又実開平２―１１７３
４３号公報に記載の封緘具は、何れも締紐１４の折返し
部が封緘具基体１と外蓋１０内にあって事故等によって
切断される心配は全くないものの、構成部品が多く頗る
複雑であり、又特開昭６２―３９４５６号並びに実開平
２―１１７３４３号公報の封緘具は包装袋の口部に装着
する際、紐を袋口部に巻付け乍ら封緘具に挿通すること
はできず、紐の締付側のループを予め大きく拡開した状
態にしておき、該ループに袋口部を挿通させて引き締め
るようにしなければ装着ができない。従って上記何れの
場合でも封緘具の装着操作がきわめて煩わしい欠点があ
った。そこで本考案は装着が容易で、しかも開封し易い
封緘具を提供することを目的とするものである。
２―３９４５６号公報に記載された封印具は、構成が簡
単で開封が容易な反面、紐５の折返し部が筒形ケース３
の外側に露出している為に、事故によって切断される懸
念もあり、安全性に問題があり、又実開平２―１１７３
４３号公報に記載の封緘具は、何れも締紐１４の折返し
部が封緘具基体１と外蓋１０内にあって事故等によって
切断される心配は全くないものの、構成部品が多く頗る
複雑であり、又特開昭６２―３９４５６号並びに実開平
２―１１７３４３号公報の封緘具は包装袋の口部に装着
する際、紐を袋口部に巻付け乍ら封緘具に挿通すること
はできず、紐の締付側のループを予め大きく拡開した状
態にしておき、該ループに袋口部を挿通させて引き締め
るようにしなければ装着ができない。従って上記何れの
場合でも封緘具の装着操作がきわめて煩わしい欠点があ
った。そこで本考案は装着が容易で、しかも開封し易い
封緘具を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】片方の面に嵌合凸部とそ
の裏面に掛止凹部とを夫々形成した留止具本体の周側部
に、該嵌合凸部に嵌合するようにした掛止孔を有する帯
状部と、該掛止孔を経て前記掛止凹所内に嵌入掛止する
ようにした逆止爪を有する封止板と、前記掛止凹部に向
って対置し該掛止凹部外端面との間で内容表示札を挟持
するようにした抑止板とを夫々屈撓自由に連設してな
る。
の裏面に掛止凹部とを夫々形成した留止具本体の周側部
に、該嵌合凸部に嵌合するようにした掛止孔を有する帯
状部と、該掛止孔を経て前記掛止凹所内に嵌入掛止する
ようにした逆止爪を有する封止板と、前記掛止凹部に向
って対置し該掛止凹部外端面との間で内容表示札を挟持
するようにした抑止板とを夫々屈撓自由に連設してな
る。
【０００５】
【作用】予め留止具本体の掛止凹部外端面と抑止板との
間に内容表示札を介在保持した後、包装袋の口部に封緘
具の帯状部を掛け回して、該帯状部の掛止孔を留止具本
体の嵌合凸部に嵌合した後、封止板の逆止爪を該掛止孔
を経て掛止凹部内に嵌入することにより帯状部を締付状
態に保持する。
間に内容表示札を介在保持した後、包装袋の口部に封緘
具の帯状部を掛け回して、該帯状部の掛止孔を留止具本
体の嵌合凸部に嵌合した後、封止板の逆止爪を該掛止孔
を経て掛止凹部内に嵌入することにより帯状部を締付状
態に保持する。
【０００６】
【実施例】以下本考案について図面にしめす実施例によ
り詳細に説明すると、留止具本体１は、強靭な合成樹脂
などよりなり、その構成は図２に示すようにその上面
に、嵌合凸部２を突設すると共に下面に掛止凹部２'を
形成しており、しかも該嵌合凸部２の内周に略１８０°
をなす二方向に、該嵌合凸部２の外端から前記掛止凹部
２'に及んで条溝３,３が削設されており、更に該留止具
本体１の周側部には、前記嵌合凸部２と嵌合する掛止孔
１２を一端寄りに設けた帯状部１１を連設し、更に該留
止具本体１の帯状部１１に対し９０°の横側位置に嵌合
凸部２内を経て掛止凹部２'内に嵌入するようにした一
対の逆止爪１０を片方の面に突設した封止板９を連結部
８によって連設している。ここで前記逆止爪１０,１０
の配置方向は、嵌合凸部２に形成した２個の条溝３,３
の配置方向とは略９０°異なるように設けられており、
しかも条溝３,３の溝幅は、該逆止爪１０,１０の厚みを
受け入れられる寸法としており、逆止爪１０,１０が掛
止凹部２'内に嵌入した際該逆止爪１０,１０の爪が掛止
凹部２'の段に掛止されて、再び同じ位置では離脱しな
いように構成している。又、留止具本体１の前記帯状部
１１に対し１８０°の方向に、周辺寄り位置に突起７,
７,…を突設した抑止板６を連結部５によって連設形成
し、該抑止板６を連結部５の部分から屈曲して留止具本
体１の掛止凹部２'に対向させた時、該突起７,７,…が
該掛止凹部２'の外端面に穿設した凹孔４,４,…と相互
に嵌合するように構成している。
り詳細に説明すると、留止具本体１は、強靭な合成樹脂
などよりなり、その構成は図２に示すようにその上面
に、嵌合凸部２を突設すると共に下面に掛止凹部２'を
形成しており、しかも該嵌合凸部２の内周に略１８０°
をなす二方向に、該嵌合凸部２の外端から前記掛止凹部
２'に及んで条溝３,３が削設されており、更に該留止具
本体１の周側部には、前記嵌合凸部２と嵌合する掛止孔
１２を一端寄りに設けた帯状部１１を連設し、更に該留
止具本体１の帯状部１１に対し９０°の横側位置に嵌合
凸部２内を経て掛止凹部２'内に嵌入するようにした一
対の逆止爪１０を片方の面に突設した封止板９を連結部
８によって連設している。ここで前記逆止爪１０,１０
の配置方向は、嵌合凸部２に形成した２個の条溝３,３
の配置方向とは略９０°異なるように設けられており、
しかも条溝３,３の溝幅は、該逆止爪１０,１０の厚みを
受け入れられる寸法としており、逆止爪１０,１０が掛
止凹部２'内に嵌入した際該逆止爪１０,１０の爪が掛止
凹部２'の段に掛止されて、再び同じ位置では離脱しな
いように構成している。又、留止具本体１の前記帯状部
１１に対し１８０°の方向に、周辺寄り位置に突起７,
７,…を突設した抑止板６を連結部５によって連設形成
し、該抑止板６を連結部５の部分から屈曲して留止具本
体１の掛止凹部２'に対向させた時、該突起７,７,…が
該掛止凹部２'の外端面に穿設した凹孔４,４,…と相互
に嵌合するように構成している。
【０００７】次に上記封緘具の作用について述べると、
ここでは硬貨収納袋ａの口部を封緘する場合を例示する
が、この封緘具を使用するに当たっては、予め留止具本
体１の掛止凹部外端面と抑止板６との間にビニールその
他の合成樹脂製シート地からなる内容表示札ｂ(金額表
示札)を介在させて突起７,７,…により押し破り乍ら挟
み込んで固定した状態にあるものとする。この状態から
封緘具の帯状部１１を図２の矢印の方向に曲げ乍ら図４
のように袋口部ａ'に沿って掛け回し、掛止孔１２を留
止具本体１の嵌合凸部２に嵌合した後、嵌合凸部２の外
側から封止板９の逆止爪１０,１０を嵌入する。この
時、逆止爪１０,１０は互いに食い違い位置に立設され
ているから爪の先端が嵌合凸部内を通過する際、圧迫さ
れて弾性変位しても逆止爪１０,１０が互いに回避し合
って背部同士が衝突することなく円滑に且つ十分に動作
し、逆止爪の先端爪部が掛止凹部２'の段に掛合して、
再び封止板９は留止具本体１から離脱しないので不正開
封しようとしても、封止板９は連結部８によって留止具
本体１と連結している為に該封止板９を留止具本体１に
対して回動しようとしても回動することはできず、従っ
て、該封止板９を留止具本体１から離脱することは不可
能である。
ここでは硬貨収納袋ａの口部を封緘する場合を例示する
が、この封緘具を使用するに当たっては、予め留止具本
体１の掛止凹部外端面と抑止板６との間にビニールその
他の合成樹脂製シート地からなる内容表示札ｂ(金額表
示札)を介在させて突起７,７,…により押し破り乍ら挟
み込んで固定した状態にあるものとする。この状態から
封緘具の帯状部１１を図２の矢印の方向に曲げ乍ら図４
のように袋口部ａ'に沿って掛け回し、掛止孔１２を留
止具本体１の嵌合凸部２に嵌合した後、嵌合凸部２の外
側から封止板９の逆止爪１０,１０を嵌入する。この
時、逆止爪１０,１０は互いに食い違い位置に立設され
ているから爪の先端が嵌合凸部内を通過する際、圧迫さ
れて弾性変位しても逆止爪１０,１０が互いに回避し合
って背部同士が衝突することなく円滑に且つ十分に動作
し、逆止爪の先端爪部が掛止凹部２'の段に掛合して、
再び封止板９は留止具本体１から離脱しないので不正開
封しようとしても、封止板９は連結部８によって留止具
本体１と連結している為に該封止板９を留止具本体１に
対して回動しようとしても回動することはできず、従っ
て、該封止板９を留止具本体１から離脱することは不可
能である。
【０００８】次に開封を必要とする場合には連結部８を
切断することで封止板９は留止具本体１に対して回動自
由な状態となるので封止板９を回動することで逆止爪１
０,１０と留止具本体の条溝３,３との合致を図ることが
可能となり、逆止爪１０,１０を条溝３,３に沿って引き
抜き、封止板９を摘除し、帯状部１１の掛止孔１２を嵌
合凸部２から離脱して開封するものである。
切断することで封止板９は留止具本体１に対して回動自
由な状態となるので封止板９を回動することで逆止爪１
０,１０と留止具本体の条溝３,３との合致を図ることが
可能となり、逆止爪１０,１０を条溝３,３に沿って引き
抜き、封止板９を摘除し、帯状部１１の掛止孔１２を嵌
合凸部２から離脱して開封するものである。
【０００９】
【考案の効果】本考案は上述のように留止具本体と抑止
板６との間で突起の貫通により内容表示札を保持してい
るので不正に内容表示札の付替えをすることが不可能で
ある。又、帯状部の掛止孔を留止具本体に嵌合すると共
に、該帯状部を封止板によって不可分にロックするので
帯状部を不正に留止具本体から分離することはできず安
全性が高い。その他上記帯状部を切断することにより簡
単に帯状部のループを開放できるので、これまでのよう
な開封の際に収納袋を傷付けるようなことがなく確実に
袋の再利用が図れる許りでなく構成が簡単で安価に成形
できるなど多くの効果を有する。
板６との間で突起の貫通により内容表示札を保持してい
るので不正に内容表示札の付替えをすることが不可能で
ある。又、帯状部の掛止孔を留止具本体に嵌合すると共
に、該帯状部を封止板によって不可分にロックするので
帯状部を不正に留止具本体から分離することはできず安
全性が高い。その他上記帯状部を切断することにより簡
単に帯状部のループを開放できるので、これまでのよう
な開封の際に収納袋を傷付けるようなことがなく確実に
袋の再利用が図れる許りでなく構成が簡単で安価に成形
できるなど多くの効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本考案封緘具の展開平面図である。
【図２】同上の使用直前の状態を示す部分断面図であ
る。
る。
【図３】同上封緘具による収納袋口部の封止状態を示す
拡大部分側面図である。
拡大部分側面図である。
【図４】同上袋口部の横断平面図である。
【図５】同上袋口部の外観斜視図である。
【符号の説明】 １ 留止具本体 ２ 嵌合凸部 ２' 掛止凹部 ６ 抑止板 ９ 封止板 １０ 逆止爪 １１ 帯状部
Claims (1)
- 【請求項１】 一側面に嵌合凸部を有し、その裏面に掛
止凹部を形成した留止具本体の周側部に、包装袋口部を
緊縛し且つ前記嵌合凸部と相嵌するようにした掛止孔を
有する帯状部と、該掛止孔の外側部から留止具本体の掛
止凹所内に嵌入し掛合するようにした逆止爪を有する封
止板と、前記掛止凹部に対置し該掛止凹部外端面との間
で内容表示札を挟持するようにした抑止板とを夫々屈撓
自由に連設してなる硬貨収納袋その他各種包装袋等の封
緘具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7849792U JPH0751475Y2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7849792U JPH0751475Y2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0637153U JPH0637153U (ja) | 1994-05-17 |
| JPH0751475Y2 true JPH0751475Y2 (ja) | 1995-11-22 |
Family
ID=13663607
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7849792U Expired - Lifetime JPH0751475Y2 (ja) | 1992-10-15 | 1992-10-15 | 硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0751475Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6288765B2 (ja) * | 2014-02-05 | 2018-03-07 | 株式会社デザインフィル | 着脱可能な留め具 |
-
1992
- 1992-10-15 JP JP7849792U patent/JPH0751475Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0637153U (ja) | 1994-05-17 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4506415A (en) | Security seal and tag holder | |
| US4001919A (en) | Seal | |
| CA2078314C (en) | Tamper-proof bag seal | |
| US4441233A (en) | Security seal with weakened portion in stud | |
| US4758031A (en) | Retractable safety latch for cases | |
| CA2300539C (en) | Tamper evident buckle | |
| JP2003517617A (ja) | 安全タグ装置 | |
| EP2225167B1 (en) | Improved unitized security seal | |
| JPH0751475Y2 (ja) | 硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘具 | |
| US3157421A (en) | Hasp seal | |
| JP2720168B2 (ja) | プラスチック制封緘具 | |
| CN213444070U (zh) | 一种防拆盒 | |
| US6997489B2 (en) | Pull-tight one-piece security seal, adapted for the closure of bags or the like | |
| US4902055A (en) | Bundling strap security structure | |
| GB2135382A (en) | Band clamps | |
| EP2701985B1 (en) | A closure and security device for closing and sealing mailbags and the like | |
| JP2637673B2 (ja) | 硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘具 | |
| CN210063850U (zh) | 盖子以及粉状冲剂容器 | |
| JP2667333B2 (ja) | 硬貨袋等の封緘具 | |
| JPS6220861Y2 (ja) | ||
| CN111547370A (zh) | 一种防拆盒 | |
| CA1234278A (en) | Security seal | |
| JPH0634392Y2 (ja) | ゴム紐通し具 | |
| JPH0619484Y2 (ja) | 硬貨収納袋その他各種包装袋等の封緘具 | |
| AU756350B2 (en) | Tamper evident buckle |