JP2637505B2 - 掃除口付き和風便器 - Google Patents

掃除口付き和風便器

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JP2637505B2 JP24605888A JP24605888A JP2637505B2 JP 2637505 B2 JP2637505 B2 JP 2637505B2 JP 24605888 A JP24605888 A JP 24605888A JP 24605888 A JP24605888 A JP 24605888A JP 2637505 B2 JP2637505 B2 JP 2637505B2
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等 篠原
秀久 山本
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TOTO KIKI KK
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、トラップ排水路に溜るゴミ等を取り除くた
めの掃除口を備えた床埋設型の和風便器に関する。
〔従来の技術〕
和風の水洗式大便器は、上端のリム面を残して床下に
埋設される施工が行われる。このため、ボール部から排
水口まで向かうトラップ流路を含めた全体が床下に沈む
ことになる。このため、特に公衆用とした場合には、流
路に誤って落とされた櫛やボールペン等の異物によって
トラップ流路が閉塞してしまうことが度々発生する。し
たがってこれらの異物を取り除くために、床面に開口す
る掃除口を設けた仕様とすることが多い。このような掃
除口を備えたものとして、たとえば実公昭59−10233号
公報に記載されたものがあり、第5図にその構造を示
す。
図において、便器本体1はそのボール1aの上端面にリ
ム1bを形成すると共に、底面部には封水のためのトラッ
プ流路1cを設けている。そして、トラップ流路1cに連な
って流路を形成し、床下に立ち上げ配管した排水官(図
示せず)に接続するための排水口1dを下面に開放してい
る。トラップ流路1cから排水口1dに向かう流路には、流
路内の異物を取り除くための掃除用通路2を連ねて設け
ている。この掃除用通路2は、排水口1dから便器本体1
の後部側の底面に沿うように形成され、その上端部に掃
除口2aを開けている。
掃除口2aは、リム1bより低いレベルに位置し、これに
筒状のアジャスタ20を取り付けると共のその上端に蓋21
を着脱自在に設けている。アジャスタ20は、床Aのレベ
ルに合わせるためのもので、図示のようにその上端をリ
ム1bの下面に合わせて床Aと同じレベルとなるように施
工する。
〔発明が解決しようとする課題〕
アジャスタ20はレベル調整のため、現場施工のときに
カットしたりするので、たとえば合成樹脂等を素材とし
て造られる。また、レベル調整のためにニップルを掃除
口2aに嵌め込み、アジャスタ20をこのニップルに螺合さ
せることでレベルを調整する方法も既に採用されてい
る。
ところが、アジャスタ20を合成樹脂製として現場合わ
せでカットする施工方法では、カット面を正しくしない
と蓋21の面が傾いたりすることが多い。このため、カッ
トにも手間がかかるほか、施工体のレベル不良によって
手直しが必要となることも多い。
一方、ニップルを用いたネジによるレベル調整は、ア
ジャスタ20のカットの場合よりは微調整等も簡単なので
施工性はよい。しかし、ニップルは通常の配管に用いら
れているように、周面に雄ネジを切ったものなので、床
をコンクリートスラブとした場合にはこの雄ネジにコン
クリートの塊が付いてしまう。このため、アジャスタ20
をねじ込むときの邪魔になり、ハツリ作業等の手間がか
かるほか、アジャスタ20を十分にねじ込めなくてレベル
よりも高くなってしまい、床とのレベル調整ができなく
なる。また、ニップルを利用した場合では、たとえば施
工条件等によって蓋21をリム1bと同じレベルとしたり又
はリム1bの高さの範囲に床Aのレベルが含まれるような
こともある。このとき、床Aをコンクリート打設してし
まうと、アジャスタ20は床A中に没するようになるの
で、これを設定レベルまで上げる施工ができない。
更に、アジャスタ20を合成樹脂製としてカットする方
法でもニップルを利用する場合でも、アジャスタ20を掃
除口2aに連結した後には、コンクリートを打設するので
その周面にコンクリートが付いてしまう。これを避ける
ために、実際の施工ではアジャスタ20の周りに新聞紙等
を敷き詰めたり専用のスリーブで囲み、コンクリートが
付着しないようにしている。しかし、施工の度にこのよ
うな新聞紙やスリーブを用意するのでは、作業の段取り
にも手間がかかり、コンクリート打設後にこれらの新聞
紙やスリーブを回収する等の作業も増えてしまう。
このように、掃除口のレベルを床に合わせることはで
きるけれども、施工作業自体からみると段取りや後片づ
け等の煩雑さが残っている。
そこで、本発明は、掃除口のレベル調整を更に一層簡
単にすると共に施工体も良好なものが得られるようにす
ることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の掃除口付き和風便器は、以上の目的を達成す
るために、トラップ流路から排水口までに至る流路に連
なって掃除用通路を形成し、該掃除用通路の上端を床面
より低くして掃除口を開け、更に前記掃除口に高さ調整
自在としたアジャスタを取り付けると共に該アジャスタ
の上端に蓋を開閉自在に設けた和風便器であって、前記
蓋の上面からアジャスタの周面にかけてを覆う形状を持
ち且つその上端側を切除するための切開部を形成した養
生カバーを備えてなることを特徴とする。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例により本発明の特徴を具体的
に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示す掃除口部分の要部縦
断面図である。なお、便器本体は第5図の従来例で示し
たものと同じであり、同一の部材については共通の符番
で指示しその詳細な説明は省略する。
便器本体1の後部から突き出るようにして形成した掃
除用通路2の上端面は平坦状であり、リム1bの下面より
も低いレベルとなっている。掃除用通路2の上端に開け
た掃除口2aの周囲には、リブ2bを環状に形成してアジャ
スタの取付座2cとしている。そして、アジャスタ3は、
取付座2cに載るソケット4とこのソケット4にネジによ
って一体化されるアタッチメント5との2部材を持ち、
このアタッチメント5の上端に蓋6が着脱自在に設けら
れる。
ソケット4はその内周に雌ネジ4aを形成した筒体状で
あり、下端を取付座2cに載せると共にリブ2bとの間にシ
ール用の接着剤2dを介在させて便器本体1に一体化され
る。アタッチメント5は、下端側の外周にソケット4の
雌ネジ4aに螺合する雄ネジ5aを設けると共に、上端には
蓋6を載せるためのフランジ5bを形成している。
第2図(a)は蓋6を取り付けたアタッチメント5の
平面図、第2図(b)は同図(a)のI−I線矢視によ
る縦断面図である。
アタッチメント5のフランジ5bの上端面はL字状に形
成されて下段部分を蓋6の着座面5cとしている。また、
蓋6の下面にはアタッチメント5の着座面5cに載るシー
ル用のパッキン6aを接着一体化すると共に、フランジ5b
の内周面に係合する掛け止め用の板バネを利用したロッ
クスプリング6bを設けている。更に、蓋6の縁部には工
具掛け用の切欠6cが設けられる。
以上の部材を持つアジャスタ3では、アタッチメント
5の雄ネジ5aをソケット4の雌ネジ4aにねじ込んで一体
化するので、螺合量を変えることによってアタッチメン
ト5のレベルを簡単に変更できる。このため、第1図に
示すように、リム1bの下面にアタッチメント5及び蓋6
の上面を一致させる施工が可能となり、床Aとの面合わ
せが簡単に行える。
ここで、製品を工場出荷するときには、アジャスタ3
を便器本体1に一体化した後に第3図及び第4図に示す
ように養生カバー7を被せる。この養生カバー7は、た
とえば透明塩化ビニル等を素材として帽子状に形成した
もので、上部の周面にはミシン目7aを切開部として設け
ている。このミシン目7aは、施工後に養生カバー7の上
端部を取り除くために利用する。
以上の構成において、便器本体1の据え付けは第4図
のように養生カバー7をアジャスタ3に被せたまま行な
う。このとき、リム1bの下面を床Aのレベルに合わせる
ことは従来の施工方法と同様であり、位置決めを終わっ
た段階で、床Aがコンクリートスラブであれば打設作業
を行なう。この場合、養生カバー7によってアタッチメ
ント5の上面及び周囲を覆っているので、コンクリート
が雄ネジ5aやソケット4の雌ネジ4a部分に入り込むこと
はない。したがって、従来のようにアジャスタ3の周囲
に新聞紙を詰め込んだりスリーブ等を必要とすることな
くコンクリートの打設が行え、打設に備えての取取りが
全く不要となる。
次いで、床Aにタイル等を敷く場合はこの作業を行
い、タイルの上面にアタッチメント5のレベルを合わせ
る。なお、工場出荷の時点では、アタッチメント5の上
端をリム1bの下面に一致させておき、床Aがこのリム1b
の下面と同じレベルの施工体であれば、アジャスタ3の
レベル調整は不要となる。アタッチメント5のレベル調
整は、床Aがリム1bの下面よりも高い場合に行い、この
作業はまず被さっている養生カバー7を剥ぎ取ることか
ら行なう。すなわち、養生カバー7の周囲にはミシン目
7aを設けているので、ドライバ等の工具でこのミシン目
7a部分を引っ掻くようにすれば養生カバー7の上端部分
を簡単に取り除くことができる。
養生カバー7を第1図のように取り除くと、もしアジ
ャスタ3の上端面が床Aよりも低い場合には、蓋6の切
欠6cの中にドライバの先端に差し込み、蓋6と一体にな
っているアタッチメント5が上に移動するように回転さ
せる。このアタッチメント5の回転によって、蓋6の上
端面のレベルが次第に上がり、床Aとの間で段差がない
ようにレベル調整することができる。
このレベル調整の後、アジャスタ3周りの床Aの仕上
げを行い、たとえば床Aがタイル敷きの場合であればア
タッチメント5のフランジ5bの周囲にモルタルで目地を
造る。以上のような施工要領によって、アタッチメント
5はソケット4に対して上に簡単に移動させることがで
きるので、第1図の破線及び二点鎖線で示すようなレベ
ルに簡単に蓋6を合わせることができる。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明の掃除口付き和風便器
においては、掃除口のレベルを調整するアジャスタの上
端の蓋の上面からアジャスタの周面にかけてを養生カバ
ーによって覆い、床施工の完了後にこの養生カバーの上
端側を切開部から切り離すことによって取り除いてアジ
ャスタを操作するようにしている。このため、従来のよ
うにアジャスタの周りに新聞紙を敷き詰めたりスリーブ
等を用意する必要はなく、段取りの手間が格段に少なく
なる。また、養生カバーを工場出荷から現場搬入までの
間アジャスタ及びその上端に被せた蓋を保護するものと
しても利用できるので、物流過程から現場据え付けの間
にアジャスタの破損等も防がれる。更に、養生カバーに
よってアジャスタのネジ接合部分が保護されるので、床
をコンクリート打設した後でもアジャスタのレベルを変
えることができ、施工性が格段に向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す掃除口部分の縦断面
図、第2図(a)はアタッチメントと蓋を示す平面図、
第2図(b)は同図(a)のI−I線矢視による断面
図、第3図は養生カバーを取り外した状態を示す一部切
欠図、第4図は養生カバーを被せた状態を示す。第5図
は従来のアジャスタを備えた和風便器を示すものであ
る。 1:便器本体、1a:ボール 1b:リム、1c:トラップ流路 1d:排水口、2:掃除用通路 2a:掃除口、2b:リブ 2c:取付座、2d:パッキン 3:アジャスタ、4:ソケット 4a:雌ネジ、5:アタッチメント 5a:雄ネジ、5b:フランジ 5c:着座面、6:蓋 6a:パッキン、6b:ロックスプリング 6c:切欠、7:養生カバー 7a:ミシン目(切開部)、A:床

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】トラップ流路から排水口までに至る流路に
    連なって掃除用通路を形成し、該掃除用通路の上端を床
    面より低くして掃除口を開け、更に前記掃除口に高さ調
    整自在としたアジャスタを取り付けると共に該アジャス
    タの上端に蓋を開閉自在に設けた和風便器であって、前
    記蓋の上面からアジャスタの周面にかけてを覆う形状を
    持ち且つその上端側を切除するための切開部を形成した
    養生カバーを備えてなる掃除口付き和風便器。
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