JP2637063B2 - ロードカヌー - Google Patents

ロードカヌー

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JP2637063B2
JP2637063B2 JP17273995A JP17273995A JP2637063B2 JP 2637063 B2 JP2637063 B2 JP 2637063B2 JP 17273995 A JP17273995 A JP 17273995A JP 17273995 A JP17273995 A JP 17273995A JP 2637063 B2 JP2637063 B2 JP 2637063B2
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canoe
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road
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wheel axle
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秀法 片田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、陸上でカヌーの醍醐
味を味わうためのロードカヌーに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ローラを使用した野外及び屋
内スポーツ用の用具として、ローラスケート、スケート
ボード、ローラスキー、ローラボード等種々のものが考
案され、若年層を中心として楽しまれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のスポーツ用具では、いずれもバランス感覚と高
度な技術を必要とし、運動神経に優れた若年層にその使
用が限定されとしまうという問題がある。この発明は、
このような問題点を考慮してなされたもので、操作が簡
単で老若男女全ての人に楽しめるロードカヌーを提供す
ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明に係るロードカヌ
ーは、カヌー型の本体と、この本体の前部に水平面内で
回動可能に設けられた前輪軸と、この前輪軸の両端にそ
れぞれ装着された一対の前輪と、前記各前輪の外側に前
記前輪軸と同軸に配置された足掛け用のステップと、前
記本体の後部に設けられた後輪軸と、この後輪軸の両端
にそれぞれ装着された一対の後輪と、前記本体を前進さ
せるためのオールとを備えたことを特徴とする。なお、
カヌー型の本体には、例えば前後の取付位置調整が可能
なサドルを設けるようにしてもよい。
【0005】
【作用】本発明によれば、カヌー型の本体にまたがり、
後方の地面をオールで後方に押し出すことにより、平地
や登り坂においてもカヌーを前方に推進させることがで
きる。そして、両足を前記前輪の外側に突出したステッ
プに乗せ、左右の足を前後に移動させると、前輪軸が水
平面内で回転し、前輪の向きが変わるので、これによっ
てロードカヌーの舵を取ることができる。これにより、
複数人でレースをしたり、1人でカヌーの醍醐味を楽し
むことが出来る。カヌー型の本体に前後の取付位置調整
が可能なサドルを設けるようにすれば、ライダーの体
を、その大きさに応じて安定に保持させることができ、
走行の際の疲労度も低減される。
【0006】
【実施例】以下、添付の図面を参照して本発明の実施例
を説明する。図1は、本発明の一実施例に係るロードカ
ヌーの構成を示す斜視図である。本体1は、プラスチッ
ク、木、グラスファイバー等によりカヌー型に形成さ
れ、人が座ることが出来る所定の幅及び長さを有してい
る。この本体1の前部には、本体1を垂直に貫通する回
転軸2が装着されている。この回転軸2の下端部には、
水平方向に延びる前輪軸3が、回転軸2を中心として水
平面内で回動自在に連結されている。この前輪軸3の両
端には、一対の前輪4a,4bが回転自在に軸支されて
いる。前輪4a,4bの外側の前輪軸3と同軸位置に
は、ステップ5a,5bが突設されている。本体1の後
部には、本体1の長手方向に直交する後輪軸6が固定さ
れている。この後輪軸6の両端には、一対の後輪7a,
7bが回転自在に軸支されている。これら前輪4a,4
b及び後輪7a,7bの4つの車輪は、ベアリングを使
用した自転車の車輪並の機能を有するもので、タイヤは
走行中、あまり音の出ないノーパンクタイヤを使用す
る。
【0007】本体1の、右側よりの位置で、前輪軸3を
支持する回転軸2の取付部のやや後方位置には、ブレー
キ機構8が構成されている。また、本体1の上面中央や
や後方位置には、前後の位置調整が可能なサドル9が設
けられている。
【0008】また、図中10はオールで、プラスチッ
ク、木、グラスファイバー等によりカヌーのオールと同
様の形状に形成されている。このオール10の両端に
は、摩擦抵抗を高めるための部材、例えばゴム製のリム
11a,11bが取り付けられている。また、オール1
0の両端からやや内側の位置には、オール10を操作す
る際の滑りを防止するためのグリップ12a,12bが
形成されている。
【0009】図2は、本体1の裏面の前輪軸3の中央部
分の拡大斜視図である。回転軸2に連結される前輪軸3
の中央部分からやや外側位置には、補助車輪21a,2
1bが、本体1の裏面と接するように固定されている。
この補助車輪21a,21bは、本体1に加わる重量を
受けるもので、前輪軸3を回転軸2を中心として支障な
く回転させるため機能を有する。これら補助車輪21
a,21bのやや後方位置でその回転軌道上の位置に
は、前輪軸3の回動角度を規制して、前輪軸3が回りす
ぎるのを防止するためのストッパ22a,22bが固定
されている
【0010】ブレーキ機構8は、図2及び図3に示すよ
うに、本体1に形成された長孔23を貫通するように、
本体1の裏面に設けられた軸24に軸支された交換が可
能なブレーキレバー25により構成されている。ブレー
キレバー25は、図3に示すように、軸24に対して本
体1の表側に位置する側と裏側に位置する側との長さの
比が2:1程度に設定されているので、常時は、ブレー
キレバー25の両側の重量差で下端部が地面26とは離
間した状態となる。ブレーキをかけたいときは、ブレー
キレバー25の上端部を手前に引き上げれば、図中二点
鎖線で示すように、下端部が地面26と接触し、引き上
げる力と本体1に加わる体重とに応じた摩擦力がレバー
25の下端部と地面26との間に発生することにより、
ブレーキとして機能する。このとき、テコの原理によ
り、弱い力でもブレーキレバー25の下端部と地面26
との間に十分な摩擦力が発生させることができる。な
お、本ブレーキの作用が低下する条件が発生した場合に
は、オール10をブレーキとして使用することもでき
る。
【0011】図4は、本体1に取り付けられるサドル9
の詳細を示す背面図及びその部分拡大図である。本体1
には、金属レール31でその内面を覆ったガイド溝32
が形成されており、このガイド溝32に沿ってガイド溝
32の上部開口を覆うように移動板33が配置されてい
る。サドル9の下面は、この移動板33に固定されてい
る。移動板33には、下端がガイド溝32にはまってガ
イド溝32に沿って移動可能なねじ34のねじ山の部分
が貫通し、このねじ34に蝶型ねじ35を螺合すること
により、移動板33を介してサドル9が本体1に固定さ
れる。これにより、ねじ35の取り付け位置を調整する
ことにより、サドル9をライダーの体格に合わせて前後
の任意の位置に固定することができる。
【0012】このように構成されたロードカヌーによれ
ば、図5に示すように、ライダー30は、両足を前輪4
a,4bのステップ5a,5bに乗せ、ステップ5a,
5bを前後に移動させて進行方向を調整しながら、オー
ル10で地面を後方に押しながら本体1を前方へ進める
ことができる。これにより、平坦な道路や登り坂での前
方への進行が可能になる。下り坂においては、ステップ
5a,5bの前後への操作により、舵を取りつつ、ブレ
ーキ機構8でスピードを抑制することにより、ロードカ
ヌーを自由な方向に自由なスピードで走行させることが
できる。
【0013】この実施例によれば、構造が簡単であるた
め故障が少なく、安全性も高く、しかも低価格で製造す
ることができる。
【0014】このロードカヌーは、例えば図6に示すよ
うに、各車輪に砂地用のリング36を装着することによ
り、海岸等の砂地でも楽しむことができる。リング36
には、走行の際の抵抗を作るための多数の突条36aが
形成されている。
【0015】図7は、本発明の他の実施例を示す図であ
る。この実施例では、ブレーキ機構8の制動力を、後輪
7a,7bのリム43とゴムパッド44との間の摩擦力
によって得るようにしている。このため、ブレーキレバ
ー25の下端部は、ゴムパッド44を支持するレバー4
5とワイヤー46を介して連結され、バネ47にってレ
バー45を、常時、ブレーキを解除する方向に付勢す
る。
【0016】
【発明の効果】以上述べたように、この発明によれば、
本体に四輪を取り付けているので、安定性があり、ライ
ダーの足をステップに乗せ、その足の操作で舵を取るこ
とができるので、任意の方向に進ませることができ、且
つオールで地面を蹴ることによって前進させるものであ
るから、カヌーの醍醐味を楽しむことが出来る。
【0017】このロードカヌーは、サイクリングロー
ド、公園、陸上競技用のトラック、グランド、体育館等
でスピードを競うレースに使用したり、野外での長距離
のコースを定めたクロスカントリーレース等に使用する
ことができる。また、車輪を砂地用に取り替えるか、又
は車輪に砂地用のリング等を装着することにより、海岸
などの砂浜でスピードを競うレースに使用することもで
きる。これにより、新しいアウトドアスポーツとして、
学校、職場、スポーツ界等に普及させることができる。
【0018】また、本発明は、オールを使用して前方に
推進させる操作を基本としているので、遊び感覚での体
力作りが可能であるほか、水上カヌーの選手の陸上トレ
ーニングにも使用することができる。また、登り下りの
多い野外での使用では、登りの苦労と下りのスピードの
爽快感により、楽しく体力作りを行うことができる。
【0019】また、本発明のロードカヌーを、例えば成
人用、学童用、幼時用の3種類のサイズと機能に分類し
て、素材を使い分けることにより、成人から幼児までの
乗り物としても利用できる。特に、幼児は、自分の力で
カヌーを移動させることにより、夢と好奇心を深めなが
ら、知らず知らずのうちに体力作りと感性を養うことが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係るロードカヌーの斜視
図である。
【図2】 同ロードカヌーの前輪軸の中央部を本体裏面
から見た斜視図である。
【図3】 同ロードカヌーのブレーキ機構の側面図であ
る。
【図4】 同ロードカヌーのサドルの背面図及び部分拡
大図である。
【図5】 同ロードカヌーの使用方法を示す斜視図であ
る。
【図6】 同ロードカヌーに装着される砂地用のリング
の斜視図である。
【図7】 本発明の他の実施例に係るロードカヌーのブ
レーキ機構の側面図である。
【符号の説明】
1…本体、2…回転軸、3…前輪軸、4a,4b…前
輪、5a,5b…ステップ、6…後輪軸、7a,7b…
後輪、8…ブレーキ機構、9…サドル、10…オール。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カヌー型の本体と、 この本体の前部に水平面内で回動可能に設けられた前輪
    軸と、 この前輪軸の両端にそれぞれ装着された一対の前輪と、 前記各前輪の外側に前記前輪軸と同軸に配置された足掛
    け用のステップと、 前記本体の後部に設けられた後輪軸と、 この後輪軸の両端にそれぞれ装着された一対の後輪と、 前記本体を前進させるためのオールとを備えたことを特
    徴とするロードカヌー。
  2. 【請求項2】 前記本体に前後の取付位置調整が可能な
    サドルを設けてなることを特徴とする請求項1記載のロ
    ードカヌー。
JP17273995A 1995-05-25 1995-06-15 ロードカヌー Expired - Lifetime JP2637063B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17273995A JP2637063B2 (ja) 1995-05-25 1995-06-15 ロードカヌー

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15084195 1995-05-25
JP7-150841 1995-05-25
JP17273995A JP2637063B2 (ja) 1995-05-25 1995-06-15 ロードカヌー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0938269A JPH0938269A (ja) 1997-02-10
JP2637063B2 true JP2637063B2 (ja) 1997-08-06

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ID=26480304

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JPH0938269A (ja) 1997-02-10

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