JP2553570Y2 - 電力ケーブルの接続部 - Google Patents
電力ケーブルの接続部Info
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- JP2553570Y2 JP2553570Y2 JP1991038113U JP3811391U JP2553570Y2 JP 2553570 Y2 JP2553570 Y2 JP 2553570Y2 JP 1991038113 U JP1991038113 U JP 1991038113U JP 3811391 U JP3811391 U JP 3811391U JP 2553570 Y2 JP2553570 Y2 JP 2553570Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulator
- notch
- cable
- power cable
- ultrasonic sensor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Cable Accessories (AREA)
- Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この考案は、電力ケーブルのエポ
キシ型プレハブ接続部に関するものである。
キシ型プレハブ接続部に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図２に、エポキシ型プレハブ接続部を模
型的に示した。１２はケーブル絶縁体、１３はケーブル
導体、１４はその接続部、１６はエポキシユニット、２
０はプレモールド絶縁体、１８はスプリングで１９は押
し金具である。スプリング１８の力により、エポキシユ
ニット１６〜プレモールド絶縁体２０間、およびプレモ
ールド絶縁体２０〜ケーブル絶縁体１２間の面圧を確保
する。
型的に示した。１２はケーブル絶縁体、１３はケーブル
導体、１４はその接続部、１６はエポキシユニット、２
０はプレモールド絶縁体、１８はスプリングで１９は押
し金具である。スプリング１８の力により、エポキシユ
ニット１６〜プレモールド絶縁体２０間、およびプレモ
ールド絶縁体２０〜ケーブル絶縁体１２間の面圧を確保
する。
【０００３】
【考案が解決しようとする課題】接続部を組み立てると
き、ケーブル絶縁体１２とプレモールド絶縁体２０との
間に異物が介在したり、あるいはボイドができる可能性
は、皆無でない。しかし、万一そのようなことが起きて
も、外側から目視で発見することはできない。
き、ケーブル絶縁体１２とプレモールド絶縁体２０との
間に異物が介在したり、あるいはボイドができる可能性
は、皆無でない。しかし、万一そのようなことが起きて
も、外側から目視で発見することはできない。
【０００４】また、組立時以外にも、実際に運転中に、
プレモールド絶縁体２０とケーブル絶縁体１２の界面の
面圧が低下して、ボイドができる可能性もある。これも
外側から目視で発見することはできない。ケーブル絶縁
体１２とプレモールド絶縁体２０の界面に、このような
異常があると、接続部の電気性能が悪くなり、危険であ
る。
プレモールド絶縁体２０とケーブル絶縁体１２の界面の
面圧が低下して、ボイドができる可能性もある。これも
外側から目視で発見することはできない。ケーブル絶縁
体１２とプレモールド絶縁体２０の界面に、このような
異常があると、接続部の電気性能が悪くなり、危険であ
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１に記載の発明
は、図１に例示するように、プレモールド絶縁体２０の
半導電ゴム部分２２に切欠き２４を形成し、その中に超
音波センサ３０を取り付け、当該切欠き２４の上に前記
押し金具１９が当たるようにしたこと、を特徴とする。
は、図１に例示するように、プレモールド絶縁体２０の
半導電ゴム部分２２に切欠き２４を形成し、その中に超
音波センサ３０を取り付け、当該切欠き２４の上に前記
押し金具１９が当たるようにしたこと、を特徴とする。
【０００６】
【作用】（１）半導電ゴム部分２２に切欠き２４を形成
し、その中に超音波センサ３０を取り付け、当該切欠き
２４の上に前記押し金具１９が当たるようにすると、セ
ンサ３０が電気的に遮蔽され、プレモールド絶縁体２０
付近の電界を乱さない。 （２）超音波センサ３０による超音波探傷により、ケー
ブル絶縁体１２〜プレモールド絶縁体２０の界面の異物
やボイドを検出することができる。特に、最も電気的ス
トレスの高い半導電ゴム部分２２の立ち上がり２６に大
変近い位置にセンサ３０を取り付けられ、しかも上記立
ち上がり２６との間に、超音波を減衰させる界面が存在
しないので、感度の良い検査ができる。
し、その中に超音波センサ３０を取り付け、当該切欠き
２４の上に前記押し金具１９が当たるようにすると、セ
ンサ３０が電気的に遮蔽され、プレモールド絶縁体２０
付近の電界を乱さない。 （２）超音波センサ３０による超音波探傷により、ケー
ブル絶縁体１２〜プレモールド絶縁体２０の界面の異物
やボイドを検出することができる。特に、最も電気的ス
トレスの高い半導電ゴム部分２２の立ち上がり２６に大
変近い位置にセンサ３０を取り付けられ、しかも上記立
ち上がり２６との間に、超音波を減衰させる界面が存在
しないので、感度の良い検査ができる。
【０００７】
【実施例】［超音波センサの取付］ 図１に、プレモールド絶縁体２０の部分だけ拡大して示
した。プレモールド絶縁体２０の半導電ゴム部分２２の
傾斜面に、切欠き２４を形成し、その中に超音波センサ
３０を取り付ける。なおこのとき、センサ３０が傾斜面
から出っ張らないように、切欠き２４を深さを決める。
そして、切欠き２４の上にスプリング１８の押し金具１
９を当てるようにする。切欠き２４を設ける位置は、半
導電ゴム部分２２の立上り２６（最も電気ストレスが高
い）の真上が適当である。切欠き２４の数は、たとえば
４個とし、同一円周上に９０゜間隔で設ける。超音波セ
ンサ３０は、たとえば送受波を１個で共用するもの（１
探触子方式）を用いる。
した。プレモールド絶縁体２０の半導電ゴム部分２２の
傾斜面に、切欠き２４を形成し、その中に超音波センサ
３０を取り付ける。なおこのとき、センサ３０が傾斜面
から出っ張らないように、切欠き２４を深さを決める。
そして、切欠き２４の上にスプリング１８の押し金具１
９を当てるようにする。切欠き２４を設ける位置は、半
導電ゴム部分２２の立上り２６（最も電気ストレスが高
い）の真上が適当である。切欠き２４の数は、たとえば
４個とし、同一円周上に９０゜間隔で設ける。超音波セ
ンサ３０は、たとえば送受波を１個で共用するもの（１
探触子方式）を用いる。
【０００８】［超音波センサによる検査］ 接続部の組立に際して、プレモールド絶縁体２０を所定
位置に送り込んだ時点で、検査を行う。検査は、通常の
超音波探傷と同様に、各超音波センサ３０からケーブル
の中心に向かって、超音波パルスを送る。ケーブル絶縁
体１２〜プレモールド絶縁体２０の界面に、異物やボイ
ドがあると、超音波は反射して帰ってくるので、それを
超音波センサ３０で検出し、たとえばブラウン管上に示
す。これにより、ケーブル絶縁体１２〜プレモールド絶
縁体２０の界面の、とくに電気的に厳しい半導電ゴム部
分２２の立上り２６付近を検査できる。
位置に送り込んだ時点で、検査を行う。検査は、通常の
超音波探傷と同様に、各超音波センサ３０からケーブル
の中心に向かって、超音波パルスを送る。ケーブル絶縁
体１２〜プレモールド絶縁体２０の界面に、異物やボイ
ドがあると、超音波は反射して帰ってくるので、それを
超音波センサ３０で検出し、たとえばブラウン管上に示
す。これにより、ケーブル絶縁体１２〜プレモールド絶
縁体２０の界面の、とくに電気的に厳しい半導電ゴム部
分２２の立上り２６付近を検査できる。
【０００９】組立時の検査が終っても、超音波センサ３
０は取り付けたままにしておく。超音波センサ３０に接
続するリード線を接続箱の外に出しておけば、ケーブル
の運転開始後も、随時検査することができる。
０は取り付けたままにしておく。超音波センサ３０に接
続するリード線を接続箱の外に出しておけば、ケーブル
の運転開始後も、随時検査することができる。
【００１０】
【考案の効果】（１）半導電ゴム部分２２に切欠き２４
を形成し、その中に超音波センサ３０を取り付け、当該
切欠き２４の上に前記押し金具１９が当たるようにする
ので、センサ３０が電気的に遮蔽され、プレモールド絶
縁体２０付近の電界を乱さず、接続部の電気特性に影響
を与えない。 （２）特に、最も電気的ストレスの高い半導電ゴム部分
２２の立ち上がり２６に大変近い位置にセンサ３０を取
り付けられ、しかも上記立ち上がり２６との間に、超音
波を減衰させる界面が存在しないので、感度の良い検査
ができる。 （３）上記のように、組立時および運転中において、ケ
ーブル絶縁体１２〜プレモールド絶縁体２０の界面の異
常を検査することができる。したがって、信頼性が向上
する。 （４）超音波センサにより界面の異常の有無を確かめて
から、電気試験を行うことができる。
を形成し、その中に超音波センサ３０を取り付け、当該
切欠き２４の上に前記押し金具１９が当たるようにする
ので、センサ３０が電気的に遮蔽され、プレモールド絶
縁体２０付近の電界を乱さず、接続部の電気特性に影響
を与えない。 （２）特に、最も電気的ストレスの高い半導電ゴム部分
２２の立ち上がり２６に大変近い位置にセンサ３０を取
り付けられ、しかも上記立ち上がり２６との間に、超音
波を減衰させる界面が存在しないので、感度の良い検査
ができる。 （３）上記のように、組立時および運転中において、ケ
ーブル絶縁体１２〜プレモールド絶縁体２０の界面の異
常を検査することができる。したがって、信頼性が向上
する。 （４）超音波センサにより界面の異常の有無を確かめて
から、電気試験を行うことができる。
【図１】（Ａ）はこの考案の主要部分の説明図で、その
Ｂ断面を（Ｂ）に示す。
Ｂ断面を（Ｂ）に示す。
【図２】エポキシ型プレハブ接続部の模型的説明図。
１２ ケーブル絶縁体 １３ ケーブル導体 １６ エポキシユニット １８ スプリング １９ 押し金具 ２０ プレモールド絶縁体 ２２ 半導電ゴム部分 ２４ 切欠き ２６ 立上り ３０ 超音波センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 渡辺 明年 東京都江東区木場一丁目５番１号 藤倉 電線株式会社内 (56)参考文献 実開 平４−72829（ＪＰ，Ｕ)
Claims (1)
- 【請求項１】 ケーブル絶縁体１２に外嵌めしたプレモ
ールド絶縁体２０と、エポキシユニット１６と、前記プ
レモールド絶縁体２０をエポキシユニット１６に押しつ
けるスプリング１８及び押し金具１９を備えるプレハブ
型の電力ケーブルの接続部において、 前記プレモールド絶縁体２０の半導電ゴム部分２２に切
欠き２４を形成し、その中に超音波センサ３０を取り付
け、当該切欠き２４の上に前記押し金具１９が当たるよ
うにした、電力ケーブルの接続部。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991038113U JP2553570Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 電力ケーブルの接続部 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1991038113U JP2553570Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 電力ケーブルの接続部 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04124831U JPH04124831U (ja) | 1992-11-13 |
| JP2553570Y2 true JP2553570Y2 (ja) | 1997-11-05 |
Family
ID=31919712
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1991038113U Expired - Fee Related JP2553570Y2 (ja) | 1991-04-25 | 1991-04-25 | 電力ケーブルの接続部 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2553570Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0472829U (ja) * | 1990-10-31 | 1992-06-26 |
-
1991
- 1991-04-25 JP JP1991038113U patent/JP2553570Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04124831U (ja) | 1992-11-13 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |