JP2634979B2 - 光合分波器 - Google Patents
光合分波器Info
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- JP2634979B2 JP2634979B2 JP3245850A JP24585091A JP2634979B2 JP 2634979 B2 JP2634979 B2 JP 2634979B2 JP 3245850 A JP3245850 A JP 3245850A JP 24585091 A JP24585091 A JP 24585091A JP 2634979 B2 JP2634979 B2 JP 2634979B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光周波数分割多重伝送
用の光合分波器に関するものである。
用の光合分波器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来の回折格子形光合分波器の
基本構成を示す図である。図2において、λ1〜λnは
光波長、F1は入力用光ファイバ、F2,F3,…,F
n(n≠1)は出力用光ファイバ、1はコリメーティン
グレンズ、2は回折格子、3はフォーカシングレンズで
ある。一般に、光合分波器は光分波器として機能する場
合の光入出力の方向を逆転させて使用することにより、
光合波器としても使用可能になるという特徴をもつた
め、以下には光分波器としての構成に対してのみ説明す
る。図2の光合分波器は、分波時は以下のように動作す
る。
基本構成を示す図である。図2において、λ1〜λnは
光波長、F1は入力用光ファイバ、F2,F3,…,F
n(n≠1)は出力用光ファイバ、1はコリメーティン
グレンズ、2は回折格子、3はフォーカシングレンズで
ある。一般に、光合分波器は光分波器として機能する場
合の光入出力の方向を逆転させて使用することにより、
光合波器としても使用可能になるという特徴をもつた
め、以下には光分波器としての構成に対してのみ説明す
る。図2の光合分波器は、分波時は以下のように動作す
る。
【0003】まず、入力用光ファイバF1に波長多重さ
れた中心周波数がλ1〜λnの光波群が入力される。次
に、それらの光波群はコリメーティングレンズ1によっ
て平行光に変換され、回折格子2に入射される。回折格
子2に入射された光波群は、それぞれ回折格子2によっ
て回折されるが、その回折角度は入射光波の中心波長に
応じて異なる。従って、回折作用を受けた光波群をフォ
ーカシングレンズ3に入射すると、各光波は自身の波長
に応じて各々異なる点に集光される。各光波が集光され
る点には、あらかじめ出力用光ファイバF2,F3,
…,Fnが設置されており、これにより各光波を波長に
応じて取り出すことが可能になる。すなわち、分波する
ことが可能になる。
れた中心周波数がλ1〜λnの光波群が入力される。次
に、それらの光波群はコリメーティングレンズ1によっ
て平行光に変換され、回折格子2に入射される。回折格
子2に入射された光波群は、それぞれ回折格子2によっ
て回折されるが、その回折角度は入射光波の中心波長に
応じて異なる。従って、回折作用を受けた光波群をフォ
ーカシングレンズ3に入射すると、各光波は自身の波長
に応じて各々異なる点に集光される。各光波が集光され
る点には、あらかじめ出力用光ファイバF2,F3,
…,Fnが設置されており、これにより各光波を波長に
応じて取り出すことが可能になる。すなわち、分波する
ことが可能になる。
【0004】図3は、上述の回折格子形光合分波器の分
波時の波長−損失特性を説明するための図であり、焦平
面上における光ビームスポット(以下、光スポットとい
う)SPとコアCRの位置関係、及びこれに対応する各
光ファイバの波長−損失特性を示したものである。回折
格子形光分波器の波長−損失特性の説明の詳細は、『小
山、箕輪、藤井、“光通信回路とシステム”、p66、
オーム社』に記載されている。
波時の波長−損失特性を説明するための図であり、焦平
面上における光ビームスポット(以下、光スポットとい
う)SPとコアCRの位置関係、及びこれに対応する各
光ファイバの波長−損失特性を示したものである。回折
格子形光分波器の波長−損失特性の説明の詳細は、『小
山、箕輪、藤井、“光通信回路とシステム”、p66、
オーム社』に記載されている。
【0005】図3において、波長λ1の光スポットSP
は位置アにあり、光ファイバF2,F3,F4…のいず
れにも結合せず、損失は大きい。波長λ2の光スポット
SPは位置イにあり、光ファイバF2に完全に結合する
ため、損失は最小になる。波長λ3とウの場合も同様で
ある。しかし、波長λ4とスポット位置エの場合には光
の一部のみが光ファイバF2に結合するだけなので、損
失は大きくなる。さらに、波長λ5、スポット位置オの
位置になると、もはや光ファイバF2には結合せず、光
ファイバF3に光の一部が結合しはじめる。そして、波
長λ6、スポット位置カまでいくと、光ファイバF3に
対する損失は最小になる。波長λ7、スポット位置キの
場合も同様に、光ファイバF3に対する損失は最小にな
る。
は位置アにあり、光ファイバF2,F3,F4…のいず
れにも結合せず、損失は大きい。波長λ2の光スポット
SPは位置イにあり、光ファイバF2に完全に結合する
ため、損失は最小になる。波長λ3とウの場合も同様で
ある。しかし、波長λ4とスポット位置エの場合には光
の一部のみが光ファイバF2に結合するだけなので、損
失は大きくなる。さらに、波長λ5、スポット位置オの
位置になると、もはや光ファイバF2には結合せず、光
ファイバF3に光の一部が結合しはじめる。そして、波
長λ6、スポット位置カまでいくと、光ファイバF3に
対する損失は最小になる。波長λ7、スポット位置キの
場合も同様に、光ファイバF3に対する損失は最小にな
る。
【0006】以上のように、従来の回折格子形光合分波
器では、波長により集光位置が変化し、光ファイバとの
結合効率が変わる特性を利用して分波特性を得ている。
器では、波長により集光位置が変化し、光ファイバとの
結合効率が変わる特性を利用して分波特性を得ている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の光合分波器では、フォーカシングレンズ3により集
光された光ビームのスポットサイズは、入力用光ファイ
バF1のモードフィールド径と同程度となるため、出力
用光ファイバF2,F3,…,Fnのモードフィールド
径が入力用光ファイバF1のモードフィールド径と同じ
である場合には、図3に示すような平坦な通過帯域特性
を得ることはできない。
来の光合分波器では、フォーカシングレンズ3により集
光された光ビームのスポットサイズは、入力用光ファイ
バF1のモードフィールド径と同程度となるため、出力
用光ファイバF2,F3,…,Fnのモードフィールド
径が入力用光ファイバF1のモードフィールド径と同じ
である場合には、図3に示すような平坦な通過帯域特性
を得ることはできない。
【0008】従来の光合分波器の通過帯域幅特性を広
く、かつ平坦にするためには、出力用光ファイバF2,
F3,…,Fnのモードフィールド径を入力用光ファイ
バF1のモードフィールド径よりも大きくする必要があ
る。そのため、入出力用光ファイバをともに単一モード
光ファイバにした場合、光合分波器の通過帯域幅を広く
することは困難であった。
く、かつ平坦にするためには、出力用光ファイバF2,
F3,…,Fnのモードフィールド径を入力用光ファイ
バF1のモードフィールド径よりも大きくする必要があ
る。そのため、入出力用光ファイバをともに単一モード
光ファイバにした場合、光合分波器の通過帯域幅を広く
することは困難であった。
【0009】また、図4は、従来の光合分波器の代表的
な波長損失特性例を示す図で、横軸は入射光波の波長変
化量を、縦軸は損失をそれぞれ表している。なお、図4
に示された光合分波器の詳細は、『J. Hegarty et al.,
Electronics Letters, 1984, vol. 20, No. 17, pp685
-686. 』に記載されている。
な波長損失特性例を示す図で、横軸は入射光波の波長変
化量を、縦軸は損失をそれぞれ表している。なお、図4
に示された光合分波器の詳細は、『J. Hegarty et al.,
Electronics Letters, 1984, vol. 20, No. 17, pp685
-686. 』に記載されている。
【0010】この場合、入出力用光ファイバに単一モー
ド光ファイバ、レンズの焦点距離25.6mm、回折格子の格
子間隔600 (1/mm=1.67μm)、ブレーズ波長1.6 μ
mを用い、本来外径125 μmの出力用単一モード光ファ
イバのクラッド層を薄くすることで、コア間距離を36
μmにとり、挿入損失1.5dB 、チャネル波長間隔2nm、
通過帯域幅0.2nm を実現している。
ド光ファイバ、レンズの焦点距離25.6mm、回折格子の格
子間隔600 (1/mm=1.67μm)、ブレーズ波長1.6 μ
mを用い、本来外径125 μmの出力用単一モード光ファ
イバのクラッド層を薄くすることで、コア間距離を36
μmにとり、挿入損失1.5dB 、チャネル波長間隔2nm、
通過帯域幅0.2nm を実現している。
【0011】図4からも明らかなように、従来の回折格
子形光合分波器の場合には、入出力用光ファイバとし
て、単一モード光ファイバを使用しつつ、光合分波器の
通過帯域幅を広くすることは困難であった。
子形光合分波器の場合には、入出力用光ファイバとし
て、単一モード光ファイバを使用しつつ、光合分波器の
通過帯域幅を広くすることは困難であった。
【0012】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、入出力用光ファイバとして同じ
モードフィールド径のファイバを使用しても、通過帯域
幅が広く、かつ、通過帯域特性が平坦な光合分波器を提
供することにある。
のであり、その目的は、入出力用光ファイバとして同じ
モードフィールド径のファイバを使用しても、通過帯域
幅が広く、かつ、通過帯域特性が平坦な光合分波器を提
供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明では、上記目的を
達成するため、周波数多重された光波群を導く入力用光
ファイバと、前記周波数多重された光波群を回折させる
ための一つの回折格子と、前記回折格子により回折され
た光波群の波面を所定の帯域毎に分割して回折格子にそ
れぞれ異なる入射角度で再入射させる波面分割素子と、
前記回折格子により回折された光波群の波面を反転させ
て前記波面分割素子に入射させる波面反転手段と、回折
格子により回折された複数の分割光波をそれぞれ取り出
すための複数の出力用光ファイバとを備えた。
達成するため、周波数多重された光波群を導く入力用光
ファイバと、前記周波数多重された光波群を回折させる
ための一つの回折格子と、前記回折格子により回折され
た光波群の波面を所定の帯域毎に分割して回折格子にそ
れぞれ異なる入射角度で再入射させる波面分割素子と、
前記回折格子により回折された光波群の波面を反転させ
て前記波面分割素子に入射させる波面反転手段と、回折
格子により回折された複数の分割光波をそれぞれ取り出
すための複数の出力用光ファイバとを備えた。
【0014】
【作用】本発明によれば、入力用光ファイバから入力さ
れた光波群は、回折格子に入射する。回折格子において
は、各光波の受ける回折角度が波長に依存して異なるた
め、各光波は空間的に分離される。回折格子により回折
された各光波は、波面反転手段によりその波面が反転さ
れ波面分割素子に入射する。波面が反転された光波は、
波面分割素子により所定の帯域毎に分割される。波面の
分割作用を受けた各光波は、再度回折格子に、分割され
た波面毎に異なる入射角度で入射する。
れた光波群は、回折格子に入射する。回折格子において
は、各光波の受ける回折角度が波長に依存して異なるた
め、各光波は空間的に分離される。回折格子により回折
された各光波は、波面反転手段によりその波面が反転さ
れ波面分割素子に入射する。波面が反転された光波は、
波面分割素子により所定の帯域毎に分割される。波面の
分割作用を受けた各光波は、再度回折格子に、分割され
た波面毎に異なる入射角度で入射する。
【0015】これにより、各光波の分割された波面内の
波長成分に対する分散特性が解消され、かつ、分割され
た波面毎に異なる出射角度で回折格子より出射されて空
間的に分離され、各々の光波はそれぞれ出力用光ァイバ
により取り出される。
波長成分に対する分散特性が解消され、かつ、分割され
た波面毎に異なる出射角度で回折格子より出射されて空
間的に分離され、各々の光波はそれぞれ出力用光ァイバ
により取り出される。
【0016】
【前提例】図1は、本発明の光合分波器の前提となる例
を示す構成図である。図1において、λi(i=1,
2,3,…)はある帯域幅を有する光波群の中心波長、
11は導波路基板、12は単一モード光ファイバF1か
らなる入力用光ファイバ、13は複数の単一モード光フ
ァイバF2,F3,F4,…からなる出力用光ファイバ
群、L1,L2はレンズ、G1,G2は互いに逆の分散
特性を有する回折格子、R1は反射鏡、R2は波面分割
反射鏡、fはレンズL1,L2の焦点距離、X軸は入力
用光ファイバ12の光軸に対して垂直方向の軸、Z軸は
入力用光ファイバ12の光軸に対して平行な軸、Xinは
入力用光ファイバ12のX座標、Xoutiはλiのチャ
ネルに対応する出力用光ファイバのX座標、ΔXout は
出力用光ファイバのコア間距離、Xhはレンズ中心から
開口端までの距離、δX1は反射鏡R1上におけるビー
ムスポット間距離のX座標上の長さ、δX2は波面分割
反射鏡R2上におけるビームスポット間距離のX座標上
の長さ、dαは回折格子G2に入射する光波の入射角度
変化分、−dβは回折格子G1から回折する光波の回折
角度変化分、dγは回折格子G2から回折する光波の回
折角度変化分、l1iはλiに対するレンズL1から反射
鏡R1までの光路長、l2iはi番目のチャネルの光波に
対する反射鏡R1から波面分割反射鏡R2までの光路長
である。
を示す構成図である。図1において、λi(i=1,
2,3,…)はある帯域幅を有する光波群の中心波長、
11は導波路基板、12は単一モード光ファイバF1か
らなる入力用光ファイバ、13は複数の単一モード光フ
ァイバF2,F3,F4,…からなる出力用光ファイバ
群、L1,L2はレンズ、G1,G2は互いに逆の分散
特性を有する回折格子、R1は反射鏡、R2は波面分割
反射鏡、fはレンズL1,L2の焦点距離、X軸は入力
用光ファイバ12の光軸に対して垂直方向の軸、Z軸は
入力用光ファイバ12の光軸に対して平行な軸、Xinは
入力用光ファイバ12のX座標、Xoutiはλiのチャ
ネルに対応する出力用光ファイバのX座標、ΔXout は
出力用光ファイバのコア間距離、Xhはレンズ中心から
開口端までの距離、δX1は反射鏡R1上におけるビー
ムスポット間距離のX座標上の長さ、δX2は波面分割
反射鏡R2上におけるビームスポット間距離のX座標上
の長さ、dαは回折格子G2に入射する光波の入射角度
変化分、−dβは回折格子G1から回折する光波の回折
角度変化分、dγは回折格子G2から回折する光波の回
折角度変化分、l1iはλiに対するレンズL1から反射
鏡R1までの光路長、l2iはi番目のチャネルの光波に
対する反射鏡R1から波面分割反射鏡R2までの光路長
である。
【0017】図1の光合分波器は、長さ2fの導波路基
板11の長さ方向の一端面に互いに逆分散特性を有する
導波路形の回折格子G1,G2を並設し、導波路基板1
1の他端面の回折格子G1に対向する所定の位置(座標
Xinの位置)には入力用光ファイバ12の端面を配置す
るとともに、回折格子G2に対向する所定の位置(座標
Xout iの位置)には出力用の光ファイバF2,F3,
…の端面を配置し、さらに、回折格子G1と入力用光フ
ァイバ12の端面間のほぼ導波路基板11の中央部にレ
ンズL1を配置するとともに、回折格子G2と出力用光
ファイバ群13の端面間のほぼ導波路基板11の中央部
にレンズL2を配置し、加えてレンズL1と導波路基板
11の他端面間に反射鏡R1を配置するとともに、レン
ズL2と導波路基板11の他端面間の反射鏡R1の反射
光路に、その反射光路をレンズL2側に変更するように
波面分割反射鏡R2を配置することにより構成されてい
る。
板11の長さ方向の一端面に互いに逆分散特性を有する
導波路形の回折格子G1,G2を並設し、導波路基板1
1の他端面の回折格子G1に対向する所定の位置(座標
Xinの位置)には入力用光ファイバ12の端面を配置す
るとともに、回折格子G2に対向する所定の位置(座標
Xout iの位置)には出力用の光ファイバF2,F3,
…の端面を配置し、さらに、回折格子G1と入力用光フ
ァイバ12の端面間のほぼ導波路基板11の中央部にレ
ンズL1を配置するとともに、回折格子G2と出力用光
ファイバ群13の端面間のほぼ導波路基板11の中央部
にレンズL2を配置し、加えてレンズL1と導波路基板
11の他端面間に反射鏡R1を配置するとともに、レン
ズL2と導波路基板11の他端面間の反射鏡R1の反射
光路に、その反射光路をレンズL2側に変更するように
波面分割反射鏡R2を配置することにより構成されてい
る。
【0018】次に、上記構成による各部機能並びに動作
を説明する。
を説明する。
【0019】入力用光ファイバ12から出力されたある
帯域幅を有する光波群{中心波長:λi(i=1,2,
3…)}は、レンズL1によって平行光に変換され、回
折格子G1に入射し、回折される。ここで、回折格子G
1のブレーズ角度がθB のとき、入射波長λiがブレー
ズ波長λB に等しく、回折格子G1の設置角度がいわゆ
るリトロ配置構成であれば、ブレーズ波長λB に対する
回折角度は入射角度と等しくθB となる。また、各光波
の中心波長λiとブレーズ波長λB との差に応じて、各
光波の回折角はθB より−dβだけずれる。
帯域幅を有する光波群{中心波長:λi(i=1,2,
3…)}は、レンズL1によって平行光に変換され、回
折格子G1に入射し、回折される。ここで、回折格子G
1のブレーズ角度がθB のとき、入射波長λiがブレー
ズ波長λB に等しく、回折格子G1の設置角度がいわゆ
るリトロ配置構成であれば、ブレーズ波長λB に対する
回折角度は入射角度と等しくθB となる。また、各光波
の中心波長λiとブレーズ波長λB との差に応じて、各
光波の回折角はθB より−dβだけずれる。
【0020】回折格子G1によって回折された各光波
は、レンズL1を再度通過し、集光される。そのとき、
波長によって回折角度が異なるので、各光波はそれぞれ
反射鏡R1の異なる位置に入射される。反射鏡R1で反
射された各光波は、次に波面分割反射鏡R2に入射され
るが、やはり波長の違いによって、ビームスポットを形
成する位置が各光波によって異なる。このとき、X軸方
向に波面分割反射鏡R2の反射面に段差が設けてあるた
めに、反射鏡R1上におけるビームスポット間距離のX
座標上の長さδX1と、波面分割反射鏡R2上における
ビームスポット間距離のX座標上の長さδX2が異な
る。
は、レンズL1を再度通過し、集光される。そのとき、
波長によって回折角度が異なるので、各光波はそれぞれ
反射鏡R1の異なる位置に入射される。反射鏡R1で反
射された各光波は、次に波面分割反射鏡R2に入射され
るが、やはり波長の違いによって、ビームスポットを形
成する位置が各光波によって異なる。このとき、X軸方
向に波面分割反射鏡R2の反射面に段差が設けてあるた
めに、反射鏡R1上におけるビームスポット間距離のX
座標上の長さδX1と、波面分割反射鏡R2上における
ビームスポット間距離のX座標上の長さδX2が異な
る。
【0021】もし、反射鏡R2に段差がついておらず、
反射鏡R1と波面分割反射鏡R2が同じ構造であるなら
ば、光の伝搬特性が可逆的であることから、各光波は各
々の波長に関係無く座標(X,Z)=(−Xin,0)の
位置に集光されることになる。しかし、波面分割反射鏡
R2には分割すべき帯域毎に反射面に段差が設けられて
いるので、波面分割反射鏡R2の同じ反射面で反射され
た波長帯域成分に関しては、波長に対する回折角度の分
散特性は解消されて同じ位置に集光されるが、波面分割
反射鏡R2の異なる反射面で反射された光波に対して
は、δX1とδX2の差分に応じて異なる位置に集光さ
れることになる。
反射鏡R1と波面分割反射鏡R2が同じ構造であるなら
ば、光の伝搬特性が可逆的であることから、各光波は各
々の波長に関係無く座標(X,Z)=(−Xin,0)の
位置に集光されることになる。しかし、波面分割反射鏡
R2には分割すべき帯域毎に反射面に段差が設けられて
いるので、波面分割反射鏡R2の同じ反射面で反射され
た波長帯域成分に関しては、波長に対する回折角度の分
散特性は解消されて同じ位置に集光されるが、波面分割
反射鏡R2の異なる反射面で反射された光波に対して
は、δX1とδX2の差分に応じて異なる位置に集光さ
れることになる。
【0022】これらの光波を出力用光ファイバ群13の
各光ファイバF2,F3,F4,…によって取り出すこ
とにより、分波が可能になる。このとき、波面分割反射
鏡R2の同じ反射面上で反射された光波は、反射面の長
さに応じた波長帯域毎に同じスポット位置に集光される
ので、入力用光ファイバ12と同じモードフィールド径
の出力光ファイバであっても、分割された波面内の波長
帯域成分は一様に光ファイバに結合する。すなわち、図
1の光合分波器の通過帯域特性は広く、かつ、平坦にな
る。
各光ファイバF2,F3,F4,…によって取り出すこ
とにより、分波が可能になる。このとき、波面分割反射
鏡R2の同じ反射面上で反射された光波は、反射面の長
さに応じた波長帯域毎に同じスポット位置に集光される
ので、入力用光ファイバ12と同じモードフィールド径
の出力光ファイバであっても、分割された波面内の波長
帯域成分は一様に光ファイバに結合する。すなわち、図
1の光合分波器の通過帯域特性は広く、かつ、平坦にな
る。
【0023】次に、図5を用いて反射鏡R1,波面分割
反射鏡R2の構造並びに機能についてさらに詳細に説明
する。図5において、Xmは波面分割反射鏡R2の反射
面のX軸上の長さ、δX2は波面分割反射鏡R2上にお
けるビームスポット間距離のX座標上の長さ、Xgは波
面分割反射鏡R2のZ軸方向に光波を反射しない領域の
X軸上の長さ、ΔXは波面分割反射鏡R2の反射面の終
端部から次の反射面の終端部までのX軸上の長さ、Xs
は波面分割反射鏡R2の反射面の始点のX座標、Piは
λiに対応するビームスポットの反射鏡R1上の座標、
Qiはλiに対応するビームスポットの波面分割反射鏡
R2上の座標である。
反射鏡R2の構造並びに機能についてさらに詳細に説明
する。図5において、Xmは波面分割反射鏡R2の反射
面のX軸上の長さ、δX2は波面分割反射鏡R2上にお
けるビームスポット間距離のX座標上の長さ、Xgは波
面分割反射鏡R2のZ軸方向に光波を反射しない領域の
X軸上の長さ、ΔXは波面分割反射鏡R2の反射面の終
端部から次の反射面の終端部までのX軸上の長さ、Xs
は波面分割反射鏡R2の反射面の始点のX座標、Piは
λiに対応するビームスポットの反射鏡R1上の座標、
Qiはλiに対応するビームスポットの波面分割反射鏡
R2上の座標である。
【0024】回折格子G1による回折によって、反射鏡
R1上にブレーズ波長に近い波長を有する光波がビーム
スポットを形成する点のX座標の波長依存性は、次式の
ようになる。
R1上にブレーズ波長に近い波長を有する光波がビーム
スポットを形成する点のX座標の波長依存性は、次式の
ようになる。
【0025】 dX/dλ≡f/{n・Λ・cos(θB)} …(1) ここでは、近軸近似を用いている。λは入射光波の波
長、Λは格子間隔、nは実効屈折率、fはレンズL1,
L2の焦点距離、θB は回折格子G1,G2のブレーズ
角である。故に、チャネル波長間隔をΔλc とすると、
反射鏡R1上に形成されるビームスポット間のX座標距
離δX1は次式のようになる。
長、Λは格子間隔、nは実効屈折率、fはレンズL1,
L2の焦点距離、θB は回折格子G1,G2のブレーズ
角である。故に、チャネル波長間隔をΔλc とすると、
反射鏡R1上に形成されるビームスポット間のX座標距
離δX1は次式のようになる。
【0026】 δX1≡[f/{n・Λ・cos(θB)}]Δλc …(2) 次に、波面分割反射鏡R2上では、ビームスポット間の
X座標距離δX2は次式で与えられる。
X座標距離δX2は次式で与えられる。
【0027】 δX2=(Xm +ΔX−Xg )=δX1 +δ …(3) さらに、出力用光ファイバのコア間隔ΔXout は、δX
1とδX2との間に差があることにより生じることから ΔXout =δ …(4) とおくことができる。
1とδX2との間に差があることにより生じることから ΔXout =δ …(4) とおくことができる。
【0028】また、(2) 式から、0dB通過帯域幅Δλ
p 、阻止帯域幅Δλg 、チャネル波長間隔Δλc はそれ
ぞれ以下のように与えられる。
p 、阻止帯域幅Δλg 、チャネル波長間隔Δλc はそれ
ぞれ以下のように与えられる。
【0029】 Δλp =[{n・Λ・cos(θB)}/f](Xm −D) …(5) Δλg =[{n・Λ・cos(θB)}/f](Xg +D) …(6) Δλc =[{n・Λ・cos(θB)}/f](Xm +Xg ) …(7) ここで、Dは波面分割反射鏡R2上での、ビームスポッ
ト直径である。
ト直径である。
【0030】図5及び上記(2) ,(3) ,(7) 式から、出
力用光ファイバのコア間隔は、 ΔXout =ΔX−2Xg …(8) となる。また、レンズL1から反射鏡R1までの光路長
l1iと反射鏡R1と波面分割反射鏡R2間の光路長l2i
(i=1,2,3)との間には、分波された光波が出力
用光ファイバに効率良く結合するための条件である次式
をほぼ満たす必要がある。
力用光ファイバのコア間隔は、 ΔXout =ΔX−2Xg …(8) となる。また、レンズL1から反射鏡R1までの光路長
l1iと反射鏡R1と波面分割反射鏡R2間の光路長l2i
(i=1,2,3)との間には、分波された光波が出力
用光ファイバに効率良く結合するための条件である次式
をほぼ満たす必要がある。
【0031】 2l1i+l2i=2f …(9) 図6は、上記(5) 〜(7) 式より求められる図1の光合分
波器の波長−損失特性と波面分割反射鏡R2の構造との
関係を示す図である。波長−損失特性は、波面分割反射
鏡R2のZ軸方向への投影面形状とビームスポット位置
により説明することができる。
波器の波長−損失特性と波面分割反射鏡R2の構造との
関係を示す図である。波長−損失特性は、波面分割反射
鏡R2のZ軸方向への投影面形状とビームスポット位置
により説明することができる。
【0032】例えば、反射領域Xm内アの位置にビーム
スポットの中心がある場合には、入射光がすべて出力用
光ファイバ群13の光ファイバF2に結合するので、0
dB帯域に相当する。さらに、波長の変化に従いビームス
ポットの中心位置がイの点まで移動してもやはり、入射
光がすべて出力用の光ファイバF2に結合するため、0
dB帯域に相当する。しかし、イの点を過ぎると、ビーム
スポットは阻止領域Xg内に移動し、入力光は光ファイ
バF2に完全には結合しなくなり、逆に光ファイバF3
に結合し始める。そして、ウの点まで来たときに、光フ
ァイバF2と光ファイバF3に対して同じ結合効率とな
る。さらに、ビーム位置が移動すると、光ファイバF3
に完全に結合するようになり、その状態は点エまで続
く。点エを過ぎると、またビームスポットは阻止領域X
g内に移動し、光ファイバF3への結合は弱くなってい
き、光ファイバF4への結合が強まる。点オまで移動す
ると、光ファイバF4の0dB帯域内に入っていく。
スポットの中心がある場合には、入射光がすべて出力用
光ファイバ群13の光ファイバF2に結合するので、0
dB帯域に相当する。さらに、波長の変化に従いビームス
ポットの中心位置がイの点まで移動してもやはり、入射
光がすべて出力用の光ファイバF2に結合するため、0
dB帯域に相当する。しかし、イの点を過ぎると、ビーム
スポットは阻止領域Xg内に移動し、入力光は光ファイ
バF2に完全には結合しなくなり、逆に光ファイバF3
に結合し始める。そして、ウの点まで来たときに、光フ
ァイバF2と光ファイバF3に対して同じ結合効率とな
る。さらに、ビーム位置が移動すると、光ファイバF3
に完全に結合するようになり、その状態は点エまで続
く。点エを過ぎると、またビームスポットは阻止領域X
g内に移動し、光ファイバF3への結合は弱くなってい
き、光ファイバF4への結合が強まる。点オまで移動す
ると、光ファイバF4の0dB帯域内に入っていく。
【0033】以上のような特性が、繰り返し現われる。
この分波器のチャネル数iは、波面分割反射鏡R2の反
射面が、レンズの開口からはみだすことによって制限さ
れ、次式で与えられる。 i≦[{Xh−(Xs+Xm)}/{δ+(Xm+Xg)}]+1 …(10) 図7は、図1の光合分波器の波長−損失特性の具体例を
示す図である。図7においては、格子間隔1.67μm、ブ
レーズ波長1.55μm、レンズ焦点距離f=25.4mm、ファ
イバモードフィールド径10μm、波面分割反射鏡の反
射面の長さXm=117.5 μm、阻止領域の長さXg=6
9.2μm、レンズ開口の半径Xh=22.9mm、出力用光フ
ァイバのコア間隔ΔXout =40μm、導波路の実効屈
折率n=1.45である。
この分波器のチャネル数iは、波面分割反射鏡R2の反
射面が、レンズの開口からはみだすことによって制限さ
れ、次式で与えられる。 i≦[{Xh−(Xs+Xm)}/{δ+(Xm+Xg)}]+1 …(10) 図7は、図1の光合分波器の波長−損失特性の具体例を
示す図である。図7においては、格子間隔1.67μm、ブ
レーズ波長1.55μm、レンズ焦点距離f=25.4mm、ファ
イバモードフィールド径10μm、波面分割反射鏡の反
射面の長さXm=117.5 μm、阻止領域の長さXg=6
9.2μm、レンズ開口の半径Xh=22.9mm、出力用光フ
ァイバのコア間隔ΔXout =40μm、導波路の実効屈
折率n=1.45である。
【0034】これらのパラメータで構成された光合分波
器の主要特性は、チャネル数45ch、チャネル間隔Δ
λc =15.3nm、通過帯域幅Δλp =8.01nm、阻止帯域幅
Δλg =7.33nm、チャネル間クロストークの最悪値=-2
1.5dB である。
器の主要特性は、チャネル数45ch、チャネル間隔Δ
λc =15.3nm、通過帯域幅Δλp =8.01nm、阻止帯域幅
Δλg =7.33nm、チャネル間クロストークの最悪値=-2
1.5dB である。
【0035】図7より明らかなように、図1の構成によ
る光合分波器は、従来の光合分波器と比較して、単一モ
ード光ファイバを使用しながら、入射光波の波長間隔に
対して、通過帯域幅を広く、かつ、通過域特性を平坦に
できるという利点がある。また、2次元平面上に構成で
きるため、導波路化が可能であるという特徴がある。
る光合分波器は、従来の光合分波器と比較して、単一モ
ード光ファイバを使用しながら、入射光波の波長間隔に
対して、通過帯域幅を広く、かつ、通過域特性を平坦に
できるという利点がある。また、2次元平面上に構成で
きるため、導波路化が可能であるという特徴がある。
【0036】以上に説明したような光合分波器は、バル
ク形デバイスでも構成できるが、安定性や精度を考慮す
ると導波路形で構成することが望ましい。また、レンズ
は所要の特性を満たすならば、モードインデックスレン
ズ、ルネブルクレンズ、ジオデシックレンズ、フレネル
レンズ、グレーティングレンズ等のうちのいずれを用い
ても良い。
ク形デバイスでも構成できるが、安定性や精度を考慮す
ると導波路形で構成することが望ましい。また、レンズ
は所要の特性を満たすならば、モードインデックスレン
ズ、ルネブルクレンズ、ジオデシックレンズ、フレネル
レンズ、グレーティングレンズ等のうちのいずれを用い
ても良い。
【0037】また、光弾性定数の大きな導波路基板材料
を使用することにより、レンズと回折格子との間にRF
用のトランスデューサを設けることにより、音響光学効
果を用いた可同調分波器も構成することが可能となる。
を使用することにより、レンズと回折格子との間にRF
用のトランスデューサを設けることにより、音響光学効
果を用いた可同調分波器も構成することが可能となる。
【0038】
【実施例】図8は、本発明に係る光合分波器の一実施例
を示す構成図である。本実施例が前提例と異なる点は、
回折格子として互いに逆分散特性をもつ導波路形回折格
子を2個用いることなく、一つの回折格子G1を用い、
これに対応して設けた一つのレンズL1で構成したこと
にある。この場合、分散の影響を解消するため、反射鏡
R1を波面反転手段として用い、回折格子G1による回
折光の波面を反転、具体的には位相の進んでいる部分と
遅れている部分とを逆転させて波面分割反射鏡R2を通
じて回折格子G1に分割光波を入射させるように構成さ
れている。
を示す構成図である。本実施例が前提例と異なる点は、
回折格子として互いに逆分散特性をもつ導波路形回折格
子を2個用いることなく、一つの回折格子G1を用い、
これに対応して設けた一つのレンズL1で構成したこと
にある。この場合、分散の影響を解消するため、反射鏡
R1を波面反転手段として用い、回折格子G1による回
折光の波面を反転、具体的には位相の進んでいる部分と
遅れている部分とを逆転させて波面分割反射鏡R2を通
じて回折格子G1に分割光波を入射させるように構成さ
れている。
【0039】本実施例の動作自体は、前述した前提例と
同様であるので、ここでは省略する。本実施例によれ
ば、2枚のレンズと逆分散特性をもつ回折格子の組み合
わせによる前提例の場合に比べ、レンズ1枚、回折格子
1個と部品点数を少なくできるという利点がある。
同様であるので、ここでは省略する。本実施例によれ
ば、2枚のレンズと逆分散特性をもつ回折格子の組み合
わせによる前提例の場合に比べ、レンズ1枚、回折格子
1個と部品点数を少なくできるという利点がある。
【0040】また、入力用光ファイバ12と出力用光フ
ァイバ群13の位置関係を逆転させた構成でも実現可能
であることはいうまでもない。
ァイバ群13の位置関係を逆転させた構成でも実現可能
であることはいうまでもない。
【0041】
【変形例1】図9は、本発明の光合分波器の第1の変形
例を示す構成図である。本例が前提と異なる点は、回折
格子として反射形の代わりに透過形のものを用い、か
つ、回折格子G1の回折光をレンズにより集光すること
をせずに、直接波面分割反射鏡R2に入射させ、さらに
回折格子G2の回折光を分割光波毎に対応して設けたレ
ンズL1,L2により集光し出力用の光ファイバF2,
F3に導波させるように構成したことにある。
例を示す構成図である。本例が前提と異なる点は、回折
格子として反射形の代わりに透過形のものを用い、か
つ、回折格子G1の回折光をレンズにより集光すること
をせずに、直接波面分割反射鏡R2に入射させ、さらに
回折格子G2の回折光を分割光波毎に対応して設けたレ
ンズL1,L2により集光し出力用の光ファイバF2,
F3に導波させるように構成したことにある。
【0042】本例によれば、波面分割反射鏡R2の直前
にレンズを挿入しなくてすむので、実施例と同様に、前
提例の場合に比べて部品点数を減らせる利点がある。な
お、本例では、透過形回折格子を使用しているが反射形
回折格子でも構成できることは言うまでもない。
にレンズを挿入しなくてすむので、実施例と同様に、前
提例の場合に比べて部品点数を減らせる利点がある。な
お、本例では、透過形回折格子を使用しているが反射形
回折格子でも構成できることは言うまでもない。
【0043】
【変形例2】図10は、本発明の光合分波器の第2の変
形例を示す構成図である。本例では、回折格子として導
波路アレイ形で互いに逆分散特性をもつものを2個用い
ている。なお、回折格子G1,G2と波面分割反射鏡R
2との間にはレンズL4を配置している。
形例を示す構成図である。本例では、回折格子として導
波路アレイ形で互いに逆分散特性をもつものを2個用い
ている。なお、回折格子G1,G2と波面分割反射鏡R
2との間にはレンズL4を配置している。
【0044】本例によれば、導波路アレイ形の回折格子
を用いたので、簡易な構成で低損失に光波を回折させる
ことが可能である。
を用いたので、簡易な構成で低損失に光波を回折させる
ことが可能である。
【0045】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通過帯域を広く、かつ、平坦に設定できる。従って、本
発明の光合分波器を光波長分割多重通信に利用すること
で、光波長帯域を有効に利用できる。
通過帯域を広く、かつ、平坦に設定できる。従って、本
発明の光合分波器を光波長分割多重通信に利用すること
で、光波長帯域を有効に利用できる。
【図1】本発明の光合分波器の前提例を示す構成図
【図2】従来の光合分波器の構成図
【図3】従来構成の分波器の動作原理説明図
【図4】従来の光合分波器の波長損失特性例を示す図
【図5】図1の反射鏡の拡大構造図
【図6】図1の波面分割反射鏡の構造と波長損失特性を
示す図
示す図
【図7】図1の光合分波器の波長損失特性の具体例を示
す図
す図
【図8】本発明の光合分波器の一実施例を示す構成図
【図9】本発明の光合分波器の第1の変形例を示す構成
図
図
【図10】本発明の光合分波器の第2の変形例を示す構
成図
成図
λi(i=1,2,3…)…ある帯域幅を有する光波群
の中心波長、11…導波路基板、12…入力用単一モー
ド光ファイバ(F1)、13…出力用単一モード光ファ
イバ群(F2,F3,F4)、L1,L2,L3,L4
…レンズ、G1,G2…回折格子、R1…反射鏡、R2
…波面分割反射鏡。
の中心波長、11…導波路基板、12…入力用単一モー
ド光ファイバ(F1)、13…出力用単一モード光ファ
イバ群(F2,F3,F4)、L1,L2,L3,L4
…レンズ、G1,G2…回折格子、R1…反射鏡、R2
…波面分割反射鏡。
Claims (1)
- 【請求項1】 周波数多重された光波群を導く入力用光
ファイバと、 前記周波数多重された光波群を回折させるための一つの
回折格子と、 前記回折格子により回折された光波群の波面を所定の帯
域毎に分割して回折格子にそれぞれ異なる入射角度で再
入射させる波面分割素子と、 前記回折格子により回折された光波群の波面を反転させ
て前記波面分割素子に入射させる波面反転手段と、 回折格子により回折された複数の分割光波をそれぞれ取
り出すための複数の出力用光ファイバとを備えたことを
特徴とする光合分波器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3245850A JP2634979B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 光合分波器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3245850A JP2634979B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 光合分波器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0580274A JPH0580274A (ja) | 1993-04-02 |
JP2634979B2 true JP2634979B2 (ja) | 1997-07-30 |
Family
ID=17139772
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3245850A Expired - Fee Related JP2634979B2 (ja) | 1991-09-25 | 1991-09-25 | 光合分波器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2634979B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010250086A (ja) * | 2009-04-16 | 2010-11-04 | Alps Electric Co Ltd | 光通信モジュール |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0810285B2 (ja) * | 1985-03-29 | 1996-01-31 | 富士通株式会社 | 光波長合分波器 |
-
1991
- 1991-09-25 JP JP3245850A patent/JP2634979B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0580274A (ja) | 1993-04-02 |
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Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
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