JP2635182B2 - プレハブ形接続部におけるストレスコーンの挿着確認方法 - Google Patents

プレハブ形接続部におけるストレスコーンの挿着確認方法

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JP2635182B2
JP2635182B2 JP1251108A JP25110889A JP2635182B2 JP 2635182 B2 JP2635182 B2 JP 2635182B2 JP 1251108 A JP1251108 A JP 1251108A JP 25110889 A JP25110889 A JP 25110889A JP 2635182 B2 JP2635182 B2 JP 2635182B2
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rubber mold
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mold stress
reflection
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毅 田中
正幸 山口
史朗 丹野
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Hitachi Cable Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
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Tokyo Electric Power Co Inc
Hitachi Cable Ltd
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は154KV〜275KV用のCVケーブル等に適用される
高電圧ケーブル用プレハブ形接続部に関し、特に、エポ
キシユニットとゴムモールドストレスコーンの挿着を的
格に確認できるようにしたプレハブ形接続部におけるス
トレスコーン挿着確認方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の154KV〜275KV用CVケーブルにおけるプレハブ形
接続部として、例えば、第4図に示されるものがあり、
向かい合う2本のCVケーブル15は絶縁体1、および導体
1aを段剥ぎされており(通常は外部遮蔽層、絶縁体、内
部遮蔽層、および導体をペンシリング状に段剥ぎしてい
るが、図示を省略している)、導体1aは先端を突き合わ
せながら導体接続管2に挿入されると共に全体圧縮、あ
るいはインデント圧縮によって接続されている。導体接
続管2の外周にはこれと係合して電気的に接続された埋
込み電極4(内部半導電層)が設けられ、埋込み電極4
はケース8によって被冠されたエポキシユニット3に埋
め込まれている。ケース8の両端には押し金具6を付勢
するスプリングユニット7が設けられ、押し金具6はゴ
ムモールドストレスコーン5を押圧しており、ゴムモー
ルドストレスコーン5はこの押圧力によってその傾斜部
5aがエポキシユニット3の傾斜部3aに密接するようにな
っており、これによってゴムモールドストレスコーン5
が密接して挿着されている。ケース8からCVケーブル15
のシースにかけて補助ケース16が設けられ、テープによ
って水密的にシースに固定されている。
このようにプレハブ形接続部は、それぞれユニット化
された部品を組み立てることによって構成することがで
きるので、加熱モールド等を行う必要がなくなる。ま
た、作業時間の短縮を図れるメリットがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来のプレハブ形接続部によると、部品の寸
法精度に依存して組み立て、作業者の経験に基づいて挿
着を確認しているため、ゴムモールドストレスコーンが
正常に配置されたかどうかの確認が充分でないという不
都合がある。
従って、本発明の目的はエポキシユニットとゴムモー
ルドストレスコーンの挿着状態を高精度で確認すること
ができるプレハブ形接続部におけるストレスコーン挿着
確認方法を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は以上述べた目的を実現するため、エポキシユ
ニットの上部に配置された超音波探触子から超音波を出
力してエポキシユニットとゴムモールドストレスコーン
との界面に入射させ、前記界面から反射した超音波の反
射特性を測定し、ゴムモールドストレスコーンの挿着前
に前記界面へ超音波を入射させたときの超音波の反射特
性と比較するようにしたプレハブ形接続部におけるスト
レスコーン挿着確認方法を提供するものである。
即ち、本発明のプレハブ形接続部におけるストレスコ
ーン挿着確認方法は、ケーブル導体同志を接続した導体
接続管を外周にエポキシユニットを配置し、ケーブルの
絶縁体とエポキシユニットの間にゴムモールドストレス
コーンを挿着してなるプレハブ形接続部において、 前記エポキシユニットの外周に配置された超音波探触
子から超音波を出力して前記エポキシユニットとゴムモ
ールドストレスコーンとの界面に入射させ、 前記界面から反射した超音波の反射特性を測定し、こ
の反射特性を前記ゴムモールドストレスコーンの挿着前
に前記界面へ超音波を入射させたときの超音波の反射特
性と比較するようにしたものであり、前記反射特性の比
較は、例えば、前記界面から反射した超音波の反射強
度、反射角等の変化をみるようにしたものである。即
ち、音響インピーダンス〔Z=δ・C,δ:媒質密度(g/
cm3,C:音速(cm/sec)〕が異なる媒質1および2の境界
面に超音波が入射すると、媒質1の音響インピーダンス
Z1はδ・C1となり、媒質2の音響インピーダンスZ2
δ・C2となり、これから音圧反射率RPは、 となる。従って、音響インピーダンスの差が大きな媒質
間では反射強度が強くなる。このため、ゴムモールドス
トレスコーンの挿着前の測定した界面の反射強度とゴム
モールドストレスコーン挿着時の界面の反射強度とを比
較して挿着前の反射強度と挿着後の反射強度に所定の差
が生じた場合には、エポキシユニットにゴムモールドス
トレスコーンが密着していると判定することができ、こ
れによってゴムモールドストレスコーンの挿着を確認す
ることができる。また、ゴムモールドストレスコーンと
エポキシユニットの間に隙間がある場合、超音波は2つ
の界面で反射するため、反射した超音波は2つのパルス
によって構成される。このため、ゴムモールドストレス
コーン5が完全に挿着されていないと判定することがで
きる。
〔実施例〕
以下、本発明のプレハブ形接続部におけるストレスコ
ーン挿着確認方法を詳細に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示し、第3図と同一部分
には同一の引用数字、符号を付したので重複する説明は
省略するが、エポキシユニット3の外周にはそれぞれ測
定器10に接続された超音波探触子9が所定間隔を有しな
がら2個配置され、エポキシユニット3とケース8の間
の隙間には、コンパウンド11が充填されている。この超
音波探触子9はエポキシユニット3にゴムモールドスト
レスコーン5が挿着されたとき、ゴムモールドストレス
コーン5の傾斜部5aとエポキシユニット3の傾斜部3aに
よって形成される界面12に超音波を入射させるための最
適な角度を有する斜角探触子を用いてる。
以下、本発明のプレハブ形接続部におけるストレスコ
ーン挿着確認方法を説明する。
まず、導体接続管2にCVケーブル15の導体1aを挿入す
ると共に全体圧縮、あるいはインデント圧縮によって導
体同志を接続する。そして、埋込み電極4を内蔵したエ
ポキシユニット3の外周の所定の位置に所定間隔を有し
た2個の超音波探触子9を配置し、両端にスプリングユ
ニット7、および押し金具6が設けられたケース8を配
置し、エポキシユニット3とケース8の間にコンパウン
ド11を充填する。埋込み電極4は導体接続管2と係合し
て電気的に接続される。ゴムモールドストレコーン5は
押し金具6の押圧力によってエポキシユニット3に挿着
され、ゴムモールドストレスコーン5の傾斜部5aはエポ
キシユニット3の傾斜部3aに密接する。この状態で超音
波探触子9の一方から超音波を出力すると、エポキシユ
ニット3とゴムモールドストレスコーン5の界面12に入
射し、界面12から反射した超音波は他の超音波探触子9
で検出される。出射強度および反射強度はそれに接続さ
れた測定器10で測定される。この測定した反射強度をゴ
ムモールドストレスコーン5の挿着前に測定した反射強
度と比較してゴムモールドストレスコーン5の挿着の有
無を判定する。即ち、超音波が音響インピーダンス〔Z
=δ・C,δ:媒質密度(g/cm3),C:音速(cm/sec)〕が
異なった媒質A、Bの界面12に入射すると、媒質Aの音
響インピーダンスZAはZA=δ・CAとなり、媒質Bの音
響インピーダンスZBはZB=δ・CBとなる。これから音
圧反射率RPは、 となる。従って、第2図(a)に示す媒質A(エポキ
シ)と空気Cの界面12に超音波を入射させた場合(ゴム
モールドストレスコーン5挿着前の段階)と第2図
(b)に示す媒質Aと媒質B(ゴム)の界面12に超音波
を入射させた場合(ゴムモールドストレスコーン5の傾
斜部5aがエポキシユニット3の傾斜部3aに完全に密接し
ている状態)と比較すると、後者の方が音響インピーダ
ンスの差が小さくなり、超音波の反射強度が小になる。
対応する反射強度第3図(a)、(b)に示す。このた
め、ゴムモールドストレスコーン5挿着前に測定した界
面12の反射強度(第3図(a))とゴムモールドストレ
スコーン5挿着時の界面12の反射強度(第3図(b))
とを比較してエポキシユニット3の傾斜面3aにゴムモー
ルドストレスコーン5の傾斜部5aが密着しているかどう
かを判定することができる。これによってゴムモールド
ストレスコーンの挿着が充分であるかどうかを確認する
ことができる。また、第2図(c)に示すように媒質A
と媒質Bの間に隙間Cがある場合(ゴムモールドストレ
スコーン5の傾斜部5aがエポキシニット3の傾斜部3aに
完全に密接していない状態)、超音波は一部が界面12A
で一度反射し、残りが界面12Aを屈折して通過し、空気
Cと媒質の界面12Bで更に一部が反射する。即ち、第3
図(C)に示すように、反射した超音波は2つのパルス
によって構成される。このため、ゴムモールドストレス
コーン5の挿着が不充分であると判定することができ
る。
このように予めゴムモールドストレスコーン挿着前に
測定した超音波の特性と挿着後に測定した超音波の特性
を比較することによってゴムモールドストレスコーンの
挿着を確認することができ、今までゴムモールドストレ
スコーンの挿着が充分に確認できずに組み立てていたプ
レハブ形接続部と比較して信頼性を向上させることがで
きる。
以上の実施例は、超音波の界面における反射強度を基
準にしてゴムモールドストレスコーンの挿着を確認した
が、反射角θに基づいて確認することもできる。反射角
は、C/sin(ここで、θは反射角、Cは媒質中の音速)
で定まるので、これと反射強度の組合せ、あるいはこれ
だけに基づいて確認することもできる。即ち、超音波探
触子9から縦波を入射させ、界面12から反射した横波の
反射角をもう1つの超音波探触子9で測定し、ゴムモー
ルドストレスコーン5が挿着されたときの反射角の変化
を読み取ることによりゴムモールドストレスコーン5が
エポキシユニット3に密着しているかどうかを判定する
ことができる。
〔発明の効果〕
以上説明した通り、本発明のプレハブ形接続部におけ
るストレスコーン挿着確認方法によると、エポキシユニ
ットの外周に配置された斜角探触子から超音波を出力し
てエポキシユニットとゴムモールドストレスコーンとの
界面に入射させ、前記界面から反射した超音波の反射特
性を測定し、ゴムモールドストレスコーンの挿着前の超
音波の反射特性を比較するようにしたため、エポキシユ
ニットとゴムモールドストレスコーンの挿着状態を高い
精度で検出することができ、プレハブ形接続部の信頼性
を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す説明図、第2図
(a)、(b)、(c)は異なった媒質の界面に超音波
を入射させた状態を示す説明図、第3図は第2図
(a)、(b)、(c)に対応する反射強度の説明図、
第4図は従来のプレハブ形接続部を示す説明図。 符号の説明 1……絶縁体、1a……導体 2……導体接続管 3……エポキシユニット 4……埋込み電極 5……ゴムモールドストレスコーン 5a……傾斜部、6……押し金具 7……スプリングユニット 8……ケース 9……超音波探触子、10……測定器 11……コンパウンド 15……CVケーブル、16……保持部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ケーブル導体同志を接続した導体接続管の
    外周にエポキシユニットを配置し、ケーブル絶縁体とエ
    ポキシユニットの間にゴムモールドストレスコーンを挿
    着してなるプレハブ形接続部において、 前記エポキシユニットの外周に配置された超音波探触子
    から超音波を出力して前記エポキシユニットとゴムモー
    ルドストレスコーンとの界面に入射させ、 前記界面から反射した超音波の反射特性を測定し、この
    反射特性を前記ゴムモールドストレスコーンの挿着前に
    前記界面へ超音波を入射させたときの超音波の反射と比
    較することを特徴とするプレハブ形接続部におけるスト
    レスコーン挿着確認方法。
  2. 【請求項2】前記反射特性の比較は、前記界面から反射
    した超音波の反射強度、反射角等の変化をみる請求項第
    1項記載のプレハブ形接続部におけるストレスコーン挿
    着確認方法。
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