JP2636070B2 - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

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JP2636070B2
JP2636070B2 JP2250664A JP25066490A JP2636070B2 JP 2636070 B2 JP2636070 B2 JP 2636070B2 JP 2250664 A JP2250664 A JP 2250664A JP 25066490 A JP25066490 A JP 25066490A JP 2636070 B2 JP2636070 B2 JP 2636070B2
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【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は画像記録用シートフイルムに画像を記録し、
さらに該シートフイルムをレシーブマガジンに収納する
画像記録装置に関する。
[従来の技術] この種の画像記録装置は、例えば、特開昭61−119560
号公報に開示されているように、通常、サプライマガジ
ンを装填する第1の装填部と、画像記録用シートフイル
ム(以下、単にシートフイルムという)に画像を記録す
る記録部と、レシーブマガジンを装填する第2の装填部
とを備え、第1の装填部に装填されたサプライマガジン
からシートフイルムを取り出して記録部に搬送し、該記
録部において該シートフイルムに画像を記録した後に該
シートフイルムを該記録部から第2の装填部に搬送し、
さらに該第2の装填部において、これに装填されたレシ
ーブマガジンに該シートフイルムを収納すべく該レシー
ブマガジンに設けられた開口部から該シートフイルムを
レシーブマガジン内に搬入するようにしている。
この場合、第2の装填部において、レシーブマガジン
内にシートフイルムを搬入する搬入機構としては、例え
ば、米国特許4811547号に開示されているものが知られ
ている。
この搬入装置は、レシーブマガジンの一端部に設けら
れた開口部の位置に、シートフイルムの幅方向に延在す
る一対のガイドローラを有し、該両ガイドローラの間の
位置にシートフイルムを進入させるとともに該シートフ
イルムを両ガイドローラの回動によりレシーブマガジン
の開口部に向かって送り出し、これによって、該シート
フイルムをその先端部から徐々にレシーブマガジン内に
進入させるようにんしている。そして、この時、レシー
ブマガジンの開講部の位置からシートフイルムの下面部
に向かってエアを吹き付け、該シートフイルムがレシー
ブマガジン内に進入するのを補助するようにしている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、かかる搬入機構では、特に、レシーブ
マガジン内に先に搬入されたシートフイルムが収納され
ている場合には、そのシートフイルムと次にレシーブマ
ガジン内に搬入されるシートフイルムの先端部とが当該
シートフイルムの湿気や静電気等によって互いに密着し
易い。このような場合には、上記のように、シートフイ
ルムの搬入をエアの吹き付けにより補助するようにして
も、一般には、シートフイルムをマガジン内にスムーズ
に進入させることができないことが多い。
このため、かかる搬入機構では、シートフイルムがマ
ガジン内に完全に進入しきれない場合があり、このよう
な場合には、該シートフイルムの後端部が前記両ガイド
ローラの位置から抜け切れずに当該位置に停滞し、従っ
て、該シートフイルムのマガジン内への収納が不完全と
なるおそれがあった。
また、前記第2の装填部において、シートフイルムを
レシーブマガジン内に搬入するための構成としては、該
レシーブマガジンをその開口部を上側にして斜めに第2
の装填部に装填し得るように該第2の装填部を構成し、
シートフイルムをガイドローラ等により開口部からレシ
ーブマガジン内に送り出す際に、シートフイルムの自重
による落下力を利用して該シートフイルムをマガジン内
に搬入するようにしたものも知られている。
しかしながら、かかる構成においても、レシーブマガ
ジン内のシートフイルムと、これに搬入すべきシートフ
イルムの先端部とが密着することがあり、このような場
合には、上記と同様に、該シートフイルムがレシーブマ
ガジン内に完全に進入しきれずにその収納が不完全とな
るおそれがあった。
本発明はかかる不都合を解消し、装填部に装填された
レシーブマガジン内に画像を記録したシートフイルムを
収納する際に、該シートフイルムを確実に該レシーブマ
ガジン内に収納することができる画像記録装置を提供す
ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本発明は、画像記録用
シートフイルムに画像を記録する記録部と、画像が記録
された当該シートフイルムを収納するレシーブマガジン
を装填する装填部と、前記記録部から当該シートフイル
ムをレシーブマガジンが装填された装填部に搬送し、該
装填部において当該シートフイルムを該レシーブマガジ
ン内に収納すべく該レシーブマガジンに設けられた開口
部を介して当該シートフイルムを該レシーブマガジン内
に搬入する搬入手段とを備えた画像記録装置において、 前記搬送手段が、前記装填部に装填されたレシーブマ
ガジンの開口部の上方位置に当該シートフイルムの幅方
向に延在して設けられ、前記記録部から搬送されてくる
当該シートフイルムを該レシーブマガジン内に搬入すべ
くその両面に接触しつつ該開口部に向かって送り出す一
対のガイドローラと、 前記開口部の位置よりも下方に設定されるを支軸を介
して該ガイドローラの進入口側から出口側に向かって揺
動自在であり、前記シートフイルムの後端部の幅方向中
央部側の二カ所を略水平方向から下方向に向かって該開
口部側に押圧する一対の押出部材と、 両ガイドローラの間の位置に当該シートフイルムの後
端部が進入する際に、該シートフイルムの後端部を両ガ
イドローラの出口側で且つ前記開口部側に押し出すべく
前記押出部材を当該シートフイルムの後端部に当接させ
つつ該出口側に移動させる駆動手段と、 を有することを特徴とする。
[作用] 本発明の画像記録装置によれば、前記記録部から前記
搬送手段により前記装填部に搬送されてくる前記シート
フイルムは、該装填部に装填された前記レシーブマガジ
ンの開口部の上方位置において、前記一対のガイドロー
ラ間の位置に進入するとともに、当該位置から該開口部
に向かって送り出され、該開口部を介してレシーブマガ
ジン内に進入する。そして、当該進入動作が進行して該
シートフイルムの後端部が該ガイドローラへの進入口に
達すると、前記押出部材が前記駆動手段により駆動され
る。すなわち、該押出部材は、該ガイドローラの進入口
側から出口側に向かって移動され、この時、その移動に
より該押出部材がシートフイルムの後端部に当接する一
方、該シートフイルムの後端部をガイドローラの出口側
に押し出し、従って、該シートフイルムの後端部はガイ
ドローラから離反する。そして、該シートフイルムの後
端部がガイドローラから離反すると、自重によりその下
方に位置する開口部を介してレシーブマガジン内に落下
し、これによって、該シートフイルムがレシーブマガジ
ン内に収納される。
[実施例] 本発明の画像記録装置の一例を以下第1図乃至第4図
に従って説明する。
第1図および第2図はそれぞれ当該画像記録装置の概
略斜視図および概略縦断面図、第3図および第4図はそ
れぞれ当該画像記録装置のレシーブマガジンの装填部の
概略斜視図および概略縦断面図である。
第1図および第2図において、参照符号10は画像記録
装置のメイン筐体を示す。
メイン筐体10の前面パネル12の上部には、前方に張出
した張出部14が形成され、該張出部14はメイン筐体10の
幅方向に延在している。そして張出部14の上面部には、
メンテナンス用の開閉自在なサービスパネル16と、各種
スイッチ18および表示部20等を備えた操作部22とが設け
されている。
前面パネル12の上部の張出部14の直下の位置には、メ
イン筐体10の幅方向に延在する開口穴24が形成され、該
開口穴24からメイン筐体10の内部にかけて積層されたシ
ートフイルムFを水平状態で保持するための第1の装填
部26が設けられている。
メイン筐体10の上面部には、その片側半面部に水平な
平坦部28が形成され、他方の片側半面部にはサブ筐体30
が固設されている。平坦部28には臨むサブ筐体30の側壁
部には、メイン筐体10の前後方向(サブ筐体30の幅方
向)に延在する開口穴32が形成され、サブ筐体30は該開
口穴32を介して平坦部28側に開成している。そして、平
坦部28上からサブ筐体30の内部にかけてレシーブマガジ
ンMrを受容するために第2の装填部34が設けられてい
る。詳細は後述するが、第1図および第2図では、レシ
ーブマガジンMrが第2装填部34に装填されている。
一方、第2図において、メイン筐体10の内部には、未
露光のシートフイルムFに光学系36により画像を記録す
る記録部38と、水平状態に積層保持されている該シート
フイルムFを記録部38を介して第2装填部34に装填され
たレシーブマガジンMr内に搬送する搬送手段40とが設け
られており、この場合、記録部38は、第1装填部26の下
方にあってメイン筐体10の略中心部に設けられている。
搬送手段40は、複数のガイドローラ42およびガイド板
44等により構成されたシートフイルムFの搬送路46を有
し、該搬送路46は、第1装填部26に装填されたシートフ
イルムFの上方位置から当該一側部の側方を通って下降
して記録部38に至り、さらに該記録部38から第1装填部
26の他方の側部の側方を通って上昇して前記サブ筐体30
の内部に至っている。
かかる搬送手段40は、第1装填部26からサクション機
構48によりシートフイルムFを一枚ずつ吸引して引き出
した後に、搬送路46を介してシートフイルムFを記録部
38に搬送し、さらに、該記録部38において当該シートフ
イルムFに光学系36により画像が記録された後に、等シ
ートフイルムFを記録部38から搬送路46を介してサブ筐
体30内に搬送し、該サブ筐体30内において第2装填部34
に装填されたレシーブマガジンMrに当該シートフイルム
Fを搬入するようにしている。
なお、メイン筐体10の内部には、記録部38の下方の空
間に図示しない電源装置等が収納されている。
次に、本発明の要部である前記レシーブマガジンMrお
よびその第2装填吹34に係わる構成を第3図および第4
図に従って詳説する。
レシーブマガジンMr(以下、単にマガジンMrという)
は、概略密閉された矩形状の筐体であり、その天板50の
前部に形成された方形状の開口部52を介して開成し、該
開講部52から内部に前記シートフイルムFを挿入可能と
している。
マガジンMrの内部には、開口部52を開閉するための方
形状のシャッター板54が設けられ、該シャッター板54
は、第4図に示すように、その両側縁部がマガジンMrの
両側壁部の内面上端部に前後方向に延在させて形成され
たガイド溝56、56に水平姿勢で係合されるとともに、そ
の上面部が天板50の内面部に摺接され、ガイド溝56、56
に案内されつつ前後に移動自在とされている。
シャッター板54の上面部には、開閉用把手58が突設さ
れ、該把手58は、開口部52の後方位置で天板50に前後方
向に延在させて穿設された長孔60を介して天板50の上側
に突出されている。
このシャッター板54は、開閉用把手58を把持して長孔
60の位置で前後に移動させることにより、これと一体に
前後に移動する。そして、該シャッター板54は、その前
端部がマガジンMrの前面側壁部62に当接する位置に移動
された時に、第3図に示すように、開口部52を閉塞し、
開閉用把手58が前記長孔60の後端部に当接する位置に移
動された時に、第4図に示すように、開口部52を開成す
る。
また、マガジンMrの外周面部には、開口部52と長孔60
のの間に当該外周面部から所定量外方に突出された方形
状の枠体64が全周にわたって固着され、さらに、第4図
に示すように、マガジンMrの下面部の後端部には、当該
下面部から下方に枠体64と同量だけ突出された被載架部
66が固着されている。
なお、マガジンMrの後面側壁部68には把手70が固設さ
れている。
一方、第4図に示すように、前記第2装填部34は、前
記メイン筐体10の平坦部28上に水平に固設されたマガジ
ン載架板72と、平坦部28に臨む前記サブ体30の側壁部を
構成するパネル部74とを有し、該パネル部74には、前記
開口穴32がマガジンMrの前部を嵌挿可能に穿設されると
ともに、該開口穴32を開閉するシャッター板76が取り付
けられている。
この場合、パネル部74は、サブ筐体30の幅方向に延在
し、その両端部の内面部がサブ筐体30内の両側位置でメ
イン筐体10上に立設された一対の取付板78、78の一端部
に固定されている。各取付板78は、パネル部74の内面部
の位置からサブ筐体30の内奥に向かって該パネル部74と
直交する方向に延在する。そして、マガジン載架板72
は、その一端部が開口穴32の下側でパネル部74の外面部
に当接され、当該一端部からメイン筐体10の略側面位置
まで平坦部28に延在している(第1図参照)。
前記シャッター板76は、第3図に示すように、サブ筐
体30の内部において開口穴32を閉塞すべく該開口穴32に
対向してパネル部74の平行な垂直姿勢で延在しており、
その下端部がパネル部74の内面部の下部に固着された取
付部材80にばね付螺番82を介して摺動自在に取り付けら
れている。この場合、シャッター板76は、ばね付螺番82
のばね(図示しない)により垂直姿勢となる位置に付勢
されているとともに、サブ筐体30の内部側に略水平姿勢
となる位置まで揺動可能とされており、当該垂直姿勢に
おいて開口穴32を閉塞する。
かかる第2装填部34においては、第4図に示すよう
に、マガジンMrが第2装填部34に装填された状態では、
該マガジンMrの開口部52を含む前部が嵌挿されるととも
に該マガジンMrが前記枠体64の下部および被載架部66を
介してマガジン載架板72上に水平姿勢で摺動自在に載架
され、さらに枠体64の前面部がパネル部74の外面部に当
接される。そして、この状態では、シャッター板76は、
サブ筐体30の内部側に略水平姿勢となる位置まで揺動し
てマガジンMrの前部の下面部に当接する。
この場合、第4図において、パネル部74には、装填状
態のマガジンMrの抜け止め用のロック機構84が取り付け
られている。
このロック機構84は、パネル部74の上部の外面部に固
着された軸受部86と、該軸受部86に回動自在に支承され
るとともにサブ筐体30の外部から内部に向かって挿通さ
れた回動軸88と、サブ筐体30の外部において該回動軸88
から横方向に延設された係止部材90とからなり、該係止
部材90は回動軸88と一体にその軸心回りに回動自在とさ
れている。この場合、係止部材90は、同図に示すよう
に、その先端部が装填状態のマガジンMrの天板50に最も
近接して垂直姿勢となる位置に回動された時に、該マガ
ジンMrの枠体64の上部の背面に近接対向し、この時、該
枠体64の上部をパネル部74の間に挟んで係止することに
よって、マガジンMrを抜け止めする。また、係止部材90
は、第3図に示すように、水平姿勢となる位置に回動さ
れた時には枠体64の上側に位置し、この時、マガジンMr
の前部を開口穴32からサブ筐体30内に挿脱可能とする。
また、第3図および第4図において、第2装填部34
は、サブ筐体30の内部に、前記搬送手段40の一部を構成
する本発明の要部である搬送手段40aを有する。
この搬送手段40aは、その主要構成要素として、前記
取付板78、78間にサブ筐体30の幅方向にそれぞれ延在し
て設けられた一対のガイドローラ92、92、ガイド板94お
よび一対のガイドローラ96、96を有し、基本的には、こ
れらの構成要素によって、メイン筐体10の内部からサブ
筐体30内の後部位置に上昇搬送されてくるシートフイル
ムFを、装填状態のマガジンMrの開口部52に向かって搬
送し、該開口部52を介してマガジンMr内に搬入するもの
である。
ガイドローラ92、92は、サブ筐体30内の後部位置でメ
イン筐体10内の前記搬送路46(第2図参照)に臨み、そ
の両端部が両取付板78、78に回動自在に支承されてい
る。メイン筐体10内からサブ筐体30内に搬送されてくる
シートフイルムFは、サブ筐体30内においてガイドロー
ラ92、92の間に下方から進入してこれらと接触し、該ガ
イドローラ92、92の回動に伴って上方に送り出される。
ガイド板94は、その両端部が両取付板78、78に固設さ
れている。そして、第4図に示すように、該ガイド板94
は、その一端部がガイドローラ92、92の直上位置に垂直
姿勢で臨む一方、該一端部から他端部にかけて前記開口
穴32側に湾曲形成され、該他端部が該マガジンMrの前端
部の上方位置で開口部52に斜め下方に向かって臨んでい
る。前記ガイドローラ92、92から上方に送り出されるシ
ートフイルムFは、その移動に伴ってガイド板94の一端
部側から他端部側に向かってガイドローラ95、97に案内
されながらガイド板94の内面部に摺接しつつ湾曲し、こ
れによって、装填状態のマガジンMrの開口部52に向かっ
て案内される。
なお、この場合、第4図に示すような、ガイド板94の
一端部および他端部の位置には、それぞれ該ガイド板94
の内面部に対向してサブ筐体30の幅方向に延在するガイ
ド板98、100が取付板78、78に固設されており、シート
フイルムFは、ガイド板94の一端部および他端部の位置
においては、それぞれ該ガイド板98、100によっても案
内される。
ガイドローラ96、96は、ガイド板94の他端部に近接し
た位置で装填状態のマガジンMrの開口部52に臨み、その
両端部が両取付板78、78に回動自在に支承されている。
前記ガイドローラ92、92側からガイド板94により案内さ
れてくるシートフイルムFは、ガイドローラ96、96の間
に進入してこれらと接触し、該ガイドローラ96、96の回
動に伴って装填状態のマガジンMrの開口部52に向かって
斜め下方に送り出される。
なお、各ガイドロール92、92は、図示しない駆動機構
に接続されており、該駆動機構により回動駆動される。
また、ガイドローラ96、96におけるシートフイルムFの
出口位置には、サブ筐体30の幅方向に延在するブラシ10
2が両取付板78、78に固設され、該ガイドローラ96、96
から送り出されるシートフイルムFの表面は該プラシ10
2に摺接して静電気を除電している。
また、搬送手段40aは、装填状態のマガジンMrの開口
部52にサブ筐体30の幅方向に延在して設けられたガイド
ローラ104を有する。
このガイドローラ104は、その両端部がガイドローラ9
6、96の前方の斜め下方位置で両取付板78、78の前部に
上下方向に延在して穿設された長孔106、106に回動自在
に遊挿される一方、各長孔106の前方位置で各取付板78
の外面部に突設された支軸108にアーム片110を介して揺
動自在に枢支され、その揺動により長孔106、106の位置
で昇降自在とされている。そして、ガイドローラ104
は、第4図に示すように、装填状態のマガジンMrの開口
部52が開成されている状態では、その両端部が長孔10
6、106の下端不に支承される位置まで自重により下降す
るとともに、その下端部が開口部52を介して該マガジン
Mr内に進入する。そして、この状態で、ガイドローラ9
6、96から送り出されてくるシートフイルムFが開口部5
2を介してマガジンMr内に進入すると、該ガイドローラ1
04は、該シートフイルムFの表面に圧接して該シートフ
イルムFを下方に撓ませるとともに、回動しつつ該シー
トフイルムFをマガジンMr内に案内する。この場合、ガ
イドローラ104は、装填状態のマガジンMrの開口部52が
前記シャッター板54により閉塞された状態では、該シャ
ッター板54の上面部に当接して上昇する。
さらに、搬送手段40aは、シートフイルムFがガイド
ローラ96、96から開口部52を介してマガジンMr内に送り
出される際に、該シートフイルムFの後端部をガイドロ
ーラ96、96の間からマガジンMrの開口部52側に押し出す
押出装置112を有する。
この押出装置112は、前ガイド板94の下側に装填状態
のマガジンMrの前端部と間隔を存して固設された筐体11
4と、該筐体114の両側部の位置に併設され、筐体114の
下部に支軸116を介して揺動自在に枢支された一対のL
字形状の押出部材118と、該筐体114の内部側上部に固定
され、各押出部材118の駆動手段120を構成するリニアソ
レノイド122と、該リニアソレノイド122の下側に設けら
れ、該リニアソレノイド122の作動により昇降する昇降
部材124とを有する。
昇降部材124は、その両側部に突設された係合ピン126
が筐体114の両側部の下部に上下方向に延在して穿設さ
れた長孔128に貫挿され、係合ピン126を介して該長孔12
8の位置で昇降自在に支承されている。そして、該昇降
部材124は、リニアソレノイド122の非作動時には係合ピ
ン126が長孔128の下端部に係止される位置に自重により
下降しており、リニアソレノイド122の作動により上昇
する。
各押出部材118は、前記係合ピン126の先端部にカム溝
130を介して係合されており、昇降部材124の昇降に伴っ
て支軸116の回りに揺動する。この場合、各押出部材118
は、昇降部材124が下降位置から上昇された時に、当該
揺動に伴ってその先端部がガイドローラ96、96における
シートフイルムFの進入口側から出口側に向かって移動
する。
かかる押出装置112においては、ガイドローラ96、96
から送り出されるシートフイルムFの後端部が該ガイド
ローラ96、96の間に進入する際に、リニアソレノイド12
2が作動され、これによって各押出部材118が上記のよう
に揺動される。そして、この時、各押出部材118の先端
部が該シートフイルムFの後端部に当接されるとともに
ガイドローラ96、96におけるシートフイルムFの出口側
に向かって移動し、これによって、該シートフイルムF
の後端部が両ガイドローラ96、96の間から装填状態のマ
ガジンMrの開口部52側に強制的に押し出される。
また、第2装填部34は、サブ筐体30の内部に、装填状
態のマガジンMrの開口部52が開成しているか否かを検知
する第1検知手段132と、前記ロック機構84の係止部材9
0がマガジンMrの抜け止め位置にあるか否かを検知する
第2検知手段134(第4図参照)と、マガジンMrが装填
されているか否かを検知する第3検知手段136(第3図
参照)とを有する。
第1検知手段132は、前記ガイドローラ104を支軸108
に枢支するアーム片110の一端部から下方に延接された
検知片138と、該アーム片110の下側で取付板78の外面部
に固設されたフォトセンサ140を有し、検知片138は、ア
ーム片110およびガイドローラ104とともに支軸108の回
りに揺動自在とされている。この場合、検知片138の先
端部は、装填状態のマガジンMrの開口部52がシャッター
板54により閉塞されてガイドローラ104が前記したよう
に揺動上昇した時にフォトセンサ140に対向し、ガイド
ローラ104の下降時にはフォトセンサ104から離反する。
そして、第1検知手段132は、装填状態のマガジンMrの
開口52が開成された状態で検知片138がフォトセンサ140
から離反することにより該開口部52の開成を検知する。
第2検知手段134は、第4図に示すように、ロック機
構84の回動軸88の先端部から横方向に延接された検知片
142と、該回動軸88の先端部の上側にパネル部74の内面
部に固設されたフォトセンサ144とを有し、検知片142
は、前記係止部材90とともに回動軸88の軸心回りに回動
自在とされている。この場合、検知片142は、係止部材9
0が前記したように垂直姿勢となる位置、すなわち、マ
ガジンMrの抜け止め位置に回動された時にフォトセンサ
からなる検知スイッチ150に対向し、係止部材90が水平
姿勢となる位置、すなっわち、マガジンMrをサブ筐体30
内に抜脱可能とする位置に回動された時にフォトセンサ
144から離反する。そして、第2検知手段134は、係止部
材90の抜け止め位置で検知片142がフォトセンサ144に対
向することにより、該係止部材90が当該抜け止め位置に
あることを検知する。
第3検知手段136は、第3図に示すように、サブ筐体3
0内の下面部に取付部材146を介して固設された検知部14
8を有し、該検知部148はサブ筐体30内に嵌挿されるマガ
ジンMrの前面側壁部62に近接対向する。この検知部148
は、その開口穴32側の端部から該検知部148の内部に挿
入可能に突出された検知スイッチ150を有し、該検知ス
イッチ150は、装填状態のマガジンMrの前面側壁部62に
当接して該検知部148の内部に押入される。そして、第
3検知手段136は、検知スイッチ150が検知部148の内部
に多入された時に、マガジンMrが第2装填部34に装填さ
れたことを検知する。
なお、これらの検知手段132、134、136は、その検知
信号を処理する信号処理装置(図示しない)を介して、
例えば、ブザーや光源等の警告発生手段152(第1図参
照)に接続されている。この場合、警告発生手段152
は、第1図に示すように、前記張出部14に設けられてお
り、第3検知手段136によりマガジンMrの装填が検知さ
れ、且つ、第1検知手段132により該マガジンMrの開口
部52の開成が検知された状態で、該マガジンMrをサブ筐
体30内から抜脱すべくロック機構84の係止部材90が回動
されたことが第2検知手段134により検知された時に、
警告を発するようにしている。これは、開口部52が開成
された状態でサブ筐体30内からマガジンMrが抜脱されて
いると、該マガジンMr内の画像が記録されているシート
フイルムFが露光して該画像が損なわれるからである。
次に、マガジンMrを第2装填部34に装填する作業およ
び該第2装填部34に関わる構成の全体的な作動について
説明する。
第4図において、マガジンMrを第2装填部34に装填す
る際には、まず、ロック機構84の係止部材90を水平姿勢
とし、且つマガジンMrの開口部52をシャッター板54によ
り閉塞した状態で、該マガジンMrの前端部を開口穴32か
らサブ筐体30内に嵌挿するとともに、該マガジンMrを前
記枠体64および被載架部66を介してマガジン載架板72上
に水平に載架する。そして、この状態で、該マガジンMr
を枠体64がパネル部74に当接する位置までサブ筐体30の
内部側に変位させ、これによって、マガジンMrが第2装
填部34に装填される。
この時、サブ筐体30内においては、前記ガイドローラ
104がマガジンMrの開口部52を閉塞するシャッター板54
の上面部に当接して前記支軸108の回りに揺動しつつ上
昇し、さらにマガジンMrの装填が前記第3検知手段136
により検知される。
次いで、ロック機構84の係止部材90を回動させて垂直
姿勢とし、これによって、前記したようにマガジンMrの
抜け止めを行い、さらに、マガジンMrの開閉用把手58を
後方に引いてシャッター板54をマガジンMrの後部側に移
動させ、これによって開口部52を開成する。そして、開
口部52が開成されると、ガイドローラ104が下降してそ
の下降部が開口部52を介してマガジンMr内に浸入し、さ
らに、この時、第1検知手段132により開口部52の開成
が検知される。
一方、かかる後に、前記搬送手段40によりメイン筐体
10内からサブ筐体30内に上昇搬送されてくる画像が記録
されたシートフイルムFは、サブ筐体30内において、ま
ず、ガイドローラ92、92の間に進入し、該ガイドローラ
92、92の回動によりガイド板94側に送り出され、さらに
該ガイド板94により案内されてガイドローラ96、96に向
かって移動し、該ガイドローラ96、96の間に進入する。
ガイドローラ96、96の間に浸入したシートフイルムF
は、開口部52を介してマガジンMr内にその後端部側に向
かって進入し、この時、前記したように、ガイドローラ
104により下方に湾曲されつつマガジンMr内に案内され
る。
この場合、シートフイルムFの後端部がガイドローラ
96、96への進入位置に達すると、前記押出装置112が前
記したように駆動され、これによって、シートフイルム
Fの後端部はガイドローラ96、96の間から強制的に押し
出される。そして、該押し出し後にはシートフイルムF
の後端部は開口部52を介してマガジンMr内に落下し、こ
れによって、該シートフイルムFがマガジンMr内に収納
される。
このように、シートフイルムFをマガジンMr内に搬入
する際にその後端部をガイドローラ96、96から押し出す
ようにすると、次のような効果がある。
すなわち、マガジンMr内に既に先に搬入されたシート
フイルムFが収納されている場合には、次に収納すべき
シートフイルムFがマガジンMr内に搬入される際に、該
搬入がある程度進行すると、マガジンMr内に搬入される
シートフイルムFの先端部が自重により下方に撓んでマ
ガジンMr内のシートフイルムFに接触する。そして、こ
の時、該シートフイルムFが湿気や静電気等を帯びてい
ると、当該シートフイルムF同士が互いに密着し、単に
ガイドローラ96、96によりシートフイルムFをマガジン
Mr内に送り出そうとしても該シートフイルムFがマガジ
ンMr内にスムーズに進入しなくなることがある。
ところが、本実施例の画像記録装置では、このような
場合においても、上記のようにシートフイルムFの後端
部をガイドローラ96、96から強制的に押し出してマガジ
ンMr内に落下させるようにしているため、該シートフイ
ルムFは確実にマガジンMr内に収納される。
次に、マガジンMrを第2装填部34から取り出す際に
は、まず、前記シャッター板54によりマガジンMrの開口
部52を閉塞した後に、ロック機構84の係止部材90を回動
させて水平姿勢とする。この時、該マガジンMrがサブ筐
体30内から抜脱可能となる一方、前記ガイドローラ104
がシャッター板54の上面部に当接して上昇し、このた
め、第1検知手段132により開口部52の閉塞が検知され
る。
かかる後に、マガジンMrをその把手70を把持して後方
に引けば、該マガジンMrがマガジン載架板72に載架され
たままサブ筐体30内から抜脱され、該抜脱後には、マガ
ジン載架板72から離脱される。また、前記開口穴32は、
前記シャッター板76により閉塞される。
この場合、開口部52が開成した状態で、ロック機構84
の係止部材90を回動させて水平姿勢とすると、前記第1
検知手段132により開口部52の開成が検知されている状
態で、第2検知手段134によりロック機構84の係止部材9
0がマガジンMrをサブ筐体30内から抜脱可能な位置に回
動されたことが検知されるので、前記したように警告が
発せられる。
[発明の効果] 上記の説明から明らかなように、本発明の画像記録装
置によれば、装填部に装填されたレシーブマガジンの開
口部の上方位置から一対のガイドローラによりシートフ
イルムをレシーブマガジン内に送り出して搬入する際
に、両ガイドローラ間に進入するシートフイルムの後端
部を駆動手段により駆動される押出部材により両ガイド
ローラから強制的に押し出し、開口部を介してレシーブ
マガジン内に落下させるようにしたことによって、該レ
シーブマガジン内に既に収納されている他のシートフイ
ルムとの密着等により当該シートフイルムのレシーブマ
ガジン内への進入がスムーズに行われないような場合で
あっても、確実に当該シートフイルムをレシーブマガジ
ン内に収納することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の画像記録装置の
一例の斜視図および概略縦断面図、 第3図および第4図はそれぞれ該画像記録装置のレシー
ブマガジンの装填部の概略斜視図および概略縦断面図で
ある。 10……メイン筐体 26……第1装填部 30……サブ筐体 34……第2装填部 38……記録部 40……搬送手段 50……天板 54……シャッター板 72……マガジン載架板 96……ガイドローラ 118……押出部材 120……駆動手段 Mr……マガジン F……シートフイルム

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像記録用シートフイルムに画像を記録す
    る記録部と、画像が記録された当該シートフイルムを収
    納するレシーブマガジンを装填する装填部と、前記記録
    部から当該シートフイルムをレシーブマガジンが装填さ
    れた装填部に搬送し、該装填部において当該シートフイ
    ルムを該レシーブマガジン内に収納すべく該レシーブマ
    ガジンに設けられた開口部を介して当該シートフイルム
    を該レシーブマガジン内に搬入する搬入手段とを備えた
    画像記録装置において、 前記搬送手段が、前記装填部に装填されたレシーブマガ
    ジンの開口部の上方位置に当該シートフイルムの幅方向
    に延在して設けられ、前記記録部から搬送されてくる当
    該シートフイルムを該レシーブマガジン内に搬入すべく
    その両面に接触しつつ該開口部に向かって送り出す一対
    のガイドローラと、 前記開口部の位置よりも下方に設定される支軸を介して
    該ガイドローラの進入口側から出口側に向かって揺動自
    在であり、前記シートフイルムの後端部の幅方向中央部
    側の二カ所を略水平方向から下方向に向かって該開口部
    側に押圧する一対の押出部材と、 両ガイドローラの間の位置に当該シートフイルムの後端
    部が進入する際に、該シートフイルムの後端部を両ガイ
    ドローラの出口側で且つ前記開口部側に押し出すべく前
    記押出部材を当該シートフイルムの後端部に当接させつ
    つ該出口側に移動させる駆動手段と、 を有することを特徴とする画像記録装置。
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