JP2634457B2 - 静音型電磁石 - Google Patents

静音型電磁石

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JP2634457B2
JP2634457B2 JP1044433A JP4443389A JP2634457B2 JP 2634457 B2 JP2634457 B2 JP 2634457B2 JP 1044433 A JP1044433 A JP 1044433A JP 4443389 A JP4443389 A JP 4443389A JP 2634457 B2 JP2634457 B2 JP 2634457B2
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博昭 浜口
洋一 横山
秀也 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、鉄心と可動鉄片との衝突音を低減した静音
型電磁石に関するものである。
[従来の技術] 従来、鉄心と可動鉄片との衝突音を低減したこの種の
静音型電磁石は、励磁コイルが巻装された鉄心に可動鉄
片を吸着自在にし、鉄心と可動鉄片の衝突部に緩衝部材
を配したものがあり、緩衝部材として非磁性体よりなる
プラスチックフィルム、ゴムあるいは油のような粘性流
体などを用いていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述の従来例にあっては、磁路内に非
磁性体が介在することになるので、衝突音を低減するた
めに磁気効率が悪くなってしまうという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みて為されたものであり、その
目的とするところは、磁気効率を悪くすることなく衝突
音を低減することができる静音型電磁石を提供すること
にある。
[課題を解決するための手段] 請求項1の発明は、励磁コイルが巻装された積層型の
鉄心の一端に可動鉄片を吸着自在にし、鉄心と可動鉄片
の衝突部に磁性流体を用いて形成される緩衝部材を配し
て成り、鉄心の要所に磁性流体を含浸した含浸部材を設
け、鉄心の一端にしみ出した磁性流体を上記緩衝部材と
したものである。
請求項2の発明は、励磁コイルが巻装された鉄心の一
端に可動鉄片を吸着自在にし、鉄心と可動鉄片の衝突部
に磁性流体を用いて形成される緩衝部材を配して成り、
レシジュアルプレートに磁性流体を含浸させて緩衝部材
としたものである。
請求項3の発明は、励磁コイルが巻装された鉄心の一
端に可動鉄片を吸着自在にし、鉄心と可動鉄片の衝突部
に磁性流体を用いて形成される緩衝部材を配して成り、
鉄心あるいは可動鉄片の衝突面に凹部を設け、上記凹部
に磁性流体を含浸した含浸部材を配置して上記緩衝部材
としたものである。
[作 用] 請求項1の発明は上述のように構成されており、鉄心
の要所に磁性流体を含浸した含浸部材を設け、鉄心の一
端にしみ出した磁性流体を緩衝部材としたので、磁気効
率を悪くすることなく衝突音を低減することができる。
請求項2の発明は上述のように構成されており、レシ
ジュアルプレートに磁性流体を含浸させて緩衝部材とし
たので、磁気効率を悪くすることなく衝突音を低減する
ことができる。
請求項3の発明は上述のように構成されており、鉄心
あるいは可動鉄片の衝突面に凹部を設け、上記凹部に磁
性流体を含浸した含浸部材を配置して緩衝部材としたの
で、磁気効率を悪くすることなく衝突音を低減すること
ができる。
[実施例] 第1図および第2図は本発明の一実施例を示すもの
で、励磁コイル2が巻装された積層型の固定鉄心1の一
端に可動鉄心(鉄片)3を吸着自在にし、固定鉄心1と
可動鉄心3の衝突部に磁性流体11を用いて形成される緩
衝部材4を配して成り、ケイ素鋼板(あるいは電磁鉄
板)を積層したE字状の固定鉄心1の脚片の端面近傍に
凹所13を設け、この凹所13に磁性流体11を布、綿、スポ
ンジ等に含浸させた含浸部材14を配置し、E字状の可動
鉄心3が衝突する固定鉄心1の脚片端面に、磁性流体11
がケイ素鋼板間の毛細管現象によってしみ出すようにし
て緩衝部材4としたものである。
いま、励磁コイル2に通電されて固定鉄心1が励磁さ
れ、可動鉄心3が固定鉄心1に吸着される際、磁性流体
11の粘性によって衝撃が吸収され、動作時の衝撃音の低
減が図れる。この際、磁性流体11によって磁路が確保さ
れるので、油のような非磁性粘性流体の緩衝部材を用い
た従来例のように磁気効率が低下することはない。
第3図および第4図はさらに他の実施例を示すもの
で、L字状のヨーク7aの上端に可動鉄片(図示せず)の
一端をヒンジ結合し、可動鉄片の他端を励磁コイル2が
巻装された積層型の鉄心1の一端に吸着自在にしたヒン
ジ型の電磁石において、磁性流体11を含浸したシート状
の含浸部材14aを、鉄心1の一端に形成されたフランジ
部1aとコイル枠2aとの間に配置し、積層型の鉄心1のケ
イ素鋼板間の毛細管現象によって磁性流体11を鉄心1の
端面にしみ出させることにより緩衝部材4としたもので
あり、前記実施例と同様の効果を奏する。
第5図乃至第9図はさらに他の実施例を示すもので、
バランスアーマチュア型の電磁石において、励磁コイル
2が巻装されたコ字状の鉄心1と、H字状の永久磁石5
を具備したアーマチュア18の可動鉄片3との間に配設さ
れるレシジュアルプレート16に複数の孔17を穿設して磁
性流体11を含浸保持させて緩衝部材4としたものであ
る。
本実施例では、鉄心1の衝突部に磁性流体11を含浸し
たレシジュアルプレート16を配設しており、可動鉄片3
が鉄心1に衝突する前は、第7図(a)に示すように、
磁性流体11がレシジュアルプレート16の両側に存在して
いる。この状態で可動鉄片3が鉄心1に吸着される際、
磁性流体11を押し退けるようにして第7図(b)に示す
ように吸着され、磁性流体11の粘性によって衝撃が吸収
され衝撃音が低減される。このとき、磁性流体11は、第
9図に示すようにレシジュアルプレート16の周りおよび
孔17内に存在しているので、磁路が確保されることにな
り、磁気効率を悪くすることがない。
第10図および第11図はさらに他の実施例を示すもの
で、布(ガラス繊維布、アセテート繊維布、不織布)、
紙などでレシジュアルプレート16′を形成して磁性流体
11を含浸させて緩衝部材4としたものである。
第12図および第13図はさらに他の実施例を示すもの
で、ムービングループ型の電磁石の鉄心1の衝突部に磁
性流体11を含浸したレシジュアルプレート16を配設した
ものである。
第14図および第15図はさらに他の実施例を示すもの
で、4ギャップソレノイドの電磁石において、接極子
(可動鉄片)3″の衝突面に磁性流体11を含浸したレシ
ジュアルプレート16を取着したものであり、21はマグネ
ットヨーク、2は永久磁石、23はプランジャ、24は主ヨ
ークである。
第16図はさらに他の実施例を示すもので、ヒンジ型の
電磁石において、L字状の可動鉄片3が衝突する鉄心1
の衝突部に磁性流体11を含浸したレシジュアルプレート
16を配設したものである。
第17図乃至第21図はさらに他の実施例を示すもので、
バランスアーマチュア型の電磁石において、鉄心1の可
動鉄片3衝突面に凹部25を設け、上記凹部25に磁性流体
11を含浸した含浸部材14を配置して緩衝部材4としたも
のである。
いま、可動鉄片3が吸着されていない場合には、第20
図に示すように、含浸部材11に含浸されている磁性流体
11によって鉄心1の衝突面が覆われており、この状態で
可動鉄片3が鉄心1に吸着されると、第21図に示すよう
に、磁性流体11が衝突面から押し退けられることにな
り、磁性流体11の粘性によって衝撃が吸収されて衝撃音
の低減が図れる。また、磁性流体11が凹部25内に存在す
るので、鉄心1に凹部25を形成したことによる磁気効率
の低下を防止できる。なお、本実施例では鉄心1の衝突
面に凹部25を設けているが、可動鉄片3の衝突面に凹部
を設けて、磁性流体11を含浸した含浸部材を配しても良
い。また、本実施例の構成を前述したヒンジ型電磁石お
よび4ギャップ型ソレノイドの電磁石に適用しても良い
ことは言うまでもない。
[発明の効果] 請求項1の発明は上述のように構成されており、鉄心
の要所に磁性流体を含浸した含浸部材を設け、鉄心の一
端にしみ出した磁性流体を緩衝部材としたので、磁気効
率を悪くすることなく衝突音を低減することができると
いう効果がある。
請求項2の発明は上述のように構成されており、レシ
ジュアルプレートに磁性流体を含浸させて緩衝部材とし
たので、磁気効率を悪くすることなく衝突音を低減する
ことができるという効果がある。
請求項3の発明は上述のように構成されており、鉄心
あるいは可動鉄片の衝突面に凹部を設け、上記凹部に磁
性流体を含浸した含浸部材を配置して緩衝部材としたの
で、磁気効率を悪くすることなく衝突音を低減すること
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明一実施例の斜視図、第2図は同上の要部
斜視図、第3図は他の実施例の要部斜視図、第4図は同
上の要部断面図、第5図はさらに他の実施例の斜視図、
第6図は同上の要部分解斜視図、第7図(a)(b)は
同上の動作説明図、第8図は同上の要部拡大斜視図、第
9図は同上の要部断面図、第10図はさらに他の実施例の
要部斜視図、第11図は同上の要部断面図、第12図はさら
に他の実施例の斜視図、第13図は同上の要部分解斜視
図、第14図はさらに他の実施例の斜視図、第15図は同上
の要部斜視図、第16図はさらに他の実施例の斜視図、第
17図はさらに他の実施例の斜視図、第18図は同上の要部
斜視図、第19図は同上の要部斜視図、第20図は同上の要
部断面図、第21図は同上の動作説明図である。 1,1′は鉄心、2は励磁コイル、3,3′は可動鉄片、4は
緩衝部材、10,10′は箱体、11は磁性流体、13は凹所、1
4は含侵部材、16はレシジュアルプレート、17は孔、25
は凹部である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本庄 崇俊 北海道帯広市西二十五条北1丁目2番1 号 帯広松下電工株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−39805(JP,A) 実開 昭58−96948(JP,U) 実開 昭61−86905(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】励磁コイルが巻装された積層型の鉄心の一
    端に可動鉄片を吸着自在にし、鉄心と可動鉄片の衝突部
    に磁性流体を用いて形成される緩衝部材を配して成り、
    鉄心の要所に磁性流体を含浸した含浸部材を設け、鉄心
    の一端にしみ出した磁性流体を上記緩衝部材としたこと
    を特徴とする静音型電磁石。
  2. 【請求項2】励磁コイルが巻装された鉄心の一端に可動
    鉄片を吸着自在にし、鉄心と可動鉄片の衝突部に磁性流
    体を用いて形成される緩衝部材を配して成り、レシジュ
    アルプレートに磁性流体を含浸させて上記緩衝部材とし
    たことを特徴とする静音型電磁石。
  3. 【請求項3】励磁コイルが巻装された鉄心の一端に可動
    鉄片を吸着自在にし、鉄心と可動鉄片の衝突部に磁性流
    体を用いて形成される緩衝部材を配して成り、鉄心ある
    いは可動鉄片の衝突面に凹部を設け、上記凹部に磁性流
    体を含浸した含浸部材を配置して上記緩衝部材としたこ
    とを特徴とする静音型電磁石。
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JPS6039805A (ja) * 1983-08-15 1985-03-01 Takahashi Shojiro 無音交流ソレノイド
JPS6186905U (ja) * 1984-11-14 1986-06-07

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