JP2634347B2 - グラデーションカーブセットアップ方法 - Google Patents

グラデーションカーブセットアップ方法

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JP2634347B2 JP3341984A JP34198491A JP2634347B2 JP 2634347 B2 JP2634347 B2 JP 2634347B2 JP 3341984 A JP3341984 A JP 3341984A JP 34198491 A JP34198491 A JP 34198491A JP 2634347 B2 JP2634347 B2 JP 2634347B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、製版用カラースキャ
ナ等の画像処理の分野で使用される階調変換装置に対す
るグラデーションカーブセットアップ方法に関し、特
に、初期セットアップした初期グラデーションカーブを
クライアント等の要望にしたがって修正することによ
り、最終的なグラデーションカーブを求める場合に好適
なグラデーションカーブセットアップ方法に関する。
【0002】
【従来の技術】製版用カラースキャナなどの画像処理装
置において、原画から網点画像(複製画)を作成するた
めのグラデーションカーブをセットアップする装置とし
て、出願人が提案した特開昭61−20042号公報等
に開示される製版用カラースキャナが公知である。前記
公報に開示される製版用カラースキャナは、図12に示
すように、走査読取装置101、画像処理装置102、
走査記録装置103および情報処理装置104を備えて
いる。
【0003】前記走査読取装置101は、入力シリンダ
に装着した図示しない原画の画像データを読み取る。
【0004】画像処理装置102は、グラデーションカ
ーブをセットアップするルックアップテーブル、あるい
は画像データをB,G,R色成分によるデータからY,
M,C,K色成分によるデータに変換する色演算回路等
を備えている。この画像処理装置102は、前記走査読
取装置101によって読み取られた入力画像データを、
前記ルックアップテーブルあるいは色演算回路等におい
て処理することにより、出力画像データを形成する。
【0005】走査記録装置103は、前記画像処理装置
102が形成した出力画像データを網点信号に変換する
ドットジェネレータを備えており、前記網点信号に基づ
いて、出力シリンダの上に貼り付けられた図示しない感
光材に網点画像を露光記録する。
【0006】情報処理装置104は、前記走査読取装置
101が読み取った入力画像データに基づいて、前記画
像処理装置102のルックアップテーブルにセットアッ
プするグラデーションカーブを算出する。また、この情
報処理装置104は、キーボード等を操作することによ
り、前記グラデーションカーブを修正することもでき
る。
【0007】ところで、上記の製版用カラースキャナで
は、以下のようにして、前記画像処理装置102のルッ
クアップテーブルに初期グラデーションカーブをセット
アップする。
【0008】まず、プリスキャンを行い、これによって
前記走査読取装置101が読み取った原画の入力画像デ
ータに基づいて、画素ごとの濃度値とこの濃度値を与え
る画素数との関係を求める。
【0009】次いで、前記画像データに基づいて、濃度
の階級値に対応する画素の出現頻度を表した濃度ヒスト
グラムを求める。
【0010】次に、前記濃度ヒストグラムにおける画素
の出現頻度を階級値の低い順に順次累積することによ
り、図13に示すような累積濃度ヒストグラムを求め
る。なお、この図13においては前記出現頻度の累積値
を相対度数で表している。また、図13において、DM
は濃度値、RNは累積相対度数である。
【0011】次に、最適のハイライト濃度DH ,シャド
ウ濃度DS を求めるための累積相対度数RNH,RNS を
決める。これらの累積相対度数RNH,RNS は、たとえ
ばあらかじめ用意された多数のサンプル原画から経験的
に得られるもので、通常、累積相対度数RNH の値は1
%程度、累積相対度数RNS の値は98%程度である。
【0012】そして、前記累積相対度数RNH,RNS を
図13の累積濃度ヒストグラムに適用することにより、
前記累積相対度数RNH,RNS に対応する濃度の階級値
を求め、これらの階級値をハイライト濃度DH およびシ
ャドウ濃度DS とする。ハイライト濃度DH およびシャ
ドウ濃度DS にそれぞれ対応する出力網%値を設定し
て、ハイライト点HL,シャドウ点SDを決める(図1
4参照)
【0013】次に、前記ハイライト点HL,シャドウ点
SDを通過する初期グラデーションカーブを算出する。
初期グラデーションカーブは、原画に応じてあらかじめ
選択した標準的な特性を持つグラデーションカーブであ
ってもよいが、たとえば本願出願人が特開昭63−42
575号公報において提案するようにして得たグラデー
ションカーブであってもよい。この特開昭63−425
75号公報では、原画をプリスキャンすることにより得
た前記濃度ヒストグラムに基づいて第2のグラデーショ
ンカーブを求め、この第2のグラデーションカーブをあ
らかじめ準備された標準的な第1のグラデーションカー
ブと合成することにより、初期グラデーションカーブと
なる第3のグラデーションカーブを求めるようにしてい
る。
【0014】次に、上記初期グラデーションカーブにし
たがって階調変換した画像データによる出力画像を、カ
ラーモニタ(不図示)に表示する。そして、オペレータ
が前記カラーモニタを見ながら情報処理装置104のキ
ーボード等を操作することにより、前記算出した初期グ
ラデーションカーブを必要に応じて調整する。
【0015】次に、上記のようにして設定した初期グラ
デーションカーブを前記画像処理装置102のルックア
ップテーブルにセットアップする。
【0016】そして、前記ルックアップテーブルに初期
グラデーションカーブをセットアップした後、前記走査
読取装置101により原画を本スキャンすることによ
り、セットアップした初期グラデーションカーブにした
がって階調変換された複製画を得るのである。
【0017】上記製版用カラースキャナ等においては、
初期グラデーションカーブを以上のようにしてセットア
ップするが、最終的に複製画の印刷を開始するにあたっ
ては、その前に上記初期グラデーションカーブを用いて
複製した複製画の校正刷りを作成し、この校正刷りをク
ライアントに見せてその是非を問うのが一般的である。
そして、クライアントの要望に応じて前記グラデーショ
ンカーブを修正した後、最終的な印刷工程に入る。
【0018】上述のように、一般に、初期グラデーショ
ンカーブは、クライアントからの指示にしたがって修正
する必要が生じる場合が多い。ところが、前記初期グラ
デーションカーブのセットアップは、既述のようにほぼ
自動的に行われるようになっているものの、一旦セット
アップされた初期グラデーションカーブをクライアント
からの指示通りに修正する作業については、従来、オペ
レータの経験にのみ頼って行っているのが実情である。
前述のクライアントからの指示には、ハイライト点やシ
ャドウ点の訂正に関するものや部分的な調子の変更に関
するもの等がある。このうち調子の変更に関する指示に
対応するためには、特に熟練したオペレータによる作業
が必要とされている。従来、上記のような調子変更の際
にオペレータが判断していた事項は一般に以下のA〜D
に示す4点である。
【0019】A.グラデーションカーブを修正する版の
選択、すなわち色成分Y,M,C,Kのうちのどの色成
分の版を修正するかの選択。
【0020】B.修正する濃度領域の判定、すなわちグ
ラデーションカーブのハイライト領域、中間領域および
シャドウ領域のうちのどの領域を修正するかの判定。
【0021】C.調子を出すか、減らすかの判定。
【0022】D.修正する度合、すなわち調子を出す方
向もしくは減らす方向にどの程度修正するかの判定。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記A
〜Dの判断のうち、特にAおよびBの事項の判断をカラ
ーモニタ等の画面を見ながら行うには相当の経験を必要
とする。したがって、上記A〜Dの判断を全てオペレー
タが行うようにしていると、クライアントの要望を満足
するグラデーションカーブを得るのに多くの時間を必要
としたり、あるいは熟練したオペレータを数多く確保し
なければならないという問題が生じる。
【0024】この発明は、上記のような事情に鑑みなさ
れたものであって、所望の複製画を得るために行う初期
グラデーションカーブの修正を、比較的簡単な作業で行
うことができるようにしたグラデーションカーブセット
アップ方法を提供することを目的としている。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する請求
項1のグラデーションカーブセットアップ方法は、画像
処理装置の階調変換部にグラデーションカーブをセット
アップする方法であって、原画の画像データに基づいて
初期グラデーションカーブをセットアップする工程と、
この初期グラデーションカーブを用いて複製画を作成す
る工程と、前記原画の画像に対し、複製画における修正
箇所を指定する工程と、前記修正箇所の画像データに基
づいて濃度ヒストグラムを求める工程と、前記濃度ヒス
トグラムに基づいて累積濃度ヒストグラムを求める工程
と、前記累積濃度ヒストグラムに基づいて、初期グラデ
ーションカーブを最終グラデーションカーブに補正する
ための補正特性を求める工程とを備えている。
【0026】請求項2のグラデーションカーブセットア
ップ方法は、請求項1において、前記初期グラデーショ
ンカーブを、前記階調変換部の第1のルックアップテー
ブルにセットアップするとともに、前記補正特性を、前
記第1のルックアップテーブルの後段の第2のルックア
ップテーブルにセットアップする工程をさらに含むもの
である。
【0027】請求項3のグラデーションカーブセットア
ップ方法は、請求項1において、前記初期グラデーショ
ンカーブと前記補正特性を合成して最終グラデーション
カーブを求める工程をさらに含むものである。
【0028】
【作用】請求項1のグラデーションカーブセットアップ
方法によると、修正箇所の画像データに基づいて得た累
積濃度ヒストグラムは、前記修正箇所において出現頻度
の高い領域で累積濃度の変化の勾配が大きなヒストグラ
ムとなる。すなわち、この累積濃度ヒストグラムに基づ
いて求めた補正特性により前記初期グラデーションカー
ブを補正することにより、前記初期グラデーションカー
ブの領域中、前記勾配が大きな領域に対応する領域の階
調を増減させ、前記修正箇所の調子を出したり、調子を
なくしたりすることができる。
【0029】請求項2のグラデーションカーブセットア
ップ方法によると、初期グラデーションカーブにより階
調変換された画像データを前記補正特性で補正すること
により、出力画像データが得られる。
【0030】請求項3のグラデーションカーブセットア
ップ方法によると、最終グラデーションカーブにより入
力画像データから直接出力画像データを得ることができ
る。
【0031】
【実施例】図1は、この発明の一実施例を適用する製版
用カラースキャナの概略ブロック図である。
【0032】この製版用カラースキャナは、入力シリン
ダ1に貼り付けたカラーフィルム等のカラー原稿Fの画
像データに基づいて、出力シリンダ6に貼り付けた感光
材Eに色成分別の網点画像を形成するものである。この
製版用カラースキャナは、前記入力シリンダ1および出
力シリンダ6に加え、走査読取ヘッド2、画像処理部
3、ドットジェレータ4、走査記録ヘッド5、階調変換
画像の表示装置7および情報処理部8を備えている。
【0033】走査読取ヘッド2は、高速で回転する前記
入力シリンダ1に貼り付けたカラー原稿Fの画像を、前
記入力シリンダ1の軸方向に移動しながら画素ごとに読
み取る公知の走査読取ヘッドである。すなわち、走査読
取ヘッド2は、カラー原稿Fを走査し、色成分B,G,
Rごとのアナログ濃度信号を得る。このアナログ濃度信
号は画像処理部3に送出される。
【0034】画像処理部3は、図2に示すように、A/
D変換器31、色演算回路32、切換回路33、画素間
引回路34、第1のフレームメモリ35および階調変換
部36を備えている。
【0035】A/D変換器31は、前記走査読取ヘッド
2から送出されたアナログ濃度信号をデジタルの入力画
像データに変換する。
【0036】色演算回路32は、前記デジタル入力画像
データを、B,G,R色成分によるデータからY,M,
C,K色成分によるデータに変換する。この色演算回路
32が出力する画像データは切換回路33に与えられ
る。
【0037】切換回路33は、初期グラデーションカー
ブのセットアップのために行うプリスキャン時と、複製
画を作成するために行う本スキャン時とで、データの流
れを切り換える回路である。この切換回路33は、前記
プリスキャンを選択した場合には、前記色演算回路32
を間引回路34に接続し、本スキャンを選択した場合
は、前記色演算回路32を階調変換部36に接続する。
【0038】間引回路34は、前記切換回路33がプリ
スキャン側を選択している場合に、この切換回路33を
介して入力した画像データの一部を間引きし、第1のフ
レームメモリ35に与える。
【0039】第1のフレームメモリ35は、前記間引回
路34を介して与えられた入力画像データを記憶する。
この第1のフレームメモリ35に格納された入力画像デ
ータは、後述する階調変換部36の第1のルックアップ
テーブル36Aに送られるとともに、必要に応じて情報
処理部8に送られる。
【0040】階調変換部36は、第1のルックアップテ
ーブル36Aと第2のルックアップテーブル36Bを備
えている。
【0041】第1のルックアップテーブル36Aには、
前記間引回路34を介して入力した画像データを階調変
換するための初期グラデーションカーブがセットアップ
される。この第1のルックアップテーブル36Aにセッ
トアップされる初期グラデーションカーブは、前記走査
読取ヘッド2によって読み取られた画像データに基づ
き、前記情報処理部8において求められる。前記情報処
理部8は、既述の特開昭63−42575号公報あるい
は同じく本出願人による特開平2−157758号公報
等に開示される公知の方法で前記初期グラデーションカ
ーブを算出する。また、算出された初期グラデーション
カーブは、情報処理部8により調整することができる。
【0042】第2のルックアップテーブル36Bには、
前記第1のルックアップテーブル36Aにセットアップ
された初期グラデーションカーブを補正するための補正
特性がセットアップされている。この補正特性は、クラ
イアントの指示等に適応する複製画を得るためにセット
アップされるもので、初期グラデーションカーブにした
がって複製画を作成する校正刷りの段階では、入力値:
出力値は1:1となるようにセットアップされている。
校正刷りの段階でクライアントの指示等により初期グラ
デーションカーブを補正する場合に前記第2のルックア
ップテーブル36Bにセットアップする補正特性は、前
記情報処理部8において、図4を用いて説明する後述の
手順により導かれる。この第2のルックアップテーブル
36Bにより補正された出力画像データは、ドットジェ
ネレータ4に与えられる。
【0043】ドットジェレータ4は、前記画像処理部3
の出力すなわち第2のルックアップテーブル36Bの出
力であるY,M,C,K色成分による出力画像データを
網点信号に変換し、この網点信号を走査記録ヘッド5に
送出する。
【0044】走査記録ヘッド5は、前記網点信号に基づ
いて、前記出力シリンダ6の軸方向に移動しながら、高
速で回転する前記出力シリンダ6の上に貼り付けられた
感光材Eに網点画像を露光記録する。
【0045】階調変換画像の表示装置7は、第2のフレ
ームメモリ71、信号変換回路72、D/A変換器73
およびカラーモニタ74を備えている。第2のフレーム
メモリ71は、画像処理部3から送られてきた前記Y,
M,C,K色成分の出力画像データを記憶する。この第
2のフレームメモリ71に格納された前記出力画像デー
タを必要に応じて呼び出し、信号変換回路72において
B,G,R色成分に変換した後、D/A変換器73によ
りアナログ信号に変換することで、階調変換部36にお
いて複製画用に変換された画像をカラーモニタ74に表
示することができる。
【0046】情報処理部8は、CPU8A、このCPU
8Aに接続されたコンソール8Bおよびメモリ8Cを備
えている。コンソール8Bは、後述する修正箇所の指示
手段の一部たるキーボードのカーソルあるいはマウス等
を含むもので、前記カラーモニタ74上に表示された画
像上の座標を読み取ることができる。CPU8Aは、前
記コンソール8Bによって指示された2つの座標に基づ
いて、カラーモニタ74上に表示された画像中に矩形領
域を指定することができる。また、この情報処理部8
は、既述のように、前記初期グラデーションカーブおよ
び補正特性を算出する。
【0047】次に、図3に示すフローチャートに基づい
て、上記図1および図2に示す製版用カラースキャナを
用いて行う製版工程の概略を説明する。
【0048】まず、ステップS1で、色分解条件をセッ
トアップする。ここでは、色分解条件の一つとして、第
1のルックアップテーブル36Aに色成分Y,M,C,
Kごとに初期グラデーションカーブをセットアップす
る。この第1のルックアップテーブル36Aにセットア
ップする初期グラデーションカーブは、プリスキャンに
より得た画像データに基づいて算出する。既述のよう
に、この初期グラデーションカーブのセットアップ方法
は、本出願人による特開昭63−42575号公報や特
開平2−157758号公報等により公知であるのでこ
こではその説明は省略する。
【0049】次に、ステップS2で、ステップS1にお
いて第1のルックアップテーブル36Aにセットアップ
した初期グラデーションカーブを用いて階調変換を行
う。このようにして階調変換された画像データは、第2
のフレームメモリ71に記憶される。
【0050】ステップS3では、第2のフレームメモリ
71から画像データを読み出し、カラーモニタ74に表
示する。
【0051】ステップS4では、カラーモニタ74に表
示された出力画像を見て、初期グラデーションカーブを
調整する必要があるか否かを判定する。
【0052】ステップS4で初期グラデーションカーブ
を調整する必要があると判定した場合は、前記ステップ
S5に進む。ステップS5では、カラーモニタ74を見
ながら前記コンソール8Bあるいはスキャナ本体のセッ
トアップ部を操作することにより、第1のルックアップ
テーブル36Aにセットアップした初期グラデーション
カーブの調整を行う。このような調整を行った後はステ
ップS6に進む。
【0053】ステップS6では、調整後の初期グラデー
ションカーブにより階調変換した画像データによる画像
を前記カラーモニタ74に表示する。表示後はステップ
S4に戻る。
【0054】ステップS4で、カラーモニタ74の出力
画像を見た結果、初期グラデーションカーブの調整が完
了したと判定した場合はステップS7に進む。
【0055】ステップS7では、切換回路33を本スキ
ャン側に切り換えて本スキャンを行うことにより、Y,
M,C,K色成分ごとに、前記出力シリンダ6に貼り付
けた感光材Eに網点画像を露光記録する。これによっ
て、Y,M,C,K色成分ごとの印刷版が作成される。
この場合、図1の製版用カラースキャナでは、階調変換
部36において、第1のルックアップテーブル36Aの
出力画像データは第2のルックアップテーブル36Bを
通過する。しかし、第2のルックアップテーブル36B
に、入力値:出力値が1:1の特性をセットアップして
おくことにより、第1のルックアップテーブル36Aの
出力、すなわち初期グラデーションカーブにより階調変
換された画像データが、そのままこの階調変換部36の
出力画像データとして取り出される。
【0056】ステップS8では、作成した印刷版を用い
て校正刷りを行う。
【0057】ステップS9では、前記ステップS8で作
成した校正刷りをクライアントに見せ、クライアントか
ら修正の必要の有無について指示を受ける。このステッ
プS9において、クライアントから「修正無し」の指示
を受けた場合にはステップS12に進む。また、クライ
アントから「修正有り」の指示を受けた場合は、ステッ
プS10に進む。
【0058】ステップS10では、前記ステップS9に
おいて出されたクライアントの指示に適合する複製画を
得るべく、第2のルックアップテーブル36Bに補正特
性をセットアップする。この補正特性のセットアップ
は、図4に示すステップS61〜S68にしたがって行
う。このステップS10で補正特性をセットアップした
後、ステップS11に進む。
【0059】ステップS11では、ステップS7と同様
の本スキャンを行い、Y,M,C,K色成分ごとに、前
記出力シリンダ6に貼り付けた感光材Eに網点画像を露
光記録する。但し、このステップS11における本スキ
ャンでは、階調変換部36において、前記第1のルック
アップテーブル36Aの出力を第2のルックアップテー
ブル36Bにセットアップした補正特性により補正して
いる。すなわち、前記階調変換部36は、第1のルック
アップテーブル36Aにセットアップした初期グラデー
ションカーブと第2のルックアップテーブル36Bにセ
ットアップした補正特性とを合成してなる最終グラデー
ションカーブによって、色演算回路32の出力である入
力画像データを出力画像データに階調変換する。
【0060】前記ステップS11でY,M,C,Kごと
の印刷版を作成した後は、ステップS8に戻る。
【0061】ステップS9でクライアントから「修正な
し」の指示を受けた場合は、ステップS12に進む。
【0062】ステップS12では、ステップS9でクラ
イアントから「修正なし」の指示を受けた校正刷りに用
いた印刷版と同一の印刷版を、本刷り用の印刷版として
採用する。
【0063】上述の製版用カラースキャナを用いて行う
製版工程の概略は以上の通りである。
【0064】次に、前記第2のルックアップテーブル3
6Bにセットアップする補正特性を求める手順を説明す
る(図4)。
【0065】まず、ステップS61で、前記初期グラデ
ーションカーブにしたがって階調変換されたY,M,
C,K色成分による出力画像データを読み出す。そし
て、前記カラーモニタ74上に、図5に示すように、読
み出した出力画像データによる画像Aを表示する。図5
に示す画像Aは、中心に人物Bを描き、背景をほぼ均一
な暗い背景とした画像である。
【0066】次に、ステップS62で、前記コンソール
8Bを用いて、前記カラーモニタ74上に表示された画
像A中の階調修正箇所を指定する。この階調修正箇所
は、前記ステップS9においてなされたクライアントの
指示にしたがって決定される。
【0067】たとえば、クライアントにより、画像Aに
おいて人物Bの肌の部分の調子を出すように指示が出さ
れた場合には、図6(a)において破線で示すように、
人物Bの肌部のみを囲む階調修正箇所Aaを指定する。
【0068】また、画像Aにおいて、人物Bの頭部と背
景部分のコントラストを明確にするように指示が出され
た場合には、図6(b)において破線で示すように、人
物Bの頭部と背景との境目を囲む領域を階調修正箇所A
bとして指定する。
【0069】また、画像Aにおいて、人物B全体と背景
部分のコントラストを明確にするように指示が出された
場合には、図6(c)において破線で示すように、人物
B全体を囲み且つ背景部分の外周部をカットした領域を
階調修正箇所Acとして指定する。
【0070】ステップS63では、ステップS62にお
いて指定された階調修正箇所の濃度ヒストグラムを作成
する。この濃度ヒストグラムは、前記走査読取ヘッド2
を作動させてプリスキャンを行うことによって求めた前
記階調修正箇所の画像データに基づき、前記情報処理部
8において作成する。走査読取ヘッド2により読み取ら
れた画像データは、初期グラデーションカーブのセット
アップ時と同様にして、A/D変換器31、色演算回路
32、切換回路33および間引回路34を介して第1の
フレームメモリ35に与えられ、この第1のフレームメ
モリ35に記憶される。前記情報処理部8は、第1のフ
レームメモリ35に格納された色成分Y,M,Cの画像
データをメモリ8Cに取り込み、このメモリ8Cに取り
込んだ画像データに基づいて、CPU8Aにおいて所定
の演算を行うことにより濃度ヒストグラムを作成する。
【0071】前記濃度ヒストグラムを求めるための演算
は、たとえば、以下のようにして行う。
【0072】(1) まず、前記階調修正箇所を構成する画
素ごとの色成分Y,M,C別の濃度値DY ,DM ,DC
を求める。
【0073】(2) 次に、前記濃度値DY ,DM ,DC
を、各色成分Y,M,C別にかつ所定幅の階級ごとに累
積する。
【0074】上記(1) ,(2) に示す演算を行うことによ
り、たとえば図7に示すような、各色成分Y,M,Cご
との濃度ヒストグラムが作成される。この図7は、図6
(a)に示すように、人物Bの肌部分の調子を変更する
べく階調修正箇所Aaを指定した場合の濃度ヒストグラ
ムを例示している。この図7の濃度ヒストグラムでは、
色成分Cについてはハイライト領域HSで画素の出現頻
度が高くなっており、色成分M,Yについては中間領域
MSで画素の出現頻度が高くなっている。
【0075】なお、図7の濃度ヒストグラムは、濃度値
の階級幅を十分に小さくとることにより、曲線で近似し
て表されている。具体的には、図7の濃度ヒストグラム
は、色成分Y,M,C別の濃度値DY ,DM ,DC をそ
れぞれ8ビットの信号で表すことにより、全濃度域を
「28 −1=255」の階級に分け、各階級値の出現頻
度を求めることにより作成されている。
【0076】なお、この実施例では、色成分Kについて
の補正特性は求めないものとしており、したがってこの
ステップS63においても色成分Kの濃度ヒストグラム
は求めていない。これは、色成分Kの割合がきわめて小
さく、この色成分Kの補正特性をセットアップしなくて
も、複製画の仕上がりに大きな影響を与えないためであ
る。しかし、色成分Kについても、他の色成分Y,M,
Cと同様、このステップS63以降に示す手順で補正特
性を求めるようにしてもよい。
【0077】ステップS64では、上記ステップS63
で求めた色成分Y,M,C別の濃度ヒストグラムに基づ
いて、図8に示すような色成分Y,M,C別の累積濃度
ヒストグラムを作成する。この累積濃度ヒストグラム
は、前記濃度ヒストグラムの各階級の画素数を階級の低
い順に順次加算することによって作成する。図8では、
各階級における累積画素数を、前記階調修正箇所全体の
画素数に対応する値を255とする累積相対度数に換算
し、累積相対度数=「0」の点P0と累積総態度数=
「255」の点P1 を結ぶ直線Sが45度の勾配となる
ようにしている。
【0078】この図8の累積濃度ヒストグラムでは、前
記濃度ヒストグラムにおいて画素の出現頻度の高い領域
において直線Sよりも勾配が大きくなっており、結果と
して曲線となっている。図6(a)に示すように人の肌
部を階調修正箇所に指定した場合、色成分Cの累積濃度
ヒストグラムはハイライト領域HSで勾配が大きくな
り、色成分M,Yの累積濃度ヒストグラムは中間領域M
Sで勾配が大きくなっている。このように、階調修正箇
所の画像データのみで作成した累積濃度ヒストグラム
は、図7の濃度ヒストグラムにおいて画素の出現頻度の
高い領域で勾配が大きくなる特性曲線を形成している。
【0079】すなわち、濃度ヒストグラムにおいて、仮
に画素の出現頻度が高い領域がシャドウ領域SSであれ
ば、累積濃度ヒストグラムで勾配が前記直線Sよりも大
きくなる領域もシャドウ領域となる。また、濃度ヒスト
グラムにおいて、シャドウ領域SSとハイライト領域H
Sの画素の出現頻度が、中間領域MSの画素の出現頻度
よりも大きい場合には、累積濃度ヒストグラムのハイラ
イト領域とシャドウ領域の両方で勾配が前記直線Sより
も大きくなる。
【0080】ステップS65では、階調修正箇所の調子
を出すか抑えるかを選択し、図9に示すような基準特性
曲線を作成する。調子を出す場合は、図9(a)に示す
ように、図8に示す上記累積濃度ヒストグラムが形成す
る曲線をそのまま基準特性曲線とする。また、調子を抑
える場合は、図9(b)に示すように、上記累積濃度ヒ
ストグラムが形成する曲線を前記直線Sを対称線として
反転させた曲線を基準特性曲線とする。
【0081】ステップS66では、上記ステップS65
で求めた基準特性曲線と前記初期グラデーションカーブ
を1:1で変換する標準特性直線とに基づいて、前記基
準特性曲線に近似する複数の特性曲線を作成する。
【0082】図10に示す特性曲線C1 〜C4 は、図9
(a)に示す色成分Cの基準特性曲線と標準特性直線C
0 とに基づいて作成したものである。この図10に示す
特性曲線C1 〜C4 において、特性曲線C2 は、図9
(a)に示す基準特性曲線と一致している。残りの特性
曲線C1 ,C3 ,C4 は、たとえば、前記標準特性直線
C0 と直交する線上における、前記標準特性直線C0 と
各特性曲線C1 ,C3 ,C4 との距離が、前記線上にお
ける、標準特性直線C0 と基準特性曲線(特性曲線C2
)との距離に対して、標準特性直線C0 のいずれの位
置においても同一の比率となるように形成されている。
この場合、特性曲線C2 では、前記比率が「1」である
と見做すことができる。前記比率は、標準特性直線C0
と各特性曲線C1 〜C4 との距離の度合いが、前記標準
特性直線C0 と基準特性曲線との距離の度合よりも大き
いほど、前記階調修正箇所の調子を出す方向に作用す
る。
【0083】図10示す特性曲線C1 〜C4 は色成分C
に関する特性曲線であるが、このステップS66では、
色成分M,Yについても、これら色成分M,Yの基準特
性曲線に近似し且つ各比率が前記特性曲線C1 〜C4 に
対応する4つの特性曲線を作成する。図11は、前記図
9(a)に示す色成分M(Y)の基準特性曲線に近似さ
せて作成した、特性曲線M1 〜M4 (Y1 〜Y4 )であ
る。この図11において、M0 およびY0 は色成分M,
Yの標準特性直線である。
【0084】以上にようにして作成した特性曲線は、特
性曲線C1 ,M1 ,Y1 を第1特性グループ、特性曲線
C2 ,M2 ,Y2 を第2特性グループ、特性曲線C3 ,
M3,Y3 を第3特性グループ、また特性曲線C4 ,M4
,Y4 を第4特性グループとしてそれぞれメモリ8C
に記憶する。
【0085】ステップS67では、ステップS66で作
成した第1〜第4特性グループから適当な特性グループ
を選択する。この特性グループの選択は以下のようにし
て行う。
【0086】まず、前記ステップS63において前記メ
モリ8Cに格納した各色成分Y,M,C別の画像データ
を、前記メモリ8Cに記憶させた第1特性グループの特
性曲線C1 ,M1 ,Y1 を用いて補正する。
【0087】次に、この補正した画像データによる出力
画像を前記カラーモニタ74に表示する。
【0088】以降、残りの第2〜第4特性グループの特
性曲線を用い、各特性グループごとに、補正した画像デ
ータによる出力画像を前記カラーモニタ74に表示す
る。
【0089】そして、第1〜第4特性グループに対応す
る出力画像の中から最も好ましい出力画像を選択し、こ
の出力画像に対応する特性グループを選択する。
【0090】ステップS68では、ステップS67にお
いて選択した特性グループの各色成分別の特性曲線(た
とえば、特性曲線C3 ,M3 ,Y3 )を、初期グラデー
ションカーブの補正特性として、それぞれ対応する色成
分の第2のルックアップテーブル36Bにセットアップ
する。
【0091】以上のように、第2のルックアップテーブ
ル36Bにセットアップされる補正特性は、各色成分
Y,M,C別の累積濃度ヒストグラムの曲線もしくはそ
の近似曲線である。したがって、前記補正特性は、前記
階調修正箇所を構成する画素の出現頻度が高い領域で自
動的に勾配が大きくなる。すなわち、第2のルックアッ
プテーブル36Bにセットアップされる補正特性は、色
成分Y,M,Cごとに、前記初期グラデーションカーブ
のいずれの領域を調整するかを自動的に特定している。
【0092】以上のような補正特性により、第1のルッ
クアップテーブル36Aにセットアップされた前記初期
グラデーションカーブによる出力画像データを補正する
と、第2のルックアップテーブル36Bの出力として、
第1のルックアップテーブル36Aの出力画像データよ
りも、階調修正箇所の調子を出すことができる出力画像
データを得ることができる。すなわち、第1のルックア
ップテーブル36Aに初期グラデーションカーブをセッ
トアップし且つ第2のルックアップテーブル36Bに前
記ステップS61〜S68により求めた補正特性をセッ
トアップした前記階調変換部36を用いて、前記ステッ
プS12の本刷りのための本スキャンを行うことによ
り、初期セットアップ時よりも階調修正箇所の調子を出
した出力画像を得ることができる。
【0093】以上から明らかなように、上記ステップS
61〜68のルーチンにより、第2のルックアップテー
ブル36Bに補正特性をセットアップすると、オペレー
タは、階調修正領域を指示するだけで、グラデーション
カーブを調整する色成分Y,M,C別の版の選択結果と
グラデーションカーブにおいてその特性を動かす領域の
判定結果とを自動的に得ることができる。すなわち、オ
ペレータは、最も熟練度を要求される前記選択作業や判
定作業を行う必要がない。オペレータは、グラデーショ
ンカーブを動かす領域において調子を出すかもしくは減
らすかをクライアントの指示に基づいて決定する作業
と、調子を出す度合もしくは減らす度合をカラーモニタ
74を見ながら決定する作業とのみを行えばよい。
【0094】なお、上記実施例では、階調変換部36の
一次側に色演算回路32を設けているが、階調変換部の
2次側に色演算回路を設けるようにした製版用カラース
キャナにおいても、全く同様にして初期グラデーション
カーブを補正ための補正特性を求めることができる。こ
の場合、第1のルックアップテーブルにセットアップさ
れる初期グラデーションカーブは、色成分R,G,Bに
関する初期グラデーションカーブとなる。また、第2の
ルックアップテーブルにセットアップする補正特性も、
色成分R,G,B別の累積濃度ヒストグラムに基づいて
求める。
【0095】また、上記実施例では、ステップS63に
おいて、色成分Y,M,C別にかつ所定幅の階級ごとに
濃度値DY ,DM ,DC を累積することによって、色成
分Y,M,C別の濃度ヒストグラムを作成しているが、
濃度ヒストグラムは必ずしも実施例のようにして求める
濃度ヒストグラムでなくてもよい。
【0096】前記濃度ヒストグラムは、たとえば、画素
ごとの色成分Y,M,Cの平均濃度値を求め、前記所定
幅の階級をこの平均濃度値に関する階級とした色成分別
の濃度ヒストグラムであってもよい。この場合、濃度ヒ
ストグラムおよび累積濃度ヒストグラムの階級値は、全
ての色成分において共通の階級値となる。
【0097】また、前記濃度ヒストグラムは、色成分
Y,M,Cの平均濃度値とこの平均濃度値を与える画素
数との関係を示す、色成分Y,M,Cに共通の濃度ヒス
トグラムであってもよい。この場合、この濃度ヒストグ
ラムに基づいて得る累積濃度ヒストグラムも、平均濃度
値に関する色成分Y,M,Cの累積濃度ヒストグラムと
なる。したがって、この累積濃度ヒストグラムに基づい
て求める補正特性は、初期グラデーションカーブにおけ
る修正領域のみを特定している。
【0098】さらに、上記実施例では、初期グラデーシ
ョンカーブをセットアップする第1のルックアップテー
ブル36Aとこの第1のルックアップテーブル36Aの
出力を補正するための補正特性をセットアップする第2
のルックアップテーブル36Bとを有する階調変換部3
6において、画像データの階調を変換するようにしてい
る。しかし、階調変換部36には、グラデーションカー
ブをセットアップするためのルックアップテーブルを一
つだけ設けるようにしていてもよい。このルックアップ
テーブルには、初期セットアップによる初期グラデーシ
ョンカーブをセットアップするとともに、補正特性を算
出した後においては、前記初期グラデーションカーブに
代えて、この初期グラデーションカーブと前記補正特性
とを合成した最終グラデーションカーブをセットアップ
する。初期グラデーションカーブと補正特性の合成は、
情報処理部8で行うようにすればよい。
【0099】また、上記校正刷りの概念には、DDCP
(ダイレクト・デジタル・カラー・プルーファ)も含ま
れるものとする。
【0100】さらに、上記実施例ではカラーモニタ74
上で階調修正箇所を指定するようにしているが、ディジ
タイザ等の他の指定手段により、前記階調修正箇所を指
定するようにしてもよい。
【0101】
【発明の効果】請求項1〜3によると、初期グラデーシ
ョンカーブの補正をするにあたって、この初期グラデー
ションカーブにおける階調修正領域をオペレータが判定
する必要がないから、クライアント等の要望によるグラ
デーションカーブの修正を、熟練したオペレータの作業
を要することなく、比較的簡単に行うことができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明によるグラデーションカーブセットア
ップ方法を実施する製版用カラースキャナの概略構成図
である。
【図2】図1の製版用カラースキャナの画像処理部3の
概略を示す構成図である。
【図3】製版工程の概略を示すフローチャート図であ
る。
【図4】補正特性のセットアップ工程を示すフローチャ
ート図である。
【図5】出力画像データによる画像を示す図である。
【図6】階調修正箇所の指定例をを示す図である。
【図7】階調修正箇所の濃度ヒストグラムを示す図であ
る。
【図8】階調修正箇所の累積濃度ヒストグラムを示す図
である。
【図9】基準特性曲線を示す図である。
【図10】色成分Cに関する複数の特性曲線を示す図で
ある。
【図11】色成分MおよびYに関する複数の特性曲線を
示す図である。
【図12】従来の製版用カラースキャナの概略構成図で
ある。
【図13】初期グラデーションカーブを算出するための
累積濃度ヒストグラムである。
【図14】グラデーションカーブの説明図である。
【符号の説明】
36 階調変換部 36A 第1のルックアップテーブル 36B 第2のルックアップテーブル A 画像 Aa,Ab,Ac 階調修正箇所

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理装置の階調変換部にグラデーシ
    ョンカーブをセットアップする方法であって、 原画の画像データに基づいて初期グラデーションカーブ
    をセットアップする工程と、 この初期グラデーションカーブを用いて複製画を作成す
    る工程と、 前記原画の画像に対し、複製画における修正箇所を指定
    する工程と、 前記修正箇所の画像データに基づいて濃度ヒストグラム
    を求める工程と、 前記濃度ヒストグラムに基づいて累積濃度ヒストグラム
    を求める工程と、 前記累積濃度ヒストグラムに基づいて、初期グラデーシ
    ョンカーブを最終グラデーションカーブに補正するため
    の補正特性を求める工程と、 を備えることを特徴とするグラデーションカーブセット
    アップ方法。
  2. 【請求項2】 前記初期グラデーションカーブを、前記
    階調変換部の第1のルックアップテーブルにセットアッ
    プするとともに、 前記補正特性を、前記第1のルックアップテーブルの後
    段の第2のルックアップテーブルにセットアップする工
    程をさらに含むこと、 を特徴とする請求項1のグラデーションカーブセットア
    ップ方法。
  3. 【請求項3】 前記初期グラデーションカーブと前記補
    正特性を合成して最終グラデーションカーブを求める工
    程をさらに含むことを特徴とする請求項1のグラデーシ
    ョンカーブセットアップ方法。
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