JP2634071B2 - 杭設置工法 - Google Patents

杭設置工法

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JP2634071B2
JP2634071B2 JP63246610A JP24661088A JP2634071B2 JP 2634071 B2 JP2634071 B2 JP 2634071B2 JP 63246610 A JP63246610 A JP 63246610A JP 24661088 A JP24661088 A JP 24661088A JP 2634071 B2 JP2634071 B2 JP 2634071B2
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pile
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drainage
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  • Piles And Underground Anchors (AREA)
  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は杭設置工法に関する。
〔従来の技術〕
従来、構造物の構築現場において、構造物を支持する
ための支持杭の地中設置施工と、地盤液状化防止対策と
して地盤中で生じる過剰間隙水圧を地表側に逃がすため
の水抜路を形成する有孔鋼管の地中設置施工とは、互い
に異なる箇所で別々に行うのが一般的であったが、この
ような施工形態では、現場での施工の工程数が多く、
又、施工も極めて繁雑となり、更には、現場施工能率も
低いという問題があり、この問題を解決するものとし
て、例えば、実願昭49−135536号(実開昭51−62204
号)のマイクロフィルムに記載の杭設置技術が考えられ
た。
即ち、支持杭の周りに、一回り大きい直径の有孔鋼管
を同軸芯上に位置合わせして嵌合固着した杭を用意し、
この杭を地中設置することによって、支持杭と有孔鋼管
との間の空間が地中の水抜路となり、前記支持杭の地中
設置施工と有孔鋼管の地中設置施工とを一度の手間で実
施することができるというものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上述の如き従来の杭設置工法によれば、支持
杭と有孔鋼管との間に所定寸法(例えば、厚み寸法)の
水抜路を形成する関係上、有孔鋼管の直径は、対象とす
る支持杭の直径に対応した寸法に設定する必要がある。
従って、例えば、直径の異なる支持杭に設計変更される
場合や、設計土質状況と現場土質状況とに差があること
が分かって、水抜路の寸法を増加させる必要があるよう
な場合、有孔鋼管と支持杭とを嵌合固着して形成した杭
は、使用することができず、新たに造り直さなければな
らなくなる。
即ち、寸法設定に対する自由性が低く、材料が無駄に
なって、コストアップにつながり易いという問題点があ
る。
本発明の目的は、打設する杭の寸法設定に対する自由
性が高く、現場対応性の高い現場施工を実現しやすい杭
設置工法を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による杭設置工法の特徴構成は、予め、支持杭
と、地中からの水浸入路を有する水抜路形成部材とを用
意しておき、支持杭の地中設置以前に、前記水抜路形成
部材を、杭長手方向に沿う姿勢にして、前記支持杭に並
べて固着しておくところにあり、その作用・効果は次の
通りである。
〔作 用〕
つまり、地中からの水浸入路を有する水抜路形成部材
を、上述の如く、予め支持杭の長手方向に沿う姿勢にし
て、前記支持杭に並べて固着した状態で支持杭を地中設
置施工すれば、構造物を支持するための支持杭の地中設
置施工と、水抜路形成部材、すなわち、地盤中で生じる
過剰間隙水圧を地表側に逃すための水抜路を形成する部
材の地中設置施工とを、一工程で同時に完了できて、地
盤の液状化防止と十分な構造物支持とをより効率よく実
施できることに加えて、前記水抜路形成部材としては、
単一の寸法のものを用意しておき、支持杭に固着する水
抜路形成部材の本数を増減させることによって、水抜路
の寸法を簡単に且つスピーディーに増減調整することが
可能となる。
従って、例えば、直径の異なる支持杭に設計変更され
る場合や、設計土質状況と現場土質状況とに差があるこ
とが分かって、水抜路の寸法を増加させる必要があるよ
うな場合であっても、用意した支持杭に、余分に有孔鋼
管を固着する(又は、固着してある有孔鋼管の何本かを
取り外す)だけで目的とした容量の水抜路を確保するこ
とが可能となり、寸法設定に対する自由性が向上する。
〔発明の効果〕
以上要するに本発明工法によれば、支持杭に有孔鋼管
を外嵌固着させて形成した杭を地中設置施工していた従
来工法に比べ、水抜路形成に関する自由度・現場加工の
対応性が向上し、杭設置工事全体とした作業効率の向上
を図ることができると共に、鋼管材料や、有孔鋼管の穴
あけ作業の無駄を減少させてコストダウンを叶えること
が可能となる。
〔実施例〕
次に実施例を説明する。
第1図は、地中に設置した支持鋼管杭(1)により地
上構造物(2)を支持した構造物支持形態を示すが、支
持鋼管杭(1)には、第2図及び第3図に示すように、
ほぼ全長にわたってスリット状の水浸入路(3)を形成
した水抜路形成管状部材(4)の複数を、夫々、支持鋼
管杭(1)の長手方向に延設する状態で支持鋼管杭
(1)の外周面に溶接連結してあり、それら管状部材
(4)の夫々には、スリット状水浸入路(3)の開口巾
よりも大径の礫状物(5a)を充填してある。
つまり、上述の如き水抜路形成管状部材(4)を付設
した支持鋼管杭(1)を用いることにより、液状化の可
能性がある地層部分(X)で生じる過剰間隙水圧を、ス
リット状水浸入路(3)から、管状部材(4)により形
成される水抜路(礫状物充填路(5))を介して地表側
へ逃がし、それによって、地盤の液状化を防止するよう
にしてある。
水抜路形成管状部材(4)の夫々は、支持鋼管杭
(1)の地中設置以前において工場で予め支持鋼管杭
(1)に付設しておき、構造物構築予定現場では、支持
鋼管杭(1)を通常の手法で地中設置施工するだけで、
水抜路形成管状部材(4)の地中設置をも同時に完了で
きるようにする。
水抜路形成管状部材(4)の下端は蓋部材(6)によ
り閉塞してある。
水抜路形成管状部材(4)への礫状物(5a)の充填
は、支持鋼管杭(1)の地中設置施工以前に行っても良
く、又、以後に行っても良い。
支持鋼管杭(1)は十分な先端支持力を得るために、
液状化の可能性のある地層部分(X)よりも下の支持地
層(Y)にまで到達させる。
一方、地上構造物(2)の下の地表部分には、礫状物
充填路(5)から上がる水を地上に逃がすための砕石層
(7)を形成する。
〔別実施例〕
次に別実施例を説明する。
(イ)支持杭(1)は鋼安杭に限定されるものでは無
く、コンクリート杭等であっても良い。
(ロ)支持杭(1)は外側に予め付設しておく水抜路形
成部材(4)の具体的形状・構造は種々の改良が可能で
あり、例えば、第4図に示す如き矩形断面形状を有する
ものとしても良い。
(ハ)支持杭(1)の外周面に付設しておく水抜路形成
部材(4)の個数は第5図(イ),(ロ),(ハ)に示
す如く種々変更が可能である。
(ニ)水抜路形成部材(4)に形成しておく水浸入路
(3)の構造としては、孔、スリット状開口、網状体を
張設した開口等々、種々の構造を適用できる。
(ホ)水抜路形成部材(4)により形成される水抜路に
充填物(5a)を充填する場合、その充填物(5a)には種
々のものを適用できる。
尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする
為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構
造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の実施例を示し、第1図は
構造物支持形態を示す図、第2図は支持杭の一部省略側
面図、第3図は支持杭の平面図である。 第4図、第5図は本発明の別実施例を示し、夫々支持杭
の平面図である。 (1)……支持杭、(3)……水浸入路、(4)……水
抜路形成部材。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め、支持杭(1)と、地中からの水浸入
    路(3)を有する水抜路形成部材(4)とを用意してお
    き、支持杭(1)の地中設置以前に、前記水抜路形成部
    材(4)を、杭長手方向に沿う姿勢にして、前記支持杭
    (1)に並べて固着しておく杭設置工法。
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